『十海怪奇譚』第壱話 四月『人喰いの獣の話』
第零話『十三年前』『四年前』『一年前』/第弐話『成功を売る男の話』
キャラシート
PC1 《キツネツカレ》仁奈川 伊由
(キャラシート)(PL:めかぶ)

PC2 《ショット・ガンダースン》露野勲
(キャラシート)(PL:ロケット商会)

PC3 《九生篝火》壱条ゆゆ
(キャラシート)(PL:アスハル)

PC4 《笑面虎》風見将吾
(キャラシート)(PL:クオンタム)
メインログ|雑談ログ
目次
■トレーラー
春、遠き地より稀人が来たる。
里人は稀人を歓待す。
桜の下には死体が埋まっていると言う。
何故死体を埋めたのか。
誰が死体を埋めたのか。
死体は何者だったのか。
春、獣は目を覚まし里に降る。
腹を空かせた獣は何を喰ったのか。
桜の下には何が埋まっているのだろうか。
星見塔胡『十海怪奇譚』より
桜の季節。
街から人が消えていた。
誰にも気づかれないほど、ほんの少し。
連続怪死事件の事を人々は知らず。
平穏な日々を過ごしている。
だが、この街には。
怪異と悪意が。
存在する。
ダブルクロス the 3rd edition『十海怪奇譚』第壱話 四月『人喰いの獣の話』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
プリプレイ
GM:自己紹介は零話の最後にしていただいたので
GM:点呼替わりにそれぞれのハンドアウトを開示していきます
風見将吾:そういえば前回自己紹介したんだった!
GM:ですね
GM:ではではPC①の仁奈川伊由さんのハンドアウトから
仁奈川伊由:はーい
PC① 仁奈川伊由 ハンドアウト
シナリオロイス:真園彩音 推奨感情/P:好奇心/N:不安
「学校には噂話が集まるものよ」と君の師匠は言った。
十海市立、繰械高校はほどほどの歴史を誇る公立校だ。
君は学校に通いつつ市内の調査を行っている。
同級生の真園彩音は春に転校してきた君にも親しく接してくれる一人だ。
そんな彼女が君に頼みごとをしてきた。
GM:仁奈川さんはクラスメートから頼み事をされたりします
仁奈川伊由:ふむふむ
仁奈川伊由:まぞの・あやねちゃん で読み方は合ってますかね
GM:はい
GM:読み方はそれで
GM:それとは別にヒロちゃんから調査の指令とかも出ます
仁奈川伊由:ほうほう
仁奈川伊由:学校に溶け込むためにクラスメイトとは仲良くしなくちゃだし、チルドレンの仕事もしなくちゃだし
仁奈川伊由:まったく忙しい高校生活になりそうだわ!
GM:頑張ってくださいね
仁奈川伊由:はーい!がんばります!
GM:ではPC②
露野勲:ウオーッ
PC2 露野勲 ハンドアウト
シナリオロイス:“ガールズトーク” 推奨感情/P:有為/N:嫌悪
「人が消えてやがるのさ何人も。依頼はそのうちの一人を探す事、アンタの得意分野だろ?」
女衒の“ガールズトーク”はこの街の風俗業を統括するヤクザの幹部だ。
君好みの依頼人を紹介する代わりに面倒事を一つ引き受けて欲しいとソイツは言った。
面倒事も、もしかした君好みの依頼かも知れない。
露野勲:面倒そうな依頼……積極的に受けねば!
GM:ヤクザからオカルト絡みの仕事のコネを紹介する代わりに面倒事を引き受けて欲しいという依頼を受けます
露野勲:ガールズトークさんはオーヴァードですか? それとも不明?
GM:オーヴァードです
露野勲:了解! 緊張感もって対峙したいですね!
GM:今の所は敵対的ではないのでそんな感じでお願いします
GM:ではPC③
GM:壱条さんのハンドアウト
壱条ゆゆ:へいへい
PC3 壱条ゆゆ ハンドアウト
シナリオロイス:向井玲子 推奨感情/P:興味/N:隔意
「君の仕事は捜査じゃない。余計な詮索をされないように事件を迷宮入りさせる事だ、理解したかね」
君は十海警察署長である向井玲子の直属である「特別犯罪対策室」に所属している。
市内で発生した怪異事件、所謂R案件を担当する部署。
市内で発生した殺人事件現場に君は居た。
まるで獣に食い荒らされたかのような死体が君の目の前にある。
GM:市内で起きた殺人事件の捜査をしていくことになります
壱条ゆゆ:この事件……全て解けた!
壱条ゆゆ:迷宮入りの名探偵、壱条ユユン始まります
壱条ゆゆ:殺人事件……なんて恐ろしい……
壱条ゆゆ:そしてヤバい上司のかおりがする
GM:どうかなー
壱条ゆゆ:あと今更なんですけど 部署自体に初配属って感じでいいんですよね?
GM:ふむ、初配属のイメージではありましたが いくらか他で経験を積んでる設定でも この部署で何件か仕事をしている設定でも
GM:問題はありません
GM:どんな感じが良いですか?
壱条ゆゆ:では、何件か訓練生的な立場でのR案件は経験した上で、初の本配属って感じが無難かな
GM:OKです
壱条ゆゆ:この町でのR案件は初めて
GM:上司の壱条さんへの扱いもそんな感じで行きます
GM:よろしくお願いします
GM:ではPC④ 風見さん
風見将吾:わんわん!
風見将吾:前回の立ち絵があまりにあやしかったので、イメチェンしました
GM:あっ 凄い良い感じに怪しい
GM:そんな怪しい記者の風見さんのハンドアウトはこちら
PC4 風見将吾 ハンドアウト
シナリオロイス:風見裕二 推奨感情/P:信頼/N:食傷
「連続怪死事件って知ってます?被害者はまるで動物に食い荒らされたみたいになってるって噂ですよ。」
顔馴染みの編集者は君に警察にコネが無いか囁く。
君の頭に浮かぶのは、武術指導で警察署に出入りしている弟の顔だ。
小言を言われるのは目に見えている、気が進まないかもしれないが。
この案件自体は、君の求めるオカルト方面に違いないだろう。
風見将吾:弟か~~
風見将吾:道場を全部押し付けて出てきちゃったからめちゃくちゃ気まずいな・・
風見将吾:ちなみに、この連続怪死事件については
風見将吾:なにか知っててもいいんでしょうか? 最初は全然知らない?
GM:殺人事件として最初の数件は無難な感じで報道されてて
GM:なんか隠されてて怪しいくらいの噂は聞きつけていても問題ないです
風見将吾:なるほど! 了解しました。
風見将吾:なんか怪しいんだよな~くらいのスタンスでまいります
GM:編集からも同じような感じで聞かれます
風見将吾:世間一般的に知ってるのがそのラインなので、あとは警察に突っ込んでみるくらいしかないって感じなんですね
GM:ですね
GM:そんな感じで宜しくお願いします
GM:OPは PC④→③→②→①の順番でやっていきたいと思います
風見将吾:おっ、僕からだ。了解です。
OP1:風見将吾
GM:登場侵蝕をどうぞ
風見将吾:リモコン作ってなかった!手動で振ります
風見将吾:33+1d10
DoubleCross:(33+1D10)→33+2[2]→35
風見将吾:よしっ。
GM:良い滑り出しですね
GM:----
GM:十海市内、中央区市街地。
GM:このあたりは比較的大きな駅があり、ビジネス街としても賑わっている。
GM:市庁舎も近く、建物も近代的なものが多い。
GM:そんな場所に建つビルのワンフロアに『十海出版社』はオフィスを構えている。
GM:フロアの入り口には『私に素敵なエンターテインメント、TO ME 出版』などというポスターが貼られていた。
GM:全国紙の下請けとして日刊紙の地方記事や、地元誌などの発行なども手掛けている。
GM:君は記事を入稿したり情報収集をするためによく編集部に顔を出していた。
GM:そんな君に顔馴染みの編集者が声をかけてきた。
胡桃澤編集:「あー、風見さんじゃないですか」
風見将吾:「お、胡桃澤サン。どーも、どーも」
風見将吾:「こないだのグルメ記事を入稿しに来たんですけどね……ここ禁煙になったんでしたっけ。オフィス禁煙? 吸っちゃダメ?」
胡桃澤編集:「ホントはダメなんですけどね、こっちの応接スペースなら誰も気にしないですよ」
風見将吾:「お、ありがたいね。いや最近マジでどこも禁煙分煙ってうるさくってさ」
胡桃澤編集:「アタシもたまに隠れて吸ってますし」
胡桃澤編集:「編集長とかデスクでお酒飲んでるときありますからね」
風見将吾:「外国はどこもそんな感じだよ。日本がマジメすぎるんだよな……で」
風見将吾:「ちょうど手持ちの仕事が全部片付いたもんでさ。次、なんのネタに首突っ込もうかな~って思ってるんだけど」
風見将吾:「どう? 胡桃澤サン、なんかいい感じのネタ知ってる?」
胡桃澤編集:「んー、そうですね。選挙絡みのスクープとか」
胡桃澤編集:「うーん、あとは…これは流石になー」
風見将吾:「え、なになに。言ってよ気になるじゃん」
胡桃澤編集:「ガスマスクの怪人街に現れる!」
風見将吾:「おっ」
胡桃澤編集:「これはまあ、高校生からの投稿なんで」
胡桃澤編集:「ムー民に送るにしても風見さんの記事にしてもらうにも」
風見将吾:「高校生かよなんだよ! ぜって~初心者ユーチューバーの自作自演じゃねーか!」
胡桃澤編集:「ですよねー、この間深夜に十三日の金曜日が放送されてたでしょ?あの翌日ですから」
風見将吾:「影響されたクチじゃねーか……どうせガスマスクもドンキとかで買ったやつだよ。ダメダメ」
胡桃澤編集:「あとは中高生ではやってるおまじないは推しなんですけどー、これはちょっと女子向きの雑誌に載せようかなって思うんで」
風見将吾:「女子か……女心、全然わかんないまま成人しちまったな……」
胡桃澤編集:「風見さん、書いてみます?女子向きティーン雑誌のおまじない記事」
胡桃澤編集:「ですよねー、あっははは:
風見将吾:「一度書いたよ。こっくりさんとか色々クラシックなネタを交えてさ。全ボツにされて、それ以来ティーン女子向け記事は書かないようにしてる」
胡桃澤編集:「あ、そうだ」
風見将吾:「ん?」
胡桃澤編集:「こっちは社会部の方からのネタなんですけどぉ」
風見将吾:「社会部ね。もう安牌の選挙でいい気がしてきたな……なんかあったって?」
胡桃澤編集:「一週間くらい前に東町の方で殺人事件があったのご存知ですか?」
風見将吾:「……」「知ってる」
風見将吾:普段どれだけ仕事を抱えていても、殺人事件、誘拐事件は目を通すようにしている。
風見将吾:それが近隣で発生した事件ならなおさらだ。
胡桃澤編集:デスクをガサゴソと漁り資料を取り出す。
風見将吾:「あれ、でもあれ東町だっけ。俺が聞いたの南町だったような」
風見将吾:「もしかして一件じゃない?」
胡桃澤編集:「流石は風見さん」
胡桃澤編集:「一週間で三件の変死が報道されてますね」
風見将吾:「……連続殺人事件。いや、変死だから"怪死事件"か」
胡桃澤編集:「殺人の疑いとして報道されたのは最初の一件だけなんですが」
胡桃澤編集:「どうもそれも含めて警察発表が固いっていうか」
風見将吾:「だよね? ちゃんと報道されてたら俺全部知ってるはずだもん」
胡桃澤編集:「あまり情報が降りてこないって編集長がぼやいてましたね」
風見将吾:「まあ、発表してくれないんじゃあなあ。今どき地道な聞き込みってんでもないし」
胡桃澤編集:「それでーなんですけど」
風見将吾:「嫌だなあ」 先読みして嫌そうな顔をしている。
胡桃澤編集:「風見さん変なコネ持ってますよね、私達が知らないようなネタ元からたまに」
胡桃澤編集:「面白い記事だしてくれるじゃないですか」
胡桃澤編集:「なんというかぁ、警察関連のコネとかないですかぁ」
風見将吾:「まーね。幼馴染が色々と……色々だったり、俺自身も冴えてるからね」 幼馴染も自分も能力者だからだ。
風見将吾:「ケーサツかんれんのコネね~~」
風見将吾:「二つくらいあるんだけどさあ。いや聞いてよ」
胡桃澤編集:「お願いしますよぉ~」
風見将吾:「俺が顔出すと露骨に嫌な顔すんだよねそのうちの一人がさ」
風見将吾:「もー一人ともギクシャクして疎遠だしさ……」
風見将吾:「……これスクープ取ってきたら、報酬デカい?」
胡桃澤編集:「でもでも、嫌な顔されても喰らいつくのが記者の仕事だって言いますし~」
胡桃澤編集:「…正直言ってですね。このネタは他紙も全然追えてないらしいんですよ」
胡桃澤編集:「ウチが一番でヌケればデカいです」
風見将吾:「うまいこと取ってこれたら、風見将吾の独占記事か」
風見将吾:「……よし。あたってみるよ。ネタがとれたら十海サンだけに記事下ろす」
胡桃澤編集:「新聞と雑誌で一発独占で」
胡桃澤編集:「やりぃ!期待してますよぉ」
風見将吾:「でもケーサツだからな! まじであいつら面倒だから、報酬は弾んでくれよ! ほんと!」
胡桃澤編集:「経費の方は領収書あげてくだされば編集長に掛け合いますんで!」
風見将吾:「よっしゃ。経費にかこつけて高い喫茶店いこ」
胡桃澤編集:「ちゃんとと取材してくださいよ~」
胡桃澤編集:「あ、そう言えば市内に出来た新しい喫茶店」
風見将吾:「じゃー早速コネあたってみるよ。今日、ちょうど武術指導で署に行ってるはずだからさ」
胡桃澤編集:「駅前なんですけどケーキが美味しいらしいです!」
風見将吾:「お? なに? 美味しかったって?」
風見将吾:「ケーキか~。いいね。勲に差し入れでもしてやっかな」
風見将吾:「あんがと胡桃澤サン、いいこと聞いた。……あとさ」
風見将吾:「毎度のことで悪いんだけどさ」
胡桃澤編集:「はい、何でしょう」
風見将吾:「神隠し事件」
風見将吾:「なんか最近あったとかそういう話、聞かない?」
風見将吾:「どんな些細なやつでも、未遂でもいいよ」
胡桃澤編集:「そうですね、そういう関連の発表はないです」
胡桃澤編集:「あー、でも」
胡桃澤編集:「なんだったかな、家出が増えてるとかそういうのの特集を社会部が企画してたことがあったかも」
胡桃澤編集:「都市部へ憧れる若者の事情とかそういう堅い記事」
風見将吾:「家出、かあ。家出ねえ」
風見将吾:(あの事件も、ただの家出ならよかったんだけどな) ボソリとつぶやく。
胡桃澤編集:「まあ、実際都市部へ出向いて取材とかもしてたらしいので」
胡桃澤編集:「神隠しとは違うかもですね」
風見将吾:「いや、参考になったよ。ありがとう」
風見将吾:「ともかくまずは怪死事件のほうだな。行ってきまーす」
胡桃澤編集:「はーい、また何か有ったら連絡します」
風見将吾:胡桃澤さんのお尻を軽く撫で、そのまま出ていきます。
GM:丁度、ビルを出たそのタイミングで
GM:君の携帯に着信があります。
風見将吾:「……ん」
GM:月に1~2度かかってくる電話。
GM:着信表示は風見裕二。
風見将吾:「………………」
風見将吾:「…………」 ナイスタイミングとも、すごく嫌そうとも思える顔で出ます。
風見将吾:「ハーイ裕二クン! お兄ちゃんだヨ!」
風見裕二:「…たまに出たと思ったら」
風見将吾:「いやだってお前さ、マジメに出たら出たですぐお説教になるからさ……なるべく空気を明るくしたくて」
風見裕二:「兄さん、たまには家に帰ってきてください」
風見裕二:「不真面目に出ても同じですよ」
風見将吾:「家ね! 帰るよ。帰る帰る。というかちょうど今日あたり帰って……お前とちょっと話したかったんだよね」
風見裕二:「まったく…そういうところですよ」
風見裕二:「話?」
風見裕二:「ええと、そう僕からも話はあるんです!」
風見将吾:「そ、話。電話だとちょっとね。LINEとかメールもよろしくない」
風見将吾:「いいね、兄弟以心伝心って感じじゃないか。早速今からどう?」
風見裕二:「相変わらず、怪しい事に首を突っ込んでいるんじゃないでしょうね」
風見裕二:「いいですよ」
風見将吾:「やった! ありがとう裕二! 持つべきものは弟だ!」
風見裕二:「で、今どこですか?」
風見将吾:「十海出版の前」
風見裕二:「わかりました、そんなに離れていないので僕からそちらへ行きます」
風見裕二:「ちょうど武術の指導が終わった所なので」
風見将吾:「そりゃよかった。いい話ができそうだ」
風見裕二:「十海署からそこまでなら5分くらいです」
風見裕二:「ビルの一回に流行ってない喫茶店がありましたね」
風見裕二:「そこで」
風見将吾:「おい流行ってないとか言うな! あそこの内装のセンスはピカイチなんだぞ! 内装のセンスだけは!」
風見将吾:「んじゃ、喫茶店で席取って待ってるよ。よろしくな」
風見裕二:「で、話は良いですけれど要件はなんですか」
風見将吾:「あ、今聞く? まあいっか」
風見裕二:「兄さんからの話はそんなのばっかりでしょう」
風見将吾:「例の……東町を切っかけにした連続怪死事件があるだろ。今三件目くらいの」
風見裕二:「またそんな事に」
風見将吾:「知りたいものは知りたいんだよ。警察がなんで報道を制限してる?」
風見将吾:「フツーなら全部開示するべきだ。……お前ならなんか聞いてるだろ、噂くらいは」
風見裕二:「僕も詳しくは知りませんね、でも」
風見裕二:「最近できた署長の直轄の部署の預かり案件になったみたいですね」
風見将吾:「なんだそりゃ。直轄部署? バイオハザードの特殊部隊みたいだな」
風見裕二:「ほら、向井さん。偉い人の寄り合いで居たでしょう向井さんのお爺さん」
風見裕二:「あのお孫さんが今署長なんです、向井の家は昔からそうですからね」
風見裕二:「小さな部署で人員も少ないから話が漏れてきませんね」
風見将吾:「俺、そういうの良くないと思うんだよなあ。コネっていうか世襲まがいっていうか……んまあいいか」
風見将吾:「よくわかった。そいつらが少人数でコソコソと事件を隠蔽してるってことはな」
風見裕二:「兄さん、そこつつくつもりですか?」
風見将吾:「つつくつもりだけど?」
風見裕二:「やめておいた方が良いと思いますけど」
風見将吾:「いや、やめないよ。俺にもジャーナリストとしての誇りと、国民に真実を伝える義務がある」
風見裕二:「…わかりました。」
風見裕二:「そっちは僕が聞いておきます。少なくとも」
風見裕二:「警察には僕の方が信用があるので」
風見将吾:「あとなんだろな。食い扶持稼ぎにもなるし、胡桃澤サンのお尻触ったこともチャラになりそうだし……あ、聞いてない? はい」
風見裕二:「今の兄さんがそんなの聞きに行って警察沙汰にでもなったら困ります」
風見将吾:「……それもそうだな。俺が警察行っても追い出されるのがオチか」
風見将吾:「でもさ。お前それ、タダでやってくれるわけ?」
風見裕二:「風見道場の跡取りが警察沙汰になると困りますので」
風見裕二:「…タダ。そうですね」
風見将吾:「跡取りはお前だよ。俺なんかじゃない。……で、タダ?」
風見裕二:「じゃあ、代わりに」
風見将吾:「タダがよかったな……はい、なんでしょう。何なりと仰って下さい」
風見裕二:「十海の御当主への定例の挨拶」
風見裕二:「あれ、兄さんが行ってください」
風見将吾:これはこれまで経験があるやつですか?
風見裕二:「本来は長男が行くべきところです」
GM:ありますね
風見将吾:「……わかったよ、お前が警察に聞き込みしてくれんだもんな。俺が行くよ……でも何があっても知らないからな」
風見将吾:「今の俺は明らかに不良のチンピラ崩れ記者なんだから」
風見裕二:「構いません、今は御当主ではなく奥様が対応してくれていますから」
風見将吾:「あ、そうなの? 多少は気が楽だなそれは」
風見裕二:「お優しい方ですし、型通りの挨拶で大丈夫です」
風見将吾:「ヒゲも剃らなきゃダメかなあ。わかった、行ってくる」
風見裕二:「十海別宅の方へ明日お願いしますね」
風見将吾:「そんかわりケーサツの方は頼むぞ」
風見裕二:「はいはい、わかりました」
風見将吾:10日くらい前に整えたものの、今やすっかりボーボーになった無精髭を軽く撫でる。
風見将吾:「んじゃ切るぞ。……ああ、あと裕二」
風見裕二:「なんですか?」
風見将吾:「色々押し付けて悪いな。今度ケーキおごるよ」
風見将吾:返事を待たずに電話を切る。
風見将吾:「ご挨拶は明日か。とりあえず今日は床屋行って、髪切るついでにヒゲも整えてもらって……」
風見将吾:「勲んとこでも、軽く顔出してみっかな。居りゃあいいけど」
風見将吾:ぽりぽりと頭をかきながら、その場を後にする。
GM:----
GM:シーン終了
GM:ロイスの取得が可能です
風見将吾:ロイス!
風見将吾:風見裕二 推奨感情P:信頼/N:食傷 シナリオロイスは弟なんですが
風見将吾:初期ロイスにいるんですよね弟……w 感情だけ信頼/食傷に変えておきます。
風見将吾:胡桃澤ちゃんもかわいかったけどさすがにちょっと様子見かな。以上です。
GM:はーい
OP2:壱条ゆゆ
GM:登場をどうぞ
壱条ゆゆ:仁奈川伊由の侵蝕率を1d10(→7)増加(29→36)
壱条ゆゆ:ん
壱条ゆゆ:初期値が違うな 31→38です
GM:OK
GM:----
GM:十海市、山野辺地区。
GM:山際にある農家や林業関連の家が僅かに残る地域。
GM:地元の建設会社の土木事務所にそれはあった。
GM:発見した作業員は慌てて警察に通報、ほどなく巡回中の巡査が到着。
GM:十海警察署、捜査一課への通報は発見から30分ほどでなされた。
GM:そして今、君は現場に居る。
GM:周囲は警官により封鎖テープで一般人の立ち入りが禁止されている状態だ。
壱条ゆゆ:「…………。……」
壱条ゆゆ:パトカーを降り、テープを越えて歩いてくる。
GM:プレハブ小屋の簡易な扉は当目に見ても異様な形でねじ曲がっている。
GM:入りますか?
壱条ゆゆ:緊張した面持ちで、手袋を締め直し、中に入ります。
GM:異臭が鼻をつく。
GM:腐敗臭ではないが血と肉の臭い。
GM:プレハブ小屋の中はは血で赤く染まっていた。
壱条ゆゆ:「っ、……これは………」
GM:真っ二つに引き裂かれた死体が部屋に転がっている。
GM:刃物を使ったとは思えない力任せの感じ、そして獣に食荒らされたかのように胴が欠損している。
壱条ゆゆ:R案件の研修は受けている。資料として、こういうものに触れたこともある。
壱条ゆゆ:それでも、ここまで直接的で、新しい死体を目にするのは初めてだ。
壱条ゆゆ:「……」 軽く両手を合わせ数秒、目を瞑る。
向井署長:「うげっ?」
GM:君の背後で声がする
GM:外にあわただしく走り去る音
向井署長:「おえぇー…っぷ」
壱条ゆゆ:「……。……」
向井署長:「あー…酷いなこりゃ」
GM:口元を拭いながら30代半ばほどの女性が
GM:やってくる。
GM:君の上司である十海警察署署長の向井玲子。
向井署長:「どうだね、それは」
壱条ゆゆ:目を開け、細目で見る。「署長。故人の前ですよ」
向井署長:「わかってるわよ、そんな事は」
壱条ゆゆ:「……でしょうが。獣……食い荒らされた」
向井署長:「この手の専門家はうちには居なかったのでね」
壱条ゆゆ:「食い荒らされたような傷痕。熊か、虎でも、そうそうこうはなりません」
向井署長:「熊ね、まあホッキョクグマとかさ。漫画に出てくるようなデカいヒグマ?」
向井署長:「それの実物は見た事ないけれど、それにしたってね」
壱条ゆゆ:「北陸ならばともかく。本州のツキノワグマでは、これは無理だと思います……その扉も含めて」
向井署長:「螺子切れかけてるわけだしな」
向井署長:「つまり、人間の犯行ではない?」
向井署長:「そして野生動物の可能性も低い?」
壱条ゆゆ:「断定はまだ早いかと思いますが、恐らくは」
向井署長:「良し、いいでしょう」
向井署長:「そういう判断をしてもらうために君を呼んだんだ」
向井署長:「正解だったな」
壱条ゆゆ:「恐縮です」
向井署長:「あー、聞いた通りだ。以上!現場を可能な限り回収して撤収だ」
壱条ゆゆ:「不審人物等がいなかったかどうか、……」
向井署長:「あー…そういうの良いから良いから」
壱条ゆゆ:「? どういうことですか」
向井署長:「本件は『特別犯罪対策室』預かりとする捜査一課の諸君はご苦労だったね」
向井署長:「後片づけヨロシク」
向井署長:「どう?どうとはどういう事かな壱条君」
壱条ゆゆ:「仮にR案件でも、通常の捜査方法は必要だと思うのですが」
向井署長:「やれやれ、それはR案件の研修でそういう風に?」
壱条ゆゆ:「無論、捜査員が犯人と直接に対峙することは避けるべきですが」
壱条ゆゆ:「……ええ、はい」
向井署長:「そうか、では仕方がない。ちゃんと説明が必要だ」
向井署長:「まさに今君が行った通りの事だよ」
向井署長:「君はこの惨状を人間が実現できるとは思わないだろう?」
壱条ゆゆ:「はい」
向井署長:「危険生物の可能性もあるかもしれないが、それ以上の危険の可能性もある。そうだね?」
壱条ゆゆ:姿勢を正し、署長の言葉を吟味する。
壱条ゆゆ:「その通りです。そしてその場合、これ一件では終わらない可能性も、低くはありません」
向井署長:「なるほど」
向井署長:「だとしてもだ」
向井署長:「人間の起こした事件でない案件に普通の捜査官を出して危険にさらせない事くらいは」
向井署長:「理解してもらいたいわ」
壱条ゆゆ:「……それは、」
壱条ゆゆ:「署長がおっしゃられる通りです。私が浅薄でした」
向井署長:「君の仕事は捜査じゃない。余計な詮索をされないように事件を迷宮入りさせる事だ、理解したかね」
向井署長:「この手の事件には、マスコミや興味本位の野次馬が首を突っ込みガチだ」
向井署長:「そういう人を危険から遠ざける、これも立派な仕事というわけ」
壱条ゆゆ:「勉強になります」
向井署長:「うんうん、理解が良くて助かるよ」
壱条ゆゆ:「……ですが。迷宮入りという表現はどうかと」
向井署長:「んん、そうだね。変死、または病死で処理する事にはなるんだが」
向井署長:「それで事件は解決だよ」
壱条ゆゆ:「……待って下さい、それでは犯人の捕縛、ないし処分が果たされていません」
向井署長:「犯人か、ではその犯人の捕縛を誰がやるんだね」
壱条ゆゆ:「それは、……」
壱条ゆゆ:この町に来て配属された『特別犯罪対策室』の人員を思い浮かべる。
GM:署長、君、事務員。
GM:以上。
壱条ゆゆ:「……その為の部署だと?」
向井署長:「一地方都市に君の様なエリートが配属されただけでも十分に有り難い事なんだ」
向井署長:「他の街なんかは酷い有様だぞ。良く解らない謎の組織が勝手に動いているらしい」
壱条ゆゆ:「な、……ん……」
壱条ゆゆ:何か言い募ろうとするが、確かに、知識の上ではありえなくもないことだと分かる。
向井署長:「いや正直、ここまでグロイ案件は私も初めてだからね」
向井署長:「こういうのはレアケースさ」
壱条ゆゆ:オーヴァード犯罪というものは、絶対的に件数が少ない。そして何より、UGNという、文字通り全世界規模の組織がある。
向井署長:「ここまで酷いと何かしたくなってしまうのはわかるよ、うん」
向井署長:「で、あるからだ。そういう物だと思って…おっと」
壱条ゆゆ:「解決ではなく、事件の判断と隠蔽のみを行うと……」
GM:署長の携帯に着信がある。
向井署長:「あー、向井だが」
向井署長:「あ、はい!これは」
向井署長:「いえ、そうですね。例の案件だと」
向井署長:「ですので今まで通りの処置で、は?追加の人員ですか?」
向井署長:「ええ、今目の前に」
向井署長:「は、はあ。お会いになりたいと」
向井署長:「継続案件で?しかし現状では」
壱条ゆゆ:「……?」
向井署長:「はい、わかりました」
向井署長:「いえ、明日。お伺いいたします」
壱条ゆゆ:配属された部署の現状に軽くショックを受けつつも。
向井署長:「ハァー…」
壱条ゆゆ:電話の内容にも耳を傾けている。
向井署長:「あー、現場処理はそのまま続けてくれ」
向井署長:「ただ、事情聴取は簡易に行うように」
向井署長:「あとは、防犯カメラのデータがあれば対策室に送れ」
壱条ゆゆ:「はい。了解いたしました」
GM:捜査員たちに指示を出す
向井署長:「君には別の仕事だ壱条」
壱条ゆゆ:「なんでしょうか」
向井署長:「最低限の聴取は捜査員がやる、その時点で対策室預かりに変わりはない」
向井署長:「君、以前表彰されただろう」
壱条ゆゆ:「訓練校時代のことですが」
壱条ゆゆ:「それが何か?」
向井署長:「その件が十海の御当主の耳に入ったそうだ」
向井署長:「正確には奥様の方だが」
向井署長:「一度お会いになりたいと」
壱条ゆゆ:「十海の……ご当主が?」
向井署長:「仰られている」
壱条ゆゆ:「あ、いえ、奥方の? ……え」
向井署長:「そうだな、捜査もあるいは続けても構わないそうだ」
壱条ゆゆ:やや狼狽する。一時離れていたとはいえ、この町に住む者としては、聞き流せない名前だ。
向井署長:「人でのアテもあるらしい」
壱条ゆゆ:「……??」
壱条ゆゆ:「それも、十海家の意向ということですか」
向井署長:「どうかな、御当主なのか奥様なのか。あるいは市長か」
向井署長:「そんな事を詮索するのはやめておいた方がいい」
壱条ゆゆ:「は……」
向井署長:「捜査をしたいのなら、相手の機嫌は損ねないことね」
壱条ゆゆ:「ひとまず、奥方の家に向かえばよいということですね」
向井署長:「危険業務は勘弁して欲しいんだけどなあ」
向井署長:「ん?ああ、明日な」
向井署長:「丁度定例の挨拶がある」
向井署長:「そこに連れて来いとの事だ」
壱条ゆゆ:「定例の……」
向井署長:「古臭いしきたりだよ」
壱条ゆゆ:「旧家の方々に混ざるということですか。……この格好で問題ありませんよね」
壱条ゆゆ:旧家の、という響きに、何人かの顔が浮かぶ。
向井署長:「まあ、構わんだろう」
向井署長:「そこまで堅苦しい席ではないし」
向井署長:「奥様は温和な方だ」
壱条ゆゆ:もう長く会っていない、袂を分かった幼馴染の顔も。
向井署長:「失礼でない程度なら、スーツで大丈夫だろう」
向井署長:「やれやれだ。私は一足先に署にもどる」
向井署長:「あまり余計な詮索はしないようにな」
壱条ゆゆ:「お気遣いありがとうございます、署長」
向井署長:「初動捜査は流石に新人の君より捜査一課の方が優秀だぞ」
向井署長:「あー…しばらく肉食べらんないわよ」
壱条ゆゆ:「お任せ出来るのなら、それ以上はありません。……ああ、ただ一件」
向井署長:「何か?」
壱条ゆゆ:「念のため、周辺山林への人払い令は回して頂けると」
壱条ゆゆ:「対象が熊や虎でなくても、同じように動くモノである可能性はあります。効果は零ではありません」
壱条ゆゆ:「教本通りの対応で申し訳ありませんが、御一考下さい」
向井署長:「良いだろう、野生動物の可能性も無いわけではないしそういう名目は立つな」
向井署長:「だが、それがどの程度役に立つか…だな」
壱条ゆゆ:「有難うございます」
向井署長:「署に戻ったら、東町の南町の資料も見ておくと良い」
向井署長:「手を出さない方が良いと思えるかもしれないぞ」
向井署長:「では、明日な」
GM:----
GM:シーン終了です
GM:ロイスの取得が可能です
壱条ゆゆ:向井玲子 P:敬意:○/N:隔意
壱条ゆゆ:異常です
壱条ゆゆ:以上です
GM:はいでは
GM:今日はここまででセーブします
GM:お疲れさまでしたー
風見将吾:お疲れ様でした!
壱条ゆゆ:お疲れ様でした!
OP3:露野勲
GM:登場をお願いします
露野勲:1d10+33
DoubleCross:(1D10+33)→3[3]+33→36
GM:----
GM:十海市内、中央区繁華街。
GM:駅前から伸びるアーケードの色からブルーマリンロードと呼ばれている。
GM:正式名称は青海通り商店街。
GM:古くからある商店街だったが近年は再開発が進み様々な施設が周辺に進出してきている。
GM:その中では、比較的古い町並みの一角にその事務所はあった。
GM:一階に地元のマイナーなコンビニが出店するアパートの二階。
GM:扉の横には「私立多目的調査 露野」の表札がかけられている。
GM:君はかかっていて案件を終え、事務所に戻っていた。
露野勲:「……」 デスクの上に並べた日本人形を、大きな手から想像できないような器用さで解体する男が一人。
露野勲:「……やっぱりな」 頭部の髪の毛を慎重に取り外す。 「ただの人間の毛だ」 江戸時代に作られたものでは、しばしばある。
露野勲:「にかわに血を使ってる。そのせいで、……呪いの日本人形みたいに見えた……自然現象だ。ただのトリック……」
露野勲:「……」 分解道具を放り出す。
露野勲:「血を流す呪い人形、これで終わりだ」 事件簿に手書きで記入する。この件の経費を請求しなければならない。高くついた。
露野勲:その事件簿の末尾に、「ハズレ」と書き足す。……一向に、当たりにはたどり着かない。
露野勲:必ずある。そのはずなのだが。
GM:そんな時、扉をノックする音が聞こえます。
GM:コンコン。
???:「あのぉ~、すいませぇ~ん」
露野勲:「……ンだよ」 苛立った声をあげる。
露野勲:「誰だ? 鍵はかけてある」
露野勲:「それでも入れるなら入れ。入れないなら開けてやる」
???:「鍵かかってたらは入れないじゃないですかぁ~」
露野勲:「どっちのタイプだ?」
露野勲:「……入れないタイプか」
露野勲:ため息をついて、鍵を開ける。ついでにドアも 「誰だ、あんた?」
???:「こんにちは~」
???:「デリバリーGK学園から来ましたエリーでーす」
露野勲:「ンだよ、マジで……クソ。頼んでねえよ」
???:「あれ?店長にここに行けって言われたんですけどぉ」
???:「聞いてないです?」
露野勲:「その店長がどうかしてんだよ。脳の精密検査してもらえ。……ああ、いや、待て」
エリー:「おっかしいなあ」
露野勲:「どんな店長だ?」
GM:と話しているエリーさんの目が虚ろになっていきます
GM:そして口元が歪む。
露野勲:「ああ? ……おい」 リボルバーを引き抜く。
エリー:「『どんな店長だぁ?』」
エリー:「『相変わらず暇そうにしてんなぁ』」
GM:口だけが表情に関係なく滑らかに動き。
GM:声を紡ぐ。
露野勲:「っせーんだよ! もうちょっとわかりやすい接触方法にしろ!」
エリー:「『いつも通りだろ、ショット・ガンダースン』」
エリー:「『ヒマか?』」
GM:君は知っているだろう。
GM:ガールズトークという名のヤクザを。
GM:その姿を誰も見た事はないが。
露野勲:「いつもだから迷惑してんだよ! メールでもSNSでも色々あるだろ……”ガールズトーク”」
GM:この街の風俗を仕切っているヤクザの幹部である。
露野勲:「俺はどうせあんたと違って暇人だよ。クソが」
GM:メッセンジャーと呼ばれる少女を介して対話を行う。
GM:そういう能力者だ。
GM:だからガールズトークと言う。
エリー:「『ま、ヒマなら良かったよ』」
ガールズトーク:「『丁度、お前好みの仕事があってなあ』」
露野勲:「俺はちっともよくねえけどな。……仕事の話か。俺が好きそうな……っつーと」
ガールズトーク:「『お前、アレだろ。変な事件を探してたよな前に』」
ガールズトーク:「『オカルトとか、そういうの』」
露野勲:「……そうだ。単なるオーヴァードが絡んで殺し合ってるっていうだけじゃない……もっとデカい意味の」
露野勲:「そう、オカルトだ」
ガールズトーク:「『OK、いいねえ』」
ガールズトーク:「『そういう感じのネタでお前みたいな探偵をご所望の依頼人が居るんだよ』」
ガールズトーク:「『紹介してやらんでもないぜ』」
露野勲:「なにが『いいねえ』だ。勝手に状況を把握すんな。……どんな依頼人だ? 言っとくがな、俺はまた肩透かしのオカルト案件を終わらせたばっかりなんだ」
露野勲:「マジでしょうもねえ話なら、いまこの段階で打ち切るぞ」
ガールズトーク:「『何だよ、せっかくの話なのに』」
露野勲:「……一応、掴みだけ聞かせてくれ」
露野勲:「ガキじゃねえんだから、それで判断する」
ガールズトーク:「『曰く付きの品を探してほしいって人が居る』」
ガールズトーク:「『マジモンのヤバい品さ』」
露野勲:「ふん! トチ狂ったやつはみんなそう言うんだ」
ガールズトーク:「『それに関わったヤツは神隠しに会うんだとさ』」
露野勲:「これこそマジのヤバい品! ってな。そういうのはみんな揃いも揃って……、なに?」
露野勲:「なんつった。おい。神隠しだと?」
ガールズトーク:「『所有者が消える。そういう逸品だ』」
ガールズトーク:「『興味、あるだろう?』」
露野勲:「……だから持って来たんだろ。答えをわかってるくせしやがって。気に入らねえな……。……。そのヤバいブツってのは」
ガールズトーク:「『キヒヒ、喰いつくと思った。神隠し、な。お前そういうの探してただろ』」
露野勲:「まあな。どんなブツなんだ。人形か? 装飾品か? それとも……」
露野勲:「お守りか?」
ガールズトーク:「『だからよ、こりゃあ。仕事の斡旋じゃねえんだ。お前に恩を売りにきたんだ』」
ガールズトーク:「『それは依頼人に聞いてくれ』」
ガールズトーク:「『借りを作ると言っても良いな』」
露野勲:「依頼人は別かよ。クソ。面倒だな……だが……」
露野勲:「逆に信憑性が出てきたな。誰だ? 依頼人っつーのはよ」
ガールズトーク:「『あたりめーだろ、俺がそんな品物を欲しがるわけないだろ』」
ガールズトーク:「『教えない』」
ガールズトーク:「『というのは、だ』」
露野勲:「ああ!?」
ガールズトーク:「『紹介するのはやぶさかじゃねえが』」
ガールズトーク:「『その代わりに、別の仕事を受けて貰いたいんだ』」
ガールズトーク:「『依頼人の紹介はそのご褒美だな』」
露野勲:「……別の仕事。そっちをやらせるのが、あんたの本命ってわけか?」
ガールズトーク:「『そう、話が早くて助かるな』」
ガールズトーク:「『断りにくい仕事が舞い込んだんだが』」
ガールズトーク:「『どうにもやる気が出ねえ』」
ガールズトーク:「『そういう面倒事は他人に振るに限る』」
露野勲:「何がやる気だ。ンな面倒な仕事かよ。町内会のドブ攫いか?」
ガールズトーク:「『この街で一番偉いのは誰だかわかるか?』」
ガールズトーク:「『十海のお殿様さ、昔からそうだ』」
露野勲:「……市議会なんか相手にならねえってか」
露野勲:「やっぱり町内会のドブ攫いみたいなもんだな」
ガールズトーク:「『ま、そうだな。ドブ攫いは良い例えだ』」
ガールズトーク:「『噂くらいは知ってるかもしれねえが』」
ガールズトーク:「『今、街でちょっとした事件が起きてる』」
露野勲:「連続怪死事件……だったか?」
ガールズトーク:「『そう、それだ。それで俺も忙しい』」
ガールズトーク:「『被害者の一人はウチで働いてた嬢だ』」
ガールズトーク:「『素行は良くなかった、トラブルに巻き込まれるタイプだった』」
ガールズトーク:「『殺されたと聞いても、不思議じゃねえ』」
ガールズトーク:「だが連続怪死事件となると話が違う』」
露野勲:「ふん。商品に手を出されちゃ、あんたもさぞ愉快だろうな。……クソみたいな事件だ」
ガールズトーク:「『で、だ。更にいうなら』」
ガールズトーク:「『その女を含めて5人、ウチの組に関わりのある人間が姿を消している』」
ガールズトーク:「『死体が出たのは、その女だけだ』」
ガールズトーク:「『俺としては、それに頭を悩ましていてな』」
ガールズトーク:「『お殿様の御依頼を受けてる場合じゃねえんだわ』」
露野勲:「狙われてんのか、お前ら。……まあ、それどころじゃねえな」
ガールズトーク:「『お殿様のほうは事件をご憂慮なされていて、腕のたつ連中を一人よこせと仰せだ』」
ガールズトーク:「『そっちはそっちで同じ事件の調査になるんだろうが』」
ガールズトーク:「『俺は自分の所を優先したいからな』」
露野勲:「もういい、わかった」
露野勲:「……いいぜ。さっきの話の『依頼人』を紹介する気があるなら、お殿様のご命令とやらを引き受けてやる」
露野勲:「それでいいんだろ?」
ガールズトーク:「『それでいい』」
ガールズトーク:「『あと、ついでに俺の方にも報告をよこせ』」
露野勲:「……だろうな。二つ、確認させてくれ」
ガールズトーク:「『言ってみな』」
露野勲:「金は出るのか? 俺もメシを食わなきゃならねえ」
ガールズトーク:「『そうだな、俺から出そう』」
ガールズトーク:「『ついでに探し人を見つけてくれりゃあ、追加で出す』」
露野勲:「いいだろう。いくらご褒美があっても、タダ働きで駆けずり回るのは御免だからな」
ガールズトーク:「『死んだ女のヒモだった男だ、こいつは消える前に店の金を持ち逃げしている』」
ガールズトーク:「『見つけたら知らせろ』」
露野勲:「……わかった。それと、俺はあんたらの組からの一員を名乗りゃいいのか? それとも代理ってことでいいのか?」
ガールズトーク:「『代理で良い』」
露野勲:「そいつは助かる。ヤクザどもの一員らしい顔をしなくて済むからな」
ガールズトーク:「『四日市組の代理だと言えばわかる』」
露野勲:「そいつで行こう。請け負った。……だから、さっさと」
露野勲:「この女を帰らせて、あんたは失せろ。たったいまから俺は忙しい」
ガールズトーク:「『そうだな、いいだろう、それに』」
ガールズトーク:「『これもある意味、神隠しと言えるんじゃないか?』」
ガールズトーク:「『街から人が消えている、依頼はそのうちの一人を探す事、アンタの得意分野だろ?』」
ガールズトーク:「『キヒヒ…』」
露野勲:「……かもな。そう……人を探すこと」
露野勲:「そいつが俺の得意分野だ」 泣きそうな顔で笑う。 「誰だってすぐに見つかるんだ。探偵ってやつはな」
エリー:「あのぉ~」
エリー:「探偵さんだったんですかぁ?」
GM:ぽかんとした顔で女が立っている。
露野勲:「そうだ。だから何かの間違いだ、さっさと失せてくれ」 五百円玉を弾いて渡す。
GM:五百円をキャッチする。
露野勲:「お疲れさん。あんたのクソ店長に文句言っとけ」
エリー:「はい?」
露野勲:「無駄足運ばせやがって、たまには自分で顔を出せってな。以上だ」
エリー:「ぶぅ~、何かわかんないですけど」
エリー:「わかりましたぁ」
GM:五百円をしまい込み女は去って行った。
露野勲:(……探偵は、人探しが得意なんだ) ポケットの中で、小さなコインを握りしめる。玩具のコインだ。
露野勲:(本当ならな。そうじゃなきゃいけないんだよ) 子供の頃の番組で、ヒッターマンが変身するときに使うコインだった。彼は探偵のヒーローで……
露野勲:(そんな風になれればよかったな)
露野勲:ドアを閉めます。
GM:----
GM:ロイスの取得が可能です
露野勲:”ガールズトーク”に、敬意〇/憤懣で取ります!以上!
GM:了解です。
OP4:仁奈川伊由
GM:登場をお願いします
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→7)増加(29→36)
GM:そこそこ増えた
GM:----
GM:十海市、西区。
GM:閑静な住宅街。
GM:武家屋敷風の旧家が点在しており。
GM:古くは街の中心だった場所である。
GM:その中でも一際趣のある建物。
GM:十海別邸。
GM:石垣に囲まれた手入れされた庭園の傍にあるお屋敷である。
GM:庭を一望できる洋室のテーブル。
GM:その上には。
GM:ふんわりとした卵焼き。
GM:良い香りを放つ焼き魚。
GM:数種類のお漬物。
GM:丁寧に淹れられたお茶。
GM:そして白いご飯と焼き海苔。
GM:君の目の前に並ぶおいしそうな朝ごはんである、
GM:そして君の向かいにはニコニコと笑う初老の女性が座っている。
仁奈川伊由:(お、おいしそう………)立ちのぼる匂いにクラクラしている。
十海絹江:「どうかしら?」
十海絹江:「洋風の方がよかったかな」
仁奈川伊由:「あっ、いえ!あたし白ご飯とお味噌汁が大好きなので」
十海絹江:「若い子が一緒のご飯だから張り切っちゃった」
仁奈川伊由:「もうサイコーの朝ごはんです……いやあ、えへへ」照れ笑い。
GM:この家の主の妻。
GM:十海絹江。
GM:君が居候している家を取り仕切っているのが彼女である。
十海絹江:「ホント?良かったわあ」
十海絹江:「遠慮せずに食べてね」
十海絹江:「ヒロミちゃんがいきなり連れてきた時はびっくりしたけど」
仁奈川伊由:「ありがとうございます!いただきます!」
十海絹江:「伊由ちゃんが良い子でお婆ちゃん嬉しいわ」
仁奈川伊由:元気よく言って、さっそくお味噌汁に飛びつく。
仁奈川伊由:「うわっ、美味しい…高級な味がする…」
十海絹江:「あの子ったら、年頃の女の子といい年した男が一緒に住めないわ。とか言っちゃって」
十海絹江:「変な所常識的よねえ」
仁奈川伊由:「アハハ、ヒロちゃんなら全然大丈夫だって言ったんですけどね…」
十海絹江:「そうよねえ!まあ、私も一人暮らしみたいなものだったし」
十海絹江:「賑やかになって嬉しいわあ」
仁奈川伊由:「いや、ホント、こっちこそ。こんな成り行きなのに受け入れてくださって、ありがとうございます」
十海絹江:「いいのよう」
十海絹江:「学校はどう?慣れた?」
仁奈川伊由:「そうですね、どーにか仲良い友達もできました」卵焼きをつつく。
十海絹江:「うふふ、それは良かったわねえ」
十海絹江:「お婆ちゃんも高校生の頃が懐かしいわ」
GM:話しているうちにそろそろ学校へ行く時間です
仁奈川伊由:「えへへ」十海さんの笑顔に釣られる。「十海さんの高校生の頃か…、絶対可愛かっただろうなあ…」
仁奈川伊由:「って、わわ!もうこんな時間!」壁の時計を見やり、慌ててご飯をかっこむ。
仁奈川伊由:「ごちそうさまでした! 超美味しかったです!」
十海絹江:「あら、もうそんな時間ね」
十海絹江:「気を付けていってらっしゃい」
仁奈川伊由:「へへへ」はにかむようにして笑う。「行ってきます!」
GM:十海別邸から10数分。
GM:市立、繰械高校。
GM:それなりの歴史がある高校だが去年校舎が新築され外観はとても新しい。
GM:登校する生徒の中に同級生の顔を見つけることができる。
真園彩音:「おっはよー、ニナ!」
真園彩音:転校して数日で仲良くなった真園彩音が声をかけてくる。
仁奈川伊由:「真園!」手を振り返す。「っはよーはよー」
真園彩音:「いやぁ~、いつも元気ですなあ」
真園彩音:「いつもって言ってもまだ知り合ってそんなにたってないけどね」
仁奈川伊由:「アハ、一か月も経ってないね」
真園彩音:「転校生とか珍しいからさ」
真園彩音:「しかも帰国子女でしょ?最初はめっちゃ緊張したけど」
真園彩音:「ニナが良いヤツでよかったよ~」
真園彩音:「ビビるじゃん、しかも転校して数日ホテル暮らしからいきなり十海のお屋敷に引っ越しとか」
仁奈川伊由:「帰国子女ね、ハハ……」そういう設定だったっけか。
仁奈川伊由:「ん、なんていうか…ホームステイ?みたいな感じ。十海さんとウチの両親が知り合いでさ」
真園彩音:「へぇー、すごいなあ」
仁奈川伊由:「ホテル暮らしでも良かったんだけどねー。せっかくなら日本の家庭の生活に馴染めって、パパが…」
仁奈川伊由:適当なことをペラペラ喋っている。
真園彩音:「うんうん、ド庶民な私には無縁の話だぜ」
仁奈川伊由:「うひひ、まだまだマシンガントークしてやっか?」
真園彩音:「したいしたい!と言いたいトコだけど、そろそろ授業始まっちゃうぜッ」
仁奈川伊由:「じゃあ休み時間に続きね! あと数学の課題見せっこしよ」
真園彩音:「おっけー」
真園彩音:「あ、そうだ。ニナ放課後空いてる?」
仁奈川伊由:「空いてるよ。何?なんかあった?」
真園彩音:「ちょっと飼育部の手伝いしてくれると、めっちゃ助かるんだけど!」
仁奈川伊由:「あはは、おっけおっけ」
真園彩音:「やったー、持つべき物は友達だね」
GM:チャイムが鳴り始めます。
GM:生徒たちは慌てて教室に駆け込んでいく。
仁奈川伊由:「あとでお礼してくれるんでしょ?」ふざけて言いながら。「あっ、早く早く!教室行こ」
仁奈川伊由:その波に乗って、自分も教室に向かっていく。
真園彩音:「いいよ!美味しいケーキ屋を見つけたんだー」
GM:そんな会話をしつつ
GM:授業が始まる。
GM:
GM:そして放課後。
GM:校庭の端にある菜園や花壇。
GM:その一角にフェンスで囲まれた鳥小屋がある。
GM:待ち合わせ場所に来た君の前で彩音がしょんぼりした顔で立っていた。
仁奈川伊由:「ごめん、お待たせーって…どしたん、真園」パタパタ向かってきた後、首を傾げる。
真園彩音:「ぴよちゃんが居なくなっちゃったの」
仁奈川伊由:「ぴよちゃん?」
仁奈川伊由:鳥小屋を覗きます。
GM:ニワトリを飼育していたようで。
GM:羽毛などが残っている。
真園彩音:「ニワトリ、私が卵から育てたんだけど」
仁奈川伊由:「……」僅かに顔をしかめる。
仁奈川伊由:「そうだったんだ…。大切な子なんだね」
真園彩音:「フェンスに綻びがあったから、今日修理しようと思ってたんだ」
GM:と指差した先。
GM:フェンスに穴が開いている。
仁奈川伊由:「…こっから脱走しちゃったのかな」
真園彩音:「たぶん、そうかも」
真園彩音:「ねえ、ニナ。探すの手伝ってくれる?」
真園彩音:「張り紙とか、家の近所に貼ってくれるだけでいいからさ」
仁奈川伊由:「この流れで、探さないワケないでしょ」フンッと鼻を鳴らすようにして言う。
真園彩音:「ありがと、もうぴよちゃんが居なくなるのは嫌なんだ」
仁奈川伊由:「そうだね、この穴からだと、学校の外に出ちゃったっぽいから…」
仁奈川伊由:「……もう? 初めてじゃないの?」
真園彩音:「…」
真園彩音:「ううん」
真園彩音:「去年、何か不審者が動物殺したりする事件あったの知ってる?」
仁奈川伊由:「え?」知らない。
真園彩音:「この学校も狙われたんだけどぴよちゃんだけ助かったの」
真園彩音:「犯人はまだ捕まってない」
仁奈川伊由:「ふぅん……」眉を顰める。「未解決事件か」
真園彩音:「あ、でも。これはほら」
GM:鳥小屋を指さす
真園彩音:「血とか付いてないし」
真園彩音:「まだ多分、大丈夫」
仁奈川伊由:「ん!あ、そだね!」
真園彩音:「家で迷いニワトリ捜索のポスター作ってくるから貼るの手伝って」
真園彩音:「あと、ニワトリの目撃情報とか」
真園彩音:「知り合いに聞いてくれるだけでいいから」
仁奈川伊由:「うん。十海さんにも協力お願いしてみるよ」
真園彩音:「ありがとう!ニナ!」
仁奈川伊由:「おうよ!すぐ見つかるからさ、元気出せ!」
真園彩音:「うん、神様にもお願いするし!」
GM:と言って丸い玉のような物を握りしめる。
真園彩音:「これ、今噂のお守りなんだ」
仁奈川伊由:「神様って…」苦笑しようとして。「…噂のお守りぃ?」
真園彩音:「ホントはテスト勉強ヤマカン完璧のお願いするつもりだったけど」
真園彩音:「ぴよちゃんが見つかるのを頼んでみる」
真園彩音:「マユラ様のお守りって知らない?」
仁奈川伊由:「知らない…」怪訝な目で見ている。「そんなのホントに効果あると思う?」
真園彩音:「あるある、マジだよ。凄いって話だよ」
仁奈川伊由:「えぇ~? そんなものに頼まなくたって、あたし達が頑張れば見つかるよ」
真園彩音:「でも、それ以外の努力も必要だよね」
仁奈川伊由:「そうだそうだ」
真園彩音:「ニナの言うのもわかる!」
真園彩音:「よし、ポスター作るから今日は帰る」
真園彩音:「帰り道も探しながらね」
仁奈川伊由:「足元ばっか見て転ばないようにね。あとでラインちょーだい」
真園彩音:「うん、りょーかい」
真園彩音:「じゃあね、ニナ!また明日!」
GM:彩音さんは走って去っていきます
仁奈川伊由:「うん、また明日ー」手を振ってそれを見送る。
GM:その時、君の携帯に着信がある。
仁奈川伊由:「……フン。神頼みでどうにかなるなら、苦労しないっつーの…」
仁奈川伊由:「おう」着信に気付き、出ます。「はいはい、伊由でっす」
GM:相手は火渡ヒロミ。
火渡ヒロミ:「はぁい。学校はどうかしら?」
火渡ヒロミ:「良く勉強してる?」
仁奈川伊由:「してますよー。バッチリ女子高生らしく溶け込んでるもん」
仁奈川伊由:「今も友達に行方不明になったニワトリ探しを頼まれたとこ」
火渡ヒロミ:「ニワトリ?」
火渡ヒロミ:「ふふ、でも友達が出来たのは良い事よ」
仁奈川伊由:「……」少し照れる。「てかさー、帰国子女って設定はどーなの?」
火渡ヒロミ:「でも、外国に居たのは事実でしょ?」
火渡ヒロミ:「良いのよ、そういう風にしとけばアホな男子が避けられるでしょ?」
仁奈川伊由:「過保護…」照れる。
仁奈川伊由:「…もーいいよ。なんか用事?」
火渡ヒロミ:「そうね、用事だわ。スクールライフを満喫中に悪いんだけど」
火渡ヒロミ:「早めにお屋敷に戻って貰えるかしら?」
仁奈川伊由:「いいけど…。何で?」
火渡ヒロミ:「お仕事になりそうって感じ」
火渡ヒロミ:「UGNとしてね」
仁奈川伊由:「スクールライフ満喫も楽しかったんだけどね」へらっと笑う。
仁奈川伊由:「そっちが本分だしね。了解しました」
火渡ヒロミ:「楽しみは楽しみで満喫してちょうだい」
火渡ヒロミ:「この街の伝手で協力者もできそうだから」
火渡ヒロミ:「顔合わせもしたいしね」
仁奈川伊由:「あ、言ってたやつ。はーい、じゃあすぐ戻るね」
仁奈川伊由:「20分後には到着すると思う」腕時計を見ながら言う。
火渡ヒロミ:「うん、良い時間」
火渡ヒロミ:「待ってるわ」
GM:通話が切れます。
仁奈川伊由:携帯をしまい、そのまま校門に向かって歩き出そうとしたところで、ふっと顔をしかめる。
仁奈川伊由:「…ちょっとあんたら、うるさいうるさい。幻覚と幻聴がナマイキ言わないで」
仁奈川伊由:誰もいない方向を見ながら何かを追い払うような仕草をして、踵を返した。
GM:----
GM:ロイスの取得が可能です
仁奈川伊由:真園彩音ちゃんに友情:〇/猜疑心 で取得します
GM:OKです
GM:という感じで今日はここまでです
GM:次回は15日の月曜日 合流シーンからです
壱条ゆゆ:はーい 阿鼻叫喚よ~
風見将吾:ウェイウェイ!
風見将吾:合流だー!
仁奈川伊由:合流ヤッタ~!
GM:お疲れさまでしたー
露野勲:お疲れ様でした!
仁奈川伊由:おつかれさまでした!
ミドル1
GM:合流シーン 全員登場です
GM:登場お願いします
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→1)増加(36→37)
露野勲:1d10+36
DoubleCross:(1D10+36)→9[9]+36→45
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→7)増加(35→42)
壱条ゆゆ:1d10+38
DoubleCross:(1D10+38)→7[7]+38→45
仁奈川伊由:みんなアガってる
GM:緊張してるのかな
風見将吾:そうだ、ログインするたびに立ち絵設定しなきゃ
GM:----
GM:十海家、別邸。
GM:和室。
GM:茶室としても使われているようで。
GM:部屋の隅には釜と炉がある。
GM:その部屋に壱条ゆゆは上司の向井署長と座っていた。
GM:君の中に宿る火車がそわそわと揺らいでいるのを感じる。
壱条ゆゆ:「・・・・・・・・・・・・」
火車:(罪の匂いがする)
壱条ゆゆ:背筋をぴんと伸ばして正座している。
火車:(美味そうな匂いだ)
GM:そんな感じの意思が。
壱条ゆゆ:(え)
GM:君の胸の中で仄かに揺れている。
向井玲子:「どうかしたか?」
壱条ゆゆ:「・・・・・・いえ」
向井玲子:「失礼のないようにな」
壱条ゆゆ:「少し、堅くなっているのだと思います」
壱条ゆゆ:火車との完全な意思疎通はまだ難しい。
向井玲子:「そうか、まあいい」
壱条ゆゆ:「署長はよく来られるのですか。こちらに」
向井玲子:「月に一度の挨拶と、呼ばれた時にな」
向井玲子:「ま不敬のないようにしておけ」
壱条ゆゆ:「呼ばれたときに・・・・・・」
向井玲子:「呼ばれると言っても状況の報告がほとんどだ」
向井玲子:「事件に興味を持たれる事は稀なんだが」
壱条ゆゆ:濁されはしたが。やはり、特殊な関係にあるように思う。
壱条ゆゆ:先ほどの火車の言ではないが。少し居心地が悪い。
向井玲子:「何事も無きように、取り計らうのが我々の仕事だ」
壱条ゆゆ:「・・・・・・はい」来るなら誰か、早く来ないものかと、戸に目を向ける。
向井玲子:「今日は定例の挨拶日も兼ねているから他にも客が来るかもしれん」
壱条ゆゆ:「他の……地主の人々ですか?」
向井玲子:「そうだな、地域の有力者が多い」
壱条ゆゆ:「中心地なのですね」
露野勲:そのとき、茶室の入口の戸が鳴る。 ――がこっ、がここっ、という音。
露野勲:ノックの音のようにも聞こえたかもしれない。
向井玲子:「…どうぞ」
露野勲:「……礼儀作法はこれでいいか? 邪魔するぞ」
露野勲:戸口を軋ませて、灰色の髪の男が入ってくる。
向井玲子:「…見ない顔だな」
向井玲子:「呼ばれて来た口か」
露野勲:「ふん。四日市組の代理でな。こっちも見られちゃ困る顔を……顔……」
向井玲子:「四日市か…手間を惜しんだな」
露野勲:「顔……」 壱条ゆゆに視線を止める。
壱条ゆゆ:「……い」
向井玲子:「裏の連中だ」
向井玲子:「ん?どうした」
壱条ゆゆ:目を見開いている。「……勲?」
露野勲:「……なんで、ここにいる?」 壱条ゆゆを指差す。
露野勲:「このお屋敷の関係者だとかいうのか?」
向井玲子:「ヤクザと知り合いか?褒められたものではないが」
壱条ゆゆ:「仕事だ……仕事です」
壱条ゆゆ:「いえ。その……高校の頃の、同級生です」
向井玲子:「そうか、ふん」
露野勲:「冗談じゃねえぞ……仕事だと……!? それはお前、……ヤクザじゃねえ。こっちもあくまでも代理だ」
壱条ゆゆ:「ほとんど、話したこともありませんでしたが……」その頃には。
向井玲子:「久しぶりに会った同級生がろくでもない事をしているのは警察にいれば良くあることだ」
露野勲:「って、言っても意味ねえな。くそ! なんなんだ。どうなってる……?」
壱条ゆゆ:その頃には、彼はもうこういう顔になりかけていた。……好転は、まるでしていない。
向井玲子:「代理な、まあいい。ここでは同じ立場だ」
向井玲子:「こちらから手を出す事はない」
GM:と言って警察手帳を見せます。
露野勲:「……だったら助かるんだがな。警察、が、絡んでるか……そりゃそうだろうが」
壱条ゆゆ:「そうですね。客だというのなら、どうぞ」
向井玲子:「彼女は私の部下だ、そういう立場だ」
壱条ゆゆ:正面を向き直る。目を逸らしたようにも見えるかもしれない。
露野勲:「……壱条ゆゆが。そうかよ」 その視線を避けるように、部屋の隅に腰を下ろす。
風見将吾:では露野が腰をおろしたあたりで、
風見将吾:障子戸の向こうに影が見える。膝をつき深く一礼する。
風見将吾:「失礼いたします」
風見将吾:「風見家名代――――風見将吾。ご挨拶の儀にて罷り越しました」
風見将吾:「十海ご当主様、ならびに奥様にお目通りの許可を頂戴いたしたく」
向井玲子:「今日は人が多いな」
向井玲子:「奥様はまだ来ておられない」
向井玲子:「入って待つと良い」
壱条ゆゆ:「……。……?」
露野勲:「……なんだそりゃ」
風見将吾:「……なんだ。ってことは部外者だらけかよ。気合入れて損したな」
向井玲子:「なんだ、今日は裕二君ではなく長男の方か」
壱条ゆゆ:「ーー、!」 口を抑える。
風見将吾:雑に障子戸を開けます。あごひげを揃えた、長めの髪の男が入ってくる。
向井玲子:「久しぶりだな」
露野勲:「お前も関係者か」
風見将吾:「へえ、どうも。……いや、おっ。玲子お姉ちゃんじゃないですか」
風見将吾:「お! 勲もいる! おいおいマジかよ? 同窓会か? ケーキ買ってくるか?」
向井玲子:「昔は随分と礼儀正しかったのに」
向井玲子:「裕二君が悲しむわけだ」
露野勲:「なにが同窓会だ、くだらねえ」
壱条ゆゆ:「…………」
風見将吾:「ちょうどいいや。なあそこの姉ちゃん。お釣りはやるからさ、ちょっと商店街のケーキ屋に……」
風見将吾:「ケーキ屋に……」
壱条ゆゆ:軽く頭を下げている。声をかけてきた相手を睨む。
風見将吾:「……あれ?」
風見将吾:「なあ勲。これ、あれか。壱条か?」
露野勲:「そうじゃなきゃドッペルゲンガーだろうよ」
風見将吾:「じゃあ壱条だろう。この微妙な胸の貧相さとか、中学の頃から全然変わってないし」
風見将吾:「マジで同窓会だなこれは」 少し離れたところに腰を下ろす。正座だ。
壱条ゆゆ:「風見将吾……」
壱条ゆゆ:苦みばしった表情を取り繕いながら。
風見将吾:「おいおい笑えよ! せっかくの再会だぞ! 勲も!」
壱条ゆゆ:「貴方も、そう。変わってないのね……」
露野勲:「そんな和やかな会じゃねえよ。せいぜい法事で集まった昔の知り合いだ。それか、誰かの葬式かもな」
風見将吾:「なんでそんなパクチー生で食ったようなツラしてんだ。再会を祝おうぜ。幼馴染だろ」
露野勲:「この辛気臭い顔合わせ、あとはご当主様がやってくれば話が始まってくれるのか?」
壱条ゆゆ:「……同級生です。不詳の」 署長に向けて。
風見将吾:玲子ちゃんに軽く手を振る。
向井玲子:呆れた顔をする
向井玲子:「お前達、無礼の無いようにな」
風見将吾:「俺は実際、定例の挨拶にやってきただけだ。みんなもそんなもんだろ?」
壱条ゆゆ:「はーっ…………」
壱条ゆゆ:大きくため息めいた深呼吸をする。
露野勲:「気楽なやつだ。……くそ。わかってる……」
露野勲:「組の顔を潰したら商売にならねえからな」
壱条ゆゆ:戻ってきた以上、会う可能性とは少なくないとは思ったが。
壱条ゆゆ:どうして、こんな時に。
GM:そうこうしていると奥の襖が開き、老婦人が現れる。
十海絹江:「あらあら、まあまあまあ」
十海絹江:「賑やかねえ」
風見将吾:正座したまま深く頭を下げます。
向井玲子:素早く姿勢を正し頭を下げる。
露野勲:「……どうも」
壱条ゆゆ:一瞬遅れて、同じように。
十海絹江:「良いのよ、そんな堅苦しくしないで」
風見将吾:「(どうもじゃねーよ額を畳にこすりつけろって! まったくもう! これだから礼儀のなってないやつはなあ!)」 心中で毒づいている。
十海絹江:「ふふ、将吾くんがくるのは久しぶりね」
十海絹江:「それと…」
十海絹江:「貴方は四日市さんの代理かしら?」
風見将吾:「はい。長らくご無沙汰しておりました、絹江様」
露野勲:「……そういうことです。四日市組代理、露野勲」
十海絹江:「勲さんね、はじめまして」
十海絹江:「そちらのお嬢さんは玲子ちゃんの部下の子ね」
十海絹江:「十海絹江です」
壱条ゆゆ:「お呼び立て頂きまして、ありがとうございます」
壱条ゆゆ:「壱条ゆゆと申します。先日、こちらの向井署長預かりの配属となりました」
十海絹江:「ゆゆさんね。良い名前」
壱条ゆゆ:「恐縮です」
向井玲子:「絹江さま。これで、呼ばれた者は揃いましたでしょうか」
十海絹江:「あら、そうだったわ」
十海絹江:「あと二人呼んであるの」
十海絹江:「一人は我が家でホームステイしてる子なのよ」
十海絹江:「あら、来たみたいね」
露野勲:「多いな……それほど事件ってことか」
風見将吾:「これは良き日ですな。十海の方々と、こうも縁を結べるとは」
風見将吾:「(ホームステイかよ。さすがに無駄にデカい家持ってる金持ちは違うな)」
GM:茶室の入り口が開き
GM:男が一人入ってくる。
火渡ヒロミ:「こんにちは」
風見将吾:やはり丁重に頭を下げます。 「お初にお目にかかります。風見家名代、風見将吾にございます」
向井玲子:「う、わ」
壱条ゆゆ:やや身構えていたが、見覚えのない相手だ。わずかに安堵する。
露野勲:「……どうも」
GM:君達は気付いてもいい。
風見将吾:「(だからどうもじゃねえって! 頭を! 下げるの! 限界まで!)」 心中で毒づいている。
GM:ヒロ兄ちゃんと呼ばれていた人物だと。
風見将吾:「この度は……」
向井玲子:「火渡…」
風見将吾:「えっ?」
露野勲:「……あ?」
壱条ゆゆ:いや。どこか面影に見覚えがあるような、ないような。
風見将吾:「いや……いやいやいや」
火渡ヒロミ:「あら、やだわ」
風見将吾:「違うでしょ。別人でしょ」
火渡ヒロミ:「初めましての人が居ないって事?」
壱条ゆゆ:「火渡……?」
向井玲子:「その喋りどうにかならないの?」
露野勲:「……ヒロさん?」
風見将吾:「……はじめましてですよね?」
壱条ゆゆ:「ヒロ……え?」
火渡ヒロミ:「しがらみから抜け出すには必要だったのよ」
火渡ヒロミ:「えー、忘れちゃったの?」
火渡ヒロミ:「演技してるうちに、馴染んじゃったけどね」
露野勲:「……なんだそりゃあ」
風見将吾:「ちょっと……待ってくれ。理解が追いつかなくなってきた」
風見将吾:「勲……壱条。どういうことだ。説明してくれ」
風見将吾:「いや、ジェンダーフリーってやつか。よくある流れか……」
露野勲:「俺が知るか!」
壱条ゆゆ:「え……え。ヒロ兄?!」
火渡ヒロミ:「混乱してる?ごめんね」
壱条ゆゆ:三手くらい遅れて驚く。
壱条ゆゆ:「あ、いえ、そんな。すみません」
火渡ヒロミ:「そうそう、いまはヒロミさんとかヒロちゃんだけど」
火渡ヒロミ:「ま、ビックリするわよね」
壱条ゆゆ:「少しその。……久方ぶりなものでしたから」
向井玲子:「家から抜け出すために、そういうフリしてたはずなのに」
露野勲:「混乱どころじゃねえよ……話が見えねえ。ホームステイってのはヒロさんのことなのか?」
向井玲子:「戻す気がないって事ね」
火渡ヒロミ:「あ、まだ来てなかった?」
壱条ゆゆ:取り繕う。「先だって十海警察署に配属されました、壱条です。……」
火渡ヒロミ:「そろそろ帰ってくると思うんだけど」
火渡ヒロミ:「あー…」
風見将吾:「いやあ、でも、よかった。びっくりしません。しませんよ!」
風見将吾:「今はジェンダーフリーの世の中です。女装とか男装とか、些細な事です」
壱条ゆゆ:「ヒロ兄がヒロ姉に…………?」 ぼそっと呟く。
風見将吾:「大人ですからね、俺らは。そんな事じゃあ驚かないんです。再会できて……本当によかった」
火渡ヒロミ:「ありがと」
火渡ヒロミ:「私的には皆の方がかわってて驚きだけど」
火渡ヒロミ:「まあ、そうね。私でビックリしてた方が」
火渡ヒロミ:「心に余裕ができていいわ」
仁奈川伊由:そこで、少女がひとりもぞもぞと茶室に入ってくる。
十海絹江:「あら、お帰りなさい」
火渡ヒロミ:「悪かったわね、急いで帰る様に呼び出しちゃって」
仁奈川伊由:「はーい、ただいま帰りましたっ!失礼します!」
仁奈川伊由:長い茶髪が垂れ、
露野勲:「……あァ!?」
風見将吾:三度目の礼を行う。 「お初にお目にかかります。風見家名代…………」
仁奈川伊由:その顔を上げる。
風見将吾:「風見……」
仁奈川伊由:「えっと、どこに座れば……」キョロキョロと茶室内を見渡し。
露野勲:「なんだ、これは」
壱条ゆゆ:「…………」
仁奈川伊由:「………?」自分に受ける視線を感じてたじろぐ。
風見将吾:「……」
壱条ゆゆ:「みゆきちゃん?」
仁奈川伊由:「? 誰?」
壱条ゆゆ:「え、……………………」
露野勲:「……逆だろ、それは」
露野勲:「お前が誰だ!?」
壱条ゆゆ:こちらを見て首をかしげる少女を見て、口元を抑える。
仁奈川伊由:「うひゃあ!?」露野さんの勢いにビビる。
風見将吾:「待て待て! やめやめろって! 失礼だろ!」
風見将吾:「すみませんお嬢様、礼儀がなっていないようで。失礼ですが」
風見将吾:「お名前を伺ってもよろしいですか?」
壱条ゆゆ:「…………」 溢れる感情と混乱。押さえ込む。
仁奈川伊由:「え? あ? はあ?」不可解そうな顔でキョロキョロとヒロちゃんと十海さんを見やり。
風見将吾:「苗字は……九段……だったり?」
露野勲:「……」
露野勲:名乗るのを待っている。何かを期待するように。
火渡ヒロミ:「まずは自己紹介かしら?」
仁奈川伊由:「いっいや……あたしの名前は仁奈川伊由ですが……」
風見将吾:九段美優紀であってくれ、と思っている。
風見将吾:そうすれば呪縛が解ける。長年の。
風見将吾:「……」
壱条ゆゆ:……胸の内。頭の奥。炎の燃える音と、遠い猫の声が響く。
露野勲:「……意味がわからん」 ため息をつく。 「なんだそりゃ」
壱条ゆゆ:ルーティン。自分が落ち着くための。
仁奈川伊由:「さ、さっきから何? 誰かと間違えてません?」
壱条ゆゆ:「ごめんなさい。えっと……仁奈川さん」
仁奈川伊由:「あ、はい。ん?」壱条さんを見る。
壱条ゆゆ:「いえ、初めまして。貴方が、居候しているという?」
仁奈川伊由:「あ、そうです…。先日から、こちらの十海さんの元にホームステイさせていただいてまして…」
仁奈川伊由:言いながら、訝しげにじぃっと壱条さんを見る。
風見将吾:「ホームステイ……」
風見将吾:「失礼ですが、親御様は? どこか別の町に?」
風見将吾:「ああいや、大変だろうなと思いまして。親元から離れて……まだお若いのに」
仁奈川伊由:2dx+1<RC>
DoubleCross:(2DX10+1)→10[8,10]+5[5]+1→16
GM:この数値なら
壱条ゆゆ:「将吾。今の貴方だとその台詞、うさんくさすぎるからやめておきなさい」
GM:かなり具体的ににわかります
露野勲:「ダメだ。……俺はもうわけわかんねえ」
仁奈川伊由:「猫……?可愛いけど熱そう…何?」
GM:壱条さんに何かが憑いている事、燃えるような感覚、猫の微かな鳴き声
GM:そういったモノを感じる
壱条ゆゆ:「…………は」
風見将吾:「なんだよ、風俗の呼び込みよりはよっぽどちゃんとした身なりしてんだろうが。……おい?」
壱条ゆゆ:「え。……ど、どうされました」
仁奈川伊由:彼女が憑かれていること────いや、"科学的に考えて"オーヴァードであることを察する。
壱条ゆゆ:じり、と視線から逃れるように身を捩る。
露野勲:「猫なんて飼ってたのかよ」
火渡ヒロミ:「何か…感じるのね?」
仁奈川伊由:「あ、う、うん。つまり……あたしの身の上は…なんつーか」
壱条ゆゆ:「ヒロ……火渡さん」
仁奈川伊由:「この人たちには、カヴァーじゃない方を伝えて良い訳ね?」
風見将吾:「……ちょっと待て。なんかきな臭くなってきたな」
火渡ヒロミ:「はいはい、女子高生に良い大人が質問攻めって」
火渡ヒロミ:「警察の目の前でやらかしすぎじゃない?」
向井玲子:「…私も驚いているが」
壱条ゆゆ:「……説明、いえ」
火渡ヒロミ:「この子は、そうね」
火渡ヒロミ:「私の弟子って所かしら」
火渡ヒロミ:「良いわよ、カヴァーじゃない方を伝えても」
火渡ヒロミ:「今回、そういうお仕事をするお仲間だから」
風見将吾:「"仲間"?」
仁奈川伊由:「うん」頷く。「あたしは、UGNチルドレン《キツネツカレ》仁奈川伊由です」
露野勲:「UGNかよ! ……しかもチル公……」
壱条ゆゆ:「……UGN。え」
火渡ヒロミ:「絹江ちゃん、使える人を集めてもらえるという話だったわよね?」
風見将吾:「UGNか。プロじゃねえか」
火渡ヒロミ:「この子達は”使える”のよね?」
壱条ゆゆ:「UGN? え、え……!」 同時に、その言葉を”理解する”幼馴染二人を順に見る。
十海絹江:「ええ、玲子ちゃん以外は」
十海絹江:「問題ないと思いますよ」
風見将吾:「絹江様。ヒロ兄さん」
風見将吾:「説明してください。ぼ……俺たちに何をさせようって言うんです?」
壱条ゆゆ:「署長? お話は……?」
風見将吾:「こんな、裏の能力者ばかりを集めて」
露野勲:「仕事のこと、何も聞いてねえからな」
向井玲子:「言ったでしょう、私達は報告に来た。その関連だろう」
火渡ヒロミ:「ま、とりあえず座りましょ」
火渡ヒロミ:「絹江ちゃんも話しづらいでしょう」
壱条ゆゆ:「報告って、そういう……!」
仁奈川伊由:皆に驚かれたことに気を良くして、澄ました顔でヒロちゃんの隣に座る。
壱条ゆゆ:ぱくぱくと口を何度か開閉させる。子供の頃からの悪い癖。
露野勲:「……仕事が始まる前から、もう混乱してきたぜ……くそっ」
十海絹江:「そうね、皆がそろったみたいだし」
十海絹江:「始めましょうか」
壱条ゆゆ:「……どういうことなの……」
十海絹江:「向井署長」
十海絹江:「報告をお願いします」
向井玲子:「はい」
向井玲子:「噂程度には聞いた者もいるかもしれないが」
向井玲子:「今、市内で事件が起きている」
向井玲子:「殺人というには、あまりにも奇妙である為」
向井玲子:「内々では連続怪死事件と呼称しています」
風見将吾:「存じて……いやもういいや。知ってる」
露野勲:「……界隈でも噂になってるやつだな」
向井玲子:「世間的には変死として処理していますが」
向井玲子:「まるで何かに喰い荒らされたかの有様です」
向井玲子:「人が行える犯行ではない」
仁奈川伊由:「熊とかの仕業ってワケでもないですよね」澄ました顔をしている。
壱条ゆゆ:「……現場の痕跡から、獣害である可能性は低いかと」
風見将吾:「つまり……警察が隠蔽してるのは、"まっとうな犯行ではない"からか」
向井玲子:「そもそも、この街で熊が目撃された事例がないからな」
壱条ゆゆ:なんとか意識を復帰させる。
露野勲:(壱条が再起動した……)
向井玲子:「無駄に市民に波風を立てる必要はない、と判断しました」
十海絹江:「それが一つ、あと何時もの報告をお願いするわ」
壱条ゆゆ:「この時期の山の中で、建造物を破壊して中の人を襲う羆並みの獣なんていません」
仁奈川伊由:「ふうん……」
向井玲子:「統計の方もですか?」
十海絹江:「お願い」
壱条ゆゆ:回答ついでに仁奈川さんを横目でちらりと見て、すぐ逸らす。
仁奈川伊由:その視線に気づかず、向井さんの方を見ている。
GM:タブレットの画面を表示する
GM:グラフと数字。
向井玲子:「これは、失踪者数の報告です」
向井玲子:「少し前から、上昇傾向にある」
火渡ヒロミ:「上昇傾向?わりと多いと思うんだけど」
向井玲子:「春はな、街を出る者が多いんだ」
風見将吾:「それにしても急すぎるだろ玲子ちゃん。こんなどんどん人がいなくなるものか?」
向井玲子:「そういうのも失踪者扱いにしているが、都会に出ただけで連絡が後になって取れるパターンが多い」
向井玲子:「確かに去年との比較を考えても多いが」
十海絹江:「この事態を十海家は憂慮しています」
十海絹江:「何かが、起きているのではないか、と」
壱条ゆゆ:「そのために、彼女……UGNを?」
仁奈川伊由:「この街はFHの支配下にあるって聞いてます」
露野勲:「調査が必要、ってわけですか。……確かに、ここにいるのはそういう職業の顔ぶれだ。曲がりなりにもな」
風見将吾:「……まだ子供じゃないか。ヒロ兄を入れても二人だぞ」
壱条ゆゆ:(UGN。FH……)
火渡ヒロミ:「ま、こういう事が起きると勝手に何かをする連中が多いのよこの街は、警察も含めてね」
向井玲子:「含めてとはなんだ」
向井玲子:「無駄な不安が起きないように対処しているだけだ」
壱条ゆゆ:(確か、断続的な抗争状態にある二大組織。FHの方が犯罪傾向が高い、とはいえ)
向井玲子:「FHの連中と一緒にしないで貰いたい」
仁奈川伊由:「FHが人攫いして実験施設に送り込んでるとか、いくらでも考えられるし…」
露野勲:「……警察は知らねえが、FHは多少は知ってる。迷惑な連中だ」
向井玲子:「そもそもFHの代表は今日は来ていないのですか?」
壱条ゆゆ:(秘密主義なのはどちらも一緒だと、座学では習ったが)
仁奈川伊由:「えっ、FHの代表来ることあるんですか?」
火渡ヒロミ:「そう言う事。来ることがあるわけ」
火渡ヒロミ:「この街はどちらかというと彼らの縄張りといっても良いわ」
露野勲:「……そりゃ大変だな」
壱条ゆゆ:「縄張りとか、勢力とか……」
壱条ゆゆ:「町一つを何だと思っているんですか」
十海絹江:「そうそう邪険にするものではないですよ」
十海絹江:「この街ではそれなりの配慮をしてもらっていますから」
壱条ゆゆ:(……と、いうことは)
十海絹江:「ただ、彼らは御当主の方を向いていますからね」
壱条ゆゆ:(十海の家は、どちらに与している、というわけではないのか)
風見将吾:「絹江様。ここからは無礼講だ……結論を言ってくれ」
風見将吾:「俺らは何をすればいい」
火渡ヒロミ:「この街で活動するにあたって十海を無視する事は出来ないって事」
仁奈川伊由:「ふんふん」隣で頷いている。
十海絹江:「将吾ちゃんは話が早くて助かるわ」
十海絹江:「この件の調査をお願いしたいの」
十海絹江:「危険があるなら排除してほしい」
露野勲:「……もともと、俺は……言われなくてもそのつもりだった」
火渡ヒロミ:「もちろん私はその件で相談されて人手を集めるのをお願いしたわけだしね」
露野勲:「四日市組から頼まれてる仕事でもある」
火渡ヒロミ:「UGNとしてバックアップするわ」
向井玲子:「壱条」
露野勲:「人探しも請け負ってる……断る理由は、ねえな」
向井玲子:「警察としては協力するつもりだが」
壱条ゆゆ:「……はい、署長」
仁奈川伊由:「(顔コワ…)」露野さんを見ている。
向井玲子:「お前はどうする、向こうのチームに入ってくれると助かるが」
壱条ゆゆ:「……私は、その為の訓練課程を積んでいます」
壱条ゆゆ:「指示とあれば、是が非でもありません。警察として、使命を果たします」
向井玲子:(何か妙な事があれば報告を忘れるな)と小声で伝えます
向井玲子:「よし、ではそれで」
壱条ゆゆ:「……警察として」
風見将吾:「俺はジャーナリストだ。隠された事実を調査する」
壱条ゆゆ:視線だけで頷く。同時に、軽く奥歯をかむ。
向井玲子:「我々からは壱条捜査官を派遣する」
十海絹江:「ありがとう」
風見将吾:「報道するかどうかはクライアントによるけどな……連続怪死事件は元から追っていた話だ。来るなって言われても噛ませてもらう」
壱条ゆゆ:(……公安警察が、『協力する一勢力』にすぎないのか)
露野勲:「……誰か、手を引くつもりのあるやつはいないのか? ……ニナガワっつったな。あんたはどうなんだ?」
十海絹江:「十海家としてお礼を申し上げます」
仁奈川伊由:「あたし? あたしが手を引く訳ないじゃないですか」フンッと鼻を鳴らす。
仁奈川伊由:「さっき、そこの人に子供とか言われたけど!」風見さんを指さす。
壱条ゆゆ:R案件……レネゲイド、オーヴァード犯罪について、まだ多くが未踏の分野だと聞いていたが。
仁奈川伊由:「UGNチルドレンとして訓練を受けてるし、R案件ならこっちのがプロなんだから。見た目で判断しないでよ」
壱条ゆゆ:「……それでも」
風見将吾:「あー、いや、それはまあ……」
壱条ゆゆ:「警官としては、未成年を守る義務があります。協力者という立場ではありますが」
風見将吾:「見た目で判断はしないよ。すいません。あなたはプロだ。悪かったよ」
壱条ゆゆ:「分かっている危険に踏み込ませるつもりはありません。そういうのは、こちらのやさぐれた大人たちに任せなさい」
仁奈川伊由:「む、分かってくれるなら良いし…未成年だって言われたらそりゃそうだけど」
露野勲:「その……やさぐれたカテゴリ、俺たちのことか?」
壱条ゆゆ:「他に誰が?」
壱条ゆゆ:鋭い目で見返す。
風見将吾:「やさぐれてはいないだろ。フツーに育った大人だと思うんだけどなぁ」
露野勲:「……いいけどよ。ご立派な警察官の目からはそう見えるんだろ」
露野勲:「誰も降りる気がないなら、やるしかねえか……」
風見将吾:「胸も尻も中坊時代から変わってないくせにな。ガワだけしっかり警察官になりやがって、壱条め」
壱条ゆゆ:「今の時勢ではね、その発言だけでも手が後ろに回るのよ」
風見将吾:「はいはい。気をつけますよ」
火渡ヒロミ:「やる気があるのは良い事ね」
風見将吾:「ナカヨシ幼馴染三人と、UGNチルドレンか。素敵なパーティ結成だなこれは」
仁奈川伊由:「ふうん、幼馴染なんだ。大人なのに、すごい偶然ね」
露野勲:「……かもな」 仁奈川を見て、視線を外す。 「お前は違う」
露野勲:「……違うはずだ」
仁奈川伊由:「当たり前でしょ!初対面だもん」
壱条ゆゆ:「…………」 勲さんの言葉に、気まずくなって目をそらす。
仁奈川伊由:「それなら仲良くなれそうだね。ともかくよろしく、三人とも」ニッと笑う。
壱条ゆゆ:「……ええ。よろしくお願いします。仁奈川さん」
露野勲:「……ああ。短い付き合いになるだろうが、よろしくな」
風見将吾:「堅苦しい呼び方は苦手でな。ニナちゃんでいいよな?」
風見将吾:「風見だ。よろしくな」
風見将吾:「……ニナちゃん」
仁奈川伊由:「いいよ、ニナで。好きに呼んで」
仁奈川伊由:「…………」
仁奈川伊由:(………何この空気?)
GM:人は集まった。
GM:この街の闇に相対する異能を持った者達が。
GM:
GM:十海家、本邸。
十海景清:「下らぬ事をしておるな」
GM:重厚な椅子に身を沈めた老人が不機嫌そうに声を上げる。
GM:十海家当主、景清。
GM:この街のもっとも古い家の主。
十海絹江:「下らない事はありませんよ」
十海景清:「向井の娘は力を持たぬ」
十海景清:「どこの馬の骨とも知れぬ連中に任せる事ではない」
十海景清:「そもそもが些事だ」
十海絹江:「風見の家の跡取りが居ますわ」
十海景清:「ほう」
十海景清:「道楽息子と聞いていたが、力を得たか」
十海景清:「しかし、それを置いても」
十海景清:「わざわざ、人を集めぬでもよかろう」
十海絹江:「大丈夫ですよ、あの子達はきっと解決してくれるわ」
十海景清:「お前が、そこまで言うからには」
十海景清:「予見ができたか」
十海絹江:「ええ、そう思ってもらって結構ですよ」
十海景清:「なるほど、ならば良い。好きにしろ」
GM:老人は立ち上がり退出します
十海絹江:「ええ、大丈夫。あの子達なら」
ミドル2
GM:情報収集シーン
GM:シーンプレイヤーは仁奈川さん
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→5)増加(37→42)
GM:登場は任意です。
仁奈川伊由:うえいうえい!
GM:出たい人はどうぞ
風見将吾:出!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(42→47)
露野勲:1d10+45
DoubleCross:(1D10+45)→8[8]+45→53
壱条ゆゆ:1d10+45
DoubleCross:(1D10+45)→6[6]+45→51
GM:全員登場
GM:----
GM:今調べられる情報は
☆検死結果について 情報:警察7 知識:医学6
☆行方不明者について 情報:噂話6
☆ヒモ男について 情報:裏社会7 情報:噂話7
☆ぴーちゃんについて 情報:噂話6
TIPS 十海家 知識:歴史6 情報:噂話7
TIPS 風見家 知識:歴史6 情報:噂話7
TIPS 向井家 知識:歴史6 情報:噂話7
仁奈川伊由:TIPSがある!
GM:☆マークは必須 TIPSはオマケみたいな情報です
露野勲:うおお!
露野勲:このラインナップなら、まず露野はヒモ男について調べざるを得ませんね!
仁奈川伊由:仁奈川はぴーちゃんについてをいっちゃいますね!
壱条ゆゆ:ゲッゲゲ……ならばアタシは検死結果に行こうかねえ
露野勲:情報:裏社会はスキル3あって情報屋のコネもあるので、こいつで振ります
仁奈川伊由:いってくだせえ
壱条ゆゆ:警察:コネ がある こいつが警察なのにな
仁奈川伊由:さっそく判定しちゃお 噂話…コネは…ない!転校したてだから!
仁奈川伊由:7dx+1>=6
DoubleCross:(7DX10+1>=6)→9[1,3,4,5,5,7,9]+1→10→成功
壱条ゆゆ:4dx+3
DoubleCross:(4DX10+3)→5[1,2,5,5]+3→8
仁奈川伊由:ヤッタ
露野勲:4dx+3=>7
露野勲:まちがい
風見将吾:どうしようかな~
壱条ゆゆ:お前ギリギリだな……
露野勲:4dx+3>=7
DoubleCross:(4DX10+3>=7)→8[2,7,7,8]+3→11→成功
露野勲:これが探偵…
風見将吾:そうしたら無難に行方不明者かな。
仁奈川伊由:次はTIPS調べたいねえ
壱条ゆゆ:従者がいれば……
GM:従者最高
風見将吾:行方不明者生きます。噂好きの友人(馴染みの編集者)を使います。ダイスを+2。
風見将吾:4dx>=6
DoubleCross:(4DX10>=6)→10[4,5,9,10]+9[9]→19→成功
風見将吾:これがジャーナリストよ!
GM:つよい
仁奈川伊由:すっすごい
GM:全員成功ですね
風見将吾:どうだお嬢ちゃん……惚れたか? 結婚するか?
GM:貼っていきます
壱条ゆゆ:事案!
仁奈川伊由:ハラスメント!?
☆検死結果について
警察が把握した犠牲者は三人。
風俗嬢、佐々木美紀。主婦、清野妙子。大学生。桑原幸一。
被害者三人の年齢性別パターンでは共通点は見いだせない。
被害者は爪で切り裂かれたあと喰い荒らされたような惨状だ。
死因は失血や損傷によるショック死。
三人の体内からはある種の薬物が検出された、麻薬のような成分であると推測される。
☆行方不明者について
十海市の失踪者数は全国平均より高い傾向にあるものの家出などで地方から都市部への流出を考えれば、ギリギリあり得なくはないというのが十海市と警察の見解である。
ただし、この2週間での行方不明者の数はその平均をはるかに超えている。
2週間前は怪死事件の最初の犠牲者がでた頃と合致する。また失踪者のでた時間帯の目撃者の少なさは不自然だ。君達はワーディングが使用されたのではないかと予想がつくだろう。
もし怪死事件の被害者が他に居るのなら死体を回収している何者かがいるのかもしれない。
☆ヒモ男について
名前は西迫大康(にしざこ ひろやす)。
住所不定の程度の悪いチンピラで麻薬常習者。
ヤクの売人をしていた過去があり警察、ヤクザから目を付けられていた。
最近は羽振りが良く、新しい麻薬の売買に手を染めているとの噂。
恋人の一人が住むマンションに入り浸っているようだ。
→マンションの捜索が可能になる
☆ぴーちゃんについて
ぴーちゃんは真園彩音が卵から育てたニワトリである。
しかし半年前に不審者によって他のニワトリと共に殺されてしまった。
二週間ほど前から新しいニワトリが飼育されており、ぴーちゃんと呼ばれている。
真園彩音が再びヒヨコから育てたのだろうと言われている。
GM:
GM:情報は以上です
GM:マンションの捜索を行う場合は
風見将吾:あまり長くならないので、もしよかったら
GM:別シーンが開始されます
風見将吾:情報共有前に、少しニナちゃんとお話したみがあります。
GM:了解です
仁奈川伊由:よろしくお願いします!
GM:12:15分までくらいを目安に
GM:やりましょうか
風見将吾:おす!
仁奈川伊由:ハーイ
GM:場所はどうしますか?
GM:情報共有はヒロさんのお店になりますが
風見将吾:二人で話せればどこでもいいですよ!
仁奈川伊由:お店行く前に外で会ったとかにしますか
風見将吾:あ、そうですね。それがいいかな
GM:ではそうしましょうか
風見将吾:一緒にお店に行きましょう
仁奈川伊由:行くぜ!
GM:----
GM:商店街に新しくオープンしたケーキ屋。
GM:集合場所はそう指示されていた。
風見将吾:「お」
仁奈川伊由:「ん」振り向く。
風見将吾:「ニナちゃん。おーい」
風見将吾:「そっちももう終わりかい?」
仁奈川伊由:「はい……つっても、まあ、ちょっと個人的なこと調べてたら時間切れになっちゃって」
仁奈川伊由:「まあ…あとで詳しく話します。その方が良いと思うから」
風見将吾:「ハハ……まあ忙しそうだもんなキミは。ほらこれ」 四角い紙箱を見せる。
仁奈川伊由:「へ?」
風見将吾:「おやつのシュークリームだ。よかったら一個食いな。頭脳労働は糖分使うからさ」
風見将吾:「補給できる時にしとくべきなんだよ。"ハチワンダイバー"でもやってただろ」
仁奈川伊由:「へっ」目を輝かせる。「いいの?」
風見将吾:「いいよ。そっちが抹茶で、こっち半分がカスタード。勲と壱条の分も残しといてな」
風見将吾:「ケーキ屋にシュークリーム持ち込むのもおかしいけどさ。まあいいだろ……」
仁奈川伊由:「うっわありがとー。良いよ良いよ。あたしヒロちゃんとこでもう一個食べるから」
仁奈川伊由:「じゃあ抹茶にしよ。いただきます」
風見将吾:「はいよ。どうぞどうぞ」 こちらはカスタードをつまんでいる。
風見将吾:「悪かったなニナちゃん。さっきはさ」
風見将吾:「いくらなんでも失礼だったよ。子供扱いなんて」
仁奈川伊由:「…ああ、あれ」クリームのついた指をぺろりと舐める。
仁奈川伊由:「ま、UGNじゃあんま言われることないけど。でもそういう価値観は分かる」
風見将吾:「しっかりしてんなあ」 苦笑する。
仁奈川伊由:「ふふふ。子供扱いできないでしょ?」得意げに笑う。
仁奈川伊由:「いいよ、あたしこそ怒っちゃってごめんね」
仁奈川伊由:「シュークリームくれたから許したげる」
風見将吾:「くくく。やめてくれ、そんな素直に謝られたら本気でかわいがっちまうよ」
風見将吾:「あのさ」
仁奈川伊由:「ん、んん?」
風見将吾:「神隠し事件、にかかわったことはあるか?」
仁奈川伊由:「神隠し?」
仁奈川伊由:きょとんとする。
仁奈川伊由:「無いけど」
風見将吾:「うん。神隠し」
風見将吾:「俺らが子供の頃に一件あったんだ。俺らの先輩の……九段美優紀ってお姉さんが行方不明になってな」
風見将吾:「今考えれば、レネゲイド関連のなんかだったんだろうな。今でも行方知れずだ」
仁奈川伊由:「……そうなんだ」眉をしかめる。「レネゲイドを使った人攫いか…」
仁奈川伊由:「許せないね、それは」
風見将吾:「…………」
風見将吾:「さっき。ニナちゃんが出てきた時」
風見将吾:「視線が"重い"と感じなかったか? 勲や、壱条の」
風見将吾:「空気感がさ……なんか気持ち悪かったろ。なんとなく」
仁奈川伊由:「それ!」大きな声を上げる。
風見将吾:「おうっ」 ビクっとする。
仁奈川伊由:「感じた!超感じた!…ていうか、正直風見さんからも、だいぶ圧を感じたけど……何あれ?」
仁奈川伊由:「あたしなんかしたのかと思っちゃったよ」
風見将吾:「なんなんだろうな? よくわからないけど」
風見将吾:「君は、俺ら三人の前で行方不明になった九段先輩にそっくりなんだよ
風見将吾:「声も。姿形も。何もかもだ」
仁奈川伊由:「露野さんはメッチャ顔コワイし、壱条さんはすっごいチラチラ見てくるし……」
仁奈川伊由:「…………」
仁奈川伊由:「…………」風見さんを見る。
仁奈川伊由:「はあ?」
風見将吾:「だよな? はあ? だよな?」
風見将吾:「俺もはあ?って思う」
風見将吾:「あ、シュークリームもう一個食う?」
風見将吾:抹茶をつまんでいる。
仁奈川伊由:「え、いいの…でもヒロちゃんとこで別のやつ食べたいからなあ…」
風見将吾:「大丈夫だよ。女子高生のカロリーはなんか特殊計算なんだろ。甘いものは計上されないやつ」
風見将吾:「とにかく、そういうコトなんだよ。多分そのうち、勲や壱条からもなんか言われると思う」
風見将吾:「だからさ。先に謝っておきたかったんだ」
仁奈川伊由:「ふふ」クスクス笑って、結局もう一個つまむ。カスタード。
仁奈川伊由:「……保護者みたいだね」
仁奈川伊由:「風見さん。風見さんは、他の二人に比べてだいぶ冷静っぽい感じ」
風見将吾:「それはオジサン臭いって言われてんのか……」
風見将吾:本当は逆だ。今すぐ彼女を人気のないところに連れ去って、徹底的に話を聞きたい。
仁奈川伊由:「あたし的には、こうやって事情を教えてくれるのだいぶ助かるけど」
風見将吾:「そりゃ、チームだからな。"この人達の視線気持ち悪いな~"って思ったままじゃ仕事にならねーだろ」
風見将吾:「なにより、俺がチームを組むのは仁奈川伊由だ。"行方不明になった先輩にそっくりの誰か"じゃない」
風見将吾:「事情を打ち明けたほうが、信頼してもらえるだろ。……信頼してもらえたよね?」
仁奈川伊由:「……うん」風見さんの顔を覗き込むように見上げる。「ありがと」
仁奈川伊由:「あたし、『あたしはあたし』ってこと、大事にしてくれる人好きなの」
仁奈川伊由:「だから、だいぶ今の嬉しかった」
風見将吾:「お、いいね」
風見将吾:「どうだいニナちゃん、俺と付き合ってみる? こう見えても結構真面目な方なんだぜ」
仁奈川伊由:「え…?それはナイ」
風見将吾:「えぇ……」
仁奈川伊由:「オジサンだし…」
風見将吾:「まだ25なんだけどなあ!」
仁奈川伊由:「ええっ?!25!?」
風見将吾:「そうだよ。……やべえな、ヒゲ剃ろうかなこれ」
仁奈川伊由:「ヒゲ剃っても付き合わないからね」
風見将吾:「行こうか。また壱条がギャンギャンうるさいし」
仁奈川伊由:「もっと眼鏡かけててバイオリン弾く感じが…ん」
風見将吾:「いやー、どうかな! ガチでイメチェンしてくるからね!」
仁奈川伊由:「うっせうっせ!行こ行こ!」
風見将吾:(…………九段先輩)
風見将吾:(九段先輩ではない。性格も口調も違う)
風見将吾:(だが……そっくりすぎる。不自然なくらいに)
風見将吾:(どうなってる。俺ら幼馴染が集まったタイミングで、どうしてこいつが出てくる)
風見将吾:(……確かめる必要がある)
風見将吾:(真相は必ず……隠されている。どこかに)
風見将吾:「ニナちゃん」
仁奈川伊由:「なあに」一歩先を行っていた。振り向く。
風見将吾:「ジャーナリストの風見将吾だ。これからよろしくな」 改めて彼女に挨拶した。
風見将吾:行方不明になった先輩のそっくりさんではない、仁奈川伊由に。
仁奈川伊由:「うん」何も知らず笑う。
仁奈川伊由:「改めて、どうしたの。よろしくね、風見さん」
GM:----
風見将吾:ニナちゃんにロイスを取ります。 -協力者/仁奈川伊由/庇護/○猜疑心/ロイス
GM:あ、どうぞ
GM:疑ってる
仁奈川伊由:やった 私は少し保留します!
GM:猜疑心だ
風見将吾:怪しいよッ……!
仁奈川伊由:信頼してよとか言っておいて!
GM:では情報の共有シーンですね
GM:----
GM:パティスリー「メゾン・デ・ボンボン」
GM:お菓子の家をイメージしたカラフルな外観の洋菓子店。
GM:マリンロードに新規オープンした店舗でイートインコーナーも併設している。
GM:ベルの付いた板チョコデザインの扉には「本日貸し切り」のプレートが下げられていた。
GM:店長である火渡ヒロミがテーブルにカラフルなマカロンが盛られた皿を置いた。
風見将吾:「いやあ、いいね。久しぶりに再開できた幼馴染に、花の女子高生」
風見将吾:「そして夢を叶えたヒロ兄ちゃんのお菓子、と。マカロン買うと高いんだよな~」
仁奈川伊由:「セクハラっぽいよね、風見さん」
露野勲:「適当なことばっかり言いやがる」
露野勲:「しかし、ヒロさん……が、本当に菓子屋になってたとは驚きだな」
風見将吾:「空気を和らげようとしてやってんだよ! お前らがやたらムッスリしてやがるから!」 幼馴染二人のことだ。
壱条ゆゆ:「このお店、署の女性が話しているのを聞いたことがあります」
火渡ヒロミ:「趣味と実益を兼ねてって所かしらね」
壱条ゆゆ:「若い女性に人気の、話題のお店だって……それがまさか」
露野勲:「別にムッスリはしてねえよ。上機嫌で鼻歌混じりに仕事する方がどうかしてるぜ……いや、まあ、確かに菓子は美味いな……」
火渡ヒロミ:「目立つけれど、悪目立ちしない程度に色々な場所に拠点をつくれるからね」
仁奈川伊由:「ひっさびさにヒロちゃんのお菓子食べれて嬉しー。食べよ」遠慮なくマカロンをつまみ始める。
火渡ヒロミ:「変わり者の店長って感じを演出すれば地域に溶け込みやすいのよ」
風見将吾:「そうか。ニナちゃんはヒロさんと付き合い長いのか」
火渡ヒロミ:「それに経費はUGN持ちだから材料に凄く良いモノ使えるのよ」
仁奈川伊由:「うん。四年くらい前から、ヒロちゃんの弟子だからね」
火渡ヒロミ:「この子がUGNに入った時からね」
露野勲:「菓子作りの弟子だとよかったんだが。……戦闘の弟子か」
壱条ゆゆ:「UGN……」
火渡ヒロミ:「それにしても、UGNを知ってるくらいには裏社会に通じちゃったのね」
火渡ヒロミ:「あのちびっ子たちが」
壱条ゆゆ:「……わたしは、ほんの一年ほど前ですが」
風見将吾:「少なくとも、俺と勲はね。あの時に能力を手に入れたから……なあ?」 馴れ馴れしく露野さんと肩を組もうとする。
露野勲:「やめろ」 のけぞって逃れる。
壱条ゆゆ:「そう。……やっぱり、そうだったんだ」
露野勲:「……オーヴァードとして覚醒したら、それを隠して生きるのはかなり難しい」
露野勲:「肉体に特徴が表れる、俺や将吾みたいなタイプは特にな」
風見将吾:「逆におかしいのは壱条だろ。なんで今さら覚醒してんだよ」
風見将吾:「一年前って。怪しい薬でも飲んだか? なんとか探偵コナンみたいな」
露野勲:「同感だ。わけがわからん。呪われた場所に踏み込んだか」
壱条ゆゆ:「わたしに聞かないで。わたしだって、何が原因なのかなんて、分からないんだから」
仁奈川伊由:「二人が覚醒したっていうのは、あれ? さっき言ってたやつ?」
風見将吾:タバコを吸おうとしてやめる。灰皿が見当たらないからだ。
仁奈川伊由:「あたしにそっくりな人が行方不明になったっていう、神隠し事件」
風見将吾:「そおーだ。よく覚えてるなニナちゃん」
壱条ゆゆ:「……!?」 ぎょっとする。
壱条ゆゆ:「言ったの!? 風見!」
露野勲:「……将吾、お前……」
風見将吾:「言った」
風見将吾:「いいか。おい。これだけはハッキリ言うぞ」
風見将吾:「勲、壱条。……ニナちゃんは九段先輩じゃない」
風見将吾:「たまたまソックリなチームメイトなんだ。それをオトナの俺達が意識しなきゃダメだろ」
壱条ゆゆ:「わたし達の認識と、いきなりこの子に言うのとは話が、……ああもう!」
露野勲:「それは、……俺自身が調べて、裏付けを取るまでは、何も言わん」
露野勲:「言いたくねえ」
風見将吾:(……わかってるよ。強引な理屈だってのは……)
風見将吾:(安心したかったんだよ。神隠し事件なんか知りませんって言ってもらって、別人だとハッキリさせたかっただけだ……俺が)
壱条ゆゆ:「仁奈川さん、ごめんね」
風見将吾:バツが悪そうにタバコに火を付ける。結局吸うことにした。
壱条ゆゆ:「いきなりこんな話されて……気持ち悪かったでしょう」
壱条ゆゆ:額に手のひらを当てて、申し訳なさそうに会釈する。
仁奈川伊由:「いや、まー…。気持ち悪いって言ったらハナシ終わっちゃうし」
壱条ゆゆ:「……。そ、そう……」
仁奈川伊由:「あたしはあたしって言うのは言っておくけどね。でも、ヘンに掘り下げない方が良いみたい」
露野勲:「それがいい。……いまは」
露野勲:「仕事の話があるだろう」
仁奈川伊由:「それ!」大きい声。
風見将吾:「そう! お互い、サボってきたわけじゃないだろ? 調査結果をまとめようぜ」
壱条ゆゆ:「……そうね。今はチームだもの」
火渡ヒロミ:「そうね、それぞれの情報を報告してもらえるかしら?」
風見将吾:「じゃ、俺からだ。大丈夫。すぐに済む」
風見将吾:「この町の、二週間ほど前からの行方不明者の数は常軌を逸してる。死体は見つかったものも見つかっていないものもあるが……」
風見将吾:「そもそも目撃者が少ない。……当然だよな。俺達には、これがあるんだから」
風見将吾:小規模な《ワーディング》を展開し、すぐに閉じる。
露野勲:「ワーディングをサボってなけりゃ、簡単には目撃されない」
仁奈川伊由:「警察のヒトは、この時期ならしょうがないみたいなこと言ってたけどね」
風見将吾:「そんな理由で人がぽんぽんいなくなってたまるかよ。しかもただの行方不明じゃなくて、事実上の殺人事件だ」
風見将吾:「……そう.見つかってない。連続怪死事件は多分、"隠蔽漏れ"だ」
風見将吾:「殆どの死体は誰かが隠してる。行方不明になるように見せかけてな。それが犯人なのか、協力者なのかはわからん。おわり」
風見将吾:手帳を閉じ、コーヒーを飲む。
露野勲:「行方不明者の中に、実は殺されてるやつがそこそこ混じってるってことかよ」
壱条ゆゆ:「……情けない話だけど。警察のオーヴァード人員は、多くはありません」
風見将吾:「覚醒したてのお前が配備されるくらいだもんな」
壱条ゆゆ:「R課で正規の知識と訓練を積んでます」
風見将吾:「とにかく、行方不明者に関してはそんなもんだ。次行ってくれ」
露野勲:「見つかってる死体は、誰と誰だ?」
壱条ゆゆ:背筋を伸ばし。「……とはいえ、掴んでる情報は皆無じゃないわ」
露野勲:「行方不明になってるのは辿りようがないが、そっちはわかってるだろう」
仁奈川伊由:「そうそう。見つかった死体の共通点とかから犯人の手がかり掴めそうじゃない?」
壱条ゆゆ:タブレットを立てて。
風見将吾:「おっ、タブレットだ。いいね~、ケーサツも古臭い体質から脱してイマドキアイテムを使ってるわけだ」
壱条ゆゆ:「風見、あなたね……」軽く眼を細めて。「……被害者同士に共通点は見えていません。主婦、大学生、それと……」
壱条ゆゆ:仁奈川さんを見て。「……深夜帯のサービス業の女性スタッフ」
仁奈川伊由:「む」
仁奈川伊由:「今、なんか配慮された?」
壱条ゆゆ:「そういうわけじゃ……ともかく」
風見将吾:「わかるかニナちゃん? 風俗嬢だ。家に来てエッチなサービスを……」
露野勲:「将吾を告訴する事件を先に片づけるか? 黙ってろ」
壱条ゆゆ:お盆で風見さんの鼻柱を叩く。
壱条ゆゆ:すぱーん。
風見将吾:「……はい。黙ってやす」
仁奈川伊由:「あっはっは」
壱条ゆゆ:「……被害状況は全員同じ。大型の獣に襲われたような死体」
壱条ゆゆ:「死因は外傷性ショック。傷がそのまま死因と考えられます。ただ……」
露野勲:「共通点が見えづらいな。主婦と大学生が深夜帯でバイトしてたってセンも無くはないが……」
仁奈川伊由:「ただ?」
壱条ゆゆ:「死体から、薬物反応が見られました。何らかの麻薬に近い成分です」
仁奈川伊由:「あは。ヤクザっぽくなってきた」露野さんに笑う。
壱条ゆゆ:「詳細な成分は現状、調査中です。ただ、R案件は検死に回すにも人員が限られるので」
露野勲:「確かにヤクザっぽくなってきたな」 ため息をつく。 「こっちの人探しと繋がっちまった」
風見将吾:「ヤクか……ソッチ方面は勲が詳しかったよな」
壱条ゆゆ:「……詳しいの?」
壱条ゆゆ:眼が更に細くなる。
風見将吾:二本目のタバコに火を付ける。『ラッキーストライク』だ。願掛けも込めている。
露野勲:「その、夜間帯のサービス業の女」
露野勲:「佐々木美紀と特定関係にあった男を探していた。西迫大康。いわゆるヒモってやつだな」
風見将吾:「あー、そいつ知ってるぜ。なんの仕事してるかわからねえ、昼からパチ打ってるチンピラだろ」
火渡ヒロミ:「あら、そこそこ有名人なのかしらね」
露野勲:「そうだ。知り合いか? ……ドラッグの売人をやってた、くだらねーチンピラだが、最近やけに羽振りがよくなってた」
露野勲:「新しいドラッグの商品を仕入れてから、って話だ」
風見将吾:「ビンゴじゃねえのかそれはもう」
仁奈川伊由:「いきなり犯人掴んじゃった?」
風見将吾:「どうせ居場所も掴んでたりするんだろ、お前のコトだから」
露野勲:「……確かめる必要はあるが、かなりクロに近い。いまはそいつの女の一人のマンションに入り浸ってるみたいだからな」
露野勲:「場所はわかった。遊びに行ってみる予定だ」
露野勲:「こっちは以上だ」 タブレット上に、住所をポイントする。
風見将吾:「俺も遊びにいこっと。泣き虫勲ちゃんがどれくらいタフになったか、間近で見てみたいしな」
露野勲:「うるせえな、こいつは……誰が泣き虫だ」
仁奈川伊由:「あたしもついて行くからね。R案件ならプロだし」胸を張る。
仁奈川伊由:「あ、で、最後、最後! あたしから大事な話!」
風見将吾:「お、どうしたニナ特派員。黒幕の証拠でも掴んだか」
仁奈川伊由:言いながら、学生鞄からポスターを取り出して皆に配る。
仁奈川伊由:『ぴーちゃんを探してください』とカラフルな丸文字で書いてあり、ニワトリの写真が縁どられている。
仁奈川伊由:「あたしの友達が学校で飼ってるニワトリが脱走しちゃったの。探してるから協力して」
露野勲:「……これが」
露野勲:「プロの仕事か……!? 関係あるか!?」
壱条ゆゆ:「…………」 困ったように、ヒロミさんを見る。
仁奈川伊由:「と、思うでしょ! ところがさ」
壱条ゆゆ:何らかのUGN流のやり方なのか? と首をかしげる
風見将吾:「いいよいいよ。おじさん手伝っちゃう。他ならぬニナちゃんの頼みだからな」
風見将吾:「これがたとえ本筋にまっっっっったく関係なくても……ってあれ? 関係あんの?」
火渡ヒロミ:「お友達が出来たって言ってたものね」
仁奈川伊由:「うん。友達、真園って言うんだけど、なんかヘンなんだよね」
露野勲:「その友達が変わってるって話か?」
仁奈川伊由:「ちーがーう。聞いてよ。そもそも、うちの学校、半年前に不審者が入りこんで学校の動物を殺しちゃって」
風見将吾:「ああ、そういやあったな。ウサギとニワトリがほぼ全滅させられて、結局捕まってないやつ」
仁奈川伊由:「ぴーちゃんも御多分漏れず死んじゃって、真園は心を痛めて二代目ぴーちゃんを育てたっていうんだけど」
露野勲:(こいつ、詳しいな……)
仁奈川伊由:「それが二週間前からの話らしいの。二週間でヒヨコからニワトリになるものなの?」
壱条ゆゆ:「ひどい話……」
仁奈川伊由:「真園の言い方もヘンだったんだよね。ぴーちゃんは死んでない、みたいな言い方しててさ」
風見将吾:「……いや。いやいや。待て待て」
風見将吾:「二週間でヒヨコからニワトリになるわけねーだろ。最初からニワトリを買ってきたんじゃねえのか?」
風見将吾:「二週間でニワトリになるなら、それはもうヒヨコじゃねえ。エイリアンかなんかだよ」
壱条ゆゆ:「それか、なりかけの小鳥かね」
露野勲:「時間が吹っ飛んでる。そういう怪異も、聞いたことねえな」
火渡ヒロミ:「確かに、不思議な話ね」
露野勲:「……何かあるって言いたいのか?」
壱条ゆゆ:「でも、関係ある話とは…………え」
仁奈川伊由:「だいたいの不思議はレネゲイドで説明つけられるでしょ」鼻を鳴らす。
壱条ゆゆ:それ以上深める話なのか? という顔をしている。
火渡ヒロミ:「レネゲイド、か」
風見将吾:「いいのかニナちゃん。君はこう言ってんだぞ」
風見将吾:「"ぴーちゃんか、あたしの友人が怪しい"って」
風見将吾:「仮にどっちの予想があたったとしても、友情が壊れかねないぞ」
壱条ゆゆ:「……待ちなさいよ。その子がどんな子かは知らないけど」
壱条ゆゆ:「飼ってた鳥が突然に殺されて。自分を落ち着けるために新しい子を見つけて」
壱条ゆゆ:「同じように育ててる、って可能性の方が早いでしょ」
火渡ヒロミ:「まあまあ、お待ちなさい。ニナは何かそこにひっかかる事があるの?それともニワトリ探しの協力を求めたいの?」
仁奈川伊由:「どっちも!」
火渡ヒロミ:「じゃあ例えばそれ以外にそのお友達に他に変わった事はなかったかしら?」
仁奈川伊由:「ひっかかる事があるから気になるし、どっちにしてもぴーちゃんが見つからなくちゃ話が進まないでしょ」
火渡ヒロミ:「気になる事があるなら、そのとっかかりがあるかもしれないわ」
壱条ゆゆ:「……それが気になるなら、別にいいけれど」
仁奈川伊由:「ううん…?」首を傾げる。「って言ってもなあ。普通の子で…せいぜい、マユラ様とかいうお守り好きなくらいで…」
露野勲:「待て」
仁奈川伊由:「ん?」
露野勲:「なんのお守りっつった? いま?」
仁奈川伊由:「え? マユラ様」
風見将吾:「…………」
露野勲:「将吾。お前が忘れてないなら、……これは、連続怪死事件とは関係がなくても、遅かれ速かれ調べなきゃならねえことだ」
風見将吾:「ここで出てくんのかよ。そのクソみたいな名前が……」
風見将吾:「忘れてるわけねえだろ。これは久々に舞い込んだ手がかりだ」
火渡ヒロミ:「マユラ様はこの土地で祭られてる神様の一柱ね」
仁奈川伊由:「ふうん。あ、だから流行ってるの?」
壱条ゆゆ:「ちょっと……」
露野勲:「ぴーちゃんだかなんだか、その鶏を探してもいい。その真園ってのから、話を聞きたいしな。……ただ、より有力な手掛かりを追ってからだ」
露野勲:「俺は俺の請け負った人探しを片づける。ドラッグの売人を締め上げる用事がある」
露野勲:「鶏はその後だ」
風見将吾:「同感だな。本題を片付けて……ああ。俄然やる気が出てきた」
壱条ゆゆ:「……。…………」
風見将吾:「ぴーちゃんとやらについて調査する。決まりだ」
露野勲:「文句がありそうだな、壱条?」
壱条ゆゆ:「……いいえ。好きにすれば良いんじゃないの」
壱条ゆゆ:髪をかき上げて、目線をそらす。「少なくとも、優先順位はあってる。売人。ぴーちゃん。それ以外」
壱条ゆゆ:それ以外、を特に強調するように。
火渡ヒロミ:「良い優先順位だと思うわ」
壱条ゆゆ:「平行して進めていきましょう。わたしは売人でも、ぴーちゃんの方でも構いません」
火渡ヒロミ:「目下の課題は現実に迫る危機だもの」
仁奈川伊由:「……手伝ってくれるんだね?ありがと!」しばらく三人の顔を見ていた後、そう言う。
仁奈川伊由:「じゃあ、まー、売人のとこ行くのからでいいと思う。そこからやってこ!」
風見将吾:「…………」 しばらく不満げに壱条を見つめていたが、視線をそらす。
風見将吾:「おう。一番わかりやすいしな。いこいこ」
壱条ゆゆ:「念のため、保健所にも連絡をいれておこうかしら」
壱条ゆゆ:「野生の飼いニワトリ、目立つでしょうし」
露野勲:「……行くか」
GM:----
GM:目的地を定めそれぞれが店を出る。
GM:店内に残るのは二人だけだ。
露野勲:「……壱条」 リボルバーの弾倉を確認して、振り返る。 「確かめておきたいことがある」
壱条ゆゆ:「……なに。」 取り出された銃を見ながら。
露野勲:「将吾とは連絡を絶っていたわけじゃないが、お前のことは知らん。だから聞く」
露野勲:「その力に気づいたのはいつだ? あのとき……、あの人形供養の夜のことじゃないのか?」
壱条ゆゆ:「……違うわ。これは、本当に一年前」
壱条ゆゆ:「放火事件に巻き込まれてね。煙に巻かれて、死にそうになった時に……声をかけられたの」
露野勲:「後天的にオーヴァードに覚醒する条件は、聞いたことがある。なるほど、命の危険か。……その声」
露野勲:「どんな声だ? 俺と将吾の追ってる、例の奴だったら……お前が一番、核心に近いことになる」
壱条ゆゆ:「だから、そうじゃなくて。……ええと…………」
壱条ゆゆ:「ね、猫……」
壱条ゆゆ:「…………と、車……?」
露野勲:「……猫車……?」
壱条ゆゆ:「わたしにもよく分からないのよ」
露野勲:「も、もう少し具体的な説明はないのか!?」
壱条ゆゆ:「公安でも、サラマンダーだっていう分類は判定されたけど」
壱条ゆゆ:「その……取り憑いてる? 何かのことまではね」
露野勲:「妖怪か何かに取りつかれたってわけか。そいつは難儀な話だな」
露野勲:「……だが、その力を隠してて、そのために警察に入ったわけじゃないとすると……」
壱条ゆゆ:「つまり、二人は」
壱条ゆゆ:問いかけを遮るように。「あの日から、ずっとオーヴァードだったのね」
露野勲:「なんとなくわかってただろ」
壱条ゆゆ:「……分からなかったわよ。分からなかった」
露野勲:「いまさら確認してどうする」
壱条ゆゆ:ぎゅ、と拳を握る。「あんなことがあって、自分に出来ることなんて何もないって、ずっと、ずっと!」
壱条ゆゆ:「二人には何が見えてるのか、何を探してるのかなんて、何も……!」
露野勲:「言わなかった。巻き込むだけで意味がないと思った」
壱条ゆゆ:「……でしょうね。わたしが、同じ立場だったら同じように動いてた」
露野勲:「それでも……驚いたのは、壱条が警察に入ったことだ」
露野勲:「忘れるはずがないとは思ったが、こいつも諦めていないんじゃないかと思った。……どうなんだ?」
露野勲:「俺はそこのところを聞きたかった」
壱条ゆゆ:「…………。ほんとに」
壱条ゆゆ:手を伸ばす。自分よりも、頭一つ大きくなってしまった、泣き虫の幼馴染を見上げて。
壱条ゆゆ:「目が見えてないの。それとも見えすぎてるの? ……貴方にも、風見にも言うつもりだけど」
壱条ゆゆ:「『神隠し』事件? 馬鹿じゃないの。13年前よ」
壱条ゆゆ:「あれは。……大好きなお姉ちゃんが、馬鹿な子供の、馬鹿な提案のせいで」
壱条ゆゆ:「尊い命を、永遠に失った。……そういう、出来事よ」
壱条ゆゆ:泣くように笑う。
露野勲:「終わった事件か」
壱条ゆゆ:「行方不明者は、七年で死亡扱いになるわ」
壱条ゆゆ:「……警察に入ったのは、少しでも、人の命を助けられる仕事につきたかったから」
壱条ゆゆ:「それ以上でも以下でもないわ。償えるとも思ってない」
露野勲:「は! 優等生の答えだな。お見事だ」
露野勲:「……俺も本気でそう思えたら楽だな。拳銃で頭を吹っ飛ばして、記憶を消せたらもっといい」
露野勲:「俺にはできない」 リボルバーを上着の内側に仕舞う。 「そういう能力だ」
壱条ゆゆ:「そうね。最初から『そういうものがある』と分かってたら、また違ったかもね」
露野勲:「色々と面倒な『昔話』について訊いて悪かったな。収穫はあった」
露野勲:「少なくともお前は違うってことだ。幼馴染を疑いたくない。……俺の話は以上だ」
壱条ゆゆ:「そう。大先輩のご期待に答えられていたら、よかったわ」
壱条ゆゆ:「……けど、ねえ。勲」
露野勲:「なんだよ。現実を見ろとかいう話なら、そんな綺麗事聞きたくねえな」
壱条ゆゆ:「……」少しの沈黙の後。「違うわよ。貴方、Ⅲ種銃火器取り扱い許可申請、取ってないでしょう」
壱条ゆゆ:この世界における、銃の携帯を許可される申請だ。
壱条ゆゆ:手続きは煩雑で、定期更新もややこしい。
露野勲:「取ってない」
露野勲:「モデルガンだよ」
壱条ゆゆ:「本当に? ……必要なら、取っておきなさい。形骸化してても、法は法よ」
壱条ゆゆ:「それくらいなら、手伝ってあげるから」
露野勲:「学級委員長みたいになっちまったな。……そうするよ、暇ができたらな」
壱条ゆゆ:「ええ。それじゃ」
壱条ゆゆ:そう言って、扉から出て行く。
GM:----
GM:ロイスと購入が可能です
仁奈川伊由:う~ん どうしよ 風見さんに取得しようかな
風見将吾:ロ!
露野勲:ここでは改めて、壱条ゆゆ/誠意〇/不信 で取ります!
壱条ゆゆ:幼馴染/露野勲/懐旧:/隔意:○/ロイス
風見将吾:ニナちゃんはさっき取ったんだよね。幼馴染二人には……もう少し絡んでからにしましょう。保留。
仁奈川伊由:風見さんにロイス取得! 風見将吾/尽力:〇/セクハラっっぽい/ロイス
風見将吾:なんだそのN感情は!胸揉むぞ!
仁奈川伊由:そういうとこだよ!
露野勲:完全にハラスメント!
風見将吾:あれ、なんか
風見将吾:露野さんがイニチブ表で分身してますね
風見将吾:そういう能力者なのかな
風見将吾:ホワイトゴレイヌ
風見将吾:いやこれ、さっき僕がキャラシ見た時に複製しちゃったやつだな……手が滑って……すみません
露野勲:あぶない!
仁奈川伊由:戻った
風見将吾:ホワイトゴレイヌは僕でした 無難にボディアーマーを取得しておきます。
露野勲:統一ゴレイヌしました!無問題!
仁奈川伊由:ではプロのUGNチルドレンらしく、UGNボディーアーマーでも購入しようかしら…オホホ
露野勲:こっちもUGN様がいらっしゃるので気兼ねなくUGNボディアーマーを買える!
仁奈川伊由:7dx>=12
DoubleCross:(7DX10>=12)→10[1,2,2,5,8,9,10]+8[8]→18→成功
風見将吾:2dx>=12
DoubleCross:(2DX10>=12)→6[6,6]→6→失敗
仁奈川伊由:かっ買えた
風見将吾:ツキをもっていかれた!
壱条ゆゆ:私も警察が何故か持ってるボディアーマーを
GM:次のシーンはミドル戦闘とかあるよ優秀チルドレン
露野勲:2dx>=12
DoubleCross:(2DX10>=12)→10[6,10]+5[5]→15→成功
風見将吾:うさんくさおじさんでは何も買えませんでした。終わり!
仁奈川伊由:なっ!何ィ!
露野勲:これがッ!エグザイル社会パワー!
壱条ゆゆ:2dx+2
DoubleCross:(2DX10+2)→9[1,9]+2→11
風見将吾:ゲエーッ
風見将吾:全員買えとるやんけ
壱条ゆゆ:うーん
壱条ゆゆ:財産1使ってかお
風見将吾:お前か?お前だけ落ちこぼれか?おお?
GM:www
GM:----
ミドル3
GM:続いてミドル3
GM:ヒモ男西迫が潜伏しているであろうマンションへ行くことになります。
GM:ここは全員登場でお願いします。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→1)増加(47→48)
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→9)増加(42→51)
風見将吾:ヒモ・マンション!
仁奈川伊由:ぐあっ
露野勲:1d10+53
DoubleCross:(1D10+53)→5[5]+53→58
壱条ゆゆ:1d10+51
DoubleCross:(1D10+51)→5[5]+51→56
風見将吾:勲くんとゆゆちゃんの絆が深まっている
風見将吾:お、俺を置いていかないでくれ……
GM:www
露野勲:ジェネシフトも視野ですよ!
仁奈川伊由:あたしがいるわよ!
GM:ミドル戦闘もあるので頑張ってね
GM:----
GM:駅から徒歩20分ほど。
GM:交通の便がほどほどに悪く、家賃がそこまで高くない住宅街にそれはある。
GM:グランヴァーレ小鳥遊。
GM:名前ほど豪華な印象もないが、そこまで悪くもない。
GM:一人暮らしの女性が住むのに丁度いい程度の賃貸マンションだ。
風見将吾:「家賃は月65000円。オートロック付きとしてはまあ、お手頃な金額だな」
GM:402号室が西迫の恋人である広瀬陽子の自宅である。
風見将吾:「こういうロック、解除も簡単なんだよなァ」 ドアの隙間からプラスチックの下敷きを入れて何度か振る。モーションセンサーを動かして解除した。
GM:その時、君達は異様な気配を感じる。
仁奈川伊由:「解除するの、能力じゃないんだ…」
露野勲:「……おい、待った」
GM:一瞬にして人の気配が周囲から消える感覚。
露野勲:「俺ひとりなら、どこからでも入れるが……さっそくこいつは大当たりか」
GM:それはマンションの周囲から存在していたはずだ、しかし。
GM:まるで無いかのように巧妙にずらされていた。
壱条ゆゆ:「この感覚……」
GM:精巧に組まれたワーディング。
GM:しかし通りすがった程度ではオーヴァードでも気付けないほどのもの。
風見将吾:「待ってましたって感じだな。これはいよいよ大金星だぜ、壱条」
風見将吾:「お前の逮捕スコアが一個増える。やったな」
GM:扉を開けた事でそれが露見した。
壱条ゆゆ:「ふざけてる場合ですか。こんなの……」
露野勲:「……さっさと身柄を確保するべきだな」
仁奈川伊由:「さっそく勝つ気じゃん。まあそだね」
GM:玄関は特に問題ないように見える
GM:だがリビングの方に気配を感じるだろう。
仁奈川伊由:「行こっか」土足でリビングの方に進んでいく。
壱条ゆゆ:腰の警棒を抜く。逆手に構え、壁に沿って身を立てる。
壱条ゆゆ:「あ、ちょっと!」
風見将吾:「怖いものなしかよ。すげえな女子高生」 後を追う。
風見将吾:「おじゃまします」
露野勲:「ち……! 先行しすぎじゃねえのかよ」 急いで続く。
GM:リビングの扉を開けると、そこには…
スーツ姿のガスマスク男:「なんだ、何者だ」
風見将吾:「これはすげえ。アメコミのヴィランかな?」
仁奈川伊由:「…」その男を見て、硬直する。「……え」
露野勲:「それか変身怪人だ」
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「おいおいおい、ワーディングはどうしたよ」
貴族風のガスマスク男:「おや、これはこれは」
貴族風のガスマスク男:「我が結界に侵入されるとは」
貴族風のガスマスク男:「困りましたね」
壱条ゆゆ:「……警察です。」
風見将吾:「ガスマスク愛好会かよ……おいニナちゃん、どうした?」
GM:三人の男。
GM:その足元には女性が横たわっている。
露野勲:「……知ってる顔か?」
GM:Tシャツのガスマスク男の手には血の付いたチェーンソウが握られている
仁奈川伊由:さっきまでの威勢は失せ、一転して顔を青ざめさせている。
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「これから解体しようって時によお!」
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「邪魔が入っちまったなあーッ!」
壱条ゆゆ:「大人しく、凶器を捨てて壁に寄りなさい」
仁奈川伊由:「しっ………」知り合いというと脱走者だと気付かれる。
仁奈川伊由:「……さあ。とにかく犯人なのは間違いないでしょこいつら」
風見将吾:「壱条、マジメだな~……そういう警告聞いてくれる相手に見えるか? 俺には見えねえよ」
スーツ姿のガスマスク男:「ワーディング内に親友できるという事はオーヴァードでしょう?ディオニソスセルには話を通したはずでは?」
貴族風のガスマスク男:「まあまあ、お待ちなさい」
貴族風のガスマスク男:「そちら、警察の方ですね」
壱条ゆゆ:「茶々を入れないで下さい。手順が重要なんです」
貴族風のガスマスク男:「この街の警察にオーヴァードが居るという話は聞き及んで居ませんでしたが」
露野勲:「こんな状況で手順かよ……。こういう丁寧なやつに限ってロクなことしねえンだけどな」
壱条ゆゆ:「十海警察署、特別犯罪対策室。いなければ補充される。それが組織というものです」
貴族風のガスマスク男:「この街では、このような事件は我々FHに任されているはずなのですが」
貴族風のガスマスク男:「お聞き及びではない?」
壱条ゆゆ:「ええ、全く。貴方の言うところの『このような事件』が、何を意味するかは存じ上げませんが」
壱条ゆゆ:「不法侵入。凶器所持罪。誘拐、ないし拉致監禁ーーその現行犯」
壱条ゆゆ:「もう一度申し上げます。凶器を捨て、任意同行をお願いできますか」
スーツ姿のガスマスク男:「法というのは、それに即するべきだ、聞くに値しない」
スーツ姿のガスマスク男:「この世界では私達が法だ」
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「聞いてねーならいいじゃねーか。ちょうどいい。女をバラすのはいい」
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「でも死体解体は飽きたとこだしよ」
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「生きてる女をバラしたときの音色が聞けるんだ」
ロックバンドTシャツのガスマスク男:「やっちまおうぜ?ヴァーラの旦那」
露野勲:「いまの発言で話し合いの余地が消滅したんじゃねえのか、おい」
壱条ゆゆ:「……別に、最初から通じると思ってませんよ」
貴族風のガスマスク男:「やれやれ、申し訳ない。血の気が多いもので」
風見将吾:「いや、いいよいいよ気にしないで。こっちもあんま育ちがいいメンバーじゃないしさ」
貴族風のガスマスク男:「トゥーロ、スカァーツ。お相手は理知的に会話をなさっているのですよ」
ヴァーラ:「残念ながら、従う事はできません」
ヴァーラ:「ですが、誘拐とは人聞きの悪い」
ヴァーラ:「これは我々が現着した時点で死体です」
壱条ゆゆ:「何一つ安心する要素にはなりえませんね」
ヴァーラ:「とりあえず先に私達が回収させていただきたいのですが」
仁奈川伊由:「……それを持って帰るって?人間をいじくるのが趣味の変態野郎のとこに」
仁奈川伊由:「させないわ」
風見将吾:「あ? いじくる……なんだって?」
ヴァーラ:「おや?その物言い」
露野勲:「やっぱり心当たりあるんじゃねえか」
ヴァーラ:「私達の事を」
ヴァーラ:「マンハントの仕事をご存知のようで」
GM:じっと仁奈川さんの方を見る。
仁奈川伊由:「誤魔化そうかと思ったけど、あの喋り聞いたら苛々してきたの」
スカァーツ:「チィ…面倒そうだ」ボソボソ呟いている
壱条ゆゆ:「なら、一つ確認します」
壱条ゆゆ:「彼らは、街の治安維持に貢献するような類の人々ですか?」
トゥーロ:「いいねえ、若い女、生意気な女」
ヴァーラ:「…まさか」
仁奈川伊由:「いーえ!全く! 罪もない民間人を攫うのと死体漁りが趣味のド変態犯罪者集団よ」
仁奈川伊由:「UGNとしても、いち個人としても、あいつらをここで逃がすわけにはいかないわ」
風見将吾:「よし決まりだ。シンプルに行こうぜ」
ヴァーラ:「その顔、67番では?」
風見将吾:「武力行使する。あんたらは全員捕まる。それでいいだろ」
風見将吾:「こいつはニナちゃんだ」 遮るように言う。
風見将吾:「花の女子高生の仁奈川伊由だ。おい、そうだな!」
仁奈川伊由:「………そうに決まってんでしょ!」「あたしはあたし!仁奈川伊由よ!」
ヴァーラ:「名前を?ええそれは良い事です。番号で呼ぶのは味気ない」
ヴァーラ:「私は常にそう思っていました」
ヴァーラ:「貴女が生きていた事はとても喜ばしい、そして悲しい事です」
ヴァーラ:「でなければ人形卿が犠牲になった意味が無い、貴方が生きている事で彼の犠牲は無駄ではなかった」
ヴァーラ:「とても…喜ばしい」
仁奈川伊由:「…………っ」奥歯をギュッと噛みしめる。
ヴァーラ:「そして、私に見つかってしまった事。貴方を捕らえなければならない事」
ヴァーラ:「とても、悲しい」
仁奈川伊由:「それはこっちの台詞よ」
ヴァーラ:「彼女をお譲り頂けるなら、この死体はお譲りしますし手は引かせてもらいますが」
仁奈川伊由:「捕らわれるのは、アンタらで、見つけたのは…このあたし」
仁奈川伊由:「そうでしょ。そうよね!」
壱条ゆゆ:「論外です」
壱条ゆゆ:「抵抗するならば、致し方ありません」
壱条ゆゆ:「強制執行での確保を行います」
露野勲:「その女は重要な手がかりだ。こっちにも仕事がある。それと……こいつらの目つきが気に入らねえな」
露野勲:「お引き取り願おうか、クソ野郎ども」 リボルバーを引き抜く。
ヴァーラ:「致し方ありませんね」
ヴァーラ:「示した慈悲を拒否されてしまうと」
ヴァーラ:「戦うしかありません」
トゥーロ:「女は?」
ヴァーラ:「警察の方は好きになさい、そちらの少女はできるだけ無傷で」
仁奈川伊由:「ハー」息を吐く。「まずは殺す。殺してから尋問する」
スカァーツ:「裏社会の法もしらぬ輩め」
ヴァーラ:「では、悲しい事ですが”仏の”ヴァーラがお相手致しましょう」
風見将吾:「落ち着けよニナちゃん。女の子が殺すとか物騒な言葉を使うもんじゃない……」
風見将吾:「"殺っつける"にしておけ。な」
仁奈川伊由:「ブッ殺っつける!」
風見将吾:「……うん。まあ、それでいいか」
露野勲:「変わんねえよ!」
壱条ゆゆ:「あなたたちね……」
”音色の”トゥーロ:「”音色の”トゥーロ、良い音色を聞かせてくれよ」
スカァーツ:「”法の”スカァーツ」
GM:戦闘開始です。
ヴァーラ トゥーロ スカァーツ
↑
3m
↓
風見 露野 壱条 仁奈川
GM:室内なのでめっちゃ狭いです
GM:彼我の距離は3m
仁奈川伊由:せま!
GM:普通のマンションのリビングなので
風見将吾:10畳あれば広い方だもんなー
GM:1ラウンド
GM:セットアップ
仁奈川伊由:ないぜ!
壱条ゆゆ:《先陣の火》 行動値4→9 に
壱条ゆゆ:壱条ゆゆのイニシアチブを9に変更(0→9)
露野勲:なし!
”仏の”ヴァーラ:なし
”音色の”トゥーロ:なし
壱条ゆゆ:侵食56→58
風見将吾:ありません! 骨の剣を作って殴るだけなのだ。
風見将吾:マッハゆゆちゃん
スカァーツ:【アクセル】を使用
スカァーツ:自分の行動値+8
露野勲:ヒョーッ! これが”法”か!?
壱条ゆゆ:法定速度だ
風見将吾:どう見ても違法薬物だろ……
スカァーツ:行動値11に
風見将吾:我がパーティ最速のゆゆちゃんが抜かれた!
仁奈川伊由:ゆゆーっ
壱条ゆゆ:このあたしが……スロウリィ!?
スカァーツ:クックック
風見将吾:素敵な悲鳴を聞かせてもらいましょうか
露野勲:我々の奏でる悲鳴でうっとりさせてやるぜ
壱条ゆゆ:俺は公権力だぞ!
仁奈川伊由:大人たちコワ…
GM:ww
GM:ではイニシアチブ
GM:何もなければスカァーツさんが動きます
仁奈川伊由:なしだよ~
壱条ゆゆ:ないよう
風見将吾:いらっしゃい坊や
露野勲:ないです
GM:では呼ばれたのでそっちに行きます
スカァーツ:マイナーで君達のエンゲージに移動
GM:メジャーで【ポイズンフォッグ】【茨の輪】【魔王の覇気】【死神の瞳】【流血の胞子】
GM:対象はPC全員です
露野勲:じゃ、じゃどく!
風見将吾:ゲーッ
仁奈川伊由:邪悪!
風見将吾:しかも茨の輪!
壱条ゆゆ:ダメージ発生しないやつ?
GM:ダメージはないですが
GM:当たると
GM:ラウンド中判定ダイス-1個 次の攻撃力-4 受けるダメージ+3D 邪毒LV1
GM:を受けます
GM:5dx+1
DoubleCross:(5DX10+1)→10[7,7,9,10,10]+5[4,5]+1→16
風見将吾:よ、よかった……まだ有情な効果だ よくはないが
露野勲:なあにかわせば問題ないさ!
GM:ヒャッハー回ったぞ
仁奈川伊由:ヒエ~~
風見将吾:とりあえずドッジ。
露野勲:4dx>=16
DoubleCross:(4DX10>=16)→10[6,8,10,10]+8[3,8]→18→成功
風見将吾:4dx>=16
DoubleCross:(4DX10>=16)→9[5,8,9,9]→9→失敗
壱条ゆゆ:ドッジ! 《炎神の怒り》!
露野勲:ササッ
仁奈川伊由:ドッジします
風見将吾:があああ!がああああ!
仁奈川伊由:1dx+1
DoubleCross:(1DX10+1)→10[10]+8[8]+1→19
仁奈川伊由:エ~~~!?
風見将吾:おっお前ら!
壱条ゆゆ:10dx
DoubleCross:(10DX10)→10[2,5,5,7,7,7,8,9,9,10]+4[4]→14
GM:1Dで避けるの?w
壱条ゆゆ:ウオーッ
仁奈川伊由:優秀チルドレンなのかも…!?
露野勲:風見くんは火力十分あるから、ゆゆさんカバーリングいります?
風見将吾:やっぱり風見だけ落ちこぼれの可能性が出てきた
風見将吾:そうですね。風見は火力-4されてもそこまで致命傷じゃないです。
壱条ゆゆ:勲くんは大丈夫なん?
露野勲:大差ないです!
露野勲:4点低くなるだけでダイスは気合で回せるし…
壱条ゆゆ:じゃあ貰おうかな…………
露野勲:では崩れずの群れで壱条さんをカバー。
露野勲:侵食率58→60
GM:OK
壱条ゆゆ:侵食58→61 HP-3
GM:それでは効果を受けた人は判定のダイスが-1され 次の攻撃が-4され 次に受けるダメージが+3Dされ 邪毒1を受けますね
スカァーツ:「初対面の人の事を変態呼ばわりしやがって、無礼だ」ブツブツ
スカァーツ:ポケットから取り出した注射器を自分の首に突き立てる
スカァーツ:「裏社会の法というものをわからせてやる」
スカァーツ:ボソボソと呟いたかと思うと一気に加速し
スカァーツ:君達の傍まで接近
露野勲:「……おいッ、言った端から! こいつは……」
スカァーツ:「のたうち回れ!」
露野勲:「変態がやるやつじゃねえか!」
スカァーツ:手元からガスを噴射します
風見将吾:「おいおい!」
仁奈川伊由:「だから言ったでしょ!」飛ぶようにして近くの棚の影に隠れる。
壱条ゆゆ:「っ!」とっさに腕で口元を庇うが。ガスに撒かれかける
風見将吾:「少し吸ったか。何が法だよ、ケーサツの前で違法薬物使いやがって」
スカァーツ:麻酔薬や筋弛緩剤が混合されている特性ブレンドガスだ!
露野勲:「くそっ」 伸ばした左手をリボルバーで撃つ。血飛沫が飛び、壱条に向かった気体の浸透を防ぐ。
”音色の”トゥーロ:「おい、喋れなくするな!俺は音色が聞きたいんだ!」
壱条ゆゆ:「なっ、……勲!」
露野勲:「たいしたことねえ。攻撃しろ! 手加減するなよ!」
風見将吾:「お前はさっきから悲鳴悲鳴ってうるせーんだよ! ユーチューブでも観てろ!」
壱条ゆゆ:「……分かってる!」庇われたことに気づき、顔をしかめる。
仁奈川伊由:「ちょ…ちょっと大人の人達!大丈夫!?」
仁奈川伊由:「まさかオーヴァードと戦闘したことないなんて言わないでよ!?」
露野勲:「大きなお世話だ。てめーの心配をしろ……!」
壱条ゆゆ:「ええ、ーー本当に」
壱条ゆゆ:その瞳が変わる。細長い、炎のような色の瞳孔に。
ヴァーラ トゥーロ
↑
3m
↓
風見 露野 壱条 仁奈川 スカァーツ
GM:では壱条さんの手番です
壱条ゆゆ:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》。
壱条ゆゆ:伸縮用警棒による白兵攻撃をスカァーツさんに!
壱条ゆゆ:11dx8
DoubleCross:(11DX8)→10[1,1,2,2,4,4,4,4,9,10,10]+10[2,10,10]+10[8,9]+7[6,7]→37
露野勲:つよっ
仁奈川伊由:すごい出目!
壱条ゆゆ:が、頑張るなお前!
露野勲:滅多打ち!
GM:ヒドイ
GM:避ければいいんだ!
スカァーツ:2dx>=37
DoubleCross:(2DX10>=37)→9[7,9]→9→失敗
GM:ダメー
壱条ゆゆ:ではダメージだ
仁奈川伊由:イエイ!
壱条ゆゆ:4d10+5
DoubleCross:(4D10+5)→11[2,6,1,2]+5→16
壱条ゆゆ:…………。
露野勲:ゆゆ~っ!?
風見将吾:どっどうした国家権力!
風見将吾:権力パワーが切れたのか
GM:流石に耐えた
仁奈川伊由:1と2が好きなのか!
壱条ゆゆ:国家権力は……従う相手にしか効果がない……!
壱条ゆゆ:「大人しく……」 逆手持ちの警棒を、毒を放った手に引っかける。
スカァーツ:「む?」
壱条ゆゆ:「しなさい!」 そのまま袖を引き、投げ飛ばす。
スカァーツ:「うおおッ!?」
スカァーツ:「ガハッ!?」
壱条ゆゆ:そのまま床に叩きつける。常人ならば、無力化するのに十分な鮮やかな組み討ち。
スカァーツ:「クソ…この」
スカァーツ:ゆっくりと立ち上がる
スカァーツ:「バラバラにして好事家どもに売り払ってやる…」
壱条ゆゆ:「この手応えで……!」 オーヴァード相手の戦い。
仁奈川伊由:「ちょっ…あの火と車は使わないの…!?」
壱条ゆゆ:戦闘経験は、決して豊富ではない。R課の先輩相手の訓練が大半だ。
壱条ゆゆ:「っ、だから、あなたなんでそれ……!」 手足の端々に火花が散って、挙動を加速させている。それだけだ。
GM:では続いて露野さんの手番
露野勲:いくぞっ。
露野勲:マイナーで骨の銃。侵食率60→63
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ。スカァーツを戦術的に攻撃します。
風見将吾:「おい勲、手加減すんなよ。今の壱条の投げはかなり良かった」
風見将吾:「それでも倒れない相手ってことだ。殺す気でいい」
露野勲:「わかってる……が、この毒……!」
露野勲:ダイスが6個しか触れない…かなしい!
露野勲:6dx7-1
DoubleCross:(6DX7-1)→10[1,3,3,5,6,7]+3[3]-1→12
露野勲:剣精の手。
露野勲:1dx7+20-1
DoubleCross:(1DX7+19)→2[2]+19→21
風見将吾:やる!
露野勲:21デース!
仁奈川伊由:いいぞ~!
スカァーツ:ドッジ
スカァーツ:2dx>=21
DoubleCross:(2DX10>=21)→5[5,5]→5→失敗
スカァーツ:ダメ
仁奈川伊由:いえいいえい
露野勲:3d10+6-4
DoubleCross:(3D10+6-4)→10[5,2,3]+6-4→12
露野勲:クソ低い
仁奈川伊由:勲~~!!
露野勲:しかも諸々有効
GM:あッ…でも倒れる
仁奈川伊由:おおお
露野勲:や……やったッ
GM:バロ/ソラだから
GM:肉体が低い
壱条ゆゆ:あ、侵食上げ忘れてた
壱条ゆゆ:61→69
露野勲:まさかの結末
露野勲:「……クソ野郎!」 リボルバーで狙いをつける――毒で腕が震えている。その腕が、
露野勲:強引に折れ曲がり、関節が爆ぜるような音を立てて、スカァーツを狙い撃っている。銃声。
露野勲:「そこで寝てろ!」 侵食率63→67→70
露野勲:間違い。69
スカァーツ:「な…こんな…無法なヤツラに」
スカァーツ:撃たれた事に気付いて振り返ろうとしながら崩れ落ちる
壱条ゆゆ:「無法はそちらでしょ」
壱条ゆゆ:折れ曲がった手に一瞬ぎょっとしながらも言い放つ。
風見将吾:「その通りだ。無敵の国家権力様に楯突くからこうなるのよ」
露野勲:「虎の威を借りてやがる」
風見将吾:警察と同行している以上、自分もほぼ警察!無敵!という理屈だ。
仁奈川伊由:「あたしも国家権力なんだけどなあ」物陰に隠れながらひとりごつ。
風見将吾:「さ、次はどいつだ? 諦めて降参してくれてもいいんだぜ」
”仏の”ヴァーラ:「さて、そういうワケには」
GM:ヴァーラが行動します
GM:マイナーでPCのエンゲージに移動
”仏の”ヴァーラ:【縮地】【バックスタブ】
”仏の”ヴァーラ:メジャーで浸蝕が一番低い風見さんを狙っちゃおう
風見将吾:ギエー
”仏の”ヴァーラ:【漆黒の拳】【瞬速の刃】【斥力の槌】【コンセントレイト】
GM:10dx7+3
DoubleCross:(10DX7+3)→10[2,3,3,5,5,6,7,10,10,10]+10[7,7,10,10]+2[1,1,1,2]+3→25
仁奈川伊由:避けろ~!風見~!
風見将吾:さすがに回るな~。ドッジ。
風見将吾:4dx>=25 任せな!そして惚れな!
DoubleCross:(4DX10>=25)→8[1,4,5,8]→8→失敗
風見将吾:死!
風見将吾:ダメージください……。
仁奈川伊由:風見~!
露野勲:SYO-GO!
壱条ゆゆ:骨は拾うぜ
GM:ダメージ受けると10m吹っ飛びますが部屋が狭いので今回は2mかな
風見将吾:うわーっ吹き飛ばしは辛い……!
GM:死神の瞳の効果が乗りますね
GM:ダメージが+3D
GM:6d10+18
DoubleCross:(6D10+18)→43[10,2,4,9,9,9]+18→61
GM:殺意が高いなw
風見将吾:めちゃくちゃ死ぬw
仁奈川伊由:ヤバッ
風見将吾:やっぱり合掌マン強いな……。リザレクトします。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→10)増加(48→58)
”仏の”ヴァーラ:「では、参りましょうか」
”仏の”ヴァーラ:合掌し一礼。
”仏の”ヴァーラ:その瞬間、敵は君の目の前に移動している。
風見将吾:「よろしくお願いしま」 構える。 「っとお!?」
”仏の”ヴァーラ:「仏掌」
”仏の”ヴァーラ:抜き手が君の鳩尾に突き刺さり勢いで吹き飛ばされる。
風見将吾:後方に吹っ飛びます。湯沸かし用ケトルやら炊飯器やらにぶちあたり、最後に倒れてきた冷蔵庫の下敷きになった。
壱条ゆゆ:「風見っ!?」
”仏の”ヴァーラ:「降参と聞こえましたが」
”仏の”ヴァーラ:「そちらがする分にはまだ大丈夫ですよ」
風見将吾:「いやあ……いててて。まだしなくていいだろ」 冷蔵庫を軽々と押しのけて起き上がる。
風見将吾:「当ててやるよ。今の一撃は――領域展開による距離短縮と、重力と斥力操作の一撃だ」
風見将吾:「"バロール"と"オルクス"。どこにでもいるオーヴァードだ。殴れば倒せる相手に、降参する必要はねえよな?」
”仏の”ヴァーラ:「なるほど、冷静だ」
風見将吾:「てなわけでもう一回だ。よろしくお願いします」 武道の組手のように腰を落とす。
”仏の”ヴァーラ:「いいでしょう、心を折るのもまた」
”仏の”ヴァーラ:「慈悲です」
風見将吾:(……バロールって領域展開のやつだっけ? オルクスだっけ? まあいいや)
壱条ゆゆ:「……無事か」 減らない口に、こっそり胸をなで下ろす。
露野勲:「健康そうだな。そろそろ反撃してやれよ」
露野勲:「お前が殴らないと終わらねえだろ……」
仁奈川伊由:「大人達!もう一人いるからねっ!」
GM:次、行動値5は同値なので風見さんが先手
風見将吾:あっやった!
仁奈川伊由:良かった良かった
風見将吾:これはどうしましょうか。一撃で落とせるのを狙って、悲鳴バンドメンを狙っていいですか?
風見将吾:狙ってというか祈って
風見将吾:絶対落とせない気がするけど
壱条ゆゆ:それがいいんじゃないかしら
風見将吾:あっ、2m吹き飛びましたけど、もしかして部屋が狭いからヴァーラさんと同じエンゲージのまま……?
風見将吾:まあいいや。トゥーロさんを殴ろう。
GM:あ、そうですね2m移動してました
トゥーロ
↑
3m
↓
露野 壱条 仁奈川 ヴァーラ
↑
2m
↓
風見
風見将吾:マイナーで《骨の剣》《死招きの爪》。武器を生成。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6増加(58→64)
風見将吾:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。……で、これは使いたくなかったんですが
風見将吾:距離的に届かないので使います。《伸縮腕》。音色のトゥーロさんを狙う。
GM:はい、どうぞ
風見将吾:えーと、デバフでダイス-1。伸縮腕で更に-2なので
風見将吾:6dx7-1 こうだ。いけっ
DoubleCross:(6DX7-1)→10[1,2,2,8,10,10]+10[4,8,9]+10[4,8]+4[4]-1→33
露野勲:強い…
GM:たかい
仁奈川伊由:すげえ!
壱条ゆゆ:つよい!
GM:ドッジします
”音色の”トゥーロ:4dx+1>=33
DoubleCross:(4DX10+1>=33)→6[2,4,6,6]+1→7→失敗
”音色の”トゥーロ:ウワー
”音色の”トゥーロ:ダメージください
風見将吾:やった!当たりさえすればこいつは強いぞ!
風見将吾:4d10+2d10+22-4 対抗種が乗ってます。もろもろ有効。
DoubleCross:(4D10+2D10+22-4)→11[4,3,1,3]+14[10,4]+22-4→43
風見将吾:なんか1個めのダイスがそこのヘボ婦警と同じくらいだが……
壱条ゆゆ:誰がヘボ婦警だー!
仁奈川伊由:めっちゃ強い
壱条ゆゆ:ヘボですが
露野勲:火力!
風見将吾:風見将吾のHPを3減少(29→26)
風見将吾:あっ、リザレクトのHPじゃない。えーと
”音色の”トゥーロ:ウワーッ やられたってコト?
風見将吾:リザで10だったので、残りHP7ですね。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を5増加(64→69)
GM:耐えられないので落ちます
風見将吾:やったネッ……!
”音色の”トゥーロ:「どっちの女をバラそうかなあ!JKの音色も良いけど、婦警ってのも味があるなあ」
”音色の”トゥーロ:チェーンソウのエンジンを起動させて女性の方を見比べている
風見将吾:「いや、やめとけよ。JKの方は結構気が強いし、婦警の方はカラダが貧相すぎる……あと」
風見将吾:「もう終わった」 トゥーロの首元に、いくつかの黒い針のようなものが打ち込まれている。
風見将吾:先程吹き飛んだ時、こっそりと自分の髪を硬質化させて打ち込んだ。
”音色の”トゥーロ:「ああ?男には用はねえんだ…あがッ!?」
風見将吾:「俺の血はえらい毒性でな。オーヴァードとか、悪意を持ったやつには効果てきめんなのよ」
風見将吾:「そいつは効くぜェ~。そう」
風見将吾:「いい悲鳴をあげてくれ」 とどめに湯沸かしケトルを投げつけます。
仁奈川伊由:「…おおっ。やるじゃん」
風見将吾:「かっこいいだろ? 必殺仕事人と呼んでくれ」
風見将吾:ラッキーストライクに火を付ける。 「降参してもいいぜ。ヴァーラ兄さん」
”音色の”トゥーロ:「あがッ!うわああああああああああッ!」
風見将吾:「おらチャンスだ! 悲鳴をBGMに殺っつけちまいなニナちゃん!」
露野勲:「……どのくらいやれるんだ、UGN?」
”音色の”トゥーロ:吐血して絶命
露野 壱条 仁奈川 ヴァーラ
↑
2m
↓
風見
GM:仁奈川さんの手番です
壱条ゆゆ:「残りは一人……!」
仁奈川伊由:「そりゃあもう───人生まるごとブツけるくらいの気持ちよ!あたしは!」
仁奈川伊由:はーい マイナーなし。
仁奈川伊由:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アニマルアタック》《絶対の恐怖》《神の御言葉》。ヴァーラさんに攻撃します。
仁奈川伊由:7dx7+4
DoubleCross:(7DX7+4)→10[4,5,6,6,7,8,10]+10[1,7,7]+10[9,9]+10[8,10]+4[3,4]+4→48
GM:装甲無視だヤダー
GM:ゲェー
GM:高い
仁奈川伊由:まわった~~~!!
風見将吾:えーすごい!
露野勲:殺戮
”仏の”ヴァーラ:ガードします
風見将吾:しかも神の御言葉……!これは絶対殺戮間違いなし!
仁奈川伊由:ダメージいくぜ
仁奈川伊由:5d10+12+5+5装甲無視
DoubleCross:(5D10+12+5+5)→24[10,7,3,2,2]+12+5+5→46
仁奈川伊由:ギャッ 若干あれだけど…
仁奈川伊由:装甲無視46ダメージです!
”仏の”ヴァーラ:【歪みの領域】
”仏の”ヴァーラ:15点ダメージを返します
仁奈川伊由:まあ!
GM:まだ立っています
仁奈川伊由:HP24-15で9残ります
仁奈川伊由:では演出
GM:どうぞ
仁奈川伊由:「あんたらのせいで…ずっとずっと五月蠅いのよ!こっちは!」
仁奈川伊由:何かが部屋で暴れ回るように、激しい家鳴が巻き起こり、部屋全体がぐらぐらと揺れる。
仁奈川伊由:「受け止めやがれ!」棚をガン、と殴る。
仁奈川伊由:直後、キッチン中の棚が次々に開け放たれ、食器や包丁が弾丸のように掃射された。
露野勲:「……ンだよ、これ……うおッ!」
”仏の”ヴァーラ:「…これは!」
”仏の”ヴァーラ:飛来する物体の幾つかを拳で叩き落とすが
”仏の”ヴァーラ:「むうッ」
仁奈川伊由:部屋の暗がりに、小鬼が浮かんだのを見たかもしれない。
”仏の”ヴァーラ:その大部分を受ける
風見将吾:「あぶね! 危ねえ!」
壱条ゆゆ:「これ……っ」 何か気づいたように、目を丸くする。
露野勲:「バーの喧嘩じゃねえんだぞ」
”仏の”ヴァーラ:攻撃を受けながらも飛来するナイフを一つ掴み取り
”仏の”ヴァーラ:仁奈川さんに投擲
仁奈川伊由:「いっつ!」脇腹を刺される。
仁奈川伊由:家鳴が止み、小鬼の姿も消える。
火車:壱条さんの中の火車が少し騒がしくなる
壱条ゆゆ:「っ。やっぱり……?」
壱条ゆゆ:「仁奈川さん!」
火車:(獣だ…ここには沢山いるぞ…これは特に強い…)
火車:にゃあにゃあにゃあ
風見将吾:「いちいち気い遣うなよ壱条。オーヴァードはそんくらいで死なないって知ってんだろ。敵に集中だ集中」
”仏の”ヴァーラ:「素晴らしい、以前よりも力を制御できている」
”仏の”ヴァーラ:「成長しましたね」
露野勲:「やっぱり、なかなかの知り合いみたいだな……! ろくでもねえ」
壱条ゆゆ:「そういう問題じゃ……う……」 無数の何かを視認しかける目をこする。
仁奈川伊由:「あんたらが好きだった『結果』ってやつから解き放たれたからかもね…!」
”仏の”ヴァーラ:「なるほど、人体卿は好まなかったようですが」
”仏の”ヴァーラ:「私としてはこちらの『結果』の方が好みです」
”仏の”ヴァーラ:「叶うなら部下に加えたいくらいですよ」
”仏の”ヴァーラ:倒れた部下二人を一瞥し
”仏の”ヴァーラ:君達を見据える
”仏の”ヴァーラ:「しかし、まあ」
”仏の”ヴァーラ:「思った以上に使えるようだ」
”仏の”ヴァーラ:「捕獲要員と解体要員では相手にもならない」
風見将吾:「お、スカウトしちゃう? 高いぜ~俺たちは」
”仏の”ヴァーラ:「報酬は高いですよ」
”仏の”ヴァーラ:「稼げるので」
仁奈川伊由:「馬鹿言ってないで!」
”仏の”ヴァーラ:「冗談はさておき、この人数を相手にすると」
壱条ゆゆ:(風見はともかく……部下二人を倒されて、この余裕はなに?)
”仏の”ヴァーラ:「厳しいかもしれませんね」
露野勲:「よくわかってるじゃねえか。まだブッダに祈るか?」
”仏の”ヴァーラ:「いえ、退かせてもらいます」
”仏の”ヴァーラ:「ここはお譲りしましょう」
”仏の”ヴァーラ:【自在なる斥力】でトゥーロの死体を引き寄せます
仁奈川伊由:「待ちなさい! アンタから聞きたい話が死ぬほどあんだから…!」
”仏の”ヴァーラ:トゥーロと倒れたスカァーツを抱え上げる
仁奈川伊由:その身体に掴みかかろうとします。
”仏の”ヴァーラ:【見えざる道】を使用
風見将吾:こちらもニナちゃんの反対側に回り込んでおいた。ヴァーラを挟み撃ちにする形で殴りかかろうとする。
”仏の”ヴァーラ:その姿が歪み空間に溶ける
壱条ゆゆ:「逃がすわけ……」 警棒を手に窓を背にして。
”仏の”ヴァーラ:「お話はまたいずれ」
風見将吾:「あっ、こんにゃろ!」
”仏の”ヴァーラ:「私は貴方の事を報告しなければなりませんし」
露野勲:「……もう遅いな」
仁奈川伊由:「んなっ…!」
”仏の”ヴァーラ:「ああ、その死体。お譲りしますよ」
”仏の”ヴァーラ:「商品価値はあまりないですから」
”仏の”ヴァーラ:「では、また」
露野勲:「壱条、……車がいる。普通じゃない鑑識に回さねえとな」
仁奈川伊由:「ふざけっ…ふざけんなーーー!!」
壱条ゆゆ:「……ああ、もう!」 動線など何ら関係ない逃走手段を、見送ることしか出来ない。
風見将吾:「落ち着けってニナちゃん。任務は完了したんだ、ひとまず喜びな」 肩を叩く。
風見将吾:「また今度ブッ殺せばいいだろ」
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:「……そうね」ぎゅっと握りしめていた拳を振り払うように解いて、ブスッとした顔をする。「うん」
壱条ゆゆ:(FH。任されてる案件。死体の解体。マンハント……)
壱条ゆゆ:軽く頭を振り、錯綜する思考を追い払う。
風見将吾:「ブスッとすんなよ~! かわいい顔が台無しだ! そんな顔ばっかしてると、勲みたいな殺し屋の顔になっちまうぞ!」
露野勲:「胸糞悪ィな。FHども……」
露野勲:「余計なお世話だ」 リボルバーの装弾を確かめ、納める
露野勲:「……仕事を続けるか。まだやるべきことが残ってるうちはな」
仁奈川伊由:「ブスッとしてない!」している。「じゃあ、あたし、ヒロちゃんに連絡するから」
GM:連絡すれば返事は直ぐ来ますね
壱条ゆゆ:「……そうですね。まずは、遺体の搬送を。話は、戻ってからまとめましょう」
風見将吾:「仏さんから、なんか分かりゃあいいんだけどね」
GM:とりあえず警察と協力して現場の封鎖を行ってくれる
GM:死体も回収してくれます
壱条ゆゆ:よかったよかった
仁奈川伊由:「ここはどうにかしてくれるって。とりあえず…」
仁奈川伊由:血に染まった自分の制服を見る。「あたしの治療か」
壱条ゆゆ:「言い方……本当にUGNの戦闘員なのね……」
風見将吾:「お前もな。あのガキ大将が今やすっかり婦警さんか」
壱条ゆゆ:「その言い方やめて。警官です」
風見将吾:「なんでそんなクソマジメになった? 考えてみればあの事件のあとからずっとだ」
壱条ゆゆ:「……その言葉、そっくりあなたに返したいのだけど」
風見将吾:「あれは誰の責任でもねえんだからさ。お前が気にする必要はないと思うんだけどよう」
壱条ゆゆ:「…………」 手先に残っていた火花が、一瞬大きくなる。
露野勲:「……いまさら聞いても意味のないことを聞くやつ、それでも聞いちまうやつ、そいつらのことを見てるやつ」
露野勲:「バカバカしい。俺は行く」
仁奈川伊由:「あっちょっと待ってよ! 露野さんもケガしてんでしょ!」
壱条ゆゆ:「……そうよ。救護班も呼んでる」
露野勲:「怪我する暇もなかった。もう治った……」 部屋を出ていく。
壱条ゆゆ:「オーヴァードだって、傷を負ったまま動いて良いわけじゃないでしょう」
壱条ゆゆ:「ちょっと。…………はあ」
風見将吾:「俺も行こ。壱条、さっきからなんか調子悪そうだな」
壱条ゆゆ:軽く肩を落として、肩越しに風見さんに振り返る。
仁奈川伊由:「そう。そうなの。…嘘でしょそれ!ちょっと!」露野さんを追いかけていく。
風見将吾:「気持ち悪いなら、外の空気にでも当たれよ」 壱条さんの尻を軽く撫でて出ていきます。
壱条ゆゆ:「風見。あなたにも言っておくけどーーひゃっ!?」
壱条ゆゆ:「……な、ぁん、な………………!」
壱条ゆゆ:「……信じらんない! もう…………!」
壱条ゆゆ:わなわなと身を震わせ、幼い地団駄を踏みかける。
壱条ゆゆ:それを寸前で止めて、「……待ちなさい! 三人とも!」 そう言って追いかけていった。
GM:----
GM:シーン終了です
GM:ロイスと購入が可能
風見将吾:ロイス取ろうっと!
壱条ゆゆ:応急手当かいます
仁奈川伊由:どうしようかなあロイス… 保留にしておこう
露野勲:ロイスは保留!
風見将吾:-幼馴染/壱条ゆゆ/友情/隔意○/ロイス
露野勲:応急手当キット……いでよ!
仁奈川伊由:応急手当買います
壱条ゆゆ:3dx+2
DoubleCross:(3DX10+2)→8[7,8,8]+2→10
仁奈川伊由:7dx>=8
DoubleCross:(7DX10>=8)→10[1,1,2,2,6,8,10]+2[2]→12→成功
仁奈川伊由:買えた~ 使います
露野勲:2dx>=8
DoubleCross:(2DX10>=8)→9[3,9]→9→成功
風見将吾:で、応急手当。よく考えたらこいつ対抗種だから
露野勲:GET!
風見将吾:HPが足りないのは割と死活問題でした。
仁奈川伊由:9+2d10
DoubleCross:(9+2D10)→9+17[10,7]→26
風見将吾:3dx>=8
DoubleCross:(3DX10>=8)→8[2,8,8]→8→成功
露野勲:以上!
仁奈川伊由:ヤッタネ 全快
風見将吾:あっ危ない! 買えた! 使います。
風見将吾:7+2d10
DoubleCross:(7+2D10)→7+7[4,3]→14
風見将吾:全然回復しねえ……! 以上です。
壱条ゆゆ:幼馴染/風見将吾/懐旧/驚愕:○/ロイス
露野勲:じゃあ風見君に
露野勲:露野の分の応急手当キットもあげよう!
露野勲:使ってくんなッ!
風見将吾:エッ!
露野勲:こちらは以上です
風見将吾:友情の証……ってコト!?
露野勲:ヤハ!
風見将吾:ありがとうございます。この友情応急手当キットで更に回復。
風見将吾:14+2d10
DoubleCross:(14+2D10)→14+12[5,7]→26
風見将吾:ほぼ全快!
風見将吾:風見将吾のHPを26に変更(14→26)
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を2増加(69→71)
風見将吾:伸縮腕のぶんも上げました。今度こそ以上です。
壱条ゆゆ:以上~
ミドル4
GM:情報収集シーン2
GM:シーンプレイヤーは仁奈川さん
GM:登場は任意です
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→6)増加(62→68)
仁奈川伊由:出るぜ
壱条ゆゆ:1d10+69
DoubleCross:(1D10+69)→1[1]+69→70
風見将吾:でよ!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→3)増加(71→74)
壱条ゆゆ:誰も登場ダイス事故ってないの珍しいな
風見将吾:事故るとだいたい誰か一人だけ突出しますしね
露野勲:1d10+69
DoubleCross:(1D10+69)→2[2]+69→71
GM:安定している
GM:調べられる情報は
☆動物虐待犯について 情報:UGN6 情報:噂話7
☆検死結果について2 情報:警察7 情報:UGN7
☆ディオニュソスセルについて 情報:UGN6
TIPS 十海家 知識:歴史6 情報:噂話7
TIPS 風見家 知識:歴史6 情報:噂話7
TIPS 向井家 知識:歴史6 情報:噂話7
TIPS マユラ様 知識:歴史7 知識:オカルト6
GM:です
風見将吾:Tipsも抜きたいけどまずは重要そうなやつからだな~
露野勲:得意なのがないので、みなさんが失敗した時に備えてます
仁奈川伊由:流れ的にディオニュソスセルになるなあ
露野勲:みんなが成功してたらTipsを狙います
壱条ゆゆ:検死結果いきますねえ
風見将吾:ニナちゃんはそうだよねw
壱条ゆゆ:流れて気にもそれしかないので
壱条ゆゆ:コネ警察を使います。お前が警察なのにな
風見将吾:じゃあ風見は虐待犯に行きましょう。地元のニュースにはきっと詳しいはず。
露野勲:将吾くん!この事件とはなんの関係もないしまったく怪しい部分もないが
壱条ゆゆ:5dx+3
DoubleCross:(5DX10+3)→9[6,7,7,8,9]+3→12
露野勲:ぴーちゃんはきみに任せた!
風見将吾:動物皆殺し事件にやたらと詳しい、風体の怪しい男
仁奈川伊由:じゃあセルやります!UGNだとコネ使える!
仁奈川伊由:10dx+1>=6
DoubleCross:(10DX10+1>=6)→10[1,1,3,3,4,5,7,9,9,10]+7[7]+1→18→成功
風見将吾:5dx>=7 噂話です。コネも使用。動物虐待犯について
DoubleCross:(5DX10>=7)→10[1,8,8,9,10]+7[7]→17→成功
露野勲:優秀
仁奈川伊由:有能すぎる…と思ったら負けた
GM:なんかスゲーたかいな皆
仁奈川伊由:やたら動物虐待事件に詳しい男w
露野勲:じゃあちょっと十海家のTipsに挑んできまさぁ!
風見将吾:俺は犯人じゃない!
露野勲:情報:噂話7!
風見将吾:頼むぜ殺し屋の旦那!
露野勲:3dx+1>=7
DoubleCross:(3DX10+1>=7)→7[1,5,7]+1→8→成功
露野勲:殺し屋ではなく…探偵だった!
GM:流石探偵
GM:では貼っていきます
☆動物虐待犯について
状況証拠や遺留品から犯人は大学生の桑原幸一だったと思われる。
警察の事情聴取を受けたあと親が学校へ損害賠償金が支払われ事件を示談に終わらせている。
その事について生徒への影響なども考えたのか事件が公表される事は無かった。
真園彩音も事情を知らされていない。
桑原幸一は現在死亡している。
連続怪死事件の2番目の犠牲者だ。
風見将吾:ああー。死んだ大学生が犯人か
☆検死結果について2
広瀬陽子の遺体からは他の犠牲者と同じく麻薬成分が検出された。
またこの麻薬からは常人では感知できない匂い成分が分泌されている事がわかる。
また広瀬陽子の自宅からは西迫の私物と思われる証拠を押収。
そのうちの麻薬の顧客リストが失踪者の何人かと名前が一致した。
☆ディオニュソスセルについて
もともとは室町時代より続く酔仙狂座という名の魔術組織。
神酒やソーマなどの長命の秘薬や酩酊による神がかりを研究していた。
江戸時代以降は十海家の出資の元研究を続け戦時中は日本軍の魔術研究機関とも交流している。
FHの日本進出以降はFHに所属し研究を続けている、セル同士の技術交流にも積極的。
研究を主体としたセルで戦闘部隊は殆ど所持していない為、他セルから人員を借り受ける事が多い。
今の所積極的に君達に関わってくる気配はない
GM:十海市内を管轄しているのがデュオニュソスセルですね
GM:コレクターズセルとは研究面や人員の貸し借りで共闘しているようです。
仁奈川伊由:いやすぎる………
壱条ゆゆ:そこまで分かっちゃう感じ?
壱条ゆゆ:PC視点でも
GM:相手の会話から繋がって居そうかなくらいは想像できてもいいですね
壱条ゆゆ:状況証拠というわけね
GM:どの程度の共闘かはわかりませんが
TIPS 十海家。
かつてこの地が十海藩と呼ばれた頃の領主。
戦国時代から続く名家である。
土着の豪族であったが明智、豊臣、徳川と歴史の転換点で素早く主君を変えている。
江戸から近代に至るまで混乱を乗り切り現代にいたる。
地政学に優れ先読みの異能があると噂されている。
十海とも遠見とも呼ばれていたが豊臣の頃には十海を名乗っている。
歴代市長は十海家が独占している。
GM:以上です
GM:もし他のTIPSに挑戦したいのなら侵蝕を1D5支払ったPCはこのシーンで挑戦しても良いですよ
風見将吾:おっ、どうしようかな
仁奈川伊由:払う払う! 余裕あるし
壱条ゆゆ:やりたみ 向井さんち調べようかな
仁奈川伊由:それでマユラ様調べようかな
風見将吾:いってみよう。なぜなら、実家の事情を知らないとルポライターとして恥ずかしいから……!
仁奈川伊由:1d5+68
DoubleCross:(1D5+68)→2[2]+68→70
露野勲:やるぜ…
仁奈川伊由:ヤッタネ
風見将吾:再登場して、風見家について調べてみます。
風見将吾:と思ったけど侵蝕が今一番高いから
壱条ゆゆ:1d5+70
DoubleCross:(1D5+70)→1[1]+70→71
露野勲:風見家の謎は、私に任せな!
風見将吾:一旦様子見しよ。誰かが失敗したら出ます。
露野勲:1d5+71
DoubleCross:(1D5+71)→5[5]+71→76
壱条ゆゆ:いやお前何……?
風見将吾:頼んだぞ探偵……!
GM:探偵に実家を調べられた
露野勲:風見家 情報:噂話7
壱条ゆゆ:実は幼馴染と同じ視点で共闘できて嬉しいのか……?
露野勲:3dx+1>=7
DoubleCross:(3DX10+1>=7)→6[2,3,6]+1→7→成功
仁奈川伊由:マユラ様 知識:歴史7 知識:オカルト6
露野勲:ふっ……
風見将吾:『出奔した長男を探してほしい』みたいな依頼が来たのかもしれない
仁奈川伊由:うーん 知識:歴史7でいきます
風見将吾:探偵!
仁奈川伊由:2dx>=7素振り
DoubleCross:(2DX10>=7)→1[1,1]→0(ファンブル)→失敗
露野勲:出奔した長男の所在なら、この探偵にお任せ!
仁奈川伊由:wwww
GM:ばかなw
露野勲:うおおw
風見将吾:ど、どうしたチルドレン
GM:滅多にないファンブルがw
露野勲:100分の1の確立を引き当てた
風見将吾:相当珍しいなーこrうぇ
風見将吾:これw
仁奈川伊由:てっ…転校してきたばっかだからしょうがないの!
風見将吾:よしよし おじさんがかわりに調べてやるからね
仁奈川伊由:あまりのオカルト嫌いが全面に出ました
風見将吾:お礼はデート一回でいいよ
仁奈川伊由:うえっ…
風見将吾:74+1d5
DoubleCross:(74+1D5)→74+1[1]→75
壱条ゆゆ:情報:噂話で向井家を
壱条ゆゆ:3dx
DoubleCross:(3DX10)→6[1,3,6]→6
露野勲:ゆゆゆ~~~っ
壱条ゆゆ:財産使えます?
GM:オカネ払えばOKネ
壱条ゆゆ:じゃあ1使って成功~
風見将吾:マユラ様、知識限定か~。やってみよう。知識:オカルト。
風見将吾:2dx+1>=7
DoubleCross:(2DX10+1>=7)→8[7,8]+1→9→成功
GM:ヤッター
風見将吾:これが……月刊ムーに寄稿しているライターの力だ!おそれよ
仁奈川伊由:えっえらい さすがオカルト記者
GM:では開示していきます
TIPS 風見家
十海藩武術指南の系譜を持つ旧家。
二海と書いてふたうみ、ふうみとも名乗っていた、十海の二。
気象学に通じた風見方であったが戦国時代に武功を立てた事で武門に比重を置いた。
江戸に入り当主の海と被らぬように文字を役職の風見に変え読みも字面に合わせ「かざみ」となった。
風見将吾:エーッ!
風見将吾:な、ナンバー持ち……!
風見将吾:当主の『海』と被らぬようにってのもいいな……そういうの昔はよくあるもんなあ
TIPS向井家
十海藩刑部方の家柄で現在は警察関連に一族を輩出している。
六の海と書いて六海と呼ばれていたが江戸時代に読みを残し改名、向井となった。
一時期ほどの力はないが十海家に近く忠誠心の高い家系と認識されている。
仁奈川伊由:ナンバー持ちが次々と現れている
TIPS マユラ様
十海市近域で祭られる土着信仰神の一柱。
白い繭玉をご神体として神社に社が置かれている。
養蚕を生業とする村落で発生したと思われる豊穣と機織りの神である。
羽衣を纏う天女の姿で描かれる事が多く、学業や芸事成就の側面は弁財天との混合であろう。
一部地域では羽衣で泣く羽を持つ姿でも描かれており天使を彷彿とさせる姿だ。
その機織りや豊穣はその他の良く知られた神々のイメージが付加されたもので、この羽を持つ姿こそ、その源流ではないか。
その地域では願いを叶える神、生贄を求める荒神との逸話もある。
森の中に潜む、神秘が生み出した幻想か。
星見塔胡「十海怪奇譚」より
風見将吾:わるいかみさまじゃないんだなぁ
壱条ゆゆ:またお前か塔胡
仁奈川伊由:星見さんだあ
露野勲:何者なんだ……?
GM:というわけで情報は以上です
GM:----
GM:十海警察署、本館会議室。
GM:大きな事件が起きた際には捜査本部としても使用される場所で。
GM:壁際には折り畳み椅子がカートに積み上げられている。
GM:会議用の机とホワイトボード、プロジェクターなどが用意されている。
壱条ゆゆ:ひととおりの準備を終え、プロジェクターの具合を確かめている。
露野勲:「豪華なミーティングルームだな。VIP待遇か」
風見将吾:「ドリンクは出ないのか? あとタバコ吸っていい?」
壱条ゆゆ:「外部の三人相手に使うのが最初なんて……」
壱条ゆゆ:「署内は分煙」
向井玲子:「湯沸しポットと茶程度なら、好きに使えばいい」
仁奈川伊由:「あ、あるじゃん。お茶淹れたげるよ」
向井玲子:署長の向井と火渡ヒロミも入室してくる。
風見将吾:「おっ、JKが淹れてくれるお茶か。その手のお店なら金取られちゃうな」
火渡ヒロミ:「ウチの店ならお金取るところねえ」
壱条ゆゆ:「仁奈川さん、手とか握られそうになったら言いなさい」
壱条ゆゆ:「つねり上げて良いからね」
露野勲:「アホか……」 自前の端末とディスプレイを接続する。
仁奈川伊由:「許可が出た。やったね」緑茶を入れた湯呑を配り始める。
風見将吾:「冗談はさておき、何から行く? 俺は動物虐待犯について洗ってきたぜ」
仁奈川伊由:「あれ。検死結果ってもう出たの?」
風見将吾:「流石にんな早くは出ないだろ」
壱条ゆゆ:「いえ。先にこちらから済ませましょうか」
風見将吾:椅子にふんぞりかえって緑茶をすすってます。
露野勲:「わかったことはあるか?」
壱条ゆゆ:「確認した結果、死体は、例のマンションの主……広瀬陽子のものだと判明しました」
仁奈川伊由:「売人の恋人だっけ」
壱条ゆゆ:「例の薬物が、この遺体からも採取できています。」
露野勲:「……クソが」
壱条ゆゆ:「麻薬の売人であると思われる、西迫の顧客リストも部屋内で入手。リストのうちいくつかは、失踪者と一致しています」
風見将吾:「まあ売人の恋人じゃなあ。ヤク欲しさに関係を結ぶっての、ありがちだろ……それで?」
仁奈川伊由:「麻薬の顧客っていうのが行方不明者の共通点?」
壱条ゆゆ:「解体間際だったとはいえ、死体は普通の状態で、他の被害者と直接は結びつきませんが」
壱条ゆゆ:「そうですね。今のところ、二つの線は交錯しているといえます」
壱条ゆゆ:「それと、もう一つ……」
壱条ゆゆ:「麻薬自体の特徴なのですが、ある種の香料が使われているようです」
仁奈川伊由:「香料?」
壱条ゆゆ:「ええ。といっても、普通の人間ではほとんど感じない程度のものですが」
向井玲子:「私もさっき遺体を見たが何か臭うとかはなかったな」
露野勲:「じゃ、普通じゃない人間か、犬でもないとわからねえな」
壱条ゆゆ:「麻薬の薬効成分とは関係ないものらしく、鑑識が首を傾げていました」
仁奈川伊由:「オーヴァードが絡んでるなら、何らかの能力の残滓ってこともありうるわね」膝を組む。
露野勲:「隠し味のつもりか? ンなわけねえな……」
風見将吾:「マーキングだったりしてな」
風見将吾:「匂いを頼りに殺しにいくんだよ、目の見えない殺人鬼が。ドント・ブリーズって映画でもやってた」
仁奈川伊由:「…風見さん、映画好きなの?」
風見将吾:「編集部の付き合いでネットフリックスに入っちゃってさ……」
露野勲:「ホントに付き合いかよ。そーゆー映画好きそうな顔してるだろ」
風見将吾:「今度映画デートでもする?」
壱条ゆゆ:「はいはい。話をそらさない」
仁奈川伊由:「やたら動物虐待事件に詳しかったのも、そういう…」
風見将吾:「ちげえーよ! 動物虐待事件は自前で調べてたの!」
露野勲:「で? 収穫ゼロだったら、本格的にお前を疑わなきゃならねえぞ」
風見将吾:「幼馴染を疑うなよ……ちっちゃいころ一緒にお風呂だって入った仲じゃねえか」 言いながら手帳をめくる。
風見将吾:「動物虐待事件な。あれ、犯人はストレスのたまった大学生だったんだ」
仁奈川伊由:「え、犯人分かってるの?」
風見将吾:「うん。分かってる。親がカネで示談にしたから、まあおおっぴらにはなってないんだな」
風見将吾:「ただ妙なんだよな~」
風見将吾:「こいつ、もう死んでんだよ。連続怪死事件で二番目に」
風見将吾:「ヤクキメてたって情報もねえしさ。なんかこいつだけ犠牲者の中から浮いてんだよな」
仁奈川伊由:「え」瞬きする。「繋がるんだ、そこ」
露野勲:「かなり順序が早いな」
露野勲:「ストレスの溜まった学生で、そこそこ気が回るやつなら、しっかり隠れてドラッグやってたって話もなくはねえ。が……」
露野勲:「やっぱり妙に繋がりやがる」
壱条ゆゆ:「つながるって言ったって……殺された動物たちの怨霊だとでも? いくらなんでも……」
仁奈川伊由:「ねえ。その大学生の事件関係でさ。真園の名前出たりする?」
仁奈川伊由:「実は事情知ってたとか。それなら真園をホントに疑わないといけなくなっちゃう…」
風見将吾:「いや出てない。一応調べてはみたが」
風見将吾:「その……真園チャンだっけ? にはまったく事情伝わってないみたいよ。かわいそうにな」
風見将吾:「真相を知らない彼女は、未だに動物虐待犯の再来に怯えなきゃいけないワケだ」
風見将吾:話は終わったとばかりに緑茶をすする。
仁奈川伊由:「…そっか」眉をしかめる。
露野勲:「怨念を装いたいやつ。怨念を装っていると思わせたいやつ。あるいは俺たちのまだ知らないリンクがあるか、それともマジの怨念か……」
露野勲:「個人的に一番ワケがわかんなくて、かつ怪しいのはファルスハーツだ」
露野勲:「あんなとぼけたこと言ってたが、死体を始末しに来たとしか思えねえ。ホントに無関係なのか?」
風見将吾:「まータイミングが良すぎたよな」
風見将吾:「実際どうなのよ? FH関連はニナちゃんが当たってなかったか? なんかわかってない?」
仁奈川伊由:「…さっき、あたしらと戦ったやつらはコレクターズセル」
仁奈川伊由:「あいつらは無関係。この街を支配しているのはディオニュソスセル」
向井玲子:「それは間違いないな」
向井玲子:「この街で活動しているのはそいつらだ」
向井玲子:「コレクターズとやらは初めて聞いた」
壱条ゆゆ:「その名前、確かに口に出していたわね」
火渡ヒロミ:「コレクターズ?あの連中が出てきたの?」
露野勲:「有名なのか? ムーンドッグやラットフィンクぐらいなら聞いたことあるが」
仁奈川伊由:「うん。広瀬陽子の死体を回収しようとしてた」ヒロちゃんに頷く。
火渡ヒロミ:「死体回収…人体卿のマンハントか」
仁奈川伊由:「ううん。あたしが昔そこのモルモットで、人体実験受けてたってだけ」
壱条ゆゆ:「な」
風見将吾:「マジか」
露野勲:「……これだからFHはクソだな。仲良くやれる気がしねえ」
火渡ヒロミ:「マンハントは掃除屋としても働くわ。UGNでいえば情報抹消担当も兼ねる」
仁奈川伊由:「マジ。なんかいきなり、めちゃくちゃ個人的な話になっちゃうんだけど…」
仁奈川伊由:「ディオニュソスセルと協力関係にあるのかな。今回はマジで偶然居合わせちゃっただけな気がするけど」
火渡ヒロミ:「どうかしらね、デユオニュソスセルがどんな組織かにもよるけれど」
火渡ヒロミ:「その辺はどうなの?」
露野勲:「何が目的だ? 麻薬の栽培が専門ってわけじゃねえだろ」
仁奈川伊由:「『ディオニュソスセルの目的は、神酒やソーマなどの長命の秘薬や酩酊による神がかりの研究』」スマホのメモをそのまま読み上げる。
仁奈川伊由:「『室町時代には、酔仙狂座という名の魔術組織として存在しており、江戸時代以降は十海家がスポンサーとなり、研究を続け』」
仁奈川伊由:「『戦時中には日本軍の魔術研究機関とも交流がある』……って、これ、この街のオーヴァードなら知ってるんじゃないの?」
風見将吾:「俺は半分くらいしか知らんかった。FHはガードが固いんだよ」
壱条ゆゆ:「デュオニュソス……酒の神、豊穣の神。そういう由来なのね」 単語検索しつつ。「というか、魔術? ……スポンサー?」
向井玲子:「地域密着なのよ、お殿様の御典医も務めていた集団ね」
壱条ゆゆ:「じゃあ、十海家の家に顔を出すFHっていうのも……」
露野勲:「殿様っつったら、十海だな。あいつらだろ」
向井玲子:「そういう事」
仁奈川伊由:「ねえ!ヤバくない?あたしセルのスポンサーのとこ居候してんだけど」
向井玲子:「言っておくけど、FHに所属したのはそう古くからじゃない」
風見将吾:「ニナちゃんがまた実験動物に戻りたいってわけじゃないなら、やべえな。うち来るか?」 茶化す顔ではない。
風見将吾:「いつモルモットにされてもおかしくねえぞ。その居候先」
向井玲子:「元々この街に古くからある家の一つって話」
露野勲:「……どうかな。風見の家も、十海と繋がりがないわけじゃない」
露野勲:「こいつはどうか知らんが、関係はいまだにある。だろう」
仁奈川伊由:「そなの?」
風見将吾:「んまあ、そうだけどよ……」
壱条ゆゆ:「というより、逆。スポンサーの客なら、軽々に手を出し辛いでしょう」
露野勲:「かもな。この街に限って言えば、FHより強力かもしれない。先読みの異能を持ってるとか言われてるしな」
壱条ゆゆ:「……仁奈川さんの感情を別として考えるなら、だけどね」
露野勲:「なにしろ戦国時代のあたりからずっと領主やってたんだ。いまだに市長はあの家が独占してる」
向井玲子:「先見の明があるのよ、十海家は。この街の発展とは切り離せない」
壱条ゆゆ:「古い家じゃ、影響を受けていない家の方が少ない。署長も確か、そうなんでしたか」
向井玲子:「そうね、向井の家もそう」
風見将吾:「ソーマだの何だのを調べてるデュオニュソスと繋がりがあるのも納得だよなあ。始皇帝とかギルガメッシュ王とか、なが~く王様やってるとみんな不老不死を求めやがる」
向井玲子:「六の海と書いてムカイだったんだ。遥か昔は」
仁奈川伊由:「…なんかこの街、闇深くない?」
向井玲子:「風見のところも同じだろう?」
露野勲:「いかにも、って感じだな。封建体制がいまだに続いてる」
風見将吾:「そーね。うちはもともと『ふたうみ』が転じたものだしな……闇は深いよ、すんげー深い」
風見将吾:「……なあ。これどうすんだ? なんか情報集めたら、余計に着地地点がわからなくなったんだが」
風見将吾:「とりあえずヤクと連続怪死事件を追うのに変わりはないんだよな? この先どうするべ」
仁奈川伊由:「ぴーちゃん探し!」
向井玲子:「情報が全部出てないからだろう?」
壱条ゆゆ:「当初の目的を忘れないで。まずは怪死事件よ」
風見将吾:「それは後な」 ニナちゃんの頭を撫でる。
向井玲子:「私がただこの場所に話を聞きに来たわけじゃない」
仁奈川伊由:「寄り道してもいいじゃん…ギャッ」
向井玲子:「こっちからも情報がある」
向井玲子:「判断はお前達でしろ」
壱条ゆゆ:「件の売人、あるいは麻薬を直接追えれば……え?」
露野勲:「さすが警察署長ってわけか」
風見将吾:「なにがギャッだ失礼だな! ……情報?」
仁奈川伊由:「なになに、聞く聞く」
向井玲子:「良いセンだな、壱条」
向井玲子:「まさにそれだ。西迫だったか?前科があるから」
向井玲子:「担当部署の刑事に事情の詳しいのが居た」
露野勲:「……そいつは俺の標的でもある。わかったのか?」
向井玲子:「風営法違反と薬物取締法違反だな」
向井玲子:「地元のヤクザの下っ端だったが、隙を見て悪さをしていたようだ」
向井玲子:「組にも終われているが、今の所逃げおおせている。不思議なくらいにな」
壱条ゆゆ:「……。こちら側だと?」思い出すのは、あのガスマスク男の逃げ方だ。
向井玲子:「最近の話だと。なんでもラッキーアイテムを手に入れたから無敵だとか何とか」
向井玲子:「知り合いに自慢していたそうだ」
風見将吾:「ラッキーアイテムだあ?」
風見将吾:「なんだそら。スピリチュアルかぶれか」
向井玲子:「わからん。だがそのころから新しい麻薬を売ったりして金回りが良くなっている」
露野勲:「……怪しいな。ろくなモンじゃねえだろ」
仁奈川伊由:「真園の持ってた、マユラ様のお守りといい…非科学的なものに頼るやつばっかりね」
壱条ゆゆ:「どこか、対象が懇意にしていた場所などはありますか?」
向井玲子:「女を何人かキープしていたみたいだがな」
向井玲子:「先ほどの犠牲者以外は行方不明だ」
壱条ゆゆ:「…………ますます逃がすわけにはいかなくなりましたね」
火渡ヒロミ:「そうね、方向性としては」
火渡ヒロミ:「その、西迫を追うしかなさそうね」
風見将吾:「なるほどなァ」
風見将吾:「オーケーだ。人探しならこっちはプロがいるしな。なんとかなるだろ」
露野勲:「……人探しのプロか」
露野勲:そうだったら良かった。
露野勲:「そいつ一人の行方ぐらいは、掴まねえとな。次の仕事にかかるか」
向井玲子:「まあ、そういう方向で進めてくれ。私は仕事に戻る」
壱条ゆゆ:「ええ。ありがとうございます、署長」
風見将吾:「俺もタバコ吸ってこよ。そのまま正面玄関で待ってるわ」
火渡ヒロミ:「私は追跡の手段がないか考えて見るわ」
仁奈川伊由:「ねーこれ片付けた方がいいよね? 壱条さん、給湯室どこ?」湯呑をお盆に載せている。
露野勲:「……腹減った。鯖丼食ってくる」
GM:署長とヒロミさんは退出します
壱条ゆゆ:「あら、ごめんなさい。お客さんに」
壱条ゆゆ:「出て右の突き当たりよ。待って、わたしもいくから」
仁奈川伊由:「ありがと。風見さんも露野さんもマジで気遣いないよね」ひひっと笑う。
壱条ゆゆ:「昔はああじゃなかったんだけれど。ほんとに昔は、だけど」
仁奈川伊由:「3人とも、幼馴染なんだよね。その割には、なんか…距離感」
壱条ゆゆ:軽くため息。
仁奈川伊由:「感じるけど……大人ってそんなもの?」壱条さんをちらりと見つつ言う。
壱条ゆゆ:「大人だから、かしらね」
壱条ゆゆ:「大人になれてないからかも」
壱条ゆゆ:「……仁奈川さん、そういえば」
仁奈川伊由:「うん?」給湯室に辿り着き、湯を洗い始める。
壱条ゆゆ:「その、コレクターズセルに捕まっていた、って聞いたけど……じゃあ、貴方も出身はこの近辺なの?」
仁奈川伊由:「んー、分かんないんだよね」泡のついたスポンジをカップに滑らす。
仁奈川伊由:「もしかしたらそうかもしれない。よくある話なんだけど、あたし、小さい頃の記憶が無くってさ」
壱条ゆゆ:「よくある話では……」ないと思うが。
仁奈川伊由:「あはは。んで、気付いたら実験体だったってワケ。ごめんね」
仁奈川伊由:「あたし、偶然現れたそっくりさんなんでしょ?」壱条さんを見る。
壱条ゆゆ:「でも、出身は……」言いかけて気づく。「ああ、そうか……コレクターズセルは、この街が拠点のセルじゃないのか」
仁奈川伊由:「そうそ。あたしが脱走した時は海外だったもん」
仁奈川伊由:「今は別のとこ移動してる気がする。あたしは自分がどこから拾われたか分かんないの」
壱条ゆゆ:「そういう……」 そこまで言って、おもむろに布巾を持ったままの手で、口元を隠す。
壱条ゆゆ:「ごめんなさい、そういうわけじゃないのよ」
壱条ゆゆ:やや早口。
仁奈川伊由:「………」蛇口をひねると、勢いよく水が流れ出す。
壱条ゆゆ:「その、貴方がここの出身なら、彼女の血縁かもしれないとか、だから顔が似ていてとか」
壱条ゆゆ:「そういうことを考えていたわけじゃないの。本当に!」
仁奈川伊由:「……そうだったらどうするの?」
仁奈川伊由:「あたしが、九段って人の血縁だったら」
壱条ゆゆ:「……そう、だったら…………」
仁奈川伊由:「うん」コップをすすぐ。
壱条ゆゆ:どうなるのだろう。そんなもの。仁奈川伊由が生きていて。話せているからといって。
壱条ゆゆ:「……なにも」
壱条ゆゆ:「なにも、変わらない、わ」
壱条ゆゆ:「たとえば、貴方が親戚と会いたいとか、家族を探したい、といったら。望まれれば、手伝うけど」
壱条ゆゆ:「そうじゃなきゃ。特別、それで何か変わるわけじゃない」
仁奈川伊由:「……うん」
壱条ゆゆ:九段美優紀は死んだままで。
壱条ゆゆ:自身の罪も、何一つ漱がれたりはしない。
仁奈川伊由:「そうだよね。あたし、壱条さんが、ほんとは何て言ってほしいのか、分かんないもん」
仁奈川伊由:湯をすすぎ終わり、流しの脇に並べ終える。
壱条ゆゆ:「……仁奈川さん……」
仁奈川伊由:「聞こえるのは猫の鳴き声ばっかり」
壱条ゆゆ:「……そう。そういえば、それ」
壱条ゆゆ:「どうして分かるの? わたし以外には聞こえないと思ってた」
壱条ゆゆ:話がそれて、こっそりと安堵しながら。
仁奈川伊由:「あ、え? …なんだろ。なんか聞こえたんだよね」首を傾げる。
仁奈川伊由:「あたし、レネゲイドの感知能力が人より高いのかな…?」
壱条ゆゆ:「そういうものなの……?」
壱条ゆゆ:「といっても、頼めば出てくる子達でもないのよね……」
壱条ゆゆ:「猫、好き?」
仁奈川伊由:「え、考えたことない」笑う。「可愛いとこは好き」
仁奈川伊由:「でも犬の方がイメージしやすいみたいなんだよね、あたし」
壱条ゆゆ:「可愛い……のかな。……そのうち出てくると思うから、よかったら触ってあげて」
仁奈川伊由:「気難しいレネゲイドビーイングなんだね。うん、触る触る」
壱条ゆゆ:「たぶん、仁奈川さんなら、熱くはならないと思うから」
仁奈川伊由:「風見さんと露野さんだとどうなりそう?」
壱条ゆゆ:「……うーん。勲は……分からないけど、勲の方が嫌がりそう」
壱条ゆゆ:「風見は、……触った瞬間、火達磨かな」
仁奈川伊由:「あは! セクハラされた分、ちょうどいいじゃん」
壱条ゆゆ:「み、見てたの。」
仁奈川伊由:「え? 普段の言動で……」塗れた手をタオルで拭く。
仁奈川伊由:「なんかされたの…?」
壱条ゆゆ:「え? ああ。うん。そうね!」 慌てたように蛇口を止める。
壱条ゆゆ:「され……されてな……いや……」
仁奈川伊由:「………」
壱条ゆゆ:手をタオルで拭いて。
壱条ゆゆ:「……貧相貧相って言うくせに、尻を触る男は、燃やした方が良いわよね」
仁奈川伊由:「うわ、最低じゃん」
仁奈川伊由:「燃やそ。燃やしに行こ」
壱条ゆゆ:「昔は……昔はああいうやつじゃなかったのよ……」
壱条ゆゆ:「わたしはともかく、仁奈川さんに手を出したら完全にアウトだから言ってね」
壱条ゆゆ:「身内の恥は差し違えてもどうにかするから」
仁奈川伊由:「ふふ。身内ね」笑う。「ヨロシク」
西迫大康:「ハァ…ハァ…ハァ…!クソ…なんだってんだ」
GM:路地裏を走る男の名は西迫大康。
蜂:ぶぅん…ぶぅん…。
GM:男の肩に巨大な蜂が羽音を鳴らしながらとまっている。
西迫大康:「何で俺が化けモンに追われなきゃあならねーんだよぉ!なあ、罪蜂ィ!クソ蜂が!何とか言えよ!」
蜂:ぶぅん…ぶぅん…。
GM:蜂は答えない、だが。
GM:針の先からポトリと液体が零れ落ちる。
GM:西迫は慌ててそれを手で受け止め自らの口に放り込む。
西迫大康:「かはっ!はぁ~…イイ」
GM:目が一瞬蕩けるように澱み、その後はっきりする。
西迫大康:「そうさ、このクスリがある限りいくらでも金は手に入る」
GM:キマった目で男は呟く。
GM:その首には黒い繭玉がネックレスのように吊り下げられている。
西迫大康:「あの男が言った!他人を犠牲にする限り俺は無敵なんだ!ヒヒ、女ならクスリと金でいくらでもひっかけられる。俺は…まだ死なねえぞ」
GM:ブツブツと呟きながら男はよろよろと歩き去っていった。
ミドル5
GM:最後の情報収集シーンです
GM:シーンプレイヤーは壱条さん
GM:登場は任意です
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→4)増加(70→74)
仁奈川伊由:でちゃお~
露野勲:1d10+76
DoubleCross:(1D10+76)→7[7]+76→83
風見将吾:あと情報ってどれくらい残ってるんでしたっけ
壱条ゆゆ:1d10+71
DoubleCross:(1D10+71)→6[6]+71→77
露野勲:私は最強Dロイス使いの露野……なんの問題も無し!
風見将吾:キャンペーン1話の会話チャンスは貴重……! 出ようっと
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→9)増加(74→83)
風見将吾:ごえええ
仁奈川伊由:これが火達磨になるということ
露野勲:泣いても 懺悔しても 逃れる術はない…
壱条ゆゆ:ここがお前の終着だ
風見将吾:俺はまだ死なねえぞ……
☆街頭監視カメラの映像解析 情報:ウェブ7 情報:警察8
☆携帯位置情報の追跡 情報:UGN8 情報:裏社会7
☆西迫の足取りの聞き込み 情報:噂話8
GM:この三つをクリアする事で現在位置を特定できます
壱条ゆゆ:現実的ー!
仁奈川伊由:この私は最強の情報収集得意マン
風見将吾:みんな好きなのにいきな!風見は失敗に備えてやろう!
壱条ゆゆ:情報:警察 監視カメラいきます ゆゆはこれしかできない!
露野勲:下がってな…携帯位置情報の追跡なら、この私が!
壱条ゆゆ:5dx+3
DoubleCross:(5DX10+3)→9[3,5,6,7,9]+3→12
露野勲:これがいちばん確率高い
仁奈川伊由:ならばしてやろう!聞き込みを!
露野勲:コネ:情報屋とスキル:裏社会レベル3! 頼んだぞ!
露野勲:6dx+3>=7
DoubleCross:(6DX10+3>=7)→10[1,1,2,4,8,10]+4[4]+3→17→成功
仁奈川伊由:8dx>=8コネなし西迫の足取りの聞き込み 情報:噂話8
DoubleCross:(8DX10>=8)→10[2,3,3,5,6,6,7,10]+8[8]→18→成功
露野勲:見える……携帯位置情報が!
風見将吾:みんなめちゃくちゃ分かってるw
仁奈川伊由:スゲ~的確な人に話しかけた!
壱条ゆゆ:カタカタッ…………ターン! 見えたぜ。奴の足取り。
風見将吾:風見も何か調べられないかな……ニナちゃんが犬派か猫派かとか……
GM:ww
GM:とりあえず開示します
☆西迫の足取りの聞き込み
市街地から出る姿が目撃されている。向かった先の山野辺地区近辺は廃屋や工事現場が多く。潜伏場所に向いている。
☆携帯位置情報の追跡
基本的に電源は切っているが女と連絡を取る為かときおり使用され、その履歴からより精度の高い位置を把握できる。しかし広瀬陽子死亡後からは連絡の取れる相手もおらず、ときおりネットに接続しているくらいのようだ。
風見将吾:いつもの廃屋!
壱条ゆゆ:追加情報などはなし?
GM:
☆街頭監視カメラの映像解析
コンビニや商店街の監視カメラに西迫の映像が映っている。
最後に移っているのは山野辺地区のコンビニの前を通る姿だ。
その先には今は使われていない倉庫がある。
…
…
それらの画像の端に何かが写っている。
GM:☆画像解析 知識:映像5 情報:ウェブ6 が可能
風見将吾:おっ
露野勲:画像解析チャンス!
露野勲:これこそジャーナリストの仕事
仁奈川伊由:おお!
風見将吾:これはいいですね……!そう、記者のデフォルト技能は情報:ウェブ!
風見将吾:ということで判定します。情報ウェブで画像解析!
壱条ゆゆ:おわかりいただけただろうか…………(ドゥーン)
風見将吾:4dx+1>=6
DoubleCross:(4DX10+1>=6)→9[2,2,7,9]+1→10→成功
仁奈川伊由:あぶなげない出目!
露野勲:SHO-GO!
風見将吾:映画でよくある、画面の端っこにあるぼやけたところを四角で囲むと
風見将吾:そこがズームされて異様に解像度が高くなる演出が入ります
壱条ゆゆ:何が移ってるんだろう アスワンツェツェバエかな……
風見将吾:ヤツの居場所はエジプト!
GM:
GM:☆画像解析
拡大する。
画像が荒い。
人物であるのは確かだろう。
何かを抱えた人物が写っている。
白い、何か。
画像が少し鮮明になる。
人形だろうか。
ぬいぐるみのようなものを抱えた小柄な人物。
荒い画像がより鮮明になる。
パーカーを着込んでいて顔は見えない。
学校指定の、パーカー。
体格から見て、少女。
ニワトリのぬいぐるみを抱えた少女。
そして
その背後に佇む黒い影。
影は、少女に何かをボソボソと呟いているようにも見える。
少女の肩にさげられた鞄には白い繭玉のお守りがつけられていた。
GM:
GM:
風見将吾:「ニシザコの逃亡先がわかったのはいいとして……」
風見将吾:「おい。なんだこりゃ。"おわかり頂けただろうか"ってやつかこれは?」
露野勲:「追われてるのか?」
風見将吾:たまたまコンビニの監視カメラを見せてもらったら大当たりだったらしい。眉根を寄せている。
仁奈川伊由:「どこか焦ってる様子だったって、聞き取り調査のひとつに証言があったわ」
壱条ゆゆ:「この……この人……人影……?」
仁奈川伊由:「追われてるっぽい…けど」眉をしかめる。
壱条ゆゆ:「何……?」
仁奈川伊由:「…あたし、偶然とかあんま言うの嫌いなんだけど。でもさ」
仁奈川伊由:「この丸いやつ、真園が持ってたやつに似てた気がする」画面に映る少女を指さす。
火渡ヒロミ:「真園ってお友達の?」
風見将吾:「……ああそうだな。よく似てる」 子供の頃、縁日でもらったお守りにだ。
露野勲:「……お守りだ」
仁奈川伊由:「うん」頷く。「ニワトリの、ぴーちゃん探してる子」
仁奈川伊由:「え? 何?」
露野勲:「マユラ様。そういう名前の、神様のお守りだ」
壱条ゆゆ:「繭玉の、お守り」
露野勲:「俺たちが力を得るきっかけになった。少なくともそう考えてる。こいつは、このお守りは怪しい」
風見将吾:「追う対象が二つになったな。ニシザコと、このニワトリ少女ちゃんだ……どっちか片方を追えば、もう片方にも自動的に出会えそうだ」
風見将吾:「山野辺地区だ。勲、どうする。タクシー呼ぶか?」
風見将吾:「人を追っかけるのはお前のほうが得意だよな。ルート決めろ」
火渡ヒロミ:「その子の後ろの黒いのも気になるわね」
火渡ヒロミ:「なんなのそれ」
露野勲:「車を借りる。登録してるカーシェアを使う……」
露野勲:「……タクシーだと運転手を巻き込むかもしれねえ」
仁奈川伊由:「何か呟くみたいな形してない?これ」画面をじっと見ている。
壱条ゆゆ:「……急ぎましょう」
風見将吾:「確かにな。この怨霊臭いのが襲ってきたら、運転手まで守りきれるかわからん……」
壱条ゆゆ:「どういう状態であれ……これ以上何か起きる前に止めないと」
GM:その時仁奈川さんのスマホに着信があります
GM:相手は真園彩音
仁奈川伊由:「ちょ…ちょっと待って。噂の真園から電話」
仁奈川伊由:言って、出ます。「もしもし?真園?」
真園彩音:「ねえ、ニナ」
真園彩音:「ぴーちゃんが動かないの」
仁奈川伊由:「なに…? 待って」
真園彩音:「それでね、散歩に連れていくとまた動くようになるんだけど」
仁奈川伊由:「……」唖然とする。
真園彩音:「最近、勝手にどこかへ行くことがあって」
真園彩音:「さっき見つけたんだ」
仁奈川伊由:「あのさ。あたし、こないだ真園から、ぴーちゃんがいなくなったって聞いたんだけど…」
仁奈川伊由:「……どこで見つけたの」
真園彩音:「ああ…そうなの…そっちに行けばいいの?」
仁奈川伊由:「いや、いい。動かないで。迎え行くからさ」
真園彩音:「どこ…どこだっけ」
仁奈川伊由:「どこにいるか言って。お願い」
真園彩音:「でも、あっちに行けって言うの」
真園彩音:「そしたら、またぴーちゃんが動くからって」
仁奈川伊由:「……誰が?」
仁奈川伊由:「ねえ、今、一人?」
真園彩音:「怖い…怖いんだ。ニナ、私」
真園彩音:「ぴーちゃんといっしょだよ」
真園彩音:「あと、めきら」
仁奈川伊由:「めきら?」
真園彩音:「ぴーちゃんを動かしてくれるの」
真園彩音:「だからいう事をきかないと」
真園彩音:「行かなきゃ」
仁奈川伊由:「……」ヤバい。ヤバいことしか分からない。
真園彩音:「ねえ、ニナ」
仁奈川伊由:「真園!」
真園彩音:「助けて」
仁奈川伊由:「………当たり前でしょ!」
GM:プツン…
GM:通話が途切れます
仁奈川伊由:「……」思わず上げた大声が、聞こえたかどうかは分からないが。
風見将吾:「ここが静かで助かったな。内容は全部聞こえた」
壱条ゆゆ:「行きましょう。一刻も早く」
火渡ヒロミ:「今の通話の位置情報を解析したわ、発信場所は山野辺!おそらく西迫を追ってる」
露野勲:「どっちも制圧する」
露野勲:「逃がさねェぞ」
仁奈川伊由:「ハー」息を吐く。「うん。止めよう」
壱条ゆゆ:「ここから車を出しましょう。わたしが運転します」
露野勲:「壱条が? パトカーでも手配できるのか、おい」
壱条ゆゆ:「警官を何だと思ってるのよ。それとも、乗りたくない?」
風見将吾:「よかったな勲。カーシェアのガソリン入れる手間が省けたらしい」
露野勲:「……将吾。助手席譲ってもいいぞ」
壱条ゆゆ:「失礼なんだから。これでも、実技の中じゃ一番の成績だったのよ」
火渡ヒロミ:「こちらは引き続き情報を集めてバックアップするわ」
風見将吾:「だといいがな。保険に入っときゃよかったな……」
仁奈川伊由:「ありがと。行ってきます」
火渡ヒロミ:「気を付けてね」
風見将吾:「ああニナちゃん。ちょっと待て」
仁奈川伊由:「うん…ん?」
火渡ヒロミ:「貴女なら大丈夫、きっとうまくいくわ」
風見将吾:手を伸ばしてニナちゃんのほっぺたをむにーっと笑顔の形にする。 「笑え笑え! 怖い顔すんな」
仁奈川伊由:「なになに、今ヒロちゃんと良いとこでみゃーーーーっ」
風見将吾:「トモダチが助けてって言ってんだろ。なら怖い顔じゃなくて、自信満々の明るい顔で駆けつけてやれよ」
風見将吾:「マジになりすぎると助けられるものも助けられないんだからな」
仁奈川伊由:「何すんのさ!」脛を蹴る。
風見将吾:かつん、と片足でその蹴りを受け止め、そのまま出ていきます。 「外出てるぜ。助けなきゃな、今度こそ」
仁奈川伊由:「……真園を助けられるのは真園だけよ。あたしはその手伝いをするだけ」
仁奈川伊由:背中に言う。「だから!あたしに言うな!」
壱条ゆゆ:「もう。最後まで……」
壱条ゆゆ:風見さんの背中を見て、額に手を当てる。
壱条ゆゆ:「……けど、一理はある、か」
露野勲:「仕方ねえ……ちくしょう」
露野勲:「みんなが行くなら、俺も行くしかねえんだろ……わかってる。クソっ」
GM:----
GM:ロイスと購入が可能です
GM:次はクライマックスだよ
風見将吾:ロイス取ります。真園さんに取ろう。
露野勲:西迫大康にロイス。執着/憤懣〇。
風見将吾:-要注意対象/真園彩音/庇護/興味○/ロイス
仁奈川伊由:壱条さんにロイスを取得しよう
仁奈川伊由:チーム/壱条ゆゆ/尽力:〇/隔意/ロイス
壱条ゆゆ:ラス1どうしようかな……残しとこ。保留で
露野勲:購入は対BCスーツ
壱条ゆゆ:そして調達。コネ:手配師を使用し、ブルーゲイルを狙います
露野勲:4dx>=9
DoubleCross:(4DX10>=9)→7[2,3,6,7]→7→失敗
壱条ゆゆ:6dx+2
DoubleCross:(6DX10+2)→9[5,6,7,8,9,9]+2→11
露野勲:ほげ~。だめ!以上!
壱条ゆゆ:全然ダメ!
露野勲:毒使いと思しき敵と戦う以上、油断のない対BCスーツの備えをしたかったが無念…!
風見将吾:あっそうか。調達!
風見将吾:なら私が……BCスーツを購入して差し上げますねェ!
風見将吾:どうせ他に買うものもないし。BCスーツ。
風見将吾:4dx>=9
DoubleCross:(4DX10>=9)→10[2,6,7,10]+6[6]→16→成功
露野勲:はわ~っ
風見将吾:露野さん使っていいよ!
露野勲:い、いただきます!カバーリングで弐倍お得!
露野勲:ありがてえっ!
風見将吾:その余ったボディアーマーをもらえたりはします……?
露野勲:差し上げます
露野勲:これがユニフォーム交換
風見将吾:お古の空手着
風見将吾:やった! ユニフォーム交換を行い、以上です。
壱条ゆゆ:こちらも以上!
仁奈川伊由:ブルーゲイル調達しよう
露野勲:メチャクソ行動値が遅くなりましたが、イニシアチブで防具は脱げるというのがいいところ
仁奈川伊由:8dx
DoubleCross:(8DX10)→10[3,3,3,3,8,9,9,10]+8[8]→18
仁奈川伊由:財産点2点払って
仁奈川伊由:買います!そしてゆゆちゃんに上げます
壱条ゆゆ:あっわたしで良いのかしら
風見将吾:行動値が低くなるから?
仁奈川伊由:欲しがってたから…
壱条ゆゆ:あ、でもほしいな
仁奈川伊由:じゃあやっぱ上げちゃう
壱条ゆゆ:わーいJKからブルーゲイル貰った~
風見将吾:JKから違法薬物をもらうの、完全にアウトでしょ
壱条ゆゆ:法じゃ規制されてないもん
壱条ゆゆ:レネゲイドを縛る方がないので
露野勲:ブルーゲイルは合法
露野勲:眠眠打破と同じ
露野勲:こちらは以上!おわり!
壱条ゆゆ:以上です~
壱条ゆゆ:あっ待った
壱条ゆゆ:念のため持ってた応急手当つかっとこ
壱条ゆゆ:かざみん要る?
風見将吾:もしかしてもう風見以外全回復?
壱条ゆゆ:わたしは3減ってる
壱条ゆゆ:回避だと炎神だけだから
露野勲:全回復!
風見将吾:風見も3減ってるんですよね……w まあ誤差でしょ!
風見将吾:ゆゆっちが使っておきな!
壱条ゆゆ:じゃあ使う~
壱条ゆゆ:2d10+27
DoubleCross:(2D10+27)→4[2,2]+27→31
風見将吾:対抗種は『HPを失う』だから、HP1でも撃てちゃうしね(死ぬけど)
壱条ゆゆ:いやお前、何……?
風見将吾:ショボっ
仁奈川伊由:で でも全回復だよ
壱条ゆゆ:とりあえず全回復はしました 以上
クライマックス
GM:十海市、山野辺。
GM:山間地域はかつて林業が盛んだったが。
GM:今は採算が合わずに人手が減っている。
GM:市の森林局が定期的に手入れをしているが、全てに手が回っているわけではない。
GM:真田林業、関係者以外立ち入り禁止の立て看板は錆び付いており。
GM:この場所が遺棄されて10年以上たっている事を示している。
GM:半分廃墟と化したプレハブの事務所と土木機械が置かれた広場に。
GM:男は居た。
GM:そして、少女とそれを包むように蟠る影。
西迫康大:「く、くるなぁ!来るんじゃねえッ!」
真園彩音:「…」
GM:虚ろな表情で男を見つめている。
GM:というところでクライマックスシーンです
GM:全員登場をお願いします
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→6)増加(74→80)
壱条ゆゆ:1d10+77
DoubleCross:(1D10+77)→6[6]+77→83
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(83→88)
露野勲:1d10+83
DoubleCross:(1D10+83)→4[4]+83→87
壱条ゆゆ:パトカーのヘッドライトが、広場の入り口を照らす。
壱条ゆゆ:荒れた山道を強引な運転で飛ばしてきたパトカーが、急ブレーキと共に横付けされる。
風見将吾:「くそ……」
風見将吾:「二度とこいつの助手席には乗らねえ。勲に押し付けよ」 打ち付けた顎を押さえながら降りる。
露野勲:「荒っぽいな、おい……」
壱条ゆゆ:「非常事態でしょう! 間に合ったっ?」
仁奈川伊由:「真園!いる!?」転がるようにドアから出る。
西迫康大:「な、何だ!?」
真園彩音:「…二…ナ」
西迫康大:「なんだお前ら!け、警察か?助けてくれッ!」
西迫康大:「ば、化けモンが。化けモンが来るんだッ!」
GM:ライトに照らされた広場で
GM:男と少女の姿が浮かび上がる
露野勲:「生きてるな。よし、どっちも動くな!」
壱条ゆゆ:捜査データと照合。「……西迫康大。貴方には麻薬取締法および、連続殺人事件に関する容疑が……」
西迫康大:「チッ!そんな事はどうでもいいんだよッ!」
GM:男のジャケットの袖口からモゾモゾと巨大な蜂が這い出して来る。
風見将吾:「てめえもバケモノみたいなの飼ってんじゃねえか!」
西迫康大:「早くこっちにこい!意味なんか解らねえだろうが」
西迫康大:「お前らを犠牲にすれば俺はまた生き延びられる」
壱条ゆゆ:「!? 一体、何が……っ!」
GM:その言葉と共に甘ったるい香りが君達に届く。
GM:その力は非オーヴァードなら操る事が出来るかもしれないが
GM:君達には通じないだろう。
仁奈川伊由:「うわっ、嫌な臭い」顔をしかめる。
GM:ワーディングの一種だと解る人は解って良い。
露野勲:「やっぱり、こいつも力を使うのか……! プラン微修正だ、こいつも黙らせて捕まえる」
露野勲:「強制的にな」
風見将吾:「ああ、こういうタイプか……たしか"ソラリス"だ。めんどくせえぞ」
真園彩音:「わ、たし」
真園彩音:「どうすれ、ば」
影:「気にしないでいいですよ」
壱条ゆゆ:「ええ。どちらも確保しましょう」
壱条ゆゆ:保護対象であるはずの少女の、傍に立つ影を見据える。
影:「まずは美味しそうな獲物を頂きましょう」
GM:影は真園に囁く
仁奈川伊由:「…例の奴! 真園に変なこと吹き込むんじゃないわよ」
影:「また少し、貴方の命を贄に捧げなさい」
影:「それで貴方達の願いは叶う」
影:「馬鹿なクスリに惑わされた愚か者をこの街から一掃しましょう」
影:「そうすれば、もう大丈夫」
影:「貴女の可愛い動物を傷つける者は居なくなる」
真園彩音:「そう、だね」
風見将吾:「こら無理だな。言葉が全然届いてねえ」
GM:真園が抱えていたぬいぐるみのニワトリが
仁奈川伊由:「そんな奴の言うこと聞かないでよっ!」
GM:ガバッっと口を開け
GM:真園彩音を飲み込みます。
GM:Eロイス【飢えの淵】が使用されました
露野勲:「うお」
GM:影がニワトリに染み込む様に吸い込まれ。
仁奈川伊由:「ああっ!」
GM:ぬいぐるみが巨大化します。
壱条ゆゆ:「な……!」
ニワトリ:「邪魔をしないでください」
露野勲:「よくわかんねえシンドロームだ。怪物か、お前」
ニワトリ:「私達はお互いに干渉しないハズでは?」
壱条ゆゆ:「人形? 動物……?」
風見将吾:「あ?」
GM:君達の方を見てニワトリはそう言います
仁奈川伊由:「はあ?初対面でしょ」
風見将吾:「……ニワトリと不可侵条約結んでたっけ? 結んでねえよな?」
GM:壱条さん以外は体の中で何かが騒めくのを感じる
壱条ゆゆ:「そんな絵本みたいなことしないわよ」
露野勲:「聞いたことねえよ」
火車:(あれは、同じだ)
GM:壱条さんの中で火車が呟く
火車:(お前の仲間と同じ)
壱条ゆゆ:「……っ?」 片耳を抑える。「同じ? どういうこと?」
火車:(罪の獣の匂いがする)
火車:(美味そうだ、彷徨う獣の匂いだ、喰いたい)
壱条ゆゆ:「罪の、……? ちょっと、待ちなさい……!」
火車:(あちらの蟲ケラはまがい物だが、腹の足しくらいにはなる)
火車:にゃあにゃあにゃあ
西迫康大:「クソッ!どうでもいいんだよ!」
西迫康大:「てめえらで潰しあいたいなら勝手にしてろッ!」
壱条ゆゆ:「待って、私の言うことを聞きなさい……!」
仁奈川伊由:「なになに!分かりやすく教えてよ!」
ニワトリ:「私は哀れな小鳥と少女の願いを叶える者」
ニワトリ:「めきら」
壱条ゆゆ:「……」片耳を抑えながら。「蜂は偽物。まずいの鶏の方……!」
露野勲:「つまりお前はあれか、妖怪ってやつか?」
壱条ゆゆ:「どちらも制圧はする! でも、気をつけて……!」
めきら:「より多くの贄を喰らい」
風見将吾:「マユラ様以外にも色々いたのかよ……闇深すぎんな俺の地元」
めきら:「母の元へ還るのだ」
めきら:「邪魔をするなら、貴方達も喰らう」
めきら:「クェーッ!!」
GM:凄まじい飢餓の衝動が君達を包む
GM:衝動判定を行ってください
GM:目標値は9です
露野勲:うおーっ正念場!
壱条ゆゆ:3dx
DoubleCross:(3DX10)→9[6,8,9]→9
露野勲:思い出の一品+意志レベル2!
露野勲:3dx+3>=9
DoubleCross:(3DX10+3>=9)→3[1,1,3]+3→6→失敗
壱条ゆゆ:が、頑張るなお前
露野勲:最悪w
壱条ゆゆ:ほぼファンブルw
風見将吾:意志!
仁奈川伊由:固定値3もあるのにw
仁奈川伊由:4dx+1>=9
DoubleCross:(4DX10+1>=9)→10[2,6,9,10]+9[9]+1→20→成功
仁奈川伊由:wwww
仁奈川伊由:圧 倒 的
風見将吾:3dx>=9
DoubleCross:(3DX10>=9)→9[2,8,9]→9→成功
西迫康大:7dx>=9
DoubleCross:(7DX10>=9)→10[1,1,2,3,7,8,10]+2[2]→12→成功
西迫康大:暴走しないぞ
仁奈川伊由:お前も!?
風見将吾:フフ……勲ちゃんはオトナになってもあの時のへにょへにょ勲ちゃんだった事が証明されてしまったな
風見将吾:88+2d10
DoubleCross:(88+2D10)→88+17[10,7]→105
壱条ゆゆ:83+2d10
DoubleCross:(83+2D10)→83+15[10,5]→98
風見将吾:ゴエエエエーッ
壱条ゆゆ:はいはい
仁奈川伊由:2d10+80
DoubleCross:(2D10+80)→4[1,3]+80→84
仁奈川伊由:エエ~ッ!?
GM:凄い安定している
風見将吾:こ、こっちは戦闘前から死にそうなのに!
露野勲:2d10+87
DoubleCross:(2D10+87)→9[2,7]+87→96
風見将吾:衝動判定の差が凄いw
露野勲:これならいける!
風見将吾:カバー役がリザレクトできる……最高の出目!
西迫
↑
10m
↓
めきら
↑
10m
↓
露野 壱条 仁奈川 風見
GM:配置はこんな感じです
GM:ではクライマックス戦闘を開始します
GM:セットアップから
風見将吾:遠い!
仁奈川伊由:なし!
風見将吾:なしデース
壱条ゆゆ:《先陣の火》《アーティクルリザーブ》
露野勲:なし!
壱条ゆゆ:壱条ゆゆの侵蝕率を6増加(98→104)
めきら:【ターゲットロック】対象は西迫
壱条ゆゆ:乗用車を取得し騎乗! さらに行動値6上昇!
風見将吾:西迫w
壱条ゆゆ:行動値4→10
西迫康大:【扇動の香り】【甘い芳香】【シャドウマリオネット】対象はめきら
風見将吾:か、完全に共食いしてやがる
GM:意思で対決します
西迫康大:7dx
DoubleCross:(7DX10)→8[2,4,4,5,5,6,8]→8
壱条ゆゆ:これ放置してればいいのでは?
めきら:6dx>=8
DoubleCross:(6DX10>=8)→10[1,2,2,2,9,10]+7[7]→17→成功
壱条ゆゆ:w
GM:成功すればめきらさんを君達のエンゲージに移動させられたんだけどw
風見将吾:西迫いいところがない……!
GM:効きませんでした
仁奈川伊由:めきら強いよ~
壱条ゆゆ:まあこれはほぼ50:50だなw
GM:組み合わせて一緒に発動した行動値低下とこのキャラをねらった攻撃のダイスアップも不発に終わりました
風見将吾:役立たず!
仁奈川伊由:西迫~~!!
仁奈川伊由:西迫ロイス持ってないの?
壱条ゆゆ:西ザコ!
GM:演出
GM:こちらの分をさきにやりますね
西迫康大:「あいつらも化けモンかよ!じゃあ潰しあえ!こっちくんな!」
西迫康大:「罪蜂!やつらを犠牲にしろ!」
GM:蜂が羽音を立てると
GM:独特の甘ったるい香りが漂うが
GM:めきらはジッと西迫の方を見据えている
西迫康大:「ヒィ…なんだよ」
西迫康大:「何で効かねえんだよ」
風見将吾:「これはダメだな。1ミリくらいは戦力になるかと思ったんだが」
風見将吾:「西迫は後回しでも良さそうだ。ニワトリをなんとかしようぜ」
壱条ゆゆ:「分かって、……う」
壱条ゆゆ:「待ちなさい! ……いい、くべるのは、怪物だけ……!」
露野勲:「……コケコケうるせえな、あのニワトリ野郎。吐き出すまで叩くしかねえか」
壱条ゆゆ:胸を抑え、僅かに一歩下がる。
火車:にゃあん
火車:奇妙な声が響く。壱条の周囲に、ぽつぽつと、炎が灯る。
火車:人魂めいたそれらは、周囲を巡るように、じゃれ回るように跳ねて
火車:やがて、炎のように揺らめく、奇怪な猫の群れを構築していく。
火車:にゃあん。にゃあん。猫たちはくるくると回り、壱条のすぐ足元に、丸い火の粉のサークルを構成。
壱条ゆゆ:「協力はする! けど、人は駄目! 貴方に焼べるのは……『罪』だけよ」
壱条ゆゆ:「――火車!」
火車:――その、炎の門の中から。
火車:潜水艇が浮上するかのように--巨大な牛車が姿を現す!
仁奈川伊由:「うおっ」瞬きする。「猫車!」
壱条ゆゆ:「ああ、もう……!」 平安時代の貴人が乗るような、品のある……しかし、どこか禍々しい牽引車両だ。
火車:にゃあん にゃあん
火車:牽くべき牛は存在しない。だが、周囲の猫が跳ねるに合わせて、
風見将吾:「これが壱条の能力か。……おい、全然強そうに見えねえぞ!」
壱条ゆゆ:車上のゆゆの視線に合わせて、車輪が回る。
壱条ゆゆ:「そういうこと言ってると、一緒に轢くわよ!」
西迫康大:蜂が怯えるように羽を震わせる
GM:ではそのまま
GM:壱条さんのイニシアチブだ
GM:何もなければそのまま手番です
露野勲:「これもレネゲイドで説明つくモンなのか? ……俺にはわからん」
仁奈川伊由:「つくつく。説明つくわ」フンと鼻を鳴らす。
壱条ゆゆ:マイナーで戦闘移動。めきら様にエンゲージ!
仁奈川伊由:「妖怪も神も居ない。解明できないことなんて、この世にない」
壱条ゆゆ:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》 で攻撃!
西迫
↑
10m
↓
めきら 壱条
↑
10m
↓
露野 仁奈川 風見
GM:どうぞ
火車:(呵々)
火車:笑うような気配だけを感じる。車輪の軸が、口元を歪めるように一瞬、揺らめく。
壱条ゆゆ:14dx7+4
DoubleCross:(14DX7+4)→10[1,1,1,2,2,3,4,6,7,8,9,9,10,10]+10[3,3,7,8,9,10]+10[3,4,5,9]+10[9]+1[1]+4→45
壱条ゆゆ:よし!
露野勲:ユユユーッ!
GM:た、たかい
めきら:ガードします
壱条ゆゆ:ダメージ!
壱条ゆゆ:5d10+16
DoubleCross:(5D10+16)→26[3,6,2,10,5]+16→42
壱条ゆゆ:よし、そこそこの出目!
GM:うっそれなりのダメージを受けた
仁奈川伊由:いいぞいいぞ
壱条ゆゆ:それなりだぜ!
壱条ゆゆ:「お願い!」
火車:にゃあん にゃあん
火車:猫が、気付けばめきらさまの周囲を回っている。
めきら:「クェッ」
火車:歩く足跡も、ゆらめく尻尾も炎だ。その残滓が、レールのようになって、
火車:――火車の車輪が回る。
火車:炎を散らし、姿を揺らめかせ、――加速。
火車:猫の先導に沿って、本来ならば牛と繋ぐべき、前へと張り出したくびきが
火車:炎と共に、強かに鶏の巨体を跳ね飛ばす。
めきら:「クェェエエエーッ!」
めきら:羽毛を焼かれながら弾き飛ばされる
めきら:「ケェーッ!!」
壱条ゆゆ:侵食率104→112
壱条ゆゆ:「…………っ!」 御者台に屈んで捕まり、轢いた怪物を見ている。「やった!?」
めきら:火の粉を払いのけつつ立ち上がり翼を広げる
壱条ゆゆ:撒き散らした火の粉は、怪物を食らおうとするかのように、じりじりと広がっている。
火車:(良哉 良哉 活きがよい)
めきら:「これは…これは」
壱条ゆゆ:「くっ、堅い……! 落ちつきなさい!」
めきら:「何ですか、これはッ」
めきら:「この地のものではない」
壱条ゆゆ:「鶏の化け物に言われたくはないわね……!」
壱条ゆゆ:「大人しく、中の少女を解放しなさい!」
めきら:「捕食者気取りの怪異め」
めきら:ぐりん、と首の向きを変える。
仁奈川伊由:「さっきから何様なのかしら、あのニワトリまがい…」
めきら:「まずはアレを喰わないと」
GM:めきらの手番です
露野勲:「かなり派手に吹っ飛んだのに、まだ元気かよ」
めきら:マイナーで【骨の剣】【巨神獣化】
めきら:ぶるぶると体を震わせるとその体が一段大きく膨らむ。
風見将吾:「妖怪だか神様なんだろ? そう簡単にはくたばらないんだろうな」
風見将吾:「まだまだ元気そうだ。思い切りこっち狙ってんぞ!」
めきら:尾羽にするどいかぎ爪が生える
めきら:その目は辺りを見回し
めきら:西迫の方を向く。
仁奈川伊由:「レネゲイドビーイングっ!」
露野勲:「……あの変形もレネゲイドビーイングあるあるかよ!」
めきら:メジャーで【伸縮腕】【銘なき刃】【大蛇の尾】【コンセントレイト】
GM:対象は西迫くん
めきら:14dx7+3
DoubleCross:(14DX7+3)→10[3,4,4,4,5,5,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[2,3,3,3,6,6,10]+10[9]+2[2]+3→35
露野勲:避けろ西迫!
風見将吾:命の盾とかでドッジしてくれないかな西迫クン
仁奈川伊由:ピッカッチュウ~!
壱条ゆゆ:ニシザコーッ
西迫康大:ドッジ
西迫康大:【命の盾】【群れの召喚】
風見将吾:ほ、本当に持ってた
露野勲:思ったより本気でかわすタイプだった
西迫康大:10dx>=35
DoubleCross:(10DX10>=35)→10[1,2,4,4,5,7,8,8,9,10]+2[2]→12→失敗
GM:ダメ
仁奈川伊由:西迫~~~!!!
GM:何をしてもダメ…
壱条ゆゆ:やっぱりヤク中はリフレックスできないんだな
GM:暴走してたらドッジすらできない所だった
仁奈川伊由:www
めきら:4d10+45
DoubleCross:(4D10+45)→18[6,3,6,3]+45→63
壱条ゆゆ:ダメージお願いしまーす
風見将吾:「……おい、これどうすんだ?」
風見将吾:「重要参考人が死ぬんじゃないか。ヤク中の」
壱条ゆゆ:《閃熱の防壁》 します
壱条ゆゆ:侵食率112→116
GM:戦闘不能ですね
GM:お?
GM:守っちゃいますか
GM:どうぞ
壱条ゆゆ:63-7d10
DoubleCross:(63-7D10)→63-39[2,4,3,10,9,2,9]→24
GM:つよい
GM:これだと生き延びますね
仁奈川伊由:ゆゆチャンすごい!
壱条ゆゆ:24ダメージ! どうだ?
風見将吾:すごい!
風見将吾:なんか守らなくてよかった空気になってたけど、でも警察官としては正しい行いだぞ
露野勲:ゆゆチャンのやさしさに心を打たれて改心するかも
壱条ゆゆ:私刑、ダメ、ゼッタイ
GM:うわーん、ばりばり喰って飢えたる魂したかったのに
GM:演出します
壱条ゆゆ:やらせなくてよかった!
めきら:無数の尾羽が蛇のように伸びる
めきら:その全てに嘴が備わっておりガチガチと対象を食いちぎろうとしている。
めきら:今までの犠牲者を喰ったのと同じように
西迫康大:「く、来るなッ!来るなあッ!」
西迫康大:巨大な蜂から小さな蜂が生み出され
西迫康大:その攻撃を逸らそうとするが
めきら:その全てを喰い散らかしながら
めきら:尾羽が西迫に殺到する
火車:ごおおっ! と
西迫康大:「ひ、ぎゃあああ」
火車:円を描くような火柱が、両者の間に立ち昇る。
西迫康大:「あ、ああ?」
西迫康大:いくらかの傷を負うが
火車:その正体は、一斉に飛びかかった燃える猫の群れだ。
西迫康大:致命傷ではない
火車:にゃあん にゃああん
めきら:「クェーッ」
めきら:「邪魔をッ」
火車:尾羽を、蜂を思い思いに咥えた炎の猫たちが
火車:自慢げに壱条のもとに戻っていく。
火車:にゃあん にゃあん
壱条ゆゆ:「……私の炎は、悪意を燃やす」
壱条ゆゆ:「罪人だろうがね。これ以上、死者は増やすつもりはない。その男にはまだ聞きたいこともあるし」
火車:にゃあん にゃあん にゃあんにゃあん
壱条ゆゆ:「……ああもう、わかったわかった。えらいから! ね!」 猫たちに手を伸ばす。
めきら:「ケェーッ」
めきら:ゆゆさんを威嚇するようなポーズをとる
GM:続いて行動値5
壱条ゆゆ:「西迫も! そこで大人しくしてなさい」
GM:風見さんが先ですね
壱条ゆゆ:「下手に動けば、次は守らないわよ」
風見将吾:「なんつー使命感だ。さすがに警察様は違うな」
風見将吾:はい!
露野勲:「いや、そいつに死なれちゃこっちも困る」
西迫康大:「なんだ、何なんだてめーらあ」
仁奈川伊由:「UGNよ!覚えてよね!」
露野勲:「こっちは探偵だ」
風見将吾:「(俺ジャーナリストなんだけどな……)
風見将吾:行動します。マイナーで《骨の剣》《死招きの爪》。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6増加(105→111)
風見将吾:ううっ、一閃がほしい……。メジャーでコンボ『落穽下石』。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《伸縮腕》でめきら様をなぐるぞっ
風見将吾:11dx7-1 えいやっ
DoubleCross:(11DX7-1)→10[3,3,4,4,4,5,5,5,6,7,9]+5[2,5]-1→14
風見将吾:ゲーーッ!
GM:避けられるかも
風見将吾:妖精の手!バディムーヴ!
仁奈川伊由:ない!
露野勲:グゥーッ! 勲の手は……妖精の手じゃ……ない…!
壱条ゆゆ:怪異だらけの街に妖精さんなんて居る訳ないでしょ
風見将吾:妖精、真っ先に食われそうですね
風見将吾:当たってくれ~
GM:11dx>=14
DoubleCross:(11DX10>=14)→10[2,2,3,3,3,4,7,9,10,10,10]+6[1,1,6]→16→成功
風見将吾:ウワーッ!
仁奈川伊由:www
GM:ヤッターッ
仁奈川伊由:ロイス切って!ロイス切って!
風見将吾:切るか、これは……!
露野勲:メイン火力ですからね……風見くんは
風見将吾:ここで当てに行ったほうが、結果的に損失が少なくなると判断! まずめきら様にロイスを取ります。
風見将吾:-妖怪/"めきら"/興味○/食傷/ロイス
風見将吾:これをタイタス昇華して振り足します。1がでなければ命中。
風見将吾:14+1d10
DoubleCross:(14+1D10)→14+7[7]→21
風見将吾:ホッ……
風見将吾:3d10+28 もろもろが有効です。
DoubleCross:(3D10+28)→14[9,3,2]+28→42
GM:ヒィー
風見将吾:ゆゆちゃんとダメージが全く同じだw
GM:巨神獣化でHP増えたとはいえ累積ダメージはデカい
GM:でもまだ立ってます
風見将吾:「こういうでけーのは殴りにくいんだよな、くそ……!」
風見将吾:あっすみません!
風見将吾:圧倒的Dロイス、対抗種のダイスを忘れてました。ダメージを追加します……!
風見将吾:42+2d10
DoubleCross:(42+2D10)→42+17[8,9]→59
風見将吾:これ!
仁奈川伊由:すごい上がった!
壱条ゆゆ:このアンチレネゲイドウイルスがすごい!
露野勲:劇的なビフォーアフター
風見将吾:愚痴りながらも一息に懐に踏み込み、掌打からの寸勁。
風見将吾:風見家のルーツは退魔の家系だ。その肉体に流れる血は、ただの打撃に呪符や真言と同じ対オカルト特効を付与する。
風見将吾:打撃を通じて、めきら様の体内に直接『対怪異毒』とも言えるものを流し込みました。
めきら:「クワーッ!?」
風見将吾:「オラッ! 俺はヤク中よりもお前のことがよっぽど気になってんだよ!」
風見将吾:「お前は"マユラ様"とは知り合いなのか? この町の神様だの妖怪だのってのは一体何してんだ?」
めきら:「何故?何故?お互いに干渉すべきでは!クェエエッ!!」
風見将吾:「神隠しに絡んでんのか……九段先輩をどこにやったのか! 答えやがれ!」
めきら:「ないハズ」
めきら:「この力!余程大きな贄を喰らったのですか!」
風見将吾:「知るかよ……! こちとらお守り渡されて神隠しに巻き込まれただけだ」
風見将吾:「勲! こいつ絶対になんか知ってんぞ! 探偵のユニーク技能的なものがあるだろ。全部自白させろ!」 一度距離を取った。
露野勲:「わかってる」
露野勲:「フライドチキンにする前に、ぜんぶ吐かせてやる」
西迫康大:「クソ!因縁があるなら俺を巻き込むんじゃねえッ!」
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を7増加(111→118)
西迫康大:「そっちで勝手にやってろ!」
風見将吾:風見将吾のHPを23に変更(26→23)
仁奈川伊由:「あんたもあんたで犯罪者でしょーが!」
西迫康大:「俺は逃げ切って」
西迫康大:「金と栄光を掴むんだッ」
西迫康大:マイナーで【猛毒の雫】
西迫康大:メジャーで【腐食の指先】【タブレット】【多重生成】【コンセントレイト】
GM:対象は3体なので
GM:めきら様は狙うとして
風見将吾:あっこのやろう!
GM:警察のゆゆちゃん
露野勲:守ってあげた恩を仇で返してくる!
GM:あとはランダムで1ならニナちゃん、2なら風見さん、3なら露野さん
壱条ゆゆ:なんてやつだ
GM:1d3
DoubleCross:(1D3)→1
GM:ニナちゃん
仁奈川伊由:ギャーッ
露野勲:かわせば問題ない……かわせなかったら露野がカバリンします
仁奈川伊由:頼れるお兄さん!
露野勲:この事態を想定して対BCスーツ着てるから実質無敵
風見将吾:ガスマスク探偵・露野
西迫康大:6dx7+2
DoubleCross:(6DX7+2)→10[1,3,4,7,9,10]+10[2,3,9]+3[3]+2→25
GM:ドッジのダイスは-2個
仁奈川伊由:これはいけるんとちがうか!ドッジします
風見将吾:ダイス6個なのに頑張るな~
壱条ゆゆ:マンハントやめろ
仁奈川伊由:エ~ッ
仁奈川伊由:1dx+1>=25
DoubleCross:(1DX10+1>=25)→1[1]+1→0(ファンブル)→失敗
GM:当たれば邪毒LV2
仁奈川伊由:wwww
GM:www
風見将吾:にっニナちゃん!
GM:またファンブルw
壱条ゆゆ:ずっこけるじゃん
仁奈川伊由:本セッション2回目のファンブル
露野勲:なんかファンブル多いですねw
壱条ゆゆ:5dx
DoubleCross:(5DX10)→6[2,2,4,5,6]→6
壱条ゆゆ:はい無理!
風見将吾:さっきの露野さんの衝動判定といい、なんかファンブルがとても近い
仁奈川伊由:回るときは回るんですけどね…w
壱条ゆゆ:ドタバタ怪異譚だったのか……?
露野勲:仁奈川さんをカバーリングします
露野勲:めきら/執着/敵愾心〇 でロイスをとって、即昇華。暴走を解除します。
GM:更に装甲-10です
仁奈川伊由:キュン…
露野勲:壱条さんはカバーリング圏外…
露野勲:で、崩れずの群れ!代わりに受けます。
壱条ゆゆ:攻撃受けた後?
露野勲:侵食率96→98
西迫康大:3d10+10
DoubleCross:(3D10+10)→9[3,4,2]+10→19
GM:こんなものか
壱条ゆゆ:ダメージ自体には装甲値適用していい?
GM:このダメージ自体には有効です
壱条ゆゆ:わーい
壱条ゆゆ:乗用車の装甲6、UGNボディアーマーの装甲8で14へらし
露野勲:では、11点ダメージ!HP27→16で生存!
仁奈川伊由:よかった~
壱条ゆゆ:5点受けます。HP30→25。その後、ボディアーマーの装甲0、乗用車の装甲が4になる
壱条ゆゆ:邪毒2になりました
露野勲:邪毒は対BCスーツで無効化。装甲はゼロになりました
めきら:ガードします
めきら:【スプリングシールド】
めきら:少しダメージを受けて装甲が削られ邪毒を受ける
めきら:悲しい
西迫康大:「行けっ!罪蜂!奴らをボロボロの廃人にしろーッ!」
壱条ゆゆ:わりと良い仕事すんな……
仁奈川伊由:「うわっこっち来た!?」
西迫康大:ぶぅん…ぶぅん…ぶぶ…ぶぶぶぶぶぶぶッ!!
風見将吾:「やっぱりヤク中クソ野郎じゃねえか!」
GM:無数の蜂が君達を襲う
露野勲:「蜂か……遠隔操作できるんだな、クソが! 下がってろ!」
仁奈川伊由:「ひゃっ…」
露野勲:伸ばした腕を、リボルバーで撃ち抜く。弾けた傷口から触手のような血肉があふれ出し、蜂の飛翔を阻んだ。
壱条ゆゆ:「く、うぁっ……!」 蜂に集られ、苦痛の声を漏らす。
仁奈川伊由:「ちょ…っ、壱条さんがせっかく助けてあげてたのに…!」
西迫康大:「へ、へへへへ。死ね!どいつもこいつも!俺の踏み台になるんだ!」
壱条ゆゆ:すぐさま炎が蜂を払うも、「こ、の……!」 刺された肌に、有毒の色が浮かぶ。
西迫康大:「そうしていれば俺は無敵だ!そうだ!そういう話だ!」
西迫康大:「他人を犠牲にしていれば無敵だ!アイツはそう言ったんだ!」
露野勲:「……レネゲイド由来だろうがなんだろうが、毒は毒だ。抗体持ってきて正解だな。そういう能力者ってアタリをつけといてよかった……しかし」
露野勲:「こいつのトークには反吐が出るな」
GM:続いて仁奈川さんの手番
風見将吾:「同感だ。早いとこ黙らせたいが……ニワトリが邪魔なんだよなほんとにもう!」
仁奈川伊由:「クソ野郎は何がどうなってもクソ野郎ってワケ…!」
仁奈川伊由:はーい マイナーでジェネシフトします
風見将吾:でっ伝説の!
仁奈川伊由:84+4d10
DoubleCross:(84+4D10)→84+26[10,2,4,10]→110
仁奈川伊由:まあ良し!
露野勲:上がる!
壱条ゆゆ:ギアをアゲていくぜっ
仁奈川伊由:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アニマルアタック》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《要の陣形》
仁奈川伊由:めきら様と西迫に交渉攻撃します
仁奈川伊由:10dx7+4
DoubleCross:(10DX7+4)→10[1,3,6,6,6,7,7,9,10,10]+10[3,3,3,7,10]+10[3,9]+2[2]+4→36
仁奈川伊由:まあこんなもん
西迫康大:ドッジ
西迫康大:【命の盾】【群れの召喚】
仁奈川伊由:失敗しろーっ
西迫康大:11dx>=36
DoubleCross:(11DX10>=36)→10[2,3,3,4,4,5,7,7,7,7,10]+6[6]→16→失敗
西迫康大:ダメだー
仁奈川伊由:よかった!
めきら:ガード2回目の【スプリングシールド】
めきら:残りは1回
仁奈川伊由:小癪なり… ではダメージ出します
仁奈川伊由:4d10+16+6+10 装甲無視
DoubleCross:(4D10+16+6+10)→26[5,7,6,8]+16+6+10→58
風見将吾:この2体攻撃は強い!
仁奈川伊由:ダイス偉い!58ダメージ装甲無視です
GM:ぴゃー
壱条ゆゆ:やったー!
GM:西迫くんは耐えられない
GM:戦闘不能です
仁奈川伊由:やった!
露野勲:すごい!
壱条ゆゆ:へっへっへ、原型は残しといてくれよ!
めきら:めきらちゃんもこれはダメ
めきら:【魔獣の証】を使って復活します
露野勲:完全に魔獣
GM:演出をどうぞ
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を14増加(84→98)
仁奈川伊由:まちがえた 110+14なので124です
仁奈川伊由:ふたつの遠吠えがどこからともなく聞こえ出し、ぽつりぽつりと鬼火が浮かぶ。
仁奈川伊由:「じゃあどっちもブッ殺せばいいってワケでしょ!」
めきら:「クェ…」
仁奈川伊由:「来い!ポチとポチ2号!」
仁奈川伊由:自らの両脇に、片方は紅い隈取が、もう片方には蒼い隈取がされた、真白い狼が二匹出現する。
露野勲:「……!?」
仁奈川伊由:「咬み殺せ!」二匹の狛犬が敵に向かって突進し、その身に喰らいつく。
露野勲:「なんだその名前は!?」
仁奈川伊由:「…? 分かりやすくない?」
壱条ゆゆ:「なっ……」
壱条ゆゆ:突然現れた怪物に目を丸くする。よく居るのか? こういうオーヴァードは?
西迫康大:「うわ、ああああ」
西迫康大:蜂が食いちぎられていく
めきら:「サクの種子…そんな」
めきら:「その力…心の支えを…失うほどの喪失が無ければ…」
露野勲:「その……わけのわからん生き物を、ンな適当な名前で呼ぶか普通……!?」
めきら:「そんなものを捧げて、なぜ意思を保てる」
風見将吾:「ネーミングセンスはともかく、大したもんだぜ。あの蜂をがっつり蹴散らしやがった」
西迫康大:「ひぃいい」
風見将吾:「ネーミングセンスはともかくな……」
西迫康大:尻もちをつく
西迫康大:もはや戦う力をすべて失っている
仁奈川伊由:「ちょっ、ちょっと! そこのニワトリも、皆も勘違いしてない?」
仁奈川伊由:「これは、単にあたしが見てる幻覚を再現してるだけの能力! レネゲイド因子!」
めきら:狛犬に喉を食いちぎられる
めきら:「クエエェッ!」
露野勲:「……ツッコミどころが多すぎて追いつかねえ! くそ! とりあえず西迫の方はノックアウトだな!」
めきら:「ニエを…ニエを取り入れなければ」
仁奈川伊由:「あっニワトリも死んだ!サクの…何? いま何か言ってなかった?」
めきら:傷口がひび割れ
風見将吾:「"サクの種子"だ。全部録音はしてるから安心しろ! レネゲイドビーイングとやらの声がボイスレコーダーに入るのかは知らねえけどな!」
めきら:仲に眠る様につつまれた真園さんの姿が見える
風見将吾:ジャーナリストらしく、胸元のボイスレコーダーをこっそりオンにしておいた。
仁奈川伊由:「あっ助かる……」「……真園!」
めきら:「捧げなさい、夢を」
めきら:「命を」
めきら:「あの小鳥がそうしたから貴方は生き延びた」
めきら:「だから応えなくてはいけない」
めきら:「貴女も命を捧げるのです」
GM:真園さんの顔が苦しむように歪む
壱条ゆゆ:「何を……!」
めきら:「クェェッ!」
仁奈川伊由:「やめなさいよっ!真園のせいじゃないでしょそれ!」
GM:露野さんの手番です
露野勲:攻撃します
露野勲:マイナーで骨の銃。侵食率98→101
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ+死神の手! めきら様を撃ちます!
露野勲:ダイスケイサンチュウ…
GM:こい
露野勲:ケイサンカンリョウ
露野勲:10dx7-1
DoubleCross:(10DX7-1)→10[1,1,2,2,6,9,9,9,9,10]+10[1,2,4,8,10]+1[1,1]-1→20
露野勲:剣精の手
露野勲:1dx7+29
DoubleCross:(1DX7+29)→10[9]+10[7]+10[10]+5[5]+29→64
露野勲:!
風見将吾:エーッ!
GM:ウワー?
仁奈川伊由:エ~ッ!?
めきら:ガードします
露野勲:これが剣精の手
露野勲:うおおーっ
めきら:最後の【スプリングシールド】
露野勲:7d10+23諸々有効
DoubleCross:(7D10+23)→40[6,9,8,2,3,3,9]+23→63
露野勲:ダメージの殺意もでかい
GM:や、やめろー
仁奈川伊由:つよ!
GM:魔獣の証のHP回復は50しかないんだぞ
GM:装甲はさっき0にされたんだ
壱条ゆゆ:MAXだった
露野勲:「全弾、ぶちこんでやる」 リボルバーの弾倉には、自らの骨と血を混ぜだ弾丸を装填している。
めきら:「クェェ…」
露野勲:「吹き飛べ、クソ鳥!」 着弾。と同時に弾丸が破裂し、植物の芽のように爆発的に繁殖した。
めきら:羽毛が舞い上がりその攻撃を防ごうとする
GM:スプリングシールドのガード値は10です
露野勲:それはめきらの体表を破壊していく。肉と骨の形成炸薬弾だった。
めきら:「ク…ケ」
露野勲:侵食率101→111
風見将吾:「……はじめて見たが、だいぶエグいな勲の能力……こりゃ人前じゃ絶対使えねえわ」
GM:ドサリと倒れる
めきら:「ま、まだです」
露野勲:「誤解されることが多いんだよ」
めきら:「クェ…」
GM:蘇生復活で立ち上がります
露野勲:「! ……タフだな……」
めきら:羽毛が抜け落ち
めきら:肉がむき出しになった頭部
めきら:ボロボロの状態で立ち上がる
仁奈川伊由:「ほんとこいつ、突然出てきてワケわかんないことばっか言って…何者なの?」
GM:しかし
GM:クリンナップ
GM:邪毒ダメージの処理をします
壱条ゆゆ:受けます HP25→19
めきら:「ゴボッ…?」
風見将吾:「分からん。少なくとも俺は"めきら"なんて初めて聞く」
風見将吾:「分かってるのは……そうだな」
めきら:「馬鹿な、あんな紛い物の」
風見将吾:「こいつがクソ死にかけなことくらいか」
めきら:「蟲ケラがぁああッ!」
GM:HP1なので邪毒ダメージ6点受けて倒れますね
GM:悲しい物語だ
仁奈川伊由:おお…
めきら:残った羽がボロボロと崩れ
めきら:肉が溶けていく
めきら:「ああ…そんな…」
めきら:「クエェェェエエエエッ!!」
めきら:断末魔の叫びをあげて
めきら:めきらは消滅します
GM:戦闘終了
GM:----
GM:バックトラック
GM:Eロイスは2つ
GM:【飢えたる魂】【飢えの淵】
仁奈川伊由:振る振る!
仁奈川伊由:124-2d10
DoubleCross:(124-2D10)→124-15[9,6]→109
風見将吾:どうしようかな。1倍しようとすると微妙なラインだし、ふっておきます。
露野勲:こちらは振らないでおきます
風見将吾:118-2d10
DoubleCross:(118-2D10)→118-6[5,1]→112
風見将吾:ほら!
風見将吾:112-5d10 そして1倍振り。
DoubleCross:(112-5D10)→112-28[7,1,7,5,8]→84
仁奈川伊由:109-5d10 そして1倍振り
DoubleCross:(109-5D10)→109-30[10,1,7,8,4]→79
風見将吾:圧倒的5点生還!
露野勲:1倍振り
壱条ゆゆ:うーん 一応やっとこ
露野勲:111-6d10
DoubleCross:(111-6D10)→111-33[4,9,8,7,2,3]→78
仁奈川伊由:良かった 5点だ
露野勲:圧倒的生還! 5点!
壱条ゆゆ:いやいいや 一倍振りしとこ
壱条ゆゆ:116-5d10
DoubleCross:(116-5D10)→116-20[3,6,5,5,1]→96
壱条ゆゆ:……。
風見将吾:ナイスデザイン
仁奈川伊由:こわ!
GM:ギリギリだった
壱条ゆゆ:やっぱりダイス駄目だわこいつ 次からは油断しません 経験点5点よりも安全にいく
露野勲:素晴らしいデザイン
仁奈川伊由:匠の技
GM:----
GM:怪異は消え去り場に静寂が戻る。
GM:めきらが消えた後には少女が横たわっている。
仁奈川伊由:「真園!」そこに駆け寄ります。
GM:少し憔悴しているようですが生きています。
真園彩音:「う…ん…」
仁奈川伊由:「…助けに来たわよ」抱き起す。
真園彩音:「ありがとう」
真園彩音:「なんだか、解らないけど」
真園彩音:「ニナが助けてくれたことはわかるよ」
真園彩音:「格好良かった」
仁奈川伊由:「もー、好き勝手巻き込んでくれちゃってさ…」苦笑する。「でも、良かった」
仁奈川伊由:「あたしも、なんだか分かんないことばっかりだけど」
真園彩音:「ぴーちゃん、居なくなっちゃった」
仁奈川伊由:「……」
真園彩音:「あの時、私。飼育小屋に居たんだ」
真園彩音:「ナイフを持った男が居て動物を殺してた」
真園彩音:「私も、刺されたんだけど」
真園彩音:「気が付いたら、怪我も無くて…」
真園彩音:「ぴーちゃんが自分を身代わりに助けてくれたんだって事だけわかった」
仁奈川伊由:「…あのめきら様って奴が、そんな事、言ってたな…」
仁奈川伊由:(…身代わりに助けた? ただの動物が、どうやって…?)
真園彩音:「お守り…」
真園彩音:手に持った繭玉は解けて崩れている。
仁奈川伊由:「…だから真園は、ぴーちゃんの仇を討とうとしたんだね」
真園彩音:「わかんない」
仁奈川伊由:「…わかんない?」瞬きする。
真園彩音:「ぴーちゃんに生きててほしいと思ったかも」
真園彩音:「もう、こんな事が起きないように」
真園彩音:「お願したと思う」
仁奈川伊由:「……でも、あの影は、あんたに麻薬中毒者を全部殺すように囁いてた…」
仁奈川伊由:「真園のお願い事を曲解したってこと…」眉をしかめる。
仁奈川伊由:「真園の気持ちを、言い様に弄んだだけじゃん。許せない、そんなの」
仁奈川伊由:「真園」彼女に呼びかける。「もう、悪いことは何も起こらないようにしよう」
真園彩音:「怒ってくれるんだね、ニナ」
真園彩音:「ありがと」
仁奈川伊由:「当たり前じゃん。友達でしょ」
真園彩音:「ごめんね、巻き込んじゃって」
真園彩音:「へへ」
GM:というと気を失います
仁奈川伊由:にこっと笑って、意識を失う様子を見届ける。
GM:また広場の隅で男が座り込みガタガタ震えながら怯えている。
露野勲:「……そいつは無事で何よりだが、……あの妖怪は消えちまったな。お守りもダメか」
風見将吾:「結局大した事はわからんかったよな。調べ直しか……」
風見将吾:「そこのヤク中にインタビューするって手もあるぜ。おい西迫! テメーさっきは良くもやってくれたな!」
仁奈川伊由:「……うん。真園自身も、あの妖怪”モドキ”についてはよく分かんないと思う」”モドキ”を強めて言う。
西迫康大:「もう…終わりだ。終わりなんだ」
露野勲:「……”モドキ”かよ。まあいい。……何が終わりだって?」
西迫康大:「俺はお終いなんだ…」
西迫康大:「アレが居たから、俺は無敵だったんだ」
露野勲:「あの蜂、どうやって呼び出してるんだ? 端くれとはいえ記者がインタビューしてんだぞ」
西迫康大:「アレを失うと…俺は…俺は」
仁奈川伊由:「それに何で人を殺してんのよ」
GM:首に下げた黒い繭玉は跡形もなく消えている。
風見将吾:「落ち着けよ。今すぐ天罰下って死ぬってわけじゃねえんだし」
西迫康大:「違う!違うんだ!アレのおかげで!俺は!」
露野勲:「……ちっ! こっちもか!」
風見将吾:「日本は法治国家だからな。税金で牢獄に入ってメシは食える。だから落ち着いて知ってる事を話……あん?」
西迫康大:「俺は!”生きていられたんだ”!!」
風見将吾:「……はァん?」
壱条ゆゆ:「何を言って……」 めきらの死骸を調べていたところで戻ってくる。
仁奈川伊由:「壱条さん、こいつ、早く逮捕した方が…」
壱条ゆゆ:「勿論」手錠を取りだす。「一つ、答えなさい。あの『蜂』は、一体どうやって手に入れたものなの?」
西迫康大:「あの、男が!あの男がくれたんだ!」
壱条ゆゆ:「男。どんな男?」 傍に屈みこむ。周囲には、未だ残る火車の猫たちが燻っている。
露野勲:「……いま、ようやく面白い話をしたな」
露野勲:「男だと?」
GM:西迫の首に赤い筋が現れる
壱条ゆゆ:震える手を掴み、そのまま捻り揚げて制圧しようとする。
西迫康大:「わあッ!わあああああああ!落ちる!嫌だ!」
GM:
GM:
GM:そこは一面赤い色で染まっていた
GM:幾つもの死体が折り重なるように倒れている。
西迫康大:「ヒィ、何だ!何なんだ!」
GM:西迫の目の前に男が立っている
男:「たまたま、潜り込んできたのかな?」
GM:男は手に持ったナイフを弄ぶ
西迫康大:「何だ、頼む、見逃してくれ」
男:「ふぅん」
GM:ヒュッ
西迫康大:「え?」
GM:西迫の首が転がり落ちる
西迫康大:「ヒィイ?あれ?首が…ある」
西迫康大:首を確かめるように触る。
男:「良いですよ、見逃してあげます」
男:「素質がありそうだ」
西迫康大:「な、何を」
男:「人を踏みにじる才能がありますね、あなた」
男:「これを差し上げましょう」
GM:黒い玉のようなものを押し付ける
男:「人を破滅させなさい」
男:「それにはその力がある」
西迫康大:「うご…ゲェー…ガボッ」
西迫康大:口の中から巨大な蜂が這い出して来る
男:「【それに人の破滅を喰わせている限り】」
男:「【あなたは無敵だ】」
男:「誰も貴方を捕まえる事などできはしない」
男:「何を願いますか?」
西迫康大:「へ、へへへ」
西迫康大:「そりゃあ決まってる」
西迫康大:「最高にハイになれるクスリと金だッ!」
GM:蜂が甘い香りのする液体を分泌する
男:「ははっ!ははははは!」
男:「良いですね」
男:「才能がある」
男:「だたし【誰も犠牲にできなくなった時、貴方は死ぬ】」
男:「そうですね、【転んで死ぬ】とかどうですか?」
西迫康大:「はぁん?」
西迫康大:「ようは他人を踏みつけにすりゃ無敵なんだろ?」
西迫康大:「余裕だよ」
GM:そう言って西迫はふらふらと歩いていく
GM:男の事など見えなくなったかのように
男:「まあ、せいぜい頑張ってください」
男:「あなたの影で、私はゆっくりと食事ができる」
男:男の手には白い繭玉が握られている
GM:
GM:
西迫康大:「嫌だ!死にたくない!」
西迫康大:全力で君達を振り払い走り出そうとする
露野勲:「……将吾! そいつの首……!」
仁奈川伊由:「ちょっと、今の話詳しく教えてよ…あっ!」
壱条ゆゆ:「待ちなさい! 火車!」
西迫康大:「【転んで死ぬ】のは嫌だあああッ」
GM:ごろり
GM:西迫の首が体から転げ落ちる
仁奈川伊由:「………!」
風見将吾:「おいおいおい!」
西迫康大:「あ、あああーッ」
壱条ゆゆ:「、……!?」
GM:体も転ぶように倒れます
風見将吾:すぐに駆け寄りましょう。ダメ元で転がった首を掴んで、胴体にくっつけようとする。
GM:くっつく事はない
GM:しかもその傷自体が酷く古い物のように見える
風見将吾:「……こりゃダメだ、死んだよ。いや」
GM:切断面は乾いて血も流れ出ない
風見将吾:「みんな見てみろこの傷。カラッカラだ」
風見将吾:「"死んでた"が適切みたいだ。誰か説明できるか?」
仁奈川伊由:「うえ、直視しちゃったじゃん」眉を寄せる。「……死んでた?」
露野勲:「……死体を動かす。そういうジャームは聞いたことがある」
露野勲:「あるいはレネゲイドビーイング。……それとも、呪いか」
仁奈川伊由:「…呪いって」
壱条ゆゆ:「っ……」 顔を歪め、首元を抑える。撃ち込まれた蜂の毒が霧散していく。
壱条ゆゆ:「仁奈川さん。蜂の方は?」
仁奈川伊由:「そんな非科学的なこと、あるわけないでしょ…」
GM:蜂はもう残骸も残っていません
仁奈川伊由:「……蜂は」男の死体を見る。「コイツが死ぬと同時に消えた…みたいだけど」
壱条ゆゆ:「……鶏も。蜂も消えてる」
仁奈川伊由:「最後の最後に、ワケわかんないことばっかり」
露野勲:「一つ、わかってることはあるな」
露野勲:「事件は何も解決してねえ」
風見将吾:「まったくだ」
壱条ゆゆ:「…………、……」 言葉もない。そうとしか、言いようもない。
仁奈川伊由:「ハー」息を吐く。「呪いだの、妖怪だの、神だの……」
仁奈川伊由:「絶対そんなのないって、解き明かしてやる」
ED 共通
GM:パティスリー「メゾン・デ・ボンボン」
火渡ヒロミ:「お疲れさま」
仁奈川伊由:「ありがとー!ただいまー」だらっと椅子に座っている。
火渡ヒロミ:「大変だったみたいね」
火渡ヒロミ:「甘いもので良ければ用意するわ」
風見将吾:「ああ疲れた。ま、だいたいはもう話通ってるからわかってるだろ」 タバコに火を付ける。
GM:手際よくケーキを皆の前に並べていく
火渡ヒロミ:「そうね、報告書には私が纏めておくから」
壱条ゆゆ:「いや、休みに来たわけじゃ……」
火渡ヒロミ:「少し休憩なさいな」
仁奈川伊由:「わーい」チョコケーキをつつき始める。
火渡ヒロミ:「体を休めるのも大事なお仕事よ」
露野勲:「力を使いすぎたな。冷却期間が必要だ」
壱条ゆゆ:「……。分かりました。頂きます」
風見将吾:「そうそう。知ってるか壱条? 能力使うと疲労すんだよ、脳が。糖分取らないと明日動けねえぞ」
火渡ヒロミ:「何かあったら呼んでね、ケーキの追加もOKよ」
露野勲:「こいつを短いスパンで繰り返すとジャームになるってのは、俺たちみたいなのでも知ってる」
露野勲:「……西迫。あいつがどうだったかは知らねえけどな」
風見将吾:「どう思う? あいつはジャームっていうか、ジャームと契約したオバカちゃんって感じに見えたな、俺は」
壱条ゆゆ:「別に糖分に限ったものじゃないでしょ。……紛い物って、そう言っていたわね」
壱条ゆゆ:「蜂が偽物で、鶏が本物だって」
壱条ゆゆ:「私の火車はそう言っていた。参考になるかはともかく」
仁奈川伊由:「ありがと」ヒロちゃんに手を振る。「…ふうん」
風見将吾:「それは合ってんじゃねえか。実際、西迫はそんな強くなかったし」
露野勲:「それこそジャームの話で、どこまで信用できるかはともかく……手応えとしては、確かにそうだ」
壱条ゆゆ:「でも、真園さんだって、別に本人はオーヴァードじゃなかったんじゃないの?」
仁奈川伊由:「真園っていうか、鶏は…めきら様でしょ」
仁奈川伊由:「あれも謎。どっから沸いてきたのも分かんないし、倒したには倒したけど、倒した実感が沸かないっていうか」
風見将吾:「そもそも敵だったのかどうかも微妙だしな。もちろんブッ倒すべき相手ではあったんだが」
風見将吾:「ほら、言ってただろ。不可侵条約的なことを」
壱条ゆゆ:「そうね。どちらも外付けなのは一緒で……鶏の方は、明らかに人格があった」
仁奈川伊由:「言ってた!」フォークをくるりと回す。「あとあたしもなんか言われた」
露野勲:「怪物ども同士でそんな交渉が通じてるのかよ。紳士協定でもあるのか」
仁奈川伊由:「それは、皆何か心当たりあることなの?」
壱条ゆゆ:「まさか」 首を振る。
露野勲:「心当たりのあるやつがいるなら、いまのうちに言ってくれ」
露野勲:「背後に何かいるのは確かで、そいつに繋がってる情報だとしか思えねえ」
風見将吾:「俺も初耳だよ、残念ながら。だからブン殴ったわけだし……同感だな」
壱条ゆゆ:「待って。勲と風見は……あるでしょう」
風見将吾:『サクの種子…そんな』『その力…心の支えを…失うほどの喪失が無ければ…』『そんなものを捧げて、なぜ意思を保てる』 ボイスレコーダーを繰り返し再生している。
仁奈川伊由:「それそれ、あたし言われたやつ…」
風見将吾:「『邪魔をしないでください』『私達はお互いに干渉しないハズでは』……あ? なんだよ」
壱条ゆゆ:「あなたの言葉の方よ。『お守りを渡されて神隠しに巻き込まれただけ』」
仁奈川伊由:ケーキを頬ばる。
壱条ゆゆ:「本当にオーヴァードになってる、っていう違うはあるけど……真園さんと、言ってみれば同じ」
露野勲:「お守りのことは、そうだな」
露野勲:「だが、明らかに仁奈川を見て動揺してたぜ」
壱条ゆゆ:「……それはそうだけれど……」
風見将吾:「そういやそうだ。ニナちゃんは"繭お守り覚醒族"じゃねえもんなあ」
壱条ゆゆ:「念の為だけど。仁奈川さんは、ここに来る前はマユラ様なんて聞いてないのよね」
仁奈川伊由:「違うわよ。あたしはそんな変な覚醒してないもん」
仁奈川伊由:「聞いてない聞いてない! ていうか、未だによく分かってないくらいだし、そのマユラ様ってやつ」
露野勲:「適当な名前つけやがって……”繭お守り覚醒族”じゃなくても、昔の記憶はないんだろう?」
仁奈川伊由:「うん、まあ、そう。コレクターズセルにいる前のことは覚えてない」
壱条ゆゆ:「マユラ様の基本的な伝承を、復習してみまましょうか。どこかで聞いた覚えがあるなら分かるかも」
壱条ゆゆ:「マユラ様っていうのは、この一帯に伝わる土着の信仰で--」
壱条ゆゆ:かくかくしかじかで、小学校の教科書に載っているような内容を話します。
風見将吾:「俺はそらで言える内容だ。覚醒してからオカルト系はイヤってくらい漁ったからな」
壱条ゆゆ:繭玉を神体とする神。羽衣を持つ天女、ないし天使の姿。豊穣や機織りの神である一方、願いを叶える万能神としての側面や、生贄を求める荒神としての伝承もある。
露野勲:「俺もだ。本物にお目にかかったことはないけどな」
露野勲:「……あのときのやつが、そうじゃなければ」
仁奈川伊由:「…あのときのやつ?」
壱条ゆゆ:「願いを叶えるって言っても、神様の機能が人間側の都合で増えるのは全国的に良くあるからね……」
壱条ゆゆ:ケーキを切り分けて口に放り込む。
壱条ゆゆ:「それがみんな本当になってたら、今頃日本は神様だらけよ」
露野勲:「昔の話だ。オカルトだよ。……興味あるのか?」
仁奈川伊由:「ない」ムスッとする。
仁奈川伊由:「オカルトとか、信じないから。あたし」
風見将吾:「ポチとポチ2号だもんなあ」
風見将吾:「オカルトに少しでも興味があったら、もうちょい凝った名前をつけそうだ」
風見将吾:ティラミスをつついている。
露野勲:「まったくだ。俺とは逆だな。……俺は信じたい。だから偽物は許せねえ」
仁奈川伊由:「あれは…だって所詮あたしが作り出した幻覚をレネゲイドで再現してるに過ぎず…」
仁奈川伊由:「……」露野さんを見る。
露野勲:「この事件こそは、単なるジャームとオーヴァードの殺し合いじゃないかもしれねえ。興味が出てきたぞ」
風見将吾:「どういう事件ならいいと思う? お前は」
壱条ゆゆ:「仁奈川さんがそうなら、わたしの火車も、そういうものなのかしら」
露野勲:「ワケのわからねえ、意味不明な存在が干渉してる事件だ」
風見将吾:「意味不明な存在の干渉か。確かに色々参考になりそうだ、それは……」
壱条ゆゆ:「……勲。まだ……」
壱条ゆゆ:「風見も……そう……そうよね。そう」
仁奈川伊由:「なに? それって…ひょっとして、神隠し事件を気にしてるから?」
露野勲:「そうだ」
仁奈川伊由:「ばかばかしいわ。そんなの、ジャームが引き起こした誘拐事件でしょ」
仁奈川伊由:「意味不明な存在の干渉なんて無い。当時は皆が理解できなかっただけよ、きっと」
露野勲:「……黙れ。俺は、いまでも理解できてねえ。納得できねえって話だ」
露野勲:「探すのをやめることはできねえ。何かがあると思ってる」
仁奈川伊由:「……風見さんも?」
風見将吾:「全く同じってわけじゃないが、近いところはあるな。だってムカつくだろ」
風見将吾:「何が起きたのかもわからない。わけのわからんうちにわけのわからん事件に巻き込まれて、覚醒して、それで終わりだ」
風見将吾:「知っておきたいんだよ。どいつを訴えてよくて、どいつをブン殴っていいのかくらいはな」
壱条ゆゆ:「…………」
露野勲:「根が真面目なんだよ、こいつは」
風見将吾:「ニナちゃんだって電車で痴漢に会ったらほっとかないだろ。どいつがやったか絶対探し出す。同じさ」
風見将吾:「そう、真面目なんだよ。だから多少の素行の悪さには目を瞑ってほしいね……」
風見将吾:コーヒーにお砂糖をざらざらいれてます。
風見将吾:「むしろ俺としちゃ、わからんのはニナちゃんだ」
風見将吾:「なんでそんなにオカルトに噛み付く?」
風見将吾:「怖いの苦手か? 一緒にホラー映画でも観て克服するか?」
仁奈川伊由:「違うわよ」ジトッとした目をする。
仁奈川伊由:「ホラーが嫌いとかじゃない。あたしは…理屈の通じない事が嫌いなの」
仁奈川伊由:「『何かあるはず』、みたいな…理由のない期待とか希望とか、それに縋るのってバカみたいじゃない」
仁奈川伊由:「だからあたしは…神とか妖怪とか、それこそそんな、わけわかんない存在で妥協するのは嫌よ」
風見将吾:「いいじゃないか。じゃ、俺らみんな"妥協を許さず真実を追求する仲間"ってことだ」
風見将吾:「仲良くやろうな~。なぁ~」 馴れ馴れしくニナちゃんの腰に手を回す。
露野勲:「……勝手に言ってろ」 食べ終えていたチーズケーキの皿に、フォークを置く。 「警察官、あいつを監督しといた方がいいんじゃないか」
仁奈川伊由:「セクハラ!」その手をベシッと叩く。
壱条ゆゆ:「狛犬に手を食べられてからじゃないと学ばないでしょう」
壱条ゆゆ:二つ目のケーキに食べ始める。
露野勲:「それはそうか」
仁奈川伊由:「いけっ!ポチとポチ2号!」
壱条ゆゆ:「それと、……私は、理由よりも。これから同じような事件が何度も起きるかもしれない」
風見将吾:「おいやめろ! 室内だぞ!」
壱条ゆゆ:「そっちの方が重要だから」
壱条ゆゆ:「こんな……何一つ全容の分からない、本当に末端の事件でも、これだけの被害者が出た」
壱条ゆゆ:「止めるのは、だから、義務。この町の警官として」
壱条ゆゆ:「正体が神様でも妖怪でも、レネゲイド存在でも、どっちだっていい」
壱条ゆゆ:ちゃ、とフォークを置く。「真実がその為に必要なら追う。それだけだわ」
ED1 露野勲
GM:事件から数週間が過ぎた
GM:あれから、特に事件は起きていない
GM:不気味なほどの静かな日常が続いている。
GM:ガールズトークから報酬が振り込まれ。
GM:例の件は追って連絡するというメッセージがこの間とは違う女によって届けられた。
露野勲:「……」 ”お守り”に焦点を合わせて網を張ってはみたが、空振りだらけだ。
露野勲:「だが、あのときよりは」 あのときよりは、近づいている。まゆら様。お守り。自分や将吾の同類と思われる覚醒者。
露野勲:「……それに、たぶん……」 仁奈川伊由。あの人と同じ顔をした少女。それに関する調査記録を――
露野勲:電子媒体ではなく、メモ帳に書きつけていく。
GM:コンコン、扉をノックする音。
露野勲:「……鍵はかけてある。入れるタイプの客なら、気にせず入れ」
露野勲:「無理なら開けてやる」
女の声:「開けてもらえると助かるんだけど」
女の声:「シリツタモクテキ?ここで間違いないならお願いしたいわね」
露野勲:「……わかった。そいつは依頼か?」 ドアの鍵を開け、ノブをひねる。
露野勲:「私立多目的調査代行だ」
見知らぬ女:「この街に詳しくて物を探すのが得意な人と聞いたんだけど?」
露野勲:「だったら俺かもしれないな。物と、人間。どっちを探してる?」
見知らぬ女:「ガールズトークとかいうヤクザに話は聞いてない?」
露野勲:「……おっと」
GM:日本人ではない女だ。
見知らぬ女:「絵を探してほしいんだけど」
露野勲:「あいつ、約束は果たしたようだな。……曰くつきの品を探してるなら、俺で大当たりだ」
見知らぬ女:「そうね、曰くつきよ」
見知らぬ女:「そういうのを集めてる」
見知らぬ女:「自己紹介がまだだったわね」
露野勲:「だな。呼び方ぐらい決めてくれないと困るぜ、依頼人」
見知らぬ女:「メリアフィーン・ガーフィールド」
見知らぬ女:「画商をやってる。ま、自分でも描くけど」
露野勲:「へえ。絵画専門か」
見知らぬ女:「別に、何でも集めるわ」
見知らぬ女:「芸術を愛しているから」
露野勲:「だが、そんな人間が探す絵だ。よほど特別なんだろうな?」
GM:写真を机の上に置く。
露野勲:「金を積めば手に入るってモノじゃないだろう」
GM:額に暗い森の絵が飾られた写真だ。
GM:森の中に白い玉のような物が幾つも描かれている。
露野勲:「……繭玉」 片目を細める。
メリアフィーン:「へえ、そんなに有名な絵じゃないんだけど」
メリアフィーン:「タイトルに心当たりがあるのなら期待できそうね」
露野勲:「いや。この白い玉のことだ。昔から何かと縁がある。どういう曰くの絵だ?」
メリアフィーン:「星見塔胡作『繭の棲む森』」
メリアフィーン:「森ばかり描いてる変人の絵なんだけど」
メリアフィーン:「持ち主が森に呼ばれるらしいわ」
メリアフィーン:「そして行方不明になる」
露野勲:「そりゃ変人だな。星見……塔湖……。行方不明……」
メリアフィーン:「そういう連作『森』の中の一枚」
メリアフィーン:「最後に目撃されたのがこの十海市だという情報がある」
メリアフィーン:「手掛かりはそれだけだけど」
メリアフィーン:「やれそう?」
露野勲:「……依頼人は『やれ』って言うもんだ。前金はこれ、成功報酬と経費は応相談。ただ……」
メリアフィーン:「ただ?」
露野勲:「法に触れる仕事は、お断りだ。奪ってでも手に入れろって話ならアルセーヌ・ルパンを当たれ」
露野勲:「探して、見つけるところまででいいな?」
メリアフィーン:「構わないわ。持ち主が居るなら交渉してもいい」
メリアフィーン:「お金の件も問題ない。常識的な範囲で経費も支払いましょう」
露野勲:「いいぜ。商談成立だ。……俺はこういう依頼を待ってたんだしな」
露野勲:「助かるよ」
メリアフィーン:「しばらくは市内のホテルに滞在している」
メリアフィーン:「連絡はそちらに」
メリアフィーン:連絡先としてホテルのアドレスを渡してくる
露野勲:「了解だ。ちなみに……依頼人の素性を暴くつもりはないんだが、それでも念のために聞いておく」
メリアフィーン:「何かしら?」
露野勲:「前に『聞かれなかったから答えなかった』とかぬかしたクソ野郎がいたからな」
露野勲:「あんた、所属は?」
露野勲:「答えたくなきゃ、それでもいい」
メリアフィーン:「裏社会を通して依頼を出す女の所属を聞いても」
メリアフィーン:「良い事はないわ」
メリアフィーン:「これは仕事を頼む相手だから言うのだけれど」
メリアフィーン:「親切で言っている」
メリアフィーン:「知らない方がいい」
露野勲:「そんな気がしてきたな。敵対しないことを祈っとく」
メリアフィーン:「じゃあ、朗報を期待しているわ」
露野勲:「……請け負った」
GM:女はそう言って出ていきます
露野勲:「知らない方がいい。……そんなもん、答えてるのと一緒だぜ」 ポケットから取り出した、玩具のコインを弾く。
露野勲:(仁奈川伊由はいいことを言う)
露野勲:(俺はいまだに臆病で、怖がりで、少しの楽観的な希望がなきゃ……とてもやっていられない)
露野勲:(だから、やるしかないんだよ。将吾や壱条みたいにはなれない)
ED2 壱条ゆゆ
GM:十海警察署、『特別犯罪対策室』。
向井玲子:「いや、良くやってくれた」
GM:君の上司である署長の向井が満足そうに言う。
壱条ゆゆ:「過分なお言葉です。怪死事件自体はなくなりましたが……」
向井玲子:「なんだ?不満か?」
向井玲子:「十海の御当主からもお褒めの言葉をいただいている」
向井玲子:「お前は良くやったと思うが」
壱条ゆゆ:「真園と西迫。どちらも、『犯人』かと言われると、難しいところですので」
壱条ゆゆ:「同じ被害者が出なくなったのは、確かに救いですが、どうにも……奥歯にものが詰まったような事件でした」
向井玲子:「犯人など見つけたところで」
向井玲子:「どうせ、法の上には乗せられん」
壱条ゆゆ:「それは…………その通りですね」
向井玲子:「…お前、勝手に捜査を続けるとか言い出さないよな」
壱条ゆゆ:「あまりに難儀な仕事ですね。R案件は……」
壱条ゆゆ:「署長の苦労をお察しします」
向井玲子:「そうだ、だから我々が事件としては迷宮入りにするしかない」
向井玲子:「実に明確な結論だとも」
壱条ゆゆ:「…………」
向井玲子:「真面目だなあ、壱条」
向井玲子:「疲れるぞ、真面目すぎると」
壱条ゆゆ:「性分ですので」
向井玲子:「ハァー…まあいいか」
GM:そういってドサドサと資料を目の前に置く
向井玲子:「適当に仕事をして気を紛らわせろ」
向井玲子:「それは、まあ失踪者届けというやつだ」
向井玲子:「今回の事件の分を抜いてファイリングしておいてくれ」
向井玲子:「残りは…まあ気にするな。気にしても仕方ない」
壱条ゆゆ:「かしこまりました。……」
壱条ゆゆ:「今回のものを抜いても、この厚みですか?」
向井玲子:「そんなもんだよ、他の街だってどこかへ消える人間は少なからずいるからな」
向井玲子:「じゃあ、私は他の仕事があるから戻る」
壱条ゆゆ:「日本全体の年間失踪者数が、10万弱でしたか……」
壱条ゆゆ:「――署長。一つだけ」
向井玲子:「なんだ?」
壱条ゆゆ:顔を上げて。「…………いえ。今回の件、情報提供、有難うございました」
向井玲子:「そうか」
向井玲子:「定時に帰れよ。自分の趣味で行う残業に残業代は出ないぞ」
壱条ゆゆ:「十海家へも、お礼をお伝えください」
向井玲子:「伝えておく」
壱条ゆゆ:「定時に帰れる間は、そうさせて頂きます」
向井玲子:署長は退出します
GM:それでは君は書類の整理をする事になる
GM:今回の事件の分を抜いて整理しているうちにある事に気付く。
壱条ゆゆ:(……聞けなかった)
壱条ゆゆ:あのマンションで会った、コレクターズセルの男の言葉。「こういう事件は、FHに任されている」
壱条ゆゆ:本来ならば一笑に伏す言葉だ。だが、この町では……十海家を頂点に、警察とFHが、その下にある。
壱条ゆゆ:「……今回は。たまたま『解決していい事件』だった……?」 軽く目元に手を当てて、上を見て呟く。
壱条ゆゆ:「……いい。今は」可能性ですらない、疑念だ。自分の思考回路も、疲れている。結論を出すのは早すぎる。
壱条ゆゆ:再び資料にあたる。
GM:今回の事件の分を抜いて整理しているうちにある事に気付く。
GM:この街の行方不明者の多くが市外出身者であること、あるいは身寄りのない人間であることに。
GM:全てではない。
GM:だが、全国的な比率で言えばあきらかに割合がおかしい。
壱条ゆゆ:「……。……」
壱条ゆゆ:結論を出すのは、早すぎる。自分は出戻りだ。この町のことなど、何も分かってはいない。
GM:だが、この数週間においては。
GM:市内出身者の行方不明も増えてきている。
GM:今回の事件の犠牲者もそうだ。
壱条ゆゆ:「何か……何かが」
壱条ゆゆ:「何かが、変わり始めてる……?」
壱条ゆゆ:この町の闇が、深いとして。古よりの、数多のしがらみがあったとして。
壱条ゆゆ:それら全てに、影響があるような。
壱条ゆゆ:資料をめくる。繰り返し。
壱条ゆゆ:やがて、いくらかのあたりをまとめ、立ち上がる。
壱条ゆゆ:納得を。真実を。理屈を。他の三人の求めた言葉が、ぐるぐると頭の中を回る。
壱条ゆゆ:どれでもない。自分は、これから起きる被害を防ぐ。一つでも。一人でも多く。
壱条ゆゆ:それだけでいい。それしか思いつかない。
壱条ゆゆ:「わたし、頑張るから。……みゆき、おねえちゃん」
壱条ゆゆ:自分すら気付かないまま、漏れた言葉が廊下に響き。
壱条ゆゆ:そのまま、部屋を後にする。
ED3 風見将吾
GM:十海出版、編集部。
胡桃澤編集:「いやー、中々評判良かったですよー」
GM:編集部を訪れた君に胡桃澤葵が声をかける。
胡桃澤編集:「例の記事」
風見将吾:「おっ。でしょでしょ」
胡桃澤編集:「単純に読み物としても面白かったですからね」
胡桃澤編集:「風見さん小説とか書いたりしません?」
風見将吾:当然だ。事実をそのまま書くと絶対出版禁止になるので、8割くらいは自分の創作になっている。
胡桃澤編集:「うちで今オカルト小説とかSF小説の賞を開催しようかなって案もあるので」
胡桃澤編集:「気が向いたら応募してくださいよー」
風見将吾:「ああ、なんか先月号に載ってたなそういや……いいぜ。こう見えても文才には自信があるんだ」
風見将吾:「短編でよければ応募するよ。賞金も出るんだろ? 確か」
胡桃澤編集:「でも記事としてもちゃんと面白かったですよ」
胡桃澤編集:「与太話と、こう真実じゃないかなーって思わせる部分のバランス?」
風見将吾:「そっ」
胡桃澤編集:「真実じゃないかなって部分に真実味が無いとダメですからね」
風見将吾:「そりゃそうよ! というか、俺の記事はいつも100%真実だからね!?」
胡桃澤編集:「あっははは」
風見将吾:「あっ信じてねえなこんにゃろう。ほんとだぞー?」
胡桃澤編集:「まあ、そうですね。そういう意気込みで書いてくれた方が面白いです」
胡桃澤編集:「記事を載せる雑誌がそういう雑誌ですから」
胡桃澤編集:「もちろん、真面目な奴は新聞に載せたりもしますよ」
風見将吾:「あのくだりは結局載ったんだっけ。赤入れ入ってボツになったんだっけ? ほら、中盤あたりに書いた」
風見将吾:「飼育小屋の。ニワトリの
風見将吾:「飼育小屋の……示談で済まされたにわとりのくだり。あれそろそろ時効かな~と思って書いたんだけどさ」
胡桃澤編集:「一応載せました。学校名とかは伏せましたけど」
風見将吾:「お、マジか。嬉しいね」
風見将吾:「飼育委員の子が心を痛めててさ。やっぱ、なんかの形で表に……報道したいじゃない。嬉しいよ。ありがとう」
胡桃澤編集:「まあ、こっちでも裏どりしましたしね」
胡桃澤編集:「家庭内のストレスで麻薬を使用していたらしいですし」
風見将吾:「若いのにはありがちだよなあ。どうでもいいコトほど、若い時は重く考えちまう」
胡桃澤編集:「ヤクザ絡みで殺されたんですかね、あれ結局」
胡桃澤編集:「まあ、怪死事件の方はあれから全然って感じで」
胡桃澤編集:「結局、個別の事件でつながりもなしって感じでしたっけ」
風見将吾:「ああ。一応怪死事件は、クスリの売人が色々関わってたってみたいだけどな」
風見将吾:「さすがに全部の事件が紐づくような都合のいいことはないよ」 あった。
胡桃澤編集:「ですよね、まあそれでも魔術師ってネタに持って行けたのは」
胡桃澤編集:「売り上げ的には良かったです」
風見将吾:「今後もしばらくはああいうネタ持ってくるかもしれん。今回ので色々とコネができたもんでさ」
風見将吾:「飽きられないように工夫するよ。よろしくな」
胡桃澤編集:「あ、そうそう」
胡桃澤編集:「ネタと言えば」
風見将吾:「ん?」
風見将吾:「新しい事件でもあったか。そういうネタはいくつあってもいいぜ、教えてくれ」
胡桃澤編集:「はい、ちょっと面白そうなネタがあるんですよ」
胡桃澤編集:「女子高生に流行ってるおまじないの話したじゃないですか」
風見将吾:「ああ、女子向けの雑誌に載せようって言ってたやつな」
胡桃澤編集:「そうそうソレです」
胡桃澤編集:「なんというかですね、あれマジに効くらしいんですよ」
胡桃澤編集:「女子高生から始まって、今や年齢問わず流行り始めてるんですよ」
胡桃澤編集:「ラッキーアイテム」
風見将吾:「なんだよ、その怪しい通販のサプリみたいな表現は……願いが叶うとかそういう意味で?」
風見将吾:「…………ラッキーアイテム」
風見将吾:「ちょっと待て。それってさ」
風見将吾:「糸で出来た……繭っぽいやつか? 白か、黒の」
胡桃澤編集:「あー、ご存知なんじゃないですか」
胡桃澤編集:「あなたも絶対に成功できる」
風見将吾:「色は?」 若干詰め寄る。 「流通元は? 割れてるか?」
胡桃澤編集:「成功のお守り」
胡桃澤編集:「色?どうだったかな」
胡桃澤編集:「流通元ですか?」
胡桃澤編集:「えーと」
風見将吾:「そうだ。販売してる店でも会社でも、個人でもいい。いるはずだろ」
GM:ごそごそと山積みの雑誌を漁る
胡桃澤編集:「あったあった」
GM:雑誌の最後の方に乗っている怪しい広告欄。
GM:『成功は金で買える!』『僅かな投資で君も勝ち組」』
GM:『勉強に』『恋愛に』「仕事に」
GM:『成功のお守り通販』
風見将吾:「…………」 驚くほどチープな謳い文句に、逆に背筋が凍る。人は往々にしてこういうわかりやすいキャッチに流されやすいからだ。
GM:『3000円タイプ』『5000円タイプ』『ビジネスモデル20万円』
GM:『ぜひグローリーサクセスへご連絡を』
胡桃澤編集:「これなんですけどぉ」
風見将吾:「………………なるほど。胡桃澤ちゃん」
風見将吾:「ティーン女子向け記事は書かないようにした、ってあれな。取り消すわ」
胡桃澤編集:「え、大丈夫ですか?」
胡桃澤編集:「前は苦手だなあって」
風見将吾:いつもの笑みを見せる。 「大丈夫! これ俺が当たるよ。JKのトモダチが出来たからいいとこ見せたいんだわ!」
胡桃澤編集:「え?犯罪とかじゃないですよね?」
風見将吾:「大丈夫大丈夫! スンゲーの書いてくるから!」
胡桃澤編集:「未成年に手を出したらダメですよ?」
風見将吾:「ち、違う! 犯罪じゃないよ。トモダチ! お金のやりとりも無し!」
胡桃澤編集:「あ、そういう体のお店の子の話ですか?」
胡桃澤編集:「ならいいですけど」
胡桃澤編集:「わかりました、記事期待してますね」
風見将吾:「おう、早速今日から当たってみるよ。来月までには持ってくるから」 そう言って足早に去ろうと思います。
風見将吾:いつもなら胡桃澤さんの尻のひとつも撫でていくところだが、今日はそんなことはしない。タバコも吸わない。
風見将吾:ダンボールの隙間を抜けて編集部のドアをくぐると、もう顔つきは一気に厳しいものになっている。
風見将吾:「……ナメやがって。黒幕がどういう連中か知らんが、大々的にやっても問題ないと思ってやがるな」
風見将吾:「させねえぞ。この街は俺の故郷だ」
風見将吾:「臆さず、冷静に、真実を暴いてやる。必ず。…………そうだ」
風見将吾:「九段先輩なら、きっとそうする」
ED4 仁奈川伊由
GM:事件が終わって家に戻ると絹江さんは優しく出迎えてくれた
十海絹江:「ありがとう」
GM:そう言って
GM:君の手を優しく握ってお礼を言った。
GM:次の日から
仁奈川伊由:「へっ…」瞬きする。
GM:おっと
GM:次の日は無し
十海絹江:「本当にありがとう」
仁奈川伊由:任務をクリアして、こんな風に優しくお礼を言われることなど経験がない。
仁奈川伊由:ヒロちゃんは優しいが、しかし、こういう感情ではないのだ。
十海絹江:「この街で怖い事が起きているのに」
十海絹江:「私は何もできない」
十海絹江:「でもニナちゃんはそれを何とかしてくれた」
十海絹江:「だから、ありがとうね」
仁奈川伊由:「……いえ。それが仕事ですし…。なんていうか」
仁奈川伊由:「あたしのした事で、この街が少しでも良くなるなら…それは、嬉しいです」
仁奈川伊由:へらっと笑った。
十海絹江:「でも、本当に危ない時は無理しないでね」
GM:その笑顔につられるようにお婆ちゃんもニッコリと笑う
GM:----
GM:翌日から日常がもどる
GM:美味しい朝ごはん、それなりに楽しい学校。
GM:真園は少しの間入院していたがほどなく退院した。
GM:事件の事はあまり覚えていない様子だった。
GM:そんなある日。
十海絹江:「じゃあ、忘れ物はない?」
仁奈川伊由:「ありませんよっ」靴を履きながら、振り向いて笑う。
GM:いつものように通学する君を絹江さんは見送ってくれる
十海絹江:「じゃあ、気を付けてね。いってらっしゃい」
GM:通学途中で真園彩音に出会う
真園彩音:「あ、ニナ。おはよー」
仁奈川伊由:「おはよ、真園!」いつものように駆け寄りながら挨拶する。
真園彩音:「いえーい」
真園彩音:駆け寄る君にハイタッチ。
仁奈川伊由:「イエーイ」ハイタッチを返す。彼女が事件の記憶を覚えてないことについては、気にしてない。そういうものだ。
仁奈川伊由:「今日は、あれ、ないの? 飼育部の餌やり当番」
真園彩音:「あるよー」
真園彩音:「ガーくんがお腹をペコペコにしているからね」
仁奈川伊由:「ガーくん、なんだっけ? アヒル?」
真園彩音:「そう、これがまた可愛いんだ」
真園彩音:とスマホで画像を見せてくる
真園彩音:変顔をしているアヒル
仁奈川伊由:「ふっ」画面を覗き込んで笑う。「真園が好きそう」
真園彩音:「だしょー?」
仁奈川伊由:「今日も愛情たっぷりで良いことですな」
真園彩音:「まーね」
真園彩音:「なんか入院の時はニナに世話になったみたいだからさー」
真園彩音:「今度お礼したいんだ」
仁奈川伊由:「あー、ホント、ひき逃げに遭って倒れてる真園を見たときはひやひやしたんだから」そういうカヴァー。
真園彩音:「いやー、でも信号無視したの私だからなー」
真園彩音:「へへへ、心配かけて悪かったよー」
仁奈川伊由:「感謝しろー」腕でぐりぐりする。「なによ、お礼って」
真園彩音:「そうそう、ファミレスでランチでもどうかなって。お休みの時にさ」
真園彩音:「奢るぜー」
仁奈川伊由:「やった。行く行く! ハンバーグ食べたいなー」
真園彩音:「オッケー」
GM:そんな会話をしていると
GM:予鈴のチャイムが鳴る
真園彩音:「ヤバ、早くいかないと」
仁奈川伊由:(何はともあれ、良かった良かった)と真園のつむじを見ながら思う。
仁奈川伊由:(わけわからん事件で悲しい思いして、わけわからん奴に騙されて、ほんと、かわいそうだけどさ)
仁奈川伊由:(あたしができるのは、手を伸ばすことだけだけど)
仁奈川伊由:(真園自身で、いなくなったぴーちゃんの分、たくさん幸せを掴んでね)
仁奈川伊由:「あ、行こ行こ。先生最近うるさいしね」
教師:「おーい、早く席につけー」
GM:担任の先生が生徒を促している
仁奈川伊由:真園を追い立てるようにして教室に入り、自分も座席に座る。
真園彩音:少し離れた席で君の方をみて手を振る
教師:「よし、全員そろったな」
仁奈川伊由:(甘えた)笑ってこっちも手を小さく振り返す。
教師:「今日は君達に朗報だ」
教師:「君達に新しい仲間が加わることになった」
教師:「まあ、早い話が転入生だな」
仁奈川伊由:「……え?」瞬きする。
GM:男子が「女子ですかー?」
GM:みたいな質問をする
教師:「残念、男子だ」
仁奈川伊由:自分もこの4月から転入した生徒だ。クラスに二人も転入生が来るなんて。
教師:「おい、入りなさい」
GM:その姿を見て女子が黄色い声をあげる
教師:「海外からの転入だ、仲良くしてやってくれ」
転入生:「はじめまして」
仁奈川伊由:「………」その生徒を見て、どうしようもなく、硬直した。
転入生:「ピーター・ロイドです」
転入生:「まだ日本に慣れてはいませんが」
ピーター:「よろしくお願いします」
仁奈川伊由:全身の血液が逆流するような、ぞっとする感覚に包まれる。
仁奈川伊由:あの夜の、ピーターとの別れ。人形卿との別れ。さまよい続けた森の光景は、未だにまざまざと思い出される。
仁奈川伊由:人形卿が犠牲になったとマンハントは言った。
仁奈川伊由:だから、つまり、あたしも彼らと一緒で、結局、あの日からずっと逃げられないでいるのだった。
■アフタープレイ
GM:経験点の配布
GM:シナリオ10点
GM:犠牲者を最小限に抑え真園さんが無傷だったので+3点
GM:Eロイス2個+2点
GM:何時もの5点に
GM:侵蝕ボーナスを咥えてください
露野勲:25点……!
仁奈川伊由:やった~~~+3点ありがとうございます!
仁奈川伊由:25点!
風見将吾:西園を守ったのボーナス点がなかったw
風見将吾:西園じゃない!
仁奈川伊由:ニシザコ
風見将吾:西迫クン……
風見将吾:1倍で帰還したので、圧倒的25点です。ワイワイ!
壱条ゆゆ:25点だぜ~
壱条ゆゆ:ゲヘヘ これでどんな成長してやろうかな
GM:GMは34点
GM:あとオマケで
GM:知識。イージー。エンブレム。など取得推奨の経験点5点を差し上げます
仁奈川伊由:エ~~すごい!
風見将吾:ほうほう!
風見将吾:ということは、次回は30点成長でしょうか?
GM:知識:歴史や知識:オカルトとか そういうのは役立ちます
GM:30点成長です
風見将吾:わーいやった!圧倒的成長します……!
壱条ゆゆ:つまり……30点成長できる……ってコト?
GM:キャラの個性の為にイージー撮ったりエンブレムとるのもありですね
仁奈川伊由:オカルト嫌いを自称しつつオカルト固定値を獲得しようw
風見将吾:ニナちゃんが知識オカルト取ってくるのかわいいなw
仁奈川伊由:やさしい~~!大変嬉しいです!ありがとうございます…!
GM:まあ推奨なのでどうしても強くなるのにあと5点とかの場合は普通に使っても構いませんよ
露野勲:うおおおーっ
壱条ゆゆ:精神が低いチームだからな……w
壱条ゆゆ:ともあれこれで160点キャラになれるというわけね お得だわあ
露野勲:フリーランスのイージーとっちゃおうかな~
壱条ゆゆ:警察手帳でちょうど5点なんだよな……w
GM:ww
GM:手帳は意外と高い
壱条ゆゆ:やっぱり持ってないのまずいもんなあ
仁奈川伊由:警察官になれるよゆゆチャン!
露野勲:いまはただの自由帳なのかも
風見将吾:おえかきノート
壱条ゆゆ:今どうやってんの
仁奈川伊由:モッモグリ
壱条ゆゆ:パトカー運転してたのに
風見将吾:そうか。記者と探偵はどっちもフリーランスエンブレムになるんだ
GM:家に忘れてきた?
GM:宇宙友愛もあるよw
風見将吾:あっそれもいいな!
仁奈川伊由:イヤ~~~
壱条ゆゆ:オカルトそのものwww
露野勲:宇宙人はねえ……いるんですよ
仁奈川伊由:ギヤア~~ちかよらないで~~
壱条ゆゆ:ニナちゃん~
風見将吾:多分これはまだだと思うんですけど、次回はいつごろがいいなあみたいなのは
風見将吾:GMの中でぼんやりと予定はあったりするんでしょうか?
GM:三月はもうお忙しいと思うので
GM:4月の中頃くらいに予定を聞こうかなって感じです
GM:4月下中から5月くらいかな
露野勲:がってん!
仁奈川伊由:はーい!
GM:では次回予告を
風見将吾:ウィス!
次回予告
GM:「へい、そこのキミ!成功したいと思わないかい?」
GM:「この世ならざる場所に通じる入り口、それを手に入れる必要がある」
GM:「僕は、お前を許さないぞ!」
GM:「この世のほとんどのモノは金で買える。成功すらもだ。金の力をみせてやろう」
GM:
GM:五月。
GM:出会いの季節。
GM:様々な人間がこの街にやってくる。
GM:ある者は何かを探しに。
GM:ある者は悪意を持って。
GM:人々は幸福を願う。
GM:いつの時代も。
GM:ささやかな幸福を。
GM:そしてそれは悪意ある者にとっては…。
GM:格好の餌食に過ぎないのだ。
GM:
GM:『十海怪奇譚』第弐話 五月「成功を売る男の話」
GM:----
GM:以上で第壱話は終了です
GM:お疲れさまでしたー
露野勲:お疲れさまでした!!!
仁奈川伊由:おつかれさまでした!次回も楽しみ~!
露野勲:うおおお……楽しい……
露野勲:なんだこのワクワク感は……!
壱条ゆゆ:ウオーッお疲れ様でした! とても楽しかった……
風見将吾:ウオーッ!圧倒的とくダネを取ってくるぞ……!
GM:凄くPCのみなさんが良いロールをしてくれるので
GM:楽しい
GM:次回も楽しみです