『十海怪奇譚』第弐話 五月『成功を売る男の話』

第壱話『人喰いの獣の話』第惨話『水溜りに沈む手の話』

キャラシート

PC1 《ショット・ガンダースン》露野勲
キャラシート
(PL:ロケット商会)


PC2 九生篝火(シンドレッド・キティ)》壱条ゆゆ
キャラシート
(PL:アスハル)


PC3 《笑面虎》風見将吾
キャラシート
(PL:クオンタム)


PC4 《キツネツカレ》仁奈川 伊由
キャラシート
(PL:めかぶ)


メインログ雑談ログ

目次

■トレーラー


人という生き物は。
ずっと何かを探している。
探している何か、それをモノという。
物、物体。
者、人。
MONO、たった一つの。
人は手を伸ばす。
届かぬと解っていても。
暗い森の中を手探りで探すしかない。
暗い森の奥に。
求めるモノが眠っている。
私もまた、何かを探しているのだ。
        星見塔胡『十海怪奇譚』より


五月。
出会いの季節。
様々な人間がこの街にやってくる。
ある者は何かを探しに。
ある者は悪意を持って。
人々は幸福を願う。
いつの時代も。
ささやかな幸福を。
そしてそれは悪意ある者にとっては…。
格好の餌食に過ぎないのだ。

『十海怪奇譚』第弐話 五月『成功を売る男の話』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

OP1:露野勲

GM:では最初のOPは露野さんなので
GM:成長とかの報告をお願いします
GM:URLも貼ってね
露野勲:へい!
露野勲キャラシート
露野勲:露野勲、探偵です。
露野勲:前回の事件でついに手掛かりにつながるような人物と遭遇し、さらにテンションが高まっています。
露野勲:”ガールズトーク”めっちゃいいやつ
露野勲:おかげで固定ロイスにもしちゃいました。仲良くやっていきます。
露野勲:成長ポイントとしては、範囲攻撃! 《ギガンティックモード》!
露野勲:こいつでミドルから範囲攻撃を叩き込めるってものですよ……骨の銃のレベルも上げました。火力が3点だけ増えたけど、これは次回への布石……
GM:コワイ布石だ
露野勲:当然、死招きの爪を視野に入れた成長です。ここからガンガンパワーを増していきたい!
GM:火力がヤバくなる
露野勲:以上です!宜しくお願い致します!
GM:そんな露野さんのハンドアウトは

PC① 露野勲 ハンドアウト シナリオロイス:黒いカブト虫 推奨感情P:興味/N:嫌悪
「何故、その絵の事を探るんだ…やめてくれ」
君は絵を探している。
関わる人間が姿を消すと言われる曰く付きの絵、『繭玉の森』。
依頼人は限りなく怪しいがその絵を見つける事は君の目的にも合致している。
絵を最後に持っていたと言われる画商の元を訪れた君が見た物は恐怖に怯える男とその体から這い出る一匹の黒い異形のカブト虫だった。

露野勲:ぜったい怪しいゾ……
露野勲:絶対に探り出します!おす!
GM:では登場侵蝕をどうぞ
露野勲:1d10+33
DoubleCross:(1D10+33)→3[3]+33→36


GM:画廊『ペーパー・ムーン』はマリンロード商店街の表通りから入り組んだ路地を経た場所にある。
GM:煉瓦造りの壁面や欧風の瓦屋根はいかにもといった画廊の風情があるが良く見れば壁面は煉瓦風のタイルであったり屋根もそれらしい安物である。
GM:ショーウィンドウには幾つかの絵画が飾られているが、君にはその作者の名前に心当たりはないだろう。
GM:鉄製の門扉にはニヤリと笑う三日月のキャラクターが刻印されたネームプレートがあり『ArtGallery・PaperMoon』という屋号と『月本』という名が記されていた。
GM:表向きは作家からの委託を受けて販売する画廊となっているが店主の月本には盗品を扱うという裏の顔がある事を君は突き止めている。
GM:月本が星見塔胡の絵画を手に入れたという噂はそれなりの筋の情報だった。
露野勲:(……画商か。呪いの絵画、なんて触れ込みの絵にはいくつか出会ってきたが……)
露野勲:(ヒエロニムス・ボスもどきやら、ヤン・ファン・エイクの贋作にトリックを仕込んだものだとか、そんなもんばっかりだった)
露野勲:(お前はどうだ? 人を食う災いの絵。本物か、どうか……) (確かめる)
露野勲:「……」 無言でドアをノックします。
月本:「…空いてるよ」
露野勲:「失礼。……あんたが店長さんかい?」
GM:店の奥に男が座っている。
月本:「まあ、個人でやってる画廊なんでね」
GM:呑んでいたコーヒーカップを机の上に置き。
露野勲:「ええと……月本サン。ちょっと絵を探してるんだ。相談に乗ってもらえるかい?」
GM:君をジロジロと見定めるように見る。
月本:「バイヤーには見えないが」
月本:「てっきり売り込みの方かと思ったよ」
月本:「絵なら好きに見ていってくれ、その辺に飾ってあるだろう?」
露野勲:「ああ。そこのところ、誤解がないように言っておくか。商売人相手に、嘘を含めた駆け引きは勝ち目がないしな」
月本:「うん?」
露野勲:「人に頼まれてね。絵を探してる。俺は探偵なんだ……そういうこともやる」
月本:「なるほど、それで俺の店に来るって事は」
月本:「表に出ないようなモノをお探しか」
露野勲:「ああ。俺の仕事には法律だとか、倫理観だとか、そういうのを混ぜ込む余裕はない」
月本:「生憎と今は良い出物はないんだよ」
月本:「ああいうのはタイミングだからね」
月本:「そういうニュースも利かないだろう?」
月本:「どこぞの美術館で絵が紛失したとかそういう話は」
露野勲:「そうかい? でも、あんたが扱っていた絵の情報ってことならどうだ?」
露野勲:「俺はその情報を高く買える」
月本:「情報?生憎だが顧客の情報は」
月本:「絵か」
露野勲:「……星見塔湖の絵だ」
月本:「…!!」
月本:「待て、待ってくれ」
月本:「お前、その名前をどこで…」
露野勲:「特別な絵だ。……何を慌ててる?」
月本:「いや待て!待ってくれ!違うんだ!」
露野勲:「何かヤバい目にあったのか?」 期待するように、彼を見る。
GM:月本は誰かに弁解する様に周囲をキョロキョロと見回している
月本:「俺は何も言ってない!こいつが勝手に!」
月本:「待て!待っ…」
露野勲:「……なんだ?」 上着の内側に手を突っ込む。リボルバー。
露野勲:「おい、何を騒いでる。誰かいるのか? そこに!」
澱んだ声:『ヴヴ…ダメだ…ヴヴヴ…』
月本:「が…あ…?」
GM:月本の口から血が溢れ出る。
露野勲:「!」
月本:「ああ…嫌だ」
GM:そのまま椅子から滑り落ちるように倒れる。
露野勲:「なんだ……攻撃か!? おい、何をされた!?」 月本の体を支えようとする。
GM:月本の背中がモゾモゾと蠢き盛り上がり。
露野勲:「毒ガス……内臓……遠隔破壊……」 口元を覆いながら近づき、それに気づいて止まる。
露野勲:「ああ!?」
GM:服を突き破り中から拳ほどの大きさの蟲…蟲のようなものがモゾモゾと這い出てくる。
GM:黒光りする卵のような体、杭のような角。
露野勲:「なんだ、お前は!」 リボルバーを構える。
GM:見方によってはカブト虫と言えなくもないが。
GM:怪しく輝く瞳と無数に動く口が自然の声明でない事を示している。
黒いカブト虫?:『ヴヴ…カワイソウ…ダナ』
露野勲:「虫野郎……」
黒いカブト虫?:『オマエが…ヴヴ…来なければ…』
露野勲:「……言葉に反応して攻撃したのか? 俺が……あの名前を口にしたからか?」 警戒している。もう一度、その名前を出すことはない。
黒いカブト虫?:『死なずに…ヴヴ…済んだのに』
露野勲:「問題の焦点をずらすな、クソが。てめーが殺したんだろ」
黒いカブト虫?:『ヴヴ…』
黒いカブト虫?:『契約だからな』
GM:ではここで
GM:知覚で目標5の判定をしてください
露野勲:うおお! 知覚!
露野勲:3dx+1>=5
DoubleCross:(3DX10+1>=5)→8[4,7,8]+1→9→成功

露野勲:YES!
GM:では君は気付きます
GM:倒れた月本の腕が不自然に動き始めた事を。
露野勲:「……契約だと? それは、あの絵を探られちゃまずいってことが……、!」
月本:明らかに不自然に曲がった腕がポケットから携帯を取り出し操作している。
GM:トゥルルルル。ガチャ。
GM:どこかにかけた電話が即座に繋がる。
GM:「はい、こちらK都府警十海警察署110番です」
GM:「どうなさいましたか?事件ですか?事故ですか?」
露野勲:(……誰だ?) (電話?) (……マジかよ、自分で)
黒いカブト虫?:『ヴヴ…』
黒いカブト虫?:『タスケテェ!』
露野勲:「クソっ」
露野勲:リボルバーの発砲を、速やかに二度。カブトムシと月本の腕を狙う。
GM:グチャ。
GM:銃弾に貫かれ月本の腕と携帯は破壊される。
GM:黒いカブト虫も一撃で潰れる。
露野勲:「……なんだよ、畜生……!」
GM:黒色や原色の混ざった液体のような染みがカブト虫の残骸として残る。
露野勲:リボルバーは薬莢を吐かない。痕跡は最小限。
黒いカブト虫?:『ヴヴ…中々…良い判断だ』
GM:背後から声。
黒いカブト虫?:『腕も…良い』
露野勲:「うるせえぞ……! お前……」
黒いカブト虫?:君の斜め後ろの天井に更に数匹のカブト虫が群がっている。
露野勲:「どこにいる! 本体だ!」
露野勲:(発砲しちまったし、どうせ警察は来る。時間はそんなにないぞ……)
黒いカブト虫?:『逃げた…方がいいんじゃないか…ヴヴ』
黒いカブト虫?:『可哀想な月本』
黒いカブト虫?:『なあ?』
GM:そうカブト虫が言うと月本の顔が君の方を向く。
GM:生気はなく確実に死んでいる。
露野勲:「!」
月本:「何でだァ」
月本:「何故、その絵の事を探るんだ…やめてくれ」
黒いカブト虫?:『ヴヴ』その様子を見てカブト虫が嗤う。
露野勲:「クソが……! 逃げるだと? ぼくを……俺を、舐めるなよ……!」
露野勲:「逃げるんじゃない。これからお前を追う。追い詰めて……」 一度だけ発砲。狙いは月本の膝関節。
露野勲:「追い詰めて、ワケのわかんねえことは全部吐かせてやる!」 走り出す。店の外へ。
GM:カブト虫は追ってきません。
露野勲:(……ふざけてる。例の絵は、本物かもしれない。本物に近づいてる……)
露野勲:(俺はもう二度と、舐められたりしない。誰かが連れ去られるってときに、怯えて腰を抜かしてるだけのガキじゃない……)
露野勲:(ふざけたことをしたやつには、それを思い知らせる。あの自分には、もう二度と戻らない)
露野勲:(呪いの絵。あのカブト虫。殺された画商。キーワードは……)
露野勲:(星見塔湖)

GM:シーン終了
GM:ロイスの取得が可能です
露野勲:黒いカブト虫/興味/嫌悪〇 で!
露野勲:以上!
GM:はーい

OP2:壱条ゆゆ

GM:続いて壱条さんのOPです
GM:成長報告をどうぞー
壱条ゆゆ:はい!
壱条ゆゆキャラシート
壱条ゆゆ:壱条ゆゆ、160点です
壱条ゆゆ:成長内容は、まず無難に煉獄魔神のレベルを+2して火力強化し、古代種エフェクト《コンダクト》を習得。
壱条ゆゆ:シナリオ1回、他人をイニシアチブで動かせます。自分以外を最速にしていくぜ
壱条ゆゆ:そして、最重要なのがこれ! エンブレム《警察手帳》~!
GM:ヤッター警察
壱条ゆゆ:社会判定の達成値を+1 します。まあ……うん……。
壱条ゆゆ:警察エンブレムで唯一まともに使えると言うのもそう
GM:うん、でも見せればみんな信用してくれるよ
壱条ゆゆ:そんな感じです。よろしくお願いします
GM:そんな壱条さんのハンドアウトは

PC2 壱条ゆゆ ハンドアウト シナリオロイス:フィリップ・ムーンライト 推奨感情P:興味/N:不安
「この街で起きている異変の解決に協力しよう、そう言っている」
英国超常犯罪捜査局所属、捜査官フィリップ・ムーンライト。
捜査協力者として『特別犯罪対策室』に派遣されて来た男はFHの一員である事を明言する。
FHエージェントがこの街で活動する事を止める術はまだない。
フィリップ捜査官は君に対して情報の共有を提案してきた。

壱条ゆゆ:FH……!
GM:おじさん軍団その2だ
壱条ゆゆ:いきなりFHとの共同捜査という高難易度案件が
壱条ゆゆ:でも人員が増えるのは嬉しい。やったね。
壱条ゆゆ:しかし前回死体と一緒に始末されそうになったことは忘れないぞ。
壱条ゆゆ:警戒していきます。にゃおんにゃおん。
GM:では登場ダイスをお願いします
壱条ゆゆ:1d10+31
DoubleCross:(1D10+31)→2[2]+31→33

壱条ゆゆ:ウオーッ
GM:落ち着いている

GM:K都府警、十海警察署『特別犯罪対策室』。
GM:普段であればそれほど忙しい部署ではないこの場所も、ここ数日は人の出入りが多い。
GM:君が出動する機会がこの数日増えているのだ。
GM:強盗や詐欺という一般の犯罪ではあるが、どうも様子がおかしい。
GM:君が出動する事で管轄が所轄から『特殊犯罪対策室』へと移りそのままうやむやになる。
GM:逮捕された犯人の尋問なども誰が行っているのかわからなくなる。
壱条ゆゆ:た、縦割り
GM:その行方を追おうにも次の業務がやってくるのだ。
GM:書類の処理が一段落したのは昼を少し回った所だった。
向井玲子:「ご苦労だったな」
GM:君の上司である警察署長の向井が提出した書類に目を通している。
壱条ゆゆ:「…………署長」  疲労、というほどではない。
壱条ゆゆ:だが、自分の担当した事件が最後まで追えないということ自体がストレスだった。「これは、どういうことですか」
向井玲子:「どう、と言ってもな」
向井玲子:「それがこの部署の本来の仕事だからな、情報操作というやつだ」
向井玲子:「UGNほどスマートじゃないが」
壱条ゆゆ:「その必要性は理解しています。ですが、それは理由があって行うものでしょう」
壱条ゆゆ:「今のこれらは、必要な案件だったとは思えませんが」
向井玲子:「必要ならあるぞ」
向井玲子:「例えば、だ」
向井玲子:「お前が素晴らしい職務への情熱で」
向井玲子:「レネゲイド事件を追うとしよう」
向井玲子:「解決するかもしれんし解決しないかもしれん」
壱条ゆゆ:「……はあ」
向井玲子:「だがお前はその事件にかかりきりになるな」
向井玲子:「その事件が終われば、また次のレネゲイド案件にかかることになる」
向井玲子:「そうやって、お前はR案件を専門に扱う事になるだろう」
壱条ゆゆ:「R案件が続くのなら、そうなりますが」
向井玲子:「そういうお前を一般の警官から見た場合どう見えると思う?」
向井玲子:「そうだな」
壱条ゆゆ:「……何の仕事をしているか分からない、窓際新人ですかね」
向井玲子:「だが、怪しい事件はお前の所に集まっていくようにも見えるだろう」
向井玲子:「そういう事だな。それにマスコミという連中はそういうのを見逃さないわけだ」
壱条ゆゆ:「カモフラージュの為に、普段から通常の仕事もしておけ、と?」
向井玲子:「根掘り葉掘り探られると業務に支障が出る」
向井玲子:「だから、何でもやっている様に見えるようにしている」
向井玲子:「何の仕事をしているか分からない窓際新人のイメージを大きくしているわけだ」
向井玲子:「安心しろ、軽微なレネゲイド犯罪もちゃんと含まれている、大事にするほどじゃあないものだが」
壱条ゆゆ:「ですが……」
向井玲子:「そう言った犯罪が増えているのも事実だからな」
壱条ゆゆ:それは壱条ゆゆを動かす理由であって、軽犯罪者を有耶無耶にしていい理由ではない。
向井玲子:「うむ、だが一人でやるには忙しすぎるというのも解らないでもない」
向井玲子:「ちゃんと仕事をやり切りたいと言う気持ちもな」
壱条ゆゆ:「別に忙しいのは構いません。楽をするために配置されたわけではないので」
向井玲子:「真面目なのは良い事だな」
向井玲子:「うむ、後にしようかと思っていたが丁度いい」
GM:内線でどこかに連絡をしている。
壱条ゆゆ:(含みがあるように聞こえるのは、私が疑いすぎなのかな)
向井玲子:「ああ、署内の見学をしているはずだったな」
壱条ゆゆ:「……?」
向井玲子:「そろそろ終わるだろう、直接こちらに来るように伝えてくれ」
GM:君の方に向き直る。
向井玲子:「実はな、部署に増員配置が決まった」
壱条ゆゆ:「は。……増員?」
向井玲子:「R案件ができる人材だ、出所は…まあ仕方ないが」
向井玲子:「一人でやるよりは良いだろう」
壱条ゆゆ:「公安から、ではないでしょうね、それは」
壱条ゆゆ:それなら多少は自分の耳に入っていなければおかしい。
向井玲子:「そうだな」
GM:と言った所でドアがノックされる。
向井玲子:「来たか、入ってくれ」
GM:扉を開けて男が入ってくる。
GM:質の良い背広にブランドモノのトレンチコート。
GM:金髪碧眼。
フィリップ・ムーンライト:「どうも、初めまして」
壱条ゆゆ:「初めまして。……貴方が?」
GM:「英国超常犯罪捜査局所属、捜査官フィリップ・ムーンライト」
フィリップ・ムーンライト:「英国超常犯罪捜査局所属、捜査官フィリップ・ムーンライト」
フィリップ・ムーンライト:「レネゲイド犯罪の捜査交流で来日しました」
壱条ゆゆ:「英国超常犯罪捜査局。……英国?」
GM:手で弄んでいたカードを一枚めくる。
フィリップ・ムーンライト:「ああ、悪くない」
壱条ゆゆ:「……十海警察署、特別犯罪対策室、壱条です。」
壱条ゆゆ:(カード……?)
GM:トランプのようなカードだが数字の他にドラゴンの絵柄が描かれている。
フィリップ・ムーンライト:「幸運の守護龍だ。中々幸先が良い」
壱条ゆゆ:「験担ぎか何かですか。」
フィリップ・ムーンライト:「 B & D (ビースト&ドラゴン)を知らないのか」
フィリップ・ムーンライト:「ま、気にしないでくれ」
フィリップ・ムーンライト:「ゲン担ぎ、まあそんなものさ」
壱条ゆゆ:「はい? はあ……」
壱条ゆゆ:「大変結構ですが。……署長、彼が?」
向井玲子:「まあ、そうだ」
向井玲子:「優秀な捜査官だと聞いている」
フィリップ・ムーンライト:「勿論、優秀ではあるさ」
壱条ゆゆ:「そうですか。……私も駆け出しなので、経験豊富な方に来て頂けるのは、ありがたいですが」
壱条ゆゆ:有り難いのだが。警察というよりは、マジシャンか何かのようだ。
フィリップ・ムーンライト:「経験もそうだが、情報という物は組織力が物を言う」
フィリップ・ムーンライト:「日本の警察は有能だとは思うが、私はFHにも所属しているからね」
フィリップ・ムーンライト:「君達にない視点、情報の入手が可能という事になる」
壱条ゆゆ:「…………。」
壱条ゆゆ:「FH……!?」
フィリップ・ムーンライト:「イエス」
壱条ゆゆ:思わず一歩距離を取る。
壱条ゆゆ:爪先に体重を移し、腰の警棒の重みを意識する。
フィリップ・ムーンライト:「おや、この街はFHに好意的だと聞いていたんだが」
フィリップ・ムーンライト:「違ったかな」
向井玲子:「人による、としか言えないな」
壱条ゆゆ:署長は、当然把握済みなのか。「……失礼。先日、死体と一緒に始末されかけたので」
フィリップ・ムーンライト:「なるほど」
フィリップ・ムーンライト:「だが、警察にだって色々な人間が居るように」
フィリップ・ムーンライト:「FHとて色々な人間が居ると思って欲しいものだ」
フィリップ・ムーンライト:「私は、この街のFHに要請されている。すなわちこの街にと言っても良い」
フィリップ・ムーンライト:「この街で起きている異変の解決に協力しよう、そう言っている」
フィリップ・ムーンライト:「わけだが」
壱条ゆゆ:(だからその、この街のFHに、流れで始末されかけたのよ!)
壱条ゆゆ:とはいえ。逆に考えれば、FH勢力に近づく機会でもあるのか。
壱条ゆゆ:「……そうですね」
壱条ゆゆ:体重移動を戻す。少なくとも、この街の異変は、FHだけではない。それは知っている。
フィリップ・ムーンライト:「理解していただければ結構」
壱条ゆゆ:「私の意識は関係ありませんでした。署長ほか、決定権のある方々が決めたのなら」
向井玲子:「すまんな」
向井玲子:「だが捜査の手が増えるのは事実だ」
壱条ゆゆ:「私はそれに従うつもりです。……どうぞ、よろしくお願いします」
フィリップ・ムーンライト:「こちらこそ、ミス壱条」
フィリップ・ムーンライト:握手に応じます。
壱条ゆゆ:手袋を外して、手を差し出そう。
壱条ゆゆ:「どうか、良好な関係であることを。ムーンライト捜査官」
GM:その時、署内に放送が流れます。
GM:「緊急連絡、110。通報アリ」
GM:「助けを求める旨の通報ののち銃声」
壱条ゆゆ:顔を上げます。
GM:「警官が現場に急行し死体を確認しました」
GM:「現場は…町…番地。アートギャラリー」
向井玲子:「いいだろう」
壱条ゆゆ:「近いですね。向かいましょう。……良いですか、署長?」
フィリップ・ムーンライト:「ふむ、丁度いい。同行しても?」
向井玲子:「良いだろう、捜査の腕を見せて貰おうか」
壱条ゆゆ:「そうですね、お願いします」
フィリップ・ムーンライト:「早々に解決しても良いのなら喜んで」
フィリップ・ムーンライト:「なんでしょう?」
壱条ゆゆ:「頼もしいですね」出ようとして、ふと軽く考え込み、「捜査官。念のため」
壱条ゆゆ:同行するのに、先日、幼馴染からさんざん文句を言われたことを思い出した。
壱条ゆゆ:「――車酔いはしない方ですか?」
フィリップ・ムーンライト:「ハハ、大丈夫。暴れドラゴンにだって乗って見せるさ」
壱条ゆゆ:「それなら結構です。如何せん歴史ある街ですので、狭い道も多いものですから」
壱条ゆゆ:パトカーのキーを手にして、部屋を後にする。「どうぞ、よろしくお願いします」
フィリップ・ムーンライト:その後ろ姿を眺め
フィリップ・ムーンライト:握手して手を見る。
フィリップ・ムーンライト:「ふむ、面白い」
フィリップ・ムーンライト:「やはり日本に来てよかった」
フィリップ・ムーンライト:と呟き後に続く。

GM:シーン終了です
GM:ロイスの取得が可能
壱条ゆゆ:同僚/フィリップ・ムーンライト/有為:/不信:○/ロイス
GM:はーい
壱条ゆゆ:以上です

OP3:風見将吾

GM:風見さんのOPになります
GM:成長の報告よろしくおねがいします
GM:URLも貼ってね
風見将吾:ha-i
風見将吾キャラシート
風見将吾:ぽぽぺーんでしかできない記者ワークス!風見です。
GM:ジャーナリスト
風見将吾:元・武術ボーイだったのに白兵技能が0という無様さだったので、白兵スキルを上げて命中率の向上を図りました
風見将吾:死招きを強くして火力を上げたりもしたんですが、今回は30点のうち5点がエンブレムとか情報技能おすすめだよ~って感じらしかったので
風見将吾:昔ぽぽさんPCも使っていた由緒正しきエンブレム、ARPAの書を取得しました
GM:便利ですよねあれ
風見将吾:これメチャ強いですねw
風見将吾:今後もオカルト記者らしく、宇宙友愛協会エンブレムをどんどん取っていきたいです。よろしくどうぞ!
GM:宇宙友愛はオカルト記者向きなのでクロウリングケイオスとかでも拡張してほしい
GM:そんな風見さんのハンドアウトは

PC3 風見将吾 ハンドアウト
シナリオロイス:浦戸哲也 推奨感情P:脅威/N:敵意
「成功は金で買えるのです」
グローリーサクセスオーガニゼーション。
成功は金で買えると謳う新興企業。
表向きの業務はグッズ販売、経営コンサルタント、カウンセリング、自己啓発セミナー。
だが本当に成功を掴めるとしたら。
金を払うだけで望む物を手に入れられるとしたら。
そんな噂を探るため、会員限定セミナーに潜入した君は代表の浦戸が起こす奇跡を目撃する。

風見将吾:せっ聖人!
風見将吾:探し人もあっさり見つかったりするのかな……
GM:金があれば大丈夫ですよきっと
GM:では登場ダイスをお願いします
風見将吾:(競馬で2万くらい勝ったし足りるだろ……多分……)
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→6)増加(33→39)
風見将吾:エイヤッ

GM:地上10階全面ガラス張りのそのビルはバブル期に建設されたオフィスビルだった。
GM:駅前という好立地だったが不況の煽りを受けてテナントが撤退し、しばらく空きビルだった所をグローリーサクセスオーガニゼーションが買い取り本部ビルとしたのが昨年の事である。
社員らしき人:「へい、そこのキミ!成功したいとは思わないかい?今ならまだセミナーに空きがあるよ」
社員らしき人:「今なら入会金割引キャンペーン中だ!セミナー参加代と考えてもお得だよ」
GM:ビルの前では社員と思わしき若者がチラシを配っている。
GM:それで大丈夫です
風見将吾:これは前回の流れ的に、グローリーサクセス怪しいぜ!と調査に乗り込んできた感じでいいんでしょうか?
風見将吾:モイモイ!
風見将吾:「おっ」
風見将吾:「お兄さん、一枚貰える? 雑誌で読んで気になっててさ。セミナーにも参加してみたいんだけど」
社員らしき人:「ひょっとして興味ありですか?」
社員らしき人:「どうぞどうぞ」
風見将吾:「どーもどーも」 チラシを一瞥する。
社員らしき人:「今なら入会金が10000円が3000円に割引ですよ」
GM:会員申込書を手渡ししてくる
風見将吾:「そりゃいいね。例のお守りもセミナーで買えるのかな? なんかほら、あっただろ。広告に」
風見将吾:手帳を下敷きにして申込書にさらさらと記入し始めます。記者なので立ったまま何かを書くのは慣れている。
社員らしき人:「もちろん買えますよ、ただちゃんと話を聞いて納得してからってのが社長のスタンスですので」
社員らしき人:「セミナー聞いて買っても良いなって思ったらで大丈夫です」
風見将吾:「ほうほう」
社員らしき人:「会員申し込みはこれでOKです」
社員らしき人:会員証とアンケート用紙を手渡される。
社員らしき人:「なにかお悩みとか叶えたい夢とかあれば書いておいてくださいね」
風見将吾:「叶えたい夢? ふはは」
風見将吾:「なに? セミナーに出たら、もしかしたら叶えてもらえちゃうかもしれないわけ?」
社員らしき人:「まあ、すぐにってわけじゃないですけど。それにあったアドバイスとかもできるかもだし、ピッタリのグッズを提示してくれますよ」
社員らしき人:「うち、カウンセリングとかコンサルもやってるんで」
風見将吾:「何がいいかな。億万長者か、ティーン向け恋愛小説が映画化で印税ガッポリか……考えておくよ」
社員らしき人:「はは、大きな夢で良いですね」
風見将吾:「セミナーってさ、このあとすぐやるの?」
風見将吾:「俺も参加できるのかな。ちょうど今日一日暇なんだよね」
風見将吾:「明日からまた忙しくなっちゃうから、できれば今日参加したいんだよな……」 全然嘘だ。いつでも時間は作れる。
社員らしき人:「あ、でしたら」
社員らしき人:「ちょうど今からのセミナーに空席が若干ありますので」
社員らしき人:「参加できるようにしておきますよ」
風見将吾:「おっマジか! ツいてるな!」
GM:内線で連絡をとっている。
社員らしき人:「はい、大丈夫みたいです」
社員らしき人:「奥のエレベータから3階へ上がって貰えれば」
社員らしき人:「そこが会場になってます」
風見将吾:「やーどうもどうも。ありがとう! サクセスしてくるよ!」
風見将吾:ちなみにこれ、GM的に不都合がなければ
風見将吾:さっき入会届に書いた名前、偽名にしてもいいですか?
GM:いいですよ
GM:名前何にしますか?
風見将吾:なんか本名書いて呪われたりしたら嫌だし……
風見将吾:壱条・勲でいきます。
GM:ヒドイw
風見将吾:社員さんに手を振りながら、会員証(偽名)を持って3Fに向かいます
GM:会員限定のセミナー会場は3階の大会議室だった。
GM:会場は盛況で多くの参加者がひしめいている。
GM:並べられたテーブルに配られたパンフレットと資料。
GM:君は好きな席に座っても良い。
風見将吾:「うわすっげ」
風見将吾:「勢いついてるとは思ってたけど、ここまでかよ。就職説明会みてーだな……」
風見将吾:最前列に座ります。やる気のある人間アピール!
GM:いいですね、ヤル気のある人間は圧倒的成長が望めますよね
風見将吾:奇跡的に一個だけ空いてた最前列に滑り込む。こういう場所なら質疑応答もしやすいし、コネも作りやすい……記者経験で知っている。
社員らしき人:「えー、それでは皆さん」
社員らしき人:「本日はグローリーサクセスオーガニゼーション主催」
社員らしき人:「『成功を買うという事について』にご参加頂活き誠に有難う御座います」
社員らしき人:「さっそく当社社長、浦戸哲也による講演を始めさせていただきます」
GM:落ち着いた背広を着た男が壇上に登る。
GM:下調べしている君は解る、その男が社長の浦戸哲也だった。
浦戸哲也:「こんにちは、皆さん」
浦戸哲也:「成功を手に入れる為のセミナーに参加していただきありがとうございます」
浦戸哲也:「さて、皆さん。成功したいですか?」
セミナー参加者:「したい」
セミナー参加者:「早く教えてくれ」
壱条 勲:「成功したい!」 三番手くらいに声をあげる。
壱条 勲:「できれば苦労せずに、なるべく楽に成功したい!」
GM:セミナー参加者たちから威勢のいい返事が返る。
浦戸哲也:「良い返事ですね」
浦戸哲也:「ですが、中にはそこまで乗り切れていない人も居るでしょう」
浦戸哲也:「楽に成功したい、それは皆思っている事ではあるかもしれませんが」
浦戸哲也:「中々上手くいくものではない、と」
浦戸哲也:「成功を金で買う、確かに胡散臭く聞こえるかもしれません」
浦戸哲也:「例えばそこの貴方、学生さんですね」
壱条 勲:「(かも、じゃなくて胡散臭さのオンパレードなんだよなあ)」
セミナー参加者:「は、はい」
壱条 勲:時折頷き、真剣に聞き入っているムーブをしています。
浦戸哲也:「貴方にとっての成功は志望校への入学でしたね」
セミナー参加者:「そうです!良い学校に入りたいんです」
浦戸哲也:「貴方は例えば、参考書を買ったりしますね?予備校に通ったりもするのではないでしょうか」
GM:別の参カ所の方へ目を向ける
浦戸哲也:「そこの貴方は恋人が欲しい、でしたか?」
セミナー参加者:「そうです、中々良い人と出会えなくて」
浦戸哲也:「その為に服装に気を付けたり、エステやメイクをする。それはとても普通の事です」
GM:前を向き手を広げる
浦戸哲也:「キャリアを積むために勉強をして資格を取る。免許を得る為に勉強をする」
浦戸哲也:「そういった努力をせずに成功を金で買うというのはズルく感じてしまう」
浦戸哲也:「わかります、それは素直な感想ですね」
壱条 勲:「(対象を一人に絞って、無難なことを言って共感を得る……無難なやり口だな)」
浦戸哲也:「ですが、どうでしょうか。良い参考書は書店で購入するのではありませんか?」
浦戸哲也:「予備校は授業料が必要です、衣服、メイク道具、様々な努力を効率よく行う為にはお金が必要なのです」
浦戸哲也:「それは卑怯な事でしょうか?私はそうは思いません」
浦戸哲也:「人間とサルの違いは道具を使う事だと言います」
浦戸哲也:「道具を使う事はズルい事ではない、進化した生き物の術です」
浦戸哲也:「道具を自分で全て作れれば問題ないですがより良い物は専門のものを買う方が早くより良いのです」
浦戸哲也:「成功するためにお金を使う事、それは普通の事なのです」
壱条 勲:「つまりこのセミナーも、雑誌に掲載されていたお守りも」 挙手する。
壱条 勲:「メイクやスポーツジムや服装と同じ、一種の自己投資だというわけですか」
壱条 勲:「本当に効果はあるんでしょうか?」
浦戸哲也:「素晴らしいご意見です」
浦戸哲也:「勿論そういう事になる」
浦戸哲也:「ただし、お分かりかと思いますが」
浦戸哲也:「同じメイクが全ての人に似合うとは限らない」
浦戸哲也:「服にしてもそうです」
浦戸哲也:「それぞれに合った方法という物がある」
浦戸哲也:「更に言うならば」
浦戸哲也:「金というものは手に入れる為に仕事などをしなければならない」
浦戸哲也:「そう、金そのものが皆さんの努力の結果です」
浦戸哲也:「ですから、皆さんは何も恥じる事はないのです」
浦戸哲也:「私は皆さんの背中を押し、手助けがしたい。それだけです」
浦戸哲也:「例えばその方法の一つはコンサルティングや」
浦戸哲也:「出会いの場を提供する事など」
浦戸哲也:「そういった事も我々は行っています」
浦戸哲也:「そのうちの手段の一つとして」
浦戸哲也:「ある種のグッズを販売しているというわけです」
壱条 勲:「あれは3000円から20万くらいまで価格差がありましたが」 挙手する。
壱条 勲:「やはり、高いやつのほうが願いが叶う確率というか……パワーが強いのでしょうか?」
浦戸哲也:「先ほども申し上げましたが」
浦戸哲也:「相性がある、というべきでしょう」
浦戸哲也:「お手元の資料をご覧ください」
GM:資料には最近売れてきた芸能人やモデルの話や。
GM:結婚した人々の成功談。
GM:ビジネスでの成功例などが記載されていた。
壱条 勲:ぺらぺらと資料をめくってます。気になったところには付箋をはる。
壱条 勲:「うわすげえ……ろくろのポーズだ。本当にやるんだなこれ」
GM:セミナー参加者から期待に満ちた騒めきがもれはじめる。
浦戸哲也:「お金で成功が買える、素晴らしいではないですか!」
壱条 勲:お守りについては何か書いてありますか? 前回のEDで見た、雑誌に書いてあることくらい?
GM:そうですね、成功者がアクセサリーのように身に着けている写真が目立ちます。
壱条 勲:おお……やっぱりお守りパワでみんな成功してるんだなあ
GM:資料には直接お守りの力は書かれていない。
GM:ただ成功した人間が持っているという事実は訴えてくるでしょう。
壱条 勲:あっあやしすぎる!
GM:そんな君は知覚で6の判定を行っても良い
壱条 勲:知覚!
壱条 勲:知覚、あんまり得意じゃないんだよな……振ります。化けの皮を剥がしてやる!
壱条 勲:2dx+1>=6
DoubleCross:(2DX10+1>=6)→9[5,9]+1→10→成功

壱条 勲:ホッ
GM:では君は気付く
GM:人々の熱狂に交じって
GM:変な音が聞こえてくる事に
壱条 勲:「……ん」
???:「…び…」
壱条 勲:「……」 資料に熱中している姿を装いながら、耳をすます。
???:「び…ぎゃあ」
???:「び…ぎゃ…ら」
???:「びぎゃら」
壱条 勲:「…………」
壱条 勲:それとなく周囲を伺います。姿が見えたりはしますか?
GM:裏戸の背後にうっすらとした影が見えるでしょう。
壱条 勲:咳をするフリをして左右を。背もたれがわりに潰していた鞄の中から手帳を取り出すフリをして後方を確認。
GM:影がゆらめくたびに人々の熱狂は大きくなっている
壱条 勲:「(見っけた)」
GM:暫くすると影は消えていきます
壱条 勲:「(なるほど、アレか。やっぱただの霊感商法じゃなかったな)」
浦戸哲也:「さて、皆さま」
壱条 勲:「(あんま冷静にしてると浮くな……ちょうど質問したかったし、ここはノっとくか)」
浦戸哲也:「成功を掴む為の準備はできそうですか?」
GM:スッと黒いお守りのようなモノを掲げる。
浦戸哲也:「セミナーにお越しの皆様には限定価格で記念品の販売も致しております」
壱条 勲:「前置きはもういい! 金なら払う……けど!」 「いっこくらい証拠を見せてくれ!」
浦戸哲也:「ふむ、なるほど」
壱条 勲:「他のショボい霊感商法だって、みんな”成功する”だのなんだのって口先だけは達者だったんだ!」
壱条 勲:「そこまで言うからには社長さん! ちょこっとくらい、いい感じの奇跡を見せてくれるんだろ! この場で!」
壱条 勲:「なあみんな、そうだろ! 実演してほしいよな!」
浦戸哲也:「霊感商法というのは心外ですが、そう疑われる方の気持ち」
壱条 勲:「実演してくれたら、金は払う!」
浦戸哲也:「とても良く解ります」
セミナー参加者:「そ、そうだわ」
セミナー参加者:「実演が見たいわ!その実演を見せて頂戴!」
浦戸哲也:「よろしいでしょう」
GM:すっと手を掲げる
浦戸哲也:「お静かに」
浦戸哲也:「今すぐこの場で成功を見せると言うのは中々実態を持って提示しにくい」
浦戸哲也:「お手元の資料をみるのとそう変わりないですよね」
壱条 勲:「(そらそうだ)」
浦戸哲也:「では、成功とは」
浦戸哲也:「強い力だと思って頂きたい」
浦戸哲也:「生命力と言っても良いでしょう」
GM:社員が何かを持ってくる。
浦戸哲也:「生命に満ちた人間はいずれ成功を掴む」
GM:手に持っているのはボウガンと呼ばれる競技用の弓である。
浦戸哲也:弓を構え発射する。
GM:ガシャン!
壱条 勲:「え」 眉をひそめる。
GM:飾られていた置物の壺が粉砕された。
浦戸哲也:「見ての通りこれは玩具ではありません」
浦戸哲也:「競技用ですが、十分な威力がある」
浦戸哲也:「ではこれを人に向けて撃てばどうなるか」
浦戸哲也:「危険ですよね」
浦戸哲也:「そこの君、ええと壱条さんでしたか?」
浦戸哲也:「一応チェックしてもらえませんか?これが玩具ではないという事を」
壱条 勲:「は、はい」 ビビって少し勢いが落ちた演技。
浦戸哲也:「他にも調べたいと言う人があればどうぞ」
壱条 勲:「わかりました」 壇上に上がり、ぺたぺたとボウガンを触る。
壱条 勲:「いや本物でしょこれ……撃たれたら死んじゃうよ」
GM:他にも数人がボウガンを調べる
セミナー参加者:「ああ、本物だよこれ」
浦戸哲也:「結構、では」
GM:社員たちが10人ほどボウガンを構える。
壱条 勲:「(これ、俺が撃たれたりしねえだろうな……オーヴァードだってバレたらすげー面倒臭くなりそうなんだけど) おいおいおい!?」
浦戸哲也:「ぜひ撃ってみたいと言う方がいれば参加していただいても構いませんよ」
浦戸哲也:「別に私が怪我をしても死んでも責任に問われないようにしますので」
浦戸哲也:「いませんか?」
壱条 勲:「はっ!?」
浦戸哲也:「ですから、奇跡を見たいのでしょう?」
壱条 勲:「しゃ、社長サンを撃つの!? 本気で!?」
壱条 勲:「見たいよ。まさかイエス・キリストみたく蘇ってみせるっていうのか?」
浦戸哲也:「やる前から結果を言ってしまっては面白くないでしょう」
浦戸哲也:「どうしますか?やってみますか?壱条さん」
壱条 勲:「……………………」 数秒考える。考え込んだ方が自然なのもあるが、
壱条 勲:万が一殺してしまった場合を考えると、やはり若干の躊躇いが生まれる。
壱条 勲:「やってみよう」
壱条 勲:「あんたがガチの奇跡を起こすようなら……俺の願いくらい、かんたんに叶っちゃうかもしれないしな」
浦戸哲也:ニコリと微笑む
浦戸哲也:「ではどうぞ」
壱条 勲:ボウガンを受け取り、社長さんに向けて発射します。狙いはみぞおちあたり。
GM:それに続いて社員たちも発射する
壱条 勲:ボウガンなら、深く刺さっても即死にはならず……かといって重傷は間違いないところ。
壱条 勲:「躊躇いなしかよ……!」
GM:矢は全て浦戸に突き刺さる、一本は頭に刺さっている。
壱条 勲:「おいおいおいおい」
壱条 勲:「おっ、俺じゃねえぞ頭は! 頭はさすがにヤバいって!」
GM:会場がから悲鳴に似たざわめきが発せられた瞬間。
浦戸哲也:「お静かに」
壱条 勲:「おい、おい……社長。浦戸社長……」
壱条 勲:「……!?」
浦戸哲也:ゆっくりと矢が抜け落ち床に転がる
浦戸哲也:傷口すら残らない
壱条 勲:血は流れていますか?
浦戸哲也:衣服も傷ひとつ破れすらない。
壱条 勲:血ももしかして全然流れていない……?
GM:血も流れていない
GM:リザレクトによる再生には見えません。
壱条 勲:「…………」 目をパチクリさせてます。
浦戸哲也:「人が死ぬことを不幸といいますね」
浦戸哲也:「不運の極致が死だとするならば」
壱条 勲:「(なんだこりゃ……オーヴァードの再生じゃねえ。ジャームだってもうちょっとフツーに再生する)」
浦戸哲也:「幸運の極致は死の回避だとは思いませんか?」
GM:会場が一気に熱気に包まれる
浦戸哲也:「成功を掴む為に不運を退ける、それもまた金で買えるとすれば」
浦戸哲也:「それは素晴らしい事だと思いませんか?」
浦戸哲也:「ねえ、壱条さん」
壱条 勲:「はは……たしかに。死を回避できるくらいの幸運が味方につくなら」
壱条 勲:「世の中の大半は思い通りだもんな」
壱条 勲:「奇跡だ。間違いなく……!」
浦戸哲也:「フフ…でしょう?」
浦戸哲也:「本日のセミナーはこれで終了とさせていただきます」
社員:「当ビル二階では弊社直営ショップがございます」
壱条 勲:「おい、お守りくれ! 社長の持ってたあの黒いのはないのか!」 我先にと他の社員さんの方に駆けていきます。
社員:「会員証と本日の資料に封入されている参加賞をお持ちいただければ」
社員:「おひとりさま限定一個ですが優先で販売しております」
壱条 勲:「いくらするんだ? 10万か? 100万か?」
社員:「ネットや通販ですと2か月待ちの限定品もございますので」
社員:「ぜひ二階へどうぞ」
壱条 勲:「金をおろしてこねえと……クソッ」
GM:人々は押しあいながら二階へと殺到していきます。
壱条 勲:まったく買う気はなかったのですが、1万……いや、1.5万円くらいまでなら資料として購入しようとこちらも2Fに向かいます。
GM:混雑していますが問題なく買えます。3000円や5000円1万円のものも売っていますが、人気なのは10万円以上するタイプのようですね。
壱条 勲:資料として5000円くらいのを購入していこうと思います。さすがに10万は持ち合わせがないし、そもそも買うつもりもない。
壱条 勲:「(さっきの黒いやつ。俺の持ってる白いやつとよく似てたな……)」
GM:あとさっきの知覚に成功しているので また異音が聞こえます
GM:先ほどとは違う音です。
壱条 勲:「(例の黒いオバケといい、ヤバい物なのは間違いない。ただどうなんだこれ?)」
GM:「…ヴヴ…ヴ」
壱条 勲:「(普通に人々に幸運を撒き散らしてるなら、それはそこらへんの宗教と何も違わないし、無害……なのか……?)」
壱条 勲:耳をすまします。人ごみにまぎれて周囲を伺う。
GM:という虫の羽音のような音がしたような気がします
壱条 勲:「……別のやつか」
GM:人混みの隙間に黒くて大きな甲虫のようなものが飛んでいるのが見えましたが
GM:人混みにすぐ紛れてしまいました。
壱条 勲:「……ボケてんのか俺は。無害なわけがねーだろ」
壱条 勲:「この手の話は絶対に裏がある。神隠しと同じだ。……調べがいがありそうだな、これは」
壱条 勲:「すみません。そこの3000円のやつください」 一番安いのを買って帰ることにした。
社員:「はい、ありがとうございます」
社員:「こちら、当社が開催しているコンサルティングやカウンセリング」
社員:「出会いの場や投資サロンのご案内も入れておりますので」
社員:「興味がおありで知ったらぜひご参加を検討くださいね」
壱条 勲:「どうもどうも。これからもちょくちょく参加するよ」
壱条 勲:「いい一日になりそうだ」
GM:君がその場を後にしても販売会場は熱気に包まれていてしばらくは喧騒が収まりそうにはなかった。

GM:シーン終了です
GM:ロイスの取得が可能
壱条 勲:これはロイスを……取らざるを……えない! 現代の聖人・浦戸社長に取ります。
壱条 勲:-インチキ?社長/浦戸哲也/興味/○脅威/ロイス
壱条 勲:興味はあるんですが、絶対にヤベーやつ! 真相を暴いてやるぞ!
壱条 勲:以上です。
GM:インチキw
GM:了解です

OP4:仁奈川伊由

GM:ではお待たせしました。
GM:仁奈川さんのOPです
GM:成長の報告などお願いします
仁奈川伊由:ワオワオ!
仁奈川伊由キャラシート
仁奈川伊由:はーい。UGNチルドレン、にながわ・いゆうです!
仁奈川伊由:成長としてはまず1つ、シン・エフェクト《止まらずの舌》を獲得しました。
仁奈川伊由:このエフェクトによって、なんか市内にいっぱいいる怪しい奴から自由に情報を引き出す算段です。
仁奈川伊由:〈RC〉で判定なのでちょっとダイス数が不安ですが、最悪ロイスを切る等してどうにかします。
仁奈川伊由:使いどころについては、他の人からのアドバイスを常に求めているので、適宜見学室で相談できたら嬉しいです。
仁奈川伊由:そして2つめ! PCの中で唯一UGNに所属している特権を振りかざし、エンブレム《バディムーブ》を取得しました!
GM:怖いエフェクトと強いエンブレムだ
仁奈川伊由:これで地味に役立つ仁奈川伊由としてチームに貢献していきたい所存!
仁奈川伊由:また、今回はピーターくんが転校してくるということなんで、
仁奈川伊由:過去に追いつかれたロールを多めに盛り込めたら良いなア~と思っています。
GM:イエス
GM:どんどんやっちゃってください
仁奈川伊由:大変ありがたいです!
仁奈川伊由:モノローグなどで少しお時間割いていただくところもあると思いますが、よろしくお願いします。
仁奈川伊由:以上でござい!
GM:では仁奈川さんのハンドアウトは

PC4 仁奈川伊由 ハンドアウト
シナリオロイス:ピーター・ロイド 推奨感情P:友情/N:後悔
「僕は今、お前の相手をしている暇はないんだ」
転校生としてやってきた少年を君は知っている。
かつて人形卿の弟子であった彼はFHの任務でこの街に来たと語る。
街で活動を始めるコレクターズセルの目的は何なのか。
君は知る必要があった。

仁奈川伊由:こんなタイミングで再会することになるとはね!
仁奈川伊由:コレクターズセルの目的…この街で何をするつもりなのか…
GM:ナイショだぜ
GM:では登場ダイスをお願いします
仁奈川伊由:探ってやるぜ~!
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→5)増加(29→34)
仁奈川伊由:シュワッチ!
GM:OK


第壱話EDより
教師:「座席は、そうだな悪いが一番後ろの席が空いているからそこにしてくれ」
GM:教師が教室の最後尾を指さす。
ピーター・ロイド:「わかりました」
GM:そう言って転校生は席の方へ歩いていく。
GM:君の席の横を通る。
ピーター・ロイド:「……」
GM:一瞬、目が合ったような気がした。
仁奈川伊由:(…………)顔が。
仁奈川伊由:動けない。
GM:そのまま通りすぎて着席する。
仁奈川伊由:血液が逆流したかのような恐怖に襲われ、瞬きすらも忘れていた。
仁奈川伊由:彼の動く音が、異様にはっきりと耳に届く。
仁奈川伊由:ただ、そのまま前を向き続けていることもできずに、少し遅れて彼の方に振り向いた。
仁奈川伊由:(……本当に、ピーターだっていうの……)
ピーター・ロイド:君の視線に気付いたようには見えない、そのまま前を向いている。
教師:「おいおい、女子は格好良い男子が来たからってそっちばっかり見るなよ」
教師:「男子は残念だったなあ」
仁奈川伊由:「………」教師の言葉に引きずられるようにして、無理やり視線を剥がした。
教師:「よし、じゃあホームルームからだな。ロイドは日本語大丈夫だと聞いているが」
ピーター・ロイド:「大丈夫かどうかはわからないですけど、解らない言葉があれば質問します」
仁奈川伊由:(……声が)それはやはり聞き覚えのある声だ。当時より、少し大人びたかもしれない。冷や汗が沸き立って止まらない。
仁奈川伊由:(どうしよう、どうしよう、どうしよう………)
真園彩音:「ロイド君、わりと格好良いよね」と隣の席の真園が小声で声を掛けたりしてきます
仁奈川伊由:「……」「え……え?何?」
真園彩音:「もう、振り返ってみてたからさあ」
真園彩音:「そう?」
仁奈川伊由:「あ……あ?うん? なっ、なんでもない!なんでもない!」
真園彩音:「ニナでも男の子が気になるのかなって感心したんだけどなあ」
仁奈川伊由:「うん、別に…なんでもない……」
教師:「雑談終わりにしろー」
教師:「始めるぞー」
GM:ホームルーム。
GM:そして授業は問題なく進んでいく。
GM:転校生のピーターは人当たりも良くクラスメイトと打ち解けているように見える。
GM:色々と考えているうちに時間は過ぎていくだろう。
仁奈川伊由:ピーターとは真反対に、自席に座り込んで考えこんでいます。あの夜の別れから、今までのこと。
仁奈川伊由:(なんで)
仁奈川伊由:(なんで、ピーターが、この学校に来るのよ…。この間は、あの、マンハントにも遭遇したし)
仁奈川伊由:(なんで……)(あたしは、もう、あいつらとは縁を切って、幸せな人間になるはずじゃなかったの)
仁奈川伊由:(UGNチルドレンならよくあるような不幸を持って、でも、そんなのもう関係なくて、未来だけがあって)
仁奈川伊由:(それが……唯一無二のあたし、仁奈川伊由じゃ、なかったの……)
GM:気が付けば放課後になっている。
真園彩音:「おーい、ニナー」
真園彩音:「どしたー?ぼ~ッとしちゃって」
真園彩音:「帰る時間だよ~」
仁奈川伊由:「……え、あ、えっ?」昼休みから今まで、何をしていたかすら覚えていない。
仁奈川伊由:「あ、そっか……ハハハ」乾いた笑いが漏れる。
真園彩音:「何か調子悪そうだね」
仁奈川伊由:「い、いや、何でもないよ。フツーフツー…………」
教師:「お、悪いな転校早々に」
GM:教室の入り口で声がする。
ピーター・ロイド:「いえ、学校の事も早めに知っておきたいので」
教師:「じゃあ、頼もうかな。校舎裏にゴミの集積場所があるから」
教師:「その壊れた棚は粗大の方に置いておいてくれ」
仁奈川伊由:「…………」視線が、自然とそちらに吸い寄せられている。
教師:「おっと、粗大ゴミってわかるか?」
ピーター・ロイド:「ソダイ…大きいゴミって事ですね」
教師:「ああ、漢字でこう、粗と大な。書いてあるから」
ピーター・ロイド:「わかりました」
GM:小さな本棚を持ってピーターが教室を出ていく。
真園彩音:「なんか気晴らしにスイーツでも食べに行く?」
真園彩音:「ねえ、ニナ聞いてる?おーい」
仁奈川伊由:一人で出て行くところまで見ている。
GM:君はスイーツを食べに行っても良いし転校生に話をしに行っても良いだろう。
仁奈川伊由:(何もしてこないの)
仁奈川伊由:(ピーター、なんで……なんで、なんで)
仁奈川伊由:(なんでよ!)
仁奈川伊由:「…………ごめん!」真園の声を振り払うようにして、ピーターの後を追いかける。
真園彩音:「うわっと、ニナ?」
仁奈川伊由:振り回されるのはもうごめんだった。
仁奈川伊由:転校生の後を追いかけ、その背中に向かって大声を投げかける。
仁奈川伊由:「………っ、ピーター!」
GM:場所は校舎裏。
GM:転校生は足を止める。
ピーター・ロイド:「…」
ピーター・ロイド:手に持っていた本棚を地面におろし君の方を振り向く。
ピーター・ロイド:「なんだよ」
GM:教師やクラスメイトに使う丁寧な言葉遣いとは違う口調。
仁奈川伊由:「……、っあ……」思いきり顔を見てしまってまた少し怖気づく。
仁奈川伊由:(……畏まってない)「ねえ、ピーターでしょ。あたしのこと、覚えてる。でしょ…」
ピーター・ロイド:「覚えてるか、だって?」
ピーター・ロイド:「知ってるさ、お前がこの学校に居る事くらい」
ピーター・ロイド:「ヴァーラのおっさんに聞いたからな」
仁奈川伊由:「……!」
ピーター・ロイド:「名前」
ピーター・ロイド:「今はあるんだろ名前が」
仁奈川伊由:「え」
仁奈川伊由:「あ、そ……そうよ。仁奈川伊由よ」頷く。
仁奈川伊由:「もう、あたし、実験体じゃないの。自由で、UGNチルドレンで、学生なの」
ピーター・ロイド:「だから、何?」
仁奈川伊由:「………」
ピーター・ロイド:「お前が自由だから何だっていうんだ」
仁奈川伊由:「…………だったら」
仁奈川伊由:「に」「人形卿が……」口の中が乾く。言うのが怖かった。
仁奈川伊由:「人形卿が、死んだっていうのは、本当なの」
ピーター・ロイド:「マスターは死んだ」
仁奈川伊由:「……………」
ピーター・ロイド:「勝てるハズないだろ、相手が悪い」
仁奈川伊由:頭が真っ白になる。そんなはずじゃないのに。「…………あたしを逃がしたから、殺されたんだ」
ピーター・ロイド:「それを僕に言ってどうするって言うんだ」
ピーター・ロイド:「僕に…!」
仁奈川伊由:「だっ、だって……」
仁奈川伊由:「だって、あなたが、あたしのこと殺そうとしないから!」
仁奈川伊由:「それくらい、憎いんじゃないの? ねえ、なんで何もしないの?!」
ピーター・ロイド:「お前ッ!」
???:「まあ、待ちなって」
仁奈川伊由:「何よ!」
???:「そう虐めてやらんでくれるかねえ」
仁奈川伊由:「っ……!?」
GM:ゴミ捨て場のコンクリートの壁の上に男が座っている。
GM:カラフルなそれでいてセンスの良いスーツ姿。
GM:サングラスをかけ、幾つかの指輪をしている。
ピーター・ロイド:「マスター…」
仁奈川伊由:その存在を認めただけで、ぞわぞわと全身が怖気つく。
???:「感情をぶつけ合うのは良いと思うぜ、俺は」
???:「よっと」
仁奈川伊由:「だっ、誰……コレクターズセル…!?」
???:壁から降りる。
仁奈川伊由:ビクッと一歩下がる。
???:「でも、ここは学校だろ?まわりに聞かれたらどうするんだよ」
GM:いつの間にか周囲は静寂に包まれている。
GM:時間が止まったかのような空間。
GM:特殊なワーディング。
GM:男の指にはめられた黒いダイヤが鈍い光を放っていた。
???:「転校生と美少女が殺す殺さないの痴話げんかしてたらさ」
???:「明日から気まずくてやってられないよ、君らもクラスメイトも」
ピーター・ロイド:「すいません、マスター」
???:「誰か?だったな」
???:「俺は魔石卿って呼ばれてる」
仁奈川伊由:「あ………」青ざめた顔。
魔石卿:「コレクターズセルのエージェントってやつだ」
魔石卿:「ヨロシクな、お嬢さん」
仁奈川伊由:「…っ!」
仁奈川伊由:「にっ…、……仁奈川伊由よ」
魔石卿:「伊由ね」
魔石卿:「まあ、そう思い詰めて話をしちゃあピーターだって感情のやり場がなくなっちまう」
魔石卿:「ゆっくり話す時間を持った方が良い。お互いに」
魔石卿:「だが、今じゃない」
仁奈川伊由:「な…、何。何が目的なのよ」
仁奈川伊由:「あなたがピーターのマスターですって…?」
ピーター・ロイド:「僕達は忙しいんだ」
魔石卿:「仮だよ仮、引き受けちまったからね」
魔石卿:「人体卿のチルドレンにするのは可哀想だし」
魔石卿:「芸術卿や魔獣卿は弟子を取る性格してないし」
魔石卿:「骨董卿は趣味が違うかなって感じだし」
魔石卿:「まあ、成り行きでね」
仁奈川伊由:「……っ」人体卿の名に竦んだ身を奮い立たせる。「…そう」
仁奈川伊由:「あなたが……あたしに、危害を加えるつもりがないのは、なんとなく分かった」
魔石卿:「今の所はね、人体卿に借りが無いから引き渡す義務もない」
仁奈川伊由:「…人体卿は、あたしがここにいるって知ってるの?」
ピーター・ロイド:「ヴァーラが知ってるんだ、知らないはず無いだろ」
ピーター・ロイド:「今アイツは他に手を取られていて動けないだけだ」
仁奈川伊由:「うっ、うるさいな…!」頬を赤らめる。「ほ、他のことって何よ…!」
魔石卿:「そこまでサービスしてやる義理はないかな」
魔石卿:「ま、しばらく俺達はこの街に滞在するんで」
魔石卿:「その間はピーターとも仲良くしてやってくれ」
ピーター・ロイド:「なッ!マスター!」
魔石卿:「少なくとも喧嘩すんなって事だよ。学校でクラスメートだぞ」
仁奈川伊由:「んなっ……!」
魔石卿:「お前ら…」
魔石卿:「まあ、その調子でナカヨシでいてくれ」
仁奈川伊由:「仲良しじゃない!」
ピーター・ロイド:「こっちのセリフだ!」
ピーター・ロイド:「僕は今、お前の相手をしている暇はないんだ」
仁奈川伊由:「何を探すつもりなのよ…。言っておくけど」
仁奈川伊由:「あたしは、もう、UGNだもの。あなた達の行いが人々の日常を脅かすなら、あたしはあなた達を絶対に止める」
仁奈川伊由:睨みつける。「それは、もう、過去とか関係ない。仁奈川伊由が、そうする」
魔石卿:「ま、だとしても。だ」
魔石卿:「この街の治安の維持はFHが担ってるわけだ」
仁奈川伊由:「ぐぅっ……。い、今だけだし……!」
仁奈川伊由:「この街のFHなんか、すぐにUGNがボコボコにするんだから…!」
魔石卿:「勇敢だね」
仁奈川伊由:「度胸がついたの。誰かさん達のせいで!」
魔石卿:「ま、そういう訳で。本来UGNに話を通す必要はないんだけど」
魔石卿:「君からUGNに伝えておいてくれ」
魔石卿:「邪魔はしないでくれると有り難いねってさ」
仁奈川伊由:「け…喧嘩売ってきてるようにしか聞こえないんだけど…!?」
魔石卿:「君らよりは落ち着いて会話してると思うけどなあ」
魔石卿:「さて、学校にこのまま居たら不審者扱いだ」
魔石卿:「俺はもう行くよ」
魔石卿:「ピーター、放課後にっていうかもう放課後だな。後で合流な」
GM:そう言って壁を飛び越えて去っていく。
GM:それと同時にワーディングが解除される。
仁奈川伊由:「んなっ…、勝手なことばっか言いやがって……っ、あーもう!ああーーー!」
ピーター・ロイド:「叫んでると変な目で見られるぞ」
ピーター・ロイド:「仁奈川さん」
ピーター・ロイド:「落ち着いてる?」
仁奈川伊由:「なんであんたはそんな落ち着いてるのよっ!」
仁奈川伊由:「…………」
ピーター・ロイド:「…僕は」
ピーター・ロイド:「僕は、お前を許さないぞ!」
GM:そう言うとピーターは粗大ゴミをゴミ置き場に投げ入れ
仁奈川伊由:「…そう」
GM:走って去っていく。
仁奈川伊由:棒立ちになりながら、それを見送る。
仁奈川伊由:「それは………」
仁奈川伊由:「良かったわ」
仁奈川伊由:彼が自分を殺したいと思うならば、自分は決してそれを止められない。
仁奈川伊由:あたしは人形卿に命を救われた。
仁奈川伊由:でも、あたしが知るよりずっと前から、ピーターと彼は師弟関係にあったし、ピーターの方がよっぽど人形卿を慕っていた。
仁奈川伊由:あたしはピーターから人形卿を奪ったのだ。
仁奈川伊由:ピーターから、仁奈川さんと名前を呼ばれた。変な質感だった。耳にこびりついて離れない。
仁奈川伊由:…UGN、ヒロちゃんに連絡しなければ。新たな勢力に加え、前の事件から残る謎もある。今後どうするか、考えなければ。
仁奈川伊由:けれど、動けなかった。
仁奈川伊由:それらを行うことは、過去と決別した…フリをしていたことを、ずっと気になっていたのに、なんでもないフリをしていたことを否応に自覚させられることだった。
仁奈川伊由:自分の過去、何かを望まれ見捨てられた事、そしてそれ以前の……完全な"無"。
仁奈川伊由:あたしは何なんだろう。なんでここにいるんだろう。
仁奈川伊由:虚無感はとめどなく、今までよすがとなっていたモノを失ってしまったことを痛感した。
仁奈川伊由:「………人形卿」しゃがみこむ。
仁奈川伊由:「人形卿……………」
仁奈川伊由:「なんで死んじゃうのよ………」
仁奈川伊由:「馬鹿、馬鹿じゃないの…」
仁奈川伊由:頬が濡れていて、今更のように、泣いているのだと自覚した。

GM:シーン終了です
GM:ロイスの取得が可能
仁奈川伊由:シナリオロイスのピーターくんにロイスを取得します
仁奈川伊由:失ったモノ/ピーター・ロイド/誠意/罪悪感:〇/ロイス
仁奈川伊由:こちらで!
GM:はい了解です

ミドル1

GM:それでは再開していきましょう
GM:次のシーンは合流シーンになります
GM:全員登場なので登場ダイスをお願いします
風見将吾:むん!
露野勲:1d10+36
DoubleCross:(1D10+36)→3[3]+36→39

風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→8)増加(39→47)
風見将吾:うげー高い
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→7)増加(34→41)
露野勲:えい!えい!むん!
壱条ゆゆ:1d10+33
DoubleCross:(1D10+33)→3[3]+33→36

壱条ゆゆ:こいつ安定してんな……
仁奈川伊由:むん!
GM:最初は殺人現場で壱条さんとフィリップくんが少し現場検証を行います
GM:その場所を映して合流する感じで行きたいと思います

GM:画廊『ペーパー・ムーン』。
GM:死体は既に警察が確保し検死に回されている。
GM:店内には僅かな破壊跡と血痕が残るばかりだ。
壱条ゆゆ:「…………」 死体の白線を、血痕と見比べている。
フィリップ:「なるほど」
壱条ゆゆ:「目立った外傷は、腕……手元の弾痕。同位置に、携帯電話の破片の散乱」
フィリップ:手に持った捜査資料を眺めている。
フィリップ:「吐血の痕跡もあったようですね」
壱条ゆゆ:「110番の途切れ方からして、通報していた所を銃で撃たれた」
壱条ゆゆ:「ただ、血痕が少なすぎます。手を打たれたのに、その後暴れた形跡もない」
壱条ゆゆ:「直接の死因が別にある。検死結果は出ていますか?」
フィリップ:「まだの様ですね」
フィリップ:「それと…この場所」
壱条ゆゆ:「ここが?」
フィリップ:「死体から離れた場所にも破壊跡がある」
フィリップ:「もう一発撃った…という事かな」
壱条ゆゆ:「狙いを外した……という位置ではありませんね」
フィリップ:「何かが潰れたような…ネバネバした液体がこびりついているが」
壱条ゆゆ:「ネバ……?」
GM:黒い粘液のような染みがある。
壱条ゆゆ:「……単純な強盗か、店に関する諍いかと思いましたが。捜査官、気づいていますか?」
フィリップ:「ほう、そう言われるという事は何か気付いたという事ですね」
フィリップ:「ご意見を拝聴したい」
壱条ゆゆ:「110番から駆けつけるまで、そこまで時間は経ちませんでした」
フィリップ:「日本の警察は優秀ですね」
壱条ゆゆ:「立て続けに二発発砲した割に、我々が入ってきたとき火薬の残り香がしなかった」
フィリップ:「正にそう、その点ですね」
壱条ゆゆ:「改造エアガン等かもしれませんが……」
フィリップ:「改造エアガンでこの威力は出ないでしょう」
フィリップ:「破壊の後からしても只の銃と呼ぶには威力が大きい」
フィリップ:「エアガンではとてもとても」
壱条ゆゆ:「……。」ただの銃撃ではない。硝煙も薬莢も残さず、この威力を出す使い手を知っているから出た発想だ。
フィリップ:「では、そうですね」
壱条ゆゆ:「そのネバネバも、鑑識に回しましょう。検死結果も」
フィリップ:「それは勿論そうすべきですが」
GM:カードを一枚とりだす。
フィリップ:「ふむ、丁度いいのを引いた」
壱条ゆゆ:「?」
フィリップ:「サモンセット」
フィリップ:「『有能なる魔狼』」
GM:カードから一匹の狼が現れる
フィリップ:「さて、現場に何人の人間が居たかくらいは調べておいても無駄にはならないでしょう?」
壱条ゆゆ:「なっ」 目を丸くする。
GM:狼がイージーエフェクト《鋭敏感覚》を使用します
フィリップ:「ふむ、なるほど」
フィリップ:「どうやら犯行当時に現場に居たのは被害者ともう一人と言った所でしょうか」
フィリップ:「まあ、加害者と見て間違いないでしょう」
壱条ゆゆ:「警察犬……狼? ですか」
フィリップ:「…狼です」
GM:そう言ってカードに戻す。
壱条ゆゆ:「便利な力ですね。捜査官に向いている……」
フィリップ:「でしょう?」
フィリップ:「一人であるとわかれば捜査もしやすくなってくる」
壱条ゆゆ:「ええ。羨ましいですね。単独犯なら……あとは周辺の監視カメラをあたりますか」
フィリップ:「この辺り人通りも少ないですからね、それがいいでしょう」
フィリップ:「私は一度署に戻ります」
フィリップ:「只の殺人でなさそうなら本格的に我々の仕事になるでしょうからね」
フィリップ:「貴女はどうなさいますか?ミス壱条」
壱条ゆゆ:「そのようですね。お願いします」
壱条ゆゆ:「私はもう少し、検証を続けます。周辺に聞き込みも行いたいので」
フィリップ:「ではそちらはお任せします」
フィリップ:「何か解れば連絡を」
GM:そう告げるとフィリップさんはその場を立ち去ります。
壱条ゆゆ:その姿を見送る。「……ふう」
壱条ゆゆ:「……私も、ああいう感じの力なら良かったのに」
GM:その時、君の携帯に着信がある。
GM:相手は火渡ヒロミ
壱条ゆゆ:「? はい」
火渡ヒロミ:「ごめんなさい、お仕事中だったかしら?」
壱条ゆゆ:「お世話になっています。仕事中ですが……ということは、分かってかけてきたわけじゃないんですね」
火渡ヒロミ:「何か事件があった事は把握しているわ」
壱条ゆゆ:「流石の情報網ですね。それで、どういったお話ですか?」
火渡ヒロミ:「そちらにFHのエージェントが配属されたという事までは聞いてるの」
火渡ヒロミ:「それ以外にもFHエージェントが活動し出したみたいなのよ」
壱条ゆゆ:「…………ええ」 本当に耳が早い。
火渡ヒロミ:「その件について少し情報を纏めた方が良いかもと思って」
火渡ヒロミ:「とりあえず皆に声をかけたわけ」
火渡ヒロミ:「一度店の方に来られる?」
壱条ゆゆ:「FHは、一枚岩ではないのでしたか」
壱条ゆゆ:(ややこしい……。そういえば、捜査官の所属セルは確認していなかった)
壱条ゆゆ:「分かりました。どちらにせよ、しばらくは足で回るつもりだったので」
壱条ゆゆ:「その流れで良ければ」
火渡ヒロミ:「OK、将吾や勲にも連絡してるから」
火渡ヒロミ:「一時間後に店で」
壱条ゆゆ:「わかりました。では店で」
GM:----
GM:パティスリー「メゾン・デ・ボンボン」
GM:店内には既にいつものメンバーがほぼそろっていた。
壱条ゆゆ:「……どうも」裏口から入ってくる。
火渡ヒロミ:「いらっしゃい、お疲れさま」
露野勲:「……だから、あれは俺じゃねえ。ちゃんと調べればわかるはずだ、警察だって……」
壱条ゆゆ:「まだ勤務時間中ですので」
風見将吾:「おう壱条、来たか」
露野勲:「馬鹿じゃねえんだ。たぶん。……って言ってたら、来たな」
風見将吾:「聞いたか壱条? また勲がやらかしちゃったらしいぜ」
壱条ゆゆ:「早いわね。……どういうこと?」
露野勲:「やってねえっつってんだろ」
露野勲:「もう調べ始めてるのか? 画商殺しだ」
壱条ゆゆ:「画商殺し……その件ってこと? 確かにR案件だけど」
仁奈川伊由:正面のドアが開く。
風見将吾:どう考えても本人が説明した方がいいので、コーヒーを飲みながらマカロンをつまんでます。話がこじれそうになったら止めるつもりだ。
壱条ゆゆ:「まだ確定ではないわね。そう、丁度いいわ、勲、確認したいんだけど……」
仁奈川伊由:「………」目元と鼻を赤くしてムスッとした顔で大股に入店してくる。
火渡ヒロミ:「おかえり」
風見将吾:「おっ、ニナちゃんも来たか。画商殺しの説明が二度手間にならなくて済んだな」
火渡ヒロミ:「あら…どうしたの?」
風見将吾:「……なんか機嫌悪くないか?」
火渡ヒロミ:「美人が台無しじゃない」
露野勲:「……なんだ。UGNエージェント、厄介ごとか」
仁奈川伊由:「別に…」
火渡ヒロミ:「まあ、話したくなさそうなら良いわよ。気分が乗らない時もああるしね」
仁奈川伊由:「…………。…厄介事。そうかも」
火渡ヒロミ:「話せそうなら話してくれると嬉しいけど」
壱条ゆゆ:「ちょっと、大丈……」言いかけて口を噤む。人の事情に踏み込むのは得意ではない。
火渡ヒロミ:そう言って飲み物を壱条さんと仁奈川さんの前に置く。
火渡ヒロミ:「ローズフレーバーの紅茶を仕入れたの」
火渡ヒロミ:「落ち着くわよ」
仁奈川伊由:「うん…」壱条さんの近くにドサッと座る。
風見将吾:「困ったことがあったら俺らに相談しなよ、ニナちゃん。いま勲も現在進行形で相談してるところだし」
仁奈川伊由:「なに、なんかあったの」
露野勲:「青少年の相談が先か? 俺は別に相談してねえよ」
仁奈川伊由:「……ありがと、ヒロちゃん。ゴメン」
露野勲:「ちょっと事情も込み入ってるからな。さっさと終わる恋愛相談だか学校の悩みとかなら、先にそっちをやってくれ」
仁奈川伊由:「そっ…んなのじゃないわよ、馬鹿にしないでよ!」
露野勲:「俺は俺以外のやつが景気の悪いツラしてるのが嫌いだ」
風見将吾:「なんて自己中だ」
仁奈川伊由:「はぁぁ!?自分ばっか暗い過去背負ってるとでも思ってるの?」
風見将吾:「で、どうすんだ? お悩み相談は誰から行く?」
露野勲:「うるせえ。そんなにたいしたお悩みなら、お前が先に言え」
壱条ゆゆ:「二人とも、落ち着いて」
仁奈川伊由:「あーーっ、良いわよ、言わせていただきますわよっ!」
仁奈川伊由:「さっきコレクターズセルのエージェントとその部下が、あたしに会いに来て、こっちの活動は邪魔するなって言ってきただけよっ!」
風見将吾:「おうおう……おお!?」
露野勲:「……FHの、ヤバいセルだよな?」
火渡ヒロミ:「コレクターズセル…の誰だったの?」
風見将吾:「え、そんなにサラッと会えていいものなのか?」
壱条ゆゆ:「あの、ガスマスクの連中……?」
仁奈川伊由:「そうよ。あたしを捕まえて人体実験してたセルよ」
仁奈川伊由:「会いに来たのは魔石卿とその部下。ピーターって奴。ガスマスクの…あたしを実験してた奴とは違う勢力だから」
仁奈川伊由:「あたしのことは放置するって…だから、そう、それだけよ。ええ、なんでもないわ。何でもないわね!」
火渡ヒロミ:「魔石卿…ロックフォードね」
火渡ヒロミ:「忠告してくるだけマシな相手ね」
露野勲:「……どう考えても何でもあるやつの台詞だが、そいつは突っ込んでいいのか?」
仁奈川伊由:「そうよ…。以上、終わり、たいしたお悩みでもたいした報告でもなくて悪かったわね!」
火渡ヒロミ:「いいえ、ちょうどその件をみんなに伝えておこうと思ったの」
火渡ヒロミ:「相手がわかったのはラッキーだったわ」
風見将吾:「そうツンツンするなよ。じゅうぶん大した悩みだ」
火渡ヒロミ:「十海のお婆ちゃんからお話があってね」
風見将吾:「大変だったなニナちゃん。紅茶飲んでリラックスしな」
仁奈川伊由:「うるさい、もう……」
火渡ヒロミ:「この街のFHが外部に協力を依頼したらしいって話を教えてくれたんだけど」
火渡ヒロミ:「恐らく、その相手が魔石卿ね」
壱条ゆゆ:「外部に依頼……?」
壱条ゆゆ:「……確認するんですが、その魔石卿というのは」
壱条ゆゆ:「金髪の外国人だったりしますか?」
仁奈川伊由:「違う。黒髪の眼鏡の外国人」ムスッとした表情で言う。
露野勲:「ご立派な名前がついてるんだから、セルの中でも実力者だろ。ンなやつが出張って来てるのか」
火渡ヒロミ:「警察の方にも一人来たのよね?」
露野勲:「こいつ……仁奈川は、引っ込めといた方がいいんじゃないのか?」
壱条ゆゆ:「はい。初対面からFHエージェントを名乗られました」
仁奈川伊由:「実際に動くのは、そいつの部下みたいだけどね……」
風見将吾:「どんどんFHが増えてくな……敵なのかどうかもイマイチ分からんし、居心地が悪い」
壱条ゆゆ:「フィリップ・ムーンライトという男です。この街のFHに要請を受けて配属されたと」
仁奈川伊由:「……」露野さんを睨む。
火渡ヒロミ:「この街のセルは研究がメインらしいから」
火渡ヒロミ:「実働となると外部に幾つか依頼をだしたと考えるのが良さそうね」
壱条ゆゆ:「まだ会ったばかりなので何ともいえませんが。今のところ、通常の仕事はこなしています」
露野勲:「警察に入り込めるのかよ。そんなに堂々と」
壱条ゆゆ:「元から警察なのよ。イギリスのね」
壱条ゆゆ:マッチポンプを連想するが。それなら初手で身分を明かすのは悪手だろう。
風見将吾:「ヒロちゃん。さっき勲も言ってたが」
風見将吾:「実際ニナちゃんはどうするんだ? FHとは色々因縁があるんだろ」
風見将吾:「安全を考えるなら、引っ込めるって手も確かにアリだぜ」
露野勲:「見えてるだけで活動してるFHが2人。この前は出くわすなり殺し合いになりかけたぜ」
仁奈川伊由:「引っ込めるって…」涙目を誤魔化すようにしきりに瞬きしている。「…引っ込める場所もないよ、あたし」
火渡ヒロミ:「…本当にニナが嫌なら」
火渡ヒロミ:「この街の外に出るっていう手はあるわ」
壱条ゆゆ:「――――」かつん、と指で机を叩く。心なし強めに。
壱条ゆゆ:「また、そうやって」
露野勲:「……ンだよ、壱条」
壱条ゆゆ:「他人を、勝手に蚊帳の外にする気?」
壱条ゆゆ:目を細めている。警官としてではなく、壱条ゆゆとしての、素の言葉。
露野勲:「……悪いか? そんなに自分からヤバいことに首を突っ込みたいのか、お前も。仁奈川も」
壱条ゆゆ:「…………。」少しして、口を抑える。
壱条ゆゆ:「当人の意志の問題でしょう。彼女は、少なくとも、力と立場は備えてる」
壱条ゆゆ:「前回の事件でそれは分かってる。それなら、他人が口を出すものじゃない」
露野勲:「……そうかよ。なら、勝手にしろ」 分かっている。それぐらいしか言えない。
仁奈川伊由:「…分かんないわよ、あたしだって…」
壱条ゆゆ:「……話が崩れたわね。ごめんなさい、仁奈川さんも」
風見将吾:「本人の気持ち次第だよな実際。街の外にとんずらするか、自ら厄介事に首を突っ込むか……」
壱条ゆゆ:「現状の共有に戻りましょう。FHが二人、近辺で動き始めている。他は?」
風見将吾:「オジサンとしては居てほしいな~。やっぱUGNエージェントは頼れるし!」
仁奈川伊由:「……ここで逃げたら」
風見将吾:「そう、現在進行形で殺人犯にされかけてる奴もいるし……」
仁奈川伊由:「あたし、自分がどこで生まれたのかも分かんないまま、誤魔化して生きるしかなくなるの」
仁奈川伊由:「自分で犯した罪からも、逃げて……」
仁奈川伊由:「…………。なんでもない。次。話。して」
壱条ゆゆ:仁奈川さんを少し見つつ。「……殺人犯?」
露野勲:「だから殺人犯じゃねえって言ってるだろ」
壱条ゆゆ:「画商殺しってさっき言ってたわよね」
露野勲:「ああ。月本って画商に用事があってな」
壱条ゆゆ:いまいま捜査してきたばかりの事件だ。報道はもちろん、署内にすら伝わっているかどうか。
壱条ゆゆ:「はい?」
壱条ゆゆ:間の抜けた返事をしてしまう。
露野勲:「月本だよ。盗品も扱ってるって画商の」
壱条ゆゆ:「し、知ってるわよ。」
露野勲:「……じゃあ、そいつが殺されたってことも知ってるな?」
壱条ゆゆ:「ちょっと待って。まさか」弾痕。硝煙の残らない銃。
壱条ゆゆ:「そこで力、使った?」
露野勲:「そうだ。警察に連絡されそうになったから、銃撃した。膝にも打ち込んだ」
壱条ゆゆ:かしゃん。
仁奈川伊由:「……殺人犯じゃん」ティッシュで鼻をかみながら呟く。
壱条ゆゆ:ノータイムで、勲さんの手首に手錠がかかる。
風見将吾:「おおい!?」
壱条ゆゆ:「……容疑者、確保」
仁奈川伊由:「人に色々言っておいて……犯罪者………」
風見将吾:「もうちょっと話を聞く姿勢を見せてやれよ! 幼馴染だろ!」
露野勲:「ち、違う! ンなわけあるか!」
壱条ゆゆ:「すみません。ちょっと捜査中の事件に進展が生じたので、このあたりで……」
風見将吾:「ニナちゃんも! 仲間だよ仲間!」
火渡ヒロミ:「うーん、真面目ねえ」
露野勲:「俺じゃねえってもうここ来たときから100回は言ってるけどな!」
壱条ゆゆ:「続きは署で聞きます」
露野勲:「カブトムシだよ!」
仁奈川伊由:「仲間~!?幼馴染の風見さんはそう思うかもだけどねえ…」
露野勲:「月本の体内からカブトムシが出てきて、食い破られて殺されちまった」
壱条ゆゆ:「幼馴染でも家族でも情けはかけませんが……」
仁奈川伊由:「………はあ?」振り向く。
露野勲:「死んだ後も体が動いて、電話までかけようとしたんだ! 明らかに嵌められて、この……こう! こうなる予感がしたから」
露野勲:「腕も膝も撃って逃走してきたんだよ!」
壱条ゆゆ:「そのカブトムシはどうしたのよ」
風見将吾:「……カブトムシ?」
露野勲:「一匹は撃ち殺したが、やつら群れでいやがって……」
露野勲:「ぜんぶ相手にしてる暇はなかった」
風見将吾:「カラダん中に巣食ってたのか。エイリアンの幼体みたいだな」
仁奈川伊由:「何、誰かに恨まれてるの?」
露野勲:「知るか。恨まれてるとしたらその月本ってやつだ」
露野勲:「俺がある人間の名前を口にしたら殺されたからな」
壱条ゆゆ:「…………」壁のネバつく――潰れた虫の体液。致命傷が別個にある被弾者。辻褄は合わなくはないが。
壱条ゆゆ:「殺人現場を放置して…………」
壱条ゆゆ:浮かせかけた腰は降ろすものの、手錠はかけたままだ。
仁奈川伊由:「何それ。そんなたいそうな人間の名前知ってるの?」
風見将吾:「よっぽどの地雷ワードだったんだろうな。カブトムシの元カノか何かか?」
露野勲:「この街に住んでる人間なら知ってるかもな」 手錠のかかった腕をまくりあげる。何が『発動』のキーになるかわからない。発生も筆記も危険かもしれない……よって
露野勲:「こいつだ」 『星見塔湖』と傷跡で刻んでいる。
露野勲:「俺が知ってることは、以上だ」
風見将吾:「……なるほどなあ」
仁奈川伊由:「グロ……」傷跡に顔をしかめる。
風見将吾:「少なくともこの事件の間は、こいつの名前を変に口にしたくはないな。オーケーオーケー」
風見将吾:「しかしカブトムシか……カブトムシね……」
仁奈川伊由:「その人ってアレでしょ。歴史の本とかいっぱい出してる人でしょ。何で?何?街で何が起きてるの?」
露野勲:「あん? お前、カブトムシ飼うの好きだったか?」
風見将吾:「どうもカブトムシが大量発生してるみたいなんでね」 セミナーのパンフレットを置く。
壱条ゆゆ:傷跡を見て顔をしかめつつ。
風見将吾:あと、セミナーで買ってきた3000円の一番安いお守りも。
壱条ゆゆ:「何これ……」
露野勲:「……そっちの方向行っちゃったか」
風見将吾:「あー、皆様と違って全然大したことのないお悩みなんですが」
風見将吾:「ちっげーよ! ……俺なりに調べたんで、一応ご報告しても?」
壱条ゆゆ:「まさかあなた、怪しげな商売に……」 と言いかけたところで、お守りに気づく。
壱条ゆゆ:「このデザインって、ちょっと」
仁奈川伊由:「たいしたことある時のフリじゃんそれ」苛々している。
露野勲:「……黒繭か、おい?」
風見将吾:「そうなんだよ。前回のあの子が持ってた奴ともよく似てる」
風見将吾:「ご丁寧に雑誌に広告まで出してやがったからさ。セミナーに乗り込んだら、まーヤバかったぜ」
風見将吾:「ありゃ絶対オーヴァードだ。変な黒いオバケみたいなのと、お前の言ってたカブトムシみたいなのが一般人を煽動してやがった」
風見将吾:「だからこれは参考資料だ。……変な宗教にハマったわけじゃねえからな!」
風見将吾:その他、起こった出来事は全部プリントアウトしてまとめてあります。
風見将吾:カブトムシが出てきた。20万くらいするお守りが飛ぶように売れていた。社長がボウガンで撃たれて蘇った。などなど。
露野勲:「浦戸哲也……か」
仁奈川伊由:「………セミナーの人間全部にカブトムシが入ってたら」
仁奈川伊由:「セミナー会場でその名前叫んだら地獄絵図になるね」用紙を眺めながらボヤく。
露野勲:「月本みたいに条件付きで取りつかれてんなら、そうだろうな」
壱条ゆゆ:「撃つ方も撃つ方だわ」
風見将吾:「なんか撃つ流れになっちゃったんだよなあ」
壱条ゆゆ:「あのね……」セミナー主催者の顔も確認。「こっちも。魔石卿でもムーンライト捜査官でもない、か」
仁奈川伊由:「オーヴァードのリザレクト現象とは思えないって、ホント? 素人判断じゃないの?」
露野勲:「オーヴァードならなんでもアリだろ。一番その現象であり得そうなのは、体の硬質化か軟質化でそもそもダメージ受けねえやつ。それと……」
風見将吾:「あっこんにゃろう。オーヴァード歴12年おじさんを素人扱いしやがって」
露野勲:「ホントにマジで運がいいだけってオーヴァードも聞いたことがある。オルクスだっけか? その極端なやつとか」
風見将吾:「……ああ、オルクス。そんなのもあったな。それかな……」 素人!
壱条ゆゆ:能力類型についてはあまり詳しくない。
仁奈川伊由:「12年オーヴァードやってたって独学ならこのザマじゃない…」
露野勲:「なんにしても、その社長ってやつを問い詰めるのが速そうな気がして来たぜ」
壱条ゆゆ:「とはいえ、オーヴァードと新興宗教が相性が良いってのは何度も言われたし」
露野勲:「カブトムシ使ってんのはもう間違いねえだろ」
壱条ゆゆ:「ただ……この街の治安がFHに依存してるって話が本当なら」
壱条ゆゆ:「単独オーヴァードが能力使って詐欺セミナーをやってるのを見逃す?」
風見将吾:「つっても、詐欺なんてこのご時世山程あるだろ」
露野勲:「……コレクターズ・セルがなんかの目的で出張って来てるなら」
風見将吾:「あっちも忙しいから、ちんけな詐欺は放置してんじゃないか?」
露野勲:「ノイズにしかならねーから叩き潰しとくか、とか考えないか? 俺が反社会組織の思考をトレースしすぎか?」
壱条ゆゆ:「暴力団なら、逆にそういうビジネスこそ見逃さないでしょうけど」
壱条ゆゆ:「FHだと何とも言えない……のかしらね」
風見将吾:「あんなに優しかった勲ちゃんが、すっかり暴力的思想になっちゃったなあ」
露野勲:「うるっせーな! 将吾に言われたくないんだよ! どっちにしろ、俺はこの社長だかなんだかを調べにいく」
壱条ゆゆ:「え」 勲を見上げる。
露野勲:「そもそも手口が気に入らねえ。『お願い社長!』で願いが叶うなら、誰も苦労はしねーんだよ」
壱条ゆゆ:当然連れて行くものは連れて行くつもりだった。
風見将吾:「俺もこの件から手を引くつもりはない。一般人が詐欺にひっかかんのは別にいいが、このお守りをバラまいてんのは流石に見逃せねえからな」
風見将吾:胸ポケットに入れてある自分のお守りをちらりと見る。
風見将吾:「あと」
仁奈川伊由:「………」3人のやり取りをムスッとした顔で眺めている。
風見将吾:「FHの動向も気になる。ニナちゃんをほっとくわけにゃいかんだろ」
仁奈川伊由:「…別に良いよ、あたしのことなんか…」
仁奈川伊由:「幼馴染3人で一致団結してればいいじゃん」
露野勲:「……おい。反抗期が一名いるぞ」
仁奈川伊由:「うっさい!」
壱条ゆゆ:「団結してるわけでも……」言いかけて。
火渡ヒロミ:「まあ、協力した方が結果的に良い方向に流れるとは思うわよ」
壱条ゆゆ:少し考えて、手錠を解く。「勲はさっさと行って。話がややこしくなる」
風見将吾:「逮捕はやめるのか」
風見将吾:「殺人犯をアゲたら大出世だぜ」 茶化すように言う。
露野勲:「そうかよ。……拗ねた子供の世話は任せた」
仁奈川伊由:「子供扱いしないでってば……!」
壱条ゆゆ:「……気が変わらないうちに行きなさいよ」
露野勲:「先に行くぞ将吾」 片手を振って店を出ましょう!
風見将吾:「はいはい。んじゃ、拗ねたオトナはこっちで面倒を見るか」 立ち上がる。
風見将吾:「お姫様をヨロシクな」
風見将吾:「おい待てって勲! お前シメーテハイされてるかもしれねえのにそんな……」 追いかけて出ていきます。
仁奈川伊由:「それも馬鹿にされてるみたいなんだけど……!もう……!」
仁奈川伊由:苛々を隠しもせず立ち上がり、出て行こうとする。
壱条ゆゆ:「……待って、仁奈川さん」
仁奈川伊由:「………何」
壱条ゆゆ:「少し、聞きたいことがあって。良いかしら」
壱条ゆゆ:疲れた様子で、額に手を当てる。
仁奈川伊由:「聞きたいこと? お姉さんの神隠し事件に繋がりそうことでもあった?」
壱条ゆゆ:目を細めて、二人が出て行ったあとを見送る。
壱条ゆゆ:「…………はあ……。」
仁奈川伊由:「いきなり溜息」苛々している。
壱条ゆゆ:「民間人への情報漏洩。重要参考人の身内の放置。FH……テロ組織との癒着……」
壱条ゆゆ:「…………警官として推奨されない行為の満漢全席だわ」
仁奈川伊由:「……」ムスッとしている。
壱条ゆゆ:「ただ……それだけじゃないの」
壱条ゆゆ:「さっきからずっと、うるさくて……」
壱条ゆゆ:そこまで言って、仁奈川さんにも聞こえるだろう。
壱条ゆゆ:かすかな、猫の鳴き声が。
火車:にゃおん
火車:小さな、燃え盛る体毛を持つ炎の猫が、テーブルの上にあがってくる。
仁奈川伊由:「……」視線を動かして、火を宿す猫を見る。
壱条ゆゆ:イージーエフェクト《炎の理》。ゆゆが軽く撫でる。その炎は熱さはなく、仄かに暖かい。
火車:にゃおん。ゆゆの手をすり抜けて、仁奈川さんの方へと寄っていく。
仁奈川伊由:「……何…」
火車:尻尾を揺らして、手元にすり寄る。
壱条ゆゆ:「苦手じゃないなら、触ってあげて」
仁奈川伊由:「…こんなの、レネゲイドビーイングか何かでしょ…」
壱条ゆゆ:「UGNでの分類は、よくわからないけど……一応、私が飼い主……ってことになるのかな」
仁奈川伊由:「あたし達の能力が発現してるのに過ぎないのよ…こんなのは…」
火車:にゃおん。
仁奈川伊由:「………」
火車:表情はうかがえないが、柔らかな声が聞こえる。
仁奈川伊由:手のひらを翳して、猫に遊ばせる。
壱条ゆゆ:「そうね。単に、わたしがレネゲイドを制御できてないだけかもしれない」
壱条ゆゆ:「でも、その子たちが、こうして出てくるときは決まってるの」
壱条ゆゆ:「……この子たちは、”罪”をくべる火」
壱条ゆゆ:「罪人。悪意。それに……”罪の意識”に、寄っていく」
仁奈川伊由:「…ふうん」
仁奈川伊由:「この猫で、罪人を罰するの?壱条さん、警察官だもんね」
仁奈川伊由:「適役じゃん」
壱条ゆゆ:「さあ。彼らが何のために、私に憑いたのかはわからないわ」
壱条ゆゆ:「……コレクターズセルから逃げ出した、って言うけれど。」
壱条ゆゆ:「単に逃げ出しただけなら。彼らがこうして寄ってはこない」
壱条ゆゆ:「何があったのか……話してと頼んでも、いい?」
仁奈川伊由:「……それを話して」
仁奈川伊由:「壱条さんは、どうすんの?」
壱条ゆゆ:「悪いことだったら、捕まえる。かもね」
壱条ゆゆ:ぎこちない調子で。軽口を言おうとした。
壱条ゆゆ:(風見みたいにはいかない)
壱条ゆゆ:「それにね。警官として。苦しんでいる子がいたら……力になりたい」
仁奈川伊由:「そう。警官だもんね」
壱条ゆゆ:捕まえること。力になること。真逆で、繋がらない。
仁奈川伊由:「警官だから、悪い奴は罰するし、苦しんでる子がいたら手助けしたい」
仁奈川伊由:「それで、壱条さん自身は、幼馴染の人たちと昔の事件の謎を解き明かそうとしてる」
仁奈川伊由:「……バカみたいじゃん、あたし…」
壱条ゆゆ:「……あの。そこなんだけれど」
仁奈川伊由:「ひとりでキレて周りの大人に面倒見られて、バカみたい」
仁奈川伊由:「…そこ?」
壱条ゆゆ:「私、あの二人とは違って、13年前の事件をいつまでも探してないわ」
壱条ゆゆ:「あの大人子供二人と一緒にされるのは、すこし不本意」
仁奈川伊由:「……そう」
壱条ゆゆ:「あまり説得力はないかもしれないけれど……でもね」
壱条ゆゆ:「失礼だけど、なんとなく、同じなのかなって思ったの」
仁奈川伊由:「同じ?」
壱条ゆゆ:「……罪の意識、だけがあって」
壱条ゆゆ:「誰にも責めてもらえないのは、……つらいから」
仁奈川伊由:「………猫に」
仁奈川伊由:「罰せられたいのは、壱条さんなの?」
壱条ゆゆ:「………………。…………」
火車:にゃおん。にゃおん。
火車:尻尾を立てて、くるくると、今度は壱条のまわりを回る
壱条ゆゆ:「そうね。そうかも」
仁奈川伊由:「……あたしは、あたしの犯した罪があると思っているよ」
壱条ゆゆ:「……馬鹿みたいな話でしょう。わたし」
仁奈川伊由:「壱条さんは……」言葉を切る。「ん?」
壱条ゆゆ:笑みにもならない。掠れるような表情。「……ううん。聞かせて」
仁奈川伊由:「ううん、あたしのこと聞きたいなら、壱条さんから教えてほしい」
仁奈川伊由:「あたしの罪は、あたしのものだから。同情されたいんじゃないから」
壱条ゆゆ:「……強いのね」
仁奈川伊由:「壱条さんは、どんな罪を犯したっていうの?」
壱条ゆゆ:「……13年前にいなくなった子……あなたにそっくりな九段さんは、山中で、通り魔に襲われたの」
仁奈川伊由:「通り魔…?」
壱条ゆゆ:「今となっては分からないけど。そいつは山中で、動物を殺して怪しげな儀式をしてた、頭のおかしい男に刺されて、倒れて」
壱条ゆゆ:「わたしは気を失って……気づけば山の麓にいた。その”気づけば”の間に、あの二人は何か超常を見て、オーヴァードになった」
壱条ゆゆ:「私にはそれはなかったから。起きた事実を単純に捉えた」
壱条ゆゆ:「『私が、肝試しだと提案して』行った危ない場所で、大好きだったひとが、犯罪者に刺されて、死んだ」
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:壱条さんを見やる。彼女の傍にいる猫を。
壱条ゆゆ:「私のせいじゃない。罪を犯したのは、直接やったのは犯罪者。あるいは、その場にいた何かの怪物?」
壱条ゆゆ:「……関係ないのよ。私の罪は変わらない。私が提案しなければ、姉代わりだった九段さんも」
壱条ゆゆ:「あの二人だって、昔はもっと素直で、真面目で、優しい友達だった」
火車:猫の毛並が燃えさかる。焚火のような暖かい熱。
仁奈川伊由:「あの二人が、素直で真面目で優しい……」あんまり想像できない。
壱条ゆゆ:目を細めて、その背を撫でる。
壱条ゆゆ:「想像できないでしょ」
仁奈川伊由:「できない」
壱条ゆゆ:「私もそうよ」僅かに表情を崩す。
仁奈川伊由:「……壱条さんのせいじゃない」
仁奈川伊由:「とか」
仁奈川伊由:「言われたいんじゃないでしょ」
壱条ゆゆ:「……引きずらないでって、誰もが皆、言う」
壱条ゆゆ:「でも。それじゃ本当に、九段さんはただ死んだだけになる」
仁奈川伊由:「そうだね。あの男二人もそういう事言いそう」
壱条ゆゆ:「せめて私が。その罪の意識を抱えて、一人でも多く、誰かを助けて、救わないと」
仁奈川伊由:「……………」
壱条ゆゆ:「彼女の死すら、ただの災厄になっちゃう。私はそれが耐えられない」
仁奈川伊由:「(13年前の事件を探していない、って言うけど)」
仁奈川伊由:「(そこから動けてないのは壱条さんも同じなんじゃないの……)」
仁奈川伊由:という視線を送る。
仁奈川伊由:「……だからあたしのことも気になるんだ」
壱条ゆゆ:「うん、そうね。……あの、そのね」
壱条ゆゆ:「……私がこれを話して、仁奈川さんが話さないで行ってしまうと」
壱条ゆゆ:「私、年下の女子高生を相手に恥を晒しただけの警官になってしまうのだけど……」
仁奈川伊由:「………あは」笑う。「それもあたし的には面白いけど」
仁奈川伊由:「でも、ヤだな。結局、お姉さんの事件が遭ったから、っていうのが」
仁奈川伊由:「あたし自身に、ここにいる、このあたしに興味があるから、っていうのがいい……」
仁奈川伊由:言いながらしゃがみ込む。
壱条ゆゆ:「仁奈川さんの話を聞きたいというのは、本当よ」
壱条ゆゆ:「ただ、説得力ある理由が必要かな、と思って……」
壱条ゆゆ:「理由に他のものを持ってきてほしい、というのはちょっと難しい」
壱条ゆゆ:「察してると思うけど、ほぼ13年前のその心的外傷だけで私の血と肉と骨はできてるから」
壱条ゆゆ:こともなげに。
仁奈川伊由:「だからヤなんだってば…」
仁奈川伊由:「全部、13年前の事件、13年前の事件……そんなのじゃなくて」
仁奈川伊由:「ただ、現在があって、あたしと壱条さんがいて」
仁奈川伊由:「可哀想な過去比べをしたい訳でもないよ、あたし」
壱条ゆゆ:「……ん……」
仁奈川伊由:「ただ、偶然出会ったあたしに興味を持ったっていう、そんなちっぽけな理由で、十分なんだよ、あたしは…」
壱条ゆゆ:口元に手を当てる。
仁奈川伊由:「…コレクターズセルの中で、人形卿だけはそうしてくれたの。ピーターも、なんだかんだ言って、あたしと普通に話してくれた」
仁奈川伊由:「そんで、普通に仲良くなって、で、あたしの実験が上手くいかなくって、そのままだとあたしは殺されるかもしれなくて」
壱条ゆゆ:「…………」
仁奈川伊由:「あたしは…結局、自分が何の実験を受けていたかすら分かんなくて…逃げたくて……逃げたの」
仁奈川伊由:しゃがんだまま、目線を床に落としている。
仁奈川伊由:「人形卿が助けてくれた。ヒロちゃんに出会って、UGNチルドレンになって…」
壱条ゆゆ:「人形卿……それも、コレクターズセルのエージェントなのね」
仁奈川伊由:「うん。人形卿、あたしの脱走を手引きしたことバレたら、殺されちゃうんじゃないか、とは思ってた」
壱条ゆゆ:>「FHとて色々な人間が居ると思って欲しいものだ」
壱条ゆゆ:奇しくも、捜査官の台詞を思い出す。
壱条ゆゆ:「それでも、貴女のことを助けてくれたの」
仁奈川伊由:「うん」
仁奈川伊由:「助けてくれたの」
壱条ゆゆ:「素敵な人だった?」
仁奈川伊由:「うん、カッコ良かったし、ちょっとキザだったけど…」
仁奈川伊由:「でも、その人が、あたしを人間にしてくれたんだよ」
壱条ゆゆ:「人間に……」
壱条ゆゆ:胸が痛む。FHの実験体、と言葉にしてみればそれだけだが。
壱条ゆゆ:人間ですらなかった。この子の中では。
壱条ゆゆ:「それが、あなたの恩人なのね」
仁奈川伊由:「そう」
仁奈川伊由:「食堂で見かけたってだけで、優しくしてくれたの」
仁奈川伊由:「……」「……本当は、なんか理由あったのかな」
仁奈川伊由:「人形卿も、誰かの思い出があって、あたしを助けようと思ったのかな…」
仁奈川伊由:しゃがみ込んだまま俯いて、自分を抱き締めるようにしてしまう。
壱条ゆゆ:「……そんなことは」
壱条ゆゆ:ないとは言い切れない。警官としての理性がそう告げる。その男のことを何も知らないのだから。
壱条ゆゆ:けれど。
壱条ゆゆ:「そんなこと、ないわよ」
仁奈川伊由:「ううぅう…」
壱条ゆゆ:身を乗り出す。
仁奈川伊由:「ううううう……!」
仁奈川伊由:何も言えず、ただ泣きじゃくっている。
壱条ゆゆ:「貴女を助けるために。その人は、善意と、命をかけてくれたの」
壱条ゆゆ:「だから。……うう」
壱条ゆゆ:近づいて、肩を抱くように触れる。
火車:にゃおん。にゃおん。
火車:尻尾が頬を撫でる。熱に晒された雫が尾の上で蒸発する。
壱条ゆゆ:「その人が命をかけてくれたんだから。……罪だなんて言わないで」
仁奈川伊由:「い、壱条さんだって、そういうこと、言われたいくせに…」
仁奈川伊由:「やだもう、こんな風にしたいんじゃないのに、あたし…!」
壱条ゆゆ:「……う」やや怯む。
仁奈川伊由:「もうやだ、止まらな………、うぅうーーー………!」
壱条ゆゆ:「そういうのはいいの! ……子供が泣くことに」
壱条ゆゆ:「女の子が泣くことに、正しい理由なんて要らないんだから」
壱条ゆゆ:慣れない手つきで浅く抱きしめる。
壱条ゆゆ:自分はもういい。嫌というほど悩んだ。泣いた。繰り返した。
壱条ゆゆ:だけど、誰もが自分のようになってほしいだなんて、思うわけがない。
壱条ゆゆ:「大丈夫。今は、泣いていいから。仁奈川伊由さん」
壱条ゆゆ:人間になったという彼女の名前を、繰り返し呼んだ。
仁奈川伊由:感情が溢れるままに涙を流す。
仁奈川伊由:罪だと思う限り、罪で。「許さない」と宣告されたばかりで。
仁奈川伊由:けれど、その思い出を否定したくもない。
仁奈川伊由:ここにいる仁奈川伊由を、唯一無二の自分に、価値を与えてくれる人を、ずっと待っている。

GM:シーン終了です
GM:ロイスの取得と購入が可能
仁奈川伊由:壱条さんにロイスを 共感/隔意:〇/ロイスで取得します
壱条ゆゆ:同行者/仁奈川伊由/庇護:○/隔意/ロイス
仁奈川伊由:購入は応急手当!
風見将吾:ロイスはどうしようかな
仁奈川伊由:7dx>=8
DoubleCross:(7DX10>=8)→10[1,2,3,6,7,10,10]+9[4,9]→19→成功

仁奈川伊由:スゲ~の変えました
風見将吾:取るなら露野さんだけど、まだいいか! 購入だけやります。
露野勲:うーん
露野勲:ボディアーマー!
露野勲:2dx>=12
DoubleCross:(2DX10>=12)→8[4,8]→8→失敗

風見将吾:こちらも無敵のボディアーマー。骨の剣のガード値なら結構バカにできないぞ
露野勲:NO...
壱条ゆゆ:購入はアレ ミドル用に日本刀相当の警棒を買います
風見将吾:2dx>=12
DoubleCross:(2DX10>=12)→10[8,10]+10[10]+9[9]→29→成功

風見将吾:ファッ!?
仁奈川伊由:すっすげえ!?
風見将吾:アームドスーツ買えたじゃん!
壱条ゆゆ:コネ:手配師を使用!
露野勲:仁奈川伊由チャンにロイス! 庇護/憤懣〇 いまはこれで!
風見将吾:グローリーサクセスボディアーマーを装備します
露野勲:これは後で怒られるやつ!以上!
壱条ゆゆ:5dx+3 
DoubleCross:(5DX10+3)→9[2,4,6,6,9]+3→12

壱条ゆゆ:買えた! 装備!
風見将吾:ロイスは無し!以上です

ミドル2

GM:ミドル 情報収集シーンです
GM:シーンプレイヤーは壱条さん 登場は任意です
壱条ゆゆ:1d10+36
DoubleCross:(1D10+36)→4[4]+36→40

風見将吾:とりあえず出ようっと
仁奈川伊由:でよでよ
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→4)増加(41→45)
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→4)増加(47→51)
風見将吾:よしよし低め
露野勲:1d10+39
DoubleCross:(1D10+39)→2[2]+39→41

壱条ゆゆ:ひ、ひっくい
露野勲:おちつき
壱条ゆゆ:なんなんだお前は
仁奈川伊由:やすらぎ…
GM:安定しているがダイスボーナスが遠くなりそう

GM:現在調査できる情報項目は

現場の痕跡について 情報:警察8
フィリップ・ムーンライトについて 情報:UGN7
浦戸哲也について1 情報;裏社会6
ピーターと魔石卿の目的について 情報:UGN7 情報:裏社会7
黒いカブト虫について 情報:オカルト6
月本の持っていた絵について 情報:噂話8
黒いお守りについて 情報:UGN6 情報:噂話6
TIPS 星見塔胡について 情報:オカルト10 情報:噂話10
TIPS 魔石卿について  情報:UGN8
TIPS コレクターズセルについて 情報:UGN7

GM:沢山ありますね
仁奈川伊由:たっ たくさんある!
壱条ゆゆ:めっちゃある~
露野勲:どれからいこうかな…
風見将吾:ヒエー
GM:TIPSは進行には関わりないやつです
仁奈川伊由:えーどうしようかな
風見将吾:風見的には現代の聖人・浦戸社長か、セミナーに行くきっかけになった黒いお守りか、カブト虫
風見将吾:でもカブトムシは露野さん行きたいですよねこれ
露野勲:「月本の持っていた絵について」をやはりやりたい
仁奈川伊由:先にTIPSの魔石卿についてを調べようかな
壱条ゆゆ:バディムーヴもあるからね
仁奈川伊由:そうよ!
仁奈川伊由:というわけでこちらも判定しよう
仁奈川伊由:魔石卿について 情報:UGNでコネ使用し判定します
仁奈川伊由:9dx+1>=8
DoubleCross:(9DX10+1>=8)→10[1,1,2,3,7,8,8,8,10]+5[5]+1→16→成功

風見将吾:えーっつよい
露野勲:カブトムシよりも絵を優先していきます、これが探偵の仕事!
露野勲:噂話はそんなに得意ではないが……!やってやる!難易度7!
露野勲:違う、8じゃん!でもがんばります
露野勲:2dx+1>=8
DoubleCross:(2DX10+1>=8)→9[5,9]+1→10→成功

壱条ゆゆ:とりあえず事件現場の痕跡とっとく
壱条ゆゆ:コネ:警察で振ります
壱条ゆゆ:警察手帳の効果も!
壱条ゆゆ:4dx+4
DoubleCross:(4DX10+4)→10[1,1,1,10]+2[2]+4→16

露野勲:YES!
仁奈川伊由:ゆゆチャンもつよ!
壱条ゆゆ:なんだその出目
露野勲:イェイイェーイ
壱条ゆゆ:ファンブル寸前じゃん 凹んでんの?
露野勲:1が3つ
GM:こわー
仁奈川伊由:あらあら…
風見将吾:ピーターと魔石卿に行くワンよ~
風見将吾:今こそ奴らの思惑を暴き、ニナちゃんと仲良くなる時! ARPAの書を使ってダイスを+3。
風見将吾:5dx>=7 どっちもないので裏社会で振ります
DoubleCross:(5DX10>=7)→8[1,4,6,6,8]→8→成功

風見将吾:入っててよかった宇宙友愛協会
仁奈川伊由:おお 成功!
GM:全員成功ですね
GM:絵、現場、ピーターと魔石、TIPS魔石卿
GM:公開していきます

・月本の持っていた絵について
画廊の中にはそれらしき絵は見つからなかった。
しかし、その絵を数年前に月本が手に入れたのは確かなようだ。
誰かに売ったのかもしれない。
月本の所有する金の流れを追えば絵の売り先がわかるかもしれない
→金の流れ 情報:裏社会9

・現場の痕跡について
殺害された死体は内部、特に心臓の中から破壊されている、直接的な死因はそちらにある。
また現場に残されたカブト虫の残骸の染みのようなモノは分析の結果、油絵具の顔料のようなものだった。

・ピーターと魔石卿の目的について
聞き込みや行動を追跡した結果、彼らは繭玉と呼ばれる物を探している。
願いを叶えるというその性質の元が賢者の石ではないかという予想があるようだ。

・TIPS 魔石卿について
力ある魔石を多数所有する宝石蒐集家。
石は様々な力を封じると言われる。
魔法、呪い、精霊そして神や悪魔すら。
そのようなものは古来願いを叶えるとも言われ、その所有者に力を与える。
その際たる物として賢者の石を6個所持している。
サングラスで隠れているが彼の両目は賢者の石で作られた義眼である。
本気を出した際の出力は凄まじく、短時間の広域破壊能力という点ではマスタークラスの力を有すると言われる強者。

風見将吾:6こ!?
GM:ロイス枠6個賢者の石です
仁奈川伊由:ヒエエ
GM:という事で解るのは以上です
風見将吾:どこでお話しましょっか
風見将吾:直前のシーンが直前のシーンだったから
仁奈川伊由:えへ えへ
GM:何か希望の場所有りますか?
風見将吾:ぱっと思いつかないなあ GMおすすめプラン的なものはあるんでしょうか?
仁奈川伊由:前回の流れが「セミナー会場に乗り込む」的な感じではあったから
風見将吾:おっ
仁奈川伊由:建物を見つつ合流して会話 とかが良いのかな
GM:なるほど
GM:ビルが見えるあたりのファミレスとか
風見将吾:そういえば露野・風見コンビは社長を当たってみようって出ていきましたねw
露野勲:では近くのファミレスとか
風見将吾:サイゼだ!
仁奈川伊由:いいですね!
GM:では、そんな感じにします

GM:ファミリーレストラン『ロッソ・ポモドーロ』
GM:イタリアンのファミレスチェーンでレストランで、真っ赤なトマトのキャラクター『ポモドロくん』がにこやかに出迎えてくれる。
GM:トマト料理のバリエーションが豊富で安価なピザやパスタ、サラダバーを楽しめる。
GM:ドリンクバーのおススメはフルーツトマト100%ジュース。
風見将吾:「よしよし。うまいこと角のテーブル取れたな」
風見将吾:「ここ、一個だけぽつんと離れてるから内緒話するのに都合がいいんだよ」 トマトジュースを飲んでいる。
風見将吾:「ニナちゃんも好きなの頼んでいいからな~。大人組が奢るから!」
露野勲:「ついでに、安い」 でかいラムステーキの塊を食っている。
露野勲:「UGNの方が稼いでる説まであるけどな……」
仁奈川伊由:「…すごい気を遣われてるの感じるんだけど」
仁奈川伊由:「でもいいや。パフェ食べる」
仁奈川伊由:「うん?確かにお金は困ったことないかも。そんな使うタイミングもないし」
壱条ゆゆ:「こいつらが大人っぽく振舞いたいのよ。受けてあげて」
風見将吾:「俺はいつもニナちゃんには優しいつもりなんだけどな……ま、貯金があるのはいいことだ。必要になるまで寝かしときゃいい」
仁奈川伊由:「じゃあ、この季節の限定ストロベリーマカロンパフェください」店員に注文を取っている。
仁奈川伊由:「で」
壱条ゆゆ:焼肉丼と牛乳を頼んでいる。筋トレ中の格闘家みたいなメニュー。
仁奈川伊由:「遅れてきたあたし達を待っててくれたんだから」
仁奈川伊由:「大人二人は何か新しく分かった事あるんだよね?」
露野勲:「まあな。こっちはまず自分の仕事してた……例の絵についてだ」
風見将吾:「おっ、さすが探偵。仕事が早いな」
露野勲:「俺が探してた絵を追及されたから、月本は死んだ。なにがスイッチで攻撃されたのか? それがわからねえと踏み込むのはキツイ」
露野勲:「絵はすでに画廊にはない。とっくに売られたんだろうよ。金の流れを追えば、誰が手にしてるのかわかるかもしれない……以上だ」
仁奈川伊由:「探してた絵っていうのが、名前を言っちゃいけない作者の人が描いたやつなんだよね」
露野勲:「そうだ。一度は月本が所有してたのは確かなんだけどな」
仁奈川伊由:「それが今、どこにあるのか分かんないって、ヤバくない?」
仁奈川伊由:届いたパフェ(一番高いやつ)に早速スプーンを突きさす。
露野勲:「カブトムシが絵に関係してるのは確かだし、胡散臭いインチキ社長の件は胡散臭い記者に任せて、もう少し追ってみるつもりだ」
壱条ゆゆ:「私の分も合わせて伝えておくわ。遺体の検死結果が出た。死因は心臓の損傷」
風見将吾:「胡散臭い記者? どこにいるのかな」
風見将吾:「おー、こっちも早いな……心臓の損傷てななんだ? 心臓麻痺か?」
露野勲:「ンなわけあるか、俺は目の前で見たんだ。カブトムシに食い破られた……本当だっただろ」
壱条ゆゆ:「内側から破られたような傷だったそうよ。なんとか、……容疑者から、重要参考人くらいには落ちる情報ね」
仁奈川伊由:「そんな強いカブトムシがいるのかしら」
風見将吾:「いやフツーは無理だ。ヘラクレスオオカブトだってそんなパワーはねえよ」
壱条ゆゆ:「破壊したカブトムシの残骸も調べてみたけど……こっちはただの虫ではないわ」
仁奈川伊由:「お」壱条さんを見る。
壱条ゆゆ:「結論から言うなら……残骸の成分はほとんど顔料。絵の具だった」
仁奈川伊由:「絵の具…」
露野勲:「カブトムシの絵が襲い掛かってきたか? 人食い絵画っぽくなってきたな」
壱条ゆゆ:「そうね。まるで子供向け怪奇絵本」
壱条ゆゆ:「そういう能力者は、オーヴァードとしてはありえる範囲なのかしら」 と伊由さんに
風見将吾:「俺もセミナーでカブトムシを見かけたが、一般人には知覚されてなかった。やっぱエフェクトによるものなんだろうな」
風見将吾:「どうなんだ? ”絵の具のカブトムシ使い"みたいなシンドロームってあるのか、ニナちゃん」
風見将吾:「あるいは”絵に描いたカブトムシを具現化させるマン”か。なんにせよ変な能力だが……」
仁奈川伊由:「んー、シンドロームは後付けにつけられる体系ってだけだから、今の情報だけじゃ何とも言えないけど」
仁奈川伊由:「でも全然あり得る範疇だと思う。特定の物質を変化できる能力者なんてゴロゴロいるし」
仁奈川伊由:「例のセミナー社長だって、"ボウガンで刺されても不死身"って能力かもしれないしね」
仁奈川伊由:冗談めかして言って自分で笑う。
壱条ゆゆ:「とはいえ。能力から犯人は遡れない。本当にやっかいね、R案件というのも……」
仁奈川伊由:「……じゃあ直近でR案件を増やしそうな奴の話もしとくね」
風見将吾:「やっぱ絵を追う必要がありそうだな。金の流れなんて幾らでも辿れるし、まあ絵のありかはいずれわかるだろ……」 サラダをつついている。
露野勲:「まだ増えるのかよ……」
仁奈川伊由:「うん。あたしが会った、コレクターズセルの魔石卿のこと」
仁奈川伊由:「ヒロちゃんから情報が回ってきたんだけど…。力のある魔石を集めてるんだって」
風見将吾:「魔石つっても、サービスエリアで売ってるようななんちゃってパワーストーンじゃないんだろ」
風見将吾:「聞いたことあるぜ。なんかあったよな? レネゲイド関連の……ナントカの石」
仁奈川伊由:「あ、意外。知ってるの? 賢者の石」
風見将吾:「有名だよ。宇宙友愛協会ではオリハルコンとかって呼ばれてる。本当にあるのかは知らないけど……えっほんとにあるの?」
露野勲:「超古代文明で有名な、ものすげえパワーストーンだな。聞いたことはある」
仁奈川伊由:「言ったでしょ。この世のオカルトは、だいたいレネゲイドで解説できるのよ」得意げになる。
仁奈川伊由:「要は持ち主のレネゲイド能力を一時的に活性化させる力を持つ石ね」
壱条ゆゆ:「希少なモノなの?」
仁奈川伊由:「うん。希少だし、それだけ強い力があるから、普通なら、オーヴァードは1個持ってれば充分なんだけど…」
仁奈川伊由:「魔石卿は6個は持ってるらしいよ。義眼に仕込んでるんだって」
風見将吾:「実はこっちで調べたのも、ニナちゃんの掴んだ情報とまったく同じなんだよな」
露野勲:「多すぎるんだが」
仁奈川伊由:「相当な実力者なのは間違いない……」顔をしかめる。「……え?何?」
風見将吾:「同じだよ。転校してきたピータークンと魔石卿の狙いは、そのものズバリ賢者の石だ」
風見将吾:「6個じゃ足りないんだろ。この街のどこかにある賢者の石を探しに来たってわけだ」
露野勲:「そいつはコレクションでもしてるのか? いや、してるのか。してるんだよな……”魔石”卿だ……」
壱条ゆゆ:「『コレクターズ』セル……」
仁奈川伊由:「賢者の石? 賢者の石がこの街にあるって言うの?」
風見将吾:「ある、かもしれない。というか……」
風見将吾:「俺と勲と壱条は持ってるかもしんない」
仁奈川伊由:「えええ!?」
風見将吾:懐から白い繭のお守りを取り出す。昔もらったお守りだ。
仁奈川伊由:目を見開いて身を乗り出す。「一個あるだけで街がまるごと惨劇に飲み込まれるとまで言われてるのよ…それを」
風見将吾:「魔石卿の狙いは賢者の石。そして別名は……”繭玉”だそうだ」
仁奈川伊由:「一体どこに…」
仁奈川伊由:「これが…?」指さす。
露野勲:「本当かよ? この繭玉がそんな代物だとは思えないな。配布してるやつがいるんだぞ」
風見将吾:「でも、配布されてるやつはだいたいみんな黒い繭みたいだぜ? 前回のあの子だって持ってたのは黒いやつだったろ」
壱条ゆゆ:「それ……」
風見将吾:「ガンダムだって本家は白だし、白が本物で黒はパチモンなのかもしれん」
壱条ゆゆ:「まだ持ってたの。それもそうね……」
風見将吾:「重要アイテムかもしれないんだからな。お前らも押入れの中から探しとけよ!」
風見将吾:「俺からは以上だ。ニナちゃんが魔石卿のコト調べてくれたおかげで裏が取れてよかったぜ」
壱条ゆゆ:「無いわよ。……事件の時に無くしてそれきり」
仁奈川伊由:「いや…真園は……」考えこむような表情。
露野勲:「……魔石卿ってのが絡んでくる可能性がある。そいつは頭に入れとかないとな」
風見将吾:「(……いや、真園ちゃんのアレって黒だったか? 白だっけ……?)」
仁奈川伊由:「……」記憶を辿ろうとしたところで、自分にしか見えない小鬼に正解を囁かれて、顔をしかめる。
仁奈川伊由:「…真園の持ってた繭玉は、白だったはず。蜂のオジサンの方が黒」
風見将吾:「あっそうだっけ。……でもほら。やっぱ黒の方はパチもん臭いじゃねえか」
壱条ゆゆ:「蜂に、鶏に、カブト虫……」
壱条ゆゆ:「……法則も読めないわね」
露野勲:「共通点よくわからん。配ってるやつを捕まえて締め上げるしかないだろ」
壱条ゆゆ:「結局そうなるか……」
風見将吾:「残念ながら例のボウガン社長さんは多忙らしくてな。締め上げるにゃもう少し情報が必要だ」
風見将吾:「絵のこともあるし、もっぺん調べて再集合ってことでいいんじゃねえか」
仁奈川伊由:「ん……、そうね」アイスクリームを口に運びながら。
壱条ゆゆ:「私も、引き続き動くわ。力はともかく、顔料なら追えるかもしれない」
仁奈川伊由:「……ていうか風見さん。なんで魔石卿とピーターについて調べてたの?」
仁奈川伊由:「ボウガン社長について追うって感じだったじゃん」
風見将吾:「んえ? なんでって、そんなん決まってんじゃん」
風見将吾:「仲間が脅迫まがいのコトされたんだから、安全のために調べるのは当然だろ」
仁奈川伊由:「仲間……」
風見将吾:人差し指でぺちんとニナちゃんのおでこをつつく。
仁奈川伊由:「ひゃっ」
風見将吾:「さっきも言ったが、俺は最初からニナちゃんには優しいつもりだぜ。少しは俺の事も見てくれよ! 頼むぜ!」
風見将吾:「んじゃな。先に会計しとくわ」 お勘定の紙を持ってレジに向かいます。
仁奈川伊由:「…んぅう」おでこを手で押さえつつ恥ずかしそうにする。「か、かっこつけ…」
仁奈川伊由:(…見る。あたしが…?)(…)
仁奈川伊由:パフェのグラスに腰かけた小鬼(幻覚のはず)が、おかしそうにこちらを見ていた。
GM:----
GM:シーン終了 ロイスと購入が可能です
風見将吾:ニナちゃんともうちょっとお話すればよかった! でもニナちゃんに取ろうっと
壱条ゆゆ:購入 UGNボディアーマー(横流し品)
壱条ゆゆ:2dx+2
DoubleCross:(2DX10+2)→10[1,10]+1[1]+2→13

仁奈川伊由:風見さんに取得しよう
壱条ゆゆ:か、買えた
露野勲:いちおうボディアーマー購入チャンス
仁奈川伊由:記者/風見将吾/誠意/猜疑心:〇/ロイス
風見将吾:-仲間/仁奈川伊由/友情/○疎外感/ロイス
露野勲:2dx>=12
DoubleCross:(2DX10>=12)→10[8,10]+8[8]→18→成功

露野勲:うおーっ買えてしまった
風見将吾:N勘定仲間だ
仁奈川伊由:ネガティブな鎌!
仁奈川伊由:なかま
露野勲:こんなところで幸運を使っていいのか…装備して、ロイスはなし!以上!
仁奈川伊由:購入はボディーアーマー!
仁奈川伊由:7dx>=12
DoubleCross:(7DX10>=12)→10[3,3,5,5,6,8,10]+9[9]→19→成功

壱条ゆゆ:同じく
仁奈川伊由:www
風見将吾:前回ボディアーマーは買ったんだよな~。ガード値を考慮するとガードでワンチャンありえるので
仁奈川伊由:買えました イエイ イエイ
露野勲:みんな幸運を使いまくっている
風見将吾:ミドルに備えて回復を買っておきます。応急手当キット。
風見将吾:ブルーゲイルという手もあったけど流石に買えないだろ……
風見将吾:2dx>=8
DoubleCross:(2DX10>=8)→8[3,8]→8→成功

風見将吾:ヨシ!
風見将吾:いじょうです
壱条ゆゆ:伊由ちゃんにたかるしかない
壱条ゆゆ:以上です

ミドル3

GM:引き続き 情報収集シーンになります
GM:シーンプレイヤーは壱条さん 登場は任意です
壱条ゆゆ:1d10+40
DoubleCross:(1D10+40)→6[6]+40→46

風見将吾:デルパ!
仁奈川伊由:でよ でよ
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→1)増加(51→52)
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→2)増加(45→47)
風見将吾:むん!
露野勲:1d10+41
DoubleCross:(1D10+41)→1[1]+41→42

露野勲:みんなめっちゃいいダイス使ってません?
仁奈川伊由:今日なんか来てますね

フィリップ・ムーンライトについて 情報:UGN7
浦戸哲也について1 情報;裏社会6
黒いカブト虫について 情報:オカルト6
黒いお守りについて 情報:UGN6 情報:噂話6
金の流れ 情報:裏社会9
TIPS 星見塔胡について 情報:オカルト10 情報:噂話10
TIPS コレクターズセルについて 情報:UGN7

済 現場の痕跡について 情報:警察8
済 ピーターと魔石卿の目的について 情報:UGN7 情報:裏社会7
済 月本の持っていた絵について 情報:噂話8
済 TIPS 魔石卿について  情報:UGN8

風見将吾:浦戸社長か黒いお守りかな~。ゆゆちゃん社長にいきます?
露野勲:「金の流れ」を攻略します! 裏社会は得意だ!
露野勲:コネ:情報屋でダイスを+2して、裏社会スキルは3。先に降ります
露野勲:4dx+3>=9
DoubleCross:(4DX10+3>=9)→7[1,5,6,7]+3→10→成功

露野勲:当然!
壱条ゆゆ:社長いきます
壱条ゆゆ:コネなし! 警察手帳を使う!
壱条ゆゆ:2dx+3
DoubleCross:(2DX10+3)→8[6,8]+3→11

壱条ゆゆ:頑張ってるよ
風見将吾:じゃあ安心して黒いお守りにいきます。パチモン!
風見将吾:最強万能コネ、ARPAの書を使います。ダイスを+3して情報噂話。
風見将吾:5dx>=6
DoubleCross:(5DX10>=6)→9[4,5,6,8,9]→9→成功

仁奈川伊由:フィリップについて調べます。 UGN幹部のコネを使用してな…
仁奈川伊由:9dx+1>=7
DoubleCross:(9DX10+1>=7)→10[3,4,6,7,7,9,10,10,10]+8[6,7,8]+1→19→成功

仁奈川伊由:ダイスちゃん
風見将吾:つおいなー
GM:安定して成功してくなー
露野勲:強い…
GM:金、社長、お守り フィリップ
GM

・金の流れについて
表向きの取引でない為売買の記録はないがある時期に月本の口座に多額の現金が振り込まれている。
幾つもの口座を経由しているがその金の元はグローリーサクセスオーガニゼーションであった。

・浦戸哲也について1
20年ほど前にドラマに主演しブレイクした俳優、芸名は裏都テツヤ。
人気絶頂を誇るも傲慢な性格と調子にのった言動が災いし、その後は人気が続く事は無かった。
再起を図り様々な事業に手を出すも失敗し莫大な借金を抱え自殺未遂を繰り返す。
人々からは
「ああー、居たなそんな役者」「死んだって聞いたけど」
という扱いとなり忘れ去られた。
数年前から彼に金を貸していた人物や彼の友人知人家族が金銭的に破滅し命を絶つ事件が頻発する。
だが債権者が死亡したのは浦戸の借金返済後だったり友人知人から浦戸への保険金等の受け渡しもなかった為、犯罪は立証できなかった。
しかし周囲の人間が死ぬ度に浦戸哲也の財産は膨れ上がっている。
→浦戸哲也について2 情報:裏社会9 情報:オカルト9 を調査可能

・黒いお守りについて 
特に何の変哲もないお守りのようなもの。
レネゲイドの痕跡も見つからなかった。
綿で出来ておりキーホルダーのように取り付け可能なリングチェーン付き。
造形も作りも甘く素材も安価、西迫の持っていた物とくらべても明らかに安っぽい。
これ以上これを調べても何かが見つかる事はないだろう。
つまり、このアイテムで願いなど叶うはずがない。

・フィリップ・ムーンライトについて
イギリス人捜査官。シンドロームはキュマイラ/ブラムストーカー。
優れた察知能力や追跡能力があり世界各国で捜査に参加している。
密輸密売系列の犯罪組織を幾つか壊滅させている経歴があり、その対象はFHにすら及ぶ。
時間を掛ければ現場に居た人物を特定する事は難しくないだろう。彼の捜査を妨害するか確たる証拠を示しつつこちらの調査を続ける必要がある。

GM:対フィリップに関しては情報収集後にFS判定が始まる予定です
仁奈川伊由:ヒエエ~~~
GM:情報収集があらかた終わってからですね
風見将吾:あわわ
GM:負けると…逮捕?
風見将吾:共有しよしよ!
風見将吾:FS判定があるってことは
風見将吾:場所もなんかGMおすすめ的なロケーションがあったりするんでしょうか
GM:いや、FS判定は社長追い詰めとセットなので
GM:ここはまだ情報共有ですね
風見将吾:ほうほう!
風見将吾:さっき会計済ませちゃったから、また同じレストランっていうのもおかしいけど
仁奈川伊由:次はどこ行きましょうか~
風見将吾:あえて同じレストランの同じ席でも面白そうだな・・w
仁奈川伊由:www
露野勲:ドリンクバーで粘っていた露野
仁奈川伊由:全く同じ構図でいきましょう
GM:ww
風見将吾:みんながよかったらまたレストランしませんか? そろそろハッピーアワーでチューハイも200円になるし
露野勲:イイと思います
仁奈川伊由:やろやろ~!

ポモドロくん:「ドリンクバーはセルフになっておりま~す」
ポモドロくん:「ではごゆっくり」
露野勲:「……来たな」 ドリンクの空きグラスが散乱している。
仁奈川伊由:「マジでずっと居たの…」
風見将吾:「あっお前! グラスはひとり一個って決まってんだぞ!」 数時間前と同じ場所に座る。
露野勲:「俺は指名手配されてるかもしれないからな。下手に動きたくない……仮眠とるかと思ってたとこだ」
仁奈川伊由:「ふうん…良かった、探偵ってそんなに儲からないのかと思った」
風見将吾:「探偵が儲からないのは合ってると思うぞ、多分」
壱条ゆゆ:「……不審者として通報されなくて良かったわね」
風見将吾:タブレットでフライドポテトとたこ焼きと梅酒を注文している。 「あー、いいか? 一番どうでもいい情報からいかせてくれ」
風見将吾:「どうでもいいっつーか……まあ予想通りって感じの話なんだが……」
仁奈川伊由:「何?」タブレットをもらい、たらこパスタを注文する。
風見将吾:「俺が買ってきたお守りあったろ。グローバルなんちゃらが販売してた黒いやつ」
風見将吾:「ヒロさんに色々調べてもらったんだけどな。これ、レネゲイドとなんっっの関係もねえよ」
露野勲:「……だろうな……」
風見将吾:「ただの綿でできたキーホルダーだった。サービスエリアで500円くらいで売ってるやつだな……」
露野勲:「三千円でホンモノのR案件ばら撒かれたら、UGNも溜まったもんじゃねえだろ」
風見将吾:「まったくだ。ヒロさんホッとしてたよ」
仁奈川伊由:「うん、それはマジで良かった」瞼を下げる。
風見将吾:「ということで、例の社長は2つに1つだろうな。よくある霊感商法詐欺師か、霊感レネゲイド詐欺師かだ」
壱条ゆゆ:「でも面倒な話ね……偽物と本物と偽物のパチモノがあるってこと?」
風見将吾:サービスタイムで100円になった梅酒をちみちみ飲んでます。
壱条ゆゆ:「件の社長については、こっちに履歴があった」
壱条ゆゆ:タブレット古いブログを見せる。
露野勲:「ああ。何者なんだ? ブログ?」
壱条ゆゆ:「役者よ。タレントの方が近いのかしらね」
仁奈川伊由:「えー?見たことない」
壱条ゆゆ:「ありふれた名前とはいえ、漢字を変えただけで詐欺師やってるなんてね」
風見将吾:「役者ねえ。でもさ壱条」
壱条ゆゆ:「ブレイクしたドラマ、仁奈川さんが生まれる前だもの。夏休みの再放送でもなきゃ見る機会は無いわ」
風見将吾:「俺も一応、セミナー行く前にWEBで調べたんだよ。ググってもろくにヒットしなかったぜ」
風見将吾:「一発当てたあとは鳴かず飛ばず、のタイプか」
壱条ゆゆ:「干された……の方が近いみたいね」
壱条ゆゆ:「本人の自殺未遂や、周囲の不審死なんかも起きるようになって」
仁奈川伊由:「え、待って待って」
仁奈川伊由:「不審死?」
露野勲:「急に話が物騒になったぞ」
壱条ゆゆ:「食い詰めた芸人や芸能人が、その経歴を生かして裏社会に入るのは珍しいコトじゃ……」
風見将吾:「干されて自殺未遂はともかく、不審死ってのはなんだよ?」
壱条ゆゆ:「だから言ったでしょ、履歴があったって」
壱条ゆゆ:「彼と金銭貸借関係にあった人物の死が一時期に重なったことがあったのよ。ただ証拠も、保険金受け取りなんかもなかったから」
壱条ゆゆ:「捜査はそこで打ち切り。そのまま……」
壱条ゆゆ:言って、眉をしかめる。当時からR案件であるなら、その結末も不自然ではない。
露野勲:「他殺じゃないんだな。たしかに怪しいが、普通の捜査じゃどうしようもない」
壱条ゆゆ:「金銭苦による自殺ね。少なくとも当時の結論は」
風見将吾:「それが今や勝ちまくりモテまくり社長か。何があったんだ一体」
露野勲:「どう考えても浦戸はクロだな。俺の方から付け加えるなら、やつは月本から例の絵を買ってる」
仁奈川伊由:「え、例のカブトムシのやつ?」
露野勲:「そうだ。金が振り込まれてた。やつが手にしたのは間違いない」
風見将吾:「あいつが持ってたなら、本部ビルでカブトムシが飛んでたのも納得か」
露野勲:「もうつつく相手は社長しかいねえだろう。……それとも、他に何かネタを掴んだやつはいるか?」
仁奈川伊由:「そんな物騒な態度じゃ危険かもよって話ならあるけど」
仁奈川伊由:意地悪い笑み。「壱条さんのとこに来たっていう、フィリップ・ムーンライトって捜査官の裏を取ってきた」
壱条ゆゆ:「捜査官の?」
露野勲:「……どういう意味だよ……そりゃUGNなら、FH野郎は気になるだろうけど」
壱条ゆゆ:「……UGN側から、FHの情報が分かるものなの」
仁奈川伊由:「それがね、むしろFHセルを壊滅させたみたいな情報すらUGNに残ってたんだよね」
仁奈川伊由:「世界各国でフツーに捜査官として実績を上げてて…密輸密売系列、っていうの?そういうのの捜査が得意みたい」
壱条ゆゆ:「へえ……」
壱条ゆゆ:感心したように、口元に手を置く。
風見将吾:「いいじゃねえか。ワケ話して、社長しめあげるのに協力して貰ったらどうだ?」
仁奈川伊由:「…彼なら、月本さん殺しの現場に露野さんが居たこともすぐに特定できちゃう気がするけど」
露野勲:「……それはマズい」
仁奈川伊由:「そういう話通じる相手? あたし的には、むしろ…」
仁奈川伊由:「ノリノリで「こいつが月本殺しの犯人です」って言ってきそうな気がする」
露野勲:「そもそも絵に関する情報も渡したくない。FHに掴まれてみろ、こっちの仕事に支障が出る」
風見将吾:「となるとどうする。敵じゃなさそうだが、このままほっとけばマジで勲がパクられちまう」
風見将吾:「お前、上手いこと無罪の証明できないか?」
壱条ゆゆ:「……、……」
露野勲:「そんなもん……、うまく閃くもんなら、とっくにやってる」
壱条ゆゆ:「つまり、捜査官から勲を庇いつつ真犯人を挙げるしかない、ってこと?」
露野勲:「……迷惑をかけるつもりはない」
仁奈川伊由:「フィリップも、FHなら……。………」
仁奈川伊由:「……ていうか、なんで露野さんってその絵を追ってるんだっけ?」
仁奈川伊由:「まだそれFHに掴まれてない情報なの?」
露野勲:「仕事だよ。依頼人は、そうだな……フィリップと同じくたぶんFHなんだろうが」
露野勲:「……俺は個人的にも、その絵を追跡したい。依頼人の思惑とは関係なくな」
仁奈川伊由:「うえ、また別のFH…。FHばっか…」
露野勲:「だから一方的にFH野郎に掴まれるわけにはいかない」
壱条ゆゆ:「絵の探索だけなら……駄目ね。事件と決定的に関係付かない」
露野勲:「俺に何かあったら三人でやれ。心配するな。できるだけお前らのことは隠す……」
壱条ゆゆ:「『その名前を出したら死んだ』っていうのが勲の証言しかないから……」
壱条ゆゆ:「出来るわけないでしょ。署長に見られてるのよ、私たち四人」
仁奈川伊由:「…あと、なんか……」
壱条ゆゆ:「真犯人を見つけるまで勲を隠す。万一、あなたが逮捕された場合、貴方の情報を起点にして再捜査をかける」
仁奈川伊由:「なんか、そういう態度、すごいムカつく」ムスッとする。
露野勲:「……壱条の言い分はわかるが、なんでムカつかれなきゃならない……」
壱条ゆゆ:「ベテランのオーヴァード捜査官といっても、今は同僚で、あっちが新参よ。私に出来ないことじゃない」
仁奈川伊由:「別に…、だってなんか、もう知り合いじゃん」
仁奈川伊由:「なんて言えばいいのか分かんないけど!突き放すことないじゃん、ね!」
仁奈川伊由:じぃっと露野さんを見つめる。
風見将吾:「まあまあ。勲はなんだかんだで優しいやつなんだよ」
風見将吾:「今は殺し屋みたいな目をしてるけどな……こいつなりに仲間を想ってんだ。そう怒らないでやれ」
露野勲:「……知るか。将吾もうるせえよ」 目を閉じる。 「俺は、ただ」
露野勲:「一人でなんでもできるようになりたかった。そう思いたかった。……いや……くそ」
露野勲:「いらんことを言ってる。もういい。やめだ。巻き込んだからには一蓮托生だな」
壱条ゆゆ:「……、……」 その気持ちは分かるから、何とも言えない。
壱条ゆゆ:「……そうして頂戴。こうして話せる間はね」
仁奈川伊由:「あっそう、それ!一蓮托生!そうよ」
風見将吾:「そんじゃあ、一蓮托生パーティの方針は……さっき壱条が言った方向性でいいんだよな?」
風見将吾:「敏腕捜査官をなんとかしつつ、勲を隠しつつ、真犯人をさっさと突き出すってことで」
露野勲:「……そうだな」
仁奈川伊由:「うん」頷く。
壱条ゆゆ:「そうなるわね」
露野勲:「真犯人のクソ野郎、タダじゃおかねえ」

GM:ロイスと購入が可能です
壱条ゆゆ:応急手当!
壱条ゆゆ:2dx+3
DoubleCross:(2DX10+3)→10[4,10]+9[9]+3→22

仁奈川伊由:探偵/露野勲/好奇心/隔意:〇/ロイス
壱条ゆゆ:お前は何?
仁奈川伊由:これで取得します
仁奈川伊由:ヤバ…
露野勲:すご…
露野勲:こちらも応急手当!
壱条ゆゆ:ロイスはまだ保留かな~
風見将吾:これは露野さんに取ろ!珍しく色々喋ってた!
露野勲:2dx
DoubleCross:(2DX10)→3[1,3]→3

露野勲:だめ!!!
仁奈川伊由:購入はすごい服チャレンジ
露野勲:ここは社長にとろう。
仁奈川伊由:7dx>=10
DoubleCross:(7DX10>=10)→10[3,3,4,4,4,8,10]+9[9]→19→成功

仁奈川伊由:なっ 何? こわい
露野勲:浦戸哲也/執着/敵愾心〇 許せないぜ
GM:凄い服だ
風見将吾:-幼馴染/露野勲/○信頼/食傷/ロイス
仁奈川伊由:ボディーアーマーからすごい服に着替えます!
風見将吾:この信頼は「お前昔からそういうとこあるよな」的な食傷信頼です
露野勲:そういうところあるw
風見将吾:SUGOIDEKAI
露野勲:こちらは以上!
風見将吾:購入は2つ目の応急手当キット。
風見将吾:2dx>=8
DoubleCross:(2DX10>=8)→8[6,8]→8→成功

風見将吾:ヨシ!
風見将吾:いじょうです。
GM:OK

ミドル4

GM:引き続き情報収集シーン
GM:シーンプレイヤーは露野さん
GM:登場は任意です
露野勲:うおーっ
露野勲:1d10+42
DoubleCross:(1D10+42)→6[6]+42→48

仁奈川伊由:出るよ~
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→10)増加(47→57)
風見将吾:出!
壱条ゆゆ:お前を一人にはさせないぜ~っ
仁奈川伊由:うわっ 10!
壱条ゆゆ:46+1d10
DoubleCross:(46+1D10)→46+6[6]→52

風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(52→57)
風見将吾:私の領域に来たようだな……
壱条ゆゆ:そっ 素朴
壱条ゆゆ:引き続き情報収集からかな?
GM:ですね もうそろそろ終わりそう

浦戸哲也について2 情報:裏社会9 情報:オカルト9
黒いカブト虫について 情報:オカルト6
TIPS 星見塔胡について 情報:オカルト10 情報:噂話10
TIPS コレクターズセルについて 情報:UGN7


済 フィリップ・ムーンライトについて 情報:UGN7
済 浦戸哲也について1 情報;裏社会6
済 現場の痕跡について 情報:警察8
済 黒いお守りについて 情報:UGN6 情報:噂話6
済 ピーターと魔石卿の目的について 情報:UGN7 情報:裏社会7
済 月本の持っていた絵について 情報:噂話8
済 金の流れ 情報:裏社会9
済 TIPS 魔石卿について  情報:UGN8

GM:残りはTIPSも含めて4つです
風見将吾:つまり全員成功で完全勝利というコト!
露野勲:うおお浦戸哲也について2を狙うぞ! 裏社会がいちばん勝率が高いから!
仁奈川伊由:社会強者なので 余ったやついこうかな
風見将吾:情報:ウェブが1個もない!
仁奈川伊由:あっあとバディムーブあるからね!
風見将吾:あっそれがあった
壱条ゆゆ:まだ財産も4点あるし、警察手帳があるからな
風見将吾:となると、名前を言ってはいけないあの人はゆゆ&バディムーで抜けそうかなあ
壱条ゆゆ:ボーナス何もないけどそうねえ
> 露野勲:やる気がわいてきた!
> 露野勲:浦戸哲也2! お命頂戴!
露野勲:コネ:情報屋でダイス+2、スキル情報:裏社会で3!
風見将吾:いけ勲!
露野勲:4dx+3>=9
DoubleCross:(4DX10+3>=9)→7[2,4,6,7]+3→10→成功

仁奈川伊由:素敵~
風見将吾:取っててよかった裏社会
露野勲:あったよ!社長の情報が!
風見将吾:これで心置きなくカブトムシについていけるぞ……! ちなみにぽぽさん、これ
風見将吾:知識オカルトではなく情報オカルトでいいんでしょうか?
風見将吾:知識ダイスが1個しか振れないので情報だとすごく助かる感
GM:あ、そうですね 今回はそれで
風見将吾:やった! じゃあカブトムシにいきます。最強万能コネARPAの書を使ってダイスを+3。
風見将吾:5dx>=6 情報:オカルト
DoubleCross:(5DX10>=6)→10[2,3,5,9,10]+4[4]→14→成功

風見将吾:ウムッ
仁奈川伊由:情報:UGNでコネ使用!
露野勲:強い!
風見将吾:このARPAの書、無限に使える要人のコネだからめっちゃ強い……
仁奈川伊由:入って良かった宇宙友愛境界
仁奈川伊由:じゃあいゆうはコレクターズセルをします
仁奈川伊由:9dx+1>=7
DoubleCross:(9DX10+1>=7)→10[2,3,4,4,5,7,9,9,10]+4[4]+1→15→成功

仁奈川伊由:ワーイッ
露野勲:続々と集う社会強者たち
壱条ゆゆ:情報はオカルト! 警察手帳を使用して、+1!
壱条ゆゆ:ウオオーほしみんについて調べます
壱条ゆゆ:2dx+1
DoubleCross:(2DX10+1)→8[8,8]+1→9

壱条ゆゆ:ぐああーっ
壱条ゆゆ:ゆゆは……ゆゆはもう駄目かもしれません……
露野勲:ああっ!ゆゆチャンがピンチだ!
仁奈川伊由:そんなときのための……バディムーブ!
風見将吾:キャーッ
壱条ゆゆ:キャーッ伊由仮面様ーっ
仁奈川伊由:君の達成値を……+3よ!
露野勲:やっぱりこのエンブレム強すぎるでしょ
仁奈川伊由:いけ!ゆゆムーン!
壱条ゆゆ:というわけで全員成功だ!
GM:全員成功だ
GM:社長 カブト虫 コレクターズ 星見
風見将吾:ドロローサへの道 イチジクのタルト
仁奈川伊由:こら!
GM:公開します

・浦戸哲也について2
人々は浦戸の金に惹かれ集まり全ての財産を喰らい尽くすと浦戸の周囲から去って行った。
彼が死にそうになっても人々は彼を顧みない、金は命より重く金こそが全てだったのだ。
金があれば死なずに済み、金があれば人々を従える事が出来る。
白い繭玉を手に入れ力を得た浦戸は贄として金を選択した。
浦戸にとって命は金で買えるのだから、金は命よりも価値のある捧げものなのだ。
浦戸は繭玉に金を捧げ続けている。
金がある限り浦戸は不死身であり倒す事は出来ない。
なんとかして彼の財産を全てなくす必要がある。
→次のシーンからFS判定が発生する。

風見将吾:エエーッ
風見将吾:む……無理では!?
仁奈川伊由:か…金!
風見将吾:結婚詐欺でもするか
露野勲:な、なるほど…そういう仕組み!
壱条ゆゆ:たいへんだ
GM:流石に一度死を避けるのには数億の金が必要になるので
GM:完全に0にする必要はないですが
GM:かなり減らす必要はあります

・黒いカブト虫について
それは噂話、怪談の類として知られている。
黒い繭から生まれるカブト虫。
繭玉の森の中から湧いてくる。
財貨を生み出すカブト虫。
願いを叶える卵虫。
ただし約束を破ってはいけない。
約束を破れば血で支払う事になる。
鉄の杭を持つ鉄杭蟲。
噂が流れだしたのはこの数年であり来歴も不明な近代的な怪談の類とされている。

・TIPS 星見塔胡について 
民俗学者、作家。
本人の考えとしては学者としての側面が強かったが偏った思想から評価は様々でフィクション作家として扱われる事もあった。
一時期から絵画に没頭し画家としての才能を開花させる。
幾つかの著作と作品を残し20年ほど前に失踪という形で姿を消した。
その後、絵画が高く評価され高額で取引される。
人を惹きつけるその作品の所有者もまた失踪すると言われている。

・TIPS コレクターズセルについて
歴史ある蒐集狂いの蒐集卿たちの集い。
何かを収集するという欲望を持つオーヴァード達が集まりセルとなっている。
セルリーダーはおらず、それぞれの立場は対等。
魔石卿、人体卿、芸術卿、魔獣卿、骨董卿が所属。
かつては書籍卿や人形卿と呼ばれたオーヴァードも存在していた。
全てではないがエージェントはチルドレンと言う弟子を取る事がある。
自らのコレクションの継承や新たな知見を得る為の手段としているようだ。
蒐集卿が死んでもコレクションを継承した弟子が新たな蒐集卿となる事がある。
魔石卿や芸術卿は元チルドレンで先代からのコレクションを引き継いでいる。

壱条ゆゆ:ヒエー
仁奈川伊由:今回はどこでお話ししましょうか~
GM:以上です
壱条ゆゆ:FS判定的にはどこにいてもいいのかな「
仁奈川伊由:FS判定は次のシーンからですもんね?
GM:次のシーンからですね
壱条ゆゆ:内容的に一番重要なのは勲さんっぽいし、彼の事務所は?
露野勲:事務所にしますか。
風見将吾:三連続ファミレスでも楽しそうだったけど、事務所いいですね
風見将吾:さすがにまだ警察の魔の手は伸びてないだろうし
露野勲:魔の手w
仁奈川伊由:事務所了解ですっ
GM:ではそれで行きましょう

GM:「私立多目的調査 露野」
GM:アパートの周辺は人通りはそれほど多くない。
GM:アパートの一階にあるコンビニの店員が暇そうに店の外で欠伸をしているくらいのものだ。
GM:君達は人目につかず事務所に入る事が出来るだろう。
露野勲:およそ生活感のない、殺風景な応接室・兼事務作業室。
露野勲:まるで遊びのない、黒革のソファとテーブルの質感はまるで反社会組織のそれのようだ。
露野勲:ただ、部屋の奥にある大きなホワイトボードと、ガラクタとしか思えないオブジェクトの集められた一角だけが異彩を放っている……。
露野勲:「まだ踏み込まれてないみたいだな」 キャビネットを開け閉めして、うなずく。 「冷蔵庫の中にあるものは適当に使っていい」
仁奈川伊由:「……ヤバ………」入り口で棒立ちしてドン引きしている。
風見将吾:「これ探偵事務所なんだよな?」
風見将吾:「殺し屋のアジトじゃなくて」
仁奈川伊由:「もしくはヤクザの事務所」
風見将吾:「どっちかだよな。どう見ても」
仁奈川伊由:「あるいはどっちもだよね」
露野勲:「どっちも違う。清潔感と真面目さを出そうとしたら、こうなっただけだ」
仁奈川伊由:「清潔感と…真面目さを……?」
風見将吾:「まあいいや。いい加減ポモドロくんの視線も痛かったし、内緒話ができる場所があるのはいいことだ」
露野勲:「で……、どうだ? フィリップが動いてるなら、そんなに時間はないぜ。追加の調べは終わってるんだろ」
壱条ゆゆ:「課はともかく、彼個人の動きは分からないからね」
壱条ゆゆ:「課で言うなら課の進捗は私の進捗だけどね……」
風見将吾:「重い情報は後にして、軽い情報からいきたいな。つーことで俺からだ」
仁奈川伊由:「どうぞ、どうぞ」言いながら勝手にソファに座っている。
風見将吾:「例のカブトムシについてだ。ほとんど情報はないんだが、宇宙友愛協会繋がりで調べたら都市伝説が引っかかった」
仁奈川伊由:「え、宇宙友愛協会ってあの、胡散臭い団体……? 入ってるの?」
露野勲:「宇宙友愛協会……、あの連中、意外なことに詳しいな……」 カロリーバーをくわえて齧る。
風見将吾:ということで、情報項目のカブトムシの内容を都市伝説という形で共有します。
壱条ゆゆ:(……) その宇宙友愛協会って何? と思いながらも話が逸れるので突っ込めない。
風見将吾:「そうなんだよ。ただのオカルト狂の集団に見えて、意外といいセン行ってんだよな……」
風見将吾:「俺が気になってんのは、"願いを叶える卵虫。ただし約束を破ってはいけない。約束を破れば血で支払う事になる。"のくだりだ」
風見将吾:「いたよな、最近? 契約を破ったばかりに首が落ちて死んだやつが」
風見将吾:「この都市伝説を見るに、今回も同じ系統に見える。リスクと引き換えに願いを叶えるタイプだ」
露野勲:「なんらかのルールを強制するんだろうな。……こういうジャームなのか?」
仁奈川伊由:「…ジャーム……なのかなあ」眉を寄せる。
仁奈川伊由:「そんなことができるオーヴァードは、間違いなくジャーム化してるとは思うけど」
露野勲:「そうじゃなきゃ、なかなか面白いな」 「……ホンモノの超常現象ってやつだ」
風見将吾:「あっお前。そういうコト言うとまたお姫様がぶんむくれるぞ」
風見将吾:「オカルトなんて存在しないんだから!」 ニナちゃんのマネをする。
仁奈川伊由:「……うっさいな。もうむくれてるわよ」むくれている。
仁奈川伊由:「真似すんな!」怒る。
風見将吾:「すいません」
風見将吾:「俺からはこんなとこ。次頼むわ」
壱条ゆゆ:「からかわないの。もう」
露野勲:「……知ったことかよ。コレクターズ・セルはこういうのも集めてるのか?」
露野勲:「魔石集めとは主旨が違うように思うけどな」
仁奈川伊由:「ああ…そうね。あたしも良い機会だと思って、コレクターズセルの情報まとめてきたの」
仁奈川伊由:「プリントしてきたから配るね」スクールバックから資料を出して、人数分配る。
風見将吾:「学生鞄からFHのセル情報が出てくんの、すげー違和感あるな」 プリントに目を通す。
露野勲:「……由緒正しい蒐集家集団、な……」
仁奈川伊由:「…まあ、『集める』ことが好きなら対象はなんでも良いっていう変態集団なのよ」
露野勲:「メンバーの入れ替わりもある。減ることもあるってのは意外だな……」
壱条ゆゆ:「芸術や、骨董はまだともかく」
壱条ゆゆ:「人体卿に、魔獣卿なんかはもう明らかに危険な相手ね」
仁奈川伊由:「……UGNには常に狙われてるだろうし」
仁奈川伊由:「リーダーがいないなりに協定もあるようだから、それを破れば始末されちゃうみたいだしね」
壱条ゆゆ:「協定……?」
風見将吾:「まーあるだろな。シェアハウスだってトイレットペーパーの補充ルールとかあるしな」
仁奈川伊由:「ん……。他の人のコレクションを勝手にいじるとかね。そういうやつ」
露野勲:「そういう次元かよ。いなくなったメンバーは、そういう協定に触れて始末されたってことか」
壱条ゆゆ:「他人の、…………」
仁奈川伊由:「書籍卿は知らないけど、人形卿はそうよ」
壱条ゆゆ:何か気付いたように目を伏せて、逸らす。
露野勲:「なんだ、詳しいな」
壱条ゆゆ:「……逆に言えば。収集対象と関係ない卿は、首を突っ込んでこないのかしら」
仁奈川伊由:「…色々あったの。…今回の話とは関係ないから…」
仁奈川伊由:「…そうだね。そういう奴らだと思う」
仁奈川伊由:壱条さんに頷く。
風見将吾:「突っ込んでこないことを祈るぜ。賢者の石6個マンだけでもやべえんだから」
露野勲:「……じゃ、話を進めるか」
風見将吾:「ああでも”芸術卿”か。例のあいつが描いた絵とか集めそうだな……」
風見将吾:コンビニで買ってきたミネラルウォーターを飲みながら適当な椅子に腰掛ける。
露野勲:「それだ。壱条、”絵”の作者の方はどうだった」
仁奈川伊由:「ん」落ち着きなく、髪を指先でくるくると弄ぶ。
露野勲:「死んでるのか? 生きてるのか? クソ社長の背後にそいつがいるなんて考えたくねえぞ」
壱条ゆゆ:「……」仁奈川さんの方を少し気にしつつ。向き直る。
壱条ゆゆ:「残念だけど、そこまで進展はなかったわ」
壱条ゆゆ:「作家兼、画家兼、民俗学者。死後……失踪後に評価されてる」
壱条ゆゆ:「そっちの風見の話とも近いわね。本人が失踪して……絵に魅入られた人間も失踪する、っていう」
壱条ゆゆ:「いわくつき」
風見将吾:「ゴッホと同じだな。生前は評価されず、死んでから評価されるタイプか」
露野勲:「作家と民俗学者ならまだわかるが、画家もやってたのか」
壱条ゆゆ:「一緒にするのもゴッホに失礼だと思うけど……世捨て人みたいな雰囲気は感じるわね」
壱条ゆゆ:「学者としてもかなり偏っていたって言うし……ただ、逆に言えば、今のところ我々が見る範囲に本人はいないわ」
露野勲:「生きてるのか死んでるのかもわからない。ただ、厄介ごとの影だけ残してる」
仁奈川伊由:「んんん…。その人がオーヴァードで、書いた絵に能力を込めた……?」首を傾げる。
露野勲:「だとしたら、こいつこそ妖怪だな。……浦戸哲也より性質が悪い」
風見将吾:「作品ってのは基本的にいろんな人の手に渡るからな」
仁奈川伊由:「ああ、そう。浦戸哲也。何か新しいこと分かったの?」
風見将吾:「魅入られた奴が失踪するってんなら、それはもう無差別神隠し量産マシンと言ってもいい。ヤバい代物だよ」
風見将吾:「浦戸社長を調べるっつったのは誰だっけ。勲か?」
露野勲:「浦戸哲也に関しては、……だいたいわかった」 どかっ、と分厚い資料をテーブルの上に広げ、情報を共有する。
露野勲:「やつが再び表に出て来るまでの手記と、周辺の人間との会話、それとカネの記録を追った」
仁奈川伊由:「うわー、これ一人で見たの…?」恐々と資料の山を眺める。
露野勲:「言動からすると、やつにとって”金は命より重い”」
壱条ゆゆ:「……ちょっと……」 軽く見て、顔をしかめる。一目で、正規の調査で手に入れられるものではないと分かる。
仁奈川伊由:「お金?」
露野勲:「少なくとも浦戸哲也はそう認識してる。金がなくなったから、死にそうになっても誰からも顧みられることはない」
露野勲:「金があれば命も買えるはずだ……とかな。やつの能力はそれだと思う。ポイントは、将吾が浦戸をボウガンでぶち殺そうとした日だ」
風見将吾:「頭は撃ってないからな!」
露野勲:「そーだな、撃ったのはみぞおちだな! ……この殺人未遂で急激に口座から金が減ってる」
風見将吾:「……本当だ。でかい取引をしたにしても、社長がセミナーでべらべら喋ってる時間にこれだけ減るのはおかしいな」
壱条ゆゆ:「口座、………………」
露野勲:「行先は追ってもよくわからん。……同様の急激な資金の変動が、似たようなタイミングで起こってる。もうそういう能力だと仮定した方がいい」
風見将吾:「連コしてるってのか? 死んでも100円突っ込み続ける限り無限コンティニューしてくるって?」
風見将吾:「どーすんだそんな奴。下手に戦いになったらこっちが殺されちまうぞ」
露野勲:「そんなところじゃないか。やつの余裕を崩して、追い詰めて自首させるには、やっぱり金だ」
仁奈川伊由:「……んんん」
露野勲:「財産を奪う。これ以外にやつを本当の意味で追い詰める方法はないんじゃないか――と」
露野勲:「俺は思う。以上だ」
壱条ゆゆ:「勲。あなた…………」
露野勲:「なんだよ……」
壱条ゆゆ:「その技術、自分のために使ってないわよね…………」
露野勲:「口座を増やすのと覗くのはぜんぜん難易度が別の話だ! 使えるか、こんなもん!」
仁奈川伊由:「金を払えば死なないって、そういう現象が起こっているとして」
仁奈川伊由:「死んだときにリザレクト現象が確認されていない以上、オーヴァードの能力の範疇を超えてる気がする」
壱条ゆゆ:「……気を取り直して」
壱条ゆゆ:「超えてるっていうより。むしろそれだと、劣っていない?」
壱条ゆゆ:「リザレクトするたびに大金が口座からなくなったら、オーヴァードは皆破産するわ」
風見将吾:「確かにな。ボウガンで撃たれたくらいなら俺らだって死なないし」 痛いけど、と付け加える。
壱条ゆゆ:「さっきも出た話だけど……契約」
壱条ゆゆ:「そういう契約を、普通の人間……犯罪者だけど……に与えている何かが居る」
風見将吾:「西迫も、社長も、誰かに与えられたクチだってのか」
風見将吾:「そいつが真犯人だと?」
壱条ゆゆ:「そこまでは言ってないわよ。けれど……この前の鶏も、蜂も、今回のカブトムシも」
露野勲:「これだけ一つの街で事件が起きるのも、普通じゃ考えられないからな」
壱条ゆゆ:「純粋なオーヴァードにしては、出力だけ高くて、本人が振り回されてる気がする」
壱条ゆゆ:「……私の主観にすぎないから、気にしなくて良いけど」
露野勲:「……あるいは、オーヴァードじゃない、もっと別の種類の何かがいるのかもな」
仁奈川伊由:「……」
風見将吾:「いない……とは言い切れないやな。前回のへんてこ妖怪も未だによくわからんし」
仁奈川伊由:今も視界には、彼らには見えない様々なモノが映っている。幻覚のはずだ。
仁奈川伊由:「まあ…これ以上は、社長に会って実際に話してみないと分からないね」
壱条ゆゆ:「そうね。仁奈川さんの言うとおり……これだけ状況証拠が揃っていたら、任意同行くらいは狙う段階だわ」
風見将吾:「ノーハンドで会うのは無しだ。無限コンティニューの無敵野郎が襲いかかってくることになるからな」
風見将吾:「なんとかして莫大な財産を削りまくる必要がある。ちょっとコネを当たってみるか……」
壱条ゆゆ:「ちょっと、確証もとれてないのに攻撃する気……?」
風見将吾:「逆だ。たぶん下手につつくとあっちが襲ってくる」
風見将吾:「あっちとしちゃあ、コンティニュー事情をちょっとでも知ってるやつは絶対生かしておけないだろうからな」
風見将吾:「たとえそれが憶測であっても……だ。お話はあいつが文無し間近になってからにしようぜ」
壱条ゆゆ:「それならその方が良いじゃない。たとえば彼の側近やマネージャーが能力を使っている可能性だってある」
露野勲:「そうするか。ギャンブルでスってくれればいいんだが」
壱条ゆゆ:「……もうっ! 喧嘩腰が過ぎる……!」
壱条ゆゆ:席を立つ。「せめて、勲の今出した話だけでも裏取りをしてくる」
風見将吾:「俺も少しタバコ吸ってくるか。お前ら、勝手に社長に会いに行ったりするなよ!」
仁奈川伊由:「行かないけど……」
仁奈川伊由:「………」
露野勲:「やらねえよ」 自分の資料をまとめて、シュレッダーに突っ込む。
壱条ゆゆ:「後手に回っても、相手がもともと犯罪者だとしても、宛先違いの私刑よりはマシだわ」
仁奈川伊由:「……」二人が席を立ったのを見送った後、立ち上がり、部屋の奥に行く。
仁奈川伊由:大きなホワイトボードを眺めます。
露野勲:「なんだよ。面白いことは書いてないぜ」 写真と新聞の切り抜き記事が所狭しと並んでいる。
仁奈川伊由:「…これ。全部、露野さん達が巻き込まれた神隠し事件のやつでしょ」
露野勲:「そういうことだ」
仁奈川伊由:「壱条さんは、もう気にしてないって言ってた」
仁奈川伊由:「でも…露野さんは、まだ違う?」
露野勲:「壱条が?」 「気にしない?」 「……いや。やつのことは、いいか。俺は……」
露野勲:「俺の中では何も終わってない」 ソファにもたれかかり、仁奈川伊由を見上げる。
仁奈川伊由:「ふうん」見返す。
仁奈川伊由:「ねえ、あたし、そんなにそのお姉ちゃんに似てるの?」
露野勲:「……九段さん、だ。腹が立つほど似てる。そこのところが……」
露野勲:「癇に障るんだ。別にお前のせいじゃない。お前は九段さんじゃない。そんなはずがない。あってたまるか……問題は」
露野勲:「俺が似てると思っていることだ。こんなもの、どうしようもあるか?」
仁奈川伊由:「それこそ、あたしに聞かないでよ…」瞼を下げる。「顔が似てるってだけなら、なんとかして、別人だと思い込んで欲しいですけど」
露野勲:「じゃあお前も九段さんに似た感じ出すなよ」
仁奈川伊由:「…ムチャクチャ言うじゃん」
露野勲:「忘れられないこととか、後悔してることとか、誰にでもあるだろ……で、関係してるやつに会うたびに思い出す。お前はないのか? そういうの」
仁奈川伊由:「………」「……ある」
露野勲:「そいつに会うたび、どうしていいのかわからなくなる。許してほしいなんて夢にも思わないが、罰してほしいなんてのも嘘くさくなる……」
仁奈川伊由:「……」
仁奈川伊由:「今、あたしを見て、そう思っているの?」
露野勲:「……言いたくない」
仁奈川伊由:「フフ。んじゃ、あたしが代わりにあたしの話するね」
露野勲:「珍しいな。……聞かせてくれ。お前が別人である証拠になるかもしれない」
仁奈川伊由:「うん。あたしの中にある一番最初の記憶だと、あたしは検体番号67って呼ばれて人体卿の実験を受けてた」
仁奈川伊由:「今から…3年くらい前かな」
露野勲:(人体卿か。さっき聞いた中で一番ヤバそうな響きのやつだった)
仁奈川伊由:「で、実験、失敗だったの。なんか、人体卿は、あたしの中にある何かの能力を引き出そうとしていたみたいなんだけど」
仁奈川伊由:「あたし、それが分かんなくて。とりあえず出せる能力は使ってたけど、ご納得いただけなくて」
仁奈川伊由:「…そういう時に、あたしのこと可哀想に思ってくれて、助けてくれたのが、人形卿。さっきちょっと話した人」
露野勲:「……ああ。そいつが、セルのメンバーから外れてるってことは……」
露野勲:「つまり、そういうことか?」
仁奈川伊由:「そうだよ」
仁奈川伊由:「…他人のコレクションに手を出すなっていう協定があったんだよ」
露野勲:「思いっきり引っかかるな。……じゃあ、要するに、だぜ」
露野勲:「……後悔してるか?」
仁奈川伊由:「…………」「……後悔、したら」
仁奈川伊由:「それこそが、人形卿をいちばん貶める行為だわ」
仁奈川伊由:「こうやって人間になって、生きてることを、あたしは絶対に、後悔してはならない。絶対に……」
露野勲:「俺にはわからない。……そういうものか」
露野勲:「だが、そうかもな……たとえ目の前に、それを責めるやつが現れたとしても」
露野勲:「お前はそいつの前に胸を張って立てるか?」
仁奈川伊由:「………」「フフ、フ。なんであたしのこと殺さないのって言いながら泣いちゃった」
露野勲:「泣いたか。そうか」
仁奈川伊由:「う、うるさいな」頬を赤くする。「だって…怖いじゃん。怖かったんだもん」
仁奈川伊由:「後悔できないし、でも、自分のせいで悪いことが起きたっていうのは否定できない……」
露野勲:「別に悪いことじゃない。そりゃ怖いだろ。怖いのにあえてそう言うのは、あれだ……」
露野勲:「勇気だな。……少しは、仁奈川伊由のことがわかった気がする」
仁奈川伊由:「え、え」
仁奈川伊由:「あ、そう? え、そう?……え?今ので?」
露野勲:「いままで0.1ミリぐらいしかわかってなかったからな」
露野勲:「いま1ミリくらいにはなったんじゃねえの」
仁奈川伊由:「……全部分かろうとして。早く」
仁奈川伊由:「早くなくてもいいけど………」
仁奈川伊由:指先で髪を弄る。
露野勲:「努力する。俺も、仁奈川伊由を知る」
露野勲:そうすればきっと、とは言わなかった。

GM:シーン終了です
GM:ロイスと購入が可能
風見将吾:ロイスはなし。購入はどうしようかな
壱条ゆゆ:もうだいたい必要なものは買ったなあ
風見将吾:露野さん、ブルーゲイルってあったら範囲攻撃的に助かります?
風見将吾:応急手当かブルーゲイルを買おうかな
露野勲:まずロイスは伊由ちゃんのロイスのP感情を「誠意」に変更。こちらを表にします。
仁奈川伊由:ウワ~
露野勲:ブルーゲイルはあると嬉しいですね!
風見将吾:じゃあブルーゲイル!
風見将吾:2dx>=20
DoubleCross:(2DX10>=20)→7[3,7]→7→失敗

風見将吾:ウム
壱条ゆゆ:じゃあ私もブルゲ挑戦しようかな
風見将吾:いじょうです
壱条ゆゆ:神様ダイス神様伊由様~
壱条ゆゆ:2dx+3
DoubleCross:(2DX10+3)→8[7,8]+3→11

仁奈川伊由:こっちも露野さんへのロイス感情を好奇心:〇/隔意 に変更します
壱条ゆゆ:ダメ
露野勲:買うぞ!応急手当キット!
露野勲:2dx>=8
DoubleCross:(2DX10>=8)→8[3,8]→8→成功

仁奈川伊由:ブルゲ挑戦しよ~
露野勲:GOOD!
仁奈川伊由:7dx>=20
DoubleCross:(7DX10>=20)→10[1,3,4,8,9,10,10]+9[8,9]→19→失敗

露野勲:以上です
仁奈川伊由:あっ買える
仁奈川伊由:財産点1点払って購入します
仁奈川伊由:露野さんへプレゼント!
壱条ゆゆ:女子高生の社会力~
露野勲:ウオーッありがとうございます!
仁奈川伊由:逆パパ活
露野勲:女子高生にドラッグを買ってもらう探偵
仁奈川伊由:ヤバ…
露野勲:合法的に所持して終了!
仁奈川伊由:以上です!
壱条ゆゆ:以上

ミドル5

GM:続いては FS判定のシーンになります
GM:全員登場推奨です
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→7)増加(57→64)
壱条ゆゆ:1d10+52
DoubleCross:(1D10+52)→1[1]+52→53

露野勲:1d10+48
DoubleCross:(1D10+48)→10[10]+48→58

風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→8)増加(57→65)
風見将吾:ダイスボーナスを得たぞ!
壱条ゆゆ:ダイスボーナスなし……!
風見将吾:お前の負けだアナキン
露野勲:よし、テンポあがってきた

GM:パティスリー「メゾン・デ・ボンボン」
GM:入り口には『本日貸し切り』の札が掛けられている。
GM:店内のテーブルには幾つかのPCや資料が並べられていた。
火渡ヒロミ:「皆の集めてくれた情報を元にグローリーサクセスオーガニゼーションという企業を調べてみたわ」
GM:君達を前に火渡ヒロミはいくつかの資料を示す。
火渡ヒロミ:「それなりに手広くやっているようね」
露野勲:「お疲れさん、だな……完全にクロだったんじゃないか?」
火渡ヒロミ:「まあ、詐欺まがいの事をしているかもって噂は無いわけじゃないけど」
火渡ヒロミ:「利益は順当に出している」
火渡ヒロミ:「随分不透明な資金の増え方もあるようだけれどね」
壱条ゆゆ:「表の会社としての姿もきちんとあると」
火渡ヒロミ:「そうね、商売の才能はあったんじゃないかしら」
風見将吾:「そら、あんだけカモを釣りまくってりゃあ利益は出るだろうよ」 原価が死ぬほど安そうなエセお守りを弄んでいる。
露野勲:「やってることは神社のお守り販売と一緒だからな」
火渡ヒロミ:「お守りで釣って、他の業態で稼ぐって感じね」
火渡ヒロミ:「企業コンサルや結婚相談なんかは」
壱条ゆゆ:「勲、その発言、バチがあたるわよ……」
火渡ヒロミ:「お守りを信じちゃった人同士をマッチングすれば」
風見将吾:「あー言ってた言ってた。当社はセミナー以外にも手広くやっておりますって」
火渡ヒロミ:「それなりに結果を出せるもんよ」
仁奈川伊由:「皆騙されやすいんだ?」呆れたような顔。
火渡ヒロミ:「何しろ話が合う人同士ですから仕事だろうが恋愛だろうが成功率は高まる」
火渡ヒロミ:「それがお守りの幸運だと信じて行動するんですからね」
火渡ヒロミ:「前向きに行動する事で成功率が上がるって事もあるわね」
壱条ゆゆ:「この世に、騙されないプロはいないけど、騙すプロはいる。詐欺はそういう構造だから……」
火渡ヒロミ:「勉強だって結果的にうまくいけば本人の努力+お守りのパワーって感じで喧伝できるってわけ」
露野勲:「まあ……それで実際に幸せになっちまったやつらはいるとしても」
火渡ヒロミ:「そう、被害者だって居るハズよね」
露野勲:「本当にそのキレイな商売しかしてないのか? 財産を削る隙が見えないな」
仁奈川伊由:「え~…自分の力だって信じられないのかなあ…」ボヤきながら。
火渡ヒロミ:「上手くいかなかった人にはさらに高額のお守りを買うリピーターになる傾向があるわ」
仁奈川伊由:「あ、そう。ちゃんと会社としてやってるなら、手の打ちようがなくない?」
風見将吾:「ちょっと待った。高いお守りは20万くらいしたんだが……」
火渡ヒロミ:「その辺は社長の手腕と言うよりは、何か異能じみたパワーを感じるわね」
風見将吾:「更にその上があるのか? マジかよ」
壱条ゆゆ:「わざわざオーヴァードの力を見せてまでやってるんだから」
壱条ゆゆ:「『普通の詐欺なら信じない人』まで取り込める。そこが違うのね」
仁奈川伊由:「あ、異能。それ!待ってた!」
露野勲:「将吾には有効じゃなくても、オーヴァード以外には効くとかいう類の能力か」
火渡ヒロミ:「ソラリスあたりの能力かしらね、恐らくだけど」
壱条ゆゆ:「先日の蜂も、その類の能力がありましたね」
風見将吾:「そう、それだよ。いちばーん最初の情報共有んときに言ったが……あれ言ったっけ? 言ったよな」
風見将吾:「カブトムシ以外にもう一個、怪しい黒いやつがいた。そいつがゆらゆら揺れると会場のボルテージも上がっていってな」
露野勲:「言った。なんか亡霊みたいなやつがいたとかなんとか」
火渡ヒロミ:「相手は二人いるのか、その両方が浦戸の能力なのか」
風見将吾:「それそれ! あれは明らかにグレー通り越してクロの手口だぜ」
火渡ヒロミ:「そうだとしても人々の熱狂自体は少なからずあった上での効果なのが」
火渡ヒロミ:「詐欺だと解り辛い感じにしているのかもしれないわね」
仁奈川伊由:あんまり覚えていないが、どうせならもっとちゃんと言っておいて欲しかったと思っている。
壱条ゆゆ:「次からは写真くらい撮っておいたら?」
露野勲:「催眠術で人を操っても犯罪になる世の中だからな。問題は、どうやって攻めるかだ」
露野勲:「こういうの、俺は詳しくないぜ」
仁奈川伊由:「そのオバケみたいなやつをどうにかするってこと?」
火渡ヒロミ:「そうね、それなんだけど」
仁奈川伊由:「それで…社長から財産を奪える?」
火渡ヒロミ:「グローリーサクセスオーガニゼーションという企業自体は」
風見将吾:「つっても、オバケの方は正体の手がかりすら未だに掴めねえしなあ」
火渡ヒロミ:「ここ数年で業績を伸ばした新興企業に過ぎないわ」
火渡ヒロミ:「そして、能力の制約かもしれないけれど」
火渡ヒロミ:「この企業の資産は、浦戸の資産と直結しているようなの」
火渡ヒロミ:「普通は会社と社長の資産は分けるんだけどね」
風見将吾:「家族経営の零細企業とかならたまーにあるよな。デカい会社ならまずありえんが……」
風見将吾:「でも、そこが攻め手になるのか?」
火渡ヒロミ:「なるわ」
仁奈川伊由:「即答じゃん…」
火渡ヒロミ:「新興企業の資産は融資や債券で置き換えられている場合が多いの」
仁奈川伊由:会社の経営のことはよく分からないので聞き姿勢になっている。
火渡ヒロミ:「ここもそう。もう少し大きくなってからだと不動産やらの固定資産が出来てきて難しかったかもしれないけれど」
火渡ヒロミ:「まだ、額面上の資産がメイン」
露野勲:「俺たちでその債券やらなにやらを抑えれば、浦戸の資産はやつ自身のものじゃなくなるってことか?」
火渡ヒロミ:「そうね、他にも」
火渡ヒロミ:「銀行からの取引を停止させれば抑えたのと同じ効果を得られるわ」
壱条ゆゆ:「か、軽く言いますね」
火渡ヒロミ:「どうするか、大企業には使えない手だけど」
仁奈川伊由:「ふうん……なるほどね」あまりよく分かっていない。
火渡ヒロミ:「新興企業の業績は信用で大きく上下させる事が出来るのよね」
風見将吾:「いや、いい手だと思うぜ。銀行からの取引停止だって、一ヶ月とか一年とか停止させるわけじゃない」
火渡ヒロミ:「例えば、犯罪に関わっているとか」
風見将吾:「”何かしらの問題があって調査を行うので、一時的に取引停止”とかでいいんだ。1日か2日あれば十分だろ」
火渡ヒロミ:「将吾の言うとおりね」
風見将吾:「そうそう。犯罪、反社に関わってる可能性があるので……みたいにな」
火渡ヒロミ:「そう言った事実や噂が明確になれば銀行も動かざるを得ない」
壱条ゆゆ:「脱税や滞納の疑いがあるとかですか」
火渡ヒロミ:「1~2日で回復できるような状況でも、その1~2日は相手の資産を0にできる」
火渡ヒロミ:「そうね、脱税や滞納。あるいは詐欺」
露野勲:「信用への攻撃か……」
壱条ゆゆ:「風評被害による経済攻撃…………」
火渡ヒロミ:「そういう事ね」
露野勲:「将吾の専門分野だな」
壱条ゆゆ:額に軽く手を当てる。
仁奈川伊由:「あっ、そうじゃん。記者。すごいじゃん」
火渡ヒロミ:「ゆゆは嫌いそうね。こういうの」
火渡ヒロミ:「まあ、割と黒い手段だからね」
露野勲:「こっちは調査とフットワークで支援する」
壱条ゆゆ:「正直なところ、はい」
風見将吾:「俺、そういうでっちあげゴシップ記事は嫌いなんだけどね……! 真実の追求がモットーだからさ」
火渡ヒロミ:「でも、詐欺らしいことはしているわけでしょう?」
火渡ヒロミ:「そこを暴くだけでも効果はあるわよ」
火渡ヒロミ:「その辺は事実として犯罪の追求だわ」
壱条ゆゆ:「それと画商の殺人も、です」
仁奈川伊由:「そうそ。ほっといたら露野さんが殺人犯になっちゃうかもだし」
壱条ゆゆ:「……私は、可能ならそちらから当たりたいところです」
露野勲:「それが解決しない限り、俺は安眠できねえ」
風見将吾:「わかってる。俺のスタンスを誤解してもらいたくなかっただけさ」
GM:と、その時
GM:壱条さんの携帯に着信があります
風見将吾:「幼馴染の安眠のために頑張ろう。実際、詐欺やってんのはほぼ確定だろうしな……」
壱条ゆゆ:「絵画の調査という名目で、捜査を掛けることが出来ればと……」
壱条ゆゆ:「?  失礼」
風見将吾:「お? なんだ、男か?」
壱条ゆゆ:片手を挙げて、他の人から離れる。
壱条ゆゆ:着信先を確認。
仁奈川伊由:「え、彼氏いんの?」
露野勲:「……いたのか」
壱条ゆゆ:「いないわよ! いると思うの?」
GM:着信先はフィリップ・ムーンライト。
仁奈川伊由:「いてもおかしくないじゃん、ねー」ヒソヒソ言ってる。
壱条ゆゆ:自分で言ってちょっと凹む。
壱条ゆゆ:指でFH、と空中に描く。
壱条ゆゆ:続けて、声のトーンを落とせ、というジェスチャー。
フィリップ:「ああ、ミス壱条。捜査中に申し訳ない」
壱条ゆゆ:電話に出る。「はい。壱条です」
壱条ゆゆ:「いいえ。何か進展がありましたか?」
フィリップ:「ええ、そろそろ手札が揃いつつあります」
フィリップ:「追跡の術式は私の得意とするところですからね」
壱条ゆゆ:「と、いいますと?」
フィリップ:「能力を使うのですよ」
壱条ゆゆ:「あの警察犬ですか。……便利なものですね」
フィリップ:「…狼ですよ。ミス壱条」
フィリップ:「ま、それ以外にも色々と、ですが」
フィリップ:「そちらはどうですか?」
フィリップ:「何か分かったのであれば共有したいのですが」
壱条ゆゆ:「失礼。警察狼。はい」
壱条ゆゆ:「そうですね……殺された画商が直前に取り扱っていた物品について追っています」
壱条ゆゆ:「現場の鑑識、検死結果はそちらも確認していますか?」
フィリップ:「ふむ、なるほど。それはまだでしたね。後で確認しておきましょう」
フィリップ:「では、こちらもさらに進展があれば連絡させていただきますので」
フィリップ:「ミス壱条もなにかあればご連絡を」
フィリップ:「では、また後程」
壱条ゆゆ:「そうですね。直接追跡を行う際は、こちらに連絡をお願いします」
壱条ゆゆ:「捜査の為の、オーヴァードの力の使い方に興味があります。よければ見学をさせて頂きたいのですが」
フィリップ:「なるほど、では準備ができればご一緒に捜査しても良いかもしれません」
フィリップ:「私はとりあえず鑑識へ行ってきます」
壱条ゆゆ:「分かりました。また宜しくお願いします」
壱条ゆゆ:電話を切ります
壱条ゆゆ:「……エフェクトによる個人の追跡能力、どの程度の精度がありますか?」
風見将吾:「どうなんだ?」 ニナちゃんを見る。
仁奈川伊由:「んー…。まあ、エフェクトを使用すれば、そこに誰がいたのかは」
仁奈川伊由:「問答無用で分かっちゃうでしょうね」
仁奈川伊由:「証拠とか関係なく。ここにこの人がいたって、まずそれが分かる」露野さんを指さす。
壱条ゆゆ:「なら、物理的に現在の居場所を追うまでの勝負ということね」
露野勲:「勘弁してくれ」
壱条ゆゆ:「警察犬……狼が、現実のそれよりも優秀だとして」
壱条ゆゆ:「……猶予はあまりなさそうね。というか、あの事務所がもうちょっとアウトだもの」
風見将吾:「あー、うん。あれはアウトだよなあ」
仁奈川伊由:「…フッ」噴き出すようにして笑っている。「フフフ……」
壱条ゆゆ:「鑑識結果に関しては、勲との関係性を否定するものが揃ってる」
露野勲:「うるっせえな……!」
仁奈川伊由:「…えーと、じゃあ、警察狼に追いつかれないようにしながら、どうにか風見さんにゴシップ記事をでっちあげてもらう、って感じ?」
壱条ゆゆ:「勲一人に絞らせないようにしたいわね。彼が優秀なら、正直手伝っても貰いたいけど」
露野勲:「捜査を攪乱しながら仕事するしかねえだろ」
火渡ヒロミ:「そうね、警察関連への情報誘導なんかもする必要はあるかもしれないわね」
火渡ヒロミ:「とりあえず企業の信用を落としていく必要があるわ」
風見将吾:「……」 笑ったニナちゃんをちらりと見た。 「その鑑識結果があってなお、勲を追ってくる……ってのは」
風見将吾:「やっぱオーヴァードなだけあって現場主義なんだろうな。自分の目で見たものを一番信じるタイプだ」
風見将吾:「こういうタイプは厄介なんだよな……」
壱条ゆゆ:「普通の判断よ。私が何も知らない警察官だったとしても、とりあえず勲は捕らえておきたいもの」
仁奈川伊由:「そう言われると、あたし的には割と気が合いそうだけどね…」
壱条ゆゆ:「現場から逃走した第一発見者なんだから」
仁奈川伊由:「んじゃ、どうする? 何からやる?」
露野勲:「付き合ってられるかよ。さっさと動かないとマズそうだ」
風見将吾:「俺は風評被害でっちあげゴシップ記事だな。かかりきりになるから、残りはお前ら三人で頼む」
風見将吾:「……つってもこれ、役割分担は決まってないか? 警察関連の捜査撹乱は壱条しかないし、勲とニナちゃんも得意分野があるだろ」
壱条ゆゆ:「勲はとにかく逃げなきゃ話にならない。ファミレスの店員に聞き込みされたら一発よ」
壱条ゆゆ:「一端電車にでも乗ってきたら?」
露野勲:「……それがいいかもな」
仁奈川伊由:「イジメられてる」
露野勲:「……なんでこんな目に遭うんだ、俺が……」

GM:FS判定を開始します

・FS判定
目的:浦戸哲也の資産の一時的凍結
完了値22 最大達成値30
フィリップのFSへの妨害 情報:警察6

GM:同時にフィリップも犯人の追跡のFS判定を始めます

・FS判定:フィリップ・ムーンライト
目的:犯人の追跡
完了値20 最大達成値30

GM:このFS判定のハプニングチャートはオリジナルの物を使用します

【ハプニングチャート】
1~11 特に何もなし
11~20 フィリップが良いカードを引く フィリップのFS判定達成値+5
20~30 危険な情報屋と接触する ラウンド中難易度+1 最大達成値+10
40~50 裏社会からの情報提供。 ラウンド中情報の達成値+5
51~60 バッドラック、今日はついてない ラウンド中難易度+1
61~70 十海絹江からの援助。情報判定に財産を使用する場合達成値+5。
71~80 警察署長向井玲子からの支援 ラウンド中 難易度-2。
81~90 ガセネタを掴まされる。 ラウンド中達成値-3。

GM:こんな感じ
風見将吾:一番弱いカードばっか引け!
仁奈川伊由:絹江おばあちゃんに会えるといいな~~!
壱条ゆゆ:判定技能はなんでっしゃろ
GM:最初の判定は 浦戸の行っている詐欺の裏どりです

判定技能 情報:裏社会7 
支援判定 情報:任意
フィリップのFSへの妨害 情報:警察6

GM:フィリップへの妨害は成功した分の達成値をマイナスできます
仁奈川伊由:ホウホウ!
壱条ゆゆ:妨害いきます
GM:では質問などなければ開始していきますね
壱条ゆゆ:ちなみにこれ追いつかれたらどうなるんですっけ
GM:クライマックスでかなり不利になります
壱条ゆゆ:フィリップに
壱条ゆゆ:ヒエッ 了解です
風見将吾:がんばろう
仁奈川伊由:オス!

GM:【ラウンド1】
GM:ハプニングチャート
GM:1d100
DoubleCross:(1D100)→38

露野勲:がんばるぞ!
GM:あ、30~40は何もなしです
GM:31~40は
露野勲:自力でがんばれということ!
仁奈川伊由:おお!
壱条ゆゆ:あらほんとだ
風見将吾:よかったよかった
GM:あ妨害は一番高いのを適用です
仁奈川伊由:あ、了解です~
仁奈川伊由:こちらで裏どり判定しましょうか?
露野勲:露野が裏社会判定は比較的得意なので、
露野勲:トップバッターが回ってくるなら露野がやります!
仁奈川伊由:じゃあお任せしちゃう!
GM:ですね
風見将吾:行動値順ですよねたぶん
露野勲:GOサインをいただけたら気合を入れて判定していきます
GM:支援はイニシアチブですので
仁奈川伊由:ほうほう
GM:支援したい人は先にできる
風見将吾:支援は……しない!裏社会なら露野さんはガツンと抜いてくれるはず
壱条ゆゆ:こちらも温存しておきます バディムーもあるし
露野勲:任せてください! 判定はじめてもOKですか?
仁奈川伊由:お願いします!
GM:どうぞ
壱条ゆゆ:しあす!
風見将吾:いけー!
露野勲:コネ:情報屋を使ってダイスを2個プラス。情報:裏社会はスキル3あるので+3
露野勲:4dx+3>=7
DoubleCross:(4DX10+3>=7)→10[1,5,8,10]+5[5]+3→18→成功

露野勲:こ、これは……!
仁奈川伊由:え~すごい
GM:バディムーブチャンス
壱条ゆゆ:伊由ちゃん!
仁奈川伊由:ハッ
仁奈川伊由:バディムーブ!
露野勲:伊由ちゃんのあれがあれば……進行値が増える!
仁奈川伊由:達成値を+3します!
露野勲:ありがたし! 達成値18→21です!
風見将吾:やるー!
GM:では21なので進行値は3
風見将吾:これが毎ラウンド使える……無敵!
仁奈川伊由:イエイ イエイ
GM:進行値 3/22
GM:実際にお守りを買った人の証言などを得ることができました
風見将吾:勝ちまくりモテまくり
壱条ゆゆ:成功してない方でしょ?
露野勲:「被害者と連絡はついた。あとは……これをどう使っていくかだな」
GM:「効果が無い」「玩具みたいなモノ」「なんで買ってしまったかわからないけど、恥ずかしいから人に言ってない」
GM:など
GM:安いお守りを買った人は効果なくても諦めていたようですね
露野勲:「……UGNのデータベースってのはすごいな。足で調べるより倍は速く片付いた」
仁奈川伊由:「あは、頼ってくれてありがとうございます」
風見将吾:「ああ、やたら手際がいいと思った。なるほどな」
仁奈川伊由:得意げに言う。
仁奈川伊由:「だいぶ良い気分になったわ。この調子でいきましょっ!」
露野勲:「将吾ならもう少し深く探れるだろ」
壱条ゆゆ:「幸先が良いわね」
GM:判定の技能は変わらずです
風見将吾:次は風見!
風見将吾:情報:裏社会7みたいなので、最強万能コネエンブレム・ARPAの書を使ってチャレンジします。ダイスを+3。
風見将吾:6dx>=7
DoubleCross:(6DX10>=7)→10[3,3,7,9,9,10]+9[9]→19→成功

風見将吾:これって財産は使えます……か?
露野勲:はわ~~~
仁奈川伊由:わ~~~~
風見将吾:使えるなら1使って20にします。使えないなら19のままかな。
壱条ゆゆ:友愛協会、商売敵だもんな……
仁奈川伊由:詐欺バトル
風見将吾:オカルトに詳しいHN:オラクルマスター殿が「圧倒的詐欺でござるよ!証拠もあるでござる!」ってツイートしてました
GM:使えるよ
仁奈川伊由:おお!
風見将吾:やった! じゃあ財産4→3で、達成値20です。
仁奈川伊由:すごいすごい!
露野勲:完璧!
GM:進行値+3で 6/22
風見将吾:掴めたのはやっぱり被害者の声なのかな
GM:高額の商品販売の売り上げを計上していないらしい事が解ります
GM:項目を弄っているようですね
風見将吾:だっ脱税!
GM:そのままだと詐欺のような扱いになるので
壱条ゆゆ:ARPAの書、何者
仁奈川伊由:明確な犯罪!
GM:コンサルなどの売り上げに書き換えているようです
露野勲:許せないぜ!
風見将吾:「よし分かった。こりゃー明確にクロだぞ」 友愛協会経由で掴んだ調査報告書を放る。
仁奈川伊由:「なんでその協会が調査を………??」
風見将吾:「どこの世界のオタクもそうだけどな。オカルト好きってのは、インチキオカルトにはすんげー厳しいのよ」
風見将吾:「ましてやそれで金稼いでたらなおさらだ。ほっといてもそのうち友愛協会が潰してくれたかもな……」
風見将吾:「これを税務署にチクる。間違いなく調査が入るし、銀行にも波及するぞ」
露野勲:「その組織がそんな力持ってんのかよ……理解できねえ世界だ」
風見将吾:「よーしよしよし! 財産が削れてくぞ~」
壱条ゆゆ:「傍目から見たら完全に危険人物ね」
仁奈川伊由:「マジの犯罪の証拠なんでしょ? 銀行の取引停止ってやつ、できそうね!」
風見将吾:嬉々として『G.S.オーガニゼーション まさかの脱税か!?』という記事を書いてます。
GM:まだ判定技能は変わりません
仁奈川伊由:では拙者めが!
風見将吾:がんばえー
露野勲:GOGO IYU
仁奈川伊由:情報:裏社会はコネも固定値もないので、社会素振りでいきます
仁奈川伊由:8dx
DoubleCross:(8DX10)→8[1,1,1,2,3,3,7,8]→8

仁奈川伊由:ざ 財産点2点支払って10にする!
GM:OK
風見将吾:達成値は金で買えるのですよ
仁奈川伊由:財産点10→8になりました
GM:ww
露野勲:成功を買う女
仁奈川伊由:これが本当のグローリーサクセス
GM:お守りを買った人間の中で少なくない数の自殺者が居る事が解ります
仁奈川伊由:ヒェッ
GM:扱いは自殺で処理されていますが不審死の場合もあるようですね
壱条ゆゆ:コワ~~~
GM:その中の一つの資料は胸から血を流して死んでいたというモノです。
風見将吾:ヒョエー
風見将吾:露野さん、他にも殺してたんだ
GM:進行値は+2なので
GM:8/22
GM:もうこんなに進んだのか
露野勲:ち、ちがうッ!
仁奈川伊由:「……ねえ、お守り買った人からも出てるんだけど。不審死」
仁奈川伊由:資料を眺める。「胸から血を流して死んでた…だって。これもカブトムシの仕業かもね?」
露野勲:「……何か約束を破ったのかもな」
壱条ゆゆ:「この死因……」
風見将吾:「調べたんだが、胸から血を流すってのは普通に怪死にあたるそうだ」
壱条ゆゆ:「放置できないのは確かみたいね」
風見将吾:「怪死がそんなポンポン起こるわけがねえ。十中八九カブトムシだろ」
露野勲:「同感だ。ただ、死人が出てるってのは、ますます大きな騒ぎになるぞ」
GM:進行値が一定に達したので判定技能が変化します
GM:得た情報や噂話を流布して企業の信用を下げる
GM:ネットで盛り上げる事で勝手に調べてくれる人を増やしていく
GM:妨害してもイインダヨ
風見将吾:警察官の手番なのにw
仁奈川伊由:www
GM
判定技能 情報:ウェブ7
支援技能 調達
フィリップのFSへの妨害 交渉6

壱条ゆゆ:就任してから情報隠蔽と情報操作と風評被害しかしてない
壱条ゆゆ:妨害しておきましょう
壱条ゆゆ:交渉はないが、警察手帳を使用! 達成地+1
壱条ゆゆ:2dx+1
DoubleCross:(2DX10+1)→9[7,9]+1→10

仁奈川伊由:おお!
GM:おお、強い
壱条ゆゆ:お前ほんとに頑張るな……
GM:警察に手を回して資料を過剰に用意するなどして
GM:フィリップ君の捜査を遅延させる事ができる
壱条ゆゆ:では、そうですね
壱条ゆゆ:鑑識で分かるだろう、心臓の内側からの損傷について
壱条ゆゆ:今しがた伊由ちゃんが調べた、お守り購入者不審死の資料と合わせて伝えておきましょう
フィリップ:「なるほど、死因」
フィリップ:「他にも犠牲者がいるかもしれないわけか」
壱条ゆゆ:「ええ。私は、心臓と弾痕の主は別であると考えています」
フィリップ:「わかりました、合わせて捜査を行いましょう。情報提供感謝します」
壱条ゆゆ:「いいえ。こちらこそ、協力ありがとうございます」
GM:ではそのままフィリップのターン
GM:こちらの判定技能は知覚8です
フィリップ:来運の守護龍が《サポートモード》を使用します
フィリップ:フィリップと有能なる魔狼の達成値+10
フィリップ:1dx+10-10>=8
DoubleCross:(1DX10>=8)→4[4]→4→失敗

フィリップ:フィリップの判定は妨害により失敗
フィリップ:魔狼の判定
風見将吾:やった!
フィリップ:7dx+10>=8
DoubleCross:(7DX10+10>=8)→10[5,6,7,8,8,9,10]+4[4]+10→24→成功

仁奈川伊由:つよすぎる
壱条ゆゆ:???
GM:進行値+3なので
GM:3/20です
風見将吾:ナーフしろ
仁奈川伊由:こわすぎる
GM:こちらは以上です
風見将吾:とりあえずバンダイナムコに魔狼と守護龍のナーフ要望を出しておきます
風見将吾:絶対禁止カードだよ
壱条ゆゆ:「……」電話を切り、胸を抑えて壁に手をつく。
仁奈川伊由:「どんな感じっぽい?」壱条さんに声をかけます。
壱条ゆゆ:「……べ、つに」同僚の捜査を撹乱している罪悪感がすごい。
壱条ゆゆ:「きちんと正規の情報を伝えているだけだから。……ただ」
仁奈川伊由:「うわっ、顔色ヤバ」
壱条ゆゆ:「それだけの意味はある。音楽が聞こえたわ」
露野勲:「音楽?」
壱条ゆゆ:「……最初の情報共有の時に使った、ファミレスの音楽」
風見将吾:「おい幻聴か? メンタル繊細すぎだろ」
風見将吾:「…………」
風見将吾:「すぐそばまで来てんじゃねーーーか! どんだけ有能なんだよ!」
壱条ゆゆ:「予想以上に早い。逐一誘導を入れていくわ」
壱条ゆゆ:「貴方たちも、詐欺の方は任せる」
露野勲:「詐欺師チームの映画みたいになってきたな」
仁奈川伊由:「詐欺してるのはアッチのはずなんだけどなー」
壱条ゆゆ:「もう何でも良いわ。はっきり死人が出てる以上、手段を選んでる場合でもないし」
風見将吾:「オーシャンズ11だな。4人しかいないが」
壱条ゆゆ:「なんでもよくはないけど……」壁に頭をつく。
GM:ラウンド終了です
GM:【ラウンド2】
GM:セットアップ ハプニングチャート
GM:1d100
DoubleCross:(1D100)→80

GM:署長からの支援ですね 難易度が下がります
仁奈川伊由:ヤッター!
風見将吾:所長と壱条がグルになってフィリップを潰そうとしている
GM
判定技能 情報:ウェブ5
支援技能 調達
フィリップのFSへの妨害 交渉4

GM:に変化
GM:現在の進行値は 8/22
GM:フィリップの進行値は3/20です
GM:ハプニングチャートの効果により このラウンドの難易度が-2されます
向井玲子:「捜査資料を纏めた物を送っておいた。あと浦戸哲也の犯罪歴などもだ」
壱条ゆゆ:「有り難うございます、署長」
向井玲子:「落ちぶれていた時代に麻薬をやっていたようだな。一応初犯という事で執行猶予が付いたが」
向井玲子:「裏社会との繋がりはその辺りでついたのかもしれない」
向井玲子:「ま、頑張ってくれ」
露野勲:「なるほど。こいつはよく燃えそうな燃料だな……」
仁奈川伊由:「ん、なんか使い方分かってそうな感じ」
露野勲:やるぞッ
仁奈川伊由:いけいけ~!
露野勲:コネもなければスキルもない。社会の素振りです。
露野勲:進行判定、情報:ウェブ5!
GM:強くない?
露野勲:2dx>=5
DoubleCross:(2DX10>=5)→10[7,10]+8[8]→18→成功

露野勲:ワッ
仁奈川伊由:バディムーブいるかい!
露野勲:ワァ… ワ… !
露野勲:欲しいです!
仁奈川伊由:では…… +3して!
仁奈川伊由:これが!UGNパワー!
露野勲:達成値21です!ありがとうございました!
GM:では進行値が+3されて 11/22
GM:もう半分まできてしまった
仁奈川伊由:イエイ イエイ
露野勲:「とりあえず、騒ぎが好きそうなコミュニティで事実をそのまま放流した。……結局、これが一番炎上する」
壱条ゆゆ:「悪い顔してるわね……」
露野勲:「してない。真面目なだけだ」
風見将吾:「いい手だぜ。どんな能力者も一般人の数の暴力には勝てない」
風見将吾:風見の手番らしいので判定します。一番の得意分野の情報WEB!
風見将吾:無限要人コネことARPAの書を使って判定。
風見将吾:6dx+1>=5
DoubleCross:(6DX10+1>=5)→10[3,3,5,8,10,10]+10[2,10]+4[4]+1→25→成功

GM:エエ~ッ?
仁奈川伊由:エ~~~ッ?!!?
仁奈川伊由:すごい!
風見将吾:これどうしましょうか。バディムーヴ+財産2で30になるんですけど
露野勲:な、なにかが……何かが起きている……
風見将吾:そこまでやる必要あるかな 取っておく?
露野勲:ごめんなさい、バディムーヴはもう…
風見将吾:バディムーは腐ったときに使えそうだし・・
仁奈川伊由:すいません~さっき露野さんにバディムーブを使っちゃったのだ
風見将吾:あっほんとだ!
露野勲:冷蔵庫の中にあったのを勲が食べちゃいました
風見将吾:しんでる!!
壱条ゆゆ:バディは……粉みじんになって 死んだ
風見将吾:『しょうごの』って書いておけばよかったな
仁奈川伊由:心はいつでもバディだよ
風見将吾:「数の暴力には勝てない……ということで」
壱条ゆゆ:なあに 次のラウンドまでには生き返るさ
風見将吾:「ここはやはりクラシックな手がいいな。俺のサブ垢を使って自作自演しておいた」
風見将吾:「更に伸びてるぞ。Twitterなんて見ろこのRTといいね数!」
仁奈川伊由:「え、何、インフルエンサーだったの」
風見将吾:「はははは! 落ちろ落ちろ社長!」
仁奈川伊由:「うわっホントにバズってる。ヤバー」自分の通信端末も覗いている。
露野勲:「これは普通に大手メディアが乗っかって来てもおかしくないな……」
風見将吾:「なわけねーだろ。どう煽ると人が反応するか知ってるだけだ」 記者だからだ。
仁奈川伊由:「へえー。なんだかんだ真面目だよね。マジで」
仁奈川伊由:「見た目こんななのになー」
壱条ゆゆ:「その技術、自分のために使ってないでしょうね……」
風見将吾:「お前それ口癖になりつつあるな!」
露野勲:「なぜ悪用を疑われるのか……」
壱条ゆゆ:「鏡見て胸に手を当ててゆっくり考えて」
仁奈川伊由:よし、このままこちらの手番に移ろう
GM:あっと
GM:ちょっと待ってね
GM:進行値が+3されたので
仁奈川伊由:フィリップくんへの妨害を〈交渉〉で行います
仁奈川伊由:おお!
GM:14/22
仁奈川伊由:待つます!
GM:進行値が一定に達したので
GM:技能が変更されます
風見将吾:もっもう14なのか 早い
壱条ゆゆ:変更されてしまった
GM:ネットで噂が炎上しまとめサイトなどにも転載され始めました
GM:ここからはより精度の高い情報を投入して告発していくことになります
GM
浦戸の犯罪を告発し金融取引を停止に追い込む

判定技能 情報:警察・噂話・裏社会・ウェブ9(-2)
支援技能 交渉
フィリップのFSへの妨害 交渉6(-2)

GM:目標値7 妨害は4でいけますね
仁奈川伊由:フムー
GM:色々な方面からの情報を関係機関に送り金融機関に行動を促していくターン
仁奈川伊由:妨害しようかな。こくはつとかとりひきていしとかよくわかんないし…
仁奈川伊由:フィリップへの妨害、交渉で判定します
仁奈川伊由:8dx+4>=4
DoubleCross:(8DX10+4>=4)→9[2,2,5,8,8,9,9,9]+4→13→成功

露野勲:交渉が…強い!
仁奈川伊由:財産点8点余ってるんですけど
壱条ゆゆ:これが幻覚の力だ!
GM:フィリップ君の分だけですからね
仁奈川伊由:突っ込むほどでもないか…?
GM:フィリップの判定値が-13されます
仁奈川伊由:ではこのまま通します!
仁奈川伊由:「んー……。今、フィリップはファミレスにいるのよね……」
仁奈川伊由:「……アイツ、アイツ、来い……」大人達から少し離れたところで、ブツブツと呟く。
仁奈川伊由:それまで、自分だけ見えていた(幻覚である)物の怪が、具現化されていく。
仁奈川伊由:露野さんにそっくりな後ろ姿。しかし、その顔はつるりと卵のよう。
仁奈川伊由:「…ん!良いんじゃない!」のっぺらぼうを前に得意げに頷く。「いい感じに街を彷徨ってきて!」
露野勲:「うおっ」
露野勲:「……なんだその……それ!?」
--:コクリと頷いて、街へ出ていく。
風見将吾:「うお……こんな事もできんのか。やべえなレネゲイド」
壱条ゆゆ:「これ別の騒動が起きない…………?!」
仁奈川伊由:「そう。あたしのレネゲイド能力よ。ポチとかの仲間」
露野勲:「原理がまったく理解できないんだが」
壱条ゆゆ:隣でこくこくと頷く。
仁奈川伊由:「あたしが実験体時代に生み出してしまった幻覚を異生物という形で一時的に具現化し使役しているのよ」
仁奈川伊由:早口。
露野勲:「……わからん……」
仁奈川伊由:「分かるでしょ!科学です!」
壱条ゆゆ:「……と、とにかく、レネゲイドの追跡なんだからこの方がごまかせるかも」
壱条ゆゆ:というわけで私も判定にいきます
壱条ゆゆ:判定技能は……警察! コネ:警察と警察手帳を使用!
壱条ゆゆ:4dx+4
DoubleCross:(4DX10+4)→10[4,7,9,10]+1[1]+4→15

GM:普通に回してくるなあ
露野勲:えーっ…今日みんなめっちゃ強い
仁奈川伊由:ド有能
GM:進行値+2で 16/22
壱条ゆゆ:「詐欺、金融犯罪対策課の方に話を回しました」
壱条ゆゆ:「これだけの証拠があれば、すぐに動き出せるとのことです」
仁奈川伊由:「えー、すごい、警官っぽい」
壱条ゆゆ:「警官です!」
露野勲:「職業を警察だと思われていない可能性があったな」
風見将吾:「証拠だけだと財力で握りつぶされたかもしれんが」
風見将吾:「今回は世論が動きまくってるからな。さすがにこっから握りつぶすのはもー無理だ」
風見将吾:「そろそろ財産0になってないかな……」
壱条ゆゆ:「くう……やっぱりもっと筋肉と横幅がないと……頼れる警官らしく……」
露野勲:「だいぶ追い詰めてるはずだ。想像以上にうまくやれてる……たぶん」
火渡ヒロミ:「とりあえず動かざるを得ないでしょうね」
仁奈川伊由:「動きが出るってことは、隙も生まれてくるってことよね」フンフンと頷く。
GM:ではフィリップが行動します
GM:幸運の守護龍がサポートモードを使用し フィリップと有能なる魔狼の達成値+10
GM:フィリップの判定
フィリップ:1dx+10-13
DoubleCross:(1DX10-3)→4[4]-3→1

GM:目標値は8なので失敗です
仁奈川伊由:やったぜ
フィリップ:有能なる魔狼の行動
フィリップ:7dx+10>=8
DoubleCross:(7DX10+10>=8)→9[1,2,5,5,6,7,9]+10→19→成功

仁奈川伊由:ギャ~ッ!
壱条ゆゆ:ほんとに有能だなこいつ……
露野勲:魔狼が有能
GM:うーん従者は財産が無いので 進行値+2です
仁奈川伊由:有能なる魔狼、有能だった!?
GM:5/20
風見将吾:ホッ
フィリップ:「…近隣の監視カメラに映っていた人物らしき人間が目撃された?」
フィリップ:「ふむ、時間がかかるが取りこぼしはないほうがいいだろうな」
フィリップ:「なに、確実に追い詰めればいいだけだ」
GM:フィリップさんの捜査が遅延されました
GM:ラウンド終了です
仁奈川伊由:イエイッ
GM:【ラウンド3】
GM:セットアップ ハプニングチャート
GM:1d100
DoubleCross:(1D100)→38

GM:31~40は何もなしです
風見将吾:38はなにかな~
GM:何もなしをまた引いてしまった
GM:チャート君もうちょっとやる気をだしてくれw
仁奈川伊由:なにもなかったー!
露野勲:自力で戦っていく!このラウンドで始末してやる!
仁奈川伊由:ww
壱条ゆゆ:チャート君のやる気が無いw
風見将吾:チャート君にも署長の手が回っている
GM:では 判定は変わらずですが 難易度は元に戻る
GM
判定技能 情報:警察・噂話・裏社会・ウェブ9
支援技能 交渉
フィリップのFSへの妨害 交渉6

風見将吾:さすがにちょっと手強くなってきましたね
仁奈川伊由:こわや こわや
GM:進行値は16/22
露野勲:やってやります!がんばればいける!
露野勲:裏社会があるなら、勝機!進行判定します!
露野勲:コネ:情報屋を使ってダイス+2、情報:裏社会のスキルが3レベル。
露野勲:4dx+3>=9
DoubleCross:(4DX10+3>=9)→10[2,5,8,10]+5[5]+3→18→成功

風見将吾:これはいい感じに回りそう
露野勲:昨日からめちゃくちゃダイスの調子がいいんですよね
風見将吾:バディムーチャンス!
仁奈川伊由:使って使って!
GM:つ、つよくない?
仁奈川伊由:バディムーブ!+3!
露野勲:やったあ!
露野勲:達成値21です!
GM:+3されて 19/22
露野勲:いやなんかホントにすごい調子がいい
露野勲:確率的にいうと10%ぐらいのはずなのに
露野勲:「やるなら徹底的にだ。予想外の隠し金庫でもあったら困るからな……」
露野勲:「あのインチキ商品の在庫まで差し押さえさせてやる。証拠品として押収してもらう」
風見将吾:「マジで徹底的だな~」
風見将吾:「でもいいんじゃないか? あれが原価50円くらいのクソショボ商品ってのはもう確定だもんな」
露野勲:「あの商品の中に換金可能な貴金属でもあったら、片手落ちだからな」
GM:では
GM:進行度が一定に達したので動きがあります
火渡ヒロミ:「取引銀行が動いたわ」
火渡ヒロミ:「このまま、いけば口座の恐らく一時凍結は確実ね」
仁奈川伊由:「おおっ」ヒロちゃんを振り向く。
露野勲:「おっと……予想外にスムーズだったな。それとも、もともとがそこまでヤバいことになってたか」
火渡ヒロミ:「新興企業で業務形態も元々不安定なものがあったからね」
火渡ヒロミ:「利益を出してる間は目をつむっていても、責任が銀行の方まできて債権が焦げ付くのは避けたいでしょう」
壱条ゆゆ:「どうします? 踏み込みますか?」
火渡ヒロミ:「そうね…」
壱条ゆゆ:「追い詰めすぎると、先に高飛びされる可能性もあります」
GM:という所でマスターシーンを挟みます

社員:「しゃ、社長!」
社員:「ネットの炎上騒ぎが止まりません!」
浦戸哲也:「チッ…狙った動きだな」
社員:「どうしますか?このままだと金融機関の取引にも支障が」
浦戸哲也:「どうしようもないな」
浦戸哲也:「おい、この金をくれてやる」
浦戸哲也:札束を2~3束投げつける。
社員:「え?」
浦戸哲也:「時間を稼げ、その後は責任は他人のせいすればいい。そういう時の為の生贄用の奴らを経営陣の名簿に載せてあるだろう」
浦戸哲也:「タダで、美味い汁を吸ってきたんだ。このくらいは役に立ってもらうさ」
社員:「社長は…どうなさるので?」
浦戸哲也:「これがあればいくらでも再起できるさ」
GM:アタッシュケースに黒いお守りが相当量入っている。
浦戸哲也:「馬鹿どもに売りつけた偽物とちがってこっちは本物だ」
浦戸哲也:「これと俺のびぎゃらが居れば、何度でも再起できる」
GM:そう言って部屋を出ていきます

火渡ヒロミ:「…やられた」
火渡ヒロミ:「相手の動きが早い、社屋ビルから既に逃走したみたい」
風見将吾:「おいおいどうしたヒロさん。まさかほんとにフィリピンあたりに高飛びしたんじゃねーだろうな」
露野勲:「あ? ……どうした、ヒロさん」
風見将吾:「げ……現在地は……?」
壱条ゆゆ:「!」
火渡ヒロミ:「ダミーを使ってるわ、色々な方向へ逃げた痕跡がある」
風見将吾:「こういう商売してる以上、逃げ道も最初から用意してるってわけか。やるなあ」
仁奈川伊由:「ん、ん、ん…。それひとつひとつ追いかける人員も時間も無いって感じ?」
壱条ゆゆ:「にしても動きが速い……!」
壱条ゆゆ:「もう少し財産をかき集めるでしょうに……この状況を想定していたにしても……」
火渡ヒロミ:「そうね…さっき言ったように他人名義の隠し財産を持ってる可能性もある」
風見将吾:「どうする。炎上が収まったら有耶無耶にされちまう。手分けして探すか?」
露野勲:「身軽だな。せいぜい一人で抱えられるだけの荷物、その程度で十分ってことか」
火渡ヒロミ:「名義を本人の物にされてしまえば終わりね」
火渡ヒロミ:「何か追跡の手段があれば良いんだけど」
壱条ゆゆ:「逃走犯の追跡は基本的に人海戦術よ。まして相手はオーヴァード。ここにいる人数じゃとても……」
仁奈川伊由:「……」
壱条ゆゆ:「…………。」
仁奈川伊由:「…逃走犯の追跡が得意な、人……」壱条さんを見る。
壱条ゆゆ:「……追跡なら」 露野さんを見る。
壱条ゆゆ:「得手の人がいますね」
壱条ゆゆ:「今まさに、被害を受けている人が一人ここに」
露野勲:「……FH野郎のことか。鼻が利くのは確からしいな」
風見将吾:「例のモルダー捜査官か。いけるのかよ? 警察は役割分担厳しいって聞くぜ」
壱条ゆゆ:「フィリップ・ムーンライト捜査官。彼なら、ダミーに惑わされず追跡が可能なのでは」
風見将吾:「あっちは殺人犯を追ってるんだ。こっちの分野にどうやって引きずり込む」
壱条ゆゆ:「これでも同じ部署です。直接的に妨害もしていない」
仁奈川伊由:「……あ、ていうか、それじゃないの?」風見さんを指さす。
仁奈川伊由:「社長が実は本当の殺人犯なんだって言っちゃえば、さ! 社長を追うんじゃないの?
壱条ゆゆ:「今の捜査官が、捜査のためだけに動いているのなら、という前提の上でですが」
露野勲:「説得できるって自信があるなら、……任せる」
壱条ゆゆ:「やってみます。必要なら頭も下げます。……今のところ、情報を独占していたのは私の方ですし」
風見将吾:「これまで確証が取れなかっただけってことにすりゃいい。確証が取れたので協力してくださいってな」
風見将吾:「こりゃ壱条の仕事だな……俺は黒子役に徹するか」
露野勲:「俺じゃ無理だからな。うまくやってくれ」
仁奈川伊由:「あたしも応援してる!」
壱条ゆゆ:「適任者は、私しかいないでしょうし」
壱条ゆゆ:襟を締め直す。「コンタクトを取ります。……茶々とか入れないでよね」
GM:では判定が変化します
GM
フィリップを味方につける
判定技能 交渉:目標値8
支援技能 情報:任意

風見将吾:こ、交渉か~~~
風見将吾:いや
風見将吾:風見こいつ交渉技能1あるじゃん! ちょうど風見の手番なのでチャレンジしていいですか?
壱条ゆゆ:やったれやったれ
仁奈川伊由:あと進行値3必要ですしね いけいけ~!
風見将吾:情報じゃないのでARPAの書が使えないんですよね。こういう時は警察手帳が羨ましい……交渉で振ります。
風見将吾:3dx+1>=8
DoubleCross:(3DX10+1>=8)→10[2,5,10]+10[10]+3[3]+1→24→成功

GM:どういう事?
風見将吾:ムン!
風見将吾:ムン!?
仁奈川伊由:すごっっっ
露野勲:えっ
風見将吾:これゆゆちゃんの出番がなくなっちゃうじゃん!
壱条ゆゆ:……。
露野勲:仕留めちゃってるじゃん
壱条ゆゆ:?
仁奈川伊由:すごいピンポイントな交渉しちゃった
露野勲:これ確率的には3%切ってますからね
仁奈川伊由:ヒエ………
壱条ゆゆ:もしかして風見……
壱条ゆゆ:やってたの?ビスドラ……
露野勲:そういうことだったのか
仁奈川伊由:そういうこと……!?
風見将吾:ホビーショップで1日中プレイして一緒に追い出された仲だよ
壱条ゆゆ:ビスドラーに悪い奴はいない……ってコト!?
壱条ゆゆ:一応こちらも振っておきますね
壱条ゆゆ:交渉で
壱条ゆゆ:2dx+1
DoubleCross:(2DX10+1)→7[2,7]+1→8

風見将吾:あぶなっ
仁奈川伊由:ギリギリ成功してる!
露野勲:ぎりぎりの交渉を通した
壱条ゆゆ:流石に同僚に金を出して話を信じて貰う羽目にならずに済んだ……
風見将吾:じゃあとりあえず
風見将吾:ゆゆちゃんに番号を教えてもらい、皆の前でフィリップに直接電話をかけます。タレコミ。
風見将吾:「突然のお電話失礼いたします。日刊・十海新聞で記者をしております、風見と申します」
風見将吾:「フィリップ・ムーンライト様の携帯で間違いありませんでしょうか?」
仁奈川伊由:机に座って様子を眺めている。
フィリップ:「…間違いはありませんが」
フィリップ:「私の連絡先はそうそう知られる物ではないと思っているのですが」
露野勲:(すげえ警戒されてる……)
フィリップ:「記者さん、でしたか」
風見将吾:「はい。十海警察署の方に事情を話したところ、フィリップ様に直接連絡をしろとのコトでして」
フィリップ:「…地方の捜査機関ではそういう事もあるでしょうか」
フィリップ:「あとで抗議しておくとしましょう」
フィリップ:「それで?何の御用件ですか?」
風見将吾:「恐縮です。……実は、グローリーサクセスオーガニゼーションの浦戸社長に、複数の殺人疑惑が持ち上がっています」
フィリップ:「生憎と任務の都合もありますので取材に応じることはできませんが…何?」
風見将吾:「もともとは地方紙のゴシップ記事になるか、程度に思って張り付き取材をしていたのですが」
フィリップ:「殺人、ではそれこそ十海署に対応してもらうのがすじではないでしょうか?」
壱条ゆゆ:漏れ聞える声にハラハラと見守っている。
風見将吾:「社長が姿を消したようなのですよ。社員の方からも証言がありました」
風見将吾:「流石にこれは私のような記者はおろか、普通の警察官でも対応不可能だ、とのことでして……フィリップ様にお電話するようにと」
風見将吾:「それでは、たしかにお伝えいたしました。失礼を」 ボロが出る前に早々に電話を切ります。
風見将吾:こっちはあくまでフラグだ。あとは彼女がなんとかしてくれるだろう。……多分。
フィリップ:「私の捜査状況を察する為のブラフだとしてもそれに応える訳には…切れたか」
フィリップ:「殺人?殺人か」
フィリップ:「十海署に一応確認を入れるべきか」
風見将吾:「……は~~……」
風見将吾:「これでひとまず誘導フラグは立っただろ。あとは壱条が色仕掛けでなんとかしろ。尻くらい触らせてやれ」
風見将吾:スマホを放り投げて休んでます。
壱条ゆゆ:「お疲れさ……ぶっ飛ばすわよ」
露野勲:「アホか……」
仁奈川伊由:「セクハラ……」ジト目
仁奈川伊由:「せっかく仕事したんだから、最後までカッコ良くしてればいいのに」
風見将吾:「いいんだよそういうのは。かっこよく仕事すんのは勲とか壱条にやらせときゃいいの」
壱条ゆゆ:「それで、今の内容なら……」 ぶつぶつと呟き、少し待つ。
壱条ゆゆ:「……少し待った方が良いわね。続けざまに連絡が届いたら奇妙だし」
壱条ゆゆ:「そう。風見、ちょっと聞きたいのだけど」
風見将吾:「なんだ? 好きな誕生日プレゼントは現金だ」
壱条ゆゆ:「その煙草フィルターごと燃やされたいの。……あなたビースト&ドラゴンってゲーム分かる?」
風見将吾:「わかるもなにも、なんで知らないんだよお前。ほんとに日本人か?」
風見将吾:バッグからこぶりなスリーブとカードケースを取り出す。B&Dの対戦デッキだ。
壱条ゆゆ:「なんで!?」
風見将吾:「こう見えても俺はホビー記事も書いてるんだ。B&D! 発売から14年経ってなお人気沸騰中のトレーディング・カードゲームだよ!」
壱条ゆゆ:「え、ええー……」
露野勲:「初めて聞いたけどな」
風見将吾:「マジでお前ら日本人か? 俺の不死デッキの強さを見せてやろうか? あん?」
露野勲:「よくわからんが、カード使ったゲームか」
仁奈川伊由:「あたしテレビでCM見たことあるー」パタパタと足を揺らしている。
壱条ゆゆ:「まあ、いいわ……。それなら、……」かくかくしかじかと、大まかな内容とかカードの説明を聞きます。
風見将吾:「いいか。そいつの使ってるデッキはおそらくビースト&ドラゴンタイプだ。王道だな」
風見将吾:「テンポを取ると強いが、立て続けに除去に食らうと展開が遅れて厳しい。魔狼使いならきっと共感してくれる」
風見将吾:「いけ壱条! 今のお前は知識量だけなら歴戦B&Dプレイヤーだ!」
壱条ゆゆ:「何を戦わせようとしてるのよ」
壱条ゆゆ:ともあれ、そろそろ良いだろう。フィリップに電話を掛けます。
フィリップ:「もしもし?ああ、ミス壱条」
壱条ゆゆ:「失礼、捜査官。……あれから、進捗は順調ですか?」
フィリップ:「それなりに、といった所ですね」
フィリップ:「怪しげな電話があったりしましたが」
壱条ゆゆ:「……ああ、やはりですか」
フィリップ:「一応は情報提供ということになるのでしょうかね」
壱条ゆゆ:「フィリップ捜査官が今追っている人物ですが、……」
壱条ゆゆ:「恐らく、白髪の長身痩躯の男ではありませんか」
フィリップ:「近隣の監視カメラ画像から考えると」
フィリップ:「可能性が高いのはその人物になりますね」
フィリップ:「ファミリーレストランでしばらく滞在していたようですが」
壱条ゆゆ:「捜査官に一つ、謝らなければなりません。その人物について、現場の弾痕を見た時点で、アタリをつけていました」
フィリップ:「何です?」
フィリップ:「被疑者に心当たりがあると?」
壱条ゆゆ:「はい。町内で動く、小規模の興信業者です。同時に、オーヴァードでもある」
フィリップ:「オーヴァード…それでか。成程、では至急その人物の情報を」
フィリップ:「共有していただきたい」
壱条ゆゆ:「手口だけでは確信が出来なかったので、泳がせていたんです。彼には独自のオーヴァードの仲間がいます」
フィリップ:「仲間、それは面倒な」
壱条ゆゆ:「彼を追っていたというのなら、何らかの不可解な妨害を受けていたのでは?」
フィリップ:「しかし、詳しい情報が解れば追跡の精度を上げられますので」
フィリップ:「妨害はありますが、問題はなくなるでしょう」
壱条ゆゆ:「いえ。……頼みがあります。彼ではなく、別の人間の追跡を行ってほしいんです」
壱条ゆゆ:「彼と仲間達は、例の『心臓破壊の犯人』と交戦状態に入りました」
フィリップ:「それは」
壱条ゆゆ:話をしながら、ちらりと露野さんを見る。
フィリップ:「真犯人は別にいる、という意味ですか?」
壱条ゆゆ:こちらの頼みを伝える以上、情報を明かすのは対価になりうる。
フィリップ:「確かに死因は心臓の破壊です。ですがあの場に居たのは一人。銃撃した人物の別の能力ではないのですか?」
フィリップ:「なるほど」
壱条ゆゆ:「彼……露野勲は、適切な訓練も受けていない野良のオーヴァードです。複雑な能力を保有していません」
フィリップ:「では真犯人は誰だと?」
壱条ゆゆ:「グローリーサクセスオーガニゼーションという会社の社長、浦戸哲也」
壱条ゆゆ:「現在、詐欺疑惑で本署の対策課が動いています。もしかしたら耳にしましたか?」
フィリップ:「ええ…詐欺で告発されかけているとかいう?」
フィリップ:「殺人の嫌疑はまだかけれては居ないそうですが…殺人」
フィリップ:「先ほど、彼の殺人について告発するような電話がありましたが」
フィリップ:「それに関して証拠か…関連づける根拠があるのですか?」
壱条ゆゆ:「彼の周囲では、過去に不審死が相次いでいます」
壱条ゆゆ:「その傷跡が、『原因不明の傷で、胸から血を流して死んでいる』というものでした」
壱条ゆゆ:「その死人の発生範囲事態は街の外です。逆説、この街に長く住む露野の嫌疑も薄れる」
フィリップ:「なるほど…わかりました」
壱条ゆゆ:「……電話は恐らく、露野の仲間でしょう。彼ら、抗争相手を追い詰めようと、我々警察を巻き込もうとした」
フィリップ:「ミス壱条が捜査に関して信用できる人物である事は確かです」
壱条ゆゆ:「ただ、彼らもアマチュアですから……浦戸本人は既に逃走している」
フィリップ:「
フィリップ:「浦戸を追うのに手を貸してほしいという事ですね」
壱条ゆゆ:「恐らく彼らでは、追いつくのは不可能でしょう。……はい、貴方の力が必要です。ムーンライト捜査官」
壱条ゆゆ:「情報を秘匿していた身で、何をとお思いになるでしょうが……」
フィリップ:「まあ、捜査手法はそれぞれやり方があるのは理解します」
フィリップ:「良いでしょう」
壱条ゆゆ:「! 本当ですか」
フィリップ:「私には私のやり方があるのでね」
フィリップ:「手数を増やしましょう」
壱条ゆゆ:「理解しています。……『有能なる魔狼』は、広域への展開能力が肝なのでしょう?」
フィリップ:「いえ、別の手札があります」
壱条ゆゆ:「別の?」
フィリップ:「『喝采する小人たち』」
フィリップ:裸の王様を使用します
フィリップ:「弱い上に精度も低いですが」
フィリップ:「数だけなら十分」
フィリップ:「ある程度絞り込めばあとは追跡可能です」
壱条ゆゆ:「ああ、……同種のカードを効果で召喚するという……」
フィリップ:「ほう!ご存知で?」
壱条ゆゆ:「あ、いえ、軽く調べた程度ですが……」
フィリップ:「いえ、構いませんよ。おっと…情報が先でしたね」
フィリップ:「捉えました」
フィリップ:「国道を西へ向かっています。黒いワゴン車」
壱条ゆゆ:「容疑者はどこに?」
フィリップ:「海沿いから市外に出るつもりでしょう」
フィリップ:「貴女はいまどちらに?」
フィリップ:「人目を避けたルートを通っている様子なので」
壱条ゆゆ:「市内です。車を拾って追いかけます」
フィリップ:「波坂の交差点に直行すれば」
フィリップ:「先回りできるでしょう」
フィリップ:「私も向かいます」
壱条ゆゆ:「ええ、こちらもすぐに出ます。可能ならば現地で合流を」
フィリップ:「わかりました、では後程」
壱条ゆゆ:「……例の露野勲たちも、追いかけている可能性がありますが、第一目標は浦戸でお願いします」
GM:電話が切れます
壱条ゆゆ:「ええ。……ありがとうございました」
壱条ゆゆ:電話を切ってポケットに仕舞う。
壱条ゆゆ:「……話は聞いたわね? 車に乗って。向かうわよ」
仁奈川伊由:「……例の露野勲たちも、ね」面白そうな顔をしている。
風見将吾:「これ、最初から壱条が電話した方が早かった気がするな……」
露野勲:「俺がこの件とは関係ない悪党みたいな感じになってないか……」
風見将吾:「そのへんの誤解は全部終わったら自然と解けるだろ。解けるよな?」
壱条ゆゆ:「何よ。そうとしか言い様がないでしょ」
風見将吾:「俺も敏腕捜査官にイタ電した怪しい記者のままだとすげー困るし」
露野勲:「……仕方ねえ。うまく幕引きまでたどり着くことを祈るか……」
壱条ゆゆ:「現地で鉢合わせたら、『自発的な協力者』ってことにするからね。話合わせなさいよ」
仁奈川伊由:「……え、ていうかまた壱条さんの運転なの……?」
仁奈川伊由:「誰か別のひと運転してよ……」
壱条ゆゆ:「えっ……」 軽くショック受ける。そんなにとは。
露野勲:「壱条の方がスピード出せるだろ」 肉体の負荷に無頓着なタイプのオーヴァード
壱条ゆゆ:「いや、別に、勲たちでも……」
風見将吾:「勲が運転しろ! 壱条の車に乗るなら俺は三輪車で向かうわ」
風見将吾:「壱条は頼むから運転の荒さを自覚してくれ。そうでなきゃおじいちゃんと一緒にペーパー教習受けてこい」 散らばった書類を集めて外に出ていきます。
壱条ゆゆ:「……浦戸社長を逃すわけにはいかないでしょ」
露野勲:「……やるか。道案内任せる」
露野勲:「逃がしてたまるか」
仁奈川伊由:「そうだね。行こ行こ」
壱条ゆゆ:「そうね。……幸い、道はムーンライト捜査官が示してくれたし」
壱条ゆゆ:「パトカーで派手に追いつこうとすると逃げられる可能性もあるから、勲に頼むわね」
壱条ゆゆ:先に部屋を出る。「…………そんなかなあ……」

GM:シーン終了 ロイスと購入が可能
GM:ミドルクライマックスは連戦になるので 購入はここでラストです
GM:シーンは切るので回復とかはミドル後にできます
仁奈川伊由:ロイスは無しだぜ 購入は 応急手当を狙います
仁奈川伊由:8dx>=8
DoubleCross:(8DX10>=8)→10[4,5,7,7,8,8,8,10]+5[5]→15→成功

風見将吾:ミドルでいい感じに侵蝕上がってくれないかな~
仁奈川伊由:やった~
風見将吾:これもしかしてみんなめっちゃ応急持ってません?
風見将吾:風見も2個持ってるし
仁奈川伊由:ニナ川2個確保しました
仁奈川伊由:露野さん壱条さんも1個ずつ所持されてる
露野勲:どうしようかな
GM:ミドルでボコボコにされる覚悟ができている…ってコト?
露野勲:対空ミサイル買お
壱条ゆゆ:フィリップのロイスを 有為:○/罪悪感 に変えます
風見将吾:ワ……!
露野勲:あ、ちがうちがう
仁奈川伊由:ワッ…
露野勲:買うならライトマシンガンだ
壱条ゆゆ:じゃあ強化素材変えないかな~
壱条ゆゆ:2dx+3
DoubleCross:(2DX10+3)→4[3,4]+3→7

露野勲:ミドルで使う用の武器
壱条ゆゆ:ハイ、ゴミ
露野勲:2dx>=20
DoubleCross:(2DX10>=20)→7[5,7]→7→失敗

露野勲:できるわけない
壱条ゆゆ:いや2dxは普通こんなもんなんだよな……
露野勲:ロイスはなし!以上です!
壱条ゆゆ:なんだったんだFS判定
壱条ゆゆ:以上です
風見将吾:じゃあ露野さんにライトマシンガンを買って恩を売っておきましょう
風見将吾:3dx>=20
DoubleCross:(3DX10>=20)→4[1,1,4]→4→失敗

風見将吾:こんなもんだよ!
風見将吾:FS判定がおかしかったんですって
露野勲:FS判定、なんだったんだろう
壱条ゆゆ:ダイスがちいさくてかわいいやつ
GM:擬態型ダイスだったのかな
壱条ゆゆ:さっきまでムキムキダイスが猛威を振るってたのか
GM:10面に見せかけた20面ダイスとかだったのでは
GM:では今日はここまで
GM:お疲れさまでしたー

ミドル6

GM:次のシーンはミドル戦闘
GM:全員登場推奨です
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→3)増加(64→67)
仁奈川伊由:ウオーッ
露野勲:1d10+58
DoubleCross:(1D10+58)→8[8]+58→66

壱条ゆゆ:1d10+53
DoubleCross:(1D10+53)→4[4]+53→57

壱条ゆゆ:お前何!!!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→2)増加(65→67)
風見将吾:ゆゆちゃん以外は横並びだ
壱条ゆゆ:プレッシャー環境に慣れてきてしまったのか、ゆゆ

GM:波坂アクアライン(旧波坂街道)は山沿いの海岸線を通る県道である。
GM:山と海に挟まれた道路は、月之宮トンネルができるまでは市外に出る数少ない道路であったが。
GM:国道に直結した月之宮トンネル開通後は通る車も少ない。
GM:波坂交差点は市内とアクアライン、漁港への分岐点となっている。
GM:君達は浦戸により先に交差点にたどり着く事が出来る。
露野勲:「……他人を乗せるのは久しぶりだったな……どうにか間に合ったか?」
フィリップ:「まだ、ここまでは来ていないようですね」
仁奈川伊由:「社長っぽい人…いない…よね?」キョロキョロしている。
壱条ゆゆ:「真新しいタイヤ跡はない。これなら……」
壱条ゆゆ:「え」
露野勲:「うお」
仁奈川伊由:「わ」
フィリップ:バイクから降りてヘルメットを外す
フィリップ:「車より二輪の方が小回りが利きますよ」
露野勲:「そりゃそうだ。ここに追い詰めたのはあんただしな」
壱条ゆゆ:「え。あ、その…………」
露野勲:「先に着いてるよな」
フィリップ:「この『魔導バイク ベヒモス』ならね」
仁奈川伊由:「こっ……の人が? 例の?」
GM:バイクがカードに戻る。
壱条ゆゆ:完全に不用意だった。あわあわと両手を揺らしている。
風見将吾:「ビーストドラゴンデッキだと思ってたんだが、メックも使ってたんだな」
風見将吾:「これは気が合いそうだ。フィリップ捜査官」
フィリップ:「実際のゲームとは違った構成になるんですよ。今回は追跡型デッキです」
壱条ゆゆ:「捜査官。その。これは、あの……」
フィリップ:「なるほど、お友達という事ですか」
フィリップ:「まあ、良いのでは?友人の冤罪を晴らそうというのも良い」
露野勲:「理解が難しい」
フィリップ:「まあ、あとで話は聞かせていただきたいものですが」
壱条ゆゆ:「……すみません、ありがとうございます」
風見将吾:「そんで? さっきの発言を聞く限り、まだここは通ってない?」
風見将吾:「ここで待ち伏せすりゃあOKってことか?」
フィリップ:「人目の少ない路地を通って行動しているようなので。もう少し、だと思いますよ」
露野勲:「バリケードを設置するわけにもいかねえしな……来たら体張って止めるか」
GM:そう言っていると遠くから黒いワゴン車がこちらに向かって走ってくるのが見える。
風見将吾:「とか言ってる間に来たぜ。止まるかなありゃ……」
GM:君達の所まであと30m、目の良い人間なら乗っている人物が辛うじて見る。
露野勲:「止めてやる」 リボルバーを引っ張り出し、車道に立ちはだかる。
壱条ゆゆ:「ちょっと、勲……!」
GM:しかしその瞬間、空から光が降り注ぎワゴン車の周囲で爆発する。
風見将吾:「……あん!?」
仁奈川伊由:「っええ!?」
風見将吾:「おい勲なんだ!? 新技か!」
露野勲:「ンなわけあるか!」
GM:車は横転しかなり形も歪んでいる。
浦戸哲也:「ガハッ…何だ」
露野勲:「なんだおい、このタイミングで天罰か? ……誰だ!?」
壱条ゆゆ:「どこから……!」
GM:車の中からアタッシュケースを持って男が這い出して来る。
風見将吾:「あっ死にそう」
GM:まだそれほどの怪我はしていない。
仁奈川伊由:「まさか……!?」キョロキョロと辺りを見回している。
魔石卿:「はー…やれやれ。これは目的がバッティングしちまったかな」
GM:空からふわりと男が飛び降りてくる。
露野勲:「……誰だ、こいつ……!」
仁奈川伊由:「っ!」
仁奈川伊由:「……魔石卿……!」
フィリップ:「…魔石卿」
壱条ゆゆ:「彼がコレクターズセルの……!?」
魔石卿:「やあ、こんにちはかな」
魔石卿:「悪いんだけど、そこの彼に少し用事があってね」
風見将吾:「例の賢者の石ガン積みマンかよ……こいつは石狙いじゃなかったのか?」
魔石卿:「譲ってくれると嬉しんだが」
仁奈川伊由:「そう、石狙いのはず…。…用事って何?」
壱条ゆゆ:「彼は今回の事件の重要参考人です」
壱条ゆゆ:「容疑が晴れ、釈放されてからなら構いませんが」
魔石卿:「彼の持物を確認したいって事だから、そんなに待てないな」
魔石卿:「願いを叶えるとかいうアイテム、気になるからね」
魔石卿:「その後で、逮捕じゃダメかな」
露野勲:「いいわけねえだろ。失せろ」
風見将吾:「そうそう。コレクターってのは見るとほしくなるんだろ? それで積みゲーやら積みプラモが増えてくんだ。何度も取材したから知ってる」
魔石卿:「まあ、そう言われると言い返せないが」
壱条ゆゆ:「それこそ、いつもの手続きを踏んでは如何ですか。FH」
魔石卿:「コレクションというのは個人にとっては大事な物なんだ」
魔石卿:「ふむ、じゃあこうしよう」
魔石卿:「君には貸しがあったな、フィリップ」
フィリップ:「あー…そこでそれを言うのかい?ロック」
フィリップ:「気が進まないんだけど」
風見将吾:「知り合いかよ!!」
仁奈川伊由:「FH同士の横のつながりって訳……?」
フィリップ:「だが、私が見逃しても彼らは見逃さないだろう」
魔石卿:「だから、貸しを一つ消して見逃してもらい、俺から君に一つ貸しだ」
フィリップ:「やれやれ、仕方ないな」
フィリップ:「足止めだけだよ」
露野勲:「こいつもFHの蒐集家ってだけの話だろ。何卿の何か知らねえけどな」
フィリップ:「申し訳ない、ミス壱条」
壱条ゆゆ:「……捜査官!」
フィリップ:「そちらも隠し事をしていたわけだし」
フィリップ:「少しゲームに付き合って貰いたい」
浦戸哲也:「クソッ!勝手な事を!」
GM:浦戸がその隙をついて逃げ出します。
壱条ゆゆ:「っ! この…………!」
風見将吾:「この野郎……壱条お前同僚は選べよマジで!」
風見将吾:「次は俺みたいな誠実なやつを選べ!」
壱条ゆゆ:「選べるくらいいたらいいのにね!」
壱条ゆゆ:「セクハラ男は論外!」
仁奈川伊由:「あっあっあっ、社長が逃げる…っ!」
露野勲:「遊んでる場合じゃねえだろ、こいつの手口から言って……」
露野勲:「群れで来るんじゃねえのか、おい!」
壱条ゆゆ:「待ちなさい! ――火、」
壱条ゆゆ:走りながら炎の車を呼び出して追おうとする。
GM:そうすると上空からもう一つ影が飛び降りてきて道を塞ぐ
ピーター:「悪いけど」
ピーター:「通さない」
仁奈川伊由:「っ!」
魔石卿:「じゃ、よろしく頼む。無理はしないでいい。時間を稼いでくれればOKだ」
壱条ゆゆ:「子供……!? 退きなさい!」
ピーター:「了解ですマスター」
仁奈川伊由:「そりゃ来るわよね……、ピーター……っ」
露野勲:「また増えたぞ、変なのが。……仁奈川の知り合いかよ」
風見将吾:「なにが了解ですマスターだ。スター・ウォーズごっこしやがって……大人をナメるとどうなるか思い知らせてやる」
仁奈川伊由:「…人形卿の弟子よ。あたしを泣かせた奴」
仁奈川伊由:フンッと鼻を鳴らす。「あたしのこと許してくれてないの。どうしたらいいかしらね」
フィリップ:「戦闘用デッキじゃないんだよな」
フィリップ:「本当に時間稼ぎにしかならないんだけど、良いかなピーター君」
ピーター:「オーダーは時間稼ぎですから」
ピーター:「問題ないです」
壱条ゆゆ:「人形卿って……」
露野勲:「そいつは大変だな。……じゃあ、一撃くらいやり返しておかなきゃならねえだろうな」
フィリップ:「OK、じゃ申し訳ない。相手をしてもらおうかな」
仁奈川伊由:「……ん」「……そうね。そうする」
露野勲:「ブッ飛ばす」
仁奈川伊由:「よし。ブン殴る!」
壱条ゆゆ:(…………)
壱条ゆゆ:(なんかちょっと二人、仲良くなってる……)
GM:では戦闘開始します

フィリップ(6) ピーター(5)

10m

仁奈川(4) 壱条(4) 露野(7) 風見(5)

GM:配置はこんな感じです
GM:ラウンド1 セットアップ
風見将吾:なしなしです
露野勲:無し!
仁奈川伊由:なしです!
壱条ゆゆ:《先陣の火》! 行動値4→9
フィリップ:従者の行進(赤色の従者)で従者を1体召喚します
壱条ゆゆ:侵食57→59
ピーター:コーリングシステムでフォールンヴィークルを呼び出し搭乗します 行動値-3
風見将吾:あ、あっちも轢殺者なのか……
仁奈川伊由:うさぎに乗るのかな
ピーター:フォールンマシンだ
フィリップ:「サモンセット!『幸運の守護龍』を召喚」
風見将吾:「勲の見立て通りだ。やっぱり召喚してきやがった……!」
ピーター:「行けっ!グリーンヴァイス!」
ピーター:手に持っていたウサギのぬいぐるみが巨大化します
ピーター:その中に吸い込まれるように消える
壱条ゆゆ:周囲に火の粉が舞う。
露野勲:「人形卿の弟子、ってお前……」 「そういう感じかよ!?」
壱条ゆゆ:(火車は……出てこれない。罪の匂いが足りてない)
仁奈川伊由:「そうね、ぬいぐるみ野郎よ。いい歳こいた男のくせに!」
ピーター:「見た目で侮るなんて素人みたいな事を言うんだな」

フィリップ(6) ピーター(2) 幸運の守護龍(9)

10m

仁奈川(4) 壱条(9) 露野(7) 風見(5)

GM:続いてイニシアチブ
フィリップ:ウェポンケースからクリスタルシールドを取り出して装備します
風見将吾:「これ、ほっといたらフィリップの方もどんどんペット出してくるんじゃねーだろうな……こんなとこで足止めなんて冗談じゃねーぞ」
ピーター:ウェポンケースから混沌なる者の槍を×2 ガードシールド×2を取り出し装備
風見将吾:なんだこいつら!
フィリップ:「アイテムカード『輝ける鏡の盾』を展開」
壱条ゆゆ:ガチ構成野郎どもじゃん!
フィリップ:フィリップの前に盾のカードが浮かぶ
ピーター:ウサギは両手に槍 耳で盾を掴み構えます
ピーター:「足止めでやられるくらい情けないんだったらそれでも良いけどな!」
GM:イニシアチブ9 壱条さんと守護龍
GM:壱条さんから行動です
壱条ゆゆ:はあい
壱条ゆゆ:マイナーで移動 敵チームにエンゲージ
壱条ゆゆ:メジャーで《コンセントレイト》《炎神》《煉獄魔神》
壱条ゆゆ:幸運のしょご……守護龍を攻撃します
壱条ゆゆ:装備は日本刀
壱条ゆゆ:相当の強化警棒
GM:ww
風見将吾:警察官だからね
GM:避けれそうでは
壱条ゆゆ:10dx8-1
DoubleCross:(10DX8-1)→10[1,2,4,4,4,5,5,5,9,10]+6[1,6]-1→15

壱条ゆゆ:泣いて良……いやこんなもんだわ
壱条ゆゆ:よく回した
フィリップ:ドッジします
フィリップ:7dx>=15
DoubleCross:(7DX10>=15)→7[1,2,2,4,5,6,7]→7→失敗

フィリップ:ダメでした
フィリップ:ダメージください
GM:ダイスは龍の方です
壱条ゆゆ:ダイス龍の方であってる?
壱条ゆゆ:2d10+14
DoubleCross:(2D10+14)→4[3,1]+14→18

GM:それは耐える
壱条ゆゆ:経験点50点くらいしかないキャラか?
風見将吾:www
壱条ゆゆ:侵食59→67
壱条ゆゆ:その場の誰より早く、つま先から火の粉を散らせながら駆ける。
壱条ゆゆ:「貴方たちを退けても、また追われたら叶わない」
壱条ゆゆ:空中に浮かんでいる龍を、突っ込んだ勢いのまま打ち払う。
守護龍:「ギャース!」
フィリップ:「む、ダイレクトアタックではなく除去ねらいか」
フィリップ:「だが少しATKが足りないようですね、ミス壱条」
GM:幸運の守護龍が攻撃します
壱条ゆゆ:「うるさい。次は脳天に叩き込むから」
GM:後ろを狙おう 1露野 2 風見 3仁奈川
GM:1d3
DoubleCross:(1D3)→1

GM:露野さんを狙う
風見将吾:ハワワ
仁奈川伊由:ワワワ
GM:《コンセントレイト》《仮初の狩人》
守護龍:7dx7
DoubleCross:(7DX7)→10[2,3,4,6,6,9,10]+10[3,7]+1[1]→21

GM:武器は従者の弓
露野勲:うおーっ
露野勲:一応ドッジ
露野勲:4dx>=21
DoubleCross:(4DX10>=21)→10[2,4,10,10]+10[7,10]+7[7]→27→成功

露野勲:!
露野勲:あれっ?
仁奈川伊由:おおおお!?
風見将吾:エーッ!
露野勲:ち、ちがう!
風見将吾:回避成功……ってコト?
露野勲:こんなつもりでは…
仁奈川伊由:どうしてショック受けてるみたいになってるんですかw
露野勲:ここで運を使うつもりではなかったが、避けました
GM:バカな
フィリップ:「アタック!」
守護龍:「シャーッ!」
守護龍:ツバサからトゲを飛ばしてくる
露野勲:「飛び道具かよ!」 ほとんど反射行動だった。転がった先が、車の影――すべて防ぐ。
露野勲:「どういう生き物だ、こいつ」
フィリップ:「龍種です、珍しいでしょう?」
GM:続いて露野さんの手番です
露野勲:「……珍しいとかそういう問題じゃねえよ! ……だいぶ硬そうだが、当たって効果あるか……!?」 リボルバーを構えます。行動!
露野勲:マイナーで骨の銃。攻撃力8の銃を作成します。
露野勲:侵食率66→69
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ+ギガンティックモード。狙いは全員!幸運の守護龍にピーターにフィリップ!まとめて攻撃します!
露野勲:ウワッダイスもへぼい
露野勲:7dx7-1
DoubleCross:(7DX7-1)→10[2,3,4,6,7,8,9]+10[4,6,8]+10[8]+1[1]-1→30

風見将吾:スーパーいい出目!
露野勲:剣精の手!
露野勲:さらに回します。
露野勲:1dx7+39
DoubleCross:(1DX7+39)→10[8]+2[2]+39→51

GM:ゲェー
露野勲:ウオーッ
仁奈川伊由:すっすごーーい
露野勲:リアクションしてみなーっ
フィリップ:うーん、ドッジ
フィリップ:1dx>=51
DoubleCross:(1DX10>=51)→3[3]→3→失敗

守護龍:《軍神の守り》でフィリップをカバーリング
ピーター:ガードします ガードシールドの効果を一つ使う
ピーター:ガード値11に
露野勲:おのれーっ
露野勲:ダメージ!
露野勲:6d10+8
DoubleCross:(6D10+8)→33[4,10,9,4,1,5]+8→41

GM:ウっ ダメージがデカい
露野勲:ぜんぶ有効です
仁奈川伊由:すっすごすぎる
GM:守護龍は防護点を引いて2倍ダメージを受けて消滅
GM:ピーターは耐えます
露野勲:OK!ちょっと演出
露野勲:「せっかく手がかりに近づいてんだよ……!」 弾倉には、骨と血を混ぜた弾丸を装填している。両手でグリップを握り――
露野勲:「そこを」 それでも耐えきれず、激発の瞬間には強烈な反動が発生した。
露野勲:「どけ!」 着弾。弾丸は成長としかいいようのない変化を遂げる。骨と血でできた巨大な鉤爪が四方に突き出し、ねじれながら力任せに引き裂いた。
露野勲:侵食率69→78
フィリップ:「これは!」
フィリップ:「『幸運の守護龍』、モンスター効果を発動!」
守護龍:「シャーッ!」
守護龍:翼を広げてフィリップを守り爆散
ピーター:「この、程度でッ!!」
ピーター:耳で盾を構えて攻撃を受ける
露野勲:「……ち! なんだよ、そんなことできんのか!?」
露野勲:「コツコツと準備しといた特別製だったのによ……!」
フィリップ:「守護龍の守りを打ち砕くとは」
フィリップ:「しかし、随分と現場の痕跡とは違いますね」
フィリップ:「これは油断していた」
フィリップ:フィリップは待機します
GM:続いて風見さんの手番
風見将吾:ワンワン!

フィリップ(6) ピーター(2) 壱条(9)

10m

仁奈川(4) 露野(7) 風見(5)

風見将吾:「ナイスだ勲。序盤から守護竜出されてテンポ取られて終わるのは典型的負けパターンだからな……これは勝ちゲーにできるぞ!」
露野勲:「その戦術がまったくわからん!」
風見将吾:「あとで説明してやるよ!」 ビスドラの盤面を脳内で展開しつつ飛びかかります。
風見将吾:マイナー《骨の剣》《死招きの爪》で武器を装備。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6増加(67→73)
風見将吾:で、《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《伸縮腕》。狙いはピーターくんだ!喰らえ!
露野勲:(説明いらねえんだけどな……!)
風見将吾:えーと、武器の命中補正が-1だから……
GM:う、つよい
風見将吾:9dx7+4 こうかな。
DoubleCross:(9DX7+4)→10[1,2,4,5,6,8,9,10,10]+10[4,5,8,10]+10[1,7]+1[1]+4→35

仁奈川伊由:おおっすごいっ
風見将吾:オ ナイスダイス
ピーター:ガード もう一つのガードシールドの効果を使います
ピーター:ガード値11
露野勲:幸運が残っている!
GM:ガードシールド二枚持ちだからね
GM:ダメージをどうぞ
風見将吾:あ、あれっ
風見将吾:死招きこんな強いのか……ちょっとまってください。これデータ間違ってない……?
風見将吾:いや間違ってないな なんだこれ強いな!
GM:マジか
風見将吾:4d10+12+25
DoubleCross:(4D10+12+25)→18[7,8,1,2]+12+25→55

風見将吾:もろもろが有効です
仁奈川伊由:強いー!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6増加(73→79)
露野勲:これが……これが死招きの爪だ!
風見将吾:この死招きとかいうエフェクト強くないですか?
仁奈川伊由:強い…
仁奈川伊由:エグザイルってすごい
GM:ギリギリ耐える
壱条ゆゆ:エグザイルって強い
風見将吾:エーッ生きてる!?
GM:装甲が厚いので
風見将吾:「山ん中に不法投棄する奴は正直どうかと思うんだが……今は感謝だ」
風見将吾:「ちょうどいいモン落ちてんじゃねえの!」 廃棄されていた木製のデッキブラシを入手。ピーターに向かって三角飛びで躍りかかります。
風見将吾:そのまま棒術の連打。突き、払い、突き、回し受けからの薙ぎ・突き!
ピーター:「そんな!物で!ぐッ!」」
仁奈川伊由:「………っ」何とも言えない表情でその様子を見ている。
GM:モフモフした巨大なウサギが腕や耳を振り回し
GM:振り払おうとする
風見将吾:「へへへ……知らないのか? 武道家が持ちゃあそのへんの石ころだって最強の武器になんのよ」
露野勲:「技術っつーか、体の動かし方と馬力の出し方がバケモノだからじゃねえのか……」
風見将吾:「あらゆるものが俺の武器コレクションてとこだな。オラ!」 ウサギのあちこちを的確に削りました。
ピーター:「くそッ!まだいけるかグリーンヴァイス!」
壱条ゆゆ:絵面がかなり犯罪……と思いながら見ている。
風見将吾:「大丈夫か坊や? このままじゃマスターに叱られるんじゃねーのか? ええ?」
風見将吾:「手加減してやろうか? ああん?」
ピーター:「うるさいぞ!オッサン!」
風見将吾:「殺すぞクソガキ! まだ25だ!」
ピーター:「25?嘘だろ」
仁奈川伊由:「マジで驚かれてる…」
風見将吾:「どう見ても若々しいお兄さんだろ。イメチェンするべきかな……」
GM:続いて仁奈川さんの手番です
仁奈川伊由:はーいっ
風見将吾:いけいけ!
仁奈川伊由:「ふ。…シリアスにいたいのに、調子崩れるっての…」
仁奈川伊由:「…よし!」
仁奈川伊由:マイナーアクションなし。
仁奈川伊由:メジャーアクションで《コンセントレイト:ソラリス》《アニマルアタック》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《要の陣形》。
仁奈川伊由:フィリップとピーターに攻撃!
仁奈川伊由:すごい服を装備しているので交渉+2なので
仁奈川伊由:9dx7+4+2
DoubleCross:(9DX7+6)→10[2,2,3,3,4,4,5,10,10]+10[6,7]+1[1]+6→27

仁奈川伊由:バディムーブは自分には使えない… これで通します!
フィリップ:ドッジ
フィリップ:1dx>=27
DoubleCross:(1DX10>=27)→1[1]→0(ファンブル)→失敗

フィリップ:あ、ちがう
フィリップ:従者が居ないぞ!
フィリップ:ダイスが増える!
仁奈川伊由:ファッ
フィリップ:3個振りたします
フィリップ:3dx>=27
DoubleCross:(3DX10>=27)→2[1,1,2]→2→失敗

仁奈川伊由:あ!真の力を手にした!
フィリップ:フィリップ…
風見将吾:1増えたw
仁奈川伊由:切なすぎる
壱条ゆゆ:www
ピーター:《カバーディフェンス》
露野勲:これもかなりのダイス運ですね…
ピーター:フィリップをカバーリングします
仁奈川伊由:何だって!
仁奈川伊由:ダメージ出します
仁奈川伊由:3d10+12+5+5装甲無視
DoubleCross:(3D10+12+5+5)→24[9,8,7]+12+5+5→46

仁奈川伊由:いっ 良い出目!
GM:装甲無視はダメ
GM:ピーターは倒れます
GM:演出どうぞ
仁奈川伊由:────がち。がちがちがち。 辺りに、巨大な顎を打ち鳴らす音が響き渡る。
仁奈川伊由:ぽつりぽつりと鬼火が浮かび、やがて人々は、あたしの背後に浮かび上がる巨大な骸骨を認識するだろう。
仁奈川伊由:あたしはそいつの名前を何というのか知らないが。「───いけっ!骸骨!」
フィリップ:「面白い!」
がしゃどくろ:叫び声を上げて、巨大な手を振り回して敵を薙ぎ払う。
ピーター:「面白くない!」
ピーター:「このままやられたらッ!マスターに面目が立たないッ!」
ピーター:「行けるな!グリーンヴァイスッ!」
露野勲:「妖怪戦争みたいになってきたじゃねえかよ……がしゃどくろか?」
ピーター:巨大な骸骨の攻撃を巨大なウサギが受ける
仁奈川伊由:「フンッ、かわい子ぶってんじゃないわよピーター!」
ピーター:「ふん!そっちこそ!大分調子が出てきたみたいだなッ!」
ピーター:「情けない顔して情けない事言ってるようなら」
ピーター:「それは人形卿への侮辱だ!」
ピーター:「だけど、やる気があるならまだ許してやる!」
ピーター:「マスターが死んだのはお前のせいだって?思い上がるなよ!」
仁奈川伊由:「……………っ」「……ええ、ええ…。その通り」「その通りよ」
GM:ウサギが骸骨を押し返そうと力を入れる
ピーター:「マスターは自分で選んで行動したんだ!お前のせいなんかであるもんかッ!」
がしゃどくろ:猛然とうさぎに突進する。
ピーター:「ぐ…ぐむーッ!」
仁奈川伊由:「っう」
ピーター:「いつまでもグチグチ言ってるなら!次は叩きのめしてやるッ!」
仁奈川伊由:「うっさいうっさい!うっさいっつの!うっさい!」顔を真っ赤にして怒鳴り返す。
GM:ウサギが吹き飛ばされます
仁奈川伊由:「あ…あんたこそっ、分かったようなクチ聞きまくってんじゃないわよ…ッ!」
GM:ウサギがぐるぐる目を回し縮小します
仁奈川伊由:「グチグチ言ってない!うるさい!な、何よ、減らず口叩いちゃって…!」
ピーター:「言ってた、泣いてただろ」
仁奈川伊由:「も、もう…!うるさい、バカ!馬鹿……!」ピーターに向けて言っている訳でもない。焦ったように言い続けている。
ピーター:「今日は足止めしろって言われただけだ」
仁奈川伊由:「……っ」
フィリップ:「ま、あとは任せたまえ」
壱条ゆゆ:衝突の余波で飛んできた砂利から、体を庇う。「……っ」二人のやりとりを、呆然と見つめている。
ピーター:「また情けない事言ってたら本当に許さない」
ピーター:「人形卿の名にかけて、だ」
風見将吾:「カートゥーン怪獣大戦争の横で口喧嘩か。すげえ光景だな」 巻き込まれないよう距離を取って見ている。
仁奈川伊由:「ううううう…っ!」顔を真っ赤にしている。何も言い返せない。「………うううう………!」
露野勲:「怪獣プロレスだろ。……しかし、押し勝ったな」
ピーター:瞬間退場で離脱します
露野勲:「うさぎ使いよりも仁奈川の何かが上回った。……その結果だけは確かだ」
仁奈川伊由:こちらの骸骨も溶けるように消えていく。顔を真っ赤にしたまま、どうしようもない気持ちをこらえて立ち尽くす。
風見将吾:「おい泣くなニナちゃん。レネゲイドってのはあれだろ、意志の強さとかも影響すんだろ」
仁奈川伊由:「………っ」風見さんを見上げる。
風見将吾:「ちゃんと気持ちで張り合って勝ったんだ。胸張んな」
風見将吾:「次は口喧嘩でも勝てよ! あいつムカつく!」
壱条ゆゆ:ピーターが消えたことで、慌てて状況を見回す。
仁奈川伊由:「んん、んんん…っ」「んん!」どうにか頷く。「む、ムカつくよね。あたしもそう思う。思う!」
仁奈川伊由:「分かった。次っ……、次ね。分かった!」
フィリップ:「いや、うん。青春だな」うんうんと頷いている。
壱条ゆゆ:「……とに、かく。これであなただけですね。捜査官」
フィリップ:「そうなりますね」
フィリップ:「ま、足止めを頼まれてしまったのでお付き合い願いますよ」
GM

フィリップ(6) 壱条(9)

10m

仁奈川(4) 露野(7) 風見(5)

GM:待機していたフィリップの手番
フィリップ:メジャーで赤色の従者を使用します
フィリップ:「『樹霊コダマ』を召喚」
壱条ゆゆ:ですよねー!!
風見将吾:「もうこの盤面は負けだろ! サレンダーなりコンシードなりしろよ……!」
露野勲:「足止めだけで十分ってわけか。強そうには見えないぜ」
フィリップ:「そうかな?まだ私が勝つかもしれないですよ」
GM:コダマは従者の鎧を所持しているが装備していないので行動値が守護龍よりも高いです
GM:クリンナップ
GM:こちらは無しです
風見将吾:こっ行動値12もある
露野勲:なし
風見将吾:なしです。そしてセットアップもなし!
仁奈川伊由:なしです
壱条ゆゆ:なしです
GM:セットアップ
仁奈川伊由:同じくなしなし!
フィリップ:従者の行進 赤色の従者
壱条ゆゆ:なし 先陣の火の効果が切れて行動値4に戻ります
風見将吾:ガス欠ゆゆチャン
フィリップ:「さて、更に攻めるとしよう」
フィリップ:「『有能なる魔狼』を召喚」
壱条ゆゆ:「……! 次から次へと……!」
フィリップ:イニチアチブ ウェポンケースから「PDW」を装備
仁奈川伊由:「自分で有能とか言うヤツにろくなヤツいないのよ」鼻を鳴らす。
フィリップ:「アイテムカード、『雷撃砲』をセット」
露野勲:「重火器!? 時間稼ぎにしちゃ豪華だな……!」
GM:パワーアームのエフェクトを持っているので両手持ちの武器も重複装備可能
仁奈川伊由:怖いよ~
GM:イニチアチブ他になければコダマが行動します
壱条ゆゆ:ないよ~
仁奈川伊由:ないです~!
樹霊コダマ:《コンセントレイト》《仮初の剣士》
露野勲:どうぞい!
風見将吾:仮初の剣士、あんまり見たこと無いエフェクトだ
樹霊コダマ:対象は壱条さん
樹霊コダマ:7dx7
DoubleCross:(7DX7)→10[1,4,4,5,6,8,10]+10[8,9]+10[5,7]+10[10]+2[2]→42

GM:まわった
露野勲:カバーリング不可能距離だ、がんばれゆゆちゃん…
風見将吾:ゴエーッ
露野勲:あっ、強い!?
仁奈川伊由:ヒエーッ!?
壱条ゆゆ:ウオーッ
壱条ゆゆ:《炎神の怒り》 侵食67→70
壱条ゆゆ:HP30→27
壱条ゆゆ:10dx
DoubleCross:(10DX10)→10[2,4,5,5,7,7,8,8,9,10]+9[9]→19

GM:ダメージ出します
壱条ゆゆ:さっきより頑張るな~
樹霊コダマ:5d10+8
DoubleCross:(5D10+8)→32[4,4,6,10,8]+8→40

壱条ゆゆ:装甲値で8減らして32ダメージ!
壱条ゆゆ:リザレクトします
壱条ゆゆ:70+1d10
DoubleCross:(70+1D10)→70+6[6]→76

フィリップ:「いや、すみませんが」
風見将吾:このダメージ、他の人に来てれば閃熱でワンチャンあったんだけどなあw
フィリップ:「お相手願いますよ、ミス壱条。アタック!」
壱条ゆゆ:閃熱は他人にしか使えないのよな
樹霊コダマ:「ピィー!」
樹霊コダマ:トコトコあるいて木の枝を振り下ろす
壱条ゆゆ:「……!?」 警棒をかざして振り払おうとする。
樹霊コダマ:枝が膨れ上がり丸太のように巨大化
樹霊コダマ:コダマもムキムキになって殴りかかります
樹霊コダマ:ブゥン!
壱条ゆゆ:「な、う゛ぁっ!」 掲げた腕ごと、めきりと丸太がめり込み、吹っ飛ばされる。
樹霊コダマ:「ピィ!」また小さくなる
露野勲:「……マジか。妖精的なキャラクターじゃねえのかよ」
壱条ゆゆ:「っ、げほっ……!」 地面を転がり、咳き込みながら睨みつける。
風見将吾:「しまった……警告しとくべきだったか」
仁奈川伊由:「だっ、大丈夫…!?」
風見将吾:「攻撃力がめちゃくちゃ高いんだあいつ。前のターンで仲間もやられたし、それで更に特殊効果が……ああクソ!逆転負けされたの思い出したら腹立ってきた!」
風見将吾:「壱条起きろ! 防御は大した事ねえんだ、ブン殴ってカードに叩き返すぞ!」
壱条ゆゆ:「知ら……ない、わよ……!」
壱条ゆゆ:折れた左腕に炎が灯りながら立ち上がる。警棒を持ち替えた。
フィリップ:「言ったでしょう、勝つつもりもあると。負けると思って戦うのはB&Dではマナー違反ですので」
フィリップ:「更に行きますよ」
GM:魔狼の手番
有能なる魔狼:マイナーでハンティングスタイル
有能なる魔狼:後方の三人に接敵エンゲージ
有能なる魔狼:メジャーで《コンセントレイト》《ブラッドスパイク》
有能なる魔狼:対象は仁奈川さん露野さん風見さんの三人だ
仁奈川伊由:ギャッ
風見将吾:また変なエフェクト使ってる!
露野勲:ウワー!
有能なる魔狼:7dx7
DoubleCross:(7DX7)→10[1,2,3,5,7,7,10]+10[1,1,10]+10[9]+5[5]→35

露野勲:とりあえずドッジを試みましょう
露野勲:4dx>=35
DoubleCross:(4DX10>=35)→9[4,8,8,9]→9→失敗

仁奈川伊由:ドッジをがんばります
露野勲:だめ~!
仁奈川伊由:3dx+1>=35
DoubleCross:(3DX10+1>=35)→7[3,7,7]+1→8→失敗

風見将吾:死なないだろ多分……(ウルトラマン) 骨の剣でガードします。
仁奈川伊由:そりゃそう~!
露野勲:仁奈川さん、カバー入ります?
露野勲:侵食率上げたいならカバー控えます
仁奈川伊由:あっどうしようかな 迷う
仁奈川伊由:いや…手番くるとガツガツ上がるので カバーお願いします!
露野勲:OK!崩れずの群れで仁奈川チャンをカバーリング!
露野勲:侵食78→80
GM:ダメージ出します
風見将吾:これでもし露野さんのダメージを閃熱で弾ければ
GM:4d10+9
DoubleCross:(4D10+9)→18[7,2,7,2]+9→27

風見将吾:二人分のリザレクトを稼げたことになってハイパーうまあじなんだけど……どうかな~
露野勲:おお!
GM:やや低めか
露野勲:UGNボディアーマーで8点軽減して、19点を2倍して38点ダメージ……
露野勲:12点軽減できれば助かる計算!
壱条ゆゆ:これはいけますね
風見将吾:装甲8とガード値6で14軽減。HP15でバッチリ生存でチョベリグです
壱条ゆゆ:《閃熱の防壁》。
壱条ゆゆ:38-6d10
DoubleCross:(38-6D10)→38-33[3,5,5,10,2,8]→5

風見将吾:これがパーティプレイだ!
露野勲:ウワッ強い
仁奈川伊由:やったーー!みんなすごい
壱条ゆゆ:5点くらって
露野勲:HP27→22で生存です
壱条ゆゆ:侵食76→80
GM:演出行きます
フィリップ:「デッキの回りがそこまで良くなかったですが」
フィリップ:「ここで出せれば問題ないですね、アタック!」
有能なる魔狼:「アオーン!」
有能なる魔狼:影のように合間を抜け
露野勲:「くるぞ、将吾は自分でどうにかしろ! ……仁奈川!」 ぼごっ、と、肩甲骨が蠢いて開き、肉の翼を形成する。 「一歩引け!」
有能なる魔狼:君達に迫る。
仁奈川伊由:「っあ、」反射的に動く。下がる。「うん!」
仁奈川伊由:(たっ…たいしたことないと思ったのに、普通に強そうじゃん…! ヤバいんじゃ…)
有能なる魔狼:爪が君達を切り裂く
露野勲:「一回くらい、死んだって……!」
壱条ゆゆ:勲さんに迫った爪が、
壱条ゆゆ:シャボン玉めいて湧き上がった火球の群れに遮られる。
フィリップ:「このアタックに耐えるとはッ!」
火車:にゃおん  にゃおん
火車:炎の鞠の正体は、楽しげに跳ね回る炎の猫たちだ。
フィリップ:「お、おお!」
露野勲:「……、……普通に死に損なった」 半端に笑う。 「器用になったな、この猫」
フィリップ:「なんと」
フィリップ:「その猫は、ミス壱条の?」
風見将吾:「芸達者だな~。最近の探偵と警察官はそんな事もできんのか」
風見将吾:デッキブラシを犠牲にして攻撃を受けきりました。棒きれとなったそれを放り捨てる。
仁奈川伊由:「か、風見さんも……」
壱条ゆゆ:「どうも。褒めてあげて」
フィリップ:「素晴らしい」
フィリップ:「実に素晴らしい」
壱条ゆゆ:『爪の一撃』を咥えて持ってきた猫を、軽く撫でる。
仁奈川伊由:同じく立ち回りきった大人達3人を唖然と見ている。
火車:罪科。悪意。攻撃。それ自体を種火にする不可解な生き物たち。
露野勲:「さすが壱条の守り神だ。面倒見がいい。……狼は将吾に任せた。本体を叩いてやる」
壱条ゆゆ:「あなたたちと違って、私についてきてくれるのはこの子達だけだけれど」
壱条ゆゆ:「攻撃は任せたわよ、あなたたち」
風見将吾:「はやくやれ勲! いい加減あいつの余裕ぶっこいた表情がムカついてきた!」
GM:露野さんの手番です
露野勲:マイナーで骨の銃。侵食80→83
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ+ギガンティックモード+死神の手。
露野勲:コダマとフィリップを狙います。
露野勲:8dx7-1
DoubleCross:(8DX7-1)→10[1,2,3,7,8,9,9,9]+5[1,2,3,3,5]-1→14

風見将吾:反動が!
露野勲:剣精の手。2回目。
露野勲:1dx7+19
DoubleCross:(1DX7+19)→10[10]+4[4]+19→33

露野勲:OK!以上!
フィリップ:ガード
樹霊コダマ:ガード
露野勲:ダメージ!
露野勲:4d10+8+12
DoubleCross:(4D10+8+12)→23[10,8,3,2]+8+12→43

露野勲:諸々有効!
仁奈川伊由:強!
GM:ヒィー
GM:コダマは消滅
GM:フィリップは耐えます
露野勲:ちょっと演出。
露野勲:「こいつで……」 別の弾丸を装填し、両手で腰だめに抱えるようにして引き金を引く。
樹霊コダマ:「ピィィ?」
露野勲:「吹っ飛べ! 手間暇かけてんだよ、こっちは!」 着弾。血と骨と鉄で形成された”蜂”のような生き物が、破裂して飛び散る――襲い掛かり、敵を貫く。
フィリップ:「こ、これはッ!」
露野勲:侵食率83→96
フィリップ:「かなりライフを削られたか
フィリップ:「中々、キツイことをする」
露野勲:「”罪蜂”。たぶん、蜂が持つ”刺す”イメージが拡大解釈されたんだろ……」
露野勲:「あのあと、血を集めた。体内に取り込めば培養できる。俺は死なないからな……!」
フィリップ:「ほう、面白い。その蜂は実在したと」
フィリップ:「成程」
風見将吾:「あ……? あ、あの蜂使ってんのお前!? 正気か!?」
風見将吾:「もうちょい自分のカラダちゃんを大事にしろ!」

フィリップ(6) 壱条(9)

10m

仁奈川(4) 露野(7) 風見(5) 魔狼(9)

露野勲:「うるせえな……俺は大丈夫なんだよ」 「そういう体だ!」
GM:フィリップの手番
フィリップ:マイナーでPDWを起動
フィリップ:メジャーで射撃
フィリップ:対象は後方の三人
風見将吾:PDWはヤバイ
フィリップ:4dx+3
DoubleCross:(4DX10+3)→7[2,2,6,7]+3→10

有能なる魔狼:《栄光の血》を使用
有能なる魔狼:達成値+10
壱条ゆゆ:サポートモードがないから……
仁奈川伊由:おお!がんばればいけるのでは!
風見将吾:10……10か!
有能なる魔狼:1d10
DoubleCross:(1D10)→1

仁奈川伊由:ギャーッ!?
風見将吾:このクソ犬!
露野勲:うおおーっ
有能なる魔狼:HP1消費
有能なる魔狼:安くついた
仁奈川伊由:出目がスゲ~いいのズルい
仁奈川伊由:有能すぎる
風見将吾:HP1で達成値10、完全にTASプレイ
露野勲:ドッジしたら~っ
仁奈川伊由:3dx+1>=20ウオオッドッジ
DoubleCross:(3DX10+1>=20)→5[2,5,5]+1→6→失敗

風見将吾:引き続きガードします。ドッジよりはまだ目がありそう。
壱条ゆゆ:マンチ野郎!
露野勲:5dx>=20
DoubleCross:(5DX10>=20)→10[2,3,9,10,10]+6[4,6]→16→失敗

風見将吾:えーっすご!
露野勲:だめ~
仁奈川伊由:あと1高かったら…!
壱条ゆゆ:バディがいちたりない……!
風見将吾:ああそうか……バディムーがあるから17なら避けられたんだなあ
露野勲:カバーリングはいったん見送らせてください!w
仁奈川伊由:もちろんです!w
GM:3d10+9
DoubleCross:(3D10+9)→11[4,4,3]+9→20

GM:堅いなー
風見将吾:おっこれは
仁奈川伊由:あっやったあ
露野勲:8点防いで、12点!生存! HP22→10
風見将吾:装甲8とガード値6で軽減。6点くらって残りHP9です。
風見将吾:生きてるー!
仁奈川伊由:装甲1点あるので19点受けて、HP5点で生存します。
仁奈川伊由:やった!
風見将吾:すごくRPGの序盤っぽい戦闘だ
フィリップ:「アイテムカード『雷撃砲』を使用」
仁奈川伊由:ww
フィリップ:「更に、マジックカード『生贄の祭壇』を発動」
フィリップ:「FIRE!」
GM:雷が君達を貫く
風見将吾:「警察官てな、悪人を捕まえる正義の味方だと思ってたんだが」
風見将吾:「お前はマジで……正義なのか悪なのかわかんねえな! どっちだよ!」 車の残骸から鉄パイプを引き抜き、避雷針にしてギリギリ回避しました。
仁奈川伊由:「ぅうぎっ…」「魔石卿とも仲良くやってるFHなんだからっ、悪なんじゃないの……っ」
露野勲:「ンだよ……一人前に痛いじゃねえか。玩具かと思ったら……!」
フィリップ:「これで落ちないとは」
フィリップ:「さて、どうでしょう」
露野勲:「だが、これで詰んだろ」
GM:風見さんの手番です
風見将吾:マイナーで戦闘移動……と思ったらワンちゃんが横にいますね。マイナーは無し。
GM:ウワー
風見将吾:武器を作ったのでここからは軽く済むはず。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》で魔狼を殴ります。
風見将吾:9dx7+4 79%なのでギリギリでダイスボーナスが乗らない!
DoubleCross:(9DX7+4)→10[1,1,4,4,5,5,8,9,10]+10[7,8,8]+3[2,3,3]+4→27

風見将吾:バ!バ!
仁奈川伊由:バディムーブ!
GM:ワー
仁奈川伊由:その達成値を…+3!
有能なる魔狼:ドッジします
風見将吾:有能~~~
有能なる魔狼:避けろ有能!
風見将吾:達成値は30です。
仁奈川伊由:イエーイッ
有能なる魔狼:7dx>=30
DoubleCross:(7DX10>=30)→10[3,4,4,6,7,8,10]+9[9]→19→失敗

有能なる魔狼:だいぶ有能
有能なる魔狼:でもダメ
風見将吾:あぶなっ
露野勲:これは有能
GM:ヒィー
風見将吾:4d10+12+25 当たればだいぶ強いはず。もろもろが有効です。
DoubleCross:(4D10+12+25)→9[1,2,3,3]+12+25→46

GM:でもこれは鎧で軽減してもダメです
風見将吾:ダメージダイスがカス!
仁奈川伊由:えーでもすごい
GM:魔狼は消滅
GM:了解です
風見将吾:というかすみません。さっきの攻撃侵蝕6アップさせたんですけど、貪欲なる拳のぶんが1足りてなかった……
風見将吾:ので、今追加であげます。5+1アップ。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6増加(79→85)
風見将吾:Dロイス対抗種をすっかり忘れてた……せっかくだし振っちゃおうっと
風見将吾:46+2d10
DoubleCross:(46+2D10)→46+10[5,5]→56

GM:ぺちゃんこだ
風見将吾:風見将吾のHPを6に変更(9→6)
風見将吾:「有能なる魔狼の弱点――それは」 「単純にDEFが低い」
有能なる魔狼:「グルルルル」
風見将吾:踏み込みからの掌打。顎に打ち付けて脳を揺らし、そのまま寸勁を叩き込む。
風見将吾:カードゲームの獣に脳があるのかどうかは不明だが……エグザイルの筋力! 単純に威力が高い打撃!
有能なる魔狼:「ガ…ウッ」
風見将吾:「死ぬまでスーパー剛力パンチを叩き込めば死ぬってことだ。有利トレード完了だぜイケメン捜査官さんよ!」
フィリップ:「ふむむ、負けるのは悔しいですが」
風見将吾:「そろそろ……いやもう流石に降参でいいだろ。疲れてきたんだけど……」
風見将吾:「おっ」
フィリップ:「手札を失いましたし、頼まれたのは足止めです」
フィリップ:「十分でしょう」
フィリップ:「ああ、それと今日のデッキ構成は『追跡用』ですから」
露野勲:「……手こずらせやがって」
フィリップ:「負けたというのも語弊がありますね」
フィリップ:「ミス壱条、申し訳ありませんでした」
仁奈川伊由:「ま…負け惜しみじゃないのそれは…」
壱条ゆゆ:「風見」
風見将吾:「あん?」
フィリップ:「お手数をおかけしました」
壱条ゆゆ:「降参の振りして相手を攻撃するカードとかあったりしない?」
風見将吾:「気が合うな、あったら俺もほしいよ。今。すぐ引きたい……でもほら」
風見将吾:「謝ってるし、流石に殴るのはどうなんだろうな」
フィリップ:「フフ…それにとても良い物を見る事が出来ましたから」
フィリップ:「ここは引かせてもらいます」
フィリップ:「では、ミス壱条。ご無事でしたらまた署でお会いしましょう」
露野勲:「こっちはサーカス団じゃねえんだよ。退くならさっさと退け。忙しいんだ」
壱条ゆゆ:「……片方が追っている犯人を庇ったのは、確かにお互い様とも言えます」
フィリップ:「ええ、そう言って頂けると助かります」
壱条ゆゆ:「今回かぎりですよ、……捜査官」
フィリップ:「フフ…フ」
フィリップ:「そうあって欲しいものですね」
フィリップ:瞬間退場で離脱します
仁奈川伊由:「な…何か。ああいう態度ムカつく感じするね」
壱条ゆゆ:くっ いいエフェクトだな ほしい
露野勲:「……あれが魔石卿の知り合いだとすると……」
露野勲:「魔獣卿ってところか?」
風見将吾:「俺はあのピーターとかいうやつの方がムカつくけどな。なーにがマスターだ。保護者の元でキャンキャン吠えやがって」
壱条ゆゆ:「コレクターズ、にしても……」
壱条ゆゆ:「風見でも持ってるカードを集めてFH名乗るのは流石にどうなの」
露野勲:「うんざりするぜ。浦戸のクソ野郎を追うぞ、時間がもったいない」
仁奈川伊由:「コレクターズセルっぽい感じはしなかったけどなあ…」首を捻りつつ。
風見将吾:「お前ビスドラバカにすんなよ。オークションで1億の値がついたカードだってあんだぞ」
壱条ゆゆ:「そうよ! 社長を追いかけるわよ」
仁奈川伊由:「ピーター、ムカつくか。そう」フフっと笑う。
仁奈川伊由:「良い気味だわ」
壱条ゆゆ:「乗って。早く」
露野勲:「絵を回収する」 二歩、よろめいた後、もつれる足で歩きだす。
風見将吾:「…………おれ後部座席にしよ」
露野勲:「アクセルが無理そうだな。壱条、任せる」 さっさと後部座席に乗り込む。
仁奈川伊由:「うえ、っちょ、………あたし助手席か…そう…いいけど……」最後に皆を振り返り、乗り込んで行く。

GM:シーン終了
GM:ロイスの取得が可能
風見将吾:すんごく迷うけど、残り1枠しかないので
壱条ゆゆ:フィリップの罪悪感を不信に変更 Pなのはそのまま
風見将吾:フィリップさんのロイスは諦め、おっさん呼びをしてくれたピーター君にとります。まだ25だぞは様式美!
風見将吾:-クソガキ/ピーター/執着/○憤懣/ロイス
露野勲:風見将吾にロイス。 尊敬/食傷〇
露野勲:以上!
仁奈川伊由:ピーター・ロイド/誠意/罪悪感:〇 この感情を変更します。N感情を「憤懣:〇」にします。
仁奈川伊由:以上!
壱条ゆゆ:勲さんに取ろうかな
風見将吾:あっそうだな、僕もピーター君のP感情を誠意にします
風見将吾:マスター相手にすごく誠実なのは伝わってきたし
仁奈川伊由:同じ感情仲間!
壱条ゆゆ:幼馴染/露野勲/羨望:○/憤懣:/ロイス
風見将吾:ワンワン!
壱条ゆゆ:以上です
風見将吾:そして対抗種のHP消費の関係上、HPを回復しないと死んでしまう……応急手当キット1個めを自分に使います。
露野勲:仲間たち…!
風見将吾:6+2d10
DoubleCross:(6+2D10)→6+11[3,8]→17

風見将吾:もう1個も使っちゃおう!
風見将吾:17+2d10
DoubleCross:(17+2D10)→17+15[8,7]→32

露野勲:応急手当キット1個使用
露野勲:2d10+10
DoubleCross:(2D10+10)→9[8,1]+10→19

仁奈川伊由:応急手当1個使用します
風見将吾:完全回復! 手持ちのグリーンハーブはなくなりました。
仁奈川伊由:2d10+5
DoubleCross:(2D10+5)→11[3,8]+5→16

露野勲:だいたい大丈夫だろ…おわり!
仁奈川伊由:もいっこ使用
壱条ゆゆ:応急手当一個あるけど
仁奈川伊由:16+2d10
DoubleCross:(16+2D10)→16+7[1,6]→23

仁奈川伊由:おわり!
壱条ゆゆ:勲さん使うかい
露野勲:つ、つかいます!
露野勲:ありがとうございます!
露野勲:2d10+19
DoubleCross:(2D10+19)→8[2,6]+19→27

風見将吾:さっきのカバー+閃熱は芸術的でしたね
壱条ゆゆ:他の人のHPは
露野勲:完 全 回 復
壱条ゆゆ:閃熱での生存に関わるからな
露野勲:すべてオールクリア。こんどこそ完全完了です。
風見将吾:ゆゆちゃん、完全に奈央ちゃん支部長やってる時の僕と同じ思考になってる
壱条ゆゆ:そうか奈央ちゃんも同じスタイルか……w
風見将吾:ロイスも7枠取りきったので以上!
壱条ゆゆ:以上でーす
仁奈川伊由:以上ですよ!

クライマックス

GM:クライマックスになります
GM:全員登場です
露野勲:1d10+96
DoubleCross:(1D10+96)→7[7]+96→103

仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→9)増加(81→90)
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→6)増加(85→91)
壱条ゆゆ:1d10+80
DoubleCross:(1D10+80)→4[4]+80→84


GM:波坂アクアラインは海と山に挟まれている。
GM:山側はコンクリートで補強された壁面だが、海側は道路から少し砂浜が広がるエリアも点在している。
GM:岩が多く海水浴などには適さないただ広いだけの場所に二人の男が対峙している。
魔石卿:「なるほど、なるほど」
GM:魔石卿と呼ばれる男が黒い繭を握りつぶした。
魔石卿:「白い方が本命だと思っていたが、そちらはむしろ」
魔石卿:「俺の領分じゃないな」
浦戸哲也:「クソッ…何者なんだ。お前は」
魔石卿:「だが、こちらの黒い方はちょっと面白いな」
魔石卿:「この絵具…顔料か、それに賢者の石に似た何かを使っているな」
浦戸哲也:「何の話だ!」
浦戸哲也:「私に何の恨みがあるというんだ!」
魔石卿:「恨みなんかないよ、探し物をしているだけさ」
魔石卿:「期待外れでなくて良かった、足がかり程度にはなったからな」
魔石卿:「おっと、そろそろ君を追ってくる連中がやってくるぞ」
浦戸哲也:「クソ!」
魔石卿:「その黒い方の仕入先を聞いているヒマはなさそうだな」
魔石卿:「連中に絡まれると面倒そうだし、後は自分で調べるよ」
魔石卿:「お前はお前で逃げ延びたければ自分で頑張るんだな」
壱条ゆゆ:海沿いの道路に、車がドリフト気味に止まる。
壱条ゆゆ:安物の車体が軋み、開いた窓から外を見る。「居る! まだ二人……!」
壱条ゆゆ:「早く出て!」
露野勲:「クソ。気分最悪だが、どうにか間に合ったか……!」 よろめきながら出てくる。
仁奈川伊由:「っううう…」しかめっ面をしている。「…逃がさないわよ…!」
風見将吾:「くそったれめ! フィリップけしかけた上に地獄のドライブまで体験させやがって……!」
魔石卿:「ここは逃げ場がない、一応感謝してもらいたいんだが」
壱条ゆゆ:車を止めながら、軽快な動作で海岸への柵を乗り越える。
仁奈川伊由:ドアに手をつきながら叫ぶ。「動かないで!UGNよ!」
露野勲:「何が感謝だ……! 止まってろ、ボケ」
魔石卿:「そりゃ、そうだな。悪い」
壱条ゆゆ:「茶々入れられるのはもう沢山です。」
壱条ゆゆ:「コレクターズセル。貴方は元々この街のFHじゃないはず」
魔石卿:「そうだな。だが提携先だ」
壱条ゆゆ:「一体、何の為にこの街に?」 警棒を構えながら
魔石卿:「一つは趣味の為。我々がそうあるべくして動く理由の一つ」
魔石卿:「二つ目は仕事だ。この街で活動する以上、この街の管理者には義理を通すさ」
魔石卿:「頼まれごとをされれば、引き受ける事もある」
風見将吾:「ああん……?」
露野勲:「誰の依頼だよ」
魔石卿:「んん、守秘義務と言いたいところだが。別に口止めもされていないな」
魔石卿:「ディオニュソスセルさ」
仁奈川伊由:「この街のFHが、繭玉を探すって依頼をあんたらにした……?」
魔石卿:「それもある。彼らの預かり知らない繭玉があるのは困るんだ」
仁奈川伊由:「何でわざわざ外部のセルに…」一人ごちるように言う。
露野勲:「魔術結社か。うさんくせえな……」
風見将吾:「俺ら、そのディオニュソスとかいう奴らのことよく知らないんだよな。せっかくだからメンバーの本名から家族構成まで教えてくれんかね?」
魔石卿:「はっは、それくらい自分で調べなよ」
魔石卿:「繭玉には個人的な興味もあったしな」
露野勲:「で、どうなんだ? 興味は満たせたか?」
魔石卿:「期待半分って感じの割には興味を満たせたよ」
壱条ゆゆ:(今まで引き籠りだった研究組織が、外部の流浪戦力を傭兵みたいに雇って……何かをしようとしてる?)
風見将吾:「悪いが、俺らはそこの社長さんを警察に突き出さなきゃならねえ」
魔石卿:「好きにすればいい、最も本人は嫌がるだろうがね」
風見将吾:「用が終わったならはやいとこ渡してほしいんだけどな。もういいだろ?」
露野勲:「嫌がるなら、力づくでも来てもらうぜ。こっちは死ぬほど迷惑してるんだ」
魔石卿:「ああ、そうしてくれ。じゃあ、質問は終わり?」
魔石卿:「俺は邪魔になりそうだから、退散するよ」
壱条ゆゆ:「……そうして頂戴」
壱条ゆゆ:「出来れば、この街からも早く出て行って。貴方たちがいると、うちのエースが心穏やかで居られないの」
魔石卿:「この場はね、まだ街には残るさ」
魔石卿:「一つアドバイスするなら白い方はキッチリ潰しておく方が良いぜ」
風見将吾:「あ? 黒い方じゃなくて?」
風見将吾:「白はガンダムだから良いお守りだろ?」
魔石卿:「黒か、まあそっちも好きにしたらいいさ」
魔石卿:「じゃあな」
魔石卿:瞬間退場で離脱します
壱条ゆゆ:「…………。ホントにやり辛い……」
仁奈川伊由:「……」明らかに安堵したような息が漏れてしまう。「………うん」
露野勲:「……ワケわかんねえことだらけだが、ひとつ確実なのは……てめえだ、浦戸」
露野勲:「逃がさねえぞ! どれだけ迷惑したと思ってんだ!」
浦戸哲也:「ふ…はははは」
GM:浦戸の足元には壊れたアタッシュケースがあり。
GM:幾つかの札束が見る間に塵になって消えていく
壱条ゆゆ:魔石卿が去って行ったのを確認し。「浦戸哲也。貴方には複数の殺人容疑および商取引法違反の疑いが掛けられています」
GM:最後の手持ちの金を魔石卿の攻撃で消し飛ばされたようだ。
浦戸哲也:「犯罪者か、この私が」
浦戸哲也:「馬鹿どもに望まれた成功をくれてやっただけなんだがな」
風見将吾:「確かにあの場にいた連中はバカっぽかったし、愚かさ濃縮100%って感じだったが」
浦戸哲也:「私は殺しはしてない、奴らは勝手に死んだだけさ」
風見将吾:「それでも悪いことしたら捕まんのよ。学校で習ったろ」
浦戸哲也:「私の金目当てに群がった奴らが、私が破滅したとたんに性格や態度のせいにした」
浦戸哲也:「破滅したのは私のせいだ、自業自得だと言いやがった」
浦戸哲也:「だから同じように身に余る成功をくれてやったのさ」
浦戸哲也:「はっ!もれなく成功に溺れて破滅したがね」
浦戸哲也:「悪い事をしたら捕まる?ははは!捕まえて見ろ!」
露野勲:「……話にならねえ。そいつは結局お前が破滅させたってことだろうが! おい、警察! 捕まえるんだろうな!?」
壱条ゆゆ:「詐欺行為の犯罪性は裁判官が判断してくれるでしょう」
浦戸哲也:「画商?」
壱条ゆゆ:「それよりも、もっと直接的なもの。画商は何故死んだの?」
浦戸哲也:「画商…カブト虫」
仁奈川伊由:「そうよ、あのカブトムシ」眉を寄せる。
浦戸哲也:「ああ、なるほど。ははは」
仁奈川伊由:「さっきから自分のせいじゃないって言ってるけど、殺しもフツーにしてるじゃん…」
仁奈川伊由:「…何笑ってるのよっ!」
浦戸哲也:「そっちの方の罪を私に問いたいのか?」
浦戸哲也:「残念だが、黒繭を私は確かにばら撒いてはいた」
浦戸哲也:「偽物の中に本物を紛れ込ませてな」
浦戸哲也:「宝くじのようなものだ。当たりが少しでもあれば」
浦戸哲也:「外れにも人は群がるからな」
風見将吾:「……ああーあ! なるほど!」
風見将吾:「あの原価50円くらいのお守りだけで、どうやってカモを釣ってんのかと思ってたが……そうかそうか」
浦戸哲也:「だが、あの黒繭は私のものじゃない。私は流通させただけで生産者でも所有者でもない」
浦戸哲也:「大方、その画商とやらは本物の張った罠にでもかかったんだろうさ」
風見将吾:「本物も本当にちょこっと入れてたんだな。なるほど……」
壱条ゆゆ:「……どういうこと?」
浦戸哲也:「私は仕入れ、そして売る。商売人さ」
露野勲:「……仕入れた? どこからだ?」
浦戸哲也:「それを教えると、私も画商と同じ末路になるだろうな」
浦戸哲也:「ははは!画商とやらは余程信用が無かったか、約束を追加しすぎたんだな」
GM:黒繭を手に持つ。
風見将吾:「筆談でも暗号でもなんでもいいから吐いてもらうぜ。黒お守りの一次生産者は個人的に見逃せねえんだ」
風見将吾:「セミナーに参加したのもそのためだしな。おとなしく吐いて……くれそうにはねえな」
浦戸哲也:「これは財貨を与える。望めば望むほどにな」
浦戸哲也:「だが望むたびに約束を要求される」
浦戸哲也:「増えすぎた約束に縛られた愚か者は破滅する」
浦戸哲也:「いずれ禁を破るからだ」
浦戸哲也:「私はそんな愚かな事はしないぞ」
壱条ゆゆ:「……貴方の罪は、それが危険なものであることを知りながら」
壱条ゆゆ:「看過し、商売の種に流通させたこと」
仁奈川伊由:「ちょっ…、何しようとしてるの。止めなさい!」今更のように《ワーディング》を放つ。
火車:(違う…あちらではない…)
火車:(白い方だ
火車:(ヤツは隠し持っているぞ)
GM:ワーディングを物ともせずに黒い繭からカブト虫が生まれる
壱条ゆゆ:「!」
仁奈川伊由:「何っ」壱条さんを振り向く。
浦戸哲也:「そして、力を貸せ!私が破滅する事は望みではなかろう!」
露野勲:「出たな、クソカブトムシ」
びぎゃら:「び…ぎゃあ…」
びぎゃら:「ら!」
壱条ゆゆ:「……皆、気をつけて! その男、まだ持ってるわ!」
仁奈川伊由:「白い繭…!」
浦戸哲也:「うぐッ…!があッ!」
GM:浦戸の体に影が入り込むと
GM:その体がざわざわと蠢く
火車:(これは…いい)
火車:(あれに憑いているのはネズミだ)
火車:(喰いでがりそうだ)
火車:(にゃあああん)
GM:浦戸から表情が消え
壱条ゆゆ:「え? ネズミ? う……っ!」
GM:浦戸の目の前に実態を持ったものが姿を現す。
GM:多頭の鼠。
びぎゃら:「願いを…聞き入れた」
風見将吾:「うおっ、ヤマタノネズミだ」
風見将吾:「さすがに初めて見るなこういうタイプは」
壱条ゆゆ:胸を押さえる。罪と悪意の匂いを嗅ぎつけ、炎の猫と、旧き車輪が浮かび始める。
びぎゃら:「贄を捧げし者よ!幸福と栄光は我がもとにある」
壱条ゆゆ:「と、……にかくっ。また、この類……!」
びぎゃら:「鉄杭蟲(かねくいむし)どもよ」
びぎゃら:「増えよ!満ちよ!」
鉄杭蟲:「ヴヴ…」
GM:カブト虫…いや鉄杭蟲が膨張する様にはじけ、無数の群れをなす。
仁奈川伊由:「……詐欺師の相手するよりはよっぽどやりやすいわ」息を吐く。
露野勲:「旧鼠、鉄鼠に大明神……ネズミの化け物は種類があるが……」
仁奈川伊由:「こいつら倒せばいいのよね、とにかく!」
露野勲:「こいつは聞いたことねえぞ」
壱条ゆゆ:「二匹……!」
GM:鉄杭蟲はみるみる増えて君達の周囲を取り囲む
びぎゃら:「安穏たる不安に溺れよ、絶望するが良い」
GM:澱んだレネゲイドの波動が君達を蝕む
GM:衝動判定
風見将吾:「二匹じゃないぞ。三匹だ……いや四」
風見将吾:「……多くね?」
GM:そしてEロイス
露野勲:うおおおーっ衝動判定!
仁奈川伊由:ヌッ
GM:《自虐の刃》《デスウィッシュ》が発動します
風見将吾:衝動判定でよく使われるEロイスといえば!
GM:衝動判定に失敗すると 憎悪:自分自身 を受けます
仁奈川伊由:ヌッヌッ
壱条ゆゆ:し、しらねえ……!
仁奈川伊由:マア!
GM:更にその憎悪を受けている間は攻撃のダメージが2D増加します
風見将吾:ヒエー
露野勲:失敗してたまるか~っ
仁奈川伊由:ギヤア
壱条ゆゆ:ヤバ
GM:目標値は9 君達は自らの自責に囚われ自ら命を絶つ妄想に囚われる。
仁奈川伊由:ちなみに難易度はいくつでしょう…?
仁奈川伊由:了解です!
露野勲:意志レベル2+思い出の一品1!
露野勲:4dx+3>=9
DoubleCross:(4DX10+3>=9)→8[3,6,7,8]+3→11→成功

仁奈川伊由:4dx+1思い出の一品アリ
DoubleCross:(4DX10+1)→6[4,5,5,6]+1→7

壱条ゆゆ:4dx
DoubleCross:(4DX10)→9[2,3,4,9]→9

露野勲:OK!
仁奈川伊由:ギヤアア
露野勲:2d10+103
DoubleCross:(2D10+103)→12[8,4]+103→115

風見将吾:意志は弱いんだよな~
風見将吾:3dx>=9
DoubleCross:(3DX10>=9)→4[1,3,4]→4→失敗

仁奈川伊由:2d10+90
DoubleCross:(2D10+90)→12[4,8]+90→102

風見将吾:ほら!
仁奈川伊由:暴走仲間ね
風見将吾:もう5回も禁煙してるからな
壱条ゆゆ:何故か成功しとる……。
壱条ゆゆ:2d10+84
DoubleCross:(2D10+84)→18[9,9]+84→102

風見将吾:91+2d10
DoubleCross:(91+2D10)→91+4[2,2]→95

壱条ゆゆ:代わりにこっちが!!
風見将吾:あっ、こっちは低い
露野勲:禁煙回数ダントツの風見記者
仁奈川伊由:スゴ
壱条ゆゆ:いやでも最高ですね
壱条ゆゆ:とにかく100ほしい
仁奈川伊由:「……っうぅぅ…何これっ」レネゲイドの波動に充てられて、酷い頭痛に苛まれる。心臓がどくどくと音を立てる。
仁奈川伊由:先ほどのピーターとのやり取りが、一気に夢幻のように思えてくる。「……ううう…!」

びぎゃら(4) 鉄杭蟲A(6) 鉄杭蟲B(6) 鉄杭蟲C(6)

10m

仁奈川(4) 露野(7) 風見(5)  壱条(9)

10m

鉄杭蟲D(6) 鉄杭蟲E(6) 鉄杭蟲F(6)

GM:配置はこんな感じ
仁奈川伊由:多い…
壱条ゆゆ:ゲエーッ包囲
風見将吾:「身体は動く。問題はないが……」
風見将吾:「多すぎだろこれは」
GM:では戦闘を開始します
GM:セットアップ
風見将吾:なしで~す
仁奈川伊由:なしですっ
鉄杭蟲:鉄杭蟲はなし
壱条ゆゆ:《アーティクルリザーブ》《先陣の火》!
露野勲:なし!
壱条ゆゆ:乗用車に搭乗し、差し引き行動値4→10に。侵蝕102→108
びぎゃら:カームダウンを使用
風見将吾:やめやめろ!
壱条ゆゆ:ピギャーッ
びぎゃら:全員のダイスを-6個
露野勲:ピギャァ
GM:演出をします
仁奈川伊由:ピーッ
びぎゃら:「この世は理不尽だ」
びぎゃら:「何も信じられぬ」
びぎゃら:「不安であろう」
びぎゃら:「悲しいだろう」
びぎゃら:「ああ、解るぞ。人の子らよ」
びぎゃら:「暗闇の中に迷いし者らよ」
GM:漠然とした不安感が君達の体を鈍らせる
壱条ゆゆ:「くっ、はぁっ……!」 立て続けに襲い来る、暗澹の波に体を折る。
露野勲:「腕が重いぞ。ちくしょう、なんかやってやがるな……!」
仁奈川伊由:「っ…か、勝手なことばっか言わないでよ…!」
壱条ゆゆ:がくりと身を屈め、――その周囲から、炎の輪が立ち登る。
壱条ゆゆ:「やっと、出て来た……火車!」
火車:にゃおん にゃおん
火車:悪意の波を、御馳走の山のように猫が跳ね回る。
風見将吾:「そういうことか……こいつで人の不安を煽ってたわけだ」
風見将吾:「不安とか不信ってのは大なり小なり誰でも持ってる。そりゃあお守りも買いたくなるわな」
火車:その中心で、ゆゆを御者台に乗せた、奇怪な和車が地面から立ち上る。
仁奈川伊由:「冷静じゃん…!メンタル強…」
露野勲:「なんとかしろ壱条、そいつも猫ならネズミくらい丸のみにしてやれ!」
壱条ゆゆ:「言われなくても、そのつもりよ……!」

びぎゃら(4) 鉄杭蟲A(6) 鉄杭蟲B(6) 鉄杭蟲C(6)

10m

仁奈川(4) 露野(7) 風見(5)  壱条(10)

10m

鉄杭蟲D(6) 鉄杭蟲E(6) 鉄杭蟲F(6)

GM:イニシアチブ
びぎゃら:《加速する刻》を使用します
仁奈川伊由:ピィーッ
露野勲:びぎゃ…
壱条ゆゆ:ネズミ風情がーっ!
びぎゃら:《言葉の刃》《彫像の声》《アドヴァイス》《戦場の魔術師》《コンセントレイト》
GM:対象はPC4人
風見将吾:アドヴァイス!
風見将吾:アドヴァイス!?
GM:この攻撃を受けるとダイスが+6個されてC値が-1されます
仁奈川伊由:なになに!?
GM:避けたり庇われるとダイスが少ないまま戦う
壱条ゆゆ:暴走同士討ち狙いか!
風見将吾:マスターアビスの親戚だ
露野勲:えっ実はいい人…!?
仁奈川伊由:マーッ こっちは暴走憎悪してるのよ!
GM:自分から救いの手を受け取りに来い
仁奈川伊由:かっこいい…
露野勲:言葉の刃が入ってるんだよなあ
風見将吾:彫像の声も入ってる……
GM:あと行動値がシーンの間-10されます マイナーで解除可能
GM:彫像の声
壱条ゆゆ:彫像の声ってなんだっけ
仁奈川伊由:オイオイ(笑)
壱条ゆゆ:やべーっ
壱条ゆゆ:ゆゆ、攻撃できないじゃん!
露野勲:喰らってられるもんかい!避けてやる!
壱条ゆゆ:一人だけ白兵なんだぞ!
風見将吾:クライマックスで攻撃できない警察官がいるってマジ?
壱条ゆゆ:来いよ! 全部受け止めてやる!
GM:5dx7+5
DoubleCross:(5DX7+5)→5[1,2,4,4,5]+5→10

GM:え、嘘でしょ
風見将吾:風見は普通にもらうかな……とりあえず達成値見てからにしよっと
壱条ゆゆ:?
風見将吾:コンセが入って……る!
壱条ゆゆ:いや、カームダウンだこれ
露野勲:ほんとだドッジダイス振れないや
仁奈川伊由:あらっ
壱条ゆゆ:《炎神の怒り》
露野勲:ガードします。カバーリング欲しい人~
GM:ダイス増えてC値が下がるよ 受けようよダメージ
風見将吾:-6、ちょうどドッジできないんだよな~
壱条ゆゆ:HP6→3 侵食108→111
露野勲:彫像の声ヤダーッ
壱条ゆゆ:よけ損ねたらお願いします!
風見将吾:風見は貰います。一発屋としてここはバフを受け入れましょう!
仁奈川伊由:私はこのまま受けます!
GM:ではリアクションどうぞ
壱条ゆゆ:ダイスは13だがカームダウン受けて7
壱条ゆゆ:7dx
DoubleCross:(7DX10)→8[1,3,5,7,7,7,8]→8

露野勲:カバーリング。《崩れずの群れ》で壱条さんをカバーッ
露野勲:侵食115→117
壱条ゆゆ:ごめ゛ーん!
露野勲:受けたのは壱条さん以外全員か~
壱条ゆゆ:庇われます!
仁奈川伊由:あっ
仁奈川伊由:待って!
仁奈川伊由:いる?バディムーブ
仁奈川伊由:もう無し? 無しならダイジョブです
壱条ゆゆ:あー
風見将吾:でもどのみち範囲だから
風見将吾:露野さんにかばってもらっても悪くないのでは?
仁奈川伊由:そうですね…
露野勲:ですね。ここはバディムーヴ温存しましょう
仁奈川伊由:ハーイッ 失礼しました!
風見将吾:バディムーはいくらでも出番あるよ!
壱条ゆゆ:そうですね、温存で
仁奈川伊由:ありがとうございますっ 次回に期待!
GM:ではダメージ
GM:の前に
びぎゃら:フェイタルヒット ダメージ+3D
仁奈川伊由:まあ!
壱条ゆゆ:テメーッ
GM:2d10+10+3d10
DoubleCross:(2D10+10+3D10)→9[3,6]+10+16[8,4,4]→35

壱条ゆゆ:フェイタルヒット……! お前さえいなければ……!
露野勲:FATAL HIT!
風見将吾:誘ってから殺す、詐欺の手口そのものだ
GM:装甲は無視
壱条ゆゆ:うわそういうことか うま~
仁奈川伊由:まあ~
壱条ゆゆ:守れそうなのは伊由ちゃんかな 閃熱要る?
露野勲:35点の倍、70点を一身に受けて……死! 行動値-10で、カブトムシのロイスをタイタス昇華して復活!
仁奈川伊由:いいのでしょうか!スゲーありがたいです!
壱条ゆゆ:出し得ですからね……
風見将吾:ううーん、装甲が有効なら耐えられてたのになあ
壱条ゆゆ:侵食111→115
風見将吾:まだ無敵エフェクトリザレクトが使えるのでリザレクトします。
壱条ゆゆ:35-7d10
DoubleCross:(35-7D10)→35-44[9,9,9,8,3,5,1]→-9

風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→3)増加(91→94)
仁奈川伊由:スゴ~~
風見将吾:出目も無敵!
仁奈川伊由:きゅきゅきゅはっさいごい!
壱条ゆゆ:気合い入ってんな……。
仁奈川伊由:あれ、でもこれ命中自体はしているから バフはもらったって処理で良いんですよね?
風見将吾:きゅきゅきゅはっさいごい、一瞬何かと思った
壱条ゆゆ:彫像の声って
壱条ゆゆ:ダメージ受けたら?
風見将吾:どっちでしたっけ
壱条ゆゆ:見てみよ
GM:命中ですね
露野勲:命中したらですね
壱条ゆゆ:ダメだった
仁奈川伊由:ホイ!
壱条ゆゆ:じゃあダメージだけ防ぎます!
仁奈川伊由:ありがとうございました!
GM:演出
びぎゃら:人には理解できない言語体系
びぎゃら:何を言っているのすら理解できない
びぎゃら:だがその言葉には安心と幸福がある
浦戸哲也:「成功を得よう」
浦戸哲也:「人として成長し幸福を掴もう」
浦戸哲也:「痛みを乗り越えてこそ、真の栄光がある」
浦戸哲也:無表情のままブツブツと呟いている。
風見将吾:「やべやべやべ! セミナーの時みたいな子供だましじゃねえ……オーヴァードにも効くタイプの演説か!」
GM:その言葉を受けた者の手にいつの間にか握られたナイフがある。
GM:様に感じる。
GM:それを自分の胸に突き立てるだけで。
GM:安心を得ることができる。
GM:抵抗しても勝手に手が動き幻想の刃が胸に突き立てられる。
露野勲:「壱条!」 ごっ、と、突き飛ばす。 「聞くな、動け!」 自分は鼓膜ごと脳を撃ち抜いて、即死・復活しながら影響を脱する。
壱条ゆゆ:「止めて、私の灯火……!」 炎が舞い踊る。形なき、霧雨のような悪意の声を防ごうとする。
GM:気付けば胸に刃など刺さっていないが痛みだけは残っている。
浦戸哲也:「苦しい、苦しい」
浦戸哲也:「だがこんなに苦しんだのなら、きっと成功できる」
浦戸哲也:「試練を乗り越えたなら」
仁奈川伊由:「…痛みがあれば成功できるっていうの、痛いだけでいいって言うなら…」言葉をまともに受けてしまっている。
浦戸哲也:「幸福を得る事が出来るんだ」
びぎゃら:異世界の言語はまるで経文のようにびぎゃらのくちから溢れている。
壱条ゆゆ:だがその守りを、ゆゆ自身には向けられない。幻想の刃を突き立てようとして、「――っ!?」突き飛ばされ、正気に戻る。
火車:猫の一匹が、かろうじて、伊由さんの手から幻想のナイフだけを奪っていく。
火車:にゃおん。傷はつかない。だが、影響までは防ぎきれない。
仁奈川伊由:「痛いだけで、幸せになれるなら…。あたしは…それで許されるなら…」胸を押さえようとして、手が空ぶる。
壱条ゆゆ:「……皆……!」
風見将吾:「古典的だが……クソッ。やりたくねえ……!」 手の甲に虚構のナイフを突き刺してギリギリ意識を取り戻した。
風見将吾:「……ってえ~~~よ! ふざけやがって!」
風見将吾:「なにが救いだ幸福だ! こーやって餌で誘ってブッ刺すのがテメーのやり口だろーが!」
露野勲:「ぶがっ……ぐ……ぶ……」 脳を再生しようと痙攣している。その再生速度がいつもより遅い。
仁奈川伊由:「…」風見さんの言葉で思考が逸れる。

びぎゃら(4) 鉄杭蟲A(6) 鉄杭蟲B(6) 鉄杭蟲C(6)

10m

仁奈川(0) 露野(0) 風見(0)  壱条(10)

10m

鉄杭蟲D(6) 鉄杭蟲E(6) 鉄杭蟲F(6)

GM:では壱条さんの手番です
壱条ゆゆ:はーい
壱条ゆゆ:マイナーで戦闘移動。ぴぎゃらさんたちのエンゲージへ。
壱条ゆゆ:メジャー。《コンセ:サラ》《炎神の怒り》《煉獄魔神》でぴぎゃら様にアタック。カームダウン影響下です。
壱条ゆゆ:あ、乗用車(相当の火車)による運転攻撃です。侵蝕115→123
壱条ゆゆ:8dx7+4
DoubleCross:(8DX7+4)→10[3,3,3,4,6,7,9,9]+10[7,10,10]+5[2,4,5]+4→29

露野勲:いまこそバディムーヴの時……!?
仁奈川伊由:バディムーブ!
壱条ゆゆ:やった! 頂きます!
壱条ゆゆ:達成値32
GM:カームダウンの影響でドッジができないんだよね
風見将吾:自業自得w
鉄杭蟲:Aがびぎゃらを BがCを主動作放棄カバー
壱条ゆゆ:だろうな
GM:あ違うか
壱条ゆゆ:範囲攻撃ではないよ!
GM:ならカバー無しで受けます!
GM:戦力の保持!
露野勲:そ、そうだった…
露野勲:体力に自信アリってツラだ!
壱条ゆゆ:その余裕がお前の命取りだーっ!
仁奈川伊由:いけーっ
壱条ゆゆ:4d10+22
DoubleCross:(4D10+22)→25[7,1,7,10]+22→47

GM:うっ それなりに痛い
壱条ゆゆ:頑張った
GM:ダメージを受けます
風見将吾:今度は50点キャラじゃない方のゆゆちゃんだ
壱条ゆゆ:これが私の本来のハンサム固定値だーっ
壱条ゆゆ:「狙う、べきは……! 火車!」
火車:カ カ カ)(轢いて 喰ろうて 回ろうぞ)
壱条ゆゆ:壱条の指示に合わせ、火車が加速!
びぎゃら:「ねこ」「ねこだ!」「ねこが!」「ねこ?」
壱条ゆゆ:火の線を引きながら、異形の多頭鼠へと突撃を喰らわせる
びぎゃら:「人の子!なぜそのようなモノと共に!」
壱条ゆゆ:「利害の一致よ」
びぎゃら:「愚かな!幸福を得る事は出来ぬぞ!」
火車:(カ カ 煙るぞ 罪を罪とも思わぬ罪の煙だ)
火車:にゃおん にゃおん
壱条ゆゆ:「今更そんなの欲しがらないわ。舐めないで」
壱条ゆゆ:御者台に立ち、弾き飛ばした異形を見下ろす。
びぎゃら:「おのれ、救いなき者め」
GM:続いてイニシアチブ
GM:どうぞ
露野勲:イニシアチブに回るなら、浦戸哲也のロイスをタイタス昇華して行動値低下を解除し、動くことを宣言しておきます!
風見将吾:いけー!
露野勲:おす!
露野勲:びぎゃら様のいるエンゲージの4人に攻撃します。マイナーで骨の銃! 侵食率117→120
壱条ゆゆ:ぶっ殺せ!
GM:ダイス+6個とC値-1があるよ
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ+ギガンティックモード+死神の手!
露野勲:ありがたさ……!カームダウンの効果もタイタス昇華で解除されているので、パワーが増える!
露野勲:ダイスケイサンチュウ
露野勲:16dx6-1
DoubleCross:(16DX6-1)→10[2,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,8,8,8,9,9]+10[1,2,4,5,6,7,8,8,8,9,10]+10[3,4,5,6,9,9,10]+10[1,4,6,9]+10[4,10]+1[1]-1→50

仁奈川伊由:スゴイ!!
露野勲:デマシタ
露野勲:剣精の手は使いません!十分な値
壱条ゆゆ:ヤバ~
GM:Aがびぎゃらを BがCを主動作放棄カバー
GM:どうぞ
露野勲:ダメージ出しますか!
露野勲:6d10+25
DoubleCross:(6D10+25)→50[10,9,4,9,9,9]+25→75

露野勲:殺意よ
仁奈川伊由:じゅきゅしきゅきゅきゅ!!
露野勲:諸々有効ですが、この殺人ダイスはどうだーーッ
仁奈川伊由:ヤッバだぜ
壱条ゆゆ:達成値もダメージダイスも50
壱条ゆゆ:いや怖……
GM:問答無用で木っ端みじんにされますw
壱条ゆゆ:カブトムシへの復讐心が
露野勲:ちょっと演出!
露野勲:「クソ蟲……ども……!」 再生しながら滴る血を、弾倉に流し込む。
露野勲:「俺の、邪魔を」 狙いをつける。体が痙攣しているが、その腕だけが別の生き物のように動く。血の混じった弾丸が飛び、
露野勲:「するな! どけ!」 着弾。無数の血でできた”蜂”が弾けてまき散らされ、カブトムシを消し飛ばす。
鉄杭蟲:「ヴ…ヴヴヴ!」
露野勲:侵食率120→131
GM:群れになって蜂を防ごうとするが奔流に飲み込まれて潰れる
GM:べたべたとした液体が辺りに散らばる
GM:その動きに意思は全く感じられない
露野勲:「ぶ、……はぁっ! 残り、が……まだ多い! 削るの手伝え!」
GM:続けてイニシアチブ
壱条ゆゆ:はーい
壱条ゆゆ:《コンダクト》を使用します。未行動の味方、仁奈川さんを割り込み行動させます!
風見将吾:「手伝うけどよ……お前、もうちょい命を大事にしろよ! 壱条たちもなんか言ってやれ!」
風見将吾:「こいつほっといたら自分の体全部すり減らしちまうぞ!」
壱条ゆゆ:侵食、123→133
壱条ゆゆ:「言って聞くやつじゃないでしょ!」
仁奈川伊由:「……っ、……っ」胸を押さえている。
壱条ゆゆ:「火……車! 罪を焼べて!」
壱条ゆゆ:車輪が回る。ごう。ごう。ごう。
壱条ゆゆ:幻想の火の粉が舞い、それが周囲全域の悪意――攻撃意志を削り散らす。
壱条ゆゆ:ただ一人、仁奈川さんの周りだけに、慈しむような猫が回っている。
火車:にゃおん にゃおん
仁奈川伊由:「………また…」それを見る。
火車:オーヴァードの幻覚。レネゲイドの産物。ゆゆの能力。
壱条ゆゆ:その正体が何なのか、少なくともゆゆは理解していない。
火車:確かに伝わることは。「罪を喰らう」優先権を、譲っている。
火車:親猫が、子に餌を分け与えるような。単純な、無邪気な仕草で。
仁奈川伊由:「………」「……そう。そう………」胸に疼く痛みより、もっと強く、沸き上がる思いがある。
仁奈川伊由:その無邪気な仕草に柄でもなく微笑みが浮かびそうになって、表情を引き締め直す。
仁奈川伊由:敵を向いた。
GM:では仁奈川さんの手番
仁奈川伊由:ハイッ
仁奈川伊由:まずはピーターへのロイスをタイタス昇華。自らの不利な効果を消します。
仁奈川伊由:それでマイナーはなし。
仁奈川伊由:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アニマルアタック》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《要の陣形》。
仁奈川伊由:ぴぎゃら様・鉄杭蟲C・鉄杭蟲Dに攻撃をします!
GM:びぎゃら様のエンゲージに居るのはCだよ
仁奈川伊由:よろしければ命中判定いきます!バフでダイス6個とC値-1がある!
風見将吾:要の陣形だからマルチロック!
GM:Cがびぎゃらを庇うと損だなあと思うけど
GM:イイ?
仁奈川伊由:オス、要の陣形で3体指定なので…!
GM:2倍ダメージで確実に倒す方針なら
GM:それでも良いと思う
風見将吾:良心的GMだった
壱条ゆゆ:下の二体を狙って!
壱条ゆゆ:あっどっちでもいいな
風見将吾:実際迷うところだなあ ぴぎゃら様を確実にかばってくるだろうから
GM:OK
露野勲:いや、伊由さんなら1倍ダメージでもやれるはず……!
GM:判定をどうぞ
仁奈川伊由:そうですね……
仁奈川伊由:アドヴァイスに基づき、ぴぎゃら様・鉄杭蟲D・鉄杭蟲Eに変更します!
風見将吾:いけいけ!
仁奈川伊由:改めて命中判定!
仁奈川伊由:16dx6+4
DoubleCross:(16DX6+4)→10[2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,6,7,8,10]+10[2,3,3,6,8]+10[4,7]+10[10]+10[9]+10[7]+3[3]+4→67

GM:びぎゃら様のお力に酔いしれても良いのよ?
露野勲:ほぁーっ
仁奈川伊由:オオッ…… オオオオ!!
GM:Cがびぎゃらを庇います
風見将吾:これはいける!
仁奈川伊由:よしゃーっ
仁奈川伊由:ダメージいきます!
仁奈川伊由:7d10+16+6+10 装甲無視
DoubleCross:(7D10+16+6+10)→27[5,5,7,1,5,3,1]+16+6+10→59

GM:そのダメージに装甲無視はムリ
仁奈川伊由:ダメージの出目はまあまあ…だけども… 装甲無視59ダメージ!
GM:CDEは消滅
仁奈川伊由:やったぜ
びぎゃら:「自らを罰したいのだろう?よいぞ人の子。赦しを与えよう」
びぎゃら:「自ら罪を償い、身を清めよ」
仁奈川伊由:侵蝕率14上昇で102→116。要の陣形使えるのはあと1回になりました
仁奈川伊由:「………っるさい…。うるっさいのよ」
仁奈川伊由:「罰したいわよ、罰したいに決まってんでしょ」
びぎゃら:「首を吊れ!刃を突き立てよ!」
びぎゃら:「流した血を贄に捧げよ」
仁奈川伊由:「でもねえ、さっき、ムカつく顔したムカつく奴に、『お前のせいだと思うな』って喧嘩売られたばっかなのよ!」
仁奈川伊由:「みんな勝手なことばっか言って…!なんなのよ!なんなのよっ、アンタも!」
仁奈川伊由:「勝手なことベラベラ喋ってんじゃないっつーのーーーーっ!」
仁奈川伊由:叫びながら鬼火が周囲を舞い、それはやがて紅い隈取と蒼い隈取がされた、真白い狼になる。
ポチ・ポチ二号:仁奈川に答えるように雄叫びを上げ、敵に牙を向ける。
仁奈川伊由:「あたしはっ…あたしのことだってよくわかんないのに……」
仁奈川伊由:「これ以上、他人に勝手に命令されてたまるかっ……!あたしの」
仁奈川伊由:「あたしの!意志を!決めるのは!」
仁奈川伊由:「唯一無二!仁奈川伊由だけよっ!!」
ポチ・ポチ二号:鬼火を纏う二匹の狛犬が、鼠と鉄杭蟲を喰い荒らす。
びぎゃら:「なぜだ」「同じなのに」「裏切者」「贄を」
壱条ゆゆ:「また、次から次にすごいものを……」
鉄杭蟲:「ヴヴヴヴヴ!」
GM:鉄杭蟲の群れが攻撃をうけて爆散する。
露野勲:「いったい何が見えてるんだ? あとどれだけいる? ……この能力が一番わからん」
GM:あたりに原色の混ざった液体が飛び散り
GM:砂浜に染み込んで消えていく。
仁奈川伊由:荒い息を吐く。「同じ?…同じって言った……?何なのよ…あたしが何だって言うのよ…」
びぎゃら:「お前達」「迷い子」「なぜ」「なぜ」「ねこと」「贄を」
風見将吾:「さすがに同じっては失礼だよな。花の女子高生とネズミ&カブトムシじゃ比較にもならねえよ」
仁奈川伊由:「うん……。……ねえそれ」
仁奈川伊由:「もしかして元気づけてくれてるの?」
風見将吾:「思ったまんまを言ってるだけだよ! JKとネズミだぞ!」
仁奈川伊由:「フッ、そうだね。フフ」

びぎゃら(4)  壱条(10)

10m

仁奈川(0) 露野(0) 風見(0)

10m

鉄杭蟲F(6)

GM:続いて生き残った鉄杭蟲Fの行動です
風見将吾:きな!
GM:風見さん無傷か
GM:では風見さんを攻撃しよう!
風見将吾:おろろー
鉄杭蟲:《死神の針》《埋め込み》《死の紅》《ブラッドボム》《コンセントレイト》
風見将吾:リザレクトしたのでHPは3です。どうぞ!
風見将吾:ちょっとそれは聞いてないですね
GM:4dx7
DoubleCross:(4DX7)→10[1,4,9,10]+10[4,9]+3[3]→23

露野勲:ブラッドボムに埋め込み
風見将吾:2回死んじゃう!
GM:ダイス4個の割には頑張った
仁奈川伊由:ひどい
仁奈川伊由:よけてー!
風見将吾:死神の針のバステ、なんでしたっけ・・
GM:この攻撃に対するドッジダイス-2個
風見将吾:うげー
風見将吾:カームダウンどうせ解除しないといけないから、ロイス昇華してドッジも考えたんですけど
風見将吾:これはどのみち無理な気がするなあ。暴走リアクション不能で受けます。
GM:3d10+8
DoubleCross:(3D10+8)→19[1,9,9]+8→27

風見将吾:HPが満タンなら耐えられたんだけどな……! 死ぬので、1回目のリザレクトします。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→4)増加(94→98)
GM:ブラッドボム分
GM:1d10
DoubleCross:(1D10)→8

風見将吾:しぬしぬワン!
風見将吾:もう一回リザレクト。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→7)増加(98→105)
GM:ガードと装甲が-6されます
GM:演出
鉄杭蟲:「ヴヴヴ…ヴ!」
鉄杭蟲:カブト虫の角から粘つく液体が発射される
鉄杭蟲:液体が付着した部分が焼けるように痛む
風見将吾:「あっやべっ」 突進だと思って回し受けしてしまった。液体ははねのけたが、腕がじゅうじゅうと焼ける。
風見将吾:「いってえーんだよこの野郎! カブトムシのくせに遠距離攻撃してんじゃねえ!」
鉄杭蟲:痛みが体の中へ染み込むような感覚がする
仁奈川伊由:「うわっ、痛そー…」
鉄杭蟲:そして
鉄杭蟲:君の左の胸から鉄の杭が生えてくる!
鉄杭蟲:「ヴヴ!」
風見将吾:「!」
GM:心臓を喰い破りカブト虫が現れ
GM:群れの中に飛び戻っていく。
露野勲:「"鉄杭蟲"……富を食う蟲か」
壱条ゆゆ:「風見っ!」
仁奈川伊由:「…っえ、」驚いて目を向ける。「……月本さん殺したのと同じ手口ってわけ…」
風見将吾:「がふッ」 「……な、るほど。これが心臓食い破られ事件の真相か」
風見将吾:「浦戸社長さんよ。さっき『いっぱい苦しんで試練を乗り越えたのならきっと成功できる』とか言ってたな」
風見将吾:「俺は……乗り越えたぞ。心臓食い破られたくらいじゃオーヴァードはギリギリ死なないからな……」
風見将吾:「今度は俺が成功する番だ。見てろ」
風見将吾:浦戸社長のロイスをタイタス昇華します。行動値-10、自分への憎悪、カームダウンをすべて解除!
GM:では風見さんの手番
GM:どうぞ
風見将吾:行動値5になるのでこのまま行動しちゃってもいいでしょうか?
風見将吾:ヤッタぜ!
風見将吾:マイナーと同じコンボでいきます。《骨の剣》《死招きの爪》で武器を作成。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6増加(105→111)
風見将吾:メジャーは《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《伸縮腕》。雑魚を早く落としたいですが、ここはぴぎゃら様を殴ろう!
GM:こい
風見将吾:18dx6+4 アドヴァイスで+6、伸縮腕で-1
DoubleCross:(18DX6+4)→10[1,1,1,1,2,3,3,4,5,5,6,6,6,8,8,9,9,10]+10[3,3,3,5,7,9,10,10]+10[1,2,5,6]+3[3]+4→37

風見将吾:えーっショボい!
風見将吾:こんなものかー
仁奈川伊由:バディムーブはもう使っちゃった…
風見将吾:いいってことよ!
仁奈川伊由:でも十分高い出目ですよ!
露野勲:パンチ力はあるし!
風見将吾:バディムーヴがないときに限って37が出る不具合
風見将吾:リアクションどうぞ!
びぎゃら:気休めのガード
GM:ぎゃあー
風見将吾:じゃあダメージ。
風見将吾:4d10+2d10+43 対抗種が乗ってます。装甲ガード有効。
DoubleCross:(4D10+2D10+43)→32[8,7,10,7]+8[5,3]+43→83

風見将吾:これはめっちゃ良い出目だぞ~
露野勲:ド根性!
仁奈川伊由:すごい!
風見将吾:風見将吾のHPを4に変更(7→4)
GM:これは壱条さんに殴られた分と合わせて耐えられない
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を7増加(111→118)
びぎゃら:《アクアウィターエ》
GM:復活します
風見将吾:じゃあちょっと演出!
風見将吾:「また別の黒幕がいるのかもしれんが、それはそれとして……おたくは散々好き勝手やってくれたよな」
風見将吾:「俺の町にヤクいお守りをばらまいて! 怪しい霊感詐欺で荒稼ぎして!」
風見将吾:「極めつけは、俺の友人があやうく殺人犯になるところだった」
風見将吾:「落とし前は……つけてもらうぞ!」 鋭い踏み込みからの正拳突き。そのままねじるように拳を押し込み、ぴぎゃら様を数メートルはふっとばします。
びぎゃら:「ぴ、ぎぃ!」
びぎゃら:「ぴ、ぎしぃや」
風見将吾:「あと俺が払った3,000円も返してもらうからな。覚悟しとけ」
仁奈川伊由:「…かっこいいこと言ってたのに……」クス、と笑う。
びぎゃら:幾つかの鼠の頭が損壊するが
びぎゃら:浦戸のからだから精気のようなモノを吸い上げると
びぎゃら:ぽこぽこと頭が生えてくる
びぎゃら:「愚かな人の子」
びぎゃら:「その力に身を任せればよいものを」
GM:びきゃらの手番になります
露野勲:「将吾の攻撃が効いてないわけじゃないな……再生力か。浦戸もリソースに使ってんだな」
GM:《言葉の刃》《彫像の声》《アドヴァイス》《戦場の魔術師》《コンセントレイト》
GM:フェイタルヒットはラウンド1回なのでこの攻撃には使えない
GM:対象は4体なので全員を狙うぞ!
風見将吾:出がらし!
仁奈川伊由:ギャン!
露野勲:ウォーッ
壱条ゆゆ:支援だろ! 味方に回せ!
GM:それも考えたけどね
びぎゃら:5dx7+5
DoubleCross:(5DX7+5)→10[1,2,7,8,9]+10[3,4,10]+6[6]+5→31

露野勲:ここへ来てこの数字
露野勲:さっきの頼りなさはどうした!
仁奈川伊由:回すじゃん
風見将吾:暴走は解除されたので、一応ドッジしておくかな……w
露野勲:ドッジしま~す…
風見将吾:こういうときにカバーエフェクトあればニナ勲のどっちか守れるんだけどな~
風見将吾:7dx>=31
DoubleCross:(7DX10>=31)→9[1,1,2,3,4,4,9]→9→失敗

仁奈川伊由:ドッジしよう…
露野勲:7dx
DoubleCross:(7DX10)→10[1,2,3,4,5,8,10]+5[5]→15

風見将吾:無理!
仁奈川伊由:4dx+1>=31
DoubleCross:(4DX10+1>=31)→9[2,4,7,9]+1→10→失敗

壱条ゆゆ:うおーっダメージダイス腐れ! 日本刀でガード!
仁奈川伊由:無理よね~
露野勲:だめ!どっちカバーリングしましょう?
風見将吾:あっ!
風見将吾:ガードしたほうが生き残れたかもしれない……! ああー失敗した
仁奈川伊由:現状だと風見さんの方がヤバいかな?
仁奈川伊由:いゆHP満タンだし大丈夫です!
露野勲:次のラウンドでの行動値を考えると、風見さんかな!
風見将吾:ニナちゃんは一撃耐えられそうかなあ
露野勲:崩れずの群れで将吾くんをカバーッ!
風見将吾:風見はもう毎ラウンド5しかあがらないんですけど、ここはカバーいただきます!
露野勲:次のラウンドは寝てるだけなので、なんとか始末してね!
壱条ゆゆ:ガード値3、ボディアーマーの装甲値8、乗用車の装甲値6 計17減らします
風見将吾:アワワ
露野勲:行動値がゼロになるので…… というわけで、侵食率131→133
露野勲:低いダメージ来い!
GM:4d10+10
DoubleCross:(4D10+10)→24[5,1,8,10]+10→34

GM:装甲無視だぞ
GM:交渉攻撃なので
風見将吾:めちゃくちゃ痛くない?
壱条ゆゆ:装甲無視じゃん
仁奈川伊由:なんだってッ
壱条ゆゆ:そういえばソラリスはそうだったね……
露野勲:68点のダメージなので、すなわち死!
壱条ゆゆ:そソそ
露野勲:将吾君をカバーするので、将吾君をタイタス昇華して復活!
仁奈川伊由:死にます 露野さんのロイスをタイタス昇華して復活。HP23→11。
壱条ゆゆ:ぴぎゃらさんに興味/使命感:○ でロイス取って昇華して復活。HP14へ
仁奈川伊由:露野さん頑張ってるし…
風見将吾:ぴぎゃら様だと神様っぽいけど、ぴぎゃらさんだと小学校の怪談みたいだ
露野勲:行動値も無事ゼロへ
びぎゃら:再び意味不明の福音に満ちた異界の言語をネズミ達が一斉に歌いだす
浦戸哲也:「成功への道は全ての人々に開かれている」
浦戸哲也:「捧げよう!持てる物全てを!」
浦戸哲也:「失うのではない、未来への投資と考えましょう」
GM:君達の手に再び刃が握られ腕が勝手にそれを胸に突き立てる
GM:次のメジャーアクションのダイス+6個 C値-1
GM:圧倒的成功の予感が満ちてくるのがわかるだろう。
仁奈川伊由:「って、また来たっ…!いっつぅ」胸に観念的な刃が刺さる。
露野勲:「……!」 血を吐きながら、風見将吾への射線を遮る。
風見将吾:「げっ勲!」
壱条ゆゆ:「は、う、あぁあ……!」
露野勲:「将吾! どうにかしろ!」 再生が遅い。能力の影響下にあるのは間違いない。
壱条ゆゆ:体力がつき、炎は薄れはじめている。
風見将吾:「お前自分の体を消しゴムかなんかだと思ってんだろ……消耗品じゃねーんだぞ命は! でもサンキュー!」
壱条ゆゆ:胸に透明な刃を突き刺し、そのまま身を折って呻く。
風見将吾:「壱条も気合入れろ! 若さでも火力でも根性でも胸の大きさでもニナちゃんに負けたらお前いいとこゼロだぞ!」
露野勲:「うるせえ……もう、何だって、失くしてたまるか。俺は強い。俺は不死身だ……!」
壱条ゆゆ:「……いち、いち……言い方……」
仁奈川伊由:「……そうよ、屁理屈言ったところで、失うことには変わらないじゃん、ハラ立つ…」
GM:ラウンド終了
仁奈川伊由:「……飛び火でセクハラすんな!」
GM:クリンナップ
風見将吾:「安心した。そうやって怒れるうちはまだ大丈夫そうだな」 二人の胸を見比べながらエールを送ってます。
壱条ゆゆ:なし!
GM:セットアップ
仁奈川伊由:なしよ!
風見将吾:クリンナップはなし!セットアップもなしのなしなしニンニクチョモランマです
びぎゃら:カームダウン
びぎゃら:ダイス-6個
露野勲:なし!
壱条ゆゆ:なしなし
仁奈川伊由:なし
露野勲:な~んにもなし
びぎゃら:「成功無き世は不安しか残らぬぞ」
壱条ゆゆ:《先陣の火》の効果が消え、行動値4から乗用車分の4を引いて行動地0に
壱条ゆゆ:さらにここからデバフで行動値-10
GM:再び君達に不安のイメージが付きまとう
GM:何もなければ鉄杭蟲の行動になります
仁奈川伊由:ないですー
風見将吾:どうぞどうぞ!
露野勲:どうぞ~
GM:侵蝕が低い仁奈川さんを狙おう
壱条ゆゆ:何もない
鉄杭蟲:《死神の針》《埋め込み》《死の紅》《ブラッドボム》《コンセントレイト》
仁奈川伊由:まああ
鉄杭蟲:4dx7
DoubleCross:(4DX7)→10[3,8,10,10]+5[1,3,5]→15

鉄杭蟲:ダイス4個じゃ そんなもんだよ
仁奈川伊由:おっっっワンチャンあるのでは!?
壱条ゆゆ:伊由ちゃんカームダウン入ってるよ
風見将吾:お、終わった
仁奈川伊由:そうでしたわ
仁奈川伊由:何もダイスが振れません… ガードします…
露野勲:なんて邪悪なねずみと蟲だ
GM:2d10+8
DoubleCross:(2D10+8)→7[2,5]+8→15

壱条ゆゆ:《閃熱の防壁》
仁奈川伊由:ゆゆちゃん!
風見将吾:閃熱便利だな~
壱条ゆゆ:15-7d10
DoubleCross:(15-7D10)→15-31[2,1,6,10,5,3,4]→-16

仁奈川伊由:ゆゆ~~ッ
露野勲:完全防御!
壱条ゆゆ:それによりブラッドボムもキャンセルします
GM:おのれ
壱条ゆゆ:侵食133→137
鉄杭蟲:「ヴヴ!」
鉄杭蟲:再び羽を振動させ液体を飛ばしてくる
仁奈川伊由:「うわっ…」
仁奈川伊由:先ほどの風見さんが受けたダメージが脳裏によぎり、避けようとするがたたらを踏む。
火車:仁奈川さんに当たりかけた粘液が、中空で叩き落とされる。
火車:にゃおん にゃおん  複数匹の燃える爪と尻尾が粘液を弄び、
火車:内側に称えられた鉄杭虫の因子ごと、焼き尽くす。
仁奈川伊由:「猫っ…」「……あたしのこと、ずいぶんお世話してくれるじゃん」
壱条ゆゆ:「……暴行罪も追加ね」
火車:にゃおん にゃおん
仁奈川伊由:「………。…お礼なんか言わないわよ…」困ったような顔で言う。
火車:壱条の消耗など関係ないかのように。仁奈川さんの『幻覚』と遊んでいる固体もいる。
仁奈川伊由:「………」それを一瞥する。
GM:蟲の群れは羽音をたてながら飛んでいる
GM:防がれた事に何も反応する事はない
GM:続いて風見さんの手番
風見将吾:おす!
風見将吾:露野さんに守ってもらえたので、行動値ダウンはなし。なのでマイナー移動ができる!
風見将吾:マイナーでぴぎゃら様・ゆゆちゃんのエンゲージに移動。メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》でぴぎゃら様を殴ります。
風見将吾:あっしまった。今度はカームダウンが入ってアドヴァイスが乗ってないから、ダイスがだいぶ減るんだな・・
風見将吾:解除しないと6dx7+4かあ。なんか腐りそう
風見将吾:ウーム
仁奈川伊由:復活後といえども…
壱条ゆゆ:当たりはすると思うけどねえ
風見将吾:固定値が43だから、よほどのことが無い限り50は出ると思うんですよね。迷うなこれは
風見将吾:ここで落とせないと露野さんとかヤバそうだしな~
露野勲:ロイスに余裕があるなら解除して殴った方が安心かもしれないですぜ
風見将吾:そうですね。そのためのカバーリング!浮いたロイスで火力補助!
壱条ゆゆ:確実にした方が井伊かもね
壱条ゆゆ:蘇生復活あるかもだが……
風見将吾:露野さんのロイスを昇華して……カームダウン解除ではなく、メジャーダイス+10します。差し引きダイスを+4。
風見将吾:11dx7+4 こうかな。対象はぴぎゃら様です
DoubleCross:(11DX7+4)→10[1,1,1,2,3,4,5,5,6,7,8]+10[3,8]+1[1]+4→25

風見将吾:あぶなっ
露野勲:増やしてよかった!ポジティブ思考!
びぎゃら:ガードします
露野勲:圧倒的成長!
仁奈川伊由:いける気がする出目!
風見将吾:クリティカルしてるの2個だけですしねw
びぎゃら:そもそもドッジダイスが絶望的なので
びぎゃら:カームダウンのせいで
GM:エッ
風見将吾:3d10+2d10+43 それがカームダウンの弱点よ!
DoubleCross:(3D10+2D10+43)→17[7,2,8]+17[10,7]+43→77

GM:強い
GM:それは
GM:むりです!
風見将吾:ダメージダイスの出目はすんげ~~いい
仁奈川伊由:すごない!?
風見将吾:装甲ガードが有効です
GM:復活はもうない
壱条ゆゆ:ダメージダイスが大事!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を5増加(118→123)
風見将吾:風見将吾のHPを1に変更(4→1)
仁奈川伊由:「……『幻覚』ども、勝手な動きをしないでってば…!」
仁奈川伊由:「ポチ!ポチ二号!こら!」
ポチ・ポチ二号:仁奈川の声に反応して、それに従うように顔を上げる。
ポチ・ポチ二号:あおおおおおん
ポチ・ポチ二号:遠吠えが二重に重なった。
びぎゃら:「いぬ」「コマ」「サク」「よんでる」
びぎゃら:ザワザワとネズミの頭が浮足立つ
びぎゃら:「惑わされるな、あれは…」
風見将吾:ほんの一瞬。ぴぎゃら様を含む全員がその遠吠えに反応した瞬間。
仁奈川伊由:「そうよ、こっちを見なさいよ…」
風見将吾:ギチギチと脚の筋肉をバネのように溜め、一気に解放する。 「――ナイスだぜニナちゃん!」
びぎゃら:「自我すら保てぬ、失敗
風見将吾:遠吠えと同じ速度で跳躍。ゆゆちゃんの間近にいたぴぎゃら様の懐に潜り込み、深々と蹴りを叩き込みます。そして退魔の毒も。
仁奈川伊由:「っは」息を吐く。「チャンス窺ってたの、分かって良かった……」
風見将吾:「さすがチルドレンって感じだな。あとでケーキおごってやるよ」
風見将吾:「風見流、"跳虎穿腿"――ネズミごときにゃ勿体ない技だぜ。くたばりな!」
びぎゃら:「ぴぃぃぃぃいぃぃぃぃッ!!」
風見将吾:タバコに火をつけ、蹴り飛ばしたぴぎゃら様を見る。
露野勲:「……詐欺の手品も、さすがに種切れだろ。死んだな」
仁奈川伊由:「チルドレンだからっていうか………んん」「嘘。やっぱいいや。なんでもない」
風見将吾:風見の血は退魔の血。身体のあちこちに焼けるような痛みを味わっている事だろう。
びぎゃら:「孵る事もままならず、人に隷属し、使役される」
びぎゃら:「哀れなものに、敗れるとは」
壱条ゆゆ:「……本調子出すのが遅いのよ。殴るしかできないんだから」
びぎゃら:「ぴぃ」「ぴぃ」「ぴぃ」
びぎゃら:「び、ぎゃあ、ら」
GM:毒にやられ
GM:崩れ去っていきます。
浦戸哲也:「おあ!ああああ、私の!私の!」
露野勲:「どういう意味だ? ……孵る……なんだそりゃ」
GM:大事そうに両手でもっていた白い繭玉がほどけるように消えていきます
浦戸哲也:「ああああああッ」
風見将吾:「前回の奴もよくわからんこと言ってたよな。手を出さない約束だのなんだの。こいつらの言うことはよくわからん……と」
風見将吾:「それよりこっちかね」 社長を見る。
仁奈川伊由:「…あ、ていうかさっき、またサクって言ってなかった?……ちょっとどういう意味で…」
浦戸哲也:「私の…私の成功が…」
仁奈川伊由:「うわっ、白い繭玉…!」
GM:それを合図にカブト虫の群れは散る様に飛び去って行く
壱条ゆゆ:「カブトムシの方も……」
浦戸哲也:「もう、お終いだ…」
壱条ゆゆ:少しふらつきながら、火車から降りる。「浦戸哲也。あなたを拘束します」
浦戸哲也:ブツブツと呟きながら壱条さんの方を見上げる。
風見将吾:「ちとカワイソーかもな。金の切れ目が縁の切れ目、をまた味わってるわけだ」
露野勲:「よし……! 逃がすなよ!」
壱条ゆゆ:「その繭玉のことについて、署でたっぷり聞かせて貰う」
浦戸哲也:目は虚ろでまるで覇気を感じられない。
露野勲:「聞きたいことが山ほどあるんだ!」
GM:手錠などをかけるなら大人しく従うでしょう
壱条ゆゆ:警戒する。首などが落ちる様子はない。
仁奈川伊由:「……取り押さえる必要も…なさそうだね」てくてく駆け寄っていく。
壱条ゆゆ:そのようにします。首尾良く手錠をかける。「……」黒い繭玉のほうは残ってますか?
風見将吾:「……よかったよかった。また首が落ちたらどうしようって思ってたんだ」
壱条ゆゆ:「黒と白。怪物。……もう、何から何まで分からないままね」
仁奈川伊由:「あの鼠も消えちゃったしね…」
壱条ゆゆ:「でもいいわ。いい加減、調べなきゃいけないってことは分かった」
風見将吾:「詐欺商法には気をつけましょう、ってことも分かったしな。収穫がなかったわけじゃねえさ」
壱条ゆゆ:「ほら。……立ちなさい、重い……」
露野勲:「何よりも、絵だ。こいつが持っているはずだ」
仁奈川伊由:「……」立ち尽くして大人3人の様子を見ている。
浦戸哲也:「絵…絵か」
露野勲:「……放っておいたら、あの絵はまだ人を殺すぞ……」
壱条ゆゆ:「絵って……そんなもの持ってる暇あるかしら。本社の方に置いてかれてるんじゃない?」
風見将吾:「あっそう、それそれ! 絵がきっかけで殺人犯にされかけたんだからな!」
浦戸哲也:「あの黒い繭玉は絵の中から採れる」
露野勲:「そうだ。どこだ!?」
浦戸哲也:「そういう絵だから…」
仁奈川伊由:「……ハア?」
露野勲:「……だったら、どこにある。言え!」
浦戸哲也:「私は持っていない…言っただろう」
風見将吾:「一休さんか? レネゲイドってそんな……絵から実物を取り出すみたいな現象も起こせるのか……?」
浦戸哲也:「私は繭玉を仕入れて売るだけだ…と」
壱条ゆゆ:「でたらめを言わないで、あなたが画商と取引があったことは調べがついてる」
浦戸哲也:「その画廊へ代金を支払った…金を受け取る代理人だと」
浦戸哲也:「思っていた。黒繭の代金だ」
壱条ゆゆ:「……そういう……!」
露野勲:「持ち主は別……か? くそっ」
露野勲:「……どこにある……!」
壱条ゆゆ:「あなたの方が顧客だったのね。画商の方を深く掘るべきだった」
風見将吾:「えー、つまり……こいつはただの二次受け小売店で、黒繭大量生産してる悪役は別にいるってことか? だよな?」
風見将吾:「また調べ直しか。やれやれ」 タバコをふかしながらため息をつく。
浦戸哲也:「私は小売りか、ははは」
仁奈川伊由:「………」
壱条ゆゆ:「罪が薄いとは言わないわよ。そんなのをバラ撒かれたら、この町はめちゃめちゃになる」
浦戸哲也:「金など、どうでも良かったのだな、あれをばら撒く事が目的だったのか」
浦戸哲也:「ふふ…はははは…」
壱条ゆゆ:「連行します。自分がこれから何をすべきか、ゆっくり署内で考えなさい」
仁奈川伊由:壱条さんが社長を連れて行くの、大人達がそれぞれ行動に移す様子を突っ立って見送る。
仁奈川伊由:(………)ワケが分からず、社長に告げられそうな言葉もなく、
仁奈川伊由:ただ途方に暮れていた。
GM:クライマックスシーン終了です

GM:バックトラック
GM
Eロイス
びぎゃら
《不滅の妄執》 
《自虐の刃》
《デスウィッシュ》
鉄杭蟲
《悪夢の鏡像》

GM:の4つです
GM:振りたい方はどうぞ
露野勲:振ります!
風見将吾:残りロイスは4個。1倍しようとすると微妙にたりなさそうなので振っておきます。
風見将吾:123-4d10
DoubleCross:(123-4D10)→123-23[10,3,6,4]→100

仁奈川伊由:振っておこう
露野勲:133-4d10
DoubleCross:(133-4D10)→133-18[6,3,2,7]→115

仁奈川伊由:116-4d10
DoubleCross:(116-4D10)→116-24[4,2,9,9]→92

壱条ゆゆ:頼む! 振らせてくれ! それさえあれば俺ァ……!
風見将吾:ヨシ! 1倍振り。
風見将吾:100-4d10
DoubleCross:(100-4D10)→100-14[5,2,4,3]→86

壱条ゆゆ:137-4d10
DoubleCross:(137-4D10)→137-13[6,1,4,2]→124

露野勲:よし!1倍振り。
仁奈川伊由:92-4d101倍振り
DoubleCross:(92-4D10)→92-22[8,9,4,1]→70

露野勲:115-4d10
DoubleCross:(115-4D10)→115-27[10,2,9,6]→88

壱条ゆゆ:yuyu
露野勲:GOOD! 経験点5点で生還!
壱条ゆゆ:残ロイス5! 二倍振りするに決まってんだろ!
露野勲:ダイス4つで13は低い…ゆゆゆ…
壱条ゆゆ:124-10d10
DoubleCross:(124-10D10)→124-61[3,4,9,8,6,4,9,7,4,7]→63

壱条ゆゆ:ゆゆです。3点です。
仁奈川伊由:ゆゆゆッ こちら4点帰還です
風見将吾:5点で生還!
GM:経験点の配布
GM:シナリオ10点
GM:FS判定5点
GM:Eロイス4個4点
GM:Dロイス フィリップ《黄昏の支配者》ピーター《秘密兵器》
GM:2個なので2点
GM:露野さんが逮捕されなかった+2点
風見将吾:フィリップ有能だったなあ
仁奈川伊由:www
GM:+何時もの5点に
露野勲:よかった…
仁奈川伊由:たいせつ
GM:侵蝕分を足してください
壱条ゆゆ:やった
風見将吾:PCが逮捕されるセッション、そうそうないよ!
露野勲:33点!
風見将吾:28+5で33点のはず!
仁奈川伊由:32点!
壱条ゆゆ:31点です
GM:GMは44点いただきます
GM:全員生還おめでとうございました!
露野勲:ヤッターッ
仁奈川伊由:おかえりーッただいまーっ
壱条ゆゆ:今日も生きのびることが出来た……
GM:ではEDをやっていきましょう!

ED:合同

GM:「味の名門 焼肉&冷麺のプサン」
GM:黒塗りの看板に金色の筆文字で書かれた看板にはそう書いてある。
GM:マリンロード商店街に戦後すぐに開店した地元では人気の個人店で。
GM:店主のキムさん一家が切り盛りしている家庭的な焼肉店である。
GM:1回はテーブル席、2階は宴会場。
GM:3階に家族向けの座敷部屋がある。
風見将吾:「ここな~。人を連れてくると十中八九『しょぼそう』とか『牛角の方がいい』とか言われんだけどさ」
風見将吾:「マジで美味いんだよ。しかも安い。〆のラーメンはマジウマだから胃袋残しとけよ!」
キムさん:「Aセット盛り合わせは赤身ネ、軽く火を通してネ」
キムさん:「Bセット盛り合わせはホルモンネ。こっちは良く焼いてネ」
仁奈川伊由:「シメって何?」隅に座っている。
壱条ゆゆ:「女子高生を連れてくるところ……?」
露野勲:「最後に食うんだよ……白米とは別にな。レバーは俺が食う」
キムさん:「あとタン塩とハラミ。ナムル、キムチ、チャンジャ」
キムさん:「チジミと焼き野菜、包みのチェシャとゴマの葉」
仁奈川伊由:「お米とは別の主食を最後に食べる…?」分かっていない。「あ、露野さんレバー食べた方がいいよ。血作らなきゃ」
キムさん:「アイ!大盛りネ」
壱条ゆゆ:「この五種のセットと、あ、ご飯大盛りできますか」
キムさん:「だたら、ジャーで置いとくから」
キムさん:「好きなだけご飯おかわりしてネ」
壱条ゆゆ:「すみません、助かります」
露野勲:「……壱条も今日は食うつもりだな」
風見将吾:「いや、そこは”ジャー!?”ってヒくところじゃねえのか……」
キムさん:「あと冷麺」
仁奈川伊由:「壱条さんけっこー食べるよね?こないだも牛丼食べてたし…」
キムさん:「じゃ、追加はそこの内線でできるカラ」
キムさん:「注文したい時はそれでネ」
キムさん:「ごゆっくりドゾ~」
風見将吾:「警察官だしガタイよくしたいんだろ? 骨格的に無理があると思うんだけどなあ」
風見将吾:「あっキムさん、ビールビール! ジョッキでよろしく!」
キムさん:「あー、OK.でも未成年飲ませちゃダメヨ!」
露野勲:「壱条は昔からよく食べた」
キムさん:ガチャガチャと瓶ビールとジョッキを持ってくる
壱条ゆゆ:「体力勝負なんだから、食べるにこしたことないでしょ」
キムさん:ジョッキにはビールが満たされている
壱条ゆゆ:「最近ぜんぜん太らないのよね……肩とか腕とか」
キムさん:「お嬢ちゃん何飲む?」
仁奈川伊由:「え、いいなー」
壱条ゆゆ:流石にスーツではないが、ほとんど変わらない無骨なシャツ姿。
仁奈川伊由:「ヒロちゃんとこ通いまくってるせいで、あたし最近ヤバいのに…」
壱条ゆゆ:「風見がセクハラ発言してきたら、きゅっと捻れるくらいにはしておきたいでしょ」
仁奈川伊由:「あ、えっと……ジンジャーエールください」メニュー表を見ながら言う。
露野勲:「……オーヴァード化の影響か? そういう能力もあるんだろうが」
キムさん:「アイ、ジンジャエール」
壱条ゆゆ:「成長期の女性は体重揺れやすいから、あんまり真剣に捉えすぎない方がいいそうよ」
壱条ゆゆ:「ケーキ屋は……まあ、あれだけど」
キムさん:キムさんは忙しそうに部屋を出ていきます
仁奈川伊由:「はあい」受け取る。
壱条ゆゆ:「言われてみれば、憑かれてからかな……勲こそ」
壱条ゆゆ:「体重減ってないでしょうね。あれだけ無茶な戦い方して」
風見将吾:「ほんとだよ。お前よく今日まで五体満足でいられたな」
風見将吾:「ニナちゃんからもなんか言ってやれ。ああいう戦い方、UGNじゃ絶対推奨してないだろ」
仁奈川伊由:「推奨してない………」
仁奈川伊由:「してないのかな……?」
露野勲:「俺は食えば戻る。……UGNにもいるって顔してるぜ」
露野勲:「死なないのをいいことに、それを作戦に使う部隊もあるって話だ」
仁奈川伊由:「ウチらがよく言われるのはー」
仁奈川伊由:「能力使い過ぎたら侵蝕率上がるから気をつけろって言うのと」
仁奈川伊由:「他人との繋がりが切れたら、やっぱりジャーム化しやすくなるって言うの」
露野勲:「あいつ……浦戸は、ジャームだったのか?」
露野勲:「それとも、あの悪さはネズミ野郎の方が本体だったのか?」
風見将吾:「俺もそれ聞こうと思ってた」 牛タンを焼き始めている。 「金の繋がりしかなかったような奴だけど、ジャームには見えんかったよな」
壱条ゆゆ:「ジャームだったら、もっと話が通じないでしょう」
仁奈川伊由:「あたしもそれヒロちゃんに聞きたいんだよね…」牛タンを見ている。
壱条ゆゆ:「そういう判定じゃないの?」
壱条ゆゆ:一通りの取り調べは既に済ませている。
GM:報告書では浦戸はジャームではない。火渡ヒロミも確認に参加している。
GM:真園と同様で
GM:本人はオーヴァードですらなかったようだ。
仁奈川伊由:「あ、うん。浦戸社長は、ジャームでも…そもそもオーヴァードでもないらしいんだけど」
仁奈川伊由:顔を上げる。「じゃあ鼠がジャームなのか?とか…あいつ何だったの?とかは、分かんないじゃん。もう」
仁奈川伊由:「それがすごい困る」顔をしかめる。「今まで、あたしが参加してた任務と全然違うんだもん…」
風見将吾:「正直、わからない事だらけだからな。前に進んだ気がまったくしないのは俺も同じだ」
風見将吾:「3歩進んで3歩戻った感じっつーか……」
仁奈川伊由:「ジャームがこういう悪いことしてて、だからUGNが対処しまーす、って、そういう構図ならやりやすいのに…」
露野勲:「いままで、そういう仕事だったのか?」
仁奈川伊由:「うん」頷く。「だいたいジャーム退治」
仁奈川伊由:「…詐欺やってる会社の社長なんて相手することになるとは思わなかった」唇を尖らす。
壱条ゆゆ:「悪いことをしているのは同じでしょう」
壱条ゆゆ:「とはいえ、UGNがそういう組織じゃないんでしょうけど」
仁奈川伊由:「だってそれ、普通の犯罪じゃん…」
仁奈川伊由:「……いや、犯罪に普通も普通じゃないとかは無い…みたいなのは分かってるんだけどさああ」頭を抱える。
壱条ゆゆ:「……凶器にレネゲイド物品を使ったこと」
壱条ゆゆ:「強いて言うなら、それがUGNの気にする問題ではないの?」
露野勲:「そうだ。レネゲイドが絡んでりゃフツーじゃねえだろ」
仁奈川伊由:「まあ、それは確かに…」
風見将吾:「シンプルがいいって話だと思ってたけどな。俺は」 ビールを煽る。
壱条ゆゆ:「繭玉については、調べを入れるわ。被害者の画商は、誰の代理をしてたのか」
風見将吾:「ジャームが出て殺す! 勧善懲悪! みたいな事件ならわかりやすいし、焼肉もおいしい。そういう話じゃねえのか?」
壱条ゆゆ:「死の商人だわ。『普通の犯罪者』が皆あんなの従えてたら、たまったモノじゃない」
仁奈川伊由:「…そうかも」風見さんを見る。「うん。そう」
仁奈川伊由:「まあお肉は食べるんだけど…食べていいこれ?食べるね」ひょいひょい焼けた肉を回収する。
風見将吾:「あっ俺が育てたカルビ!」
露野勲:「ボケッとしてると無くなるな、これは」
風見将吾:「……俺はシンプルな話が好きだから、毎回そう思ってる。誰か悪いやつをブン殴れば解決する事件であってほしいって」
風見将吾:「前回も今回もそうだが、結局どこのどいつが糸引いてんだろうなあ」
露野勲:「……鍵はある」
壱条ゆゆ:「悪いやつを殴れば、ね……」
仁奈川伊由:「あたしもシンプルな方が好き。考えなくていいから…」
仁奈川伊由:「ん?鍵?」
壱条ゆゆ:サンチュに肉を巻いて食べてる
露野勲:「絵だ。星見塔湖ってやつの絵」
仁奈川伊由:「あ、言った!」
仁奈川伊由:「でも死なない!」
露野勲:「状況によるってわかったからな。……見たことあるか?」
露野勲:「こういう絵を」 写真を差し出します。繭玉の森の絵。
壱条ゆゆ:「星見塔湖……」 胸に手を当てながら一度呟く。
風見将吾:「いや、はじめて見る。気色悪い絵だなあ」
壱条ゆゆ:「これから『取り出せる』って、言ってたわね」
仁奈川伊由:「黒い繭玉がなるって言ってたね」
壱条ゆゆ:「絵から黒繭がとれて、黒繭がカブトムシになってた……一応、理屈は通るけど」
壱条ゆゆ:カブトムシが顔料で出来ていたのは確かだ。
風見将吾:「取り出すってのもおかしな話だ。モルフェウスだっけ? 何かを作り出すシンドロームは知ってるけど」
露野勲:「絵の中に、こういう空間があるのかもな」
風見将吾:「絵から無尽蔵にアイテムが取れるんだったら、それはもうモルフェウスの能力とかそういう次元じゃねえじゃん」
壱条ゆゆ:「取った分はなくならないのかしらね。……中で実ってるとか?」
露野勲:「……もう一度、絵の行方を洗わなきゃならねえ」
仁奈川伊由:「………」
風見将吾:「どしたニナちゃん。ごはん足りないか」
仁奈川伊由:「わかんないことばっかりで、疲れた…」
仁奈川伊由:「…ごはん。おかわりする」
壱条ゆゆ:「野菜も食べたほうがいいわ。好き嫌いはある?」
露野勲:「ピーマンが炭になる前にな」
仁奈川伊由:「ペースト状にされてるやつじゃなければ何でも食べる!」
仁奈川伊由:「あっ、焦げちゃう焦げちゃう」
壱条ゆゆ:タマネギ、人参、キャベツなどを載せていく
風見将吾:「やっぱ戦ってるときとは印象違うな。こうしてると普通の高校生なんだよな~」
壱条ゆゆ:自分は自分で茶碗に小さな焼き肉丼を作っている
露野勲:「俺にはもう、普通がなにかよくわからん……」
仁奈川伊由:「え、普通の高校生っぽい? だったら嬉しいけど、あたし的には…」もりもり食べている。
壱条ゆゆ:「難しいことは言わないの。これだって慰労会なんだから」
壱条ゆゆ:「小さい頃からずっと気を張ってたら背が伸びなくなるわ」
仁奈川伊由:「最初に難しい話はじめたの、壱条さんじゃない…?」
仁奈川伊由:(……でも、普通にしてると)
仁奈川伊由:(九段さんに似てるのかなあ)などと思い、言うのはやめる。

キムさん:「ありがと、また来てネ~」
GM:既に11時を過ぎ、マリンロード商店街はその殆どの店がシャッターを下ろしている
GM:焼肉のプサンも君達を送り出すとガラガラとシャッターを閉じる。
仁奈川伊由:「ごちそうさまでしたー」手を振る。「はー、眠…」
GM:幾つか切れかけた電灯が明滅するアーケード内は閑散としている。
壱条ゆゆ:「すっかり遅くなっちゃったわね」
壱条ゆゆ:「門限は大丈夫?」
仁奈川伊由:「大丈夫…のはず…だけど」
GM:駅前に出る道は街灯が少なく薄暗い道を通った方が早くつけるだろう。
壱条ゆゆ:「ヒロさんに連絡はしてるから、大丈夫だとは思うけど……」
壱条ゆゆ:二人して認識が曖昧。
仁奈川伊由:絹江さん、怒ったら怖そうだなあと思う。
仁奈川伊由:「まあ…大丈夫でしょ。UGNの任務だって言えば…」
仁奈川伊由:「……風見さん、ついてきてる?」後ろを振り向く。
風見将吾:「おう」 歩きタバコしてます。
風見将吾:「いや、女二人の会話に首突っ込むのもよくないかなってさ」
仁奈川伊由:「またセクハラするじゃん」ケラケラと笑う。
壱条ゆゆ:「随分飲んでたものね……」
風見将吾:「あんなの飲んだうちに入らねえよ。……で」
風見将吾:「ちったあ気分が晴れたか?」 ニナちゃんに。
仁奈川伊由:「………ん」視線を向ける。「…………んー」
風見将吾:「さっきの焼肉屋でも、社長とっ捕まえて撤収するときも、なーんか黙ってウンウン唸ってたろ」
壱条ゆゆ:「え……」
仁奈川伊由:「…ホント、適当なようでいて人のこと見てる……」ちょっと頬を赤くする。
仁奈川伊由:「風見さんはさー」
風見将吾:「壱条も気づいてついてきてたんじゃなかったのか……」 呆れながらタバコをふかす。 「おう、なんだ」
仁奈川伊由:道路に転がっていた小石を蹴飛ばす。「真実を追い求めてるから記者になったんでしょ」
仁奈川伊由:「なんか…そういう正義感みたいな」「やっぱさ。今回の事件でも」
仁奈川伊由:「浦戸社長のやってること知って、そういう…気持ち、沸いたの?」
風見将吾:「あー、そうだな」
風見将吾:「俺の人生哲学は、『自分が本当にやりたいと思ったことをやる』だ。でないと面白くもないし、やる気もでないからな……」
風見将吾:「偽名つかってセミナーに潜り込んだり、わざわざ自腹で3000円もするお守り買ってきたりってのは、やっぱ自分の気持ちがないとできねえな」
仁奈川伊由:「…そうだよねえ…」歩きながら、小石を蹴っ飛ばしている。
風見将吾:「なんだよ。UGNチルドレンのお仕事はあんま面白くないか?」
仁奈川伊由:「…んーーー」「面白くないっていうか……」首を捻る。
仁奈川伊由:「あたしがなりたくてなった訳でもないし……」
壱条ゆゆ:「許せない、というよりは、放っておけないという感じだけど」
仁奈川伊由:壱条さんを見る。
壱条ゆゆ:「仁奈川さんがUGNなのは……引き取られて、そこからずっと……ってこと?」
仁奈川伊由:「ん、そうだよ」
壱条ゆゆ:「望むと望まざるとに関わらず、か……」
仁奈川伊由:「放っておけないって、何?あたしのこと?」
壱条ゆゆ:「ううん。詐欺師や、殺人事件に関して、ってこと」
仁奈川伊由:「それも……九段さんのことがあったから?」
壱条ゆゆ:「それは、……もちろんそれもあるけど。でも、それは全てじゃないわ」
壱条ゆゆ:「それじゃあ窃盗や詐欺を追えなくなっちゃうから」
壱条ゆゆ:「……。……」
仁奈川伊由:「……」コツン、コツンと、小石を蹴る音が響く。
壱条ゆゆ:「……仁奈川さんは、気にする必要は無いのよ」
仁奈川伊由:「へっ?」目を丸くする。
壱条ゆゆ:「あなたと九段さんは、ただの他人の空似なんだから。……私や勲、こいつが勝手に言ってることなんて」
壱条ゆゆ:「一個人に対して、失礼な話よ。ルッキズムだわ」
仁奈川伊由:「だって」反対側にいる風見さんを見る。
風見将吾:「実際、ニナちゃんの進路相談にはその話はまるで関係ねえしな」
仁奈川伊由:「進路相談………」眉を寄せる。そうなのかもしれない。
風見将吾:「俺からも一つ質問するが、ニナちゃん」
壱条ゆゆ:「遭ったばかりの頃は、私もコイツももしかして、とは思ってたけど」
壱条ゆゆ:「これだけ話せば流石に分かるもの。仁奈川さんは仁奈川さんだし……」
仁奈川伊由:「……」
風見将吾:「いっこずつまとめよう。現状があんまり楽しくないんだよな?」
仁奈川伊由:(そう、何度も言われる方がよっぽど)(九段さんとあたしを重ねてるんじゃないかって)
仁奈川伊由:(思わなくもないんだけど………)(言っても否定されそう)
壱条ゆゆ:「……風見を止めれば良かった」
仁奈川伊由:「……」思考をやめて、風見さんを向く。「……楽しくない…」
壱条ゆゆ:軽くため息。「初手で九段の話なんてしなきゃ……」 ぶつぶつ。
仁奈川伊由:「楽しくない……」
仁奈川伊由:「少なくとも、楽しくは、ないわ」
風見将吾:「よしよしえらいぞ。じゃ、今回の任務があんま楽しくなかった理由はわかるか?」
壱条ゆゆ:「……、……」 なんだかんだ、風見の方が、こういうのを受け取るのは上手い。
仁奈川伊由:「え、わかんない」
風見将吾:「もっとレネゲイド的な、町を壊すドラゴンを倒せ!とかだったら楽しかったか?」
仁奈川伊由:「楽しいかはともかく………んーー」
仁奈川伊由:「楽だったかも」
壱条ゆゆ:昔からそうだ。……真面目だから。人の感情に真っ正面から向き合うのを、恐れない。
仁奈川伊由:「うん。楽だった。分かりやすくて、シンプルだから」
風見将吾:「残念だけど、この街でそういう事件はなかなか起こらないんだよな。きっと」
仁奈川伊由:「……そうね」
風見将吾:「FHが根を張ってて……変なオバケや神様みたいなのまで出てきて。きっとこれからも今回みたいな事件が続く」
仁奈川伊由:「分かってるのよ。分かってるの…」
風見将吾:「うん。でも他に行き場ないもんな」
仁奈川伊由:「あたしがこんな、こんなことで立ち止まってる暇なんてなくて…」
仁奈川伊由:「………」
風見将吾:「なんとかして、この仕事へのモチベを上げたいよなあ」
仁奈川伊由:「……じゃあどうすればいいのよっ!」怒る。「あたしがっ、もっと、完璧で…なんでもできて…」
仁奈川伊由:「悪事は許せなくて、FHの奴らにもなんでも言い返せるような…」
仁奈川伊由:「そんな奴だったら………」
仁奈川伊由:「………」「………ごめんなさい。八つ当たりした」
風見将吾:「八つ当たりしてるときはイキイキしてるんだよな。へへへ……」
風見将吾:「どうだ? 仕事のモチベが見つかるまで、八つ当たりを原動力にしてみたらどうだ」
仁奈川伊由:「うぇえ?」
風見将吾:「行き場もねえ! モチベもねえ! 変な事件を起こす奴がどんどん出てくる!」
仁奈川伊由:「………」顔を赤くする。
風見将吾:「ムカつくんだよおめえら! 全員死ね! くらいの勢いで事件に臨むんだ」
壱条ゆゆ:「あのねえ、風見、そうやって茶化すような話じゃ……」
仁奈川伊由:「そんな………」
風見将吾:「俺は本気だ」
仁奈川伊由:「自分勝手でいいの…?」
風見将吾:「いい。自分の気持ちに嘘をつくな。抑え込んだら絶対後で後悔する」
仁奈川伊由:「…………」
壱条ゆゆ:「……言い方はともかく。そうね」
仁奈川伊由:「……あたし。ずっと思ってたんだけど」
仁奈川伊由:「壱条さんも露野さんも」「…わりと、自分勝手だよね」
仁奈川伊由:「風見さんも?自分勝手にしてるの?」
風見将吾:「変なとこに飛び火したな……」 タバコを携帯灰皿でもみ消す。
壱条ゆゆ:「うぐ……」
壱条ゆゆ:「仁奈川さんには、気を遣わせて……しまっているのだけど」
壱条ゆゆ:「ただ、気を遣わせないようにしたいとは……思ってる……」
風見将吾:「横でブツブツ言ってる警察官さんはともかく」
壱条ゆゆ:「なんでこの年になってディベート授業みたいなこと言わなきゃいけないんだろ……」
壱条ゆゆ:頭を抱える
仁奈川伊由:「……ふっ…」思わず笑う。
風見将吾:「俺は自分勝手にしてる。さっきも言ったが、俺は自分の気持ちに嘘をつけない……やりたくない仕事はつまらないしな」
風見将吾:「だからやりたい仕事に首をつっこむし」
風見将吾:「向いてないティーン向け占い記事を書かされたときは、ずっと愚痴りながら作業してた」
仁奈川伊由:「ふふふふ!」笑う。
風見将吾:「いいかニナちゃん、もっと自分勝手になれ! 今更俺らは怒んねえよ!」
仁奈川伊由:「……………」「うん」
仁奈川伊由:「うん!」
風見将吾:「敵にも俺らにも遠慮なく八つ当たりしろ。ヒロちゃんさんにもだ!」
風見将吾:「そう、ヒロちゃんさんに八つ当たりはいいぞ~。今回の任務つまんねえんだよ! ってキレてみろ!」
仁奈川伊由:「ふふふっ!そうだね……。あたし、ずっと、自分で人生決めたことなかったから」
仁奈川伊由:「好きにしても、いいんだね」
風見将吾:「いンだよ。まあ、自分勝手にしたら当然誰かにうるさく言われるリスクもあるが……」
仁奈川伊由:「………ねえ、二人ともっ」
風見将吾:「これはニナちゃんの人生だからな」
風見将吾:「おう?」
仁奈川伊由:タタタッと駆け出て前に出て、くるりと振り向く。表情は珍しく、穏やかに笑っている。
仁奈川伊由:「…あたしが、九段さんとは関係ない、仁奈川伊由だって言うなら」
仁奈川伊由:「なんか、この街、あたしが本当はどういうやつなんだか……知ってる奴が、いっぱいいそうだから」
仁奈川伊由:あの夜から、今まで、もう関係ないと切り離していたことに。見ないふりをしていたことに。
仁奈川伊由:「それ、一緒に探してよ」
仁奈川伊由:「そんで、あたしのこと、好きになって!」
壱条ゆゆ:「…………好きになって、って」
壱条ゆゆ:目を丸くしてから、そして、頬を僅かに緩める。
壱条ゆゆ:「いいわね。それは、とってもいいと思う」
風見将吾:「俺は最初から結構ニナちゃんのこと好きだからな~。へそ曲がり女は面倒見てやりたくなるし……」
風見将吾:「もっと好きになっていくかな。セクハラ扱いされないなら」 2本目のタバコに火を付けた。

ED1:露野勲

GM:十海市立美術館。
GM:近代美術と神話展と銘打たれたポスターが示すように。
GM:近代作家による宗教、神話を題材にした展示を中心としたイベントが開催中である。
GM:ただし、有名作家の作品はほぼなく。
GM:入場者は少ない。
GM:会場の一角で作品をじっと見つめているのは。
GM:君に絵画の調査を依頼したメリアフィーンである。
メリアフィーン:「…」
露野勲:「……そいつが気になるのか?」
メリアフィーン:「中国の神話、ブディズム」
メリアフィーン:「そう言った物をモチーフにしているようだけれど」
メリアフィーン:「技巧はともかく、元ネタへの理解が浅いわ」
メリアフィーン:「とりあえず作りましたではダメなんだけれど」
メリアフィーン:「動物を可愛くデザインしたのは悪くないわね」
露野勲:「こんな小さな美術館に無理を言うなよ」
メリアフィーン:「まあ、そうね」
メリアフィーン:「でも、駆け出しの作家にでも名作は作れるのよ」
メリアフィーン:「星見塔胡も知名度でいうなら世間的にはあまり知られた作家ではない」
メリアフィーン:「それで?」
露野勲:「……星見塔湖の、黒い繭の絵」
メリアフィーン:「見つかったって顔じゃなさそうね」
露野勲:「言われた通り、月本って画商から追ってみたよ。浦戸ってインチキ野郎まで辿ってみたが、そこで逆戻りだ」
メリアフィーン:「ふぅん」
露野勲:「悪いが、まだ見つかってない。他に手がかりはないのか? 絵そのものじゃなくてもいい……星見塔湖に関するものでもな」
メリアフィーン:「彼は、この街の歴史にとても興味を持っていたらしい」
メリアフィーン:「それに関した著作も残している」
メリアフィーン:「地理、歴史、民話」
露野勲:「民俗学者だったよな。どっちかっつーと、やつが集めてたのは『こわいはなし』の類に思えるぜ」
メリアフィーン:「かも知れないわね」
メリアフィーン:「だから、星見塔胡はこの街で何かを知ったのではないかしら」
露野勲:「何かって、たとえば『神様』か?」
メリアフィーン:「神…ああ、そうか日本人にとって神というものは」
メリアフィーン:「至る所に居るのだったわ」
メリアフィーン:「あるいは、彼の描く森がこの街にあるのかもしれない」
メリアフィーン:「そう思って私もこの街を探して見たけれど」
メリアフィーン:「そのような森は見つけられなかった」
露野勲:「……確かに。妖怪だか精霊だか……そういうのがそこらじゅうにいる『幻覚』を見るやつもいる」
露野勲:「なあ。あんたの目的は、本当に”絵”か?」
メリアフィーン:「繭?」
露野勲:「その絵から手に入れられる、黒い繭の類じゃねえだろうな?」
メリアフィーン:「何の話かは分からないけれど」
露野勲:「違うのか」
メリアフィーン:「そういった異能が発揮される絵だとしても不思議はない」
メリアフィーン:「そう言う絵だからこそ私は求めている」
メリアフィーン:「そうね、あえて言うなら。その絵の中に入ってみたいとは思っている」
メリアフィーン:「その絵は星見塔胡の見た彼の世界、それを見る事は」
メリアフィーン:「価値のある行為だわ」
露野勲:「……あんな気味の悪い世界にか?」
露野勲:「理解しがたいな。浦戸みたいなわかりやすいアホと会った後だからかもしれないが……俺が言いたかったのは」
露野勲:「あんたの目的が『その絵を使って』、FHらしく、この世の中をどうこうするってところにあるなら……」
露野勲:「いずれ敵対するかもしれないなってところだ」
メリアフィーン:「なるほど」
メリアフィーン:「私は私の欲しい物を手に入れる」
メリアフィーン:「その邪魔をするのなら容赦はしないわ」
メリアフィーン:「そう、名乗るべきだったわね」
メリアフィーン:「芸術卿の名に懸けて」
露野勲:「……消去法で、それ以外ないと思ってたよ。UGNならそう名乗る。隠さない」
露野勲:「だが、目的は一致している。いまのところはな」
露野勲:「あんたは絵が欲しい。俺も絵を探したい」
露野勲:「絵になんて興味ないんだ、俺はな」
メリアフィーン:「そう?」
メリアフィーン:「でも仕事ができるならそれでいいわ」
露野勲:「俺が探してるのは人なんだよ。あんたも仲間に言っとけ。絵を探す邪魔をするなってな」
メリアフィーン:「仲間…?ああ、誰かに会ったのね」
メリアフィーン:「勿論、私達はお互いのコレクションを求める行為の邪魔はしない」
メリアフィーン:「絵を探す行為についてはそうあるべきと伝えましょう」
露野勲:「そうだよ、クソ迷惑したぜ。魔石卿に……あれは魔獣卿か? スカしたカード使いの野郎……」
メリアフィーン:「ふぅん」
メリアフィーン:「でも、それは同じ事」
メリアフィーン:「私も彼らが何かを求める行為を邪魔しない」
露野勲:「……そうかよ。とにかく、もう少し時間をくれ」
露野勲:「絶対に痕跡は残ってる。モノが動くってのはそういうことだ……!」
メリアフィーン:「ええ、期待してるわよ探偵さん」
GM:そう言って女は去っていきます。
メリアフィーン:物販コーナーで画集などは買っている
露野勲:(そうだ。今度こそ……) (追いついてやる)

ED2:壱条ゆゆ

GM:十海警察、取調室。
GM:君の目の前には浦戸哲也が座っている。
壱条ゆゆ:「気分は落ち着いた?」
浦戸哲也:「ああ、大丈夫だ」
壱条ゆゆ:「そう。それは何より。……ここは警察署の中心。外部に音は漏れませんが、外部からの干渉も受けません」
壱条ゆゆ:「私は貴方の尋問官であると同時に、最終防衛線でもあります」
浦戸哲也:「なるほど、だが話せることは少ないぞ」
壱条ゆゆ:「その判断はこちらで行います。……まず中心から。貴方の持っていた黒い繭と白い繭。どこから手に入れましたか?」
浦戸哲也:「貰ったんだ」
浦戸哲也:「名前は…名乗らなかったな」
壱条ゆゆ:「誰から?」
壱条ゆゆ:相手から目は逸らさずに、調書に書き留めていく。
浦戸哲也:「人を破滅させる才能がある、そう言われた」
浦戸哲也:「私が味わった破滅を思い知らせたくはないか、と」
壱条ゆゆ:「まるで悪魔の誘惑ね」
浦戸哲也:「そう、なのかもしれないな」
浦戸哲也:「白い繭は神を宿す、あれは神だったのか?でなければ悪魔だろう」
浦戸哲也:「黒い繭は破滅の種だ」
浦戸哲也:「願えば富を借り受ける事が出来る」
壱条ゆゆ:「神を宿す、と、破滅の種」
浦戸哲也:「あくまで借りるだけだ、返さねばならない」
壱条ゆゆ:「対、というわけではない」 確かに、火車もそういう扱いをしていた。
浦戸哲也:「金を借りてそれを増やす才能があるなら、リスクは少ない」
浦戸哲也:「成功を得ることができるだろう」
浦戸哲也:「失敗しても得た富を返還すればいい、借金でもしてな」
浦戸哲也:「それは大変だろうが破滅ではない」
壱条ゆゆ:「返済を怠れば……或いは、それも含めて、契約の決まり事を守らなければ」
浦戸哲也:「そう、その約束だ」
浦戸哲也:「富を返す代わりに約束を一つ追加して更に富を借り受ける事が出来るのだ」
壱条ゆゆ:目を細める。
浦戸哲也:「大抵の人間はそちらを選ぶ、愚かにもな」
浦戸哲也:「そして次の返還期限に更に約束が増える富も増える」
壱条ゆゆ:「……より大きな望みを、より大きな富を?」
浦戸哲也:「帰さなくても約束を破りさえしなければ、とね」
壱条ゆゆ:「…………普通にタチの悪い高利貸しね」
浦戸哲也:「利息は取らんのだ、そこが最悪だな」
浦戸哲也:「ただ約束だけが増えていく」
壱条ゆゆ:「神、信仰というのは、システマチックな……」
壱条ゆゆ:「貴方は、そこまではしなかった?」
浦戸哲也:「あんなものに手を出すものか」
浦戸哲也:「白繭で力を得たのだ、そちらだけで十分に稼ぐ手はある」
浦戸哲也:「一度借り、ちゃんと返した」
浦戸哲也:「それ以降、黒には手を出してはいない」
壱条ゆゆ:「懸命な判断、……とでも言ってほしいの?」
浦戸哲也:「さあな、それくらいの分別があるから選ばれたのだろう」
浦戸哲也:「配布役にね」
壱条ゆゆ:「……。……罪の、」 この手の人間に、罪の意識を問うことに意義はない。
壱条ゆゆ:「それが本当に、最後まで「懸命な判断」であるか」
壱条ゆゆ:「配布役にこそ、撒き散らした破滅のツケが降りかかってくるかもしれない」
浦戸哲也:「そうかもしれないな」
壱条ゆゆ:「用途と、使い道については分かった。……となると、配布先ね」
浦戸哲也:「その事だが」
壱条ゆゆ:「売買先を洗う。セミナーの参加者名簿くらいは管理しているでしょう」
浦戸哲也:「おそらく私すらも目くらましに過ぎないと、思うぞ」
壱条ゆゆ:「もう詐欺であることは……何?」
浦戸哲也:「私は目立つやり方をやったからな」
浦戸哲也:「その陰で本当に手渡したい相手に渡したのではないか?」
壱条ゆゆ:「……、…………」
壱条ゆゆ:「蛇の道は蛇…………」
浦戸哲也:「私だって少しは調べたさ」
壱条ゆゆ:すごく嫌そうな顔をする。
浦戸哲也:「私がばら撒いた以外にも黒い繭の噂がある事は知っている」
壱条ゆゆ:「その周到さを真っ当に使えばいいものを」
浦戸哲也:「くくく、それでも」
浦戸哲也:「私を嘲った人間の破滅を見るためなら」
浦戸哲也:「私から金をたかっておきながら偉そうにしていた人間の破滅を見るためなら」
壱条ゆゆ:「そうね、無駄な言葉だったわね。……参考までに聞くわ。その提供者は、何を狙っていたと思う」
浦戸哲也:「くく…狙い?」
壱条ゆゆ:「仮定は三つ出せる」
浦戸哲也:「聞かせて貰いたいものだな」
壱条ゆゆ:「一つ。繭の力を実証する実験。一つ。振り回される人を見て遊ぶ愉快犯。……あとは」
壱条ゆゆ:「……困っている人の力になろうという、人の範疇を超えた親切心。とか」
浦戸哲也:「どうだろうな、私は2番目だと思うが」
壱条ゆゆ:「愉快犯が愉快犯に撒き散らしていく、ネズミ講ね」
壱条ゆゆ:「人知を超えた力は、当然、人知を超えてる。荒唐無稽なものも含めて、片っ端から仮定を立てて埋めていくしかない」
浦戸哲也:「それはお前たちの仕事だな」
壱条ゆゆ:「言われるまでも無いわ」
GM:コンコンと取調室の扉がノックされます
壱条ゆゆ:「はい」
壱条ゆゆ:「壱条です。現在参考人の取調中ですが」
フィリップ:「取り調べ中に申し訳ありません」
壱条ゆゆ:一瞬、うわという表情になるが、浦戸の手前、すぐ覆い隠す。
壱条ゆゆ:「何かご用ですか。ムーンライト捜査官」
フィリップ:「いえいえ、一時的に面倒をお掛けしましたが」
フィリップ:「捜査は共同で、というお話のはず」
フィリップ:「私からも質問をしたいのですが」
フィリップ:「結構」
壱条ゆゆ:「……」 どうぞ、と目線で譲る。
フィリップ:「では、白繭の事を聞きたい」
浦戸哲也:「知っている事ならな」
フィリップ:「先ほど控室で聞かせていただきましたが」
フィリップ:「あれは神だと?」
浦戸哲也:「そう思うが」
浦戸哲也:「違うかと言われれば否定はしない」
フィリップ:「なるほど、ふむふむ」
フィリップ:「我々の言う所の神とは違い」
フィリップ:「所謂、力ある精霊の類と見るか」
フィリップ:「いやいや、結構」
壱条ゆゆ:異形の鶏。多頭の鼠。白繭が呼び出したものを思い出す。
フィリップ:「それは最早貴方からは失われてしまったわけですね」
浦戸哲也:「ああ、そうだ」
フィリップ:「しかし貰ったという事は、他にもあるかもしれないわけですね」
浦戸哲也:「そうかもしれないな」
フィリップ:「良いですね」
フィリップ:「私からの質問は以上です」
壱条ゆゆ:「…………?」
GM:浦戸は係員に連れられて退室します。
フィリップ:「いやはや、やはり日本に来て良かった」
フィリップ:とフィリップは君の方に向く。
壱条ゆゆ:「……手持ちの神に心当たりが? カードというのはナシですよ」
フィリップ:「ああ、まさにその通りです」
フィリップ:「ですが神などと言うからいけないのです」
壱条ゆゆ:「はい?」
フィリップ:「高尚なものに思えてしまう」
壱条ゆゆ:「日本の信仰形態の都合だと思いますけど……」
フィリップ:「そうでしょうね、神とあがめられる獣は世界中に居る」
フィリップ:「しかしながら異郷の人間にとってそれは神などではない」
壱条ゆゆ:「専門家ではありませんが、神話などには居るでしょうね、そういう……」
壱条ゆゆ:「怪物、精霊、人外、あとは……」
フィリップ:「魔獣」
フィリップ:「私はね、ミス壱条」
フィリップ:「なぜ捜査官をやっているか」
フィリップ:「そういったものを裏で取引する連中が居るから、です」
壱条ゆゆ:魔獣。どこかチープな表現だ。最近、どこかで聞いた。ゲーム? 漫画? そうじゃない。
フィリップ:「そう言った所から情報を得るのが手っ取り早く」
壱条ゆゆ:がたん、と席を立つ。
フィリップ:「また実物を手に入れる確率も上がる」
壱条ゆゆ:「……ムーンライト捜査官」 この男に、一つだけ聞き忘れていたことがあった。
壱条ゆゆ:「貴方の……FHの、所属を聞いても?」
フィリップ:「まあ、予想はされているでしょうが」
フィリップ:「コレクターズセルの魔獣卿」
フィリップ:「それが私のもう一つの名」
壱条ゆゆ:「コレクターズ・セル……!」
フィリップ:「日本と言う国は実に興味深く、一度来たいと思ってはいました」
フィリップ:「捜査協力の名目もありましたしね」
壱条ゆゆ:「……おかしなタイミングでこちらに来たので」
壱条ゆゆ:「妙だとは思っていました」
フィリップ:「その通り、こうみえて趣味と実益を兼ねた真面目な捜査官でもあるので」
壱条ゆゆ:「第一に趣味。第二に仕事や義理」
壱条ゆゆ:「魔石卿が、行動原理をそう述べていましたよ」
フィリップ:「我々の大半はそのように動く」
壱条ゆゆ:「できれば彼個人の優先順位であってほしかったですよ」
壱条ゆゆ:「…………。……」 趣味の方が先だと、そういうことだ。
フィリップ:「ですが、白繭を追うという点で」
フィリップ:「私達の目的は当面の一致を見る事が出来るのではありませんか?」
フィリップ:「私の術式は当て嵌めです」
フィリップ:「役割を当て嵌めることで対象を縛り封じる能力」
フィリップ:「カードはただのカード、そこに役割が似た魔獣を封じる」
壱条ゆゆ:……自分が、露野や風見のようなオーヴァードであればと、これほど切に思ったことはない。
フィリップ:「白繭からでる魔獣は実に興味深い」
壱条ゆゆ:「……白繭の怪物が有害なのは確かです」
壱条ゆゆ:「貴方がそれを片っ端から封じてくれるというのなら、こっちとしては願ったり叶ったりですけど」
壱条ゆゆ:「私の持っている、彼らも、貴方の収集対象でしょう」
フィリップ:「おっと、こちらから話をしようかと思ったのですが」
フィリップ:「先にされてしまいましたね」
フィリップ:「ミス壱条、貴方の猫」
フィリップ:「私にお譲りいただけませんか?」
壱条ゆゆ:「……やっぱりそうですか」
壱条ゆゆ:ふう、と深い溜息をつく。
壱条ゆゆ:「二点の理由からお断りします」
壱条ゆゆ:「一つ。これは私のR案件捜査の要です。彼らがいなければ、私よりそのへんのライターの方が役に立つでしょう」
壱条ゆゆ:「もう一つ。彼らは私の所有物じゃない。私と彼らは対等です」
フィリップ:「そうですか」
壱条ゆゆ:「コレクションに加える、という誘いには承諾しかねます」
フィリップ:「では、いずれ。もらい受ける事になるだろうと予告いたします」
壱条ゆゆ:「捜査官が、怪盗の真似事ですか。肩書きが泣きますよ」
フィリップ:「力ある魔獣を回収し封印する、建前は十分」
フィリップ:「まあ、その時は。私の本当のデッキでお相手しますよ」
フィリップ:「ふふ、はははははは」
壱条ゆゆ:「――――っ」
壱条ゆゆ:「負けません。……そのときまでには、私も」
壱条ゆゆ:「もっと……」
フィリップ:「期待しています、私の魔獣にも見せ場があると」
フィリップ:「コレクター冥利に尽きます」
フィリップ:「より魔獣に相応しい主はどちらか、お見せしましょう」
フィリップ:「では!後程!」
GM:そう言って颯爽と退室します

ED3:仁奈川伊由

GM:朝は、いつものようにやってくる。
GM:何事も無かったかのように。
GM:平和に。
十海絹江:「おはようございます、伊由ちゃん」
GM:食卓には十海のお婆ちゃんが朝ごはんの準備を整えてくれている。
GM:良は少し控えめで。
仁奈川伊由:「…おはようございます……」少し恐る恐るといった調子で顔を覗かす。
GM:消化の良さそうな中華粥だ。
十海絹江:「昨日は楽しかった?」
仁奈川伊由:「……」むず痒い顔になる。「…はい。それはもう…色々食べまくっちゃったし…」
十海絹江:「たまにはお外で食べるのもいいわよねえ」
十海絹江:「お婆ちゃんになっちゃうと、そういうお友達も少なくて」
仁奈川伊由:「(めちゃくちゃ気を遣ってもらわれてんの、これはこれで気まずいな~~)
十海絹江:「だから伊由ちゃんが楽しめてるのなら嬉しいわ」
仁奈川伊由:「えへへ…。そう言ってくれるのは、あたしも嬉しいです」ふにゃっと笑う。
仁奈川伊由:「まあ、でも、考えなくちゃいけないことも色々あるんですけどね~」
仁奈川伊由:中華粥を口に運ぶ。優しい味に、思わず顔がほころぶ。
十海絹江:「そうね、そうだったわ。大変なお仕事をしてもらっているのだものね」
十海絹江:と少し悲しそうな表情を浮かべる。
仁奈川伊由:「いろいろ…敵はいっぱい現れるし…今回も、危ない奴が何を考えて動いてるのかはイマイチ掴めないままだったし…」
十海絹江:「この街は、古いしきたりに囚われて随分とおぼろげになってしまっているわ」
仁奈川伊由:「古いしきたり…ですか」
十海絹江:「昔は、それがうまく回っていたんでしょうねえ」
十海絹江:「でも、時代が変わるとそれも上手く動かなくなるのかもしれないわ」
十海絹江:「お婆ちゃんの体と一緒ねえ」
十海絹江:「この街も年をとってしまったのよ」
十海絹江:「だから、色々なモノが入ってくる。良いモノも悪いモノも」
仁奈川伊由:「……今回の事件で、いっぱい会いました。最近、この街に来た人」
仁奈川伊由:「その人達、あたしにとっては、良い人だとは思えなくて…」
十海絹江:「そうね、そうかもしれないわ」
仁奈川伊由:「……絹江さんにとっては?」
十海絹江:「私も良いとは思わないの、でも」
十海絹江:「彼らは呼ばれてやってきた人」
十海絹江:「だから、呼んだ人間にとっては会話する余地があるんでしょう」
十海絹江:「私は好きじゃないけど」
十海絹江:「でも本当に怖いのは、いつの間にかこの街に居る良くないもの」
十海絹江:「私はね、伊由ちゃん。あなたの味方よ」
十海絹江:「だから、気を付けて」
仁奈川伊由:「……」
仁奈川伊由:「あたし、ほんと、探り合いみたいなの得意じゃないし…。絹江さん、すごくあたしに良くしてくれるし」
十海絹江:「どうか、無事でいてほしいわ」
仁奈川伊由:「絹江さんが悪い人だと思いたくない。…だから、信じるから。……いろいろ…聞きたいことはあるけど」
仁奈川伊由:「それでも…、まずは」
仁奈川伊由:「絹江さんが、あたしに優しくしてくれてること、味方だって言ってくれたこと」
仁奈川伊由:「信じることにする」頷く。
十海絹江:「ありがとう」
仁奈川伊由:「…今じゃなくてもいいけど…。教えてね」笑い返す。
十海絹江:「……」
十海絹江:「あまり、身内の事を悪く言いたくはないけれど」
十海絹江:「お爺さんは、古いしきたりを正しいと思っているわ」
仁奈川伊由:「お爺さん」まだ会った事がない人だ。「本邸の」
十海絹江:「外からFHを呼んだのはあの人」
仁奈川伊由:「………! じゃあ、デユオニュソスセルをまとめてる人…」
十海絹江:「そうね」
十海絹江:「あの人はこの家には手出しできない、だから危ないと思ったら家に来なさい」
仁奈川伊由:「……絹江さんは、知ってるんだ。やっぱり…」
仁奈川伊由:「この街で何が起ころうとしてるか…」
十海絹江:「…少しだけね」
十海絹江:「もうほとんど力は残っていないけれど。昔は未来が見えたのよ」
十海絹江:「巫女ってやつね」
十海絹江:「ふふ」
仁奈川伊由:「……オーヴァード……? いや……」
仁奈川伊由:「何が見えたの、絹江さん」
十海絹江:「貴方達が来ること」
十海絹江:「貴方達ならきっと良い未来を創ってくれる事」
十海絹江:「ぼんやりとだけど」
仁奈川伊由:「………」思いもよらぬ返答に、頬を染める。「………そっか」
仁奈川伊由:「…あたし達、今、街で出回ってる繭玉のお守りについて探ってるの」
仁奈川伊由:「知ってるかな、白いやつと黒いやつがあって…白いやつのがヤバそうで…」ワタワタと、手でなんとなくサイズを指し示す。
十海絹江:「…」
十海絹江:「黒い方はわからないの」
仁奈川伊由:「分からない…?」
十海絹江:「でも、白い繭玉は元々はこの地の御神体」
十海絹江:「何年か前に幾つかがなくなってしまった」
十海絹江:「盗まれた、とお爺さんは思っているようね」
十海絹江:「黒い方は本当に、わからないの」
十海絹江:「ごめんなさいね」
仁奈川伊由:「……! 何年か前って、それって…」「………」
仁奈川伊由:「……ううん、大丈夫。すごく良い事聞けた」
仁奈川伊由:「頑張るね。あたしと、ヒロちゃんと…あと」
仁奈川伊由:「自分勝手な大人が、3人。その人たちも絶対、最後まで付き合ってくれると思うから」
十海絹江:「ふふ、そうね…あの子たちも」
十海絹江:「仲良くして上げてね」
仁奈川伊由:「うん!仲良くして…”あげる”んだ。フフッ」強気に笑い、中華粥のお皿を空にした。
GM:時計の針は、そろそろ家を出ないと遅刻する数字を示している。
十海絹江:「いってらっしゃい」
仁奈川伊由:振り返る。「いってきますっ!」
GM:通学路を歩く。
仁奈川伊由:学生鞄を片手に、いつもより気分良く歩いている。
GM:天気は穏やかで、気持ちの良い陽気だ。
GM:ふと気づくと、目の前の景色が揺らぐ。
仁奈川伊由:五月だ。不機嫌な顔をしているのも、いい加減飽きてきた。
仁奈川伊由:だから……
仁奈川伊由:(──……?)
GM:それは、君の周りを飛ぶ幻と同じような。
GM:――――――――――――――
GM:君は森の中に居た。
仁奈川伊由:「え」ぽかんと見上げる。森を。
GM:花が咲き、小鳥のさえずりが聞こえる。
仁奈川伊由:「………!?」考えられるのはオーヴァードによる攻撃。身を竦めて、辺りを見渡します。
GM:君から10mほど離れた場所で君に背を向けて男が立っている。
GM:男の前には何か輝く美しいモノがある。
仁奈川伊由:「っあ、誰……っ!?」
絵を描く男:「ん?」
GM:男が振り返る、その手には絵筆が握られていて。
GM:男がキャンバスに向かって絵を描いていたのがわかるだろう。
仁奈川伊由:(初めて見る顔…。……あたしへの敵意はなさそう…?)
絵を描く男:「おや?珍しい」
絵を描く男:「ここに入ってくる人は久しぶりだ」
仁奈川伊由:「……そっち行っていい?」
仁奈川伊由:「あなた、名前を聞いてもいい人?」
絵を描く男:「良いとも」
仁奈川伊由:意を決して、男へ歩み寄る。
GM:男の前には何かとても美しいモノがあるのがわかる。
GM:だがそれが何かはわからない。
絵を描く男:「少し、待ってくれないか?仕上げをするからね」
GM:男が絵筆を動かす。
GM:すると絵の中から美しい花や蝶が溢れ出てくる。
絵を描く男:「んん、まだまだかな」
仁奈川伊由:「うぇ…!?」瞬きする。「何これ…!?」
絵を描く男:「絵というものは難しいな」
仁奈川伊由:「………」通り過ぎる蝶を目で追った後、ぽかんと、その男を見た。
GM:キャンバスは溶けるように消えていく。
仁奈川伊由:「…あなたの名前、…当ててもいい?」
絵を描く男:「クイズだね、いいとも」
仁奈川伊由:「星見塔胡」
星見塔胡:「正解だ、君のように若い人に名を知られているとは光栄だね」
仁奈川伊由:「あんたの描いた絵のせいで、変なカブトムシが生み出されてるからね…」
仁奈川伊由:「そのせいで死人は出てるし、黒い繭玉は量産されてるみたいだし、大変な思いをしてるのよ」
星見塔胡:「絵をどう見るかは、鑑賞者の特権だよ」
仁奈川伊由:「…あなたのせいじゃないって?」
星見塔胡:「原因は間違いなく私なのだろう、だが絵をそう使う人間が居るとは」
星見塔胡:「なかなか、面白い」
仁奈川伊由:「……?」相手の真意が読めない。「……あたしは」
GM:「…い」
仁奈川伊由:「あたしは仁奈川伊由って言うの。…それで…あなたとお話したいって知り合いが、少なくとも3人いる」
GM:「…い、…んだ!」
仁奈川伊由:「もしこの世界に来れる方法がある、な…ら……」
星見塔胡:「ん、久しぶりに他人と話したのは面白かったが」
星見塔胡:「私は別に会話に興味がある方じゃない」
星見塔胡:「それと、夢は終わりのようだ」
GM:「おい!」
星見塔胡:「君を呼んでいるよ」
仁奈川伊由:「何? この声…」「でも、待って!話は終わってない…!」
GM:「何ボーっとしてるんだ」
GM:----
ピーター:「おい、寝てるのか?」
仁奈川伊由:「……へっ」
仁奈川伊由:「うわっ!ギャーーー!!」
ピーター:「うわッ、なんだよ」
ピーター:「道の真ん中でボーっと突っ立ってたら邪魔になるだろ」
仁奈川伊由:「びっ…ビックリするでしょ!そんな顔が近かったら……」「……」
仁奈川伊由:「……あたし、道の真ん中でボーッと突っ立ってた?」
ピーター:「ハァ?寝惚けてんのかよ」
ピーター:「まあ、お前が遅刻して怒られても僕には関係ないけど」
仁奈川伊由:「うっ……うっさい!なんでもないわよ。遅刻しないし!」
ピーター:「あっそ、でも時計見たほうがいいぞ」
GM:ピーターは自転車にまたがる。
仁奈川伊由:「んっ!?チャリ?!」
ピーター:「僕は余裕で間に合う」
仁奈川伊由:「えっ漕げるんだ…ウケる…。似合わな……」
仁奈川伊由:「ああもう!走るわよ!」地団太を踏みながら、駆け出します。
仁奈川伊由:「……ねえ、ピーター!あんた、こないだは随分勝手なこと言ってくれたけどさっ」
ピーター:その横を自転車で並走する
ピーター:「何がだよ。事実だろ」
仁奈川伊由:「あたし、決めたの。自分勝手に生きてやるって」
仁奈川伊由:「フッ……。それでね、あたし、人形卿のこと、好きだったからさ」
仁奈川伊由:「やっぱ、あたしにとっては、人形卿はあたしのために死んだ人なのよ」
仁奈川伊由:「残念だったわね。あんたのマスターは、あんたじゃなくて、あたしに命をくれたのよ」
ピーター:「ハァ?そこまで己惚れられてたら大したもんだ」
ピーター:「言っとくけどな!マスターを一番尊敬してたのは僕で」
ピーター:「マスターの一番弟子は僕だからな!」
仁奈川伊由:「いいえっ!人形卿が一番優しくしてくれたのはあたしで」
仁奈川伊由:「人形卿の一番大切な人はあたし!」
ピーター:「うるさい、遅刻しろバーカ!」
ピーター:ペダルと力いっぱい踏む。
仁奈川伊由:「っあ!」すぐ引き離される。「置いてくなバカーー!」
仁奈川伊由:少年の背中はすぐに小さくなっていく。
ピーター:(乗せてやろうかと思ったけど、止めだヤメ!)
仁奈川伊由:「くそっ…バカピーターめ…。教室で澄ました顔してたら蹴っ飛ばしてやる…」
GM:ピーターの口元が少し緩んだのは君には見えない。
仁奈川伊由:「………」考えることは山ほどある。
仁奈川伊由:絹江さんから教えてもらった事について、星見との邂逅について、
仁奈川伊由:増えていくコレクターズセルの面々、街に跋扈する黒い繭玉。
仁奈川伊由:そこにあたしに関する秘密が隠されているなら知りたいが、やっぱり別に知りたくない気もする。
仁奈川伊由:人形卿はあたしのために死んだんだと思いたいし、でもピーターの言うことが真実である気もしている。
仁奈川伊由:街から出たいし、出たくはない。
仁奈川伊由:気持ちは常に矛盾していて、いま走り去っていった少年に対する気持ちもやはりそれだった。
仁奈川伊由:家族のようで兄弟のようで、友人のようで、あるいは嫌いで、敵だったが。
仁奈川伊由:(まあ)
仁奈川伊由:良い未来を創ってくれるというお告げもあったし?
仁奈川伊由:今はなんとなく、それでも悪い気はしないのだった。

ED4:風見将吾

GM:十海出版社、編集部。
GM:夕方5時を過ぎても人の出入りは多い。
GM:印刷所への電話対応で大きな声をだしている編集者や、新聞の紙面に載せる写真を検討するカメラマンなどが忙しなく動く。
GM:編集者の一人である胡桃澤葵も様々な資料をひっくり返しながらパソコンの画面とにらめっこをしていた。
GM:あまり根を詰めるのも良くない。
GM:君は彼女に声をかけても良いだろう。
風見将吾:「おう、胡桃澤サン。お疲れ様」
胡桃澤葵:「うーん、こうか?いやこっちの写真の方がいいでしょ」
風見将吾:「例のお守りに関する記事書いてきたぜ。もう読んだ?」
胡桃澤葵:「んん~?ん?」
胡桃澤葵:「あ、風見さんじゃないですか!はい読みましたよー」
胡桃澤葵:「いやー、逮捕されちゃいましたね」
風見将吾:「逮捕されちゃったなあ。びっくりだわ」
風見将吾:「まー価格表示見た時点でヤバそうだとは思ってたけどね。3000円5000円200,000円だぜ?」
風見将吾:「価格設定がもう幸運のツボとかそういうやつだもん」
胡桃澤葵:「ですよねー、でもそういうのでも買う人は買っちゃうんですね」
胡桃澤葵:「このセミナーの潜入レポ。良かったですよー」
胡桃澤葵:「上手い事は人を乗せるんだなあって感心しちゃいました」
風見将吾:「ははは……(あのオバケのエフェクトのせいなんだけどね)」
風見将吾:「そうなんだよ。やっぱ巧みの話術ってのは怖いわ。その場の空気を作っちゃうんだから」
風見将吾:「ナイフとかピストルより、徹底的に人を煽る弁舌の方がよっぽどヤバいと思うね俺は」
胡桃澤葵:「ですねぇ、でもこの凄くお高いのはともかく」
胡桃澤葵:「安いのならウッカリ買っちゃいそうですもん、私」
風見将吾:「わかるわかる。3000円でほんとに効果あるのなら~って思っちゃう」
胡桃澤葵:「そうそう恋愛運ねーなーって時とか、神頼みでもなんでもって感じですよね」
風見将吾:「買っただけで行動した気持ちになるからな。あとは待つだけってのもお手軽でいい」
風見将吾:「そういう気持ちにつけこむのが詐欺ってことなんだろうなあ」 逮捕の見出しが出ている雑誌を手に取り苦笑する。
胡桃澤葵:「どうです?それ明日出版の『月刊TOME』」
胡桃澤葵:「ホント、良い記事なんで編集部でも評判良くって中面で見開きカラー写真」
胡桃澤葵:「これはイケますよ~」
風見将吾:「当たり前だろ! 結構ギリギリのライン攻めたからな今回は!」
風見将吾:「危うく警察とやり合う事になりかけたし……いや、よかったよ。いい記事になったなら」
胡桃澤葵:「売上良かったらギャラの追加も期待できますよー、へっへへ」
胡桃澤葵:「またスクープ頼みますよー風見さん」
風見将吾:「おう、任せな」
風見将吾:「……って言いたいところだけど、もうこの事件は完全に一段落しちゃったしなあ」
風見将吾:「次のネタ探さないといかん。何かある? 行方不明事件とか」
胡桃澤葵:「まあ別のネタでも大丈夫ですよ、風見将吾潜入シリーズとか」
胡桃澤葵:「ネタ、ネタかあ」
GM:それでは君はパソコンの画面に気付く事が出来る。
GM:笑顔の男性と胡桃澤編集が握手してる写真。
風見将吾:男性に見覚えはありますか?
GM:ありますね、まあ市民なら大体知っているでしょう。
胡桃澤葵:「あ、それ!どうです?」
胡桃澤葵:「市長独占インタビュー!私も結構やってるんですよー」
GM:十海市、市長。
GM:十海誠太郎。
風見将吾:「市長ねえ」
風見将吾:「大変だよな、この街の市長ってのも。色々事件が多いしさ」 FHもいるし。
GM:写真を良く見ると気付く事が出来る。
風見将吾:「今回の詐欺にしても、ちゃんと市長さんの耳には届いてんのかね……ん?」
GM:市役所、市長室と思われる部屋の壁に。
GM:ある絵が飾られている事に。
胡桃澤葵:「ですよね、一応ご存知でしたよ」
胡桃澤葵:「お年寄りが巻き込まれかねない詐欺事件は」
胡桃澤葵:「やっぱり市長としても対策を取りたいとかでー」
胡桃澤葵:「雑誌とタイアップして詐欺撲滅キャンペーンをですね」
風見将吾:「いや……待った。それはいいんだが」
GM:それは『森』が描かれた絵だ。
風見将吾:「この、……この絵。この絵について何か知らないか?」
GM:そして黒い繭が描かれてる
風見将吾:「知らないかっていうか……市長さんはなんか言ってなかったか?」
胡桃澤葵:「絵?絵ですか?」
胡桃澤葵:「いや、特には」
胡桃澤葵:「まあ偉い人の部屋には何か飾ってるので特には気にしない、みたいな」
胡桃澤葵:「書道とかよりはお洒落だなーって思いますね」
風見将吾:「……そうだよな。えらい人とか金持ちんち、大抵絵が飾ってあるもんな……」
風見将吾:「いや、最近美術を嗜み始めてさ。すげーいい絵だなーと思って。今度市長さんのインタビュー、俺もついていけたりしないかな?」
風見将吾:「あるいは俺単独でインタビューとか。どうだろ? テーマは”昨今の十海をとりまく治安問題について”だ」
胡桃澤葵:「おっ、何か面白そうなアイデア浮かんじゃいました?」
胡桃澤葵:「そうですねえ、アポとか取った上でー。うーん」
胡桃澤葵:「治安関係は確かに市としても話題にしてアピールしたい所でもあると思いますね」
胡桃澤葵:「ただ、後で記事には市からチェック入ると思うので」
風見将吾:「だろ? 今回の詐欺にしても、例のどうぶつ虐殺事件にしてもだ。市長としてもほっとけないと思うんだよな」
胡桃澤葵:「それとある程度決まった質問をする体はとらないとダメですね」
胡桃澤葵:「役所としてもインタビューにはイメージ問題がでちゃうし」
胡桃澤葵:「ウチとしてもインタビュー形式だと相手の都合も考慮する必要があるんで」
胡桃澤葵:「それでも良ければ」
胡桃澤葵:「事前質問文を書いて提出してもらう形で相手がOKしてもらえれば」
胡桃澤葵:「セッティングしてみます」
風見将吾:「事前質問文か……まあ仕方ないな。さすがにアドリブじゃあっちも困っちゃうしなあ」
風見将吾:「よし、それでいこう。帰って早速作るから……えー、水曜まで待ってもらっていいかい?」
胡桃澤葵:「市長さんじたいは割とアドリブ会話が得意そうな感じでしたけどねー」
胡桃澤葵:「ええ、それで大丈夫です」
風見将吾:これで話が終わりなら、胡桃澤さんに挨拶してちょっとモノロぎつつ編集部を出ようと思うんですが(前回と同じ)
風見将吾:それで大丈夫でしょうか? 何か他にイベントがあったりはしますか?
GM:ここはこれで大丈夫です
風見将吾:ラジャ!
風見将吾:「OKOK! んじゃ、順番逆になっちゃったけど」
風見将吾:と、近くのお店で買ったシュークリームを差し入れます。10個入り。
胡桃澤葵:「わ、ありがとうございます」
風見将吾:「スクープ取れたお祝いってことでね。みんなで食べてくれ」
風見将吾:「セッティングありがとね! そいじゃまた水曜に!」
胡桃澤葵:「最近全館禁煙になったでしょ?甘いものは喜ばれるんですよー」
胡桃澤葵:「はーい、お待ちしてます」
風見将吾:ひらひらと手を振りながら編集部を出る。
GM:女性の編集部員たちが楽しそうに群がっていく。
風見将吾:――あの社長は黒幕ではなかった。正真正銘、ただの小売業者だ。
風見将吾:どこかから大量に仕入れて、原価以上の高値で売る。詐欺ではあったが、仕入れて売るという行為自体はよくあることだ。
風見将吾:「だが……」
風見将吾:「もしこいつが、繭を大量にばらまいてる張本人だとしたら」
風見将吾:「願いを歪んだ形で叶えさせ、街のみんなを食い物にしているとしたら……」
風見将吾:「こいつは悪だ」「間違いなく」
風見将吾:ビルを出てタバコを吸いながら思案する。事前質問文は、事情を話してみんなからも意見をもらったほうがいいだろう。
風見将吾:「お前が悪人なのか、それとも何も知らない間抜け市長なのか」
風見将吾:「暴いてやるぞ。十海誠太郎」

GM:弐話はこれで全行程終了です
GM:お疲れさまでしたー
仁奈川伊由:おつかれさまでした~!
風見将吾:ウェイウェイ!おつかれさまでした!
壱条ゆゆ:うおー! ありがとうございました!
露野勲:お疲れさまでした!

マスターシーン

GM:十海市役所、市長室。
十海誠太郎:「巫女の器?あれは失敗作という話ではなかったかな」
GM:市長、十海誠太郎が椅子に深く腰を下ろす。
目つきの鋭い男:「失ったとか言われていたみたいだけどね」
目つきの鋭い男:「逃げられた、ってのが本当のようだよ」
目つきの鋭い男:「格好悪くて報告できなかったんじゃないかな」
目つきの鋭い男:「まあ、どちらにせよ。失敗作は失敗作だろ」
GM:目つきの鋭い男が嗤う。
十海誠太郎:「それは、構わない。事実はどうであれ」
十海誠太郎:「老人より先に確保する事に意味はあるだろう」
十海誠太郎:「澱みは順調に集まっている」
十海誠太郎:「もう一手、手札を持つに越したことはない」
十海誠太郎:「手に入れてしまえば、それがどんなカードなのかわかるのは持ち主だけだ」


『十海怪奇譚』第弐話 五月「成功を売る男の話」 了




次回予告

第惨話 「怪談?鏡の手?そんなくだらない話に僕を巻き込むな」
「巫女の器、それを壊せば良いんだろ」
「コレクション、我々の動く理由はそれに尽きる」
「上手な殺人より、楽しいひとごろしが好きなんだ」

六月。
雨の季節。
雨粒は血を洗い流し。
雨音は悲鳴をかき消してしまう。
そして、死体は水底に沈む。

雨。
水。

それらに悪意も善意もない。
それは恵みであり恐怖でもある。

雨の中を歩くのは人か怪異か。
人殺しか。

差し伸べられた手だけではわからない。
顔も姿も、雨が覆い隠してしまう。
ただ、手だけが人々を雨中に誘うのだ。


GM:『十海怪奇譚』第惨話 六月「水溜りに沈む手の話」