GM:
『進行度3/4 G案件"アンカーズ"について』
監視カメラの映像とUGNのデータを照合し、事件が起きる前に本堂に入った者が分かった。
シャルヴの下級構成員"鎖の先にしがみつくもの"の一人。彼らはあるシャルヴ幹部から、グレイプニルの侵蝕の鎖だけを貸し与えられた者達である。
そのほとんどがシャルヴに擦り寄ろうとした弱小オーヴァードであり、彼らは鎖によって強いRBを捕え上納することで、正規構成員になれると吹き込まれている。
通常はミストルティンでなければ対抗不可能なグレイプニルであるが、アンカーズに限っては本人を倒すことで鎖は彼らを見捨て消滅する。
GM:.
GM:
『進行度4/4 "クサカ様"について』
ごく限定的に雨雲を呼び出す力を持つ、狐のアニマルオーヴァード。RBではない。
夫婦で一対の性質を持ち、片方が本堂を封鎖しつつアンカーズを足止めし、もう片方が救援を求めて夏祭りをさまよっていたようだ。
酒とバカ騒ぎが好き。かなり古い存在だが、人々に害をもたらす存在ではないため紬の家も黙認していた。
GM:.
GM:というわけでミドルは終了!
GM:ロイスと購入ができます、どうぞ
八双陽月:クサカ様 興味〇/(楽しませているか)不安 で取って 購入は一応ブルゲ
八双陽月:3dx
DoubleCross:(3DX10)→7[3,5,7]→7
八双陽月:無理。以上です。
津辻八汐:クサカ様/好奇心:◯/隔意/ロイス
津辻八汐:じゃあこっちもブルゲしてみようかな
津辻八汐:(3+2)dx
DoubleCross:(5DX10)→9[1,4,5,7,9]→9
津辻八汐:ダメそう
GM:では終了
クライマックス
GM:クライマックスです。侵蝕値は80%から1d10してね
八双陽月:80+1d10
DoubleCross:(80+1D10)→80+6[6]→86
津辻八汐:津辻八汐の侵蝕率を1D(→8)増加(82→90)
GM:では
GM:.
GM:【久酒祭り 久酒寺本堂の近辺:とある茶屋】
GM:監視カメラの映像、くじ引き屋の証言などから、おおよその情報が集まり
GM:あなたたちは最後の確認をとっていた。
"クサカ様":少し離れた位置からあなたたちを見ている。
エージェント:『以上が、シャルヴ麾下……といっていいかも分らんが、"アンカーズ"の概要だ』
エージェント:『恐らくはシャルヴの中の上位幹部の一人が、戯れに飼っている奴らだと見ている』
八双陽月:「ピストルだけ売ってもらった半グレ?」
八双陽月:「わかりやすく解読すると、そういう存在?」
紬和紗:「信じられない、な。……矢向の皓蠍も、生きていたら彼らのターゲットだったのかな」
紬和紗:ペットボトルの水を飲んでいるが、まだ顔は赤い。
津辻八汐:「そういうひとたちでも、その……鎖?自体の脅威さは変わらないんですよね」
エージェント:「おおよそ間違いじゃない。だが無軌道でチンピラだからといって、厄介でなくなるわけじゃない」
八双陽月:「それはないんじゃないかな。皓蠍は強すぎて手に負えないでしょう。先生だって俺達がいなきゃ無理な相手だったんだし」
エージェント:「津辻の言う通りだ。文字通り、身の丈を越えた力を振り回している」
紬和紗:「九酒狐も……思い出した」横目で見る。「彼女は、奥さんのほうだよ」
"クサカ様":真白な狐が、あなたたちを見つめている。ときおり、不安げな目で本堂を見やる。
津辻八汐:「奥さん……そっか。二匹いるって話でしたもんね」
八双陽月:「旦那さんの手助けしてあげなきゃな」
八双陽月:「そうじゃなきゃお狐様も祭を心の底から楽しめたもんじゃない」
紬和紗:「そうね。……肩かして」
紬和紗:茶屋の椅子から立ち上がる。
八双陽月:肩を貸して隣に。
津辻八汐:「もう動いても大丈夫なんですか?」
紬和紗:「きみたちね。毒を飲んだわけじゃないんだから……」
紬和紗:「いや、アルコールは広義では毒なんだけど……」化学教師である
八双陽月:「結局のところ好き好んで飲むモンでもないんでしょ?」
紬和紗:「厳密にはアセトアルデヒドがね……」
八双陽月:「俺達の為に無理をさせてしまったのは変わらないじゃないですか」
津辻八汐:「うん。先生ががんばってくれて、それで辛い思いをしてるなら……やっぱり、気になりますし」
紬和紗:「子どもを助けるのは、大人の義務だし」
紬和紗:「ほんとにだいじょうぶだから。ただ単に、飲むと……」
八双陽月:「飲むと?」
紬和紗:「………いや、まだ大丈夫だから」
紬和紗:「前に石野先生と飲んだときに言われただけだから、本当にそうとは限らないし……」
津辻八汐:(なんなんだろう……) 気になる
紬和紗:「笑い上戸なんて……」
八双陽月:「……想像つかない」
津辻八汐:「紬先生が、笑い上戸……」
八双陽月:「でも、それは凄く見たいな。石野先生が羨ましい」
津辻八汐:ぽわわん、と頭の中でイメージしようとして……どうにも歪な感じだ。
紬和紗:「やめようかこの話は」
紬和紗:「きみたちが成人するまで分らないことだよ」
八双陽月:「成人したら一緒に飲んでくれるって訳だ。その日を楽しみにしよう」
津辻八汐:「うん。大人になるの、待ち遠しいね」
八双陽月:「差し当たって、その為に今日を生き延びることだけど。今から荒事やるわけだしね」
紬和紗:「きみたちは……」呆れたような、いつもの微笑みだ。
紬和紗:「うん、行こう。クサカ女史もしびれを切らしてる」
津辻八汐:「はいっ」 気を引き締めて、先へと進む。
八双陽月:「あと4年も経ったら、きっと目が離せない程度には良い男になってますよ、俺」そんな冗談を言って歩き出す。
GM:そして、あなたたちは。
GM:本堂を包む、不可触たる妖狐の人払いを、するりと抜けた。
GM:.
GM:.
GM:境内には、争った後があった。
GM:無数の爪痕。砕けた手水場。無数の穴が開いた屋根。その中心で、息を切らすフードの男。
"アンカーズ":「はあ……はあ……てこずらせやがって……!」
"アンカーズ":「いつになったら出られるんだ、ここは……!」フードの両手からは無数の鎖が伸びて、大きなものを組み伏せている。
縛鎖クサカ:「オォオォ……! ギュゥァァァァ……!」
縛鎖クサカ:全身を鎖に縛られた、膨れたようなシルエットの黒狐である。
"クサカ様":こぉん、こんこん、と白狐が鳴く。悲痛な声だった。
八双陽月:カツカツとわざとらしいほどの靴音を立てて境内に入ってくる。
八双陽月:一瞥し、ため息を一つつく。
八双陽月:「趣味は良くないな。けど君の望みは叶えよう」
八双陽月:「此処から出たいんだ?出してあげるし、ゆっくり寝かせてもあげようじゃないか」
八双陽月:「病院のベットって言うのは寝心地が良いって言うぜ。なに、礼には及ばない、親切でやってる事だからさ」
"アンカーズ":「誰だ!」
津辻八汐:カコッと、こちらも靴音を鳴らして。「……わたしたちが、誰であっても」
津辻八汐:「あなたのしていることは、見過ごせない。こんなっ……!」
津辻八汐:鎖に囚われたその姿を見て、ぎゅっと拳を握る。
津辻八汐:「……待っててください。いま、助けますっ!」
"アンカーズ":「……UGNか! 獣が、外から助けを呼んできたって訳か?!」
"アンカーズ":「だが……遅かったな! さんざ暴れてたが、こいつはもう支配下においた!」
"アンカーズ":「次はその白い方をセットで捕えて連れ帰りゃ、オレは晴れてシャルヴだ!」
八双陽月:「どっちが獣だかわかったもんじゃないけどな。察しが良いのは+10点、俺の先生だったらそういうかもね」
八双陽月:「けれど、他は零点だ。これで終わりなんだよ。お前の野望も、胸に秘めた希望も、成すべき無謀も」
紬和紗:「……その子を離しなさい。彼らは、この町の守り神だ」
紬和紗:「言い伝えも何も知らない、外から来たチンピラが、手を出していいものじゃない」
"アンカーズ":「るせえ! 族で頭になったら暴力団! そこで目立ってたらオーヴァード!」
"アンカーズ":「オーヴァードになったと思ったら……UGN、FH!」
"アンカーズ":「化物の上に行きてえなら、より上の化物になるしかねえんだよ! 行け、下僕!」
縛鎖クサカ:「ギャォォォオーーーーーン!」全身の鎖が輝き、貴方たちに向けて咆哮する。
津辻八汐:「バケモノなんて、いない」
津辻八汐:「いるとしたら……こんなひどいことをできる、あなただけ」
津辻八汐:「だから……わたしたちが、退治するから。ぜんぶ、取り返すから……!」
縛鎖クサカ:あたりが曇り始める。古代の強大なレネゲイドが、邪悪なグレイプニルの鎖の元で解放される。
縛鎖クサカ:衝動判定です。目標値は9。
津辻八汐:(3+2)dx+1>=9
DoubleCross:(5DX10+1>=9)→10[4,5,7,8,10]+9[9]+1→20→成功
津辻八汐:こころがつええ
GM:同時に、一夜二人転の限定データ、《ワンナイトフィーバー》。
GM:全員≪ワンナイトフィーバー≫を所持。
≪ワンナイトフィーバー≫
衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する。
八双陽月:5dx
DoubleCross:(5DX10)→4[1,3,4,4,4]→4
八双陽月:おっと暴走
八双陽月:100%まで上げちゃうぜ
津辻八汐:100%にまで上昇させます!
GM:ではエンゲージは以下の通り
津辻八汐:津辻八汐の侵蝕率を100に変更(90→100)
八双陽月:86→100
GM:
"アンカーズ"、"縛鎖クサカ"
↑
10m
↓
PCたち
GM:では戦闘開始。セットアップ!
津辻八汐:ないです!
八双陽月:なし!
"アンカーズ":《束縛の鎖》を八双くんに使用。行動値-6。
縛鎖クサカ:《ルーラー》。津辻さんと八双さんの全ダイスを-5。
津辻八汐:ぴえん
八双陽月:なにぃ!
紬和紗:《ワーディング》 《ハーメルンの笛》。
紬和紗:クサカ、アンカーズのドッジC値を+1。
津辻八汐:先生~!
GM:演出いきます。
"アンカーズ":「これが、あの方から頂いた、最強シンドローム!」
"アンカーズ":「グレイプニルの力だァ!」
"アンカーズ":地を這うように鎖が走り、真っ先に動こうとした八双くんの行動を阻害する。
縛鎖クサカ:「コォォン……ゴォォオオーーーン!」
縛鎖クサカ:空の雲から雨が降り、同時に、周囲に霧が満ちていく。
縛鎖クサカ:どこか甘い匂い。……酒精だ。
縛鎖クサカ:古代より生き続けるアニマルオーヴァードの、その力が大きく拡大されている!
津辻八汐:「八双くんっ! ……うっ」
八双陽月:「与えられた力は本物ってのは性質が悪い。技量関係なしの機動妨害とは俺が二番目くらいに嫌いなヤツだ」
八双陽月:「ああ、それに、この臭いと刺激は未成年には参るね」
紬和紗:「"ときこそいまは水枝さす 木もれび花の篩うころ"……!」
八双陽月:頭を軽く抑える。経験したことはないが二日酔いと言うのはこのような状態を言うのだろう。
津辻八汐:「おさけ……みたいだ」 頭がふらつくような感覚。力が思うように出せない。
紬和紗:鎖で満ちる地の端から、白い花が咲き誇る。
紬和紗:それは風に流れるように、男と獣の周囲に絡み付き、自由な軌道を封じる。
紬和紗:「これで、おあいこの筈」
八双陽月:「流石、紬先生こういう時は特に美しい。花の精のようだ」
紬和紗:「もう、こんなときまで……っ!」酒精の中で袖を押さえる。
津辻八汐:すう、はあ、と呼吸を整える。「ありがとうございます、先生。助かりますっ……」
紬和紗:「ごめん、攻めは任せる。……来るよ、気を付けて……!」
八双陽月:「女を酔わせなきゃなにも出来ない男には負けられないな、こいっ」
GM:イニシアチブ。縛鎖クサカ。
縛鎖クサカ:マイナーで≪完全獣化≫。メジャー《雨粒の矢》《魔獣の本能》《歪みし魔弾》《逃れえぬ運命》
縛鎖クサカ:八双くんと津辻さんに向けて、ドッジ不可能のシーン攻撃。
縛鎖クサカ:12dx+2
DoubleCross:(12DX10+2)→9[1,1,3,3,4,6,6,6,7,7,9,9]+2→11
八双陽月:暴走してて、、、
津辻八汐:ガードするしかないじゃない!
"アンカーズ":《力の霊水》。威力を+3d10!
縛鎖クサカ:ダメージいきます。
縛鎖クサカ:2d10+10+3d10
DoubleCross:(2D10+10+3D10)→12[2,10]+10+20[7,10,3]→42
津辻八汐:ひょええ
縛鎖クサカ:なんかめちゃくちゃ跳ねたな……。
津辻八汐:耐えられないので、ロイス取って復活します
八双陽月:ワンチャン生きてた可能性があったが死んだ。 最後にアンカーズにロイスをって昇華します。 上昇志向には共感/不快感〇
津辻八汐:-敵/"アンカーズ"/使命感/憤懣:◯ をタイタス
GM:では演出
縛鎖クサカ:「ゴォオオォオン!」
"アンカーズ":「ぶっ殺せ! 何がUGNだ!」
"アンカーズ":鎖が赤く輝き、エネルギーを流しこむ。
縛鎖クサカ:咆哮とともに、周囲に巨大な水滴が無数に生まれる。
縛鎖クサカ:一瞬の溜めの後、その内側から無数の鎖が爆発的に射出され、周囲をでたらめに打ち据える!
八双陽月:衝動に侵食され鎖に縛られ受けることも避けることも許されない。ただただ耐久力と再生力に賭ける事しかない無様さだ。
津辻八汐:「避けられな――っ!!」 激突音が言葉を掻き消し、鎖に弾かれ石畳を転がる。
八双陽月:「うっあぁぁっ!?まったく……痛いじゃないか。こんなのを女の子に向けるなんてのは許されないぜ」
紬和紗:「津辻さん! 八双くん……っ!」 咄嗟に傍らの白狐を庇い、地面にうずくまる。
津辻八汐:「痛、いっ……けど」 弱弱しくも、立ち上がる。「だから、こそ。これ以上、させちゃダメ……!」
"アンカーズ":「はははっ! すげえなこりゃ……!」
GM:イニシアチブ。津辻さん!
津辻八汐:は~い
津辻八汐:マイナーで《緑の鞭》。白兵武器をふたつ生成し、装備します。
津辻八汐:津辻八汐の侵蝕率を2増加(100→102)
津辻八汐:メジャー! 《コンセントレイト:バロール》《魔弾の射手》に、《紡ぎの魔眼》と[守護天使]も
GM:来たな、ウォーデンソーン……!
GM:だが《ルーラー》の効果でダイスは-5!
GM:果たして通せるかな……
津辻八汐:新実装の守護天使の効果で、ダイスペナルティを華麗にスルー!
GM:馬鹿なァァァアーーーー!
津辻八汐:攻撃対象は"アンカーズ"です。いくぞ~
津辻八汐:(2+3+5+3)dx7+1
DoubleCross:(13DX7+1)→10[3,4,4,5,5,6,7,8,9,10,10,10,10]+10[1,3,5,5,6,8,10]+10[6,9]+10[9]+4[4]+1→45
"アンカーズ":くそっ……! こうなったら!
"アンカーズ":《アドレナリン》! 何が守護天使だ! 回避してやらあ!!
"アンカーズ":8dx11
DoubleCross:(8DX11)→9[2,4,4,4,8,8,9,9]→9
津辻八汐:新兵器がなければ危なかった……
"アンカーズ":はい、命中です……ダメージどうぞ……
津辻八汐:《オーバーロード》もありました。どうせ壊れる武器を壊してダメージ増加!
津辻八汐:5d10+63諸々有効!
DoubleCross:(5D10+63)→33[6,10,8,8,1]+63→96
八双陽月:つよーい!
津辻八汐:津辻八汐の侵蝕率を10増加(102→112)
"アンカーズ":なんなんだ……なんなんだよその固定値は!
"アンカーズ":3人分くらい倒れます! こいつは一般オーヴァードのカスなので復活エフェクトもない!
GM:演出どうぞ!
津辻八汐:立ち上がりながら、準備は掌中で始まっている。生み出された小さな種。
津辻八汐:それは、掌を割るようにして急速に成長。巻き合った蔓が、緑の弓を矢を形成する。
"アンカーズ":「はっ、学生風情が! どうせアルバイトか何かだろ?」
津辻八汐:(……“あのとき”みたいに。悪いものをほどいて溶かす、浄化の花)
"アンカーズ":「わたあめでも食ってそうな格好で、正義の味方ごっこか? 場違いなんだよ!」
八双陽月:「君も正社員になれてない下っ端じゃないか。比べるのも失礼な話だが」
津辻八汐:ぱ、ぱ、ぱ――と。蔓に、透き通るような花弁の小さな花が咲き、花弁が解れる。
津辻八汐:それらが脳にかかる靄を晴らし、澄んだ瞳が敵を見据え。
津辻八汐:「じゃあ、教えてあげる。わたしは……“オキシペタルム”」
津辻八汐:「闇を裂く、星花の射手――あなたを倒す者っ!」 手を離す。放たれた矢は、光の尾を引いて飛び。
"アンカーズ":「間抜けが。俺を守れ、ケダモノ……!」
"アンカーズ":鎖を引く。引きずり寄せられた巨躯の怪物が、盾となる……筈だった。
"アンカーズ":がしゃり。鎖の挙動が、目の前のものとは別の花によって絡み付かれ、止まっている。
紬和紗:「"うばたまの……花は、翳りて夕風に"」「…………"烟れる香の炉のごとく"」
紬和紗:退魔のレネゲイドは、鎖の侵蝕に対しても有効である。
紬和紗:「生徒の見せ場を守るのは、先生の役目……だよ」
紬和紗:「大人しくやられなさい」
津辻八汐:遮るもののない途を、若草色の矢が突っ切っていく。
"アンカーズ":「テメ――――――」
八双陽月:「これは、俺の出番は無しで終わりかな。立つ瀬はないが、それはそれで津辻さんの美麗な勇姿を見れたので善しとしよう」
"アンカーズ":ただ戯れに強大な力を一つ与えられただけの、捨て駒。
"アンカーズ":その一つが間に合わないときの保険などもっているはずもない。。
津辻八汐:矢は過たず、"アンカーズ"を貫く――寸前。至近距離にて、矢は爆ぜ。
津辻八汐:衝撃が鈍く打ち据えた男を、いつかの如く、拘束するように巻き付いて動きを封じる。
"アンカーズ":「ぐがあああああああ!?」 長く放置された空き家のように、無数の蔦花にぐるぐる巻きにされた男は。
"アンカーズ":吹き飛ばされた勢いのまま、手水場に突っ込み動かなくなった。
八双陽月:「頭を冷やせって?酔ってる人間には丁度良い。洒落が利いてる」
紬和紗:「……男から、鎖の気配が消えた。これで終わり……」
津辻八汐:「今はまだ、アルバイトだけど。いつか、正義の味方になる……あなたと違って、ちゃんとした方法で」 ふう、と息をつき。
"クサカ様":「こん! こぉーん!」
縛鎖クサカ:「グルゥウウウォオオォオ――!」
津辻八汐:「はい。これで、元に戻ってくれる……」
縛鎖クサカ:アンカーズが倒れたにも関わらず、クサカを縛る鎖の力は落ちていない。
津辻八汐:「…………えっ」
津辻八汐:「な、なんで……あのひとは、倒したはずなのに」
縛鎖クサカ:むしろ弱い主の支配を離れ、強まっているようにも見える。
八双陽月:「鎖の方が本体みたいなモノだな、これは。より強い方が偉い。とてもシンプルな話だ。となれば正社員としては負けてられないな。」
紬和紗:「レネゲイド体への侵蝕が始まってるんだ。今すぐ引き剥がさないと……!」
八双陽月:「了解。今すぐ、迅速に、これ以上何もさせずに、鎖のみを断ち切れば良いと」
紬和紗:「八双くん、……っく、また、お願い……」
紬和紗:一瞬しゃっくりが挟まった。
GM:イニシアチブ。八双さん。
八双陽月:ではクサカ様のロイス昇華してダイス+10しちゃおー。
GM:こいつ……! ルーラーを!
八双陽月:うんでマイナー《Cherubim》氷炎の剣+地獄の氷炎+氷の回廊 100→106
八双陽月:攻撃力34の武器つくって接敵
八双陽月:メジャー《Uriel》コンセントレイト:ウロボロス+傍らに立つ影:オールレンジ+原初の城:オーバーロード
八双陽月:18dx7+5
DoubleCross:(18DX7+5)→10[1,1,1,1,2,2,3,3,3,4,4,6,7,8,9,9,9,10]+10[3,4,5,5,9,10]+10[1,8]+6[6]+5→41
縛鎖クサカ:バカが! こっちはなあ……完全獣化してるんだよぉー!
八双陽月:106→116
縛鎖クサカ:ドッジ!
縛鎖クサカ:12dx11+1
DoubleCross:(12DX11+1)→9[2,2,2,4,4,5,5,5,7,9,9,9]+1→10
縛鎖クサカ:C値あがってる意味なくない?
紬和紗:その口を閉じなさい。
縛鎖クサカ:ダメージどうぞ!
八双陽月:5D10+68
DoubleCross:(5D10+68)→19[1,7,2,4,5]+68→87
八双陽月:そして地獄の氷炎剣は破壊
縛鎖クサカ:今日は俺とお前で……Wオーバーロードだからな! ってバカ!
縛鎖クサカ:なんなんだよその固定値はさあ! 討伐! 復活もしません!
GM:では演出!
紬和紗:「八双くん!」
紬和紗:「あの体は、本物じゃない。膨れ上がった外側なの!」花が、黒狐の巨体にまとわりついていく。
縛鎖クサカ:胴体やや後方、腰部に、退魔の花が、球の絵を描くように張り付く。
八双陽月:「ならば、お任せあれ」
紬和紗:「そこに囚われてる本体があるから。そこだけ避けて、鎖を全部斬って!」
縛鎖クサカ:「グォォオォ……ゴォォオーン!」
縛鎖クサカ:ざわざわとその毛皮がざわつく。毛に見えるものは全て、攻撃性の高い尖った鎖の群れに変わっている。
津辻八汐:「八双くん……!」 祈るように手を握り合わせて。
八双陽月:声に頷く。その必死さ、体を動かすのも億劫なのにアドバイスする懸命さ、土地神を守る使命、その全てに応えねばならない。
八双陽月:「鎖を通じて、黒幕が聞いてるかもしれないから名乗っておこうか。動きだしたら一瞬で終わるからな」
八双陽月:「俺は三途渡し。その名は全てを黒く焼き尽くす、死の川の渡し守」
八双陽月:跳躍。足先から黒い炎を打ちだして跳ぶ。
縛鎖クサカ:ガ キャ! 毛皮に擬態していた鎖が伸び、その小柄な討伐者を撃ち落とそうとする。
八双陽月:揺らめく黒光の尾を曳くジェット機動。影が姿を変えた黒い炎を宙空で体を捻って掴み取り、一振りの黒焔剣と成す。
八双陽月:依代にしたのが神と言うのが敵の敗因だった。
八双陽月:神は不変だが、不変では古すぎる。
八双陽月:古い時代の全知全能は、進化し続ける細菌に容易く置き去りにされるのだから。
八双陽月:オーヴァードをして視認困難な速さで振られた腕から、黒い霞が標的に向かって無数縦横無尽に疾る。
八双陽月:世界を等活するが如く虚空を穢し切り裂き迫るソレは、一本一本が超々高熱の焔の刃である。
八双陽月:揺れる陽炎の中で収束する黒光の波。
八双陽月:逃れる鎖を追って収束する熱の斬撃。
縛鎖クサカ:「ギュア……!?」伸ばした鎖を遡って、炎が本体を襲う。
縛鎖クサカ:全てのレネゲイドを喰らうはずの鎖が、ただただ純粋な火力によって、単なる導火線に堕する。
八双陽月:昏く周囲を照らす炎はただ鎖を溶断し、境内には煤一つ落とさなかった。
八双陽月:光線の様な鋭角な軌道で空を走った炎の輪は静かに着地する。
八双陽月:「川を渡れ。銀貨六枚は持ってるかは知らないが……鎖に言っても無駄かな?」
八双陽月:問題は唯一つ。酒に酔った体で、こんな曲芸をやってしまったことだけだ。
縛鎖クサカ:キィ………。鎖は巨躯の全身にくい込み、侵蝕の力を行き渡らせていた。
縛鎖クサカ:今度はまるで切り取り線のように、鎖に沿って、炎の斬線が刻まれ――――――
縛鎖クサカ:轟! その巨躯は、跡形も無く燃え上がり、
縛鎖クサカ:……その奥から、花の籠に守られるように、小さな黒い狐が落ちてきた。
八双陽月:(っぷ。気持ち悪っ。後先考えずに格好つけすぎた。でも、しょうがないよな。女の子二人にあんな目で見られちゃあね)
八双陽月:(一撃で決める必要あったし、本当にしょうがない)
白クサカ:「こん! こんこぉーん!」
黒クサカ:「くわん……」
白クサカ:紬に庇われていたが、その手を離れて駆け出し、夫である黒狐に身を擦り付ける。
紬和紗:「あ、こら、……もう、大丈夫かな。……っく」
津辻八汐:「っ……よかったぁ」 寄り添い合う二狐を見て、瞳を潤ませる。
紬和紗:周囲から霧が消えたのを確認して、立ち上がる。「かなり本堂は壊れてしまったけど……これくらいはUGNが直してくれるだろうし」
八双陽月:口元を抑えて上を見ている。それは唯の吐き気を抑える行為だったが。
紬和紗:「ふふ。八汐ちゃんは、本当にいいこだね」
八双陽月:「あ~。花火が上がってら」
紬和紗:通りざまに、少女の頭を撫でる。
紬和紗:「ふふ。でも本当に……よかったな。安心だ。ふふふ」
紬和紗:ふらふらしながら、空を見上げる。
津辻八汐:「は、えっ」 思わぬその行為に、どきりと肩が跳ね。
津辻八汐:「せ、先生……?」
八双陽月:「あ。笑い上戸。成程、こういう」
紬和紗:「えぇ。なに」
津辻八汐:「こういう感じ、なんだ……」 撫でられた頭を遅れて手で触れて。
紬和紗:霧の影響は色濃い
黒クサカ:元凶である狐二匹も仲良く寄り添っている。
紬和紗:「陽月くん。ひつきも」
紬和紗:「よくやったね。さすがだね」
紬和紗:近づいて、わしわしと頭を撫でる。
八双陽月:「……っ!」
津辻八汐:「こういうとき、お水飲むと落ち着くんだっけ……あわっ」
八双陽月:「いや、いつもより……扱いが、いいです……ね。不意打ちだよ、これ」
津辻八汐:見てはいけないものを見てしまったかのように口を噤み、ドキドキとその光景を見守る。
紬和紗:「ほんとうにね。すごいと思ってる。いつも」
紬和紗:「あはは。ふふ……ね」
八双陽月:吐き気が一瞬で収まった。それどころではないからだ。その表情と言葉を心に何時までも留めるように。
紬和紗:ギリギリで堪えていたものが、戦闘の終わりとともに、盆から溢れているようだった。
紬和紗:「かっこういいよ。ふたりとも、さ」首に腕を引っかけて、二人を抱き寄せる。
八双陽月:「ふぅ。敵わないね。あ~、俺からも一つ良い二人とも」
津辻八汐:「ひゃっ……!」 次から次へと衝撃の連続で、されるがままに抱き寄せられる。
津辻八汐:「な、なに? 八双くん……」
八双陽月:「今日は楽しかった?」
紬和紗:「えー? ふふ。くふふ……」目を細めている。アルコールの香りが漂う吐息。
津辻八汐:思ってもいなかった問いに、ぽかんとしていたのは一瞬で。
津辻八汐:「……うんっ。すっごく、楽しかった」 はにかんで、答える。
紬和紗:「わたしも。ふふ。内緒に……してね」
紬和紗:「たのしめたよ。たのしかった……」
紬和紗:花火の鳴る音を背後に、そのまま二人に体重を預ける。
GM:どぉん。どぉ…………ん。
GM:鎖が宙から堕ちてきて、抗う宿木が萌え出でた。
GM:変わりゆくものは多く、変わらぬはずだったものも、その多くが影響を逃れられない。
GM:それでも、変わらないものはある。
GM:何百年の昔より響く、祭囃子と花火の音。
GM:柔らかな夜の闇の中。若い人々を、古き獣たちを、明るく、楽しく、包んでいた。
GM:.
GM:.
GM:【一夜三人転 八双陽月と津辻八汐と紬和紗の参拝】