『十海怪奇譚』第誤話 八月『人形供養の夜の話』

第死話 七月『美しい死者の話』第○話『』

キャラシート

PC1 《キツネツカレ》仁奈川 伊由
キャラシート
(PL:めかぶ)


PC2 《笑面虎》風見将吾
キャラシート
(PL:クオンタム)


PC3 九生篝火(シンドレッド・キティ)》壱条ゆゆ
キャラシート
(PL:アスハル)

PC4 《ショット・ガンダースン》露野勲
キャラシート
(PL:ロケット商会)



メインログ雑談ログ

目次

■トレーラー


まつり。
それは祭り。
人々が集い、踊り、歌う。
原初の人々の喜びの発露。

まつり。
それは政。
祭事を司り、人々を取りまとめる事。
人を集団たらしめる秩序の構築。

まつり。
それは奉り。
あがめたてまつる。
それは人ならざるモノ、人を超えたモノへの畏怖からの逃避。

人々の喜びも
人々の思惑も
人々の恐怖も

それは内包しているのだ。


        星見塔胡『十海怪奇譚』より


七月。
星の季節。
人々は星に願いを込め。
再会を願う。
バラバラになってしまったものを。
丁寧に集め元に戻していく。

忘れていた思い出。
離れてしまった関係。
壊れてしまった人形。

しかし、それを繋ぎ合わせても。
本当に元に戻ったと言えるのだろうか。
別の何かが混ざってはいないだろうか。
テセウスの船のように。
何か別の物に成り代わってはいないだろうか。

それでも、出来上がったものが美しければ。
きっと誰も気にしないのだろう。


八月。
祭事の季節。
祭りがはじまる。


人形。
ひとのかたちをしたもの。
人と共に在る物。
人の代わりになる物。


幼いころの想い出も。
人に掛かる災いも。
祝福も呪いも。
人形とともに天に捧げよう。


夏の夜の夢。
狂騒と熱狂。
過ぎ去れば忘れてしまう一夜の出来事。
楽しくても、辛くても、嬉しくても、悲しくても。
過ぎ去った過去は忘れてしまった方が幸せだ。


しかし忘れてはいけない事がある。
覚えていなければいけない事がある。

〈 彼女の事を、忘れるな! 〉

『十海怪奇譚』第誤話 八月『人形供養の夜の話』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

マスターシーン1

【神社の境内にて】
【祝詞】

 魂響司布留命(たまゆらしふるのみこと)
 天より降る遠つ御祖の神。
 天の羽、十つ海。
 かしこみかしこみ申し奉る。
 祓いたまえ。
 清めたまえ。
 神ながら。
 巫女を守りたまい。
 十海を幸いたまい。
 我ら身を捧げ願い奉る。
 我らの言霊を。
 我の願いを。
 御照覧あれ。

:――そう言って人々は神に願いを告げる
:これは、この十海の地で伝えられる。
:参拝の作法である。

OP1:露野勲

GM:それでは個別のOPに行きたいと思います
GM:OPの前に成長報告してからその人のOPをしていきましょう
GM:では最初は露野さんのOPなので
GM:露野さんお願いします
露野勲:はい!
露野勲キャラシート
露野勲:露野勲、探偵さ!
露野勲:前回はようやく探偵らしいムーヴができて、クライアントにお探しの絵を届けることができました。
GM:依頼達成だ
露野勲:しかし謎はさらに深まるばかりで……何も推理が進まず……
露野勲:探偵としてのアイデンティティは変わらず崩壊の危機です。
露野勲:今回の成長では、経験点35点をまるごと異形の刻印にぶちこみました。
露野勲:HPが25点あがって、ちょっとのことでは死ににくなっています。
GM:圧倒的耐久力
露野勲:まあ……他にもっと有用なロイス防衛手段はけっこうあるんですけど……、露野のキャラクターとして、
露野勲:HPがブワッとあって「えっ実際ダメージ喰らってるのに死んでなかった?」という感じを出したかったのでこうなりました。
露野勲:火力は据え置き! 成長はこれだけ、シンプル!
露野勲:以上、宜しくお願い致します!
GM:タフネス探偵
GM:よろしくお願いします
GM:そんな露野さんのハンドアウトはこちら
GM

・露野 勲
シナリオロイス:十海誠太郎  推奨感情P:好奇心/N:敵意
「何か、わからんが。いつもとは違う。ヤバい気配を感じるんだ」
 この街の裏社会の一角を担うガールズトークはそう言った。
 毎年行われる夏祭りの様式がいつもと違うというのだ。祭りに関わる地場のヤクザ者達に紛れて見慣れない人間がおり。
 また見慣れた人間の姿が見えない。
 表向きは数十年に一度の大祭という体での規模の拡大という話だがどうにも不穏な空気が流れている。
 それを取り仕切るのは十海市長であり十海家当主である誠太郎と呼ばれる人物以外には有り得ない。
 それを調査するのは女子高生でも警官でもライターでもなく探偵である君しかいないだろう。

露野勲:お祭りトラウマあるけど…がんばる!
露野勲:探偵ですからね!
GM:事務所にガールズトークさんがやってくるので話を聞いてあげてください
露野勲:ガールズトークほどの実力者がヤバいというのなら…!
GM:それでは 登場侵蝕をお願いします
露野勲:1d10+36
DoubleCross:(1D10+36)→2[2]+36→38

露野勲:GOOD

GM:OP1 露野勲
GM:そこは君の根城である。
GM:やや薄暗い室内に窓から陽の光が入っている。
GM:かろうじて応接スペースというべき場所に。
GM:やさぐれた事務員風の女が座っていた。
GM:君は彼女が何者か知っているだろう。
ガールズトーク:「…」
露野勲:「今度はそういうのか」
露野勲:「そろそろ目印でもつけてくれねえかな」
ガールズトーク:「目印つけられちゃ困るからだよ」
ガールズトーク:煙草の煙を吐き出す。
ガールズトーク:「それにな、これは便利なんだ。俺の名前を貸すだけで」
ガールズトーク:「俺って事にできる」
ガールズトーク:「忙しいからよ」
露野勲:「商売繁盛で羨ましいな……」
露野勲:「そんな忙しい”ガールズトーク”さんが、わざわざここまで来たってことは」
露野勲:「よほど重要な話なんだろうな?」
ガールズトーク:「まあな」
ガールズトーク:「俺にとっては重要だし、お前にとっても場合によっちゃ」
ガールズトーク:「重要なネタさ」
露野勲:「健康器具の販売員みたいな切り出し方をしやがる」
露野勲:「セールストークに改名しろ。で、どんなネタだ?」
ガールズトーク:「知ってると思うが、祭りが近いだろ?」
露野勲:「……まあな」 その日付を、忘れるはずがない。
ガールズトーク:「ああいうのはな、昔気質のヤクザもんにとっても稼ぎ時でね」
ガールズトーク:「儲けが出るもんだから色々と手伝わされるわけよ」
露野勲:「テキヤの手伝いならやらねえぞ。そんな暇はねえからな」
ガールズトーク:「テキヤは手伝いは要らねえよ」
ガールズトーク:「運営の話さ、警察もこの時期はお目こぼししてくれるからな」
ガールズトーク:「だが、そうだな」
ガールズトーク:「この街にどれくらいヤクザが居ると思う?」
露野勲:「そっちの業界はよくわからんな。候補生も含めて100か? そんなに多くないか」
ガールズトーク:「ん、まあ数はな。どこまでを構成員と見るかで変わる」
ガールズトーク:「組織としては、俺は四日市だ」
ガールズトーク:「四海地とも言う」
露野勲:「縁起の悪い名前だな。この街はそういうのが多すぎる」
ガールズトーク:「四海は本家が途絶えた家系だ」
ガールズトーク:「名前だけだな」
ガールズトーク:「それと火渡会」
ガールズトーク:「ひとうかい、ひとかい。一海」
露野勲:「……」 ある人物の顔が脳裏をよぎる。眉間に皴が寄る。
ガールズトーク:「こいつぁ格上だ」
露野勲:「仲良くしろよ。狭い地方都市で抗争なんて、いまさら流行らねえぞ」
ガールズトーク:「仲は良いぜ」
ガールズトーク:「連中は祭りと小さな賭場とテキヤがメインで、それ以外は俺たちに任せてくれてる」
露野勲:「じゃあ何よりだ。祭りの運営もその調子でつつがなく終わらせてくれ。……今年は、行方不明者なんて出ねえようにな」
ガールズトーク:「まあ、話はここからだ」
ガールズトーク:「それに加えて最近は外の連中も少し入れてる」
露野勲:「外の連中かよ。そいつらが問題か?」
ガールズトーク:「鴻央会の傘下とか、まあ色々さ」
ガールズトーク:「ヤクザも交流していかんと時代の流れに取り残されるからな」
ガールズトーク:「あとは運営面でいうと十海は外せんし」
ガールズトーク:「ふうみ、ふたうみ、二海って事で風見も祭りには噛む」
露野勲:「……並べられると頭痛がしてくる。この街はオーヴァードで蟲毒でもやってんのかよ」
ガールズトーク:「普段なら何の問題もねえんだよ」
ガールズトーク:「楽しい祭りさ」
ガールズトーク:「だがな、さっそくで悪いが行方不明者が出てる…いや出てるかもしれん」
露野勲:「……」 舌打ちをする。
露野勲:「気分が悪いな。……連絡がつかなくなったってことか」
ガールズトーク:「いや、なんと言うかな」
ガールズトーク:「毎年顔を見かける連中が居なかったりするんだ」
ガールズトーク:「俺もそこまで祭りの関係者全員に詳しいわけじゃねえが」
ガールズトーク:「居るだろ?なんか祭りになると元気な爺とかよ」
露野勲:「まあ、な」
ガールズトーク:「そういう連中が姿を見せねえ」
ガールズトーク:「軽く話を聞いても誰も知らなかったり」
ガールズトーク:「体調不良じゃないかと言われる」
露野勲:「イベントのときだけ出張ってくる連中ってのは、連絡つきづらいからな……普段から交流があるわけでもなし」
ガールズトーク:「それだけじゃねえ、見かけねえ連中が普通に参加してやがる」
ガールズトーク:「まあ、そりゃ別に変な事じゃねえさ」
ガールズトーク:「新規に加わるヤツもいるだろうよ」
露野勲:「……へえ」
ガールズトーク:「だがな、そういうのは大抵手際が悪かったりするもんさ」
ガールズトーク:「初めてやるんだそうなるのが普通だ」
ガールズトーク:「だが、連中は妙に手慣れてやがる」
ガールズトーク:「若いんだが、下手すりゃ俺たちより手順に詳しかったりする」
露野勲:「見知った顔が消えたことより、そっちの方が……遥かに気になるな。異常性が、高い」
ガールズトーク:「それに加えて、今年は祭りの規模がデカい」
ガールズトーク:「大祭だかなんだか言ってな」
ガールズトーク:「街のいろんなところで準備準備だ」
露野勲:「行方不明は、わかりやすい。俺もずっとそれを追ってる。いまでも……俺にとっては、現在進行形の事件で、不思議とかって範疇じゃない……」
ガールズトーク:「神隠しだったか?」
ガールズトーク:「お前が探してるネタは」
露野勲:「そうだ。神隠しだ。その『逆』ってのが、気になるな……! しかも、大祭ときてやがる」
露野勲:「なるほど、お前の言った通り、俺も食いつくネタだよ」
ガールズトーク:「それに加えて外部の連中も何人か居なくなってる…らしい」
ガールズトーク:「これはどうだ?喰いつくネタか?」
露野勲:「……十分にな。追う手がかりが増えたってことだ」
ガールズトーク:「ヤクザもんはメンツがあるからな、身内の失踪が確定するまでは大っぴらにしねえが」
ガールズトーク:「どうも何人か消えたらしいぜ」
露野勲:「これはつまり、そういう依頼か?」
露野勲:「行方不明と、その逆の事件。何が起きてるのか把握しなきゃ気味が悪いってことか」
ガールズトーク:「それもあるが」
ガールズトーク:「俺は巻き添えを喰らいたくない」
ガールズトーク:「ヤバい事を避けられるならそれに越したことはねえし」
ガールズトーク:「俺が使ってるコイツらの安全に関してもそうだ」
ガールズトーク:といって自分の体を指さす。
露野勲:「そいつは従業員思いだな」
ガールズトーク:「良いように使われて使いつぶされたくねえんだよ、わかるだろ?」
露野勲:「かもな。……少なくとも、怖がるのはいいことだ。この業界、自分が不死身だと思い込んでるやつが多すぎる」
ガールズトーク:「そりゃ、自信のあるこった」
露野勲:「調べてみるよ。報酬は弾むんだろ」
ガールズトーク:「勿論だ」
ガールズトーク:「祭りを仕切ってるのは十海だろうな。爺さんは死んだが跡継ぎは積極的って話だ」
ガールズトーク:「俺みたいなのが嗅ぎまわるだけでヤバい」
ガールズトーク:「そう言う事にしたくねえ」
露野勲:「……十海誠太郎か」
ガールズトーク:「お前が勝手にやって、ヤバいところを避けるポイントを流してくれりゃいい」
ガールズトーク:「有る程度情報は流す、だが俺は知らん」
ガールズトーク:「そういう体だ」
露野勲:「わかった。俺はもともと趣味で調べ回ってるようなもんだからな」
ガールズトーク:「良し、じゃあこれをくれてやる」
ガールズトーク:といって名簿のようなものを渡してくれます
露野勲:「行方不明候補者か?」
GM:ここで露野さんは 情報判定ができます
露野勲:情報!
GM:行方不明者リスト 情報:裏社会6
GM:ここで失敗してもミドルの情報でチャレンジできます
GM:ここで成功するとその分オトク
露野勲:OK!うなれ!コネ:情報屋と裏社会スキル3!
露野勲:4dx+3>=6
DoubleCross:(4DX10+3>=6)→6[1,5,5,6]+3→9→成功

露野勲:ハイーッ!
GM:OK成功です
GM:開示します
GM

行方不明者リスト
この名簿に乗っている外部所属の構成員たちは罪蜂の麻薬や鉄杭蟲の詐欺事件に関わっていた形跡がある

GM:そこから解るのは以上です
露野勲:「このところ、ずいぶん街を騒がせた事件に関係してるやつらだな……」 名簿を睨む。
露野勲:「……絶対に、何か関連があるはずだ。追い詰めてやる……!」
ガールズトーク:「何か解るのか?流石だな」
ガールズトーク:「じゃあ、頼むぜ」
露野勲:「ああ……」 去る前に、ガールズトークを一瞥する。
露野勲:「お前も失踪する時は、何か手がかりを残してくれよ。そうすりゃ俺が探し当ててやる」
ガールズトーク:「へへ、俺が居なくなって誰かがすぐに気付くと思うか?」
露野勲:「は!」 笑う。 「違いない」
ガールズトーク:「俺は用心深いんだ」
ガールズトーク:「…」
ガールズトーク:「…あれ?なんだっけ」
露野勲:「ご苦労さん」 名簿を閉じる。 「資料は預かったよ」
ガールズトーク:「そうだ、オーナーから請求書を渡しに来たんだった」
ガールズトーク:「名簿、ああ。そうだっけ」
露野勲:「たしかに受け取ったから、さっさと帰れ。このところ、物騒だからな」
ガールズトーク:「受け取りありがとうございます、じゃ」
ガールズトーク:そう言って事務員の女は退出していきます
露野勲:「……」 氷がほとんど溶けたコーヒーを手に取る。結露だらけのグラス。
露野勲:「大祭、か。今年は……今年こそは……俺も、あのときとは違う」
露野勲:「追えるか。いや……追い詰めてやる……!」
GM:----
GM:ロイスの取得が可能です
露野勲:十海誠太郎/P:好奇心/N:敵意 で、もちろん取得します!!
GM:了解です

OP2:壱条ゆゆ

GM:それでは壱条さんのOPになります
GM:成長報告をどうぞ
壱条ゆゆ:OK!
壱条ゆゆキャラシート
壱条ゆゆ:壱条ゆゆ、270点! 成長はまず、先陣の火を1レベル上げたことと、無敵エフェクト《インフェルノ》を習得、
壱条ゆゆ:先行で動いて一体を行動済みにすることが出来ます 強い
GM:ヤ、ヤダー
壱条ゆゆ:しかもインフェルノはシーン1回なので何度でも使えるぜ
壱条ゆゆ:なんだこの回数制限 何の役に立つんだ
壱条ゆゆ:そして余った15点を、公安の最強エンブレム『R拘置所』に費やしました
壱条ゆゆ:これはメジャーアクションを使うことで、シーン内の任意のNPCを収監することが出来る。
GM:こわ職権乱用では
壱条ゆゆ:正しい権利があるんですよね どうせ現行犯だし
壱条ゆゆ:収監自体には判定は必要とせず、潜入や脱走にのみ判定が必要。
壱条ゆゆ:最近、口封じされそうなNPCやふらふら歩く保護対象がいるのでその対策です。
GM:ふらふらしてるw
壱条ゆゆ:戦闘能力・ミドル能力は据え置きです  ワイヤーウィップを正式に常備化したので
壱条ゆゆ:鞭使いの警察官にはなりましたが……。
GM:エッチだ
壱条ゆゆ:ちなみに収監する際は火車に閉じ込めるとかそういう感じになってもいいですか?
GM:良いですよ
壱条ゆゆ:やったーありがたい
壱条ゆゆ:そういうわけで、とにかく容疑者を逮捕したいという方向性への進化になりました
壱条ゆゆ:宜しくお願いします がんばります
GM:はい、お願いします
GM:そんな壱条さんのハンドアウトはこちら
GM

・壱条ゆゆ
シナリオロイス:向井玲子  推奨感情P:連帯感/N:不安
「お前は他の三人とは違う。だからこそ危険だ。街を離れるのが最善の選択なのは確かだ。だがそれでもこの街の暗部に踏み込むというのなら。話すことがある」
 君の上司、向井玲子は君に街を離れるように通告した。
待遇や給与面でも栄転といっていいだろう。
だがそれでも。君がこの街に残ると言うのであれば。
彼女は君にある事実を告げ協力を申し出る。その情報をどう活かすかは君次第だ。

> GM:出世のチャンス到来
壱条ゆゆ:やった~。警察のてっぺんに立ってこの国を変えてやる!
GM:やったね。でもまだ現場を離れたくないならお仕事が待ってるよ
GM:と言う事で
GM:登場侵蝕をお願いします
壱条ゆゆ:1d10+35
DoubleCross:(1D10+35)→2[2]+35→37

GM:安定してるね君達

GM:OP2 壱条ゆゆ
GM:十海警察署。
GM:署長室。
GM:落ち着いた調度品。
GM:重厚な机には署長向井玲子のプレート。
GM:壁に飾られた歴代署長の写真はすべて向井の名が刻まれている。
GM:機嫌が良いのか悪いのか良く解らない。
GM:そんな顔をした30代と言う若き警察署長が椅子に座っている。
GM:君はこの場に呼び出しを受けて来ていた。
向井玲子:「急な呼び出しで悪かったな」
壱条ゆゆ:「いえ、問題ありません。失礼します」
壱条ゆゆ:かっちりとした制服姿で、署長机の前に立つ。
壱条ゆゆ:歴代署長の一覧に軽く目をやりつつ。
向井玲子:「そうか。まあ話的には悪い事ではない」
壱条ゆゆ:「と、いいますと」
向井玲子:「最近のお前の働きを本庁に報告していたんだが」
向井玲子:「中々良い評価を得ている」
壱条ゆゆ:「……そうですか」
向井玲子:「真面目で積極的だ」
壱条ゆゆ:「私としては、追いつけず忸怩たる思いばかりですが」
向井玲子:「まあ、そう言う事もある。人でも足りないわけだしな」
向井玲子:「そう、昨今は何処も人手不足という事だ」
向井玲子:「お前のせいとは言えない」
壱条ゆゆ:「それでも、です」
向井玲子:「ま、それでだな」
壱条ゆゆ:「はい」
向井玲子:「R対策課は本庁のほうでも優秀な人員を必要としている」
向井玲子:「お前を推薦しておいた」
壱条ゆゆ:「は」
壱条ゆゆ:「……い?」
向井玲子:「栄転だぞ。待遇も出来る仕事も増える」
壱条ゆゆ:「それは……そうでしょうが」
向井玲子:「こんな田舎で仕事に制限を掛けられるよりよほどお前向きだと思う」
向井玲子:「給料も増える」
壱条ゆゆ:眉間に皺を寄せる。署長の顔を見る。
向井玲子:「…渋い顔をするな」
向井玲子:「これはお前の為を考えてだな」
壱条ゆゆ:「お話自体は有り難く受け止めますが」
壱条ゆゆ:「それで、この街で起きるR事案は誰が対応するのですか」
壱条ゆゆ:「フィリップ捜査官ですか?」
向井玲子:「ん、まあ。それは」
向井玲子:「そう言う事態が起きた時においおいと」
壱条ゆゆ:「署長。まず、謹んでお断りさせていただきます」
壱条ゆゆ:「その上でお尋ねしますが、どういったご意図があるのですか」
向井玲子:「…」
向井玲子:「私は、お前を評価している」
向井玲子:「お前の友人がいるだろう」
壱条ゆゆ:「友人……」
壱条ゆゆ:友人。になるのか。まあ、そうか。
壱条ゆゆ:「はい、協力者が」
向井玲子:「露野勲、風見将吾、あと仁奈川伊由だったか。友人…とはまた違うかもしれないが」
向井玲子:「協力者か、なるほどお前らしい呼び方だ」
向井玲子:「彼らはお前とは違う」
壱条ゆゆ:「違う……?」
向井玲子:「何故だかわからんがな、出自というべきか」
向井玲子:「異能の出自だ」
向井玲子:「お前の力は異質なんだ、この街では」
壱条ゆゆ:「……それは、何度か指摘されました」
向井玲子:「だからこそ危険だ。街を離れるのが最善の選択なのは確かだ」
壱条ゆゆ:「この街に由来する、共通のもの……ではないのだと」
向井玲子:「私は、部下を危険にさらすわけにはいかない」
壱条ゆゆ:家の歴史も古くはない。少なくとも、今の時点で、自分はこの街の因縁とは関係ない。
壱条ゆゆ:「…………」
向井玲子:「それでも、残るというのか?」
壱条ゆゆ:「……署長のご厚意は、非常に有難く思います」
壱条ゆゆ:栄転というのも本当だろう。もっと直接的に、多くの人間を助けられるかもしれない。
壱条ゆゆ:「私は、この町の事件を終わらせてからでなければ」
壱条ゆゆ:「前に進めない。……たとえ歴史と関係がなくても」
壱条ゆゆ:「私はもう二度と。……逃げるわけにはいかないんです」
向井玲子:「そうか」
向井玲子:「では、仕方がないな」
向井玲子:「フィリップ捜査官」
フィリップ・ムーンライト:「やれやれ、これは課しですよ。署長」
GM:いつの間にか現れた男。
壱条ゆゆ:入ってきた男を見てぎょっとする。
GM:コレクターズセルの魔獣卿が一枚のカードを取り出す。
フィリップ・ムーンライト:「『妖精の隠れ家』」
GM:イージーエフェクトの不可視の領域が展開されます。
壱条ゆゆ:何が起きたのかよく分からないが何かされたことだけは感じます。
フィリップ・ムーンライト:「ま、このスペルは芸術卿のお手製なんで。どっちかというと僕の力じゃないんですがね」
フィリップ・ムーンライト:「その分効果は折り紙付きしばらくの間は密談できますよ」
向井玲子:「残る、と言ったな。壱条ゆゆ」
壱条ゆゆ:「密談……?」
向井玲子:「この街から逃げないと」
壱条ゆゆ:町唯一の警察署の署長室で何を警戒するのか。「……はい」
向井玲子:「それはこの街の暗部に足を踏み入れる事だ」
向井玲子:「その覚悟があるなら話すことが有る」
壱条ゆゆ:いつにない口調。小さく息を吸って、吐く。
壱条ゆゆ:「お願いします。署長」
向井玲子:「少しこの街の話をしよう」
向井玲子:「この街の子供の学力がどのくらいか。お前は知っているか?」
壱条ゆゆ:「……学力? 全国平均と比べて、というような?」
向井玲子:「そうだ」
壱条ゆゆ:「私が外の警察学校に行っている分には、特別、何か差があったようには思いませんでしたが」
向井玲子:「学力と言うのは基本的に大都市が高くなる傾向にあるが」
向井玲子:「この街は全国平均より少し高い」
向井玲子:「それはおかしくはないな。教育に力を入れている地方都市は珍しくはない」
向井玲子:「では体力テストの平均はどうか」
向井玲子:「これも全国平均よりも高い」
壱条ゆゆ:体力テストはいつも上位だったため印象がない
壱条ゆゆ:「常識的な範囲で?」
向井玲子:「常識的な範囲だな」
向井玲子:「では、資産、収入といった面ではどうか」
向井玲子:「明確な産業は漁業と中堅の製薬会社がある程度の地方都市だが」
向井玲子:「これも平均よりは上だ」
壱条ゆゆ:「平均よりは」
向井玲子:「ちなみに結婚の比率も高い。恋愛結婚が多いそうだ」
壱条ゆゆ:鸚鵡返しにする。……薄ら、以前調べたこととの一致を思い出す。
壱条ゆゆ:異常なほどに、災害や、勢力争いを回避し続ける歴史。
向井玲子:「それ以外でも全国平均を上回るデータを持つ事が多い」
向井玲子:「どういう事だと思う?」
壱条ゆゆ:「……単に、地方都市の中では、安定した地盤や、立地面等、見えない有利を抱えている」
壱条ゆゆ:「そういうこととしか考えられません」
向井玲子:「だが、そういうレベルの話だとしても」
向井玲子:「どこかに偏りは出る」
向井玲子:「だが見方を変えてみよう」
壱条ゆゆ:「”全てにおいて平均以上である”ということが」
壱条ゆゆ:「異常だと?」
向井玲子:「そうだ」
向井玲子:「そして顕著なのは」
向井玲子:「特に高めなのが今例に挙げたものだ」
向井玲子:「話は変わるがお前が子供の頃」
向井玲子:「そう、例えば初詣などで」
向井玲子:「神社で神様に願い事をするだろう?」
向井玲子:「どういった事を願う?」
壱条ゆゆ:「どういうこと……」
壱条ゆゆ:口元に手を当てて、むかしのことを思い出す。
壱条ゆゆ:大して意味のあることを願った記憶はない。
壱条ゆゆ:同級生達も同様だろう。「テストで良い点が取れるようにとか、運動会やクラブ活動で勝てるようにとか」
壱条ゆゆ:「病気や怪我をしないようにとか、あとは、クラスメイトは素敵な恋人ができますようにとか……」
壱条ゆゆ:「そういう、些細な…………」
壱条ゆゆ:「…………冗談でしょう?」
壱条ゆゆ:その可能性に思い至り、表情を歪める。
向井玲子:「受験が近ければどうだ?」
向井玲子:「欲しい物があればどうだ?」
向井玲子:「運動会が近ければどういうお願いをする?」
向井玲子:「この地の神は願いを叶える」
向井玲子:「ただし無償ではない、人形供養とはそういう神事だ」
向井玲子:「子供の頃に大切にしていた人形の事を忘れてしまう」
向井玲子:「あんなに大切にしていたモノに興味を失ってしまう」
向井玲子:「この神は人の思い出や記憶を喰うんだ」
壱条ゆゆ:「……思い出を対価に、願いを叶える……」
壱条ゆゆ:「それが、この町を支える神の力」
フィリップ・ムーンライト:「ちょっといいかな」
壱条ゆゆ:「?」
フィリップ・ムーンライト:「確か、その人形供養だっけ?昔は生贄だとかそういう話を聞いたんだが」
向井玲子:「そういう言い伝えもある。神に生贄を捧げた儀式の名残とかなんとか」
フィリップ・ムーンライト:「だとすれば、だ」
フィリップ・ムーンライト:「かなり儀式をマイルドに変えたんじゃないか?」
フィリップ・ムーンライト:「生贄ほどじゃない。子供の頃のちょっとした思い出で済むが」
フィリップ・ムーンライト:「劇的な効果は少ない様式に」
壱条ゆゆ:「生贄を捧げていた頃は、もっと大きなものを望めた可能性がありますか」
向井玲子:「そこが問題だ」
向井玲子:「今年の祭りは規模が大きくなる」
向井玲子:「大祭というらしい、私は警備などの業務が主で詳しい事がわからないが」
向井玲子:「ちなみに前回の大祭は戦争末期だったらしい」
壱条ゆゆ:「大祭にしようというのは、どなたの判断なのですか」
向井玲子:「恐らくは十海の当主だろう」
壱条ゆゆ:「……何を望んで、何を捧げるのか」
向井玲子:「知っていると思うが”御当主”だ」
壱条ゆゆ:「はい」
壱条ゆゆ:死んで、生き返った、あの当主だ。
向井玲子:「姿は変わってもな」
向井玲子:「私は止めるべきだと思っている」
壱条ゆゆ:状況を構成する何もかもが、不穏な要素しかない。
壱条ゆゆ:「署長が、そう思って頂いているのが」
壱条ゆゆ:「有難いことだと思います」
壱条ゆゆ:歴代の、恐らくは十海の息が掛かった署長の写真を見やる。
向井玲子:「…」
向井玲子:「先代、つまり私の父は」
向井玲子:「いや…止めておこう」
GM:ここで壱条さんは 交渉の判定が出来ます
GM:目標値は6 成功すると追加で情報を得られます
壱条ゆゆ:やらいでか!
GM:失敗してもミドルで再挑戦可
壱条ゆゆ:警察手帳の効果で+1されます
壱条ゆゆ:2dx+1
DoubleCross:(2DX10+1)→3[2,3]+1→4

壱条ゆゆ:ダメ……駄目な女……!!
GM:署長には手帳が通じなかった
壱条ゆゆ:それはそうだわ
向井玲子:「本題とは外れる」
向井玲子:「だが、父は繭玉を持っていた」
壱条ゆゆ:「!」
向井玲子:「それは言っておく。白い小さなお守りのような」
向井玲子:「お前の協力者が持っているようなものだ」
壱条ゆゆ:「よく知っています」
壱条ゆゆ:正体は今だ不明だが。
向井玲子:「だから、そう。彼らがあちらサイドに立つ事を私は恐れている」
壱条ゆゆ:少なくとも、この町の因縁に関わる資格のようなものだ。
向井玲子:「だが、今がチャンスだと私は思う」
壱条ゆゆ:「彼らに限っては、それはないと思います」
向井玲子:「それを私が信用する自信はないが」
向井玲子:「協力すると言うのなら構わない」
壱条ゆゆ:「はい。……しかしフィリップ捜査官も、協力頂けるということですか?」
フィリップ・ムーンライト:「取引をしたからね」
フィリップ・ムーンライト:「上手くいった後、この土地で何か良い感じの魔獣を得られるなら協力してもらえるとね」
フィリップ・ムーンライト:「ギブ&テイクさ」
フィリップ・ムーンライト:「君の猫を貰えるならそれでも良いんだが」
壱条ゆゆ:「いつものやつですか……私のは駄目ですから」
フィリップ・ムーンライト:「残念」
向井玲子:「とにかく、チャンスではある」
向井玲子:「裏では知られていようとも」
向井玲子:「表向きは”御当主”は死んだ」
向井玲子:「跡継ぎは若い」
向井玲子:「この一時期が十海の権力の空白と言えなくもない」
向井玲子:「そこを突く」
壱条ゆゆ:「事情を知らない、表社会への影響力は下がっている」
壱条ゆゆ:「その分、こちらも動きやすくなる」
向井玲子:「警察権力も一度なら奇襲的に使えなくもないだろう」
向井玲子:「証拠を集めろ。何でもいい表でも裏でも異界でも神でもだ」
向井玲子:「できるか?壱条」
壱条ゆゆ:「無論です。化け物でも怪物でも」
壱条ゆゆ:「お陰様で、ひととおりの経験は積めています」
壱条ゆゆ:供物を要求する神への祭事を続けている。
壱条ゆゆ:くらくらとする話だが、それを笑い飛ばせるほど無知ではもうなくなってしまった。
壱条ゆゆ:型通りの敬礼を行なう。「壱条担当官。只今より、大祭への捜査を開始します」
GM:----
GM:ロイスの取得が可能です
壱条ゆゆ:署長/向井玲子/感謝:○/疑念/ロイス

OP3:風見将吾

GM:それでは風見さんのOPを始めていきましょう
GM:まずは成長報告をお願いします
風見将吾:むんむん
風見将吾キャラシート
風見将吾:風見将吾、270点です
風見将吾:火力をあげるとか命中をあげるとか宇宙友愛協会エンブレムを取るとか色々考えたのですが
風見将吾:一度使ってみたかったピュアエグザイルの奥義エフェクト、がらんどうの肉体を5取りました。ここで覚えないとチャンスなさそうだったから……
風見将吾:カバー2倍もあるので7d10軽減ごときでどれだけ生き残れるかわかんないです。弱いかもしれない。
風見将吾:でも使ってみたかったから取った! 煙化にも合っているはず! がんばります。
GM:チーム単位では凄く頑丈ですからね
GM:そんな風見さんのハンドアウトはこちらになります
GM

・風見将吾
シナリオロイス:魔石卿  推奨感情P:有為/N:警戒
「この街、というか地域か。その歴史とやらは相当に捻じくれて奥が深い穴みたいなものだな、掘り返すのは中々に面倒だ」
 と、石に狂った男は言った。
 魔石卿と協力しつつ十海の歴史、伝説の調査をはじめて2週間が過ぎ資料は順調に集まりつつある。
 埋もれた郷土史、伝承そういった事柄を集めるのは君の本領発揮といえる。
 そんな中、弟から届いたSNSメッセージはいつもの小言のようでもあったが妙に物分かりが良いようにも感じる。
 その言葉を多忙の中でスルーするのかその言葉に違和感を感じるのかは君次第だろう。

風見将吾:やべえよ~
風見将吾:見た目は同じなのに中身が違う人っぽいの、めちゃくちゃ邦画ホラーで見るやつだ
GM:ヤバい街の歴史を探っていきましょう
GM:では登場侵蝕をお願いします
風見将吾:あっアニメ化アピールし忘れた きっと十海市でも放送してるはずなのでよろしくね
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(33→38)
風見将吾:むんむん
GM:良い感じ
GM:コラボカフェもあるかもしれない

GM:そこには様々な資料が積み上げられている。
GM:十海を中心とした日本海北部地域の伝承、歴史。
GM:民話や昔話といったものから。
GM:新聞に記載されたコラム。
GM:オカルト雑誌に投稿された怪談。
GM:そしてインタビュー。
GM:数週間で君ともう一人。
GM:コレクターズセルの蒐集家。
GM:魔石狂いの魔石卿が協力して集めまわった十海の歴史である。
風見将吾:場所的には前回のEDと同じ、例の裏書庫ですかね?
GM:そうですね
風見将吾:「よし……よしよし。この資料はアタリだ」
風見将吾:「僅かながら正しい郷土史が載ってるな。オカルト的な意味で」
魔石卿:「目新しいのがあったか?」
風見将吾:「古い新聞の記事だよ。目新しくは……ないな」
魔石卿:「この街、というか地域か。その歴史とやらは相当に捻じくれて奥が深い穴みたいなものだな、掘り返すのは中々に面倒だ」
魔石卿:「だが、断片的に解ることが有る」
魔石卿:「表向きと裏向きの分岐点みたいなものだ」
魔石卿:「例えば、ここ」
風見将吾:「また断片か。ジグソーパズルのピースがどんどん増えていくな」
風見将吾:「いっそ"転生して若返って人生が豊かになりました!"みたいなクソ正直インタビューでも載ってれば手っ取り早いんだが」 覗き込む。
魔石卿:といって資料を二つ示す
魔石卿:「こっちはこの書庫にあったもので、こちらは今回見つかったものだが」
魔石卿:「まず一つ、この土地は昔は御名淵という場所だった」
風見将吾:「御名淵? ああ、前回聞いたなそういえば」
風見将吾:「流民を大量に沈めて殺したんだろ。生贄として」
魔石卿:「箕厨戸師直という領主が治めていた」
魔石卿:「そうだな、その前段の戦乱と飢饉ということは双方の共通点だ」
魔石卿:「で、そこに何かがやってくる」
魔石卿:「星だったり神だったり旅人だったりと言われるが」
魔石卿:「この資料だと人を喰う獣」
魔石卿:「人を喰う獣の話」
風見将吾:「それって実際全部が真実なのか?」
風見将吾:「領主が、流民を大量に沈めて殺した。それを隠蔽するために星が落ちたという神話をでっちあげたもんだと思ってたんだが」
魔石卿:「さあな、これは昔話風の怪談なんだがな」
風見将吾:「獣もそのたぐいじゃないのか」
魔石卿:「ちょっと話が違うんだ」
魔石卿:「腹を空かせた獣の神が流れ着く」
風見将吾:「聞かせろよ。ちょうど一服したかった」 もう開き直って先日から携帯灰皿を持ち込んでます。
魔石卿:「腹が減って動けないので食べ物を要求するが」
風見将吾:タバコに火を付け、話を聞いている。
魔石卿:「戦と飢饉でくれてやるものがない」
魔石卿:「獣は食べ物をよこせば礼をすると言うので」
魔石卿:「殿さまは考える」
風見将吾:「(人が餓死しそうだってってのに神様に捧げるメシなんかねえわな……)」
魔石卿:「どうせ飢饉で口減らしをしなければならない」
魔石卿:「放っておいても飢えて死ぬのだから」
魔石卿:「その口減らしの罪人やら老人を喰わせればいいと」
魔石卿:「そう家臣の1人が進言しそれを採用した」
風見将吾:「ひでえ話だ。昔は命が軽いな」
風見将吾:「それで、約束通りに加護を得たと?」
魔石卿:「そう言う話だ。その結果、獣は満足し。田畑に実りが満ち、海からは魚が獲れた」
魔石卿:「めでたしめでたし」
魔石卿:「とはいかない」
魔石卿:「獣は翌年も供物を要求してきたんだな」
魔石卿:「腹が減って動けないからと」
風見将吾:「うわあ……それあれだろ。断ったらロクなことにならないんだろ?」
風見将吾:「スマホの2年契約だって違約金を取られる」
魔石卿:「まあな、獣は田畑で実った作物も海で取れた魚も金も要らないと言い」
魔石卿:「去年と同じものをよこせという」
魔石卿:「更には都では大乱の最中だ。大名は兵を出せとせっついてくる」
魔石卿:「さて、殿様は困ってしまう」
風見将吾:「困らない奴の方がおかしいよ。……俺だったら逃げるが、殿様はどうしたんだ?」
風見将吾:「今度はうまく戦の敵兵を利用でもしたか?」
魔石卿:「惜しいな」
魔石卿:「これも家臣の進言を採用したようだが」
魔石卿:「都の戦で土地を追われた流民を言葉巧みに招き入れたそうだ」
魔石卿:「食い物もある、働く場所もある、女子供の面倒も見るとね」
風見将吾:「御名淵に沈められた流民ってのは、それか」
魔石卿:「そうだな」
風見将吾:「匿ったと見せかけて、最初から神様のエサにするつもりだったかね」 携帯灰皿でタバコをもみ消し、2本目に火をつける。
魔石卿:「まず、男に武器を与えて都に兵として送り出した」
魔石卿:「家族の面倒は見てやると言ってな」
魔石卿:「そして残った家族を供物として捧げたわけだ」
魔石卿:「自分たちにとって全く痛手のない方法だ」
風見将吾:「とんでもねえ話だ。命がけの戦から帰ってきたら家族が死んでるなんざ、絶望しかねえ」
風見将吾:「生きる気力を無くしたやつも出ただろう。そいつらは次の生贄にでもされたかもな……」
魔石卿:「いや、因果は応報した」
魔石卿:「ここからは表の歴史にも記載があるな」
風見将吾:「えっマジ?」
風見将吾:「ちゃんとこういう話で因果応報するの、貴重だな……! 歴史書、歴史書どこ置いたっけ」
魔石卿:「遠見清鷹の謀反だ」
風見将吾:「……ああ、これか!」
風見将吾:「"遠見清鷹が流民どもと結託し反旗"」
風見将吾:「さすがに骨のあるやつがいたらしいな。こんな領主じゃあ当然だが」
風見将吾:「……遠見?」
魔石卿:「いまの十海の御先祖というわけだ」
風見将吾:「おかしくねえか。悪の領主を正義の清鷹くんが討って、獣の神様との縁も精算したんじゃないのか?」
風見将吾:「この街は未だに妖怪だらけじゃねえか」
魔石卿:「そうかな」
魔石卿:「ここに生贄を捧げれば願いを叶えるシステムがあるとして」
魔石卿:「悪の領主と土地の人間を皆殺しにしたら」
魔石卿:「ちょうど良い生贄になるとは思わないか?」
魔石卿:「立場が逆転したんだ、きっとな」
風見将吾:「なんてこった……」
風見将吾:「反乱軍大将が、ただの暗黒領主二世になっただけじゃねえか!」
風見将吾:「ああいやそうか。だからこそ、この反乱や前領主の討伐記録は不自然に少ないんだな」
魔石卿:「そう言う事だ」
魔石卿:「それに、こいつは失敗から学んだんだ」
魔石卿:「前領主のな」
風見将吾:「これ以上ずる賢くなってどうするんだよ……何を学んだって?」
風見将吾:「神様への年賀状の出し方でもマスターしたか」
魔石卿:「場当たり的な富を得ても仕方がないと思ったのさ」
魔石卿:「この時期から急に出てくるんだよ。巫女ってやつの記述が」
魔石卿:「ほら、この辺とか。ここもだ」
魔石卿:「未来を予知して指針を得る、失敗を避ける方向に舵を切った」
風見将吾:「直接的に、莫大な富を得るわけではない。それなら……おそらく生贄も、だいぶ少なくて済むな」
風見将吾:「少なくとも毎年何万人も殺す必要はなくなった」
GM:ここで君は知識:オカルト7で判定することができる
風見将吾:うおおおオカルト! オカルト記者とオカルト技能とオカルトコネの力を……見せてやる!
風見将吾:エンブレムとコネって同時使用できるんでしたっけ? 技能+3のエンブレムと、ダイス+2のコネがあるんですが
GM:使用可能です
風見将吾:というか併用できないと取った意味ないな……w ヨシ!
風見将吾:3dx+5
DoubleCross:(3DX10+5)→7[4,6,7]+5→12

風見将吾:ヨシ!
GM:成功ですね
GM:君は数ある資料の中からある一つの記述を見つけるか思い出す事が出来る。
GM

清鷹の願いについて
新たな領主となった遠見清鷹は生贄を捧げ神に願って巫女を得た。
巫女は未来視を持ち先の厄災を避ける事が出来る
それらの生贄の儀式を星見博士からの知識で得たようだ

風見将吾:その記述を見つけ、と同時に魔石卿に聞きます。「おいおい。どうなってんだ」
風見将吾:「"都の陰陽寮より星見博士である●●(欠損して読めない)を招き卜占を行う。"」
風見将吾:「"賊、怪異跋扈し人心定まらず迷信妄言を流布したかどで星見博士を処刑する。"……前領主の日記にはこうあるぞ」
風見将吾:「生きてんじゃねーか。星見博士」
魔石卿:「死んでないってのか?」
風見将吾:「しかもご丁寧に巫女の知識まで授けてるぞ」
風見将吾:「死んだの自体がウソだったか。あるいはこいつも怪物の類で、転生でもできるのか……」
魔石卿:「どうだかな、詳しい事は調べなきゃわからんが」
風見将吾:「ひとつ確かなのは、こいつが割と元凶なんじゃないか? って俺が思い始めてるってことだ」
魔石卿:「儀式の大元を作ったのはコイツだろう」
風見将吾:「……巫女は代替わりが必要だ。1人作っただけじゃいずれ耐用年数を超える」
魔石卿:「賢者の石の生成法もか…?」
風見将吾:「転生だか代替わりの儀にもこいつが噛んでると思うか?」
風見将吾:「ああそうだ。賢者の石にも絶対に絡んでるだろ……なんなんだよこいつ……」
魔石卿:「こいつの名前がわかればな」
魔石卿:「こういった魔術だの儀式だのには流派のようなものがある」
魔石卿:「絶対にだ。今現在この街で稼働しているシステムを解き明かすには」
魔石卿:「コイツを探る必要があるな」
風見将吾:「違いないな。元・星見博士だった何者かを探れば、色々分かるはずだ」
風見将吾:「というかもう十中八九星見塔胡でありマスターフォークロアな気がするが……どのみちこれらの正体もまだだしな」
風見将吾:「しばらくこの書庫に缶詰だな」 大きく伸びをする。
魔石卿:「そっちの線も得体がしれないからな」
GM:と言う所で君の端末にメッセージが届きます
風見将吾:「ついでに弁当買ってくるか。おい魔石卿、昨日と同じ麻婆丼でいいか……ん」
風見将吾:端末を確認します。「祐二か。またお小言かね……」
魔石卿:「なんでもいい。腹が膨れればいい」
GM:メッセージの内容はこんな感じです
風見裕二:『少しは家に顔を出してください』
風見裕二:『夏祭りの時期で家が忙しいのはわかるでしょう』
風見裕二:『風見道場の門下生の演武や打ち合わせもあるので』
風見裕二:『と言っても兄さんは聞いてくれませんね』
風見裕二:『今更手伝いに来られても仕方ないので』
風見裕二:『家の事は僕がやっておきます』
風見将吾:「あーあーあー。お母さんかこいつは」 ボロいバッグを肩にかけ、メッセージを読みながらコンビニに向かっています。
風見裕二:『変に気を使ってやりたい事ができなかったと思われても嫌なので』
風見裕二:『祭りの当日くらいは顔を出して挨拶をしてくれれば大丈夫です』
風見将吾:書庫内にコンビニがないのは不便極まりない。最寄りのセブンまで徒歩12分はなかなかの立地だ。
風見将吾:麻婆丼かカルビ丼かで悩んでいたが、メッセージを読み進めるうちに眉をひそめます。
風見将吾:「……なんだ?」
風見裕二:『心配は要りません。兄さんが面倒だと思う事は』
風見裕二:『僕が問題なく片付けておきますから』
風見将吾:「待て待て。俺の弟がこんなに物わかりがいいはずがない……!」
風見裕二:『あと、体には気を付けて栄養もしっかり取ってちゃんと寝てください』
風見裕二:『身だしなみもしっかりする事』
GM:メッセージは以上です
風見将吾:「…………」
風見将吾:もう麻婆丼とカルビ丼のことは頭から吹っ飛んでいる。弟の発言があまりにおかしいからだ。
風見将吾:本来なら"とにかく一度戻ってきてください。今どこですか?"……とか言って電話してくる奴だ。絶対におかしい。
風見将吾:ここまで俺に優しいのが、逆に恐ろしい。
風見将吾:「…………」 迷いに迷った末、弟には"わかったよ"とだけ返信します。そして、
風見将吾:他のメンバー……露野、ニナちゃん、壱条、そして先日LINE交換した魔石卿に『弟の様子がおかしい。怪異に巻き込まれたかもしれん』と送っておきます。
風見将吾:「なんなんだよもう。お前は引っ込んでろって言ったろ、裕二……」
風見将吾:「ちょっと待ってろよ」
風見将吾:「兄ちゃんがなんとかしてやる。昔みたいにな」
風見将吾:「とりあえず腹ごしらえだな……」
風見将吾:という感じで、『通り抜け遠慮願います』と書かれた駐車場を抜け、セブンイレブンに入っていこうと思います。
GM:----
GM:ロイスの取得が可能です
風見将吾:シナリオロイス!
風見将吾:魔石卿に取ります。きっと代わりに魔石卿がお弁当買ってきたりもしてくれてるはず……
風見将吾:-魔石卿/○信用/警戒/ロイス
風見将吾:この警戒はFH関係者だからということもあるし、買ってくるメシのチョイスが軒並み雑という意味での警戒でもあります
風見将吾:弟にはちょっと待ちましょう。以上です!
GM:了解です

OP4:仁奈川伊由

GM:では仁奈川さんのOPを始めます
GM:成長報告をどうぞ
仁奈川伊由:はーい!
仁奈川伊由キャラシート
仁奈川伊由:仁奈川伊由です!
仁奈川伊由:前回はとうとう仇敵である人体卿を倒し、自身が巫女の遺伝子と繭玉を組み込まれたクローンだと知ることになりました。
仁奈川伊由:これでようやく過去と決別を…と思った矢先!新たな人体卿が現れて…!?
仁奈川伊由:催眠にかけられ、言う事を全部聞くはめに!? あたし、一体これからどうなるの~!?
GM:www
仁奈川伊由:といった状況でございます。いたいけなヒロイン面でがんばっていきます。
仁奈川伊由:今回の成長は、35点をまるまる《テンプテーション》取得にぶちこみました!LV5で取得です。
仁奈川伊由:これで〈交渉〉の達成値が+10点(+12点)確保できたので、命中判定の安定向上を目指します。
仁奈川伊由:あと初期ロイスに変動があり…へへ…あんなやつのことなんとも思ってないんですけど………
仁奈川伊由:へへ………という感じで……以上です~~。よろしくお願いします。
GM:ピーターのやろう
仁奈川伊由:キャッ
GM:そんな仁奈川さんのハンドアウトはこちら
GM

・仁奈川 伊由
シナリオロイス:風見裕二 推奨感情 任意
「貴女がどんな秘密を抱えているかは知らないわ。でも、そこで大人しくしている気はないんでしょう?」
 と君の師匠である火渡ヒロミは言った。
 街に異変が起きている。極彩色の花が道端に咲き。物陰を密かに蠢くものがある。
 だが、それを『見る』事ができるのは君だけだ。人々はその侵蝕に気付かぬまま平穏に過ごし夏祭りを楽しみにしている。
 しかし、それに関わっているかもしれない風見裕二の事を君は他人に伝える事ができない。
 だが、それでも君はもう囚われ従う過去の自分ではない。やれることをするしかないのだ。

仁奈川伊由:非常にアガる内容
仁奈川伊由:そうだ…!『見る』ことができるのはあたしだけ!
GM:がんばって真実を見極めてください
仁奈川伊由:はーい!がんばります!
GM:では登場侵蝕をどうぞ
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→10)増加(29→39)
仁奈川伊由:幸先悪すぎ
GM:ホットスタートが過ぎる
仁奈川伊由:ウエ~ン!それもこれもあの弟のせいよ~!

GM:あれからしばらくたったが”人体卿”からの接触はなかった。
GM:自分の事を話さなければ好きにしておけばいいとでも言うように。
真園彩音:「でさあ、だから~。って聞いてる?」
GM:いつもの教室。
GM:いつもの放課後。
GM:日常は淡々とすすんでいく。
GM:異変を僅かに添えて。
仁奈川伊由:「……っん、んん」
仁奈川伊由:無意識に眉をひそめていた顔をパッと変えて。
仁奈川伊由:「…聞いてた、聞いてたわよ。昨日のドラマの話でしょ」
ピーター:「違うっての、夏祭りをどうするかって話」
ピーター:「寝ぼけてんのか?」
仁奈川伊由:「あれ、そうだったっけ」
真園彩音:「そうだよ~」
仁奈川伊由:「あっははは、ボ~ッとしてたみたい。ごめんごめ~ん…」
仁奈川伊由:高い位置でまとめたポニーテールをなんとなく手で梳く。
真園彩音:「十海の夏祭りは盛大だからね」
真園彩音:「夜店も沢山でるし」
ピーター:「日本の祭りってのは良く解らないな。独特なものなのか?」
仁奈川伊由:「あたしが今まで行ったことあるのは」
仁奈川伊由:「人がいっぱいいて、みんなで浴衣とか着て、夜店のごはんとか買い食いして」
仁奈川伊由:「たのしー…、みたいな…。あっ、おみこし見たことある」
真園彩音:「そうそう。あと、十海で有名なのは人形供養だね」
仁奈川伊由:「うわ」
仁奈川伊由:小さい声で思わず呟く。
ピーター:「人形…」
真園彩音:「あー…知らないと馴染みないかもね」
真園彩音:「子供の頃大事にしてた玩具とかを焼いて供養するの」
真園彩音:「昔は人形が主体だったから人形供養ね」
真園彩音:「大事にしてたものには神が宿るってね。付喪神とか」
真園彩音:「そういうものに感謝を込めてーって感じ」
仁奈川伊由:「…ピーターは~」
仁奈川伊由:「大事にしてた、じゃないものね~」
仁奈川伊由:「今も大事にしてる、だものね~」
ピーター:「なんだよ、その言い方は」
仁奈川伊由:「別に~」
ピーター:「言っとくけど、ドールの歴史は長いんだぞ」
ピーター:「ベアやラビットだってしっかりした一品物は価値が高いんだ」
ピーター:「専門の職人の技術の高さは~」
仁奈川伊由:「放っておきましょ」 真園を見る。
仁奈川伊由:「こうなると長いわよこいつ」
真園彩音:「面白そうだけどね」
真園彩音:「ま、それはさておき」
真園彩音:「オカルト的にも一大イベントなわけですよコレは」
仁奈川伊由:「こっちも長そうだったか…」
仁奈川伊由:「いやまあ…そんなことだろうと思ったわ。はいはい」
真園彩音:「ま、昔は生贄の儀式だったとかそういう話はいくらでもできるんだけど」
真園彩音:「要は夏祭りで肝試しをしようって話だよ」
真園彩音:「お祭りを楽しんでちょっとドキドキするイベント」
真園彩音:「どうよこれ」
仁奈川伊由:「…………」
仁奈川伊由:「却下」
真園彩音:「え、え~?」
仁奈川伊由:「え~じゃないっつーの!」
仁奈川伊由:「そんな危ないことさせられるわけないでしょ!」
真園彩音:「せっかく普段見れない場所に入れるかと思ったのにぃ」
仁奈川伊由:「普段見れない場所~?」
ピーター:「それ、怒られるやつだろ」
仁奈川伊由:「ちなみに聞いておこうかしら」
仁奈川伊由:「どこ行きたかったの?」
真園彩音:「幻の塔の噂があるのよ」
真園彩音:「夏祭りの時期だけ街のどこかに設置される石灯籠なんだけどね」
真園彩音:「それを見つけられると幸運を得られるんだって」
仁奈川伊由:「…………」
仁奈川伊由:(これまでの経験からして)
仁奈川伊由:(ものすっごいキナ臭い………)
仁奈川伊由:「…そんなもの探すよりい~」
仁奈川伊由:「みんなで、普通に夜店めぐって買い食いとかする方が楽しいと思うな~」
ピーター:何となく察した表情で
ピーター:「確かに」
ピーター:「そんなのを探してせっかくの祭りのメインを回る時間がなくなるってオチが見えるな」
仁奈川伊由:ちらりとピーターを一瞥する。
仁奈川伊由:「そ~そ~。海水浴も行けなかったしさあ」
仁奈川伊由:「今回こそ、みんなで満喫したいっていうかあ」
ピーター:「お前は馴染みの祭りかも知れないけど」
ピーター:「こっちの二人は転校してきたんだ」
ピーター:「普通に見て回るだけでも十分に初体験じゃないのか?」
真園彩音:「あー、うーん。そういえばそうかな」
仁奈川伊由:「そうよ~。それだって十分に楽しいに決まってるわよ」
ピーター:「案内してほしいよな」
仁奈川伊由:「してほしい! あたし達初めてだから、頼れるの真園だけだものね」
真園彩音:「まあ、そこまで言うなら?」
真園彩音:「案内してあげようじゃないか」
仁奈川伊由:「真園さまあ~」
ピーター:「楽しみにしておくからな」
仁奈川伊由:「ほんとに?」ピーターに言う。
ピーター:「ん、まあね」
ピーター:「単純に興味はあるし」
ピーター:「せっかくの夏休みでもあるしな」
仁奈川伊由:「ふふふふ」 嬉しくなり、ニヤニヤ笑う。
真園彩音:「おっけー、じゃあ初心者の君達の為のプランを練ってあげようじゃないか」
真園彩音:「当日は楽しみにしてろよ」
仁奈川伊由:「うん、もちろん………」
仁奈川伊由:「………。……いや」
仁奈川伊由:「……あー」
ピーター:「…どうした?」
仁奈川伊由:夏祭りだ。九段先輩が消えた日。なにか起こるような予感しかなくて、それについてなにか言いたくなり、
仁奈川伊由:しかし何も言えない。ので曖昧に笑う。
仁奈川伊由:「…またドタキャンしたらごめんね」
仁奈川伊由:「一応先に言っておくわ」
真園彩音:「えーッ?ダメだからね、完璧なプランを見せてあげるんだから」
ピーター:「…何か、忙しいなら」
ピーター:「手伝えることが有るなら呼んでくれ」
仁奈川伊由:「うん、うん」
真園彩音:「そうそう!宿題の手伝いくらいはする!」
仁奈川伊由:二人に頷く。「うん。二人の気持ち、すごい嬉しいし、わかったわ」
仁奈川伊由:「マジで…」
仁奈川伊由:「甘えるから。お姫様みたいに」
仁奈川伊由:いつだったかのヒロちゃんとの会話を思い出し、付け足すようにそう言います。
ピーター:「…まあ」
ピーター:「今時のプリンセスは自分で走り抜けるのが主流だけどな」
仁奈川伊由:「ちょっとっ!」
ピーター:「その手伝いくらいはするさ」
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:「うん」
ピーター:「どうしようもない時はって話だ」
GM:そうこうしていくうちに下校の時間になります
真園彩音:「おっともうこんな時間か」
真園彩音:「じゃあ、真園パーフェクツプランを楽しみにしててね」
仁奈川伊由:「ふふ」
仁奈川伊由:「もちろんよ。あたし達のこと、とことん楽しませてちょうだいね」
ピーター:「僕もいったん戻る、最近同居人が忙しそうだからな」
GM:そう言って二人は下校していきます
仁奈川伊由:(……ピーターにくらい)
仁奈川伊由:(何かもう少し、伝えられたら良かったかしら)
仁奈川伊由:などと考えつつ、二人の背中を見送って教室に残ります。
GM:教室の窓から外を見ると。
GM:校庭の片隅や。
GM:通学路の道端に。
GM:花が咲いているのが見える。
GM:色とりどりの極彩色の花に。
GM:生徒や通行人が気付いた様子は見えない。
GM:この数日で花は街中に増えているように見える。
仁奈川伊由:(……例えば)
仁奈川伊由:(あれのこととか……?)
GM:また、暗がりを何かが蠢く気配すら感じている。
仁奈川伊由:気付けば無意識に眉をひそめている。
仁奈川伊由:誰も気付いていない。自分だけはそれらに気付いている。
火渡ヒロミ:「ダメよ、女の子が暗い顔してちゃ」
GM:いつの間にか教室に一人の男が立っていた。
仁奈川伊由:「えっ」
GM:君の師匠と言うべき人物。
GM:UGNエージェント火渡ヒロミ。
仁奈川伊由:「ヒロちゃん?!」 普通に驚きます。
火渡ヒロミ:「他人に気を遣わせちゃうわよ、そんなんじゃ」
仁奈川伊由:「なんでここに……、……」
仁奈川伊由:「……あたし」
仁奈川伊由:「気を遣ってもらいたいもん…」
仁奈川伊由:すねたように言う。
火渡ヒロミ:「なら、そう言えばいいのよ」
仁奈川伊由:「………」 黙る。
仁奈川伊由:「だって」
仁奈川伊由:「それは分かってるけど…、ううん」
仁奈川伊由:「その通りなんだけど……」
火渡ヒロミ:「落ち込んだ時に優しくしてほしいのは確かにそう」
火渡ヒロミ:「でも中々気づいてもらえないのよねえ、これが」
火渡ヒロミ:「乙女の悩みどころだわ」
仁奈川伊由:「……ここに来る前は、別に、気付いてもらえなくてもいいって思ってたのに…」
仁奈川伊由:「……。すっかり、かまってちゃんになっちゃった」
火渡ヒロミ:「良いのよ、それで」
火渡ヒロミ:「それでかまって貰えないなら、無理やりにでもかまって貰えば」
火渡ヒロミ:「何か悩みがあるのね?」
仁奈川伊由:「うん」 素直に頷く。
火渡ヒロミ:「それは話せない事?」
仁奈川伊由:「話せない…し」
仁奈川伊由:「何て言っていいかもわからないの」
火渡ヒロミ:ぽんぽんと肩を叩く
仁奈川伊由:なんとなく安心する。
火渡ヒロミ:「伊由、あなたは成長したのよ」
火渡ヒロミ:「弱みを持つって事は、何もないよりずっといい」
火渡ヒロミ:「それに、まだ止まったわけじゃないでしょ?」
仁奈川伊由:「……、」 ヒロちゃんを見上げる。
仁奈川伊由:「たぶん、うん」
火渡ヒロミ:「大丈夫、伊由は強い」
火渡ヒロミ:「貴女がどんな秘密を抱えているかは知らないわ。でも、そこで大人しくしている気はないんでしょう?」
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:「あたし」
仁奈川伊由:「分からないことばっかりで…、何て言っていいかもわからないモヤモヤすることばっかで」
仁奈川伊由:「でも……」
仁奈川伊由:「あたしはあたし、仁奈川伊由よって、世界に叫んでやりたいわ」
火渡ヒロミ:「それって最高じゃない」
火渡ヒロミ:「世界はこの街みたいに狭くない」
火渡ヒロミ:「貴方は他の誰でもない、世界に一人の私の弟子なんだから」
仁奈川伊由:「……すごい嬉しい」 顔をほころばせる。
仁奈川伊由:「うん。あたしの師匠も、ヒロちゃんだけだもの」
火渡ヒロミ:「良いわね、その意気よ」
仁奈川伊由:「うん! よしっ」ポニーテールが揺れる。
仁奈川伊由:「そもそも、ただ大人しくしてるなんて性に合わないし! 自分勝手に、やる!」
火渡ヒロミ:「…」
火渡ヒロミ:「伊由」
仁奈川伊由:「ん?」
火渡ヒロミ:「私は少し忙しくなりそうなのよね」
仁奈川伊由:「……」
火渡ヒロミ:「だから、これを渡しておくわ」
仁奈川伊由:「あっ、うん」
火渡ヒロミ:UGN用の端末に組み込めるアクセスコードチップです。
火渡ヒロミ:「今まで、市外のUGNへの定期連絡は私がしてたんだけどね」
火渡ヒロミ:「私が動けない時は貴方がやりなさい」
仁奈川伊由:「………」ヒロちゃんを見上げる。
火渡ヒロミ:「また、もう」
火渡ヒロミ:「心配しなくて良いから」
仁奈川伊由:「…するに決まってるじゃん」 困った顔。
火渡ヒロミ:「あとソレ便利なのよ。アクセス権限チルドレンより高いんだから」
火渡ヒロミ:「ご褒美よ、ご褒美」
仁奈川伊由:「ふふ…、もう」
火渡ヒロミ:情報UGNの達成値+2の効果があります
仁奈川伊由:すごいたすかる………!?
仁奈川伊由:「じゃあ、せっかくだし使い倒しちゃおっと」
火渡ヒロミ:「そうそう」
火渡ヒロミ:「伊由は自分のしたい事をしなさい」
仁奈川伊由:「……ひ」
仁奈川伊由:「ヒロちゃん!」
火渡ヒロミ:「なあに?」
仁奈川伊由:「わ、わからないけど…、あの、でもね。あたし、考えすぎかもだけど」
仁奈川伊由:「あたしのせいで、ヒロちゃんが傷ついたりとかは絶対、いやだから!」
仁奈川伊由:「そういうのは、ホント二度とごめんだから!」
仁奈川伊由:「先に言っておくからね!」
火渡ヒロミ:「心配し過ぎねえ」
火渡ヒロミ:「私はそんなにやわじゃないわ」
仁奈川伊由:「……んん」 ちょっと恥ずかしくなる。
火渡ヒロミ:「けして、諦めてはダメよ」
火渡ヒロミ:「ふふ」
火渡ヒロミ:そう言ってゆらりと姿を消す
仁奈川伊由:「あ」
仁奈川伊由:「もう…」
GM:ミントの煙草の匂いだけが残る
仁奈川伊由:受け取ったチップを弄ぶ。芳香がある間はやっぱりなんとなく安心した。
仁奈川伊由:窓の外には奇妙な花が咲いていて、不穏な気配はどこにいてもいつも付きまとう。
仁奈川伊由:あたしだけが知っている。今まではそういうことを、自分の妄想だと切り捨てていた。
仁奈川伊由:それを変える。気付いてもらえないなら、気付いてもらえるまで、かまってもらう。
仁奈川伊由:「……よしっ」
仁奈川伊由:「あの大人達は……ぜーんぜん気付いてくれなそうだけど…」
仁奈川伊由:「覚悟しなさいよ!」
仁奈川伊由:そう言うと、勢いよくバタバタと教室を出て行く。
GM:----
GM:ロイスの取得が可能です
仁奈川伊由:シナリオロイスの風見裕二さんに取ろう
仁奈川伊由:風見裕二/誠意/憤懣:〇/ロイス
仁奈川伊由:また ヒロちゃんへの感情を変更します
仁奈川伊由:信頼:〇/隔意/ ⇒ 信頼/不安:〇/ こうで! 以上です
GM:了解です

ミドル1

GM:ミドル1
GM:合流シーンです
GM:全員登場なので
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→1)増加(38→39)
風見将吾:ムン
GM:登場侵蝕をよろしく
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→4)増加(39→43)
壱条ゆゆ:1d10+37
DoubleCross:(1D10+37)→6[6]+37→43

露野勲:1d10+38
DoubleCross:(1D10+38)→9[9]+38→47

GM:露野さんが結構上がった

GM:十海警察署、署長室。
フィリップ・ムーンライト:「おっと、これは…」
フィリップ・ムーンライト:何かに気付いたように周囲を見る。
向井玲子:「なんだ?」
壱条ゆゆ:「何ですか」
フィリップ・ムーンライト:「不味いね、気付かれた」
フィリップ・ムーンライト:「破られるぞ」
GM:ピシ…
GM:空間に亀裂が入る。
壱条ゆゆ:「気付かれ……」
壱条ゆゆ:問い返す暇も無い。
GM:パキッ
GM:何かが割れた音がして。
GM:それが現れる。
百足:「シィィ…」
GM:無数の足をもつ蟲の怪異。
GM:その背中には慈愛の笑みを浮かべた仏の顔が刻まれている。
GM:それが、無数に湧いてくる。
壱条ゆゆ:「なっ……!」 異形の姿に、思わず表情を引きつらせる。
壱条ゆゆ:一匹の大きさは?
GM:人間の腕くらいのデカさがありますね
壱条ゆゆ:めちゃくちゃいやだ
百足:「シィ…シャア」
百足:ガチガチの顎を鳴らしながら襲い掛かってくる。
壱条ゆゆ:「火車!」
壱条ゆゆ:抜いた警棒から、猫の尾めいた炎の鞭が走り
壱条ゆゆ:第一撃を弾き飛ばす。
百足:「ギギィヤァ!」
壱条ゆゆ:「フィリップ! これ貴方の案件っ!?」
フィリップ・ムーンライト:「うーん、どうだろう」
フィリップ・ムーンライト:「セット、鋼のアルマジロ」
GM:鋼鉄の鎧を持つ魔獣が向井署長を守る様に召喚される。
フィリップ・ムーンライト:「守備表示でエンド」
フィリップ・ムーンライト:「でも、これは。偽物じゃないな」
フィリップ・ムーンライト:「本物の怪異だ」
フィリップ・ムーンライト:「興味はそそられるね!」
壱条ゆゆ:「それは、結構な……ことだわ!」
壱条ゆゆ:鞭で弾きながら、署長室の扉や窓までの逃げ道を開く。
壱条ゆゆ:「署長、ここは私が!」
フィリップ・ムーンライト:「何匹か捕獲したい所だが、そう悠長には構えてられなそうだね」
向井玲子:「くそ!何だこれは!」
向井玲子:開かれた道をアルマジロに守られつつ脱出する。
壱条ゆゆ:殿を務めながら、それをやや間を空けて追う。
百足:「ジィ…」
百足:逃げた署長の方を一瞬見るが。
百足:壱条さんを包囲する様に動く
壱条ゆゆ:今までの怪異と同種と分かっていても、生理的嫌悪感は拭えない。
壱条ゆゆ:「狙いはこっちってこと……」
壱条ゆゆ:炎が勢いを増す。
フィリップ・ムーンライト:「ピンチ継続か」
壱条ゆゆ:「火車を出せば、一時的には逃れられるわ」
壱条ゆゆ:「あるいは、窓から逃げるか」
フィリップ・ムーンライト:「ここで戦うよりは良さそうだ」
壱条ゆゆ:「荒くても文句言わないでよ。来て、火車!」
火車:にゃあん にゃあん
火車:火の粉が猫の群れに代わる。
壱条ゆゆ:署長が逃れたのとは逆方向の窓を開け、そこから飛び出す。
壱条ゆゆ:片手で鞭を振るいながら、同時に三人のLINEを送信。「怪異に襲撃されてる。警察署。恐らく白繭」
フィリップ・ムーンライト:続いて窓から飛び出す
GM:警察署の裏手から少しいけば山に続く道が有り
GM:人通りは少なくなる
GM:周囲への被害は出なくなる可能性が上がる代わりに
GM:敵に囲まれやすくなるだろう
壱条ゆゆ:「町の方向には逃げられないけど」
壱条ゆゆ:「構わないかしら、魔獣卿」
フィリップ・ムーンライト:「ピンチは継続か」
フィリップ・ムーンライト:「まあ良いだろう」
壱条ゆゆ:「悪いわね。運良く捕まえられたら提供するから」
GM:百足たちは君達を追ってくる。
壱条ゆゆ:足下から、フィリップともども巻き込むように、炎をまとう古びた牛車が現れる。
壱条ゆゆ:囲まれるのを逃れつつ、置き去りにしないくらいの速さで走り出す。
壱条ゆゆ:「GO!」
フィリップ・ムーンライト:「おっ!」嬉しそうな声
フィリップ・ムーンライト:「一度乗って見たかったんだ」
百足:「ガチガチ」
百足:群れになって君達を追う
壱条ゆゆ:「気持ち悪い……」
壱条ゆゆ:荷台の上から鞭を振るって、進行方向の百足を弾く。
GM:だが、数が多い。
GM:決定的に速度を維持しながら蹴散らすのは難しくなるだろう。
壱条ゆゆ:「このっ!」
壱条ゆゆ:昇ってきた百足を蹴り落とす。
百足:「ギィ」
壱条ゆゆ:「安全靴にしておけば良かった……!」
壱条ゆゆ:裂かれたヒールを見つつ唇を噛む。
露野勲:「……そういう問題じゃ」 乾いた破裂音。
露野勲:「ねえだろ!」 その直後、壱条ゆゆが蹴り落とした百足の頭部がはじけ飛ぶ。
露野勲:血と骨の欠片が飛び散る――斜面の上から、狙い撃っていた。
百足:「ギギギ…」
百足:その方向を向く。
壱条ゆゆ:「勲!」
露野勲:「偶然、こっちからも用があって近くにいたからいいようなものの……なんか襲撃受けやすくないか?」
風見将吾:「本当だよ! 一度厄払いしてもらえ!」 牛車の上方から声。
風見将吾:誰か一人が屋根に飛び乗った。四肢を煙に変化させ、迫ってきた百足を薙ぎ払い引きちぎっている。
風見将吾:「土足で失礼。……なんだよこの状況? 何があった?」
露野勲:「俺もそれが気になる。なんだこの大群は」
壱条ゆゆ:「風見。っていっても捜査の段取りしてただけよ」
仁奈川伊由:そこに鬼火が舞う。
壱条ゆゆ:「ただ、狙いが……」
百足:「ギイアアア!」
露野勲:「お。あっちも来たか」
仁奈川伊由:赤と青の隈取りがなされた狛犬が二匹、百足を蹴散らす。
百足:「ガギィ」
仁奈川伊由:中央に立つ制服姿の少女。
仁奈川伊由:「──なによ」
壱条ゆゆ:「伊由! 気を付けて……って」
壱条ゆゆ:言う前に蹴散らされている。
仁奈川伊由:「みんな既読すらつかないから、とりあえずゆゆちゃんのとこ行こ…って来てみれば!」
百足:「ギギ…ギ」新たな敵を認識し一瞬動きが止まる。
百足:が。
仁奈川伊由:「あたし置いて三人集まってるし…」
百足:「ギギィ!」一斉に壱条の方を向く。
露野勲:「まだ動きやがる! 情報整理フェイズはお預けか?」
風見将吾:「ああ、まずい。お姫様がカンカンだ」
壱条ゆゆ:「……私一人が狙い?」
壱条ゆゆ:まだ軽く引きつっていた頬を、拳で拭う。
???:「なんじゃ、なんじゃあ。えろう時間をかけよってこの体たらくか」
壱条ゆゆ:纏う炎が更に勢いを増す。「やるならやるわよ。火に入るなんとやら――」
GM:山道の方から声がする。
GM:スーツ姿の若い男が立っている。
仁奈川伊由:「……誰」
謎の男:「所詮は蟲ケラよのう」
露野勲:「なンだ、てめえは」 装填。射撃準備。
壱条ゆゆ:火車の上に真っ直ぐと立ち、それを睨み付ける。
壱条ゆゆ:「警察署を襲うなんて良い度胸ね」
風見将吾:「困りますよお兄さん。飼い主ならペットの面倒はちゃんと見てもらわないと」
風見将吾:「あと、もうちょっとマシなペットにしてくれ」 手についた百足の体液を払っている。
謎の男:「おおん?何じゃ、増えとるではないか」
謎の男:「ふむ?ほうほう」
謎の男:「お前、風見のところの坊主か」
風見将吾:「あん?」
露野勲:「知り合いなら邪魔しないように言ってくれ。いま、百足退治で忙しいんだ」
風見将吾:「100%間違いなく確実に初対面のはずだが……」
風見将吾:「あと坊主ってのはなんだ。こちとらもう25歳だぞ」
謎の男:「いやあ、前に見た時はちいこいガキの頃じゃったからのう」
壱条ゆゆ:「意外と若作りなのね」
謎の男:「覚えとらんんか、ちゅうてもあの頃はワシもハゲの爺じゃったしな」
壱条ゆゆ:前に出る。「それで。公務執行妨害の現行犯ということでいい」
仁奈川伊由:「……ちょっと」 眉をひそめる。
仁奈川伊由:「いま、なんて言った?」
風見将吾:「こいつも市長と同じ転生組か」
露野勲:「勘弁してくれ。面倒な話になってくるぞ」
風見将吾:「現行犯だけじゃ足りないな。重要参考人としても同行してもらおう」 謎の男を取り囲むように距離を詰める。
風見将吾:「爺さん、まず名前くらいは教えてくれよ。こっちの名前は知ってるんだろ?」
謎の男:「元は八開寺」
謎の男:「今は」
さんちぃら:「さんちぃら」
さんちぃら:と言って首から下げた白い繭を見せる。
仁奈川伊由:「…!」
壱条ゆゆ:「白繭…………」
仁奈川伊由:「こいつっ」
仁奈川伊由:「絶対ここで捕まえた方がいいよね!?」
さんちぃら:「おっと、お前さんらには手ぇ出さんようにしろと言われとるからの」
さんちぃら:「同じ仲間じゃろ」
露野勲:「何が仲間だ。誰から言われてんだよ!」
さんちぃら:「そっちのようわからん二人は…」
さんちぃら:と壱条さんとフィリップを見る。
壱条ゆゆ:「さんちぃら。……ああ、だからその認識」
さんちぃら:「手が空いとったから、片づけよう思うたが」
さんちぃら:「祭りの準備の方が忙しいからのう」
さんちぃら:「まあ、そのうちじゃあ」
風見将吾:「なにがそのうちだ! おい勲!」 飛び出します。力付くで取り押さえようとする。
風見将吾:「またワケのわからん事言って煙に巻かれるぞ! 逃げられる前にとっ捕まえろ!」
さんちぃら:ずるり
さんちぃら:と背中から手が伸びる
露野勲:「わかって……うおっ」
さんちぃら:手は木の枝を掴み一気に上空へ。
壱条ゆゆ:「待ちなさい!」
露野勲:「こいつ!」 射撃――すでに遅い。狙いは外れている。
さんちぃら:「さんちぃら」
壱条ゆゆ:「――あなたたちは、何を願うつもりなの!」
さんちぃら:「ワシらが望むのは平穏と繁栄じゃ」
さんちぃら:「祭りは始まった。せいぜい楽しむとええ」
仁奈川伊由:「……祭りって」
仁奈川伊由:「何するつもりなのよ…」
GM:そのまま消えていく
GM:百足たちもズルズルと闇の中へ引いていく
風見将吾:「確かに、祭りの時期が近づいてはいるが……」
風見将吾:「はあ。転生野郎どもがまた面倒なことを企んでるのだけは間違いないな」
露野勲:「わけがわからん。あんな通り魔みたいなやつが元気になるのか」
壱条ゆゆ:猫たちに追いかけさせるが、後一歩のところで百足を取り逃がす。
露野勲:「重要参考人が増えただけだな」
火車:にゃあん にゃあん にゃん
仁奈川伊由:「も~っ」
火車:牛車と猫が、炎とともに立ち消えてゆく。
仁奈川伊由:くるっとみんなを向く。パンパンと手を叩く。
壱条ゆゆ:「ちっ」
仁奈川伊由:「じゃあほら、みんな、情報整理!共有!」
露野勲:「だんだん教員っぽくなってきたな」
壱条ゆゆ:伊由ちゃんの言葉に振り向きつつ、額に指を当てる。「またこういうところから始めなきゃなのね……」
仁奈川伊由:「隠し事しちゃいけませーんっ」
壱条ゆゆ:目が元に戻り、肩を落とした。
露野勲:「協調性がないだのなんだの言われた記憶を思い出させるなよ……。さて、どこから話すか」

GM:ロイスの取得 購入が可能です
壱条ゆゆ:とりあえずロイスは保留で
仁奈川伊由:ロイスは…保留にしておこうかしら
仁奈川伊由:応急手当買います
仁奈川伊由:7dx+1>=8
DoubleCross:(7DX10+1>=8)→9[3,3,3,3,4,4,9]+1→10→成功

仁奈川伊由:えへん 所持
壱条ゆゆ:ボディアーマーっておくか
露野勲:ロイスは保留で、UGNボディアーマー買っておこう
壱条ゆゆ:2dx+5
DoubleCross:(2DX10+5)→10[3,10]+2[2]+5→17

風見将吾:どうしようかな~ ロイスはなし。
露野勲:2dx+2>=12
DoubleCross:(2DX10+2>=12)→9[5,9]+2→11→失敗

風見将吾:ボディアーマーを狙います。がらんどうの肉体に装甲8があれば最強よ!
露野勲:財産1点を使ってゲット!
露野勲:財産4→3
風見将吾:2dx+1=>12
DoubleCross:(2DX10+1>=12)→7[7,7]+1→8→失敗

風見将吾:ほげほげ 買えませんでした
風見将吾:財産4点突っ込めば買えるけど、やめとこ。以上です。
仁奈川伊由:バディムーブいります?
風見将吾:えっ!
風見将吾:もらえるの! ほしい!
仁奈川伊由:じゃああげる!+3できるよ
GM:最強エンブレム
風見将吾:わーいありがとう
風見将吾:じゃあ財産1点使用してボディアーマーを買います。装備!
風見将吾:今度ミスドおごってあげるね 以上です
仁奈川伊由:わ~~い

ミドル1-2

GM:ミドル1つづき
GM:情報共有シーンなので浸蝕は1でOKです
風見将吾:1!
壱条ゆゆ:たすかる
仁奈川伊由:たすかりすぎる
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を40(→40)増加(39→79)
露野勲:ありがた!
風見将吾:!?
風見将吾:違う!
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1(→1)増加(43→44)
露野勲:侵食率47→48
壱条ゆゆ:侵蝕43→44
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1(→1)増加(39→40)

GM:「私立多目的調査 露野」。
GM:アパートの二階の一室にその表札は掲げられている。
GM:1階にあるコンビニで飲み物などを買い入れた君達はその事務所に居た。
仁奈川伊由:「ということでっ」 みんなの中央に立っている。ポニーテールが揺れる。
仁奈川伊由:「ヒロちゃんが忙しくて、あんまり連絡つかないので」
仁奈川伊由:「これは今、あたしが支部長代理としてふるまっていいということだと思うの」
風見将吾:「……なんか、いつも以上にやる気に満ちてるな?」
露野勲:「まあ……UGNって、この街じゃヒロさんを除けばお前だけだしな」 冷やしたソーダを飲んでる。
仁奈川伊由:「満ちてるわ。とことん皆にはあたしの言う事聞いてもらうんだから」
フィリップ・ムーンライト:「今は大人しくしておくよ、僕は」
壱条ゆゆ:「そうして頂戴」
露野勲:「UGNとFHの代表が雁首揃えて情報整理かよ……シュールな絵面だな」
壱条ゆゆ:「勲、このあたりどかすから」机の上をがさがさと払ってかろうじて会議ができる状態にする。
風見将吾:ここって喫煙いいんだっけ……と周囲をきょろきょろ見回した後、申し訳程度に窓際に行ってタバコに火を付けてます。
仁奈川伊由:ふん、と両手を腰に当てる。「そこのブツブツ言ってる露野さん!」
露野勲:「……どうせハズレ資料ばっかりだったからいいけどよ……。なんだよ?」
仁奈川伊由:「露野さん、オカルトとか変な事に一番詳しそうだし」
仁奈川伊由:「さっきのことで、何か、思い当たることあったら教えてよ」
仁奈川伊由:ざっくりとした指示。
露野勲:「そんなざっくりした指示あるか!? いや、さっきのことっつーか……。俺はもともと、警察経由で情報仕入れるために動いてたんだよな」
露野勲:「つまり、事件があって、依頼があった」
仁奈川伊由:「依頼? どんな?」
露野勲:「起きてる妙な現象は二つ。夏祭りが近いんだが、祭りごとになるといつも見かけるはずの人間が行方不明になってる」
露野勲:「それと、その逆だな」
仁奈川伊由:「逆?」首をかしげる。
露野勲:「どこから湧いてきたのか、いつもは見かけねえ顔がやたらと増えてる……らしい。その調査を頼まれた」
露野勲:「こういうのは、警察とか役所のお得意だろ。戸籍と生活状況のチェックだ」
風見将吾:「見かけねえ顔ってのは、こう。ガチの新参か? それとも怪しい新参か?」
露野勲:「俺は、怪しい新参だと思ってる。あの”ガールズトーク”が気にするくらいだからな」
壱条ゆゆ:「現場の人達が知らない人間を、役所や警察が把握は出来ないわよ」
壱条ゆゆ:「言い様からして、まともな通報はされてないってことよね」
露野勲:「消えた人間の名簿くらいは仕入れてる。どれも、ここ最近の過去の怪異に関わってた連中だ」
露野勲:「鉄杭蟲だとか、罪蜂だとかな。なんか手がかりでも掴めるんじゃないかと思ってたんだが……」
壱条ゆゆ:「そういうこと。……それなら一致するかも」
露野勲:「警察署に向かってたところで、あのお祭り騒ぎだろ。……こっちは以上だ」
風見将吾:「俺の方は大した話はない。いや、あるにはあるが……」
仁奈川伊由:「なあに、煮え切らない感じ」
仁奈川伊由:「めずらしー」
風見将吾:「民話のおさらい的な話と、身内の話なんだよ。一番優先度低いだろ」
風見将吾:「ということで、警察官様。先やってくれ」 ゆゆちゃんに手を振る。
仁奈川伊由:「そんなこっ……」
仁奈川伊由:「……」口を噤み、ゆゆちゃんを見る。
壱条ゆゆ:「伊由? どうかした?」
壱条ゆゆ:言葉が途中でひっかったような気がした。
壱条ゆゆ:怪我でもしているのかと思ったが。
露野勲:「ああ? 腹でも痛いのか」
仁奈川伊由:「ちがいますう~~」 不機嫌そうな表情で言う。
仁奈川伊由:「いいの。ゆゆちゃん、教えて」
壱条ゆゆ:「そう。ならこちらからね」
壱条ゆゆ:「私は……署長からの捜査依頼があった」
仁奈川伊由:「また依頼」
壱条ゆゆ:「……実務の話と、不確かな話とどちらが先がいい?」
壱条ゆゆ:「実務の方が良いか。勲の話とも繋がるし」
仁奈川伊由:「どっちも良い話じゃなさそう」苦笑しながら話を促す。
壱条ゆゆ:「そう。さっきの通り魔も言っていたけど、今年の十海のお祭りは例年にない大きなものになる」
壱条ゆゆ:「そして、署長によると。この町のお祭りは、儀式なんだって」
露野勲:「……ろくな儀式じゃなさそうに思えるな」
風見将吾:「そう、儀式だ。俺はこの一週間、魔石卿と仲良く書庫にこもって調べ物をしてたが」
風見将吾:「昔からそういう儀式があるのは、間違いない。最初は何千何万もの人の命を捧げて、獣の神から力を得ていた」
壱条ゆゆ:「風見の言う通りよ。……代償を捧げて、願いを叶える儀式」
仁奈川伊由:「……はあ~?」
風見将吾:「今回の儀式はどんな代償を払わされるんだろうな。警察の方で予想はついてるのか?」
仁奈川伊由:「パッと言われてそうですか~ってなる話じゃなさすぎるんですけど…」
壱条ゆゆ:「昔の話はともかく……今は人形供養が代わりになっていると聞いたわ。大事な物品と、それに込められた思い出と記憶」
壱条ゆゆ:「それを年に一度捧げて、普通の人が当たり前に願うもの……」
壱条ゆゆ:「健康や学業、経済、そういうものの繁栄を叶えている」
露野勲:「実際にそれが起こり続けているって?」
壱条ゆゆ:「それが今の十海の町の深部。……署長の家も古い家系よ」
壱条ゆゆ:「データとして示すことも出来るけど、まあ、それが本当に生贄を捧げて得たものなのかを証明は出来ない」
壱条ゆゆ:「重要なのは、『この町の上層部が、そう認識していること』よ」
仁奈川伊由:「上層部って…」
壱条ゆゆ:「話しだけ見ればオカルトで眉唾だけれど。私たちはそれを裏付けるモノをヤマほど見てきてるじゃ無い」
風見将吾:「違いない。さっきも転生してピチピチになったお爺さまが出てきたしな」
壱条ゆゆ:「風見の話も、当然彼らは抑えていると仮定して」
壱条ゆゆ:「今までは些細なものを捧げて些細な恩恵を受けてきた」
壱条ゆゆ:「もっと大きなものを捧げて、もっと大きなものを得る。その発想にいたったとして」
壱条ゆゆ:「前回の大祭は、戦争末期だったそうよ」
壱条ゆゆ:「それと同規模の祭を、十海……恐らくは当主が主導でやろうとしている」
壱条ゆゆ:「私たちがするのはその捜査」
仁奈川伊由:「それで、だからあのムカデ男は、祭りを楽しめって…?」
露野勲:「神様に何を注文するつもりだよ。便利な宅配サービスじゃねえんだぞ」
風見将吾:「何を叶えるか知らんが、ろくな願いじゃない。人形と思い出だけで済むとは思えんな」
壱条ゆゆ:「人が増えてる、消えてるって話も、気になるわね」
壱条ゆゆ:「フィリップ。どう。そういう噂があったとして」
壱条ゆゆ:「たとえば外部から首を突っ込んでくるFHは出てくるもの?」
フィリップ・ムーンライト:「ふむ」
フィリップ・ムーンライト:「この街のFHは良くも悪くもディオニュソスセルの管理下だ」
フィリップ・ムーンライト:「彼らからの依頼が無ければ外から首を突っ込むような連中は居ないだろうね」
フィリップ・ムーンライト:「ただし、今まではだ」
フィリップ・ムーンライト:「そういう噂を外に出すことが無かったから」
フィリップ・ムーンライト:「特にここに介入する理由を持ってないってだけだろう」
フィリップ・ムーンライト:「現時点でこの情報が外に出ては居ないだろうから」
フィリップ・ムーンライト:「介入の心配はないと思うが、今後と言うと解らないね」
フィリップ・ムーンライト:「現に魔石卿は独自の判断で」
フィリップ・ムーンライト:「賢者の石があると思って介入し始めているわけだし」
フィリップ・ムーンライト:「僕にしても、良い感じの魔獣が手に入るならやぶさかじゃない」
壱条ゆゆ:「やめてほしいけれど、まあ分かったわ。ありがとう」
露野勲:「閉鎖的な街だったからな。ここ最近が騒がしすぎるんだよ」
壱条ゆゆ:「……現時点の、私の認識としてはこんなところね」
仁奈川伊由:「敵ばっか増えてく…」
仁奈川伊由:「…でもさあ」
壱条ゆゆ:「あの百足男については全く心当たりなしよ」
仁奈川伊由:「当主とかが、おっきなことを企んでるとして、例えば…何?」
仁奈川伊由:「前回の大きなお祭りのときには、何か起こったのかしら」
露野勲:「前は神様に何を発注したんだ?」
壱条ゆゆ:「そのあたりは……これから調べようと思ってたのよ」
壱条ゆゆ:ちょっと目を逸らす。
仁奈川伊由:目を逸らした先にいる風見さんを見る。
仁奈川伊由:「書庫に籠ってた人は?何か知らない?」
風見将吾:「前回の祭りについてはわからん。だが初回とその次はわかった」
風見将吾:「市長とやりあうちょっと前あたりに、みんなで資料を漁っただろ。あそこで分かった事の詳細記録が出てきてな……」
風見将吾:ここ、全部話すとめちゃくちゃ長くなっちゃいそうなので
風見将吾:風見のOPでわかった歴史のことを説明したぜ~って体でもいいのかしら
壱条ゆゆ:かくかくしかじか!
仁奈川伊由:でいいよ!
風見将吾:星見博士のことは言う!
風見将吾:「……獣の神様に生贄を捧げまくって、飢饉を沈めた。反乱軍の大将も、結局は神様の権能に溺れた。ここまではまあいいんだが」
風見将吾:「重要なのはその裏に居た人物だ。”星見博士”と呼ばれている」
風見将吾:「この街の異変の九割は、こいつの入れ知恵が原因で起きていると見ていい」
露野勲:「星見……星見だな」
露野勲:「絶対に関係あるだろ、こんなもん」
風見将吾:「そうだ。また星見だよ……うんざりするよな」
壱条ゆゆ:「星見博士って役職でしょう」
壱条ゆゆ:「単に偶然の一致……うん分かってるわよ。無理があるわよね……」
風見将吾:「この博士な。処刑されたと記録されてるが、普通にそのあとシレッと再登場してやがるんだ。どっかの市長みたいだろ」
風見将吾:「たぶん、もしかしたら、まだ生きているのかもしれない。俺の目下の仕事は……」
風見将吾:「こいつの住んでるとこを探し出して直接インタビューすることだ。以上」
仁奈川伊由:「それだけ?」
風見将吾:「ん?」
仁奈川伊由:「あ。えーと」
仁奈川伊由:「…言ってたじゃん?身内の話」
風見将吾:「あ~。いや、そっちはマジで大した話じゃないんだが……」
仁奈川伊由:「何がどう関係あるかなんてわからないもの。聞いておいた方がいいわよ」
露野勲:「だらしねえ兄貴がいて、弟が困ってるって話だろ。いまに始まったことじゃない」
壱条ゆゆ:「なにかLINEで送ってきてたわね」
仁奈川伊由:「いいから!」怒る。
風見将吾:「はいはい」
仁奈川伊由:「話してもらうの!」
風見将吾:「お姫様がこう言ってるから、一応説明しとくぞ。といってもLINEで送った通りなんだが」
風見将吾:タブレットを取り出して、直接弟からのLINEを見せます。比較用に過去のメッセージと並べてある。
風見将吾:ぱっと見でも、気持ち悪いくらい物わかりがよくなっているのが分かるはずだ。わかってほしい。
風見将吾:「な? おかしいだろ?」
露野勲:「まあ……将吾が言うなら、おかしいんだろうが」
仁奈川伊由:うんうんうん、と頷く。
風見将吾:「でもそれだけだ。今んとこ直接的な被害はなーんも出ていない」
露野勲:「原因に心当たりでもあるのか?」
風見将吾:「いや、ない。だから困ってるし、……ちょっと調べる必要はあると思っている」
壱条ゆゆ:「単に愛想がつかされただけじゃない……」
仁奈川伊由:「調べた方がいいと思うわ」
露野勲:「なんかの自己啓発本を読んだとか、その程度かもしれないぜ」
仁奈川伊由:「どうしてそう決めつけるのかしら!」
風見将吾:「でもなあ。マジで壱条や勲が言ってる通り、大した問題じゃないかも……」
風見将吾:「おおう」 ニナちゃんの勢いに押される。
壱条ゆゆ:「ただ、風見の家でも間違いなくお祭りに関わっているはずだから」
仁奈川伊由:キッと風見さんを睨む。ポニーテールが揺れる。
壱条ゆゆ:「そういう意味では、探りを入れやすいでしょうし、謝りついでに顔を見せに行った方がいいんじゃない?」
露野勲:「気になるから調べるってことなら、止めはしないけどな」
仁奈川伊由:「それなら~」
仁奈川伊由:「大人3人で行ってきてもいいんじゃないの~?」 真園と喋ってるときみたいな声色になる。
風見将吾:「実家なら祭りの情報も仕入れやすいだろうし、そうするか。お姫様もやたら睨んでるし」
仁奈川伊由:「幼馴染なんだしさあ~」
風見将吾:「おいおいおいなんだよ? 今日のニナちゃんおかしくないか? また反抗期か?」
風見将吾:「ご機嫌ななめか? プリン食べるか?」 コンビニで買ってきた焼きプリンを指し示す。
仁奈川伊由:「おかしいってひどいわよ! 食べる」食べる。
壱条ゆゆ:(……やけに弟さんを気にするのね。直接会ったことはそうなかっただろうし……)
壱条ゆゆ:(何か個人的に……)
露野勲:「腹減ってたんだろ」
壱条ゆゆ:(……もしかして、弟さんから直接、兄をなんとかしてくれって愚痴られたとか)
仁奈川伊由:「ちがうもの」 焼きプリンを紙スプーンで口に運びながらむくれる。
仁奈川伊由:「気にしてほしいの!」
壱条ゆゆ:「伊由が、そうした方が良いって言うなら」
壱条ゆゆ:「従いましょうか。支部長代理なことだし」
風見将吾:「だな。レネゲイドのプロの……唯一のUGNサマのご意見を尊重しよう」
露野勲:「じゃあ、弟の件は将吾が責任もって……せめて直接顔を出しに行けよ」
仁奈川伊由:「三人で行ってってば!」
露野勲:「わかった、わかった」
壱条ゆゆ:「大丈夫よ、伊由」
壱条ゆゆ:「ちゃんと謝らせておくから」
露野勲:「そういう仁奈川は何かなかったのか?」
露野勲:「また同級生が厄介ごとに首突っ込んでるとか、いつもあるだろ」
仁奈川伊由:「…」 紙スプーンをくわえたまま、めちゃくちゃ不機嫌そうな顔になる。
風見将吾:「そういやそうだ。ニナちゃんの方の報告も頼むぜ」
風見将吾:「面倒事に巻き込まれたら早めに言えよ?」
仁奈川伊由:「言うわ」
仁奈川伊由:「言うけど……でも」
仁奈川伊由:「察してよ。みんな、あたしのこと守ってくれるって約束なんだから…」
壱条ゆゆ:「……伊由?」
壱条ゆゆ:下から覗き込むように。
仁奈川伊由:「………」 すねたような照れたような顔になる。
仁奈川伊由:「なんでもないっ!」
風見将吾:「(やっぱ変なんだよな、明らかに……)」
仁奈川伊由:「……あと」
風見将吾:ニナちゃんに何とも言えない視線を向けながらタバコをもみ消してます。
仁奈川伊由:「最近、変なモノ見る。極彩色の花。いろんなところにたくさん咲いてるの」
露野勲:「……いままで以上に変なモノ、か?」
風見将吾:「花ぁ?」
仁奈川伊由:「……ここ最近、急に増えたんだもの。それになんか、なんか上手く言えないんだけど…」
仁奈川伊由:「今まで見ていたものとは、何か違う気がするの。これまではそういうの、あたしの妄想なんだって思い込んでたけど…」
仁奈川伊由:「…いい加減、そう言ってる場合じゃないの分かるし、なんかヤな感じだから、みんなにちゃんと伝えました」
風見将吾:「えらい。昔のツンツンニナちゃんからだいぶ成長したな」
露野勲:「……。……やっぱり、アレだな。ヒロさんがいない現状……」
壱条ゆゆ:「極彩色の花……。それについても調べてみるわね」
露野勲:「こいつから目を離さない方がいい。誰かと組んで行動しろよ」
仁奈川伊由:「うん」素直に頷く。「みんな、あたしから目を離さないでね」
風見将吾:「実際、急に増えたってことは儀式やら祭りと関連してるかもしれんしな。花とやらが唯一見えるニナちゃんを失うのはマズい」
露野勲:「能力が受動的だ。どんな悪影響を受けるかもわからねえ」
露野勲:「一人になるな、ってことだ。誰かから呼び出し受けても単独で会いに行ったりするなよ」
壱条ゆゆ:「そうね。学校なら、ピーター君に頼るしか無いけど」
壱条ゆゆ:「それ以外なら、私たちの誰かがいるようにしましょう」
仁奈川伊由:「ふいうちで襲われたら分かんないじゃない」 すねた口調で言い返す。
壱条ゆゆ:「今回はみんな来てくれたじゃない」
壱条ゆゆ:「すぐ呼んで。駆けつけるから」
仁奈川伊由:「……うん」 嬉しいのは嬉しい。照れてぎこちない表情になる。

GM:ロイスと購入が可能です
風見将吾:明らかに様子がおかしかったからニナんちゃにとろ!
仁奈川伊由:わ~い
露野勲:ロイスは仁奈川さんに、庇護〇/疑惑 で!
壱条ゆゆ:ニナちゃんかな~。 心配:○/不安 で
仁奈川伊由:大人3人に一気に取得しようかな
風見将吾:仁奈川伊由/○庇護/懸念 こうにしよ。大丈夫かな~
壱条ゆゆ:購入はとりあえず応急手当で
壱条ゆゆ:2dx+5
DoubleCross:(2DX10+5)→7[6,7]+5→12

露野勲:応急手当キットも買ってくるぞ HPが多くなったからいくらあっても困らないだろう…
壱条ゆゆ:OK
風見将吾:購入はどうしよ。バディムーのおかげでボディアーマーが手に入ったし
露野勲:2dx+2>=8
DoubleCross:(2DX10+2>=8)→9[1,9]+2→11→成功

風見将吾:がらんどうを活かすべく、応急を狙います。
露野勲:OK
仁奈川伊由:風見将吾/信頼:〇/不安 壱条ゆゆ/信頼:〇/不安 露野勲/信頼:〇/憤懣 これで取ります
風見将吾:2dx+1=>8
DoubleCross:(2DX10+1>=8)→8[3,8]+1→9→成功

風見将吾:ヨシ!
風見将吾:わーい信頼!
仁奈川伊由:ボディーアーマー!
仁奈川伊由:7dx+1>=12
DoubleCross:(7DX10+1>=12)→10[2,3,4,5,9,9,10]+4[4]+1→15→成功

仁奈川伊由:やった~!
仁奈川伊由:以上ですっ

ミドル2

GM:ミドル2
GM:情報収集シーン
GM:シーンプレイヤーは風見さんです
GM:登場する人は侵蝕をどうぞ
仁奈川伊由:でる!
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→2)増加(44→46)
露野勲:1d10+48
DoubleCross:(1D10+48)→5[5]+48→53

壱条ゆゆ:1d10+43
DoubleCross:(1D10+43)→5[5]+43→48

風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→1)増加(40→41)
風見将吾:1ばっか出る
壱条ゆゆ:いっぱい庇えるね
仁奈川伊由:たよれる~

GM:現在調べられる項目はこちら

・向井玲子の知っている事 交渉:6
・十海の星見博士について 知識:オカルトor歴史or民俗学8
・祭りを出入りする怪しい人物について 情報:噂話or裏社会7
(TIPS)百足の怪異について 知識:オカルトor民俗学or情報:ウェブ7
(TIPS)八開寺について 情報:裏社会or知識:歴史6

風見将吾:博士について!
仁奈川伊由:向井署長との交渉はおまかせください
露野勲:祭りに出入りする怪しい人物について、私がやります!
風見将吾:TIPSも開けたいけど、まず必須を開けよう……ということで博士についてをやります。オカルト!
風見将吾:3dx+5=>8
DoubleCross:(3DX10+5>=8)→6[1,4,6]+5→11→成功

風見将吾:ムン!
露野勲:裏社会で振ります! コネ:情報屋でダイス+2、裏社会スキル3で達成値+3!
露野勲:4dx+3>=7
DoubleCross:(4DX10+3>=7)→8[4,5,6,8]+3→11→成功

露野勲:GOOD
壱条ゆゆ:じゃあ百足について
壱条ゆゆ:知識:民俗学
壱条ゆゆ:コネ専門家を使用
壱条ゆゆ:4dx+5
DoubleCross:(4DX10+5)→9[4,6,7,9]+5→14

壱条ゆゆ:問題なし
仁奈川伊由:すご~~
仁奈川伊由:ではこちら、向井玲子の知っている事 調べます!素振り!
仁奈川伊由:7dx+6>=6
DoubleCross:(7DX10+6>=6)→10[5,5,5,6,8,9,10]+9[9]+6→25→成功

仁奈川伊由:フッ…
露野勲:つよ~
壱条ゆゆ:所長を籠絡してる
GM:高い
GM:全員成功ですね
GM:貼って行きます

・向井玲子の知っている事
白繭は使用者に力を与える。
その代わりに何かを対価とする。
対価が無い場合は使用者の心を喰う。
すべての心を喰い尽くされると人ではなくなる
今までの報告から白繭の怪異は人でなくなった所持者だと向井玲子は推察している。
なので彼女は白繭の所持者である君達を信用しきれていないのだ。

GM:これはロイスをDロイスやEロイスに変換していると考えられます
GM:オリジナルEロイス「力の願望」の効果です

・十海の星見博士について
星見塔満。
陰陽寮の星見方のひとり。
応仁の乱の時期に地方へ赴いたのは塔満と呼ばれる人物。
占星術と封魔の知識を持ち厄災避けとして朝廷に任官されていた記録がある。
彼の使う術式について調べる必要がある

→星見塔満について 情報UGN10が調査可能になります

GM:塔満(とうまん)と読みます
風見将吾:陰陽術を調べるのにUGN!

・祭りを出入りする怪しい人物について
見ない顔だが祭りの段取りには手慣れた人々。
その顔の特徴から一人は八開寺、さんちぃらだと思われる。
祭りに姿を見せなくなった老人たちが若返ったのかもしれない。
という予想をしても良いだろう。

(TIPS)百足の怪異について
『怪異拾遺録』星見塔胡著
『観音百足』
政が乱れる土地に湧く大百足。
その甲には微笑む観音の姿が浮かぶ。
千手の観音がその手で民衆を救うように。
百足の観音はその足で民を踏みつける。
これが湧くと更に政は乱れるという。

GM:これは圧政が形になった怪異ですね
仁奈川伊由:やな怪異!
露野勲:圧制(物理)
GM:情報は以上です

GM:署長への通話は問題なく繋がった。
GM:R対策課の専用回線はこういう時に使われている。
壱条ゆゆ:いきさつを報告する。フィリップおよび伊由たちとの共同で、百足の群れを撃退したこと。
壱条ゆゆ:だが、その後に操作者が現れたこと。
壱条ゆゆ:若返り、あるいは転生のような言葉を残し、祭への関係を仄めかした人物、さんちぃら。
壱条ゆゆ:「……というわけです。彼の身元も調べてみるつもりですが」
仁奈川伊由:隣で聞いている。ふたりきりの探偵事務所。
向井玲子:「そうか、ご苦労だったな」
壱条ゆゆ:「『繭』以外のオーヴァードをただ見つけたから掃除しにきただけ……そのような様子でした」
向井玲子:「こちらへの追撃が無かったのはそう言う事か」
壱条ゆゆ:「直接的な黒幕と言えるかは曖昧なところです」 傾けたタブレットに映る所長に向けて語りかける。
向井玲子:「…やはり危険だったな」
向井玲子:「もう後戻りは出来ないぞ」
壱条ゆゆ:「覚悟の上です」
仁奈川伊由:「む」 むっとする。
仁奈川伊由:「大丈夫ですよっ、あたし達、ちゃんとゆゆちゃんと協力してやってますので」
仁奈川伊由:ずいっと画面に映り込んでくる。
向井玲子:「お前は…」
壱条ゆゆ:「それに、署長の方も、彼らの気まぐれな毒牙がいつ向くか分からない」
壱条ゆゆ:「UGNの仁奈川さんです。引き続き同行して頂いています」
仁奈川伊由:「UGN支部所属チルドレン《キツネツカレ》、仁奈川伊由です。よろしく」 つんとすました顔になる。
向井玲子:「『繭』持ちか」
壱条ゆゆ:「はい。経緯は不明ですが」
向井玲子:「なら、お前は…狙われんだろう」
向井玲子:「私も、しばらくは放置されるだろうさ」
仁奈川伊由:「なになに? どういうこと?」
壱条ゆゆ:「向こうからよく言われることですか? 仁奈川さんたちが同類、仲間だって」
向井玲子:「そういう話は聞かない」
向井玲子:「だが、『繭』を持つ人間の末路は知っている」
壱条ゆゆ:「!」
仁奈川伊由:「…なんですか、それって」
向井玲子:「お前に教える理由があるのか?」
向井玲子:「私はお前を信用していない」
壱条ゆゆ:「署長!」
仁奈川伊由:「むっ…」
壱条ゆゆ:「彼らは現に、ここまで協力して頂いています」
仁奈川伊由:「なんでですか? あたしがUGNだから? それとも他所から来た人間だから?」
壱条ゆゆ:「彼らの協力が無ければ、遺憾ですが私一人では何度死んでいたか分かりません」
向井玲子:「そういう話では…ない」
向井玲子:「良い人間であるとか、そう言う話ではない」
壱条ゆゆ:「…………?」
仁奈川伊由:「………話して」
向井玲子:「…仁奈川伊由と言ったな。知っても後悔する話かもしれないぞ」
仁奈川伊由:「別に、そんなの……」
仁奈川伊由:「この街に来てから、ずっとそんなことばっかりで……」
壱条ゆゆ:「話してください。……私の幼馴染み二人にも関係することです」
仁奈川伊由:「でも、あたし、知らなかった方が後悔しただろうし、知らないままの自分はヤだったなって思います」
壱条ゆゆ:「……伊由」
向井玲子:「良いだろう」
仁奈川伊由:ゆゆちゃんを一瞥。頷く。
向井玲子:「私の父も『繭』を持っていた」
仁奈川伊由:「えっ」
仁奈川伊由:まじまじと画面を見る。
向井玲子:「完全な善人というわけではないが悪い人間でも無かった」
向井玲子:「代々の家を継ぎ、警察署の署長を務め。問題なく仕事をこなす」
向井玲子:「そう言った人物だった、私は父がそれなりに年をとってからの子供だったので」
向井玲子:「可愛がってもらったよ」
向井玲子:「そういった所が評価されたのか。あるいは家柄だからなのか」
向井玲子:「十海の御本家に『繭』を頂いたと言っていた。評価されて喜んでいたよ」
壱条ゆゆ:「十海の本家から、貰うものなんですか」
壱条ゆゆ:「それが正規のルート……」
向井玲子:「基本的に管理しているのは十海だな。何年も前に幾つか盗まれたと言う話はあったが」
向井玲子:「お前たちの持ち分はそれだろう」
向井玲子:「ともかく、『繭』を得た父は一層精力的に街に尽くした」
壱条ゆゆ:(私たちのものは確か、お祭りの日に……)考えるが、話は遮らない。
向井玲子:「若々しく精力的になりその才覚を振るった」
向井玲子:「だがいつの頃からか、言動が別人のようになった」
仁奈川伊由:「別人……?」
向井玲子:「特に私への対処が変わったわけではないが」
向井玲子:「より街の事を重視するようになった」
向井玲子:「きっかけは有ったように思う」
向井玲子:「母が大病で入院した時だ」
向井玲子:「しばらくして病気は快方に向かったが」
向井玲子:「思えばあの時父は何かを捨てて願ったのだ」
向井玲子:「それから、少しずつ変わっていった父は」
向井玲子:「ある時期に叔父に職務を譲り姿を消した」
向井玲子:「最後に見た父はもう人では無かった」
向井玲子:「何か…異形の」
向井玲子:「全く違う生き物になりかけていた」
壱条ゆゆ:「………………」
仁奈川伊由:「……それを」
仁奈川伊由:「ジャームって言うのよって、多分、この街で色んな事知る前のあたしなら言ってた」
仁奈川伊由:「…でも、そうじゃない…そういうことじゃなくて…」
仁奈川伊由:「繭を得て、何かを叶えた人は、すべてそうなってしまうって、あなたは思ってるんですか」
向井玲子:「…」
仁奈川伊由:「いいの。分かった」
向井玲子:「壱条が報告してきた怪異の話を聞いて私は確信した」
仁奈川伊由:「ん」 署長の顔をまじまじと見つめる。
向井玲子:「何か恐ろしいものの為に願いの対価を回収する存在に成り下がるんだ」
向井玲子:「只のジャームではない」
向井玲子:「自分の欲望を解放した化け物にすらなれない」
仁奈川伊由:「……」
向井玲子:「お前は、力を願わずにいられるか?」
仁奈川伊由:「………さあ」
仁奈川伊由:「なんかあるだろうって強いられると、逆に…」
仁奈川伊由:「そんなの要らないって、言いたくなるものよ」
向井玲子:「ふ…はは」
向井玲子:「そうか、お前も壱条と似たような感じか」
仁奈川伊由:そうなの?という顔でゆゆちゃんを見る。
壱条ゆゆ:「えっ……」
壱条ゆゆ:見返す。
壱条ゆゆ:「そうですね。お互い、負けん気は強いかと」
壱条ゆゆ:でも伊由の方が強いわよね? という視線。
仁奈川伊由:「むっ…」
仁奈川伊由:「そうなのかな? そうかも」
向井玲子:「ハハ。十分に負けん気が強い事は解った」
向井玲子:「協力するかは壱条が判断して決めろ」
向井玲子:「それに文句は言わない」
向井玲子:「また報告があれば連絡しろ。必要な物があれば言え」
壱条ゆゆ:「有難うございます、署長」
壱条ゆゆ:「今後とも、よろしくお願いします」
仁奈川伊由:「よろしくお願いしますっ」 慌ててならう。
向井玲子:「この回線も長く使えば気取られるだろう」
向井玲子:「仁奈川、壱条をよろしく頼む」
GM:回線は切れます
仁奈川伊由:「わっ」 顔を上げる。ゆゆちゃんを見る。
壱条ゆゆ:「……」
壱条ゆゆ:ふっと軽く手をあげて、伊由ちゃんの頭を撫でる。
壱条ゆゆ:「ありがとう。……がんばろうね」
仁奈川伊由:「わっ、わっ……」 照れる。
仁奈川伊由:「へへ…うん」
仁奈川伊由:嬉しくなってゆゆちゃんにくっついている。
壱条ゆゆ:(繭の怪物は、いわば、ここにいる神の手下みたいなものなのかもしれない)
壱条ゆゆ:「わっ、ちょっと……」
露野勲:「……どういう場面だ、おい?」
露野勲:「この暑苦しいのに……」
仁奈川伊由:「あっ、お帰りなさい」腕を絡めた状態でそっちを向く。
風見将吾:「お邪魔したかな。出直すか」
仁奈川伊由:「なんでよ~」
仁奈川伊由:「いまちょうどすごい話聞けたとこなの! そっちは? 弟さんに会えた?」
露野勲:「……弟。弟なァ……」 将吾を見る。
風見将吾:「いや、都合よく……じゃない、運悪く外出中だった」
壱条ゆゆ:「あっ、えっと」なんとなく照れくさくなりながら。「……なに、じゃあ成果なし?」
風見将吾:「様子がおかしいってことを考えると、いつぞやの時みたいに急に襲撃される可能性も考慮してたんだが」
露野勲:「舐めるな。仕方がねえから、お互い仕事してきたよ」
風見将吾:「やっぱ壱条や勲の言う通り、事件とは関係ねえのかもなあ」
風見将吾:「そ。調べ物はしてきたぞ」
仁奈川伊由:「んん~~~」 キッとした顔だけする。
露野勲:「俺はもともと依頼もらって働いてんだからな。行方不明者と、妙な新顔について、少しは調べが進んだ」
壱条ゆゆ:「じゃあ、共有しましょうか」
露野勲:「先に行くぜ。無能と思われちゃ心外だ」 資料を放り出す
壱条ゆゆ:「……それにしても、こう、情報を効率的にまとめてくれるAIみたいなものがほしくなるわね」
露野勲:「怪しい新顔の方に焦点を合わせて調べてみた。前から知ってたみたいに手際がいい。そして何より――」
露野勲:「”あいつ”が新顔の中に混じってた。さんちぃら。八開寺だったか?」
露野勲:「……これは単なる推測だが、こいつら、全員が転生者かもしれない」
壱条ゆゆ:「は……」
仁奈川伊由:「全員?」
仁奈川伊由:「転生って……、そんな気軽に行えるものなの?」
壱条ゆゆ:「市長と当主だけじゃなくて、二人目が出てきた時点で、もしかしてとは思ったけど……」
露野勲:「俺はホームズだとか金田一だとかにはなれねぇから、確証もない推測だけで言っちまうけどな。それが一番ありそうに思えた」
風見将吾:「でもまあ、そうだよな。街の運営は一人で行えるほど楽じゃない」
露野勲:「そんなところだ。クソ暑い……ビールあったかな……」 冷蔵庫を探る。
風見将吾:「昔から、おえらいさん方が集団で転生してきたと考えるほうが余程わかりやすい」
仁奈川伊由:「ねえ、昼間あ」その後ろ姿に文句をつける。
壱条ゆゆ:「流石に想像しがたいわね……だいたい風見」
壱条ゆゆ:「あなただって他人事じゃないんじゃないの。今のうちに当主確認したら」
露野勲:「今日はもう店じまいだよ。なんかあれば毒は抜ける」 かしゅっ、とビールの蓋を開ける。 「……で?」
風見将吾:「違いない。うちも数字持ちだしな……」
露野勲:「将吾の方はどうだ?」
風見将吾:「勲の話からもわかるだろうが、コトは最近はじまったわけじゃない。殿様がいた大昔から始まってる」
風見将吾:「獣の神様に対する生贄。その見返りに得られた力。効率的な運用として考えられた転生と巫女」
風見将吾:「やっぱ、それら全部に星見博士が関わってるのは間違いないだろう。……が」
風見将吾:ばさりと資料を放る。 「陰陽術ってのは多岐に渡るんだ。せめてこいつの術系統くらいわからないと、身元も調べにくい」
露野勲:「いざなぎ流だとか、メジャーどころじゃないだろうけどな」
仁奈川伊由:資料を適当に拾い上げ、ウンザリした顔をする。
風見将吾:「いざなぎ流くらい現代に記録が残ってりゃあ楽なんだけどなあ」 肩をすくめる。
仁奈川伊由:「何言ってるか全然わかんない…」
風見将吾:「ということで、”星見博士はまだまだ謎だらけだ”というのがわかった。次は術式の詳細を調べる……ってところだな」
壱条ゆゆ:「本格的にオカルトね……」
露野勲:「得意分野がわかっていれば……と、これからの調査次第か。そっちはどうだ?」
仁奈川伊由:「星見塔満ねえ…」 資料を眺める。
壱条ゆゆ:「こっちは、とりあえずさっきの怪異の情報」
風見将吾:「そう。お前らなにやってたんだ?」
壱条ゆゆ:観音百足に関する本のページを開く。
壱条ゆゆ:「該当の文書探すの、だいぶ手慣れてきたわ」
風見将吾:星見塔胡著、の文字を見て露骨に嫌そうな顔をしてます。
風見将吾:「本当になんにでも関わってるなこいつは」
壱条ゆゆ:「悪政の擬人化。苛政は虎よりも猛し、っていうけど」
露野勲:「知らん妖怪だな。百足といえば古典だが、妙な説話が残ってるな」
壱条ゆゆ:「こっちはまるで百足のよう、って方向みたい」
壱条ゆゆ:「縁起は悪いけどね、それだけよ。で、それともう一つ……」
壱条ゆゆ:伊由ちゃんのほうを見る。
仁奈川伊由:「ん」 頷く。
仁奈川伊由:「さっき、警察の…向井署長さん。から話を聞いて…二人にも聞いてほしくて」
仁奈川伊由:そう言って、電話で聞いた話をそのまま話します。繭玉を持っていた父の変貌について。
露野勲:「……嫌なことを聞いちまったな」
風見将吾:「これまで潰してきた怪異どもも、元は人だった可能性があるってのか?」
壱条ゆゆ:「どちらかっていうと」
壱条ゆゆ:「取り込まれる、って印象がある」
壱条ゆゆ:話を聞いた限りでは。怪異に代価を捧げて力を得るうちに、自分自身を失ってしまう
露野勲:「なってたまるかよ。……怪物なんかに……」
露野勲:「冗談じゃねえ」
壱条ゆゆ:「でも、貴方たち三人の場合、怪物自体がまだ出てきていない」
壱条ゆゆ:「……出てきてないわよね。実は裏で話してるとかやめてよ?」
露野勲:「ンなわけあるか!」
仁奈川伊由:「ないない、ないわよう」
風見将吾:「むしろそうだったら手っ取り早かったな。裏のメカニズムが体感できるんだから」
風見将吾:「……繭、調べれば調べるほどヤバい代物だが」
仁奈川伊由:「やめてよ~」風見さんを見る。
風見将吾:「なんで夏祭りで配布なんかしてたんだ。絶対おかしいだろ……」
露野勲:「市販していい代物じゃない」
壱条ゆゆ:「そこも気になるけど……」
露野勲:「……あのときの夏祭りで、何が起きたか……やっぱりそこに戻ってくる」
仁奈川伊由:「…配布って言うけど…」
仁奈川伊由:「二人とも、繭玉、九段先輩にもらったって言ってなかったっけ」
壱条ゆゆ:「……うん」
風見将吾:「そうだ。その先輩本人は────なんだっけ。おばあさんにもらった、だっけか」
壱条ゆゆ:「私たち三人と……正確には、一つはあの市長の怪異に渡ったものは」
露野勲:「そうだな。そこも謎だ」
仁奈川伊由:「…おばあさんねえ」 ムッとする。
壱条ゆゆ:「十海家の宝物。盗まれたものが流れ流れて……って可能性もあるけど」
壱条ゆゆ:「それこそ、今から考えても分からないことね」
風見将吾:「過去に戻って聞き込みできるわけでもないしな」
露野勲:「今年、このいつもと違う大きな祭りで、何かわかれば……いや、何が何でも突き止める。こんなチャンスは二度もない」
露野勲:「調査は続行だな」
風見将吾:「……勲。俺もお前も、毎年そう思っては何の手がかりも掴めてこなかった」
風見将吾:「いけると思うか? 今年こそ」
露野勲:「やる」
露野勲:「じゃなきゃ、……なにも始まらないし、終わらないんだよ」
風見将吾:「そうか。……そうだな」
風見将吾:「やるとしよう。今回こそ、きっちりとな」
壱条ゆゆ:「空回りしないようにね。男二人」

GM:ロイスと購入が可能です
仁奈川伊由:ロイスなんと全部埋まってしまいました
風見将吾:ロイスどうしようかな~ 敵にも1枠か2枠くらい残しておきたいけど
風見将吾:とりあえず購入しよ。応急手当キット。
仁奈川伊由:応急手当を確実に何個か取得しておこう 応急手当買います
露野勲:将吾くんにロイス 風見将吾/連帯感〇/脅威 で!
風見将吾:あっでも露野さんに取ろうかな
壱条ゆゆ:私も残り一つ!
仁奈川伊由:7dx+1>=8
DoubleCross:(7DX10+1>=8)→5[2,2,3,5,5,5,5]+1→6→失敗

風見将吾:2dx+1=>8
DoubleCross:(2DX10+1>=8)→5[5,5]+1→6→失敗

仁奈川伊由:なっ!?
風見将吾:ほげげ
仁奈川伊由:風見さんにバディムーブあげる!
風見将吾:ニナんちゃ!
露野勲:こっちも応急手当を買うぞッ
仁奈川伊由:+3してね!
露野勲:2dx+2>=8
DoubleCross:(2DX10+2>=8)→7[3,7]+2→9→成功

風見将吾:冷蔵庫のアイスモナカ食べていいよ!
露野勲:GOODこれで二つ
仁奈川伊由:いやったー!!
壱条ゆゆ:応急はもうあるし、とりあえず強化素材
風見将吾:達成値は9。購入成功!
露野勲:私の事務所の冷蔵庫が…
壱条ゆゆ:2dx+5
DoubleCross:(2DX10+5)→7[6,7]+5→12

壱条ゆゆ:失敗! 以上
露野勲:以上でターンエンド
壱条ゆゆ:ロイスも保留だ
風見将吾:-幼馴染/露野勲/信頼○/食傷/ロイス こうかな~
仁奈川伊由:ターンエンドです~
風見将吾:購入したキズアワワをカバンにしまってターンエンドです

ミドル3

GM:----
GM:ミドル3
GM:引き続き情報収集シーン
GM:シーンプレイヤーは風見さん
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(41→46)
風見将吾:エヤッ
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→9)増加(46→55)
仁奈川伊由:ギャッ
露野勲:1d10+53
DoubleCross:(1D10+53)→8[8]+53→61

露野勲:オゴッ
壱条ゆゆ:1d10+48
DoubleCross:(1D10+48)→1[1]+48→49

露野勲:maa
仁奈川伊由:ズルだ!
露野勲:まあ…最強のDロイス使いだから大丈夫か
仁奈川伊由:そうじゃん…!

・星見塔満について 情報:UGN10
(TIPS)八開寺について 情報:裏社会or知識:歴史6

GM:が今調べられる情報です
仁奈川伊由:ふたつとはね
仁奈川伊由:タワーマンは…ホホホ この仁奈川におまかせあれ
風見将吾:あっそれだけか!
風見将吾:タワーマン!
露野勲:露野はダイスボーナスが発生したので情報クソザコじゃなくなりました
露野勲:なので皆さんの結果を見てから降りに行きましょう、がんばってね!
仁奈川伊由:星見塔満について について、情報:UGNでコネ使い調べます~
壱条ゆゆ:じゃあ裏社会で私がハッカイジさんに行こうかな
GM:アクセスコードも使えますよ
露野勲:あっそうだアクセスコード
仁奈川伊由:9dx+2+2ヒロちゃんのアクセスチップの効果も載せます!
DoubleCross:(9DX10+4)→9[1,1,3,8,8,8,9,9,9]+4→13

風見将吾:じゃあためしにふっちゃお~と思ったけど
露野勲:ウェーイ!
仁奈川伊由:ヒロちゃん効果!
風見将吾:アクセスコード使うなら見てようかな
風見将吾:あっ使った
GM:成功
壱条ゆゆ:2dx+2
DoubleCross:(2DX10+2)→9[7,9]+2→11

壱条ゆゆ:こっちも成功!
露野勲:ヤッタァー!
仁奈川伊由:すごいぜ!
GM:こちらも成功
GM:では先に八開寺から

(TIPS)八開寺について
八開寺家。
十海藩の頃からある寺の住職の家系で武士も兼ねる。
全国の寺院との繋がりを担当し外交や諜報を司る。
八方に開かれた寺であると同時に八戒を戒める。
八の海。

風見将吾:ぶた!
壱条ゆゆ:ぶたて
壱条ゆゆ:僧兵だ
GM:でも馬なんだよね
仁奈川伊由:おかしいなあ
壱条ゆゆ:十二支に豚はいない
GM:そして星見塔満はイベントが発生します
風見将吾:おっ
仁奈川伊由:おお!

GM:君達はアクセスコードを使いUGNのデータベースに接続した。
システム音声:『アクセスコードを承認』
システム音声:『星見家へのアクセスを申請、承認します』
GM:仁奈川さんのUGN端末から声が聞こえる。
仁奈川伊由:「な」 キーボードを動かす手を止める。
子供の声:「はい、こちら星見本家」
仁奈川伊由:「えっ」動揺。「有人!?」
風見将吾:「つ、繋がった……マジか」
仁奈川伊由:「データベース閲覧できるとかでなくて……?!」
露野勲:「誰だ? 星見本家ってことは、その星見か?」
子供の声:「ご当主不在につき、僕。星見塔夜が対応しますね」
星見塔夜:「ご用件はなんでしょうか」
壱条ゆゆ:「あ、ええと……」
壱条ゆゆ:これはUGNから対応した方が良いのか?
露野勲:「任せた、UGN支部長代理」
仁奈川伊由:「うえっ」
風見将吾:調べたのはニナんちゃ!
風見将吾:「ヒロさんの代理なんだろ。ほら、しっかり対応しろ」
仁奈川伊由:「わ…分かったわよ! ゴホン」
仁奈川伊由:「えっと…こちら、十海市支部付チルドレン、《キツネツカレ》です」
仁奈川伊由:「この十海市で昔に活動していたっていう、星見塔満って人について調べていて…」
仁奈川伊由:「その人の、術式?が、知りたいんです」
仁奈川伊由:「………素人でも分かるような感じで……」
星見塔夜:「あれ?十海市は火渡さんの担当地域だったと思うんですが」
星見塔夜:「あ、アクセスコードも火渡さんのですね」
仁奈川伊由:「直接、ヒロちゃ…火渡に渡されたんです。使っていいって」
仁奈川伊由:「二人だけの支部なんで。代理です」
星見塔夜:「支部?えーと」
星見塔夜:「データ上では担当地域ではありますが」
星見塔夜:「そう問題があるような報告は上がってませんが」
星見塔夜:「まあ、いいか」
仁奈川伊由:「………」目を見開く。
星見塔夜:「えと、すいません。いまUGNは結構忙しい状態でして」
露野勲:(だよな。UGNは暇だったことなんてない)
星見塔夜:「家の祖母、つまりは御当主とかその他が全国に派遣されている状況なので」
星見塔夜:「僕でわかる範囲でよければで良いですか?」
仁奈川伊由:「いいです、大丈夫」
仁奈川伊由:「それだって、あたしみたいな素人よりよっぽど詳しいだろうから」
星見塔夜:「星見…何でしたっけ。塔満?どのくらいの年代の人ですかね」
仁奈川伊由:「ええっと」ガサガサと、机に広げた資料を漁る。「…応仁の乱……ってあったよね」
星見塔夜:「最近ではそういう名前の人は居ないと思うんだけど…」
星見塔夜:「応仁の乱?」
風見将吾:「十海の地を、箕厨戸師直って領主が治めてた頃だ」
仁奈川伊由:「なに時代だっけ? 鎌倉?」
風見将吾:「時代は……時代……」
露野勲:「1465~1480前後」
星見塔夜:「じゃあ、大祖の1人の塔満様か、へぇー」
星見塔夜:「えーとですね」
壱条ゆゆ:「資料が残ってるの?」
露野勲:「だいたい15年くらいに絞って……って太祖? そんな大物か」
風見将吾:「ああわかった。鎌倉だな」
星見塔夜:「まずは、うちの家について何ですが」
星見塔夜:「その感じだとそこから軽く説明した方が良いですね」
星見塔夜:「災禍封印が生業というかお仕事って感じの家柄です」
仁奈川伊由:「……良い人達そう」
星見塔夜:「デカい化け物とか呪いとかを退治するんじゃなくて」
星見塔夜:「とりあえず蓋だけしたり時間稼ぎに何かに仕舞っとく」
星見塔夜:「そういうのの専門家です」
露野勲:「”魔法使い”どもより、だいぶ公務員に近い」
星見塔夜:「時間をかけて災いが弱まったりするのを期待できたらいいなー」
星見塔夜:「くらいのだいぶ後ろ向きな対処ですね、ははは」
仁奈川伊由:「原因を処理するわけじゃないんだ…」
壱条ゆゆ:「でも、今はUGN所属ということですね?」
風見将吾:「アプローチ自体は悪くないな。人の心に根ざすような怪異は、栄養を絶たれれば弱体化して消える事も多いし」
星見塔夜:「災い避けと言っても良いですね」
星見塔夜:「元々は災いを予知する部署、まあ予報かな」
星見塔夜:「御所の陰陽寮の星見の塔って部署の一派なので」
星見塔夜:「職業性として星見になったらしいです」
星見塔夜:「その最初のメンバーの一人が塔満様ですね」
仁奈川伊由:「星見博士だった、今は苗字の、星見塔満!」
仁奈川伊由:「超ビンゴじゃん」
風見将吾:「星見や天文ってのは、陰陽術の中でも一番修めるのが難しいと聞いたが」
風見将吾:「やっぱ相当なエリートだったわけだな?」
星見塔夜:「この人は蘆屋道満の術と記憶の一部を受け継いだと言われる大物で」
星見塔夜:「公家からの信頼も厚かったそうです。都から厄災を避けるプロって感じかな」
仁奈川伊由:「あっ、そうだ、術式よね、術式」
仁奈川伊由:「それが聞きたかったのよね」風見さんを見る。
星見塔夜:「ま、やり口は結構エグイですね。まあウチはそういうの手段を選ばなかったみたいで子孫が苦労してるんですけど」
露野勲:「じゃ、ドーマンセーマンのドーマンの方だろ」
風見将吾:「ああ。仮に現代まで生きているにしても、術式がわからんと本人を探すこともできん。……のだが……」
風見将吾:「……これ、こいつに直接聞けばいいんじゃないか……?」
星見塔夜:「都の災いをヨソの土地にひょいと持って行くタイプ」
星見塔夜:「っていうとわかりやすいかも」
風見将吾:「それは、こう」「民間伝承(フォークロア)を伝播させるように?」
星見塔夜:「ん?そういう話はあまり」
星見塔夜:「僕達はだいたい何かを封じたり閉じ込めたりする術を受け継いでます」
壱条ゆゆ:「ええっと、その開祖の人は封じ込めたものを」
星見塔夜:「僕の場合は”匣庭”。従妹は”鳥籠”みたいに」
壱条ゆゆ:「余所に持っていって、禍を遠ざけた、とする手段を使っていたってことですか」
星見塔夜:「そうですね。塔満様は”コトリバコ”だったかな」
露野勲:「本当に道満の流れを汲む術だとすれば、式神使いは十八番だ。そりゃ得意だろ」
露野勲:「……聞きたくねえ響きのアイテムが出てきたな」
風見将吾:「怪異をそんなペットボトルみたいに捨てるんじゃないよ」
仁奈川伊由:「?」首を傾げる。
星見塔夜:「都に集まった怨念を集めて澱みを貯める」
星見塔夜:「そういう呪詛を扱える人だったようですよ」
露野勲:「仁奈川、お前、ネットの怪談もぜんぜん読まねえのか」
仁奈川伊由:「ここ来る前は、星座占いすら避けてたし…」
壱条ゆゆ:「ネットの有名な話なの」
壱条ゆゆ:こちらも詳しくは無い。
仁奈川伊由:「えっ、ゆゆちゃんも知ってるくらいなんだ」
壱条ゆゆ:「いや、私も中身は全然」
星見塔夜:「子を取る箱でコトリバコだったり災いの鳥だったり」
星見塔夜:「ま、色々ですけど」
星見塔夜:「滅茶苦茶人が死ぬ代わりに悪いモノを引き寄せるって感じです」
仁奈川伊由:「ビンゴじゃん………」
露野勲:「兵器としては優秀だな…」
風見将吾:「術式と身元がわかったところで、単刀直入にお聞きしたいんだが」 横から塔夜くんに。
星見塔夜:「はい」
風見将吾:「その塔満先生が、十海市で現在起こってる様々な怪異に関わってる可能性がある」
風見将吾:「実際、塔満先生はご存命だったりするのか? そうでなかったら、どこを調べればいい?」
星見塔夜:「塔満様は一応死んでるはずです」
星見塔夜:「確かに応仁の乱ですよね」
壱条ゆゆ:(一応って何)
仁奈川伊由:(一応って言った…)
星見塔夜:「その頃に都に現れた禍つ星を」
星見塔夜:「呪詛を使って海に落とした際に」
星見塔夜:「その土地の呪詛に呑まれて死んだと」
星見塔夜:「それが十海なのかな、多分」
露野勲:「……本当に死んでる可能性が低くなってきたな……」
星見塔夜:「うーん、どうでしょうね」
風見将吾:「めちゃくちゃきな臭いな。本当に死んでるかどうかわからん奴が、儀式の大本に関わってるんじゃねえか」
星見塔夜:「使うと使った本人も死ぬくらいの呪いではあるので」
壱条ゆゆ:「星見家には、たとえばその」
星見塔夜:「生きてるというのは?どうしてそう思われるんですか?」
壱条ゆゆ:「死んだ人が子供か子孫かに乗り移って生き長らえる、みたいな伝説はありますか?」
星見塔夜:「あまり聞いた事はないですね」
壱条ゆゆ:「そういうことをしていると自称する方がこちらに何人かいます」
星見塔夜:「ただ、そう言う事を研究してた人が居たような気がします」
仁奈川伊由:「それって」身を乗り出す。
星見塔夜:「えーと、家を出ちゃったんですよね。その人」
仁奈川伊由:「星見塔湖、じゃない?」
星見塔夜:「あ、そうです。星見塔胡」
風見将吾:「星見塔胡ってな、何者だ? 名前的におたくんちの関係者だよな?」
露野勲:「もう失踪済みってわけか」
星見塔夜:「”蟲籠”の塔胡って人で戦後くらいの人です」
星見塔夜:「全国の怪異の実地調査をしていて」
星見塔夜:「家を出たらしいですね、その辺の詳しい事は僕は良く知らないですが」
風見将吾:「可能性としては、こっちがマスターフォークロアか……」
風見将吾:「戦後。つまり本来ならよぼよぼの爺さんか、もう死んでてもいいくらいのはずだ」
星見塔夜:「ご当主なら知ってると思うんですが」
露野勲:「首輪つけて引き戻してほしいくらいだぜ」
星見塔夜:「何しろいま、全国的に怪異が出てるらしくてUGNはその対処に追われてるんですよ」
星見塔夜:「そちらも、そう言う感じですか?」
露野勲:「旧日本陸軍が絡んでなさそうな部分は何よりだけどな……室町以前の陰陽師かよ。面倒だな……」
星見塔夜:「確かFH勢力圏らしいですが特に問題なしって事で」
露野勲:「これが問題なしっておかしいだろ」
星見塔夜:「UGNはあまり干渉しない状況だと記録されてますが」
仁奈川伊由:「全国的に怪異…? あっ、えっと」
星見塔夜:「何か変な怪異らしいですよ。作り物っぽいって塔馬さんは言ってたなあ」
壱条ゆゆ:「あまり想像したくない状況ではあるけど」
星見塔夜:「式神とかそう言う類の姿を模した…絵みたいな?」
露野勲:「!」
風見将吾:「……ヒロさんが忙しくなったって言うの、これか」
露野勲:「芸術卿……あいつがぶつぶつ言ってたのは、かなり核心に近かったのか……?」
星見塔夜:「脅威度は高くないんですけどUGNの足止めなんじゃないかとか」
壱条ゆゆ:「一体何をしようとしてるのよ……」
星見塔夜:「なので、そちらへUGNの応援が欲しいとかいうのがあれば」
星見塔夜:「時間かかりそうだと思いますね」
仁奈川伊由:「……うん」
星見塔夜:「そちらの状況はどうなんですか?」
仁奈川伊由:「…問題ありまくりです。ヤバいの」
風見将吾:「鎌倉時代だかに考えられた儀式が未だに改良されて続いてるし、怪異はすでに街のシステムの一部に組み込まれてる」
風見将吾:「そして今度の祭りで、更にそのシステムが大改修を受けてパワーアップする予定だそうだ。たまらんよな」
星見塔夜:「儀式…」
風見将吾:「……止めるにはどうすりゃいい?」
風見将吾:「こんな古臭い儀式も、巫女も神もうんざりだ。絶対に止めるし、真相を暴きたい」
星見塔夜:「具体的な兆候があれば推測できるかな」
星見塔夜:「何か街に異変が起きてるとか」
仁奈川伊由:「…ある」
仁奈川伊由:「変な、極彩色の花をいろんなところで見ます」
仁奈川伊由:「あと、なんか…わかんないけど、すぐそこになんかよくないものがいる、って感覚」
星見塔夜:「…!!」
星見塔夜:「それって、何かこう生贄的な儀式の話ですよね」
仁奈川伊由:「そうよ。うん。生贄が捧げられて、その代わりに願いを叶えてもらえるんだって」
星見塔夜:「じゃあ多分、幻灯境かも」
仁奈川伊由:「あっ」目を見開く。
仁奈川伊由:「幻の塔?!」
星見塔夜:「本来は異界に魔物を封じる術なんですけど」
星見塔夜:「その異界を浮上させているのなら、恐らく」
星見塔夜:「幻の塔、それです」
星見塔夜:「道満の術式の系統なので」
星見塔夜:「街に石塔を5つ配置しているはず」
星見塔夜:「それで異界を街に侵蝕させているわけです」
露野勲:「ああ。五芒星か」
星見塔夜:「レネゲイド風に言うと領域って感じかな」
露野勲:「それに近い五つの要を使ってるわけだな」
星見塔夜:「それを発見して破壊すれば止める事は出来ると思いますが」
星見塔夜:「隠蔽の術とかもあるので発見は難しいかもしれません」
風見将吾:「そこは大丈夫だ。こっちには捜し物のプロフェッショナルがいる」
星見塔夜:「あ、でも花が見える人が居るなら見つけやすいかもしれませんね」
星見塔夜:「普通は術者以外には見えないハズだから」
仁奈川伊由:「そうなの?」
露野勲:「……だ、そうだ、UGN支部長代理」
露野勲:「責任重大だな」
仁奈川伊由:「……あたしがいなきゃ、親玉の計画を止められなくてマズいってわけね」
星見塔夜:「何かあったら連絡をください、アドバイスくらいならできるかもしれないので」
仁奈川伊由:「うん。ありがとうございます。いろいろ聞きそう」
壱条ゆゆ:話の質の違いにくらくらする。
GM:ではいったん通話が切れます
仁奈川伊由:「……あのね」振り向く。
風見将吾:「最初からこいつに連絡しときゃよかったな。資料をひっくり返してたのはなんだったんだ……ん?」
仁奈川伊由:「真園が…いつものオカルト話みたいな感じで、言ってたの。幻の塔の噂があるんだって」
仁奈川伊由:「この街で、夏祭りの時期にだけ現れる石灯籠があるんだって」
壱条ゆゆ:「ちょっとそれ真園さん大丈夫?」
壱条ゆゆ:「探しに行ったりしてないでしょうね」
仁奈川伊由:「止めた! それは大丈夫」
仁奈川伊由:「だけど…、だから、あるんでしょ。どっかに。5つの石塔が」
風見将吾:「ああ、オバケ灯籠か! 昔調べた時はタダの怪談話だと思って、適当に流してたが」
露野勲:「攻略する相手がわかったな」
風見将吾:「なるほどな。滅多に見えない石塔……なるほどなるほど」
風見将吾:「そいつを探してブッ壊して、まずはクソ儀式を阻止する。でよさそうだな」
仁奈川伊由:「うん。…残念ですけど、UGNからの援軍はなさそうです」
仁奈川伊由:「あたしたち4人で、がんばろ」
壱条ゆゆ:「今更、この状況を分かってない人が来ても力にはなれないでしょう」
壱条ゆゆ:(コレクターズセルとも沢山やりとりしてるし……)
壱条ゆゆ:「でも、筋道が見えたのは助かったわね」
風見将吾:「何をすればいいかわからない、ということしかわからない──そういう状況もよくあったからな」
風見将吾:「ニナちゃんの目が頼りだぞ。ガンバれよ」
露野勲:「追い詰めてやる……」
仁奈川伊由:「うん…はは」
仁奈川伊由:「あたしだけにしか見えないのが、役に立つなんてね」
仁奈川伊由:「変な感じ」
露野勲:「いまは、そのための目がある。やれる……! 離れるなよ、仁奈川伊由。今度は……」
露野勲:(今度は)
仁奈川伊由:露野さんを見る。
露野勲:その先を言うことはやめておいた。 彼女とは関係ない。そのはずだからだ。
露野勲:「今度は俺がお前を当てにする」
仁奈川伊由:「……そう。ありがとう。だったら」
仁奈川伊由:「あたし、離れないから」
仁奈川伊由:「あたしから目を離さないで。絶対にね」

GM:ロイスと購入が可能です
露野勲:ロイスはここは保留…… 応急手当キット
露野勲:2dx+2>=8
DoubleCross:(2DX10+2>=8)→4[1,4]+2→6→失敗

露野勲:おわり!以上です。
仁奈川伊由:勲!
仁奈川伊由:バディムーブあげます
壱条ゆゆ:ロイス保留!
風見将吾:ロイスは無しで。HPが増加した露野さんのことも考慮すると、回復はいくらあってもいい……!
風見将吾:応急手当キットを狙います。
風見将吾:2dx+1=>8
DoubleCross:(2DX10+1>=8)→10[7,10]+4[4]+1→15→成功

仁奈川伊由:すごいの買ってる!
風見将吾:よしよし。三つ目を買えました。
壱条ゆゆ:ブルーゲイル狙おう
壱条ゆゆ:2dx+5
DoubleCross:(2DX10+5)→4[1,4]+5→9

壱条ゆゆ:むり
仁奈川伊由:露野さんも達成値+3して応急手当買ってね!
仁奈川伊由:すごい服買います
露野勲:ワァ…
仁奈川伊由:7dx+1>=10
DoubleCross:(7DX10+1>=10)→9[1,3,3,5,6,6,9]+1→10→成功

露野勲:いただきました!3つ目の応急手当!
仁奈川伊由:買った!ピッタリ!
仁奈川伊由:装備します
GM:会話によって開示された情報を貼っておきます。
GM

・星見塔満について1
室町期に活躍した蘆屋道満の知識と技術を受け継ぐと言われる星見塔の陰陽師。
厄災避けの専門家で“コトリバコ”と呼ばれる澱みを集める術を使う。
都に禍ツ星が現れた際に朝廷に請われその星を海に落とした。
その際に死亡したと言われている。
高額の報酬を要求するタイプ。

GM
・星見塔満について2
星見家は厄災避け、厄災封じの一族。
怪異を倒すというよりも封じたりする事で問題を先送りにしている。
時間をかけて災厄が弱まれば良し、そうでなくても将来的に倒し方が編み出されれば良いという考え方。
捉えた怪異を使役する術を使う。

GM
・星見塔満について3
星見塔胡は戦後に活動していた星見家の1人、蟲籠の塔胡。
各地の調査を担当しており噂話や歴史、逸話に詳しい。
怪異、及び怪異譚の蒐集任務中に消息を絶った。
本家からは家を抜けたと認識されている。

GM
・星見塔満について4
現在、十海で展開されているのは塔満の術式である幻灯境。
本来は異界に厄災を鎮める術だが、逆に沈めた厄災を浮上させることもできる。
隠蔽された石塔を五芒星に配置し一体を異界に侵食させる。
石塔を見つけ出し破壊すれば術の進行を止める事が出来る。

GM
・星見塔満について5
現在UGNは各地で発生している怪異の対処に追われていてうまく機能していない。
その為、支援は期待できない。
発生した怪異はどこか作り物のような存在らしい。

GM:以上です

ミドル4

GM:石塔を破壊していく判定のシーンです
風見将吾:そうだ、石塔をぶっ壊せばヤバ儀式を阻止できるんでしたね
風見将吾:いっぱい壊すぞ~
壱条ゆゆ:撤去撤去だ
露野勲:★石塔を壊せ!
仁奈川伊由:うおお~!
GM:まず石塔を探索し発見できれば破壊の判定になります
壱条ゆゆ:おらーっ 公道に置く場合は使用申請を出せーっ
GM:発見には 知識:オカルトor知識:民俗学or情報:裏社会で目標値12 が必要ですが
GM:仁奈川さんの場合は自動成功で発見できます
仁奈川伊由:えっすごい
風見将吾:見えるもんね
仁奈川伊由:そう!あたしの"目"ってワケ!
壱条ゆゆ:優秀だねえ
GM:花や気配が濃い場所を視る事が出来るので
GM:見つけたらそれぞれの石塔を破壊する判定を行い
GM:全員の手番が終わると1ラウンド経過になります
露野勲:なるほど…ラウンド制…
風見将吾:ニナちゃんと一緒なら、ニナちゃんに見つけてもらって他3人が殴るって感じでいいのかな
風見将吾:殴るたびに判定が必要なわけではない?
風見将吾:(見つけ判定)
GM:ラウンド終了時のクリナップに 残った石塔×1d10点 儀式の進行度が上がりますので
壱条ゆゆ:でも何個あるか分からないよ
GM:石塔は五個
露野勲:5個だという噂
仁奈川伊由:五芒星のファイブ!
壱条ゆゆ:あっそうか 五芒星
GM:残っていると儀式の進行度がモリモリあがります
GM:上がりすぎるとデメリットがあるので
GM:効率よく破壊していきましょう
露野勲:ラウンド制なら登場せざるを得ない!
風見将吾:はーい 登場しよっと
仁奈川伊由:登場!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→1)増加(46→47)
壱条ゆゆ:1d10+49
DoubleCross:(1D10+49)→4[4]+49→53

風見将吾:1しか出てないンワ
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→3)増加(55→58)
露野勲:1d10+61
DoubleCross:(1D10+61)→1[1]+61→62

仁奈川伊由:すごいねえ風見さん
露野勲:YES
GM:低めだ
壱条ゆゆ:でもダイスボーナスほしいよ~

GM:どくん、と鼓動のような音が聞こえた。
GM:咲き乱れる花を見る事ができない君達にも、何かが始まった事が感じられる。
GM:そして、それを見る事が出来る少女の瞳には。
GM:花が次々と咲き。
風見将吾:「嫌な感じがしたな。ホラー映画ならBGMが変わるタイミングだ。……おいニナちゃん、なんか見えるか?」
GM:街の人々にも小さな芽が付いている者が居るのがわかるだろう。
仁奈川伊由:「なんか、どころじゃなくて…」
仁奈川伊由:毒々しいほどに鮮やかで綺麗な花畑と化した街。
仁奈川伊由:「花ばっかりで、ねえ、なんか…あの人、芽が生えてる」
露野勲:「ああ? 人間に?」
風見将吾:「ピクミンかよ」
仁奈川伊由:通行人を指さす。「うん。みんな、わかんないの?なんか変な感じしない?」
壱条ゆゆ:「私には見えてないわ」
壱条ゆゆ:目を細めて凝らしているが。
風見将吾:「とりあえず、放っておくとピクミンがどんどん増えるし町はお花畑になるってことだよな」
風見将吾:「石塔とやらを探して壊そう。それっぽいのがニナちゃんに見えてないってことは、少なくともこの辺にはないんだろ?」
露野勲:「ぜんぜん見えねえ。……儀式の阻止が先だな」
露野勲:「その”芽”が成長したら、ロクなことにならなさそうだ」
壱条ゆゆ:「町の外周部ってことになるのかしら」
仁奈川伊由:「ん~…、いろんなところから気配があって、まだよくわかんない」
仁奈川伊由:「とりあえず、辿れそうなところから行ってみるね。ついてきて」

ミドル4-ラウンド1

GM:石塔の探索が行えます
GM:知識:オカルトor知識:民俗学or情報:裏社会で目標値12
仁奈川伊由:仁奈川が判定!自動成功させます!
GM:では自動成功で発見
風見将吾:えらいぞ~
露野勲:やったい!
GM
GM:君達のいる場所からほど近く。
GM:メインの大通りから外れた空き店舗ばかりの閑散とした商店街の一角にある空き地にそれはあった。
GM:だが、その周囲には無数の観音百足が蠢いている。
風見将吾:これ、ニナちゃん以外は百足ちゃんは見えてると思うんですけど
風見将吾:ニナちゃんが見つけたから、1個めの石塔は我々もみえてるんですかね?
風見将吾:目をこらすとなんかそれっぽいのがある……みたいな感じなのかな
壱条ゆゆ:セットで認識迷彩起きているのでは
GM:そうですね、場所を指示してもらった後なら
GM:目を凝らせばぼんやりと認識できます。
風見将吾:ムン!
仁奈川伊由:花が多く咲いているところを歩く。狭い路地を無理やり通ったりして。
露野勲:「……おい。なんか……」
仁奈川伊由:「あ、ここに出るんだ……」
露野勲:「なんか大量発生してるぞ」
壱条ゆゆ:「気色悪い……」
GM:石塔はぼんやりと見えるがそれを覆い尽くすように百足が絡みついているので。
GM:これを排除しなければ破壊は難しいでしょう。
仁奈川伊由:「うわっ…ほんとだ、石塔に絡みついてるのわかる?」
仁奈川伊由:ゲッソリした顔をしてる。「ちょーキモい」
風見将吾:「石塔は正直、未だに見えたり見えなかったり程度なんだが」
風見将吾:「ムカデがいい目印になってるな。超キモい」
露野勲:「仏教由来の石塔、って感じじゃねえな。もっと別系統か……まあ、仕方ねえ」
露野勲:「害虫駆除だ」
風見将吾:「こういうとき、遠距離攻撃できる能力者が羨ましくなるぜ。やるか……」
壱条ゆゆ:行動値順?
GM:いえ
GM:まずこの石塔の破壊ですが。
GM:80点のダメージを与えると破壊可能です。
GM:ボーナスとして。
GM:範囲攻撃だとダメージが6倍。
風見将吾:14万!?
仁奈川伊由:何ィ!?
風見将吾:6倍はすごい
壱条ゆゆ:6wwwww
GM:対象が増えるエフェクトだと増やした数だけ倍数で増える。
露野勲:しゅごい
GM:百足が沢山居るので。
壱条ゆゆ:kore
GM:範囲攻撃が効果的です。
仁奈川伊由:導ける!
壱条ゆゆ:百足が6トループ分いるってことじゃん
露野勲:めっちゃうじゃうじゃいる!
風見将吾:どうしましょっか。露野さん、範囲攻撃すると侵蝕めちゃくちゃ上がっちゃうんですよねたしか
壱条ゆゆ:今一番高いですもんね、勲さん
露野勲:あがっちゃいま~す へぼコンボでも10くらい上がるので、
露野勲:まだ余裕のある人が先にやってくれると嬉しいです!
風見将吾:じゃあ風見が!
仁奈川伊由:ぜひにだぜ
風見将吾:風見はシーン1回異形の祭典があるので、2体までなら殴れます。うまく回れば1回で落とせるゾ
風見将吾:ということで行動してもいいですか? >GM
壱条ゆゆ:風見ゆゆペアでぶっ壊してみよう
GM:どうぞ
壱条ゆゆ:あ、待った!
壱条ゆゆ:すいませんすっかり忘れてた
壱条ゆゆ:バトルトレーニング使用して良いですか…………
仁奈川伊由:攻撃力+2
仁奈川伊由:の効果!
風見将吾:シナリオ有効!
壱条ゆゆ:全員このシナリオ間ダメージ+2。
仁奈川伊由:ゆゆっち素敵よ!
露野勲:トレーニングしました!
風見将吾:登場PCだから全員が出てる時に使う必要があるんだ、これ
露野勲:リングフィットアドベンチャーやった!
GM:イイヨ
仁奈川伊由:ビクトリー!
壱条ゆゆ:やったー! ありがとうございます!
風見将吾:バトルトレーニング演出の前にこっちも判定しちゃお。マイナー骨の剣+死招きの爪で武器を作成。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6(→6)増加(47→53)
風見将吾:で、《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《異形の祭典》。2体攻撃なのでダメージ2倍です。
露野勲:うおおお! しょーうご!しょうごしょーうご!
風見将吾:9dx7+6
DoubleCross:(9DX7+6)→10[1,1,1,2,2,4,7,8,8]+10[5,8,9]+10[5,10]+4[4]+6→40

風見将吾:これは勝てる!
仁奈川伊由:おお~~!!
風見将吾:5d10+2d10+13+30
DoubleCross:(5D10+2D10+13+30)→30[8,9,4,6,3]+14[9,5]+13+30→87

風見将吾:あっ固定値が違う
風見将吾:12+25です。6下がって81。
風見将吾:これ祭典なしでも破壊できてない?
GM:で、できますね
風見将吾:しかもバトルトレーニングの+2入れてない! 83だ
壱条ゆゆ:風見、いつの間にこんなに強く
仁奈川伊由:すごいぜしょうご
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を8(→8)増加(53→61)
風見将吾:リングフィットアドベンチャーをやったのさ
GM:2倍で166点…
風見将吾:ゆゆんちゃ、バトルトレーニング演出する?
仁奈川伊由:圧・倒・的
風見将吾:演出するならそれに合わせてうまいこと攻撃するょ
壱条ゆゆ:いや、特にしなくて良いよ~
露野勲:さすが…ミドルから80点以上のダメージとは…
風見将吾:じゃあちょっとだけ演出しよっと
風見将吾:「うーっヤダヤダ。触りたくねえ」
観音百足:「ぎちぎちぎち」
風見将吾:そう言いながら右足を煙化させる。鞭のようにしならせて天高く蹴り上げ、
風見将吾:「虫はこうするに限るよ、ホント!」
風見将吾:次の瞬間、長く伸びた右脚で思い切り踵落としを食らわせます。石塔ごと虫を踏み潰し、粉砕する。
観音百足:「ギチュッ…」
GM:石塔もろとも粉砕されます
露野勲:「お前、だんだん漫画みたいになっていくな……」
風見将吾:「だろ? ブックオフでワンピースを読んだ甲斐があるってもんだ」
仁奈川伊由:「うわっ…一発!?」
露野勲:「……なるほど。寄生獣よりは絵面がマシかもな」
仁奈川伊由:「? オタクっぽい会話ヤだ」
風見将吾:「わっ、ワンピースはオタクじゃないだろ!」
露野勲:「うるせえ」
壱条ゆゆ:「これで壊した……ってことでいいのよね?」
風見将吾:「一箇所はな。……あと4個も虫退治すんのか……」
壱条ゆゆ:「虫だけなら良いけどね……」
GM:周囲の異質な気配が少し落ち着いたように感じます
仁奈川伊由:「む…。気配、落ち着いちゃった」きょろきょろ見回す。
風見将吾:これもしかして、1個めを早々に壊しちゃったからゆゆ露野のどっちかはおさがし判定からやらなきゃいけないのか……w
GM:ですね
GM:でも早く見つけるとより有利
仁奈川伊由:「あたしの目だけだとマジで街中歩き回ることになるから、普通にアタリつけて探してもいいかも」
風見将吾:「五つってことはベーシックに五芒星か? きれいな星じゃないにしても、たしかにアタリはつけられるかもな」
風見将吾:「地脈が強いところとか、霊的加護が強いとことか……ま、探偵さんに任せるか」
露野勲:「わからないな。ドーマンだとしたら、九字の配列で不規則って場合もある……」
仁奈川伊由:「オタクっぽい……」
露野勲:「うるせえ!!」
露野勲:よ、よし…ここはあっしの裏社会で!
風見将吾:たのんます!
壱条ゆゆ:任せた!
GM:知識:オカルトor知識:民俗学or情報:裏社会で目標値12
壱条ゆゆ:伊由ちゃんはバディムーヴを構えて
露野勲:先に行きます!
仁奈川伊由:わかりやした!
露野勲:コネ:噂好きの友人 & スキル情報:裏社会レベル3 & ダイスボーナス+1!
露野勲:5dx+3>=12
DoubleCross:(5DX10+3>=12)→9[1,3,6,6,9]+3→12→成功

露野勲:ハイィーッ!
仁奈川伊由:勲~~!勲ッ!
風見将吾:うわピッタリ!
風見将吾:エグザイル・パワーだ
GM:成功ですね
壱条ゆゆ:やっるう~!
GM:海岸沿いの岩場に石塔が見つかります。
風見将吾:フナムシもいそう
露野勲:「陰陽道の系列だとしたら、そう無関係な配置にはしないだろ……。座標というよりは、五行に関係してるか……」
仁奈川伊由:「ゆゆちゃんは何言ってるかわかるの?」
壱条ゆゆ:「私もさっぱりなのよ。そういう話は」
GM:石塔を囲むように澱みが渦を巻いて結界のような状態になっているのがわかる。
露野勲:「水に関する場所、で総当たりしたら、結局こういうところだな。……いいから仁奈川、見ろ! 合ってるか!?」
仁奈川伊由:「は~い、はいはい…」
GM:死者の怨嗟が石塔の光に群がっているかのようだ。
仁奈川伊由:「…うん。あきらかになんか…あの、泥。淀みって言ってたっけ…」
仁奈川伊由:「あれが囲んでる。みんなもだんだん見えてくると思う」
仁奈川伊由:そちらを指さす。一見、何もない岩場。
壱条ゆゆ:「言われてみれば……?」
露野勲:「……。とにかく、これで当たりだろ!」
風見将吾:「たまにはオカルトの勉強してみろよ。この街で調査するなら絶対役立つぜ」
GM:この石塔は20点のダメージで破壊可能ですが、装甲が40点あります。
風見将吾:「さっさと壊しちまおう。また俺がやるか?」
露野勲:「壱条、例の火炎放射器猫で一掃できるか?」
風見将吾:40点!?
露野勲:ほわぁ…
壱条ゆゆ:ウェー
GM:装甲無視が有利です
仁奈川伊由:「そうね。ゆゆちゃんの猫に任せた方が良い気がする」
壱条ゆゆ:「やってみる。さっきから反応してるみたいだし……」
仁奈川伊由:なるほどね…
火車:にゃおん にゃおん
火車:澱みの気配にじゃれついている。
壱条ゆゆ:ただ60点ダメージはきついが、ラウンド進行だしな
壱条ゆゆ:一か八かやってみましょう
露野勲:ワンorエイト!
風見将吾:次ラウンドに装甲無視持ちのニナちゃんに攻撃してもらって、ここのゆゆんちゃは3つ目の感知をする とかはできないのかな
風見将吾:攻撃してもいいよ!
GM:別のを探索でも良いよ
壱条ゆゆ:破壊する前に他のを感知してもいいの?
壱条ゆゆ:じゃあそっちの方が良いかな……
仁奈川伊由:そうですね…w
壱条ゆゆ:訂正! 三つ目の感知に移るわ
壱条ゆゆ:コネ:専門家を使用 民俗学で感知
露野勲:民俗学!
壱条ゆゆ:4dx+5
DoubleCross:(4DX10+5)→7[1,2,5,7]+5→12

風見将吾:おおっ
仁奈川伊由:おお!
GM:成功しました
壱条ゆゆ:危ない~
露野勲:イェイイェイ
GM
壱条ゆゆ:「…………ん」
火車:にゃおん にゃおん
仁奈川伊由:「ん?」
GM:この街では神社への信仰が強くいまいちメジャーではないが。
GM:それでも寺が存在する。
GM:八開寺、その境内に石塔は存在した。
火車:澱みにじゃれついている猫たちが、別の方向に走ってゆく。
壱条ゆゆ:「他の石塔を見つけたみたい。ここのを壊したら追いかけましょう」
風見将吾:「マジかよ。便利だな猫レーダー……場所は?」
風見将吾:「タクシーでいける場所なら大変助かるんだが」
露野勲:「高台の方じゃないか? 寺がある方」
仁奈川伊由:「高台…あっち?」 気配で分かり指さす。
風見将吾:「八開寺か。小学生のころ遠足で行った覚えがある」
壱条ゆゆ:「ああ、あったわね……」
露野勲:「いい思い出がねえな……体弱かったしな……」
風見将吾:「壱条が鐘をガンガン鳴らしすぎて怒られてたような……いや、あれ別のやつか?」
仁奈川伊由:「あたしがついてけない話題~っ」プリプリしている。
GM:壱条さんが見つけたので丁度いいな。
火車:『呪詛の匂いがする』
火車:『馬だ、馬の呪いを得ておる』
火車:『馬の首を見ると祟るぞ、気を付けるがよい』
壱条ゆゆ:「火車?」
火車:『にゃおん』
露野勲:「壱条、猫がなんか言ってるな? ……まあいい。あっちはこの後だ」
壱条ゆゆ:「馬は……そういう怪異な訳ね」
壱条ゆゆ:「八開寺だけど。たぶんあいつがいる」
風見将吾:「例の若返り爺さんか? うわあ、面倒くせえ」
風見将吾:「最後にしようぜ最後。絶対ろくでもない事になる」
GM:八開寺にはさんちぃらがいます。
GM:ここは達成値20で命中させれば石塔を破壊可能ですが。
GM:判定しようとしたPCに敵が先手で8d10ダメージを必中で放ってきます。
GM:これでHPが0になると判定失敗です。
仁奈川伊由:ひええ
壱条ゆゆ:レーザー迎撃装置でもいらっしゃる?
露野勲:風見ボディなら大丈夫 露野でもいけるかも
壱条ゆゆ:閃熱もあるわよ
GM:強く認識した時点で呪いを受けます。
壱条ゆゆ:男二人に任せつつサポートするわね
壱条ゆゆ:「言ってられないでしょ。仕方ない、もう一回、鐘を叩き落としに行くわよ」
風見将吾:「叩き落とすな。……で、こいつはどうする?」
露野勲:「わかった……しかし、畜生。時間が足りねえ。儀式完了まであとどのくらいだ……」
仁奈川伊由:プリプリ怒りながら石塔に向かっていく。
風見将吾:「おいニナちゃん?」
仁奈川伊由:「あたし置いて話を進めないでって…言ってるのにっ!」
GM:ではクリンナップで儀式が進行します。
GM:石塔の残りは4つ。
GM:4d10
DoubleCross:(4D10)→22[2,5,6,9]→22

GM:まあまあですね
仁奈川伊由:まあまあなのか………
露野勲:ま、まあ……期待値よりやや低め…! むしろ良い方!
風見将吾:出目がいい!
仁奈川伊由:怖いよお~
GM:より異界の侵蝕が濃くなったように感じます
壱条ゆゆ:ひえ……
GM:30を超えると何か起きる予感

ミドル4-ラウンド2

GM:2ラウンド目に入ります
風見将吾:次ラウンドでほぼ何か起きちゃう!
仁奈川伊由:ではまず私めが動いていいでしょうか!
仁奈川伊由:目の前にある石塔破壊に挑みます
風見将吾:がんばれ~
壱条ゆゆ:どうぞどうど
仁奈川伊由:はあい
露野勲:お願い申す!
仁奈川伊由:《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《テンプテーション》。装甲無視の交渉攻撃です
仁奈川伊由:7dx7+6+10
DoubleCross:(7DX7+16)→10[1,2,2,3,4,6,7]+10[8]+10[7]+1[1]+16→47

GM:OK
露野勲:高め安定!
仁奈川伊由:バディムーブ!(できない)
風見将吾:コンセと固定値のあわせ技、安定してるな~
仁奈川伊由:そのままダメージ出します
仁奈川伊由:5d10+5装甲無視
DoubleCross:(5D10+5)→14[2,1,7,1,3]+5→19

仁奈川伊由:?!
風見将吾:バトルトレーニング!
壱条ゆゆ:またt
壱条ゆゆ:それ!
GM:耐えた
仁奈川伊由:あっそれ!
GM:耐えてない?
GM:ギャー
風見将吾:役に……たってる! リングフィットアドベンチャー!
壱条ゆゆ:これが私と伊由のゆゆうじょうパパワー!
仁奈川伊由:ゆゆフィットアドベンチャー効果!+2で21!
露野勲:ゆゆフィットアドベンチャーの…力!
仁奈川伊由:ゆゆうじょうだ~ッ!
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を7(→7)増加(58→65)
仁奈川伊由:では簡単に演出
仁奈川伊由:岩場の上空、鬼火が舞う。
仁奈川伊由:紅と蒼の隈取りがなされた二匹の狛犬が召喚され、石塔に向かって空を駆け降りる。
仁奈川伊由:台風の目めいた石塔にそのまま飛び込んで、激突。砕ききる。
GM:澱みが弾け、周囲に散らばって蒸発していく。
仁奈川伊由:「ポチたち、その調子!」
仁奈川伊由:パンパンと手を叩いている。
露野勲:「……なんらかのブリーダーになりつつあるな……」
火車:余った澱みを咥えて持ち去る個体がいた。 にゃおん
風見将吾:「二匹いるんだから、せめてポチとハチとかにだな……まあいいか」
壱条ゆゆ:「こっちは問題なさそうね。次に行きましょう」
仁奈川伊由:「……なんか今」ムッとした顔。
仁奈川伊由:「嫌な感じもあったわ。うん、早く行こ」
露野勲:八開寺の方は風見くんが最適かな…白兵7あるし
風見将吾:実際どうしましょうか。おじいちゃんがいるから最後にしてもよさそうですけど
風見将吾:鐘ガンガンしにいきます?
壱条ゆゆ:なんとなく順番に破壊した方が
壱条ゆゆ:ラウンド最後のダイスが減るし、壊せる方が良いのでは
露野勲:そう、破壊を優先するのがいい気がする…!
仁奈川伊由:順番でいいと思いますよ~!
風見将吾:じゃあいこう!
GM
GM:寺に近付くだけで気分が悪くなるのが解る。
GM:石段を上る脚が重く感じる。
GM:それを見てはいけないと君達の勘が告げている。
仁奈川伊由:「……ねえこれ、あたし、なんかすっごい無理なんだけど……」
露野勲:「……面倒だな。どっちがやる?」 風見くんを見る。
仁奈川伊由:「任せた」ゲンナリしています。
さんちいら:「なんじゃ、感のエエ奴らじゃのう」
GM:と言う声があたりに響きます。
風見将吾:「俺……かね。お前らよりはまだ影響が軽いみたいだ」
露野勲:「……てめえ、は!」 リボルバーを引き抜く。
さんちいら:「悪い事は言わん、引き返すが無難じゃあ」
壱条ゆゆ:「重、い……」
さんちいら:「無理をする必要はあるまいて」
さんちいら:「体を大事にせえ、病は気からというでな」
仁奈川伊由:「おじいちゃんみたいなこと言うし…」
風見将吾:「そういうワケにもいかねえよ。ほっといたらお前ら、ヤバい儀式っぽいのをやるんだろ?」
風見将吾:「一般人を巻き添えにしてパワーを得る、なんてのは令和じゃ流行らないんだよ。爺さんこそ引っ込んでな!」
さんちいら:「十海の御当主はまあやりたいようになるんじゃろう」
さんちいら:「あれは根っからのそう言う気質じゃ」
さんちいら:「ワシは、ワシの役目を果たすまでじゃ」
壱条ゆゆ:「あなたたちの役目って……?」
さんちいら:「何かを得るには何かを捨てよ、ニエじゃ」
さんちいら:「贄を捧げよ、ワシらはその手助けじゃ」
風見将吾:「相変わらず意味わからんが、こいつも十海の爺さんの一味なのは確かだな……」
さんちいら:ブルルルル
さんちいら:その肉体が馬の頭部の形に変化する。
露野勲:「くそ! 頭からバケモノかよ!」
さんちいら:馬の首からは腕が伸び寺の屋根にぶら下がっている。
さんちいら:馬の首、さがり。
風見将吾:「ほらみろ! だから寺は最後にしようって言ったんだ!」
さんちいら:見た者を病にすると言われる怪異。
さんちいら:馬は馬頭で鬼。しかし馬頭観音ともいう。
さんちいら:「救ってやろうぞ、願いを言うが良い」
GM:では判定をどうぞ。
GM:(再掲)ここは達成値20で命中させれば石塔を破壊可能ですが。
GM:判定しようとしたPCに敵が先手で8d10ダメージを必中で放ってきます。
GM:これでHPが0になると判定失敗です。
風見将吾:殴りの判定!
壱条ゆゆ:コロセーッ
風見将吾:達成値20を出せばいいみたいだから、エフェクトは最小限でいいかな……《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。
GM:では先手でダメージが発生します
風見将吾:うわわーん
露野勲:救ってやれ~っ
GM:8d10
DoubleCross:(8D10)→44[10,8,5,5,5,1,3,7]→44

GM:死死!
風見将吾:うおおーっ!
風見将吾:今こそ使うときがきた……! エグザイル最強エフェクト、がらんどうの肉体!
風見将吾:7d10-44
DoubleCross:(7D10-44)→37[4,6,3,9,10,3,2]-44→-7

風見将吾:ヨシ!
仁奈川伊由:すごいよ~~!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を3(→3)増加(61→64)
風見将吾:成長で取ったエフェクトが活躍するとうれしい~~~
露野勲:つよいっ!
風見将吾:10dx7+6 そしてこっちも攻撃します。エフェクトは上で宣言したやつ。
DoubleCross:(10DX7+6)→10[2,7,7,7,8,8,9,9,9,9]+10[1,1,1,1,4,7,8,8,10]+10[7,9,10,10]+10[2,4,4,10]+1[1]+6→47

風見将吾:20以上だぜ!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6(→6)増加(64→70)
壱条ゆゆ:ええ~~~
壱条ゆゆ:つよつよじゃん どうしたの
仁奈川伊由:キレッキレね
風見将吾:おじいちゃんの攻撃を無効化しつつ攻撃しようかな~って感じなので
風見将吾:さんちらおじいちゃんの演出があるなら先にどうぞ!
GM
GM:君はそれを見てしまった。
GM:ぶら下がり虚ろな目をし口がだらんと開いている。
GM:それは強烈な死のイメージとなり、君の呼吸を締め付け。
GM:心臓を握りつぶすような感覚に襲われる。
風見将吾:「ふざけんな! 病なんてカワイイもんじゃねえぞこれは……くそ……!」
風見将吾:目を瞑る。エグザイルの肉体変化は、自己認識に大きく左右されることが多いという。
風見将吾:肉体を煙に変化させることが出来るのは、俺が日常的に喫煙しているからだろう。
風見将吾:これまでは出来なかったが……俺が『自分は煙そのものだ』と認識できるなら、臓器に対する攻撃も無効化することが……
風見将吾:「……」
露野勲:「おい、将吾!?」
風見将吾:「……はあっ、はあ……! 大丈夫だ」 頭だけをかろうじて残して、ほぼ全身を霧散させた。
風見将吾:「俺は……煙人間だ! 心臓麻痺なんか効くかよ!」
露野勲:「……アホか、お前は……!」
仁奈川伊由:「……露野さんだって同じようなことばっか言うくせに…」
壱条ゆゆ:「風見、大丈夫?」
壱条ゆゆ:「いけそうなら、さっさとぶっ飛ばして……!」
風見将吾:「大丈夫だ。アホでよかったよ、今に限っては!」 煙化させた四肢でそのままお堂の鐘をブッ壊します。多分ここだろ、パワースポット!
GM:鐘つき堂ごと粉砕されます。
GM:当然その場所にある石塔も破壊されました。
露野勲:「うおおっ!?」
風見将吾:「はあ……ど、どうだ? ちゃんと壊れてるだろうな?」
さんちいら:「なんと、なんと。坊主、お主も大概人間を止めておるのう」
風見将吾:「壊れてるって言ってくれ。二度はやりたくねえぞ……」
仁奈川伊由:「えっ、勘だったの? もう…」
仁奈川伊由:「壊れたわよ。大丈夫」
さんちいら:「結構結構、すぐこちら側じゃ」
露野勲:「てめーには聞きたいことがいくつもある……!」
さんちいら:「くわばらくわばら、年寄を寄ってたかって虐められては叶わん」
露野勲:「壱条! こいつを任意同行でもなんでもいいから、取り押さえてもいいな!」
壱条ゆゆ:「そうするつもりよ。白繭持ちは逃がさない……」
さんちいら:そのままだと瞬間退場を使用します
壱条ゆゆ:ではそこで『R拘置所』の使用を宣言。
GM:OK良いでしょう
壱条ゆゆ:メジャーアクションを使用してさんちいらを捕える
壱条ゆゆ:「火車!」
さんちいら:「ぬおっ?」
壱条ゆゆ:ごう、と地面に炎が走る。壱条の周りではなく、さんちいらの周囲に。
火車:にゃおん にゃおん
火車:周囲を猫が跳ね回り
壱条ゆゆ:「罪を! 捉えなさい!」
さんちいら:「これは、何じゃ。この地にこのような」
さんちいら:「このようなモノが入り込んでおるとは!」
露野勲:「……お前、こんなことできたのか?」
火車:さんちいらの四方に、燃える襖のような戸が現れ
風見将吾:「なんかあの猫、出てくる度に敵からボロクソ言われてるな……」
火車:天井、床が生え。牛車に乗った、小さな座敷牢のような
火車:炎の檻が、男を囲い込んだ。
壱条ゆゆ:「できるようにしたのよ。お願いしてね!」
壱条ゆゆ:「もう容疑者に逃げられるのも、殺されるのも沢山なんだから……!」
さんちいら:炎の檻を掴んで壊そうとするが。
さんちいら:「ぐ…おのれ。この炎」
風見将吾:「……え、マジ? 逮捕できちゃう流れ?」
さんちいら:魂を焦がす熱気で弾かれる。
露野勲:「逃がすくらいなら、撃つつもりだったが……」
露野勲:「その必要はなさそうだ」
風見将吾:「絶対逃げられるパターンだっただろ! すげえなおい!」
壱条ゆゆ:「ざまあ見なさい。目にもの見せてやった……」
壱条ゆゆ:「私の火車は罪を燃やすの」
壱条ゆゆ:「その体、そのおこない、随分と積み重ねていそうよね」
さんちいら:「このワシが囚われるとはの」
壱条ゆゆ:「じっくり話して貰うから」
壱条ゆゆ:かなり疲労しているが、額の汗を拭う。
露野勲:OKなら……探索判定します!
GM:知識:オカルトor知識:民俗学or情報:裏社会で目標値12
壱条ゆゆ:まずはラウンドを終わらせよう
GM:判定をどうぞ
風見将吾:がんばれ~~
露野勲:ウシャーッ コネ:情報屋+スキル裏社会3! DB1!
露野勲:5dx+3>=12
DoubleCross:(5DX10+3>=12)→9[1,2,6,7,9]+3→12→成功

露野勲:完璧…
風見将吾:星5スーパーカー!
GM:成功するなー
仁奈川伊由:さすがよ勲!
露野勲:★5秘書がついてる
壱条ゆゆ:美女とおばさん、どっちを助ける?
GM:山野辺地区の田園が広がる農作地にそれはあります。
GM:ただし、その石塔は空に浮かんでいる。
GM:ダメージ30点で破壊できますが
GM:40mくらいの上空で
GM:飛行状態か射程視界でなければ達成値が‐40されます
GM:それ以外の射程ならそのメートル分
GM:達成値のマイナスが軽減できます
GM:射程10mなら達成値のマイナスは30となる
風見将吾:本当に五行配置っぽい……!
露野勲:ひょぇ~~~
仁奈川伊由:はえ~~
壱条ゆゆ:とんでる
風見将吾:空ってどれくらいの高さなのかな 結構高め?
仁奈川伊由:はっはええ…
風見将吾:少なくともジャンプでは届かない……!
壱条ゆゆ:高すぎる
GM
露野勲:「空。浮いてんな……。どっちかっつーと、これは塔婆を意味してんのか?」
露野勲:「あれ狙うのは苦労しそうだ」
壱条ゆゆ:「私と風見じゃどうしようもないわね……」
風見将吾:「地理的にはさっきが水で、今度は土か? マジで五行なのかな」
仁奈川伊由:「土?空じゃないの?」
露野勲:「空かもな。密教だと地水火風空なんて言葉もある」
露野勲:「見つけるためにあちこち走り回っちまったぜ……くそ、時間はあとどのくらいだ……?」
仁奈川伊由:「…急いだほうがいいよね。大丈夫、あれはあたしやってみる」
風見将吾:「え、届くのかよ? ポチたちで?」
風見将吾:「まああいつらには道なんか関係ねえだろうが……」
仁奈川伊由:「その通りね。ポチたちじゃちょっと高すぎるかな」鼻をならす。「飛べる子、呼ぶわ」
壱条ゆゆ:「伊由はなんでもアリよね……」
GM:では儀式が進行します
風見将吾:しないで~~
GM:残り石塔は2個
GM:22+2d10
DoubleCross:(22+2D10)→22+18[8,10]→40

GM:おおっと
仁奈川伊由:すごい高い数値出てるよ~!?
露野勲:おひょ~
風見将吾:8,10!?
露野勲:めっちゃ上がる
壱条ゆゆ:いやーーーーー
壱条ゆゆ:向こうもほんきだしてきとる
GM:更に異界の深度が深まります。
GM:人に付いた芽に小さな蕾ができかけている。
GM:Eロイス『暴食の胃袋』が発動します。
GM:まだ街の人々への影響は断片的で疲労感を感じる程度ですが。
風見将吾:ピクミンが……
GM:石塔の近くにいるとダメージを受けるようになります
風見将吾:おぼぼぼ
仁奈川伊由:あばば
風見将吾:これはたぶん、ニナちゃんには見えるけどオトナ組にはぼんやりとしかわからない感じですよね
露野勲:ヤダーッ
GM:ラウンド終了時に1d点のダメージ
仁奈川伊由:きゃーっ
壱条ゆゆ:スリップダメージが
GM:更に判定のダイスが-2個されちゃうよ
風見将吾:ダメージはどうでもいいけどダイスはキツい!
GM:おっと判定ではなく攻撃のダイスなので
GM:探索の判定には影響しませんね
GM:でも破壊の判定は攻撃なので
GM:影響を受ける
露野勲:ヴヴ…
仁奈川伊由:いやん…

ミドル4-ラウンド3

風見将吾:あっ、じゃあ今のうちに。探索判定やりたいです!
風見将吾:1回くらい知識オカルトを活かしたいのと、2回も殴ったら侵蝕率がトップになってしまったため
壱条ゆゆ:そういうことね
風見将吾:先におじいちゃんインタビューします?
風見将吾:発見済みのスカイ・石塔もあるし……
壱条ゆゆ:しましょうか
仁奈川伊由:探索判定やれば5個目の石塔が見つかるので
壱条ゆゆ:そうか、全部見つけてからのほうが良さそう
仁奈川伊由:ロールの流れ的にもうまくできそうですね 探索判定先でもいいかと思います!
風見将吾:そっか。5個目の石塔が火山の真ん中にあって近づけない可能性とかもありますしね
露野勲:そんなw
露野勲:では、風見くん……探索をお願いしましょうか!
風見将吾:まかせな!
仁奈川伊由:いくのよ将吾!
GM:知識:オカルトor知識:民俗学or情報:裏社会で目標値12
風見将吾:専門家:オカルトと宇宙友愛協会ワッペンを使って知識:オカルト。Twitterのバズったツイートに便乗質問ツイートをなげます。
風見将吾:4dx+5=>12
DoubleCross:(4DX10+5>=12)→10[6,6,7,10]+2[2]+5→17→成功

風見将吾:ホッ
仁奈川伊由:まわっとる!
GM:成功ですね
GM:この5個目に関しては
GM:仁奈川さんが判定した場合 自動で失敗する予定でした
仁奈川伊由:な…なんだって!?
露野勲:エエッ
GM:なぜなら”言う事ができない”から
仁奈川伊由:……!!
露野勲:なんでかな~~
GM:5個目の石塔の場所は風見道場になります
壱条ゆゆ:風見さん自宅がバズってる
風見将吾:ファー!?
風見将吾:我が家が異界になってる!
風見将吾:「石塔はあと一つか。ニナちゃんがアレぶっ壊してる間、俺もちょっと探してみるか……」
風見将吾:スマホでGoogleMapを起動してます。残り1つなら、これまでの傾向からある程度絞れるかもしれない。
風見将吾:微妙に体調が悪くなってるツイートとか、地鳴りを聞いたやつとか、SNSの発言をかき集める。
仁奈川伊由:風見さんを一瞥する。
露野勲:「ホントにそれでわかるのか?」
風見将吾:「人間の五感を侮るなよ。ここまで異界化が進んでりゃ、パンピーだって何かしらの異常を感知する」「と思う」
露野勲:「いかがでしたでしょうか? で終わってないといいけどな」
風見将吾:「……わかったぞ。十海、南区、1-20-13だ。ニナちゃんはわからないだろうが……」
風見将吾:「勲、壱条。お前らはわかるんじゃないか。年賀状送ったことあるだろ」
風見将吾:「ウチだ……マジかよ」
露野勲:「ええ……」
壱条ゆゆ:「……はあ?」
露野勲:「だからこまめに実家帰れってあれほど言ってたじゃねえかよ!」
壱条ゆゆ:「ちょっと風見、戸締まりくらいしっかりしておきなさいよ」
風見将吾:「実家にカース石塔が建ってるなんて誰が予想するんだよ!」
風見将吾:「戸締まりしたって意味ねえし絶対!」
壱条ゆゆ:「自宅に石塔立てられるのに気付かないって……」
仁奈川伊由:黙っている。というより、何も言えなくて黙らざるをえない。
風見将吾:「うちの家族、パンピーしかいねえからな……」
風見将吾:「おいニナちゃん、聞いた通りだ。こいつが終わったらウチにご招待する」
壱条ゆゆ:「はあ……伊由、どう? やっぱり風見の家なの?」
仁奈川伊由:「…ごめん。わかんないわ」
仁奈川伊由:「でも、風見さんの家には案内してもらう」
風見将吾:「頼む。家中ブッ壊すわけにもいかんし、見えるニナちゃんが頼りだ」
仁奈川伊由:「んんん…、うん」ぎこちなく頷く。
仁奈川伊由:「とにかくっ…、先、こっち!」
露野勲:「ああ。風見の家なら後回しでいいな」
露野勲:「不特定多数に影響がありそうなこっちが先だ」
仁奈川伊由:(そうだけど、そうじゃなくて…) 内心イライラしている。
仁奈川伊由:というわけでそのまま手番に移り、空高い石塔の破壊判定を行います!
風見将吾:「……やっぱり今日のニナちゃんおかしくないか? 気のせいかな」
風見将吾:あんまりジロジロ見るとセクハラ扱いされそうなので、対応に困りながら見守ってます。
仁奈川伊由:《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《テンプテーション》《アニマルアタック》。射程:視界!装甲無視の交渉攻撃です
仁奈川伊由:7dx7+6+10
DoubleCross:(7DX7+16)→10[2,4,5,7,8,8,10]+10[2,3,3,10]+2[2]+16→38

GM:視界なので問題なく命中です
仁奈川伊由:バッバディムーブ!(できない)
仁奈川伊由:わーい!ではそのままダメージ
仁奈川伊由:4d10+5+12+2装甲無視 ゆゆフィットアドベンチャーもつけた!
DoubleCross:(4D10+5+12+2)→23[7,7,7,2]+5+12+2→42

GM:オーバーキル
風見将吾:7がみっつも!
仁奈川伊由:にななななっ
GM:見事破戒できました
露野勲:よしゃー!
壱条ゆゆ:破壊だぜ
仁奈川伊由:鬼火が舞う。仁奈川の傍らに着物を纏った女がどろりと現れ、やおら薄汚れた鳥の羽毛を被る。
仁奈川伊由:そのまま着物を纏った怪鳥に変化、空高く飛翔。
露野勲:「こんなもん居たのか……」
仁奈川伊由:石塔を抱くように包んで破壊する。
風見将吾:「これ妖怪図鑑とかで見たことある気がするな。なんだっけ」
風見将吾:「なんでも出てくるな本当」
仁奈川伊由:「んん……? うんうん」戻って来た着物の女から何から囁かれている。
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を9(→9)増加(65→74)
壱条ゆゆ:「でも星見の本には載ってないのよね」
露野勲:「なんだなんだ」
仁奈川伊由:「ねえ、あのさ!大人達、ちょっと待って」 鬼火が舞い、再び女がどろりと消える。
風見将吾:「ん? なんだ?」
仁奈川伊由:「あのね、例の…芽がついた人いたじゃない。あっ、見えてないか。いるのよ」
仁奈川伊由:「それが」眉を顰める。「芽が成長して、蕾になってきてるって」
露野勲:「……成長してる? 時間経過で……夏祭りの前に?」
壱条ゆゆ:「嫌な感じ……」
露野勲:「速すぎる」
壱条ゆゆ:「咲いたらどうなるのか……なんて考えたくないわね」
仁奈川伊由:「んん…だからさ」
風見将吾:「街の連中を巻き添えにするような儀式だ。蕾がそのままタイムリミットと考えてよさそうだな」
風見将吾:「咲いたら、多分終わりだ」
仁奈川伊由:「最後の道場行く前に、あたし達も、できる準備しといた方がいいんじゃないかしら」
仁奈川伊由:「誰がいるかも、何が起きるかも、わかんないんだしさ…」
壱条ゆゆ:「準備、か。そうね、ちょうど、聞き取りできる相手もいるし」
露野勲:「……引き出せる情報は、引き出しておこう」
露野勲:「尋問とかインタビューは、専門家がいるな」
仁奈川伊由:「任せたわ、ふたりとも」
風見将吾:「ああ。小学校の時も男子にヘッドロックかまして泣かせてたしな」 ゆゆちゃんを見ている。
壱条ゆゆ:「警察は専門家じゃないわよ、別に」
壱条ゆゆ:「そっちの意味でも!」 風見さんに。
壱条ゆゆ:「ともあれ、やってみるけど……伊由?」
仁奈川伊由:「ん、なあに?」
壱条ゆゆ:なんとなく近づいてきて、目線を合わせる。
壱条ゆゆ:「……ん。ええと……」
仁奈川伊由:(気付いた?)期待してどきどきする。
壱条ゆゆ:「ねえ。何か、嫌な予感や、言えてない不安がある?」
仁奈川伊由:「んっ」
仁奈川伊由:「うん!ある!あるわよ!」
壱条ゆゆ:「勘違いならいいんだけど……」
仁奈川伊由:食い気味で返事。
壱条ゆゆ:「えっ」 喰い気味な返事にびっくりする。
壱条ゆゆ:らしくないと少しだけ思ったのだ。足踏みというか、慎重な行動に……。
風見将吾:「なんだよ。静かだと思ってたら急にめちゃくちゃ反応するな」
壱条ゆゆ:「そ、それなら小さなことでも言って。伊由の感覚は重要なものだって分かってるから」
仁奈川伊由:「い…」発しようとした言葉が制御され、言葉に詰まる。言える言葉を探す。
壱条ゆゆ:「…………?」
仁奈川伊由:「…言いたいわ」
仁奈川伊由:「でも、気付いてもほしいの。…ありがとう、ゆゆちゃん」
壱条ゆゆ:「え? ええ。……どういたしまして?」
仁奈川伊由:「男二人もね!」
露野勲:「かもな。……将吾。後で話がある」
壱条ゆゆ:そそくさと風見さんと勲さんの元に。
壱条ゆゆ:「伊由がなにかに気付いて欲しいって言ってるわ」
壱条ゆゆ:「気付かないと……大人組として……」
露野勲:「ああ。将吾と打ち合わせておいた方がいいと思ったんだが……」
風見将吾:「なんだ?」
露野勲:「事件に巻き込まれた依頼主が、ああいう反応を示すケースがある」
風見将吾:「……」
露野勲:「脅迫されているか、それに近い状況にあって、情報を開示することができない場合」
露野勲:「俗に言う”警察を呼んだら命はないぞ”……だな」
壱条ゆゆ:「……え」
風見将吾:「……俺らが知らないうちに、ニナちゃんが誰かに脅されてるってのか?」
露野勲:「実際の仕掛けはわからねえけどな、似たような状況と考えると納得できる」
壱条ゆゆ:目を丸くして。「でも脅しなんてできる人は……」
風見将吾:「異能者で、UGNチルドレンだぞ? 脅せるような奴なんて……」
露野勲:「あるいはもっと直接的に強制してもいいからな。オーヴァードならそういう仕掛けもあるだろう」
壱条ゆゆ:「そうじゃなくても、学校とか、身近な人が人質に取られてるとか……あるいは監視?」
露野勲:「そうだ。学校のトモダチの心臓に爆弾しかけてもいいわけだからな。その辺は考えても答えを出すのは難しい。だから……」
露野勲:「本来なら事実関係を洗う必要があるかもしれない。誰と会っているか、空白の時間はないか。ただ、その余裕がなければ……」
露野勲:「俺たち以外のやつと接触するときは、誰かが庇う必要があるってことだ」
壱条ゆゆ:「……そういうことね」
風見将吾:「やれやれだ。どこのどいつか知らんが、うちのお姫様を脅すとはな」
壱条ゆゆ:言われてみれば、いくつか印象的な行動があった。
露野勲:「仁奈川に対しての攻撃か、仁奈川を強制的に動かしての攻撃か、どっちかはわからないけどな。だから将吾に話しとこうと思った」
風見将吾:「ああ、そういうこと。いっつもだいたい俺かお前が誰かを庇ってるしな……」
露野勲:「両面に備えて、二人前の人手が必要だからな」
風見将吾:「わかった。いつでもカバーに入れるようにしとこう」
風見将吾:「コドモを守るのはオトナの仕事だからな」
露野勲:「……そうかもな。俺の話は終わりだ」
仁奈川伊由:期待を込めた眼差しで大人3人が話すのを大人しく見ている。
壱条ゆゆ:「ええ、ありがとう、勲……」

GM:十海市内の中央を流れる常世河は。
GM:支流を多く持ち日本海へ流れている。
GM:古くは氾濫があったという記録もあるが、室町から江戸にかけて治水が進み。
GM:しっかりとした河川敷が整備されている。
GM:昼間の今の時間帯なら人気の少ない場所も見つかるだろう。
壱条ゆゆ:その堤防のふもと。上の路からは見えない大橋の下で「火車」 猫と牛車を呼び出す。
仁奈川伊由:(クラスメイトに見つかったらなんて言い訳しようかな…) カップルがこの辺にいることも多い。人気が少ないので。
露野勲:「さて……まだ捕まえてるか?」
壱条ゆゆ:「逃げようとしたら分かるわよ」 普段ならば壱条自身が駆る搭乗部は、今は燃え盛る座敷牢になっている。
さんちいら:「ん?」馬の首が閉じていた目を開きブルルと欠伸をする。
壱条ゆゆ:その炎が勢いを減じて、中に囚えた男を露わに「えっ」
さんちいら:「なんじゃ、放置されたと思うておったがな」
さんちいら:人間体に戻る。
風見将吾:「放置するわけがねえだろう。石塔の破壊を優先してただけさ」
仁奈川伊由:「びっくりした。なるべく人間の姿でいてほしいわよ」
さんちいら:「よう見つけよるわ」
さんちいら:「どちらが本当の姿かもうわからんでな」
壱条ゆゆ:「やり方はあるのよ。じきに全て破壊はできる……でも」
さんちいら:「こっちは喋りやすいというだけじゃ」
壱条ゆゆ:「その前に、聞いておきたいことがある」
壱条ゆゆ:「答えないのは勝手だけれど、いつまでもそこにはいたくないんじゃない?」
さんちいら:「聞くだけ聞いたらええわい」
さんちいら:「話を聞くのは坊主の仕事みたいなもんじゃからの」
さんちいら:「なんじゃ恋の悩みか?」
壱条ゆゆ:「坊主ね……」
露野勲:「ンなわけあるか。聞きたいことがいくつもあるんだよ。まず、あの石塔もそうだしな」
露野勲:「あれはなんなんだ? 街の風景が物騒になってきてんだよ。ふざけてんのか」
さんちいら:「あれは、うむ。何と言うかのう」
さんちいら:「浮き輪があるとするじゃろう?」
さんちいら:「その空気を入れる穴みたいなもんじゃよ」
さんちいら:「うむ、我ながら良い喩ではないかな」
風見将吾:「……勲。意味分かったか?」
さんちいら:「あれから空気を取り込むと”浮き上がってくる”のよ」
壱条ゆゆ:「石塔を通して、向こう側に何かを送ってるってこと?」
露野勲:「……ああー……ヤバい要素をこっち側に注入してるって意味か? 浮き上がる??」
仁奈川伊由:「あたし、なんか分かるかも」むっつりした顔をしている。
仁奈川伊由:「花とか。あの…変な気配とか」
仁奈川伊由:「浮かび上がってるって言われたら、確かにそういう感じ」
風見将吾:「だんだんこっち側が異界化してる、ってことは確かだな。土地だけでなく、住人も含めてだ」
さんちいら:「逆に、あれから気を抜いて沈めたのが始まりよ」
さんちいら:「あれ自体はただの部品じゃ」
壱条ゆゆ:「……?」
露野勲:「それは大昔の話か? 沈めたって、神様だかバケモノだかを……?」
壱条ゆゆ:(あの星見家のエージェントに聞いて貰うべきだったかしら……)
さんちいら:「神が居わす森じゃ」
風見将吾:「大昔の殿様は獣の神に力を貰ってたが、肝心の"神様"はこれまで出てきていない」
風見将吾:「そうか。その……沈んだ森とやらに神様がお住まいなわけだ」
仁奈川伊由:「森…」 かつて星見塔湖と邂逅した場所が脳裏をよぎる。
露野勲:「星見塔湖が描いた絵なら知ってる。あれのことか?」
さんちいら:「絵の事は知らんが、そうか」
さんちいら:「思えば、星見塔胡が来た時から動きが早まったのか」
壱条ゆゆ:「動き……」
露野勲:「お前ら、何を企んでる?」
壱条ゆゆ:「あなたのような、若返り……の人達は大勢居るの」
さんちいら:「お前ら?とは?」
壱条ゆゆ:「十海の現当主も含めて」
壱条ゆゆ:「何を狙っているの、ってこと」
風見将吾:「そうだな。記事を書くにも見出しが必要だ」
風見将吾:「Yahooニュースのトップに、この儀式のアピール記事へのリンクを張るとして……」
風見将吾:「じいさん。あんたならなんて書く?」
さんちいら:「十海の当主の事は本人に聞くがええじゃろ」
さんちいら:「ワシか?ワシは神へ供物をささげるのが目的じゃ」
さんちいら:「マユラ様は腹を空かしておられるでな」
さんちいら:「そこに供物を捧げるは我らの仕事よ」
さんちいら:「お主らもじきにわかる」
壱条ゆゆ:「分かりたくもない……」
露野勲:「そんな化け物に餌をやり続けて、何の意味がある……かわいいペットとは思えねえな」
さんちいら:「ん、猫の娘はわからんじゃろ」
さんちいら:「繭に選ばれておらん」
さんちいら:「ワシが言うのはそこな三人じゃ」
壱条ゆゆ:「白繭の使い手がみんなあなたたちのようになると限ったわけじゃ無いでしょう!」
さんちいら:「こちら側へはようくれば理解も早いぞ」
露野勲:「わかるわけねえだろ。どんな得があるんだよ」
さんちいら:「力を得られる」
さんちいら:「力が有れば失わずに済んだモノがあるじゃろう」
さんちいら:「力があれば届いた願いがあるじゃろう」
さんちいら:「なあ、そういったものに人は抗えぬ」
さんちいら:「抗っても不幸になるだけじゃ」
さんちいら:「それにしがらみも無うなる」
さんちいら:「良い事ずくめではないか」
仁奈川伊由:「…待ってよ、じゃあ」
仁奈川伊由:「あなたはあなたの目的で行動してるだけ?当主様の言う事聞いてるわけじゃないの?」
仁奈川伊由:「あなたが生まれ変わったのは、当主様の手下になるために、選ばれた…とかだからじゃないの?」
さんちいら:「人としてのワシはどうだったか」
さんちいら:「今はマユラ様の為に働くまでよ」
さんちいら:「ま、十海の御当主とは利害が一致しておるからの」
壱条ゆゆ:(十海当主とマユラ様への信仰が別……?)
GM:君達は この男が”マユラ様”の眷属になった事に気付いても良い
GM:願いを叶えるまでは人間だったかもしれないし十海の仲間だったかもしれないが
GM:人を捨てたら人ではないのだ。
壱条ゆゆ:(向井署長の言っていたことと同じだ)
壱条ゆゆ:(怪異と自分の区別がついてない。取り込まれている……)
露野勲:「お前ら……マユラの手下ども。今年の夏祭りで、その神様のいる森を浮上させるつもりなわけか?」
仁奈川伊由:「…もう、人じゃないって言ってるようなものじゃない」 苦々しい顔。
壱条ゆゆ:「大祭の、生贄は、何を、どこまで、捧げるつもりなの」
壱条ゆゆ:「そのマユラ様とやらの降臨のために必要な分?」
さんちいら:「大祭をやるのは十海じゃ、何を願うかによるじゃろ」
さんちいら:「先ほども言うたが、ワシは神の空腹が心配なのだ」
風見将吾:「そうだ。そういや……そうだ。昔の殿様は莫大な見返りを願ったから、数万人を殺す必要があった」
風見将吾:「巫女システムで省エネにしてからは、生贄も減った……願い事次第なわけだ」
壱条ゆゆ:「……っ」眉をしかめる。そういう繋がりか。
露野勲:「……こいつの供述だけじゃ解決しねえ、ってことがわかったな」
さんちいら:「実際、良くできておったろう」
壱条ゆゆ:「生贄を捧げることが主か、願いを叶える方が主か」
さんちいら:「誰も死なず、神も空腹をある程度満たすのじゃ」
壱条ゆゆ:「十海当主は当然後者で……ただ、神官の中には後者もいる」
壱条ゆゆ:「それは……それだけならね」
さんちいら:「ま、それはそれで良かったがな。回転が早まるならそれにこしたことはない」
壱条ゆゆ:「でも、そんなことをしていたらどこかで歪みが生まれるのも当然だわ」
壱条ゆゆ:「こうして、白繭の持ち主たちだってばらけてしまっているのよ」
風見将吾:「やることはもう決まりだろ。怪異任せの街運営なんて、壱条の言うとおり歪みだらけでいつかしっぺ返しを食らう」
風見将吾:「そして、大神様のマユラ様をなんとかしないと、力に魅入られた奴らがまた同じ儀式を繰り返す……なら」
風見将吾:「森とやらに踏み込み、マユラ様をブン殴ってどっかにお帰りいただくしかない」
風見将吾:「まず儀式を止めるのが先だろうがな」 肩をすくめる。
露野勲:「まあ、そうなんだが……こいつレベルのマユラの手下が他にもいると面倒だな……」
壱条ゆゆ:「私たちが倒した分があるでしょ。十二体の残り……」
仁奈川伊由:「…ねえ、あのさ」
仁奈川伊由:「あたし達が、まずそうなんでしょ。マユラ様の手下になれる、白繭の持ち主」
仁奈川伊由:男二人を見る。「なんか、感じてる? ニワトリでもカブトムシでもいいんだけど、そういう怪異のささやき」
風見将吾:「いやまったく」
露野勲:「ぜんぜんわからん」
仁奈川伊由:「そう。同じくよ」 憮然とする。
露野勲:「もともと、感覚についての能力はゼロだからな。そういうもんかと思ってた」
仁奈川伊由:「あたしなんか、人体卿にあれだけ『何か特別なものに目覚めろ』って言われてたんだから」
仁奈川伊由:「何かあってもおかしくないような気がするのに…」
仁奈川伊由:「なんなのかしらね」
露野勲:「人体卿みたいなクソ野郎は頭がどうかしてたんだろうよ」
露野勲:「俺たちの知ったことじゃない。何がマユラ様だ。くだらねえ……!」
壱条ゆゆ:「八開寺。あなたは白繭をいつ手に入れたの?」
さんちいら:「さて十年かもう少し前であったかのう」
壱条ゆゆ:「そう……年数的にも、風見たちも似たようなものね」
壱条ゆゆ:「調書協力ありがとう。とはいえ、貴方が重要参考人なのは変わらない」
壱条ゆゆ:「十海当主に辿り着くくらいまでは、そこにいて貰うわ」
壱条ゆゆ:「差し入れくらいならしてあげる。希望があったら言いなさい」
さんちいら:「何じゃ、すぐには出さんのか」
さんちいら:「ふむ、ではそうじゃの」
露野勲:「当たり前だろ、このアホ」
風見将吾:「すでに人間辞めてんだ。メシなんかそうそう食わなくても大丈夫だろ」
さんちいら:「般若湯でも所望しようか」
さんちいら:「人を捨てても酒仙狂座よ」
壱条ゆゆ:「あのね……出来るわけないでしょ」
さんちいら:「酒は格別じゃ」
壱条ゆゆ:「……それより最後の石塔ね」
仁奈川伊由:「ん…」
風見将吾:「よりによって俺の実家の、な。はあ……」 土足で上がるべきかどうか考えている。
仁奈川伊由:「風見さん」
風見将吾:「行こうぜ。石塔をほっといていいことは一つもなさそうだ」
風見将吾:「ん?」
仁奈川伊由:「あのさ。あの……、何が起こるか、誰がいるか、わかんないから」
仁奈川伊由:「心の準備、すごい必要よね。風見さんも…ええと」
仁奈川伊由:「何かあったら、あたし達に言ってよね」
風見将吾:「はは。なんだそりゃ」
風見将吾:「静かになったり心配してくれたり、今日のお姫様はバリエーション豊かだな」
仁奈川伊由:「……」うまく言えなくて不機嫌そうな顔になっている。「いいじゃない、もう」
風見将吾:「ああ。頼りにしてるよ」
壱条ゆゆ:金色の瞳が輝く。火車が閉じて、炎と共に異空に沈んでいく。
壱条ゆゆ:「行きましょう」
風見将吾:「だから、ニナちゃんも俺らを頼りにしな」
風見将吾:ニナちゃんのほっぺたをむにむにした後、タバコに火を付けて実家の方に向かおうと思います。
仁奈川伊由:「セクハラッ…」頬を擦る。
仁奈川伊由:「……もう!ほんとに、信じてるわよ!」
露野勲:(……風見家に何がある?)
露野勲:(考えて到達できる結論じゃないか。……アニメのヒーローみたいにはいかないな。それでも……)
露野勲:(今度は、今度も、逃げるわけにはいかない)

ミドル4-ラウンド4

GM:風見家は古い家柄である。
GM:住居部分こそ建て替えられて近代的な建物であるが。
GM:その敷地の大半を占める武道場は武家屋敷造りの立派なものだ。
GM:最近は健康の為や運動や護身の為の入門も受け付けているので。
GM:その壁には子供武術教室や健康武術体験などの門下生募集のポスターが貼ってある。
GM:門から玄関そして道場まわりの庭は綺麗に掃除されており、管理している人間の几帳面さがうかがえる。
風見将吾:「入ってくれ。あー、挨拶はしなくていい。面倒になるから」
GM:一番大きな武練場は畳敷きの広い道場になっており、そこから強い気配を感じるだろう。
風見将吾:「ここまでくれば俺にも分かる。奥の武練場だ……誰もいねえといいんだが」
露野勲:「……で、どこにあるんだよ。百足がうじゃうじゃしてないだろうな?」
露野勲:「奥か……」
仁奈川伊由:「んん…」浮かない顔。
仁奈川伊由:「みんな、気をつけようね。油断しちゃだめよ」
GM:周辺に人の気配はない。
風見将吾:「さっさとぶっ倒してさっさと出よう。祐二あたりに見つかったら非常に……とても……面倒なことになる。絶対」
壱条ゆゆ:「しっかり謝りなさいよ……」
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:「そうね…」
風見将吾:ただでさえ家に帰っていないので、家族に見つかることの方を恐れてます。
風見将吾:武練場の扉を開けたいんですが、中にも誰かいたりしますか?
風見将吾:も? 中には?
GM:道場の奥普段は古い槍が置かれている場所に石塔があります
露野勲:他人の家でも普段なら遠慮なく先頭を切っていくが、さすがに風見くんに先頭を譲っています
仁奈川伊由:四人の真ん中を位置できるよう気を遣って、きょろきょろしながら歩いています。
壱条ゆゆ:こちらも人の気配には気を配っている
風見将吾:「誰もいないし、何の妨害もなしか?」
GM:50点のダメージで破壊できます
風見将吾:「ニナちゃんどうだ? あれ、このまま破壊してもよさそうか?」
仁奈川伊由:「んん……わかんない…、今のあたしに」
仁奈川伊由:「これ以上、言えることがないの」
壱条ゆゆ:「問題なさそうなら、早く壊しましょう」
仁奈川伊由:「…そうだね。お願いしていい?」
壱条ゆゆ:「風見、見張ってて。家族の人が出てきたらきちんと言い訳してよね」
風見将吾:「言えることがない、ね。……そうだな。さっさと壊しちまおう」
風見将吾:「言い訳できる暴れ方にしてくれよな! 頼むから!」
風見将吾:これ、達成値ってことは
風見将吾:違う、ダメージってことは
風見将吾:もしかして達成値は大したことなくてもいいのかな
風見将吾:風見は武器作ってあるから、素殴りでもそれなりのダメージが出せる!
仁奈川伊由:50ダメージ出せれば勝利だぜ!
壱条ゆゆ:ラウンド的には露野さんにも素手殴りして貰わないと
壱条ゆゆ:「罪人相手じゃないんだから、加減は効くわよ」
壱条ゆゆ:というわけで、《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》で攻撃します。
風見将吾:そっか、まずはゆゆつゆ手番だった
風見将吾:がんばれ~!
露野勲:おねがい壱条さん!
壱条ゆゆ:10dx7-1
DoubleCross:(10DX7-1)→10[1,4,4,4,6,6,7,8,10,10]+10[6,7,7,9]+10[5,7,10]+6[1,6]-1→35

壱条ゆゆ:よく回すな……偉い
風見裕二:《崩れずの群れ》《命のカーテン》《スプリングシールド》
露野勲:アアーッ!
仁奈川伊由:何ィー!
風見将吾:エグザイル!
GM:ダメージをどうぞ
壱条ゆゆ:OK! 死ねーっ!
壱条ゆゆ:4d10+6+15+2
DoubleCross:(4D10+6+15+2)→20[1,6,4,9]+6+15+2→43

壱条ゆゆ:あ、ワイヤーウィップ使用です
壱条ゆゆ:どのみち足りなかったな 期待値!
壱条ゆゆ:侵蝕53→61
GM:まずガード値が21
GM:防具が鎖帷子で8
風見将吾:鎖帷子!?
GM:更にが《がらんどうの肉体》も使っちゃう
壱条ゆゆ:がらんどう兄弟!!
仁奈川伊由:兄貴と同じ!!
GM:43-21-8-7d10
DoubleCross:(43-21-8-7D10)→43-21-8-32[1,4,3,7,5,9,3]→-18

GM:弾きました
仁奈川伊由:ヒェェェ~~ッ
壱条ゆゆ:おのれーっ!!
風見将吾:がらんどう!?
壱条ゆゆ:ピュアなんだが!?
仁奈川伊由:兄弟そろって~!
壱条ゆゆ:じゃあ演出
風見将吾:味方が使っても強いが敵が使うともっと強いという軽減エフェクトを……!
壱条ゆゆ:さんちいらを捉えている間は、火車の力は常に励起状態にある。
壱条ゆゆ:四肢に火の粉が走り、それらは警棒を起点に収束、炎の鞭を形成。
壱条ゆゆ:「はっ!」 炎の鞭が、真上から石塔を狙う。
GM:クルクルと回転する槍が飛来し炎の鞭を弾く
仁奈川伊由:「!」
壱条ゆゆ:「え!」
風見将吾:「くそ……! そうだよな。いつもの槍がないからおかしいと思ったよ……!」
露野勲:「ンだよ……どういうことだ?」
GM:槍はそのまま回転し道場奥の扉から出て来た人物の手に戻る。
GM:それは禍々しい鎖が巻き付いた魔の槍と伝えられる風見の矛です。
GM:データ的には悲哀の楔。
風見将吾:け、獣の槍……
壱条ゆゆ:悲哀の楔!?
風見将吾:「どうなってんだ裕二! 説明しろ!」
風見裕二:「兄さん…」
風見将吾:「いつからだ? いつ覚醒した……いや違う。何考えてんだ!?」
火渡ヒロミ:「ほら、ダメでしょ。弟にそういう詰め方しちゃ」
風見将吾:「……ヒロさん……!?」
火渡ヒロミ:「いきなりワーって色々聞かれたら応える方も困っちゃうんだから」
壱条ゆゆ:「どうして……貴方たち二人が一緒に……?!」
露野勲:「ワケわかんねえ…」
仁奈川伊由:「な………」
仁奈川伊由:「ヒロちゃん、やだ、なんで…?!」
火渡ヒロミ:「ま、来るとは思ってたわ。ちゃんとUGN経由で調べたのね」
火渡ヒロミ:「偉いわ、伊由」
仁奈川伊由:「そ…そんなの、聞いてない!」
露野勲:「ここで何やってたんだよ、ヒロさん。忙しいんじゃなかったのか」
風見裕二:「ヒロミさん」
火渡ヒロミ:「忙しいわよ、そりゃあね」
火渡ヒロミ:「UGNの足止めしたり大変だったんだもの」
火渡ヒロミ:「全国飛び回って仕掛けしていくなんて地味な事までしてね」
火渡ヒロミ:「だから、今UGNはこの街に介入できない」
風見裕二:「ヒロミさん!」
風見将吾:「おい……まるでそれじゃあ、UGNの敵みたいな……」
壱条ゆゆ:「どういうこと……?」
火渡ヒロミ:「仕方ないでしょ、大人しくできると思う?伊由も将吾も」
仁奈川伊由:「…できないわよ。できないから、ここまで来たんだもの」
仁奈川伊由:「そこの石塔を壊して、当主様の計画を止めるの」
火渡ヒロミ:「うん、そうね」
火渡ヒロミ:「ちゃんと1人でもできるわ、伊由ならね」
火渡ヒロミ:「でも、ちょっと時間が早かったわ。仕方ないからもう少し時間稼ぎしないとね」
風見将吾:「頼むヒロさん。一個でいいんだ、教えてくれ」
仁奈川伊由:「だから、さっきから…」
風見将吾:「あんたと裕二は……敵なのか? 味方なのか?」
露野勲:「きっかけが……仁奈川がこれに巻き込まれるきっかけは、UGNの仕事とやらで、当主の家にこいつを送り届けたところから始まった」
露野勲:「自然だな。すごく自然だ」
火渡ヒロミ:「私はUGNエージェント」
火渡ヒロミ:「でもそれと同時に酒仙狂座、デュオニュソスセルの一員」
火渡ヒロミ:「ダブルクロスってやつ、困っちゃうわねえ」
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:「嘘よ」
仁奈川伊由:「嘘だよ…」
壱条ゆゆ:「デュオニュソスセル……!」
風見将吾:「……ありがとうよ。お陰でやりやすくなった」
仁奈川伊由:「…この街が、一見平和ってことになってるのも」
仁奈川伊由:「…そもそも、人形卿と知り合いだったからっていう、あたしを拾った理由も……」
仁奈川伊由:「……説明ついちゃうじゃない。……」俯く。
風見将吾:「考えるのは後だ。……今はとにかく、石塔を壊す」
風見将吾:「そのあとヒロさんと、うちのアホ弟にインタビューだ。いけるな、おい!」
風見裕二:「兄さん、悪いけど」
風見裕二:「僕にも願いがある」
壱条ゆゆ:「火渡さん……この状況に賛成なんですか?」
壱条ゆゆ:「何を捧げるつもりなのか、分かった上で?」
火渡ヒロミ:「状況は進んでいるわ」
火渡ヒロミ:「あとは誰が主導権を取るか」
火渡ヒロミ:「その為に、今ここで止める事は出来ないの」
露野勲:「力ずくだな」
壱条ゆゆ:「……誰も彼も、似たようなことばかり」
露野勲:「壁にあいつらの形の穴を開けても怒るなよ! 止めてやる!」
壱条ゆゆ:顔の前に警棒を掲げる。「聞かせて貰います。全部……なるべく多くのことを」
火渡ヒロミ:「フフ、自分たちは違うとでも?願いがない人間なんて居ないのよ」
火渡ヒロミ:「何を置いても優先すべき事がね」
仁奈川伊由:「…あたし、いつもヒロちゃんに悩み聞いてもらうばかりで…ヒロちゃんのこと教えてもらう機会、あんまりなかったね」
仁奈川伊由:顔を上げる。「…いいわ。いくらでも、それ、教えてもらうから…!」
GM:ミドル戦闘を開始します
風見将吾:ムン!
露野勲:しゃあっ
GM:配置は
仁奈川伊由:おす!

裕二(4)ヒロミ(7)


5m


勲(11)将吾(5)伊由(4)ゆゆ(4)

壱条ゆゆ:狭い武道場だぜ
GM:悲しいお知らせとして
風見将吾:さっき裕二クンががらんどうを使ってましたけど、あれは0ラウンド目扱い……?
GM:Eロイス《創造主の愛》の効果で仁奈川さんは裕二くんを攻撃できません
風見将吾:ww
風見将吾:かわいそう
GM:攻撃じゃなければ、可能です
露野勲:アプリが効いてる…
仁奈川伊由:なっなに~~!?
仁奈川伊由:攻撃じゃなければ可能…!理解しました
GM:止まらずの舌はOKかな~
仁奈川伊由:兄を愛しているかどうか言わせてやるッッ
風見将吾:止まらずの舌……! 出番があったのか!
壱条ゆゆ:同人誌を捗らせるんじゃない
GM:0ラウンド目扱いですが
GM:0ラウンド目にまだ手番が残っている人がいるなら
GM:先に行動可能です
風見将吾:なんと!
露野勲:残ってます!
仁奈川伊由:露野さんだけ動ける!
露野勲:やります!
壱条ゆゆ:やってしまえーっ!
壱条ゆゆ:《マスクウェルプログラム》。ダイス+3
壱条ゆゆ:はやまった
壱条ゆゆ:もあるよと言いたかった
露野勲:OKなら行動しま~す
仁奈川伊由:たよれるぜ
GM:どうぞ
露野勲:マイナーで骨の銃+死招きの爪。侵蝕率62→68
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ+ギガンティックモード! がらんどう抜きでぶち込むチャンス、二人まとめて攻撃します!
露野勲:まさかヒロちゃんさんが妨害なんてするはずない…
壱条ゆゆ:《マスクウェルプログラム》。ダイス+3
風見裕二:崩れずの群れでカバーします
露野勲:では、ダイス+3で合計12個、いける!
露野勲:12dx7
DoubleCross:(12DX7)→10[1,2,3,4,4,4,5,5,6,7,8,9]+4[3,3,4]→14

風見裕二:スプリングシールドも使用
露野勲:剣精の手!!!!
露野勲:低すぎ!
風見将吾:14!?
露野勲:1dx7+20
DoubleCross:(1DX7+20)→1[1]+20→0(ファンブル)

風見将吾:ファンブル!?
仁奈川伊由:いっ勲~~ッ
露野勲:ウワーッ!?低い!達成値21!
風見将吾:でもちゃんと繰り上がったぞ……!
GM:ファンブルではない
壱条ゆゆ:いや、剣精のやつはファンブル扱いには鳴らない
仁奈川伊由:妖精の手とバディムーブどっちか投げますか
露野勲:でもガードだから……当たるよネッ
壱条ゆゆ:ヒロちゃんはリアクションしないの?
GM:OKこれくらいならいけるやろ
GM:ドッジします
火渡ヒロミ:アドレナリン+リフレックス+血霧の盾
露野勲:リフレックス使うんジャン!
仁奈川伊由:ギャ~ッ
火渡ヒロミ:6dx6+5>=21
DoubleCross:(6DX6+5>=21)→10[6,6,7,8,9,9]+10[1,3,6,7,7,8]+10[1,2,7,8]+10[6,8]+10[5,9]+10[7]+3[3]+5→68→成功

露野勲:たっ高すぎ!
仁奈川伊由:エ~ッッ!?
壱条ゆゆ:よかったね 達成値高くても防げなかったじゃん
GM:流石C値6やで
露野勲:ダイス6個でこんなに回るのかい!
壱条ゆゆ:相対的にお得!!
壱条ゆゆ:6じゃん
露野勲:じゃあ…裕二くんにだけヒット……ってコトですか!?
GM:ですね
GM:ダメージが倍にならない
GM:エライ
露野勲:……ふつうダメージ!
風見将吾:血霧の盾はあかんて!
露野勲:3d10+25
DoubleCross:(3D10+25)→15[4,7,4]+25→40

露野勲:はい!
火渡ヒロミ:HP-5
露野勲:これで倒れてくれないかな
GM:もろもろ有効ですね?
露野勲:ぜんぶ有効です
GM:ガード値21と装甲8があるので
風見将吾:ガード値が高いよお
GM:11点受けました
GM:スプリングシールド二枚目消費
露野勲:ですよね!ちょっと演出!
露野勲:「待機させといた……」 抜き打ちに近い。リボルバーの引き金を引くよりも早く、それが射出される。
露野勲:「ぶちまけろ!」 蟲状の弾丸が、散弾のように飛び出す。骨と血でできた蟲の群れが弾けて、二人を襲う。
露野勲:だが、ここで、この二人を相手にするつもりではなかった――百足の駆除用のものだ。それは威力も精度も通常よりはるかに劣っていた。
火渡ヒロミ:「判断が早いって素敵よ」
火渡ヒロミ:その姿がゆらりと消える
火渡ヒロミ:「フゥー」
火渡ヒロミ:煙草の煙があたりに揺らめいている。
火渡ヒロミ:「ちゃんと見ないとね」
露野勲:「……くそ! ソラリス! というより……この二人は」
風見裕二:「フッ!」
露野勲:「こっちの手札をぜんぶ知ってる。やりづれえな……!」
風見裕二:槍で的確に弾を受け止める。
風見将吾:「さすがUGNエージェントってとこか。手加減して勝てる相手じゃねえな……」
露野勲:弾丸を、血と骨で再装填していく。 侵食率68→77
風見将吾:「裕二! ゴメンナサイするなら今だぞ、わかってんのか!」
風見裕二:「今まで兄さんは自分のやりたいようにやってきたでしょう」
風見裕二:「だから、僕もそうします」
風見将吾:「くそったれめ。あとで兄ちゃんに泣きついて来ても知らねえぞ……!」
GM:クリナップ
GM:Eロイス 暴食の胃袋の効果が発動します
GM:1d点のダメージを受けると良いでしょう
風見将吾:ハワワ
壱条ゆゆ:そうだった!
露野勲:オギャァ
壱条ゆゆ:30-1d10
DoubleCross:(30-1D10)→30-2[2]→28

風見将吾:どうしようかな。流石にこれにがらんどうするのはもったいないか。
仁奈川伊由:はわわ…
風見将吾:普通に受けようっと
露野勲:52-1d10
DoubleCross:(52-1D10)→52-3[3]→49

仁奈川伊由:24-1d10
DoubleCross:(24-1D10)→24-5[5]→19

風見将吾:29-1d10
DoubleCross:(29-1D10)→29-4[4]→25

風見将吾:ヨシ!
GM:更に儀式が進行します
GM:40+1d10
DoubleCross:(40+1D10)→40+1[1]→41

GM:うーん、もうちょっと頑張れ
仁奈川伊由:よ…よかった!
露野勲:そういう仕組みか! ほっとくと儀式が進行してしまう!
露野勲:短期決戦しかない!(もともとそう)
壱条ゆゆ:前ラウンドめっちゃ良かったからなあ
GM:続いてセットアップ
風見将吾:こちらはなし!
壱条ゆゆ:迷ったがここで切ります。《先陣の火》《アーティクルリザーブ》
露野勲:無し!
仁奈川伊由:なしです!
壱条ゆゆ:侵蝕61→67
壱条ゆゆ:乗用車に搭乗し、行動値が差し引き11上昇
火渡ヒロミ:《アクセル》《ラピッドファクトリー》《鮮血の奏者》
火渡ヒロミ:二人の行動値+6 攻撃力+12
火渡ヒロミ:HP-3
風見将吾:ラピッドファクトリー!?
風見将吾:珍しいエフェクトだ
風見将吾:チャーリーのラピッドチョコレートファクトリー
GM:セットアップエフェクトの範囲化ですね
風見将吾:アクセルの範囲化は便利すぎる!
壱条ゆゆ:だがこちらの方がまだ早い!

裕二(10)ヒロミ(13)


5m


勲(11)将吾(5)伊由(4)ゆゆ(15)

風見将吾:頼んだぞ行動値二桁組……!
GM:では行動値15の壱条さんから
壱条ゆゆ:マイナーで移動。ヒロちゃんたちのエンゲージへ
壱条ゆゆ:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》
壱条ゆゆ:ヒロちゃんは避けられると怖いし、弟くんに轢殺アタック!
壱条ゆゆ:11dx7+6
DoubleCross:(11DX7+6)→10[1,2,2,2,3,4,4,5,6,9,10]+10[4,7]+4[4]+6→30

風見裕二:ガード《スプリングシールド》
風見裕二:これでスプリングシールドはおしまい!
仁奈川伊由:おしまいだっよかった
壱条ゆゆ:4d10+25
DoubleCross:(4D10+25)→22[8,1,8,5]+25→47

壱条ゆゆ:こんなもん!
露野勲:ナイスアタック!
GM:うーん、がらんどうは残す!
壱条ゆゆ:チッ!
GM:47からガード値21と装甲8を引く
GM:18点ダメージ
壱条ゆゆ:では演出。
壱条ゆゆ:「――悪いモノにでも取り憑かれた? 裕二くん」
壱条ゆゆ:周囲に炎の陣が引かれる。「それなら――火車!」
壱条ゆゆ:武道場に現れる、超自然的な炎の牛車。
壱条ゆゆ:背後には、サイドカーほどの大きさの、さんちいらを捕えた小さな座敷牢の機体も出現している。
火車:にゃおん にゃおん
壱条ゆゆ:ゆゆが乗る機体の疾走には、何ら関係ない。
風見裕二:「それは、僕だけではないでしょう?ゆゆちゃ…ゆゆさん」
風見裕二:槍を構える。
壱条ゆゆ:「……それもそうだけど! さっきみたいには、防げないわよ」
壱条ゆゆ:炎の軌跡を描いて、火車が加速!
風見裕二:左足を後方の差さえとし槍を床に突き立てる。
壱条ゆゆ:「せ、あっ!」 通り過ぎざま、車輪から発した炎が男を飲み込む!
壱条ゆゆ:同時に、御者台からの回し蹴りも重ねる。
風見裕二:力を正面から受ける剛の護り。
風見裕二:「ぐぅ…ッ」
風見裕二:不動の構えで攻撃をしのぎ切る。
壱条ゆゆ:「硬っ、たい……!」赤熱した足が、細まった瞳が至近距離の二人を見据える。侵蝕67→75
露野勲:「手こずりそうだな、おい……」
風見将吾:「裕二を落とさんとヒロさんにまで届かん。おい勲、もう一回やれるか?」
風見将吾:「さっきのやつだ。遠慮は要らない……威力マシマシでだ!」
露野勲:「わかってる! だが、くそ、やりにくいんだよ!」
火渡ヒロミ:「じゃ、こっちからもやらせてもらうわね」
GM:行動値13
GM:火渡ヒロミの行動
火渡ヒロミ:《エクスプロージョン》《コンセントレイト》
GM:範囲攻撃なので
GM:壱条さん以外
火渡ヒロミ:7dx7+8
DoubleCross:(7DX7+8)→10[3,5,6,6,7,7,9]+10[1,3,7]+10[7]+5[5]+8→43

仁奈川伊由:達成値がやばいよ~
風見将吾:43w
風見将吾:ダイス7個なのによく回るな~
露野勲:強いよぉ とりあえずドッジchallengeかな
壱条ゆゆ:ヒロちゃんあまりに頃好きが高い
仁奈川伊由:ドッジしよう します
仁奈川伊由:2dx+1
DoubleCross:(2DX10+1)→9[2,9]+1→10

仁奈川伊由:無理だねえ
露野勲:4dx
DoubleCross:(4DX10)→7[1,4,5,7]→7

風見将吾:エクスプロージョンって装甲無視とかガード不能とかついてませんよね?
露野勲:はい無理
露野勲:将吾くんが仁奈ちゃん庇います?
風見将吾:ガードします。がらんDOと合わせてワンチャンあるはず……
GM:単純な範囲攻撃です
風見将吾:そうしましょっか。逆にニナちゃんがここで食らっておきたいならその限りではないんですけど
風見将吾:めかぶさんどうですか? カバーいる?
仁奈川伊由:いや!普通に侵蝕率も高いので守っていただけるならありがたいです
GM:鮮血の奏者で攻撃力は上がってますね
風見将吾:じゃあカバーしちゃお~ 崩れずの群れでニナちゃんをカバー。
仁奈川伊由:ありがとうございます!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を2(→2)増加(70→72)
GM:OK、ダメージだしますね
GM:5d10+20
DoubleCross:(5D10+20)→12[1,5,3,2,1]+20→32

GM:そこそこ~
露野勲:8点減らして、24点ダメージ。生存! HP49→25
風見将吾:がらんどうは最終ダメージ軽減だから、まずガード装甲で半減してからカバーで2倍にしてがらんどう……
風見将吾:ガードが6、装甲が8で14軽減。18の2倍で36ダメージ。
風見将吾:死ぬので、がらんどうします。
風見将吾:7d10-36
DoubleCross:(7D10-36)→45[10,2,10,5,8,9,1]-36→9

風見将吾:あっなんか逆だ 45軽減してノーダメ!
仁奈川伊由:すごいぜ
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を3(→3)増加(72→75)
風見将吾:すごいぞがらんどう! えらい!
仁奈川伊由:弟にもそう言ってあげましょう!
GM:演出
火渡ヒロミ:「フフ、まずはこれで」
火渡ヒロミ:「フゥ…」
火渡ヒロミ:煙草の煙が君達を包み込む。
火渡ヒロミ:「ハイ、3、2、1」
風見将吾:「くっそ」
火渡ヒロミ:手で爆発の仕草
風見将吾:「俺とモロかぶ……」
火渡ヒロミ:「ボン!」
仁奈川伊由:「ヒロちゃっ…」
火渡ヒロミ:その煙が発火し爆発する。
風見将吾:言葉が途中で切れる。全身を煙化させ、仁奈川を覆い隠した。
仁奈川伊由:両手を前に出して身を庇う。
仁奈川伊由:「……!」 だが無事だ。バッと顔を上げる。
露野勲:「……っつ……!」
火渡ヒロミ:「次はもう少し強くても良いかしら?」
露野勲:「よく守ったじゃねえか、将吾。目を離すなよ」
風見将吾:『今のはまぐれでなんとかなっただけだ。何度も庇ってられねえって!』
露野勲:全身を焼け焦がしながら、蛇が脱皮をするように、負傷した表面だけが剥がれ落ちる。
風見将吾:「……この二人、普通につええぞ。早くなんとかしろ……!」 実体化する。
露野勲:行動できるならあっしの番かな…!
GM:ですね
GM:行動値11露野さん
露野勲:ちょっと悩みはしますが、全力で撃つしかないぞ… 1回目はヘボってしまったし!がんばる!
風見将吾:いけー!がんばれー!
露野勲:マイナーで骨の銃+死招きの爪! 侵食率77→83
露野勲:これで死神の手も解禁。なのでメジャーは…
露野勲:コンセ+カスタマイズ+ギガンティックモード+死神の手! ターゲットは裕二&ヒロミ!
GM:こい!
露野勲:10dx7
DoubleCross:(10DX7)→10[1,2,2,3,7,8,8,9,10,10]+10[1,3,7,8,9,10]+10[6,6,9,10]+4[2,4]→34

仁奈川伊由:良い感じでは!
露野勲:剣精の…手!
仁奈川伊由:さらに!
風見将吾:リフレックス対策!
露野勲:2回目!
露野勲:1dx7+40
DoubleCross:(1DX7+40)→5[5]+40→45

露野勲:回らなかったけど、そこそこいい感じ!
風見将吾:繰り上がらないけどバディムーブとかする……? 貴重な範囲攻撃だし
仁奈川伊由:そうですね 一応あげます!
仁奈川伊由:+3して48にしてね
風見将吾:あげあげ!
露野勲:いただきます!48点!
火渡ヒロミ:《アドレナリン》《リフレックス》《血霧の盾》
火渡ヒロミ:6dx6+5>=48
DoubleCross:(6DX6+5>=48)→10[2,3,6,6,7,8]+10[1,1,6,7]+4[1,4]+5→29→失敗

火渡ヒロミ:流石にダメ
露野勲:回避型はこれだから怖い!
仁奈川伊由:よかったーッ
壱条ゆゆ:やったぜ
風見裕二:《崩れずの群れ》カバーリングします
火渡ヒロミ:HP-5
露野勲:がらんどうを消費させてやる…! ガードエフェクトはもうないのかな
GM:ない
風見将吾:よかった!
露野勲:じゃあ、諸々有効で…
露野勲:5d10+37
DoubleCross:(5D10+37)→36[7,6,6,10,7]+37→73

GM:でも普通にガード値は11ある
露野勲:よし!ベネ!
GM:高くない?
風見将吾:これは強いぞ~
仁奈川伊由:ダメージでかっ!すごい!
壱条ゆゆ:どっちも極端
GM:ガード値11装甲8
風見裕二:がらんどうの肉体
風見裕二:73-19-7d10
DoubleCross:(73-19-7D10)→73-19-32[7,1,8,2,3,2,9]→22

GM:22点受けます
露野勲:減るゥ!
壱条ゆゆ:ん?
壱条ゆゆ:二倍では?
露野勲:あ、カバーリングしたから2倍になるのか
GM:ぎゃあ
GM:そうですね
GM:えーと
GM:32軽減するけど
壱条ゆゆ:73から19ひいて二倍して32へらす
露野勲:難しいよぉ…
仁奈川伊由:難しい…
GM:54×2
風見将吾:さっき風見ゼミでやったとこ!
仁奈川伊由:108!
壱条ゆゆ:そうだそうだ
GM:ダメージは108まであるぞ
露野勲:ひゃ、ひゃく…
風見将吾:わかるか弟よ……カバーとがらんどうは思ったより相性が悪いんだぜ
GM:32を引くと
GM:76
仁奈川伊由:76!
風見将吾:露野アタック、結構な侵蝕を食ってるのでこれで倒れていただきたいな……w
露野勲:よ、よし!結構削りました!さすがに倒れないか…
GM:ま、まだ耐えてます
風見将吾:ギョエーッ
露野勲:じゃあ……演出します!
仁奈川伊由:ヒャーッ
風見将吾:すごく微妙なHPが残ってそう!
GM:累積で105点受けてます
壱条ゆゆ:弟に潔い倒れ方を教えておいてよ
露野勲:「いまの爆発……ヒロさん、そういうの持ってたんならよ……」 リボルバーを右手で構え、その弾倉に血を滴らせる。
露野勲:「もっと早く教えといてくれよ! こう……だな!」 激発。弾丸が放たれ、焦げた血を混ぜた弾丸が破裂する。
火渡ヒロミ:「くっ!」煙の残像を展開するが
露野勲:「ケーキ屋があんたの夢じゃなかったのかよ。ちゃんとやってただろ……この街で、ちゃんと!」 超高温の血液が周囲にばら撒かれている――
露野勲:「なんで胡散くせえ連中とつるむ必要があるんだよ。ふざけんな……!」
火渡ヒロミ:避けきれない
風見裕二:「ヒロミさん!」
風見裕二:槍を回転させる。
風見裕二:力を受け流す柔の盾。
露野勲:「……ちっ。硬ぇな。いつもの態度と同じぐらい硬い……!」
露野勲:侵食率83→96
風見裕二:「勲さん、貴方は兄を止めるべきでは」
露野勲:「お前が止まれよ。何やってんのかわかってんのか!?」
露野勲:「この街の人間がどうなってんのか、わかってんのかよ…!」
風見裕二:「解っていますよ」
風見裕二:「もう少し、付き合ってもらいますが」
GM:行動値11 裕二の攻撃です
風見将吾:素の行動値は俺より低いのに……!
風見裕二:《エンタグル》《オールレンジ》《爪剣》《コンセントレイト》《妖の招き》《異形の祭典》
GM:ダメージを受けると同エンに引っ張り重圧だ!
風見将吾:感情が重いよ~
仁奈川伊由:ヤダーッ
GM:対象は全員です
壱条ゆゆ:ヤダーッ
露野勲:いやじゃい~!
風見裕二:15dx7+8
DoubleCross:(15DX7+8)→10[1,1,1,2,3,3,4,5,6,7,7,7,8,9,10]+10[1,4,5,6,7,9]+10[4,10]+5[5]+8→43

風見将吾:というか重圧!?
壱条ゆゆ:回避
露野勲:回避するぞッ回避すれば問題ない!
仁奈川伊由:達成値が普通にやばい ドッジ!!
壱条ゆゆ:5dx
DoubleCross:(5DX10)→10[2,5,6,9,10]+1[1]→11

仁奈川伊由:2dx+1>=43
DoubleCross:(2DX10+1>=43)→8[1,8]+1→9→失敗

露野勲:5dx
DoubleCross:(5DX10)→10[1,1,8,10,10]+10[3,10]+8[8]→28

露野勲:かなり回ったけど無理
仁奈川伊由:あ~露野さんがんばってるのに…
風見将吾:重圧付与攻撃とがらんどう、どういうタイミングになるんだろ 重圧適用前にがらんどう1回できたりするのかな
壱条ゆゆ:ダメージ受けたら発動なんだから
風見裕二:1点でもダメージ受けたら重圧なので
風見将吾:だめそう!
風見裕二:がらんどうが先かな
壱条ゆゆ:がらんどうは先に出来るんじゃないの
風見将吾:できそう!!
風見将吾:じゃあガード! 重圧はもう絶対に食らうだろうが、戦闘不能は防ぐぞ……!
露野勲:どっちが仁奈ちゃんカバーにいきます? もっかい将吾くんお願いしてもいいですか…?
仁奈川伊由:風見さんに余裕があればで構いませんよ…!
風見将吾:ニナんちゃ、この戦闘だとあまり上がらなそうだからカバーどうしようかな~と思ってたけど
仁奈川伊由:なしでもいいよ!
風見将吾:どうしようかな~
風見将吾:単体攻撃ならギリギリ耐えられるかもだから、ここはなしでもいい?
露野勲:重圧で妖精の手が死んでしまうのがちょっと大変かも
風見将吾:あっそうか!
風見将吾:じゃあカバーしたげる!
仁奈川伊由:マイナーは空いてるから…!
風見将吾:重圧ってマイナーで解除できるんでしたっけ?
壱条ゆゆ:そうだぞ
壱条ゆゆ:マイナーでできます
露野勲:ああ、手番で解除できるのか!なるほどですね お任せします
壱条ゆゆ:今見た
風見将吾:そうなんだ! ちょっと迷うけど、じゃあここはカバーなしにします
仁奈川伊由:ありがとうございました!そのまま受けるん!
GM:ではダメージ出します
風見将吾:これで単体攻撃でも普通に死んだら笑えるが……
露野勲:きませい!
風見裕二:5d10+25+12
DoubleCross:(5D10+25+12)→18[1,2,8,2,5]+25+12→55

風見将吾:ガード値と装甲で14軽減して、そのままだと死ぬ!
風見将吾:55-7d10 がらんどうします。
DoubleCross:(55-7D10)→55-39[6,6,3,1,8,5,10]→16

露野勲:がらんどうはラウンド1回…!
風見将吾:55じゃないな。41から39軽減なので、2点受けました
風見将吾:!?
風見将吾:ああっ!
風見将吾:これ、ラウンド続いてたんだ!
風見将吾:すみません、がらんどう使えるものだとすっかり勘違いしてました
風見将吾:カバーすればよかったじゃん!
仁奈川伊由:そういうことになってしまいましたわね 勉強になった!
壱条ゆゆ:《閃熱の防壁》を勲さんに。厳しいところだが……
露野勲:私もいま気づきました
風見将吾:ニナちゃんすまんな……
壱条ゆゆ:我々全員、チュートリアルセッションだったかもしれん
露野勲:防壁、23点以上軽減してくれれば生き延びます
仁奈川伊由:こっちも気付かなかったから…!そのまま倒れます!
仁奈川伊由:1d10 リザレクト!
DoubleCross:(1D10)→1

風見将吾:なんかただ普通にカバーせずに死にました リザレクト。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→1)増加(75→76)
仁奈川伊由:リザレクトが上手でえらい
露野勲:リザレクトのプロが二人もいる
風見将吾:ほにゃほにゃ
壱条ゆゆ:55-7d10
DoubleCross:(55-7D10)→55-36[2,7,5,1,3,9,9]→19

仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1(→1)増加(74→75)
露野勲:あっ、閃熱すごい
壱条ゆゆ:よし! 平均値
仁奈川伊由:良い調子!
露野勲:生き延びた……! 装甲で8点軽減して、19→11点ダメージ
露野勲:つまりHPは25→14点!
壱条ゆゆ:侵蝕75→79
GM:お互いに固い
壱条ゆゆ:あと私は装甲14点ひいて41点くらって死にます
壱条ゆゆ:リザレクト
露野勲:そして異形の守りで重圧は消す 侵食率96→98
壱条ゆゆ:79+1d10
DoubleCross:(79+1D10)→79+7[7]→86

壱条ゆゆ:上がるなあ……。
GM:演出いきます
風見裕二:じゃらり。
風見裕二:槍に巻かれた鎖がほどける。
風見裕二:風見家に伝わる退魔の槍は魔を縛る鎖と槍が一体になった武器だ。
露野勲:「ンだよ、どう見ても呪いのアイテムじゃねえか……!」
風見裕二:「お祭りの演武で使ってたのを知りませんか?」
風見裕二:シャンシャンと鎖が音を出す。
風見裕二:まるで舞うように槍を回転させる。
風見裕二:「行きます!」
風見将吾:「演舞に持ち出すのやめろって何度も言ったろ! 絶対ロクな代物じゃねえんだから!」
風見裕二:鎖が一気に伸びて君達を絡めとる。
露野勲:「単に”祓”の音を出す楽器じゃねえ……あの鎖、うおっ!」
風見裕二:「覇ッ!」
風見裕二:一気に全員の体を浮かし。
風見裕二:床に叩きつける。
風見将吾:「こんなもん何度でも……うげッ」 煙化で仁奈川をかばおうとしたが、僅かなタイムラグをつかれて失敗した。
壱条ゆゆ:「うっ、ぐっ!」
壱条ゆゆ:腕に絡みつかれ、火車から引きずり下ろされる。
仁奈川伊由:「っ痛ぅ…!」
壱条ゆゆ:「火車!」
火車:呼びかけた声に応えるように、鎖の一本にじゃれついている。
火車:勲さんに向かった鎖だ。レネゲイドの力を遮り、鎖をただの鎖の威力に弱めている。
露野勲:「げ、ぶ……! 悪いな、猫公」 鎖が一瞬緩む――その隙に肉を削ぎ取り、血を破裂させ、鎖からは逃れた。
仁奈川伊由:「みんな、なんかいろいろ小技持っててズルいんだけど…」
仁奈川伊由:鎖に絡められたまま、じたばたと体をよじる。
露野勲:「俺はこんな小技持ちたくねえよ……。将吾、なんとか弟を黙らせろ!」
壱条ゆゆ:「はあ、っ……!」
風見将吾:「小技してくれる妖精さんとか呼んだらどうだ? ……わかってるよ、そろそろお兄ちゃんの出番だな……!」
壱条ゆゆ:「この、なにこれ、鎮められる、みたいな……」
仁奈川伊由:「好き勝手言うなっ…!はやくどうにかしてっ!」
風見裕二:「憑かれているのは、お互いさまでしょう」
壱条ゆゆ:物理的にだけではない。一時的に火車との繋がりが乱されている。
GM:続いてお兄ちゃんの手番だ
風見将吾:ムン!
風見将吾:これ、石塔判定からだから武器残ってるんですよね。余計にさっきニナちゃんをかばえばよかった……
風見将吾:まあいいや。マイナーで移動……はできないので、一応重圧を解除。
風見将吾:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》。弟を殴ります。
GM:どうぞ
風見将吾:10dx7+6
DoubleCross:(10DX7+6)→10[1,2,2,3,3,3,5,7,8,10]+10[2,8,10]+10[2,9]+4[4]+6→40

風見将吾:ヨシ!
風見裕二:ヒーン 泣いちゃうよ
風見裕二:ガード
風見裕二:ガード値は11あるんだ
風見将吾:ガードだとぉ~ 俺のエグザイルパンチの火力を知らないようだな裕二……!
風見将吾:5d10+2d10+12+25 対抗種パンチです。メインプロセス終了時にHPを3……失う……ので
DoubleCross:(5D10+2D10+12+25)→18[8,2,4,3,1]+13[8,5]+12+25→68

風見将吾:HP-2。泣きながらリザレクトします。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(76→81)
仁奈川伊由:ゆゆフィットアドベンチャーもあるよ!
風見将吾:ア!
風見将吾:ダメージはぴったり70!
露野勲:それも忘れてた!!
風見裕二:HPは111もあったのに105点も削られていて残りは6
風見裕二:ガード値11と装甲8で防いでも耐えられないよ
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を5(→5)増加(81→86)
風見将吾:こっちはメジャーのぶん。
風見将吾:ちょっと演出!
風見将吾:「裕二。ここ数年、お前とまともに組手したことはなかったよな」 ゆらりと立ち上がり、全身を煙化させる。
風見将吾:『稽古に呼ばれる度に全力で逃げてたのは、ただ単に面倒臭かったから……ってだけじゃない』
風見将吾:『────本気で戦ったら、100パー殺人犯になっちまうからだよ!』
風見将吾:壁に掛かった真剣、薙刀、短刀などを一気に奪い、前後左右上下の同時攻撃を仕掛ける。相手はオーヴァード……迷うことなく急所をめった刺し!
風見将吾:闇雲に振り回すのではなく、煙の四肢すべてが達人の腕前を持って襲いかかる。ヒロさん相手に取っておきたかったが、そうもいかない……!
風見裕二:「ぐ、おおおおおおおおおッ!」
風見裕二:槍と鎖で攻撃を捌く。
風見裕二:だが、追いつかない。
風見裕二:家に伝わる鎖帷子も気休めにしかならないだろう。
露野勲:「ぜんぜん見えん」
風見将吾:最後に右腕だけを実体化させ、顔面に拳をめり込ませます。壁までふっとばして戦闘不能にさせましょう。
風見裕二:「かはッ」
仁奈川伊由:「すごっ……」
風見将吾:「風見の技を安売りするわけにもいかんからな。……しばらく寝てろ、裕二」
風見将吾:「兄ちゃんがなんとかする」
露野勲:「これを健康のための武術とかって言ってんのは、どう考えても広告詐欺の一環だぜ」
壱条ゆゆ:「武道の誇りがなさすぎない……?」
風見将吾:「二人ともうるせえよ! とにかくまずは一人、だ」
火渡ヒロミ:「強いわねえ」
仁奈川伊由:「強いよね」
仁奈川伊由:「UGNでもないのに…」
火渡ヒロミ:「フフ、そうねえ」
仁奈川伊由:「…UGNだって、ちゃんと良い所見せなきゃね」
火渡ヒロミ:「ちょっと驚いたわ。あの将吾や勲やゆゆが」
火渡ヒロミ:「ここまで強くなるなんて」
火渡ヒロミ:「伊由も強くなったところを見せてくれるってわけね」
火渡ヒロミ:「じゃあ、ちょっと見せて貰おうかしら?」
仁奈川伊由:「うん。…うん、見せてあげる…!」
仁奈川伊由:ではこのまま手番に移らせていただきやす!
GM:どうぞ
仁奈川伊由:マイナーで重圧解除。
仁奈川伊由:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《神の御言葉》。ヒロちゃんを対象に交渉攻撃します。装甲無視!
仁奈川伊由:8dx7+16 とうっ
DoubleCross:(8DX7+16)→10[4,4,6,6,7,8,9,10]+10[1,1,2,8]+6[6]+16→42

仁奈川伊由:妖精の手!
仁奈川伊由:あっ…いや
仁奈川伊由:暴食の胃袋でダイス二個マイナスされているというウワサを忘れていました!振り直しますね
仁奈川伊由:6dx7+16
DoubleCross:(6DX7+16)→10[2,4,4,7,8,10]+10[4,7,10]+3[2,3]+16→39

風見将吾:えらい……! 振り直してもほぼ下がっていない!
仁奈川伊由:ここに《妖精の手》!
露野勲:いいぞッ
仁奈川伊由:1dx7
DoubleCross:(1DX7)→5[5]→5

仁奈川伊由:計算ができなくなっちゃった え~と
GM:51かな
仁奈川伊由:51!
仁奈川伊由:良い感じの出目!
露野勲:繰り上がってる!
壱条ゆゆ:30+5+16ですね
壱条ゆゆ:妖精で30が確定し最後の出目で5が出てる おいしいところ!
仁奈川伊由:やったあ~!
火渡ヒロミ:《アドレナリン》《リフレックス》《血霧の盾》
風見将吾:こわいよ~
火渡ヒロミ:6dx6+5>=51
DoubleCross:(6DX6+5>=51)→10[6,7,7,8,9,9]+10[4,4,4,5,9,10]+2[2,2]+5→27→失敗

火渡ヒロミ:ダメ~
風見将吾:ホッ
仁奈川伊由:出目がにな!
風見将吾:本当だw
仁奈川伊由:よ~しよしよし……ではダメージ出します
壱条ゆゆ:そろそろ血霧ないやろ
仁奈川伊由:6d10+5+25装甲値無視
DoubleCross:(6D10+5+25)→36[10,10,4,3,5,4]+5+25→66

仁奈川伊由:ウオォーッ66ダメージ装甲無視!
風見将吾:ゆゆフィはのって……る?
仁奈川伊由:あっ!
風見将吾:ゆゆフィット!
仁奈川伊由:すいません!さらに+2!
壱条ゆゆ:のせれ~
仁奈川伊由:これが俺達の…68だ!!
露野勲:やったーっ
GM:ヒロミさんはもともとそこまでHPが高くない上にガンガンHPを消費しているので
GM:耐えられませんね
仁奈川伊由:やっ…やったか…!?
GM:戦闘不能です
仁奈川伊由:ワッ ワァ……!!
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を9(→9)増加(75→84)
壱条ゆゆ:やったーっ
仁奈川伊由:ではこのまま演出!
仁奈川伊由:鬼火が舞う。先ほど風見さんの攻撃にて散らばった武具達が、カタカタと震えて浮き上がる。
仁奈川伊由:陽動するように飛び回る武具の中に、狛犬が出現。
仁奈川伊由:「絶対に逃がさないんだから…!」
仁奈川伊由:煙の妨害をものともせず二匹の犬が駆け抜けて、ヒロちゃんに突進する。
火渡ヒロミ:新しいタバコに火を付けて加える。
火渡ヒロミ:(煙の残像は…もう意味が無いかしら)
火渡ヒロミ:「フゥ…強くなったわね。キツネツカレ」
仁奈川伊由:「…ありがと。嬉しい」てくてくと歩いて、そちらに近寄る。
仁奈川伊由:「あのね。あたし」
仁奈川伊由:「ヒロちゃんがFHでも、それでヒロちゃんのこと嫌いになったり、じゃあ敵なのねって思えるわけじゃないわ」
仁奈川伊由:「ヒロちゃんのこと、普通に好きだし…」
火渡ヒロミ:「もうちょっと、用心深くても良いと思うけど」
火渡ヒロミ:「そう言ってくれて嬉しいわ」
GM:全員の手番が終わったので
GM:儀式が進行します
仁奈川伊由:アワワ
GM:1d10+41
DoubleCross:(1D10+41)→8[8]+41→49

仁奈川伊由:今度は良い出目がでた!
壱条ゆゆ:さっさと壊そう
GM:戦闘はここで終了します。
壱条ゆゆ:むむむ
仁奈川伊由:ゆゆゆ…

ミドル4-ラウンド5

壱条ゆゆ:「っつ……」 鎖を振りほどきながら立ち上がる。
壱条ゆゆ:「……それで。事情を聞かせて頂けますか。火渡さん」
火渡ヒロミ:「もう少しって感じだけど、時間は稼げたわ」
露野勲:「納得できねえ。何から聞けばいいのか……くそ……!」
露野勲:「……時間稼ぎ……!?」
火渡ヒロミ:「話すのは良いけど」
火渡ヒロミ:「ちょっと油断しずぎかもしれないわね」
仁奈川伊由:「何を…」
風見裕二:『フフ…』
風見将吾:「どうする。石塔壊すなら今、なはずだが……」
風見将吾:「……!」
風見裕二:Eロイス《不滅の妄執》の効果で復活。
風見将吾:「お前……」「裕二じゃねえな? どこのどいつだ?」
風見裕二:『主体はお前の弟に違いはない、今は』
風見裕二(人体卿):『仕方なく、この人体卿が体を使っているがな』
風見将吾:「ああ……!?」
仁奈川伊由:「…っ」
風見裕二(人体卿):手に一枚の紙を持っている。
壱条ゆゆ:「それは……」
風見裕二(人体卿):『理想の人間の設計図、この完成が我が願いであり』
風見裕二(人体卿):『目的だ』
GM:Eロイス《ファイトクラブ》の効果です。
仁奈川伊由:なんとなく嫌な予感を覚え、近場にいたゆゆちゃんの服の裾を掴む。
風見将吾:「だとしたら残念だったな。前回同様、お前さんの目的も願いも俺らが粉砕して終わりだよ」
風見裕二(人体卿):『そうかな?』
露野勲:「……一度負けたくせに、態度がでけえんだよ。諦めてここで失せろ」
露野勲:「何を狙ってる?」
風見裕二(人体卿):『まあ、そう焦る必要はない』
壱条ゆゆ:警棒から炎の鞭を生み出す。
風見裕二(人体卿):『私は私の目的の為にこの儀式を奪うつもりだ』
壱条ゆゆ:「焦る必要は無くても、壊すモノは壊すわよ」
壱条ゆゆ:石塔への攻撃はできますか?
GM:できます
壱条ゆゆ:じゃあ破壊しておこうかな。侵蝕あるし
風見将吾:やっちゃいな!
仁奈川伊由:してして!
壱条ゆゆ:《コンセ:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》 乗用車にて破壊
壱条ゆゆ:9dx7+6
DoubleCross:(9DX7+6)→10[1,4,4,6,7,7,7,9,10]+10[2,6,7,9,10]+10[2,6,10]+5[5]+6→41

GM:ダメージどうぞ
壱条ゆゆ:よし
仁奈川伊由:心を感じる出目
壱条ゆゆ:5d10+27
DoubleCross:(5D10+27)→15[3,1,1,5,5]+27→42

風見将吾:唸れネコカー!
壱条ゆゆ:……足りねえ!!
壱条ゆゆ:なんだそのダメージダイス! やる気あるのか!
仁奈川伊由:あと8ダメージ…!
GM:次ラウンドなので手番が空いてる人は素殴りでも良いのでは
仁奈川伊由:ゆゆフィットは!?
壱条ゆゆ:足してます
仁奈川伊由:あ~ん
壱条ゆゆ:そうですね、風見さん素殴り頼む
仁奈川伊由:武器つくりっぱだからいけるぜ
壱条ゆゆ:侵蝕86→94
風見将吾:あっそうか、手番……は残ってるのか
風見将吾:残ってるというか、ラウンドとは別の手番で殴っていいのか
露野勲:風見さん……殴り壊してください…!
壱条ゆゆ:戦闘終わったしね
風見将吾:5dx+6 素殴り!
DoubleCross:(5DX10+6)→9[2,6,8,9,9]+6→15

風見将吾:出目が腐った時のC値8くらいの出目だ。ダメージ!
GM
風見将吾:2d10+2d10+12+25 ※本当はここにゆゆフィットの2が乗る
DoubleCross:(2D10+2D10+12+25)→13[9,4]+4[3,1]+12+25→54

GM:石塔破壊
風見将吾:HPは残り2。なんとか生き残ったぞ
仁奈川伊由:すごい~…
露野勲:完全破壊
壱条ゆゆ:走った火車が、石塔を轢き壊す。
風見裕二(人体卿):『ふむ、十海にとっては忌々しい結果だろうが』
風見裕二(人体卿):『私には十分だ』
風見将吾:「やべやべっ。なるべく天井とか床は守らねえと……!」 弾け飛んだ石塔のかけらを次々とキャッチ。
風見将吾:それらのかけらを、最後に残った石塔の基幹部分に思い切り投擲する。
露野勲:「何を考えてやがる……石塔を守るつもりじゃなかったのか?」
壱条ゆゆ:「……守る気が大して感じられないのは気になってた」
風見裕二(人体卿):『願いを叶えるのに必要なのは魂の情報量だ』
壱条ゆゆ:「百足とさんちいらがいれば十分だと考えたのかも知れないけど」
風見将吾:「ただの負け惜しみじゃねえのか? 大物ぶって出てきたもののあっさり負けて、どうするか考えてるんだろ」
風見裕二(人体卿):『これだけ浮上していれば』
風見裕二(人体卿):『残りの魂の情報は私自身を贄とすれば足りるだろう』
風見将吾:「……贄がなんだって?」
風見裕二(人体卿):『十海は新たな巫女を作る、私はそれが完全な人間であれば問題ない』
露野勲:「新しい巫女って、それは……」 仁奈川を見る
風見裕二(人体卿):『そしてお前たちは私が居なくなれば弟が戻る』
風見裕二(人体卿):『利害は一致している』
風見裕二(人体卿):『問題は…なにも無い』
露野勲:「おい! それは、こいつのことじゃねえのか!?」
風見裕二(人体卿):『我が作品よ』
仁奈川伊由:「っ」ゆゆちゃんの服の裾を掴んだまま身をすくませる。
風見裕二(人体卿):『儀式の場、十海神社で待つ』
風見裕二(人体卿):『必ず、来るのだ』
風見裕二(人体卿):創造主の愛の効果で逆らう事はできません。
壱条ゆゆ:「伊由……!」
仁奈川伊由:「うるさいっ…うるさいなあ…!」
壱条ゆゆ:裾を掴んだ手を握り返す。「どういうこと!」
壱条ゆゆ:人体卿に叫び返す。「伊由に何をしたの!」
風見裕二(人体卿):Eロイス 不滅の妄執の復活時の効果を適用しシーンから退場します。
仁奈川伊由:「あたしは…」涙目になっている。「…作られた物は、作った人に反抗することができないんだって」
壱条ゆゆ:「…………っ」
GM:そして君達は市内全土にワーディングが展開されるのを感知する。
風見将吾:「なんか様子が変だったのはそれか……いつからだ? いや、聞くだけ意味ないか」
壱条ゆゆ:伊由の、震える体を抱え込むように、不器用に抱きしめる。
仁奈川伊由:おとなしく抱きしめられる。
GM:五芒星の中心、十海神社から強い力を感じるでしょう。
風見将吾:「行くなっつってもニナちゃん一人で行っちまうんだろうな、これは……」
露野勲:「……神社の方か」
壱条ゆゆ:「大丈夫。……大丈夫だから」
壱条ゆゆ:自分にも言い聞かせるように。そして、神社の方を睨み付ける。
仁奈川伊由:「んん…。…あたし、これ以上話せないの」
露野勲:「……何が大丈夫だ。壱条ゆゆ。こんなもん、大丈夫なはずねえだろ……!」
露野勲:「この街の大人は何やってんだよ! ヒロさんだって、俺は、信用できる大人だって思ってた」
火渡ヒロミ:「そう、大丈夫。まだ、大丈夫よ」
仁奈川伊由:目元を拭う。「ヒロちゃん」
風見将吾:「俺はまだ、ヒロさんを信用できると思ってるぜ。半分くらいはな」
壱条ゆゆ:「私だって分からないわよっ」
火渡ヒロミ:「言ったでしょう、主体は裕二くんにある」
風見将吾:「街への想いは本物のはずだ。……神社に行く前にヒロさんから話を聞いておこう」
露野勲:「……ああ。ああ、そうだろうよ。何考えてんだよ……どいつもこいつも」
露野勲:(こんなガキを引きずり回して、誰が助けてやるつもりなんだ。大人なら……なんだって自分のことは一人で解決できるんだ)
露野勲:(大嫌いだ)

GM:ロイスと購入が可能です
壱条ゆゆ:購入は応急手当
壱条ゆゆ:4dx+5
DoubleCross:(4DX10+5)→10[6,7,9,10]+9[9]+5→24

仁奈川伊由:ロイス全埋まり!
露野勲:火渡ヒロ 尊敬/失望〇 でロイスを取得!
壱条ゆゆ:ロイス変更 友人/仁奈川伊由/庇護:○/恐怖/ロイス
露野勲:購入は応急手当
露野勲:4dx+2
DoubleCross:(4DX10+2)→10[4,7,8,10]+5[5]+2→17

露野勲:成功!手持ちをありったけ使います。合計3個
露野勲:6d10+14
DoubleCross:(6D10+14)→42[5,9,4,8,8,8]+14→56

壱条ゆゆ:人体卿?/風見裕二/執着:/追求:○/ロイス
露野勲:52点まで完全回復!以上
仁奈川伊由:応急手当買います~
仁奈川伊由:9dx+1>=8
DoubleCross:(9DX10+1>=8)→10[2,3,3,5,6,7,7,8,10]+4[4]+1→15→成功

仁奈川伊由:ヤッタネ 二個持ってるのでまとめて使います
壱条ゆゆ:応急手当ふたつあるので使います
仁奈川伊由:4d10+1
DoubleCross:(4D10+1)→26[7,5,8,6]+1→27

壱条ゆゆ:7+4d10
DoubleCross:(7+4D10)→7+24[7,6,3,8]→31

壱条ゆゆ:全回復
仁奈川伊由:完全回復!HP24!
壱条ゆゆ:なんか必死にやってる感あっていいな
風見将吾:ロイス購入やってなかったので今のうちにやっておきます。まず手持ちの応急で回復。
風見将吾:2+2d10
DoubleCross:(2+2D10)→2+10[9,1]→12

風見将吾:12+2d10
DoubleCross:(12+2D10)→12+9[4,5]→21

風見将吾:21+2d10
DoubleCross:(21+2D10)→21+7[3,4]→28

風見将吾:最大HPが29なので、ほぼ全快
風見将吾:購入は応急にしよ。判定でダメージ受けるかもしれない
風見将吾:4dx+1=>8
DoubleCross:(4DX10+1>=8)→8[3,6,7,8]+1→9→成功

風見将吾:応急が3個→1個になって以上です。ロイスは次シーンでヒロさんと話してから取ろうかな。

マスターシーン2

風見裕二:その事を知ったのは。
風見裕二:祖父の日記を読んでからだ。
風見裕二:思えば、それも罠だったのだろう。
風見裕二:日記によると祖父はこの街の有り様を致し方なしと思いつつも。
風見裕二:その枠組みに組み込まれる事を良しとしなかった。
風見裕二:だから父や僕達に二の海としての役割を引き継がせなかった。
風見裕二:それを十海は咎めなかったらしい。
風見裕二:自分は正しい事をしているのだから。
風見裕二:いつか理解して戻ってきてくれる。
風見裕二:そのように祖父に告げたそうだ。
風見裕二:長い歴史の中で。
風見裕二:十つ海の幾つかの家が離れても。
風見裕二:いつかは戻ると信じているらしい。
風見裕二:僕は。
風見裕二:兄がずっと何かに囚われていて。
風見裕二:それに僕を関わらせたくないと思っている事を知っている。
風見裕二:それは僕がぐずってついていかなかったあの夜からなのだろう。
風見裕二:今も、兄は僕の助けを必要としない。
風見裕二:それは兄の優しさだと思うが。
風見裕二:僕の力の無さでもあるのだ。
風見裕二:そういう僕の心を上手く利用されたことは否めない。
風見裕二:それでもいい。
風見裕二:十海は僕を歓迎し。
風見裕二:僕は力を得た。
風見裕二:これで、僕も足手まといにはならないんだ。
風見裕二:「…」
風見裕二:「兄さんたちは色々な物を犠牲にしてきた」
風見裕二:「だから僕も」
風見裕二:「願いの為なら何を犠牲にしても構わない」

ミドル5

GM:クライマックス前の情報整理などを行うシーンになります
風見将吾:もうクライマックス前だったんだ!
風見将吾:と思ったけど侵蝕みんな結構上がってるから、それもそうか
露野勲:もう100%よ
GM:ヒロミさんにお話を聞いたりできるので
GM:全員登場です
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→10)増加(86→96)
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→6)増加(84→90)
壱条ゆゆ:1d10+94
DoubleCross:(1D10+94)→8[8]+94→102

露野勲:1d10+98
DoubleCross:(1D10+98)→8[8]+98→106

壱条ゆゆ:結局この侵蝕よ……

GM:風見道場。
GM:少し破損してしまったが話し合いをするのには十分なスペースがある。
GM:魔獣卿ことフィリップ捜査官も向井署長の伝言を持って合流していた。
風見将吾:「それで?」
風見将吾:「いったいどういう理由で、俺達の邪魔をしたんだ。ヒロさん。裕二も」
露野勲:「まったくだ。何を考えてんだよ……街をめちゃくちゃにするつもりか?」
壱条ゆゆ:(何から聞けばいいのか……)額を抑えて考えている
仁奈川伊由:(いるし……)魔獣卿を見ている。
フィリップ・ムーンライト:「…」割と興味深そうな笑顔で話を聞いている。
火渡ヒロミ:「そうねえ」
火渡ヒロミ:「貴方たちは、この儀式がどんなものか」
火渡ヒロミ:「どの程度理解しているの?」
火渡ヒロミ:「それによって説明の仕方が変わるんだけど」
露野勲:「異界だかなんだかを浮上させる、って言ってたやつがいる」
壱条ゆゆ:「儀式自体は、代価を捧げて恵みを得るもの。今までは人形と記憶を捧げて、ささやかな望みを叶えていた」
壱条ゆゆ:「それを、今回はより大規模にやろうとしている……という段階までは間違いなく聞いています」
露野勲:「ああ。そいつは本当か? 街がどんどんめちゃくちゃになってる。石塔がその要なんだってな」
風見将吾:「すでに一般人にも影響が出始めてる……らしい。俺達には見えないけどな」
露野勲:「そんなことに手を貸すつもりだったのか? それとも、これが間違ってんのか?」
火渡ヒロミ:「そうね、まず一つは願いを叶える儀式」
火渡ヒロミ:「ただし、ささやかな贄ではささやかな願いしか叶わない」
火渡ヒロミ:「子供の思い出って意外とささやかではないんだけど。今はそれは置いておくわ」
風見将吾:「まったくだな」 苦々しく言う。
仁奈川伊由:「ふうん…」 子供の頃の思い出がなく、ぴんとこないような顔。
火渡ヒロミ:「大きな願いを叶えるには大きな贄を必要とする」
壱条ゆゆ:「今までの、街がそれとなく繁栄する程度では不足だと」
火渡ヒロミ:「十海は今まで決定的な災いを避けてここまで来た」
火渡ヒロミ:「それこそ応仁の乱の頃からね」
火渡ヒロミ:「僅かな繁栄はオマケのようなモノ」
露野勲:「もともとは……災いを避けるためのものか? プラスマイナスの収支がプラスになっているように見えたのは……」
火渡ヒロミ:「決定的な失敗を十海は恐れている」
露野勲:「でかいマイナスをどうにかするついで、か……」
火渡ヒロミ:「それは何故か」
風見将吾:「オマケだったのかよ。結構な量のオマケだな……」
壱条ゆゆ:「数百年……気が遠くなる話ね」
フィリップ・ムーンライト:「それは、つまり。美味い話に騙されて仲間を生贄にされた流民の出だからかい?」
露野勲:「……流民? 十海が?」
壱条ゆゆ:「え?」
フィリップ・ムーンライト:「これは魔石卿の受け売りなんだがね」
フィリップ・ムーンライト:「戦乱から逃れた都の有識者や技術者を地方の統治者が雇い入れるのは良くあることだ」
フィリップ・ムーンライト:「十海はそういう使える流民の1人だったらしいね」
仁奈川伊由:「もともと土地を納めていた領主様じゃないの?」
火渡ヒロミ:「元々この地を治めていたのは箕厨戸という一族ね」
風見将吾:「星見博士に言われて獣の神?と契約したやつだよな。最終的に討たれて死んだ」
フィリップ・ムーンライト:「そして生贄を必要とした箕厨戸某が十海を上手くだまして彼の故郷の人間を呼び寄せたのが始まりだ」
壱条ゆゆ:「そんな関わりが……」
露野勲:「……順序関係がわかってきた。最初は箕厨戸か」
フィリップ・ムーンライト:「故郷は戦乱だ。地方で採用された人間を頼って逃げ出した流民が居たという訳だ」
風見将吾:「流民たちは、殆どが生贄として湖に沈められたって聞いたが」
風見将吾:「その生き残りが今の十海か?」
壱条ゆゆ:「じゃあ、十海の先祖はその復讐のために、主であった箕厨戸領主を討ったってこと?」
火渡ヒロミ:「十海もまさかそんな仕打ちを受けるとは思っていなかったようね」
フィリップ・ムーンライト:「普通にこの地で技能を活かして重用され始めた矢先だったという所までは魔石卿が調べている」
壱条ゆゆ:「そんなの叛乱起こされて当然に思えるわね」
壱条ゆゆ:「……でも、それでも遠見は、自分の故郷を滅ぼしたと言ってもいい獣を利用する方向にしたのよね?」
火渡ヒロミ:「地勢や天候を見る技術はあっても人を見る目が無かったようね」
火渡ヒロミ:「だから身内しか信じない」
火渡ヒロミ:「うすうす気付いているとは思うけれど」
火渡ヒロミ:「それが今も生き続ける十海清鷹という人物」
露野勲:「ああ。”市長”は……たしかに、俺たちが殺したからな」
壱条ゆゆ:「本人……なんですね。本当に」
壱条ゆゆ:頭痛を堪えるような表情。レネゲイドを知っていてもなお、受け入れ難い。
火渡ヒロミ:「彼にとって人知では知る由もない災いを避ける事が」
火渡ヒロミ:「不幸にならない事。幸福へと至る最初の一歩」
露野勲:「災いを避けてる? 誰かに押し付けてるだけじゃねえのか」
露野勲:「代償はタダじゃない」
風見将吾:「ちなみに、その身内つーのは……」
風見将吾:「どこまでだ? 風見みたいな"数字持ち"もか?」
風見将吾:「さっきとっ捕まえた爺さんも、やれ身内だの身内じゃないだのみたいなことを言っていた」
火渡ヒロミ:「この街で生まれた人間全員ね」
壱条ゆゆ:「思ったより広い判定ですね……?」
フィリップ・ムーンライト:「なるほど、そう言う事か」
フィリップ・ムーンライト:「この儀式で優先的に狙われるのは」
フィリップ・ムーンライト:「外部の人間だね?」
仁奈川伊由:「狙われるって…」
壱条ゆゆ:「どういうこと?」
フィリップ・ムーンライト:「何らかの方法で識別して、街の住人以外から犠牲にするんだ」
仁奈川伊由:「あの、芽を植え付けられてた人たちのこと?」
フィリップ・ムーンライト:「恐らくは、この街で生まれるという事でそこから除外される」
露野勲:「生まれた土地で、区別されるのか……!」
火渡ヒロミ:「もちろん儀式の規模が大きくなればこの街の住民にも影響は出る」
火渡ヒロミ:「でも、悪影響を先に受けるのは外部の人間と言う事になるわ」
風見将吾:「今回の場合はどうなる?」
風見将吾:「外部の人間でもこの街の住人でも、一般人に影響が出るなら儀式は止めたほうがいいだろ」
風見将吾:「繰り返すが、俺達はそれを止めようとしてたんだぞ」
火渡ヒロミ:「今は、ある程度で止まっているから多少体調を崩す人間がいる程度でしょうね」
壱条ゆゆ:「何の勝手で選別するのよ。最終的に十海本家の人間だけが残るなんてことになるんじゃないの」
露野勲:「まったくだ。なんでそんな儀式に手を貸すんだよ」
火渡ヒロミ:「理由があるのよ」
火渡ヒロミ:「まず、この儀式は予言の巫女の力が失われつつある事が始まりだった」
火渡ヒロミ:「だから十海は色々な手を尽くして巫女の力を得ようとした」
火渡ヒロミ:「巫女の力を回復させる為に治療法を研究したり」
火渡ヒロミ:「巫女の体を新しい物に取り換えようとしたり」
火渡ヒロミ:「巫女の力を複製できないかとも考えた」
仁奈川伊由:「…その実験結果の67番目があたしってわけね」
火渡ヒロミ:「そう…ね」
露野勲:「そうだ。ヒロさんが……あんたが連れて来たんだろう……!」
壱条ゆゆ:「前代の巫女……」
火渡ヒロミ:「十海は、結局最初と同じやり方をするしかないと考えた」
火渡ヒロミ:「それがこの儀式」
露野勲:「やり直すってわけか……」
露野勲:「あんたは賛成なのかよ。こんなやり方」
火渡ヒロミ:「十海は古い巫女に見切りをつけて新しい巫女を得ようとしている」
壱条ゆゆ:「最初にやった儀式を、もう一度行って」
火渡ヒロミ:「でも、私はそれを許せない」
壱条ゆゆ:「次の……少なくとも数百年の平穏を……?」
風見将吾:「……? 許せないってんなら、むしろ儀式を妨害する側じゃないのか」
壱条ゆゆ:さんちいらが言っていた言葉を思い出す。あれがそのままの意味だったのか。
火渡ヒロミ:「…この儀式は」
火渡ヒロミ:「異界を浮上させるという意味がある」
火渡ヒロミ:「完全に妨害してしまえば」
火渡ヒロミ:「それが成し得ない」
火渡ヒロミ:「だから、ある程度は進行させなくてはいけなかったし」
火渡ヒロミ:「ある程度で止める必要があった」
火渡ヒロミ:「UGNの介入を許せば完全に止められかねないからね」
壱条ゆゆ:「最低限だけ異界を浮上させなければならない……?」
火渡ヒロミ:「貴方たちに適度な所で止めて貰いたかったというのが私の理由」
仁奈川伊由:「……もしかして」瞬く。
仁奈川伊由:「星見塔湖を引っ張り出そうとしてたの?」
火渡ヒロミ:「違うわ」
露野勲:「じゃあ、ンな中途半端な状態で止めて、何の得があるんだ」
火渡ヒロミ:「あの異界には巫女が眠っている」
火渡ヒロミ:「歴代の巫女は彼女に体を貸していただけ」
火渡ヒロミ:「最初の巫女はずっとあの場所にいる」
露野勲:「……そこに、巫女が?」
壱条ゆゆ:「待ってください。でも、最初の巫女はもう力を失っているのではないの?」
火渡ヒロミ:「失っている、そうね。失っている」
火渡ヒロミ:「その巫女を連れ出したい」
火渡ヒロミ:「それが私の望み」
露野勲:「……なんでだ?」
露野勲:「なんで連れ出したい? あんたの……知り合いか何かかよ」
火渡ヒロミ:「巫女が、どうして未来予知ができると思う?」
火渡ヒロミ:「どうして、今。その力を失ったのだと思う?」
露野勲:「……わかんねえよ……未来からでも来たんだろ。今年分までの新聞しか読んでねえからタネ切れだ」
火渡ヒロミ:「なんだ、解ってるんじゃない」
風見将吾:「ああ?」
露野勲:「……あン?」
壱条ゆゆ:「えっえっ」
火渡ヒロミ:「未来の事を知りたいと願った男に神は未来から一人の少女を連れて来た」
仁奈川伊由:「ええ…?」
火渡ヒロミ:「贄として捧げられ、ちょっと歴史に詳しい」
火渡ヒロミ:「そういう子を」
露野勲:「……冗談だろ……」
仁奈川伊由:「なんで…そんなことわかるの?」
火渡ヒロミ:「だから彼女が知るのは13年前のあの夜まで」
露野勲:「待てよ。待て……だから、こんなことを? それなら、なんでもっと早く……」
壱条ゆゆ:「…………」言葉を失っている
火渡ヒロミ:「解るわ。私は他人の記憶を見る事が出来る」
風見将吾:「……ちょっと待て。マジか」
風見将吾:「生きているのか? まだ?」
火渡ヒロミ:「記憶探索者っていうのかしら。この街の記憶を時間をかけて読んだ」
露野勲:「記憶に潜るオーヴァード。オカルト界隈で聞いたことがある……」
風見将吾:「メモリダイバー。あんたがそうだったのかよ……!」
火渡ヒロミ:「あの異界は神を封じる場所。時間の流れはとても遅い」
露野勲:「言いたいことはわかる。あんたがなんで、こんなこと……しようとしたのか……」
露野勲:「九段さんは、まだそこにいるのか……!」
火渡ヒロミ:「多分」
壱条ゆゆ:「そんな」
火渡ヒロミ:「絶対ではないけれど。私はそう信じている」
壱条ゆゆ:「……そんな。ことって……」
露野勲:「くそっ! 理由は、わかった。少し……整理させてくれ……」
風見将吾:「迷う必要があるか? やるべきことは明確だ」
風見将吾:「九段先輩を助け出す。然る後に、クソみたいな儀式も叩き潰す」
風見将吾:「二度と、いたいけな女の子が妙な空間に閉じ込められたりしないようにな」
露野勲:「……お前の弟は、どうなんだ」
露野勲:「話を、聞けよ」
火渡ヒロミ:「裕二くんが巻き込まれたのは、迂闊だったわ」
火渡ヒロミ:「あの子は一応の自我は保っているけれど人体卿に精神を接続されている」
風見将吾:「……はあ。なんで首を突っ込んだんだ。オーヴァードでもないのに……」
風見将吾:「あの夏祭り以来、俺は少しずつおかしくなっていった。そのせいか?」
風見将吾:「俺がもうちょっと弟を信頼して、異能のことも何もかも全部話して、協力を申し出てりゃあ……」
壱条ゆゆ:「大体それ、人体卿って乗り移るようなものなの?」フィリップに向けて。
フィリップ・ムーンライト:「ふーむ、僕達は代替わりする事はあるからね」
フィリップ・ムーンライト:「コレクションを受け継いで次の世代の蒐集卿が生まれる」
フィリップ・ムーンライト:「そういう一例だと思っていたんだけど」
フィリップ・ムーンライト:「まさか本人が体を乗り換えているとはねえ」
露野勲:「人体丸ごと入れ替わってんのはおかしいぜ。どうにかできないのかよ」
火渡ヒロミ:「人体卿はある種の情報生命体、記憶のような物」
火渡ヒロミ:「だから、それを神に喰わせることで消滅させるというのが裕二くんの考えね」
風見将吾:「消滅? 神を?」
フィリップ・ムーンライト:「人体卿を、じゃないかな」
壱条ゆゆ:「記憶も捧げられるなら……」
火渡ヒロミ:「幸いな事に人体卿も願いが叶うなら自分はどうなっても良いと思っているから」
火渡ヒロミ:「それ自体は可能だと思う、でも裕二くんが無事に済むかはわからないわ」
壱条ゆゆ:「人格、記憶だけで構成されるものをリリースできない道理はない……ってことなのかしら」
風見将吾:「冗談じゃねえ」
火渡ヒロミ:「人体卿を滅ぼせても、裕二くんの記憶も喰われるかもしれない」
露野勲:「リスクがでかすぎるな」
壱条ゆゆ:「裕二くん……そこまで思い詰めて……」
風見将吾:「俺のたった一人の弟だぞ! イカれたコレクターひとり滅ぼすために弟をはいそうですかって捧げられるか」
風見将吾:「記憶だけのオバケもどきなんて、死ぬまで殴ってりゃいつか消滅するに決まってる。それを……まったく」
風見将吾:「まったく! バカが!」
露野勲:「真面目な将吾なら、そうなると思ったよ。他に手はないのか……」
壱条ゆゆ:「そして、人体卿はそれでもいい」
壱条ゆゆ:「新しい巫女……また数百年後の一般人だか何か分からないけど」
壱条ゆゆ:「それを完全な人体にする……」
壱条ゆゆ:「……絡まってきたわ」
火渡ヒロミ:「そして恐らくその依代には伊由が使われる」
火渡ヒロミ:「私は、その願いの儀式を奪って私自身を使って人体卿を止めるつもり」
火渡ヒロミ:「記憶探索者の力なら、死んだりはしない。と思う」
仁奈川伊由:「ま…待って、待ってよ」
露野勲:「……と、思う、じゃねえだろ……!」
風見将吾:「どいつもこいつも自分をさらっと犠牲にしようとするんだからな、もう……」
火渡ヒロミ:「でも、それ以外に方法がある?」

壱条ゆゆ:「ヒロミさん、一つ先に確認させて」
風見将吾:「……わからん。少なくとも俺は知らないし、時間の猶予もあまりなさそうだ」
火渡ヒロミ:「何かしら」
壱条ゆゆ:「直接は関係ないのだけれど……ディオニュソスセルは十海当主のことなの?」
火渡ヒロミ:「十海が作った酒仙狂座という魔術組織が」
火渡ヒロミ:「FHと協調するにあたって付けた名前がそうよ」
風見将吾:「んじゃ、ほとんど十海のファミリー企業じゃねえか」
壱条ゆゆ:「じゃあやっぱり、儀式を進める勢力は十海家と繭玉持ちの腹心……と考えればいいのよね」
火渡ヒロミ:「そう言う事になるわね」
露野勲:「勘弁してくれ。関わりたくねえ連中だったが……」
露野勲:「もう、そうはいかねえな」
風見将吾:「……十海が作った魔術組織。おそらく、儀式のノウハウも多数秘匿してるだろう」
風見将吾:「デュオニュソスを当たれば、あるいは」
風見将吾:「誰もアホみたいな犠牲にならず、九段先輩も救えて街も救える。そういう手段があるかもしれない」
風見将吾:「そういう理解でいいのか?」
フィリップ・ムーンライト:「あー、ちょっと良いかな」
風見将吾:「頼む。情報がこんがらがってきた」
フィリップ・ムーンライト:「いや、うん。街の事は私も解決する方法を理解できないのだが」
フィリップ・ムーンライト:「要するに、悪い魂だけを引きはがせれば良いんだろう?」
風見将吾:「裕二の方か。それはまあ、そうだな」
風見将吾:「除霊の心当たりでもあるのか?」
フィリップ・ムーンライト:「いや、最適なのが丁度居ると思ってね」
フィリップ・ムーンライト:「罪人の魂を喰らう猫がさ」
露野勲:「……できるのか?」
壱条ゆゆ:「…………えっ」
風見将吾:「…………」 ゆゆちゃんを見る。
露野勲:「その……なんだ……猫公に?」
壱条ゆゆ:「裕二くんが対象じゃないのは分かるし」
壱条ゆゆ:「……連れて行くことも可能だけど」さんちいらのように。火車はそういう性質はある。
壱条ゆゆ:「一人の体に入ってる複数の魂の片方をなんて……」
火車:『なるほど、出来よう』
壱条ゆゆ:「出来るの!?」
仁奈川伊由:「あっさり、できるって言ってる…」
火車:『罪人の魂を喰うのは儂の権能よ』
壱条ゆゆ:「できる……みたい」
風見将吾:「マジかよ? 今すぐ裕二を連れてくりゃいいのか?」
露野勲:「その猫、頭いいんだな…」
風見将吾:「条件があるなら、教えてくれ。……まああいつを救っても、街全体の方は全く解決しないんだが……」
火渡ヒロミ:「…それなら」
壱条ゆゆ:「猫じゃなくて車の方だけどね。……うん、そして、風見の言うとおり」
壱条ゆゆ:「伊由が狙われてることには変わりないわ」
火渡ヒロミ:「儀式自体は、最後の手順を踏ませなければいい」
露野勲:「最後の手順って、何なんだ」
仁奈川伊由:「……」ずっと困った顔をしている。
火渡ヒロミ:「儀式の場で生贄を選ぶこと」
火渡ヒロミ:「伊由…」
壱条ゆゆ:「伊由。……そう、それもよ」
壱条ゆゆ:伊由の隣に立って、手を握る。
仁奈川伊由:「わ」びっくりする。
壱条ゆゆ:「どうして伊由と九段先輩が似ているの。さっきの話じゃ、話が合わないわ」
壱条ゆゆ:それこそ、人体卿の言うクローンの元が九段先輩という話の方が遥かに筋が通っている。
火渡ヒロミ:「そうね」
火渡ヒロミ:「嫌なら、話さない。でも、伊由」
壱条ゆゆ:だがその説は、ゆゆが見つけた人体卿の資料からも否定されている。
火渡ヒロミ:「貴方が聞きたいなら、私の知っている事は全部話す」
仁奈川伊由:「…そんな言い方ずるいわよ、ヒロちゃん。ヒロちゃんが、あたしをここに連れてきたくせに…」
仁奈川伊由:「あたしを巻き込んだの、ヒロちゃんなんだから。知らなくてもいいやって思ってた、あたしに…」
壱条ゆゆ:「……」手に触れている。壱条の手は、お世辞にも大きいとは言えない。小さく、冷え性でもある。
露野勲:「……聞くのか? 耳を塞ぐのも一つの自衛手段だと思うぜ」
壱条ゆゆ:それでも、どんな結果でも離すつもりはないという意志だけを伝える。
風見将吾:「聞いておいたほうがいい。ニナちゃん」
風見将吾:「知っていれば、どんな道だって選ぶことができる。でも知らなけりゃあ……流されるしかないんだ」
風見将吾:「ニナちゃんはニナちゃんだろ。全部聞いた上で、好きな道を行けばいいじゃないか」
露野勲:「真面目だな。優等生だ。俺は臆病だった……」
露野勲:「嫌ならやめとけ。聞きたいなら、そう言え」
仁奈川伊由:「…、…んん」握られた手を握り返す。「何よ、みんなして。さっきまで九段先輩と裕二くんのことばっかりだったくせに…」
仁奈川伊由:「あたし、知りたい。だって、あたししかいない、自分のことなんだもの」
仁奈川伊由:「唯一無二よ」ヒロちゃんを見る。「…全部話してください。知ってること」
火渡ヒロミ:「わかったわ。伊由」
火渡ヒロミ:「貴女の事を最初に知ったのは、人形卿との雑談だった」
火渡ヒロミ:「弟子を取る気はないかとか何とか言われて」
火渡ヒロミ:「そう言う子が居ると言うだけの情報」
火渡ヒロミ:「その頃はまだ、街の枠組みについてようやく探りを入れ始めた頃で」
火渡ヒロミ:「巫女が美優紀だなんて思いもしなかった」
火渡ヒロミ:「コレクターズセルの蒐集卿の真似事を勧めているだけかと思って聞き流していたわ」
露野勲:「まあ……わけわかんねえよな、普通……」
火渡ヒロミ:「そして、貴女に出会った」
風見将吾:「その時はまだ、ニナちゃんのことはただの……いちオーヴァードとしての認識だったんだな?」
火渡ヒロミ:「そうね、FHチルドレンの経歴としては良くある一例」
火渡ヒロミ:「いつものヒース…人形卿の口調とは違ったから少しだけ印象に残っていた」
露野勲:「人体卿ってのは、よほど奇特な人間だったんだな」
仁奈川伊由:「……人形卿は、じゃあ」
仁奈川伊由:「最初からヒロちゃんに預けるつもりで、あたしを逃がしたんだ」
仁奈川伊由:「…ヒロちゃんは、善意であたしを弟子にしてくれたんだ?」 ちょっと茶化すように言う。
火渡ヒロミ:「そこは本当に彼の、何なのかしらね。善意か、信念かしら」
火渡ヒロミ:「そう言う理由だったんでしょうね。貴女と私が出会ったのはそういう偶然からだった」
火渡ヒロミ:「まさか、こんな顔してるなんて思いもよらなかったけど」
火渡ヒロミ:「でも、そうね」
火渡ヒロミ:「託されたって事もある、顔も理由かも」
火渡ヒロミ:「ただ、それでも」
火渡ヒロミ:「泣きそうな顔した女の子を見捨てる事はできなかった」
火渡ヒロミ:「顔が似ていると思ったのは私が美優紀の面影を追っているからだと思って」
火渡ヒロミ:「弟子にしたわ」
仁奈川伊由:「…そっか」
火渡ヒロミ:「その時は関連があるとは思ってなかったわよ」
火渡ヒロミ:「生意気に育っちゃって手がかかったわねえ」
仁奈川伊由:「………」恥ずかしくなってムスッとする。
火渡ヒロミ:「そういう所ね」
火渡ヒロミ:と頭を突く。
火渡ヒロミ:「私は情報を得る為にUGNもFHもそしてこの街にも潜る必要があった」
火渡ヒロミ:「伊由とUGNの任務をこなしつつ、情報を探ったわ」
火渡ヒロミ:「たまに出張とか言って自主練させてたのはそういう時期ね」
火渡ヒロミ:「そして、この街の歴史の記憶を引き当てた」
露野勲:「大当たりだったな。で、わかったのか? こいつが何か」
仁奈川伊由:「あたしに内緒で恋人とデートでもしてるのかと思ってた…」小声で呟いている。
火渡ヒロミ:「フフ、そう言う事をしてたかもしれないわよ」
火渡ヒロミ:「話を戻すわ」
風見将吾:「結局今の話を聞くと、普通のオーヴァードだったニナちゃんをたまたま保護した……って感じだが」
露野勲:「いまそういう話をしてる場合か! そうだ、戻してくれ」
風見将吾:タバコを吸いつつ、紙のメモ帳に会話内容を書き込んでいる。
火渡ヒロミ:「予言の巫女を得た十海清鷹は、その力が本物だと知ると次に巫女をいかに長く使うかを思案した」
火渡ヒロミ:「そのままでは老いて死ぬ。その度に犠牲を払うのはリスクが高い」
壱条ゆゆ:「……境遇を聞いたところで、感性は相容れないわね」
火渡ヒロミ:「神を放置しておく事もできない、次に生贄を要求されれば差し出さなくてはならない」
風見将吾:「板挟みだな。……またとんでもない数の生贄を差し出すよりは、巫女を家電みたいに長持ちさせる方を選んだか」
火渡ヒロミ:「そこで、次に巫女を複製する技術を得る事を願った」
露野勲:「完全にリボ払いの発想だな…一度生贄を捧げたら、捧げ続けなきゃならない」
火渡ヒロミ:「これは、発想としては巫女の双子を作る的な意味合いだったそうよ」
火渡ヒロミ:「でも、そうして出来た巫女に予知の力はなかった」
火渡ヒロミ:「当然ね、予知じゃなくてただの歴史の知識なんだから」
壱条ゆゆ:「やってることがランプの魔人ね……。」
露野勲:「たしかにな。そのやり方は、なんの意味もない……」
壱条ゆゆ:「願いごとを増やそうとする小学生じゃあるまいし」
火渡ヒロミ:「西洋魔術で言う所のホムンクルスとかそういった技を、少なくない犠牲で得たわけね」
仁奈川伊由:「失敗とはいえ、とんでもない技術を得てるんじゃないの、それは…」
火渡ヒロミ:「その辺りは星見博士の協力を得ていたようね」
火渡ヒロミ:「アドバイザーというワケ」
火渡ヒロミ:「金さえ払えば災厄を避け成功を与えるというのがウリだったらしいわ」
露野勲:「成功を売る男かよ。バカバカしい……」
火渡ヒロミ:「力は本物だけどね」
火渡ヒロミ:「ただ、所詮は余所者で、箕厨戸にも入れ知恵をしていた男を信用するわけもなく」
火渡ヒロミ:「神を封じるという依頼のついでに殺された様ね」
火渡ヒロミ:「神を封じるというのがあの幻灯境の術」
壱条ゆゆ:「殺された……ね……」
風見将吾:「本当に殺されたのかね」
火渡ヒロミ:「あの異界は時間の流れが遅い、だからそこに巫女を保存した」
風見将吾:「箕厨戸にだって"処刑された"ってあったんだ。死んでるとは思えないが……」
壱条ゆゆ:「巫女と双子は神由来だけど」
壱条ゆゆ:「異界は星見由来であると」
火渡ヒロミ:「そして、その意識だけを複製された巫女に接続したの」
風見将吾:「なるほど。確かにそれなら、巫女本体は長持ちするな」
火渡ヒロミ:「でも、それを美優紀が望まなかった」
風見将吾:「歴代の巫女はあくまでエイリアスというか……本体にアクセスするための外付けデバイスか」
露野勲:「……だろうな」
火渡ヒロミ:「他人の意識を乗っ取るのを嫌がった」
壱条ゆゆ:「先輩…………」
露野勲:「当たり前だ。九段さんは、普通の……普通の子供だったんだ」
火渡ヒロミ:「だから、巫女の血統の中で、病気などで死が近い人間で本人が望んだ場合という約束をした」
火渡ヒロミ:「巫女と接続する際にオーヴァード化したんでしょうね」
火渡ヒロミ:「病気も治るから」
火渡ヒロミ:「死ぬよりは生きたいという願いを上手く利用して美優紀の感情を宥めていた」
火渡ヒロミ:「放っておけば死ぬと言われれば断れない」
露野勲:「……普通の子供なんだ。そんな駆け引き、できるわけねえ」
火渡ヒロミ:「そうして巫女は引き継がれていった」
仁奈川伊由:「…そのままじゃ死ぬから、なんて…」
火渡ヒロミ:「血が薄くなると接続が切れるから」
仁奈川伊由:「脅迫みたいなものじゃない」顔をしかめる。「…うん」
火渡ヒロミ:「美優紀に隠して複製は定期的に作っていた様ね」
仁奈川伊由:「最悪………」
風見将吾:「…………」
露野勲:「仁奈川伊由は……」
風見将吾:「少しだけ、わからなくもない。そうしてでも街を救いたかったという気持ちはな……」
露野勲:「その仲間なのか?」
風見将吾:「そうだ、ニナちゃんは結局どうなんだ? 巫女のシステムは分かったが」
風見将吾:「今の話に、ニナちゃんがどう絡む?」
火渡ヒロミ:「そうね、そういう技術を更新していく上で」
火渡ヒロミ:「出会ったのが後の人体卿。ヴィクター・フランケンシュタインの残滓」
火渡ヒロミ:「技術交流というわけ」
火渡ヒロミ:「これは、十海が自分の体を更新する為でもあったみたい」
壱条ゆゆ:「最悪の組み合わせだわ」
火渡ヒロミ:「そうしてより、巫女に適性があり、より強靭な肉体を作成する中で」
火渡ヒロミ:「巫女の胎内でクローンを製作するという技術に至ったの」
火渡ヒロミ:「機械的な複製ではなくより肉体的な繋がりを重視した」
仁奈川伊由:「きっ」
火渡ヒロミ:「最悪の発想」
仁奈川伊由:「も……………」
露野勲:「……人体卿の妄想と、十海のやつらの妄想……」
露野勲:「いや、本当気持ち悪いな……」
風見将吾:「……前言撤回する。街を救うにしても、限度がありすぎる」
火渡ヒロミ:「…そういう異常さに踏み込んでいたのよ」
風見将吾:「長年生きた人間は、精神がどんどん歪んでいくっていうが。まさにそれだろ」
壱条ゆゆ:「閉鎖された環境で、倫理観の失った研究者が二人」
風見将吾:「ほとんど趣味の領域じゃねえか。クソみたいな悪趣味の」
壱条ゆゆ:「聞いてるだけで頭がくらりとする……」
仁奈川伊由:「……あたしもそういう風に誕生したの?」
火渡ヒロミ:「そうして生まれたのが絹江さんであり」
火渡ヒロミ:「その娘であり」
火渡ヒロミ:「更にその娘である貴女よ」
火渡ヒロミ:「伊由」
仁奈川伊由:「…………」
仁奈川伊由:「うん」片手で顔を押さえる。「たしかにこれは、忠告する理由もわかる……」
火渡ヒロミ:「彼女たちは巫女と接続しながら、自分の意識もある程度維持できた」
火渡ヒロミ:「成功に近いと思ったんでしょうね」
火渡ヒロミ:「でも、だからこそ。彼女たちは自分の子供へ愛情を注いだわ」
仁奈川伊由:「…うそ」
仁奈川伊由:「あたし、覚えてる最初の記憶、人体卿にせっつかれて施設に閉じ込められてるところよ」
仁奈川伊由:「母親なんて見たこともない…」
火渡ヒロミ:「子供の頃の大切な記憶を」
火渡ヒロミ:「捧げる」
露野勲:「だから、価値があるのか」
火渡ヒロミ:「そうして、白繭に馴染ませようとしたのが貴女」
壱条ゆゆ:「…………っ!!」
仁奈川伊由:「………」
壱条ゆゆ:「人のすることじゃない……」
仁奈川伊由:「あたし」
仁奈川伊由:「じゃあ、子供の頃、この街にいたってこと?」
仁奈川伊由:他人事みたいだ。だって何も覚えてない。
露野勲:「こんな子供、見たことねえよ」
火渡ヒロミ:「孤児院があったのよ」
火渡ヒロミ:「そこで生まれた子供は外には出ない」
火渡ヒロミ:「名目は孤児院だけど、実験施設ね」
仁奈川伊由:「……真白が言ってた、水槽に沈む子供って…」
仁奈川伊由:「そこのことじゃないの。十海誠太郎も、そこにいた…」
火渡ヒロミ:「そうでしょうね」
壱条ゆゆ:「複製を作る、技術を願ったから……」
壱条ゆゆ:「誰でもそうできた……そんな……」
露野勲:「……十海の当主は、どうにかしなきゃならない」
露野勲:「神様もだ」
風見将吾:「よくもまあ……御隠居様だのなんだのと持ち上げられながら、好き勝手やってきたもんだ」
風見将吾:「そうだな。改めて、殴るべき相手がよくわかったよ」
露野勲:「くそ! なんなんだよ、どいつもこいつも……!」
壱条ゆゆ:「伊由…………」
壱条ゆゆ:明かされた事実に目眩を感じながらも
壱条ゆゆ:自分よりも遥かに衝撃を受けたであろう少女を見る
火渡ヒロミ:「だから、美優紀にとっては貴方は娘だし孫でもあるし妹でもある」
仁奈川伊由:「……九段先輩の複製の複製の…いくつかから生まれた、複製だもんね」
仁奈川伊由:「人体卿があたしに求めてたものもようやく分かった気がする。予知能力に目覚めてほしかったのね」
仁奈川伊由:「……さっきさ、儀式で、外部の人から狙われるって話あったでしょ。そのとき思ってたの」
仁奈川伊由:「あたしも外部の人じゃんって。だって、あたし、この街に来たの四月からだし、この街で生まれたわけじゃないしって…」
仁奈川伊由:「……違ったのね」息を吐く。「あたし、この街の、すっごい煮凝りみたいなとこから生まれてた」
仁奈川伊由:「だったら、だったらよ。あたしって、狙われてるとか関係なくさ…すっごく当事者じゃない」
仁奈川伊由:「うんっ。よし、大人達! あたし、九段先輩の娘でも孫でも妹でもあるって!」
仁奈川伊由:「だったらもう、今まで以上にすっごく大事にして、守るべきじゃないかしら!あたしのこと!」
露野勲:「……」 ため息をつく
風見将吾:「……元気だな……」
露野勲:「いままで俺たちがお前のことを、大事にして守ってなかったと思われてたのか。そりゃ悪かったな」
露野勲:「大差ねえだろ、それなら」
壱条ゆゆ:「……っ!」床に膝をつき、両手で伊由さんを抱きしめる。
仁奈川伊由:「そういう遠回しな言い方するからだと思いますけ…」
仁奈川伊由:「わっ……」抱きしめられる。「えへへ」
壱条ゆゆ:「……っ、そん…………」
壱条ゆゆ:「そんな風に……そんなふうに、、済ませて、良いことじゃないでしょう……!」
仁奈川伊由:「……そうなのかな」頭を寄せる。「ん……」
壱条ゆゆ:伊由さんの肩に顔を埋める。
壱条ゆゆ:とても顔を見れないし。見せられない。
壱条ゆゆ:「そんな……こと……あっていいの……」
壱条ゆゆ:九段先輩。これまでの数多の巫女の。その最後の、終わりを担わされた、少女。
壱条ゆゆ:「町の、私たちの、全部が……」
壱条ゆゆ:「誰も知らないまま、彼女たちの人柱の上に立っているとしたら……」
壱条ゆゆ:「あまりにも、…ひどい……!」
壱条ゆゆ:声は震えている。強いて抑えようとはしているが、抑え切れない。
仁奈川伊由:「…うん」頷く。小さな手のひらで握ってもらった分、ぎゅっと抱きしめる。
壱条ゆゆ:こうして震える息を当たり前に吸うことすら。整地された大地の上に立つことすら、罪深いのではないか。
仁奈川伊由:「ひどいから…、失くしたものだってたくさんあるから、だから、終わりにしなくちゃ…」
仁奈川伊由:「九段先輩を、迎えにいかなくちゃ、よ。ゆゆちゃん」
壱条ゆゆ:「……うん。そうよね…………ごめんなさい……」
仁奈川伊由:「いいの!いつもの逆だもん」ぎゅっと抱きしめている。
壱条ゆゆ:「先輩のことなんて伊由は気にしなくていいの!」 涙目で声を上げる。
仁奈川伊由:「気にするわよ、こうなったら、あたしにだって無関係な人じゃないし…」
壱条ゆゆ:「娘でも孫でも妹でも先祖でも……それは、別人だってことなの」
壱条ゆゆ:「私たち三人の眼が節穴だったってことが正式に分かったということ!」
壱条ゆゆ:「気にして……気にするのはそうかもしれないけど、まず第一に伊由は伊由のことを! 考えて!」
壱条ゆゆ:そこまで一気に言い切って、ずずっと鼻を鳴らす。
仁奈川伊由:「あたしのこと、心配してくれる」はにかむ。「すっごい、超嬉しいよ、ゆゆちゃん」
仁奈川伊由:「あたしのこと……、あたしのこと」
仁奈川伊由:視線を風見さんに向ける。
仁奈川伊由:「自分勝手にって……、そんなのやっぱり、あたし」
仁奈川伊由:「あたしから、目を離さないでいてほしいな」
風見将吾:「すっごく当事者って言ったな」
仁奈川伊由:「うん」
風見将吾:「当事者ってだけじゃない。ニナちゃんは代表者だ」
仁奈川伊由:それを聞いて目を丸くする。
風見将吾:「これまで散々好き勝手やられてきた巫女やら、九段先輩やら。文句を言えなかった連中の代表者だ」
風見将吾:「頼む。代表者として、きっちり文句を言ってくれ」
風見将吾:「ブン殴ってくれ。諸悪の根源を」
風見将吾:「頼めるか?」
仁奈川伊由:「…責任重大じゃん」はにかむ。
仁奈川伊由:「がんばる。見ててね」
露野勲:「……お前、いままで以上に大事に守れって言ったな」
仁奈川伊由:「言った」露野さんの方に視線を向ける。
露野勲:「これ以上はない。俺は……俺たちは、身内だから、身内じゃないからって、守るべきだって思ったやつを区別しない」
露野勲:「でも、お前がそこまで大事にされてないって感じたとしたら、それはたぶん……俺が……」
仁奈川伊由:まじまじと露野さんを見る。
露野勲:「臆病なままだからだ。守るって言って拒絶されたり、馬鹿にされるのが怖いからだ……いまだに。たぶん。そうだと思う」
仁奈川伊由:「露野さんが、臆病とか……」
仁奈川伊由:きょとんとした声色。
露野勲:「……もう少しだけ、今度こそ、本当に強くなりたいと思う……。そういうことが言えるのが、強いってことな気がしてる」
露野勲:「守るよ。何があろうと。お前が何者であろうが、絶対に守る」
露野勲:「……それだけ言いたかった。いつもみたいに”キモッ”て言ってもいいぜ。くだらねえ……くだらねえこと言ったな」
仁奈川伊由:「……うん」目を細める。
仁奈川伊由:「ばか!言わないわよ。あたしが言うのは…」
仁奈川伊由:「…じゃあ、あたしも、露野さんのこと見てるねってこと! あたしだってがんばるから」
仁奈川伊由:「露野さんもがんばってよね」
露野勲:「がんばる、か」
露野勲:「重たい言葉だ。でも、やってみる。……やってやるよ、今度こそな」
仁奈川伊由:「そうよ。今度こそ」頷く。
仁奈川伊由:「やってやりたいこと全部、やってやるんだから…」

GM:シーン終了
GM:ロイスと購入が可能です
露野勲:ロイスは満タン!
風見将吾:ロイスはどうしようかな。
仁奈川伊由:火渡ヒロミ/信頼/不安:〇/ロイス を 信頼:〇/不安 に戻します~
風見将吾:ヒロちゃんに……いや
風見将吾:ここはボス的なやつに取るためにあけておこう。今回のボスは絶対に殴るべきやつだと思うから
露野勲:購入は…万が一のための、ボルトアクションライフル!武器すら作れなくても攻撃できるように…!
露野勲:5dx+2>=15
DoubleCross:(5DX10+2>=15)→10[1,3,10,10,10]+8[1,2,8]+2→20→成功

露野勲:GET!終わり!
風見将吾:なのでなし。購入は……
風見将吾:盾って骨の剣ありだと使えないんでしたっけ?
壱条ゆゆ:伊由ちゃんへのロイス感情を変更したいけど中身が思いつかないので次回までに考えます
壱条ゆゆ:調達はブルーゲイル
仁奈川伊由:わーい
壱条ゆゆ:コネ:手配を使用
GM:骨の剣でも使えるハズ
GM:盾は
壱条ゆゆ:8dx+5
DoubleCross:(8DX10+5)→9[1,1,2,2,4,4,6,9]+5→14

仁奈川伊由:まちな
壱条ゆゆ:ウオオーッ財産点が……5!
仁奈川伊由:ゆゆちゃんにバディムーブします +3してね
露野勲:死招きを使うと使えなくなりますね、盾
壱条ゆゆ:やったぁーっ!
露野勲:それ以外の武器を装備できなくなっちゃうので
壱条ゆゆ:財産点3使って購入します
GM:あ、そうですね
GM:死招きだとダメ
仁奈川伊由:手番前に攻撃されたときは有用かも~
壱条ゆゆ:ほしい人にあげます
仁奈川伊由:もらっとこうかなあ いちばん侵蝕率低いし
露野勲:複数攻撃できる仁奈ちゃんが持っておいてもいいかも
壱条ゆゆ:ではパスします
仁奈川伊由:ワオッ もらいます!
壱条ゆゆ:二人の共同作業で買いました
仁奈川伊由:えへへ…
風見将吾:じゃあダメだなあ ブルーゲイルにしよう。
風見将吾:4dx+1=>20
DoubleCross:(4DX10+1>=20)→6[1,2,3,6]+1→7→失敗

風見将吾:ダメでした。ちなみにこれって次がクライマックスですか?
仁奈川伊由:こっちもブルゲにしよう
GM:そうですね
仁奈川伊由:でも手番前に攻撃された時に効果発揮しそうじゃないですか?
GM:クライマックスです
仁奈川伊由:と思ったので風見さんに盾をプレゼントできないか試そう クリスタルシールド狙います
仁奈川伊由:9dx+1>=25
DoubleCross:(9DX10+1>=25)→9[2,4,5,6,7,8,9,9,9]+1→10→失敗

仁奈川伊由:だ だめだった… 以上です
風見将吾:次がクライマックスなら応急使っておこう。HP1しか回復しないけど
風見将吾:28+2d10
DoubleCross:(28+2D10)→28+10[9,1]→38

風見将吾:HP29になりました。今度こそ以上です

クライマックス

GM:クライマックス
GM:全員登場です
壱条ゆゆ:1d10+102
DoubleCross:(1D10+102)→2[2]+102→104

露野勲:1d10+106
DoubleCross:(1D10+106)→1[1]+106→107

仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を1D10(→4)増加(90→94)
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を1d10(→5)増加(96→101)
露野勲:しゃぁっ!
風見将吾:上がってきちゃったなー
壱条ゆゆ:まあこれだけシーンあったらこうもなる

:その場所へ誘われるように君は歩く。
:頭の中に呼ぶ声が聞こえる。
:儀式の場へ。
:完全なる者になる場所へ。
:捧げる場所へ。
:来い。
:と声は呼ぶ。
:その道を君達は知っている。
:大鳥居の手前の脇道。
:薄暗い森への入り口。
:灯篭の中の蝋燭が石畳を仄かに照らす。
:この先にあるものは。
:この先で起こる事は。
:13年前と。
:同じか / 違うのか。


仁奈川伊由:「…なによ、大人達。ずいぶん神妙そうな顔しちゃって…」後ろを振り向く。
仁奈川伊由:「昔を思い出してます、って顔」
露野勲:「まあ……」 ポケットの中で玩具のコインを弄ぶ
露野勲:「思い出すなってのは無理な話だ」
風見将吾:「なるべく来ないようにしてたからな、この辺は」 煙草に火をつける。
風見将吾:「人生でトップクラスに嫌な思い出しかない」
壱条ゆゆ:「……でも」
壱条ゆゆ:「今回は違うわ。向こうは同じでも、私たちは」
壱条ゆゆ:「知るべきことを……全部じゃなくても、知ってる」
露野勲:「多少はな。やらなきゃならないこともある」
仁奈川伊由:「…大丈夫? 風見さん」
風見将吾:「問題ねえよ。儀式の最後のステップさえ止めればいいんだろ? あとは……あー……」
風見将吾:「まあ……うん」
風見将吾:「できればでいい。ウチのバカも助けてやってくれると嬉しい」
露野勲:「……何を言ってやがる。しっかりしろよ」
風見将吾:「いやだって……街の危機だぞ」
風見将吾:「弟の命とか言ってる場合か」
露野勲:「俺たちにとっても、裕二は幼馴染だ。言ってる場合だよ」
壱条ゆゆ:「取捨選択はしないわ。助けられる限りは」
壱条ゆゆ:「優先順位なんて決めたら……相手と同じになる」
壱条ゆゆ:《デジャヴ》を使用します。
GM:何を質問しますか?
壱条ゆゆ:聞くのは裕二くんから人体卿だけを引き剥がして倒す方法。また、
壱条ゆゆ:人体卿の排除が、儀式の停止に直結するかどうかも確認したい。
GM:OK
GM:対象のHPが0になたときにEロイス《不滅の妄執》を使用しますが
GM:その時オートアクションで火車の使用を宣言すれば引きはがしで消滅させる事ができます。
GM:ただし儀式の停止は、その続行を望むものが要る限り止める事はできません。
壱条ゆゆ:了解です!
壱条ゆゆ:じゃあ、そういう感じのことを火車から聞きました
GM:にゃあ
GM:と言う感じで教えました
風見将吾:「でも実際わかるのかよ。そのネコカーでどう助けるかなんて」
風見将吾:「いつも通り轢き殺すのか?」
壱条ゆゆ:「……一度、裕二くんを制圧する必要はあるみたい」
露野勲:「乱暴だな……」
壱条ゆゆ:「本人の意識を飛ばせば、おそらく回復のために、人体卿だけが出てくる。その瞬間を狙う」
壱条ゆゆ:「可能だと火車は言ってるわ。ただ、彼は儀式の首謀者じゃない」
壱条ゆゆ:「儀式を止めるのと並行で行なわなきゃいけないわね」
風見将吾:「やれやれだ。クソ忙しい時に余計な仕事を増やしやがって」
風見将吾:「悪いなみんな。正気に戻したら説教しておく」
風見将吾:みんなが弟を助ける方向で動いてくれてるのが照れくさいので、そっぽを向いて煙草をふかしてます。
露野勲:「意識を飛ばすか……兄貴と違って、真面目に訓練を積んでた格闘家相手には少し辛いが、それしかないな」
壱条ゆゆ:「珍しく殊勝じゃない。裕二くんの前でもそうしていなさいよ」
壱条ゆゆ:「この先に待っているのは……彼と、恐らく十海家当主」
壱条ゆゆ:「あとは、他の白繭持ちの信奉者がいるかもしれない。顔見知りが他にいても」
壱条ゆゆ:「動揺してる暇はない」
壱条ゆゆ:自分に言い聞かせているようにも見える。
火渡ヒロミ:「私は、儀式の解析をやってみるわ。儀式の場の記憶が読めれば何か解るかもしれない」
露野勲:「ヒロさんの支援があればだいぶ助かるんだけどな……たしかに、俺たちじゃそっちは無理だ」
風見将吾:「当主がいたら、倒していいのか? 生け捕りか?」 ヒロさんに。
火渡ヒロミ:「出来れば生け捕りにしたい所だけれど」
火渡ヒロミ:「その場になって見ないとわからないわね」
風見将吾:「最悪、倒しちまってもいいってことだな。安心した」
火渡ヒロミ:「最悪なのは儀式の決行、その次に場が閉じてしまう事」
火渡ヒロミ:「異界への入り口が閉じてしまえば」
火渡ヒロミ:「美優紀を救う手が無くなる」
露野勲:「……異界とのドアに足でも挟んどけって? 了解だ……」
仁奈川伊由:「儀式を止めなきゃいけないのに、異界との接続は繋げておかなきゃなんて」
仁奈川伊由:「そんなことできるの?」
壱条ゆゆ:「今、ある程度は空いているんですよね」
火渡ヒロミ:「出来るか、出来ないかじゃない。やるしかないのよ」
火渡ヒロミ:「異界とこの街が混ざり始めているなら、多分」
壱条ゆゆ:「むしろ、儀式を止めたとしても、すぐに閉まるとは思えない」 市街地全域を多うワーディング。
壱条ゆゆ:「儀式をまず止めて。止めた後にどう反応するかで対応を考える」
露野勲:「出たとこ勝負って言ってるな」
露野勲:「まさに壱条って感じだ」
風見将吾:「ああ、実に壱条らしい。実際それしかないしな」
壱条ゆゆ:「実際それしかないじゃない!」
仁奈川伊由:「同じこと言ってる」 笑いながら、地面に咲き続ける極彩色の花を目で追う。
風見将吾:「了解だ。さっさと止めにいくとしようぜ」
風見将吾:「儀式も生贄も実験も、もういい加減うんざりだ」
露野勲:「わかってる……チョウチョでも追っかけてはぐれるなよ、仁奈川。見てるからな」
露野勲:「行くぞ」
仁奈川伊由:「うんっ」 嬉しそうに笑い、夜の森を進む。
GM:道の向こうに灯りが見える。
GM:その場所が近づいている。
風見裕二:『来たようだな』
GM:小さな社の周りには今年奉納される人形が山のように積まれている。
風見将吾:「なあにが"来たようだな"だ。うちの弟をクッソ似合わねえ口調にしやがって」
風見裕二:『口調を』
風見裕二:『似せれば満足ですか?兄さん』
風見将吾:「うっ」
風見将吾:「やぶ蛇だったな……戻していい、戻していい」
風見裕二:『そもそも、自分に主体はない。ガワの言動を使うのが楽だ』
壱条ゆゆ:「妄執……」
露野勲:「どれだけ時間が経っても自分探しが終わってねえのか。そのまま消してやる」
十海誠太郎:「それは可哀想というものだろう」
風見将吾:「!」
風見将吾:「ジジイ……!」
十海誠太郎:「彼は、元々設計図なんだ」
十海誠太郎:「設計図の本懐は自分に記された通りのモノを完成させる事」
十海誠太郎:「それを妄執だの自分探しだの言うのは」
十海誠太郎:「存在の否定だよ」
風見将吾:「なあにが存在の否定だ。お前らは一般人の存在も人権も片っ端から否定してやがるくせに」
風見将吾:「九段先輩が……最初の巫女がどれだけ苦しんでいるか、おたくは知ってるのか?」
十海誠太郎:「私はね。全てを救う事が出来るほど偉大ではないし傲慢ではない」
十海誠太郎:「手の届く範囲を守る為に手の届かない範囲を切り捨てているだけだ」
露野勲:「だったら、もうやめとけ。切り捨てられる方はたまったもんじゃない」
十海誠太郎:「九段先輩?というのが何なのかは解らないが最初の巫女の話なら」
十海誠太郎:「それはお互いに益がある。私は彼女と約束をした」
十海誠太郎:「長く生きたいと。その約束を守る代わりに私も彼女から益を得ている」
壱条ゆゆ:「長く生きたいって……」
壱条ゆゆ:「遠い昔に呼び込まれて、約束なんてあるものですか」
壱条ゆゆ:「現代に戻してって、そういう意味だったのをおかしな解釈したんじゃないの!」
十海誠太郎:「遠い昔?」
風見将吾:「そうだろうが! 未来から遠い昔に呼び出されて、使役されて……!」
十海誠太郎:「君が何を言っているのかわからない。予知の力を得た女がその力を提供し対価として長命を求めた」
十海誠太郎:「それだけの話では…」
十海誠太郎:「未来…」
十海誠太郎:「いや、未来」
十海誠太郎:「ハハ、なるほど」
十海誠太郎:「未来から来た、か」
十海誠太郎:「それは本当かね」
十海誠太郎:「なるほど、それでは再現など出来るものではない」
十海誠太郎:「ハハ、ハハハハハ。何と未来から」
仁奈川伊由:「…あなた達も、全部を知ってる訳じゃなかったんだ?」
壱条ゆゆ:「……知らない?」
十海誠太郎:「この数百年の実験は根本から間違っていたか」
風見将吾:「ああ?」
露野勲:「教えてやらなきゃよかった……! くそ、こいつが次に考えることがわかる」
十海誠太郎:「なるべく、大きな儀式は避けたいと思っていたが」
壱条ゆゆ:「それが判明したから、アプローチを変えたわけではなかった……」
十海誠太郎:「精度も考えると、定期的に行うべきか」
十海誠太郎:「恥かしながらね、単に能力が劣化してきたのかと思っていたよ」
十海誠太郎:「いや、本当に思い込みと言うのは恐ろしいねえ」
露野勲:「やめろ! これ以上、犠牲を増やすな……!」
十海誠太郎:「しかし、これは良い情報だよ」
十海誠太郎:「不確定な予知ではなく」
十海誠太郎:「確定した未来の歴史を知る事ができるのなら」
十海誠太郎:「儀式を躊躇う理由がない。計算された投資で確実な利益を得られる」
十海誠太郎:「より犠牲を効率化できる」
十海誠太郎:「犠牲は増えない、より少なくできる」
十海誠太郎:「ありがとう、流石十海の子たちだ」
風見将吾:「今度はドラえもんの未来から人を喚ぶ気か? 冗談じゃねえぞ!」
露野勲:「少なくなる、とかそんな話をしてるんじゃない。もうやめろって言ってんだよ」
風見裕二:『まて』
壱条ゆゆ:「そうやっていつまでも生贄を繰り返すつもり?」
風見裕二:『では、我が作品はどうなる』
十海誠太郎:「ん、そうだね。必要ないな」
十海誠太郎:「今の話を聞いただろう。未来予知は必要なくなるんだ」
風見裕二:『我らの約定を反故にする気か』
十海誠太郎:「それも、そうだね。ではこうしよう」
十海誠太郎:「君はその願いを叶えたまえ。十海の分の贄も確保してくれるなら」
十海誠太郎:「私も儀式の提供はやぶさかではない」
仁奈川伊由:「な…にを勝手に話を進めてるのよ!」
十海誠太郎:「勝手ではないよ」
十海誠太郎:「これは私の責任だよ」
十海誠太郎:「この街を発展させ、人々の幸福を得る為に」
十海誠太郎:「私はずっと決断を続けてきた」
十海誠太郎:「もっとも効率的に、安定した」
十海誠太郎:「解るよ。誰も手を汚したくはない」
十海誠太郎:「だから私が決断する」
十海誠太郎:「君達は何も心配しなくていいんだ」
露野勲:「舐めてんのか。保護者が必要なガキじゃねえんだぞ!」
十海誠太郎:「必要さ、この街の子供達が悪意に晒されぬ様に」
十海誠太郎:「不幸な未来を視ないように」
十海誠太郎:「私はちゃんと正しい決断して来たんだ」
十海誠太郎:「これからだってちゃんとしていくよ」
壱条ゆゆ:「貴方の『正しさ』とやらに」
壱条ゆゆ:「殺される子達の。狂わされた町のことを」
十海誠太郎:「余所者や人形の事を言っているのか」
十海誠太郎:「優しい子だね」
十海誠太郎:「だが、他に構う余裕はないんだ」
十海誠太郎:「少し我慢してほしい」
十海誠太郎:「その辛い記憶も、神に捧げてしまえば」
十海誠太郎:「安心できるよ」
風見将吾:「無駄だ無駄。こういう手合いには何を言っても通じない……自分の正義に凝り固まってるからな」
風見将吾:「力ずくでいくしかない。子離れしてもらう時間だ」
十海誠太郎:「そうなると儀式が止まるのは良くないな」
十海誠太郎:「彼らを大人しくさせてくれるかね」
風見裕二:『こいつらは強いぞ』
十海誠太郎:「大丈夫、君の繭を使えば良い」
風見裕二:『?』その体が一瞬で何かに飲み込まれる。
露野勲:「あ……おい!?」
風見裕二:『おお?おおおおおお?』
風見将吾:「裕二!」
十海誠太郎:「くんびぃら、山鯨、猪笹王」
壱条ゆゆ:「何を……」
十海誠太郎:「呼び方はなんでもいい」
十海誠太郎:「願いを叶えろ。奴らを飲み込んでね」
くんびぃらヴィクター:『くん…びぃら』
くんびぃらヴィクター:『姿など、元より気にしては居ない』
壱条ゆゆ:「まるで東西怪異のシチューね。節操なし……!」
十海誠太郎:「私は儀式を進める」
十海誠太郎:「おっと、もう少し手伝いが居るかな?」
露野勲:「山の神か。猪野郎……!」
GM:十海の足元から百足の怪が無数に湧き出てくる。
十海誠太郎:「じゃあ、頼んだよ」
十海誠太郎:お堂の扉を開けて中に入っていく。
仁奈川伊由:「っああ。もう!」
仁奈川伊由:「とにかく目の前のこいつらをブッ倒す!」
風見将吾:「猪笹王。マイナーに思えるが、一本だたらの別名もこれだったか……? まあいいか」
風見将吾:「その通りだ。こいつらをブチのめすことに違いはないな……!」
露野勲:「そういうことだ。やってやる……!」
くんびぃらヴィクター:猪の巨怪が吠える。
壱条ゆゆ:手足に炎が灯り、爪のように鋭く長く伸びる。
くんびぃらヴィクター:底なしの飢えを伴う凶悪なワーディングが君達を襲う。
GM:Eロイス《原初の恐怖》を伴う衝動判定です。
風見将吾:おやおやおや
風見将吾:難易度はおいくつで!
GM:侵蝕の上昇が2Dから1D+覚醒衝動の数値に変更されます
GM:難易度は10
壱条ゆゆ:5dx+1
DoubleCross:(5DX10+1)→3[1,1,2,2,3]+1→4

風見将吾:覚醒衝動はきついなー
露野勲:上昇幅がでかい…難易度もやや高い!だがやるしかない
風見将吾:4dx+6=>10
DoubleCross:(4DX10+6>=10)→10[1,2,8,10]+8[8]+6→24→成功

壱条ゆゆ:すごいゴミな値が出たな
風見将吾:壱条の運を吸い取ってる
露野勲:思い出の一品を使って、達成値+1
風見将吾:1d10+15
DoubleCross:(1D10+15)→10[10]+15→25

壱条ゆゆ:1d10+16
DoubleCross:(1D10+16)→2[2]+16→18

風見将吾:グエエエエエエエエエ
仁奈川伊由:4dx+2>=10
DoubleCross:(4DX10+2>=10)→3[1,2,2,3]+2→5→失敗

露野勲:4dx+4>=10
DoubleCross:(4DX10+4>=10)→8[5,7,7,8]+4→12→成功

壱条ゆゆ:102→120
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を25(→25)増加(101→126)
露野勲:OK!
仁奈川伊由:ダイス目悪すぎる
風見将吾:死ぬわコイツ
露野勲:1d10+16
DoubleCross:(1D10+16)→5[5]+16→21

仁奈川伊由:1d10+14
DoubleCross:(1D10+14)→10[10]+14→24

壱条ゆゆ:みんなこんなもんだぜ
仁奈川伊由:悪すぎる~
風見将吾:と思ったけどみんなこんなものか
露野勲:侵食率107→128
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を24(→24)増加(94→118)
風見将吾:死ぬわみんな
露野勲:みんなここへ来て高め
GM:配置はこんな感じ

くんびぃら(18)観音百足(5)1~2

5m

観音百足(5)3~5

5m

勲(11)将吾(5)伊由(4)ゆゆ(15)

5m

観音百足(5)6~8

風見将吾:ムカデが多いよ~
GM:では戦闘を開始します
GM:ラウンド1
GM:セットアップ
壱条ゆゆ:なし
露野勲:なし
風見将吾:なしでーす
仁奈川伊由:あります!
仁奈川伊由:ブルーゲイル飲みます。侵蝕率+5、行動値+5。行動値4⇒9になります
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を5(→5)増加(118→123)
くんびぃらヴィクター:《イリュージョンシールド》を使用します
くんびぃらヴィクター:くんびぃらヴィクターを対象、または対象に含む判定のダイスを-20個
風見将吾:何そのエフェクト!
風見将吾:何その効果!!
仁奈川伊由:20はつらいザマス
くんびぃらヴィクター:ただし、このエネミー以外の敵が居なくなった場合効果が解除される
壱条ゆゆ:タイマン強制!
くんびぃらヴィクター:エンジェルハイロゥのエネミーエフェクトです
くんびぃらヴィクター:猪が大きく口を開くとそこから蜃気楼が溢れ出る。
くんびぃらヴィクター:そこに確かにいるはずのモノの存在感が急速に薄れていく。
くんびぃらヴィクター:『ぶふぅー』
風見将吾:「気配の遮断か? ……伝承の猪笹王はそんな能力なかっただろ!」
露野勲:「おい……ハマグリのバケモノじゃねえんだぞ……!」
露野勲:「ムカデからだ。まともにやったら当たんねえ!」
GM:イニシアチブ
GM:くんびいらヴィクターの手番です
風見将吾:行動値めっちゃはやい
くんびぃらヴィクター:《悪食の食卓》を使用します
くんびぃらヴィクター:自分の横にいる百足を一口で頬張り
くんびぃらヴィクター:最大HPと現在HPを+20します
露野勲:共食い…!
壱条ゆゆ:めっちゃ喰ってる
仁奈川伊由:食ってる!
くんびぃらヴィクター:『組成分析、分解、再構築、肉体を強化』
風見将吾:こっちも仲間割れしてるw
GM:放っておくとどんどんHPが増えますね
仁奈川伊由:はやくムカデ潰さないと!
風見将吾:行動値高い組でなんとかしてくれ~~
GM:では続いて露野さん
露野勲:やります!
露野勲:マイナーで骨の銃+死招きの爪。侵蝕128→134
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ+ギガンティックモード+死神の手! フルパワーで攻撃します。対象は……
露野勲:前方のムカデグループ!観音百足6&2&8! です!
GM:OKです
露野勲:ダイス計算…
露野勲:見えた!
露野勲:13dx7
DoubleCross:(13DX7)→10[1,3,4,5,5,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,5,7,9,10]+10[3,8,9]+10[5,8]+1[1]→41

仁奈川伊由:良い出目!
露野勲:これは剣精もいらないだろう…このままいきます!
GM:百足のドッジはイベイジョンで13
GM:百足2が《崩れずの群れ》で6をカバー
露野勲:ですよね~~~~~!
GM:ダメージをどうぞ
露野勲:ダメージ!
露野勲:ゆゆフィットアドベンチャーを忘れないように…
仁奈川伊由:(忘れてた)
露野勲:5d10+20+11+16+2
DoubleCross:(5D10+20+11+16+2)→22[5,1,2,5,9]+20+11+16+2→71

露野勲:諸々有効!
仁奈川伊由:すごい!つよい!
GM:そんな一撃を受けると耐えられるはずもなく
GM:百足2と8は粉々です
露野勲:では演出
露野勲:「狙いがつけ辛ぇな……仕方ねえ、片っ端から吹っ飛ばしていく! まずは」 前方。大雑把な方角だけの狙いで、リボルバーを構える。
露野勲:「そこからだ!」 着弾、と同時に、血と骨を混ぜた弾丸が爆発する。空気が炎とともに弾ける。
GM:うぞうぞと絡みついた百足の塊。
露野勲:火渡ヒロミの爆発を受けたことから、露野勲の体内には、それを可能にするだけの「燃料」と「火種」が蓄積されていた。
GM:その背中の仏が涙を流し醜く歪む。
GM:ボロボロと焼け焦げて剥がれ落ち、百足の塊はかなり小さくなった。
露野勲:すでに露野勲の血は、爆発性の化学物質を模倣することが可能だった。――吐きだす息が黒く煙る。
露野勲:「密集されると、熱と破壊力の伝導が悪くなる……まだだ。撃ちまくれ!」
露野勲:侵食率134→145
仁奈川伊由:では問題なければここは私が!
GM:どうぞ
仁奈川伊由:マイナーで暴走を解除します。
仁奈川伊由:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アニマルアタック》《絶対の恐怖》《要の陣形》。3体攻撃できるので…
仁奈川伊由:2と8って倒れてますよね?
GM:倒れてます
仁奈川伊由:了解です。では対象は観音百式の、1と4と6!
仁奈川伊由:10dx7+6
DoubleCross:(10DX7+6)→10[1,1,2,4,4,5,5,6,6,9]+6[6]+6→22

仁奈川伊由:《妖精の手》!
GM:イベイジョン13ですが使いますか?
GM:命中はしている
仁奈川伊由:ダメージがな~
GM:了解
GM:ではどうぞ
仁奈川伊由:1dx7
DoubleCross:(1DX7)→10[8]+5[5]→15

露野勲:自己フォローのできるいゆ
仁奈川伊由:アッ回った!嬉しい ええと
GM:41かな
仁奈川伊由:そのよう!
GM:では百足1が《崩れずの群れ》
風見将吾:これはダメージもバッチリになるはず
GM:3をカバー
仁奈川伊由:むむ…!このままダメージ出します
仁奈川伊由:5d10+16+6+30+2装甲無視 ゆゆフィットアドベンチャーのせ
DoubleCross:(5D10+16+6+30+2)→16[6,3,1,5,1]+16+6+30+2→70

GM:ヒィ
仁奈川伊由:装甲無視70ダメージだぞ!
GM:耐えられるはずもなく
露野勲:つよっ!
GM:1と7が消滅
仁奈川伊由:あっお待ちを
仁奈川伊由:要の陣形による攻撃なので…
仁奈川伊由:1のほかは4と6にダメージが及んでいるはずです!
GM:あ、なるほど
GM:かしこい
GM:かばーできない
GM:カバーしないまま147が消えます
仁奈川伊由:1・4・6…?
GM:146
GM:です
露野勲:やった!戦果が大きい!
仁奈川伊由:はーい!やったー!
壱条ゆゆ:一人三殺!
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を10(→10)増加(123→133)
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を4(→4)増加(133→137)
仁奈川伊由:では演出もします!
仁奈川伊由:「変なモノは見える目のくせに、目くらましには弱いってどういうことよ、あたし…」
仁奈川伊由:「んもう!ポチおいで。どんどん食べなさい!」鬼火が舞う。
仁奈川伊由:少女にだけ見えている人ならざるものが、狛犬のかたちをとって、誰の目にも見えるようになる。
仁奈川伊由:二匹の犬が百足の群れに突進し、塊を削るように牙を剥く。
GM:食いちぎられビチビチと跳ねながら塊からはがされ動かなくなっていく
仁奈川伊由:「うえー…」ゲンナリする。
仁奈川伊由:「絶対自分で触りたくない、あんなの……。うわ、ポチ!こっち持ってこなくていいから!」
仁奈川伊由:キャンキャン鳴くようにする狛犬に叫び返している。
露野勲:「言ってる場合か、まだまだいるぞ……!」
GM:では百足さん達の攻撃
風見将吾:いや!
風見将吾:風見と行動値は同じ……なはず!
GM:あ、同値だ
GM:風見さんどうぞ
風見将吾:はーい。《骨の剣》《死招きの爪》で武器作成します。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を6(→6)増加(126→132)
風見将吾:後ろは距離離れてるか。《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《伸縮腕》。
風見将吾:えーと……ダイスが14個で、伸縮腕ペナが入るから……
風見将吾:14dx7+6 こうかな。対象はムカデ3!
DoubleCross:(14DX7+6)→10[1,2,3,3,3,4,5,5,6,6,8,9,9,10]+10[6,7,8,9]+10[1,2,7]+4[4]+6→40

露野勲:ナイスアタック!
GM:イベイジョン13
風見将吾:つまり命中ってコト!
風見将吾:5d10+2d10+13+30+2 今度はゆゆフィットアドベンチャーも忘れずに乗せます
DoubleCross:(5D10+2D10+13+30+2)→26[3,10,7,5,1]+15[10,5]+13+30+2→86

仁奈川伊由:ヤッバイ!
風見将吾:ふふん
風見将吾:風見将吾のHPを26(→26)に変更(29→26)
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を7(→7)増加(132→139)
GM:ぐっちゃぐちゃよ
GM:百足3撃破
風見将吾:露野と仁奈川、二人の攻撃を警戒したムカデの群れ。生き残りが集合し、強固なボール状になった瞬間を狙う。
風見将吾:「蟲相手に格闘術はやりにくいが……そういう形状ならな!」
風見将吾:踏み込み、掌底。身を沈め、膝から先だけを煙化させての蹴り上げ。
風見将吾:煙化させ、死角に周り、手だけを実体化させての手刀。足刀。正拳突き。
風見将吾:的確にムカデを削り、壁面に叩きつけた。 「よし。一丁あがりだ」
風見将吾:「壱条、こいつら一匹一匹は大したことないぞ! お前のよわよわパンチでもなんとかなるだろ、やれ!」
露野勲:「ムカデを擂り潰しやがった……」
壱条ゆゆ:「次から次へと……貴方たちが異常なのよ!」
仁奈川伊由:「擂り潰してるう……」
GM:百足の行動です
GM:《オールレンジ》《死神の針》《コンセントレイト》《ウルトラボンバー》
露野勲:ウルトラボンバーッ!?
風見将吾:えっウルトラボンバー!?
風見将吾:ウルトラボンバー!?!?
風見将吾:全員固まってるのにw
GM:マイナーで接敵してからですね
GM:くらえー!
壱条ゆゆ:百足が爆発するな!!
仁奈川伊由:いや~~ッ
GM:蟲のなんか欠片とかを浴びろ
風見将吾:いやだよ~~
GM:7dx8
DoubleCross:(7DX8)→10[1,1,2,6,7,8,9]+7[2,7]→17

GM:リアフ!
壱条ゆゆ:これは……回避の目があるのでは!?
露野勲:カバーリング欲しい人~
壱条ゆゆ:リア不かあ~
風見将吾:ウルボンってリアクション不能だった気がする!
仁奈川伊由:回避できそうなのに~っ
風見将吾:ニナチャンカバーしようかな~
仁奈川伊由:お待ちしています
壱条ゆゆ:私は割と余裕があるが
壱条ゆゆ:火力引くそうだし、勲さんにカバーしてもらい
露野勲:あ、じゃあここはカバーなしでいいかな…!
露野勲:いや、それならカバーしよう!
風見将吾:露野さん、カバーしなければワンチャン耐えられる可能性がある?
風見将吾:とりあえずこっちは《崩れずの群れ》。ニナちゃんをカバー。
壱条ゆゆ:閃熱を試したい
仁奈川伊由:もらいますっ
露野勲:ゆゆチャンを崩れずの群れでカバー! うまくいきそうなら閃熱オネシャス!
風見将吾:閃熱!
壱条ゆゆ:カバー閃熱HP多め!
露野勲:侵蝕145→147
壱条ゆゆ:完璧なコンビネーションだぜ
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を2(→2)増加(139→141)
GM:2d10+33
DoubleCross:(2D10+33)→3[1,2]+33→36

風見将吾:ダイスがショボい!
GM:出目!もう出目!
仁奈川伊由:いけるんちゃうか~!?
壱条ゆゆ:《閃熱の防壁》を勲さんに。
露野勲:まずはUGNボディアーマーで8点減らして、カバーリングだから28×2=56!
風見将吾:装甲で8減らして28の2倍で56。
露野勲:いける!
壱条ゆゆ:侵蝕120→124
露野勲:この先きのこれる!
風見将吾:隣のHP50オーバーの怪物じゃないので、風見は死にます。……ので、《がらんどうの肉体》!
壱条ゆゆ:56-7d10
DoubleCross:(56-7D10)→56-50[10,3,4,6,10,9,8]→6

風見将吾:56-8d10
DoubleCross:(56-8D10)→56-39[4,6,2,6,3,1,10,7]→17

風見将吾:うわ全然がらんどうじゃねえ!
壱条ゆゆ:あ、いや違うわ
風見将吾:でも生き残りました。残りHP9。
風見将吾:風見将吾のHPを9(→9)に変更(26→9)
壱条ゆゆ:100%越えてるのでもう1dある
壱条ゆゆ:6-1d10
DoubleCross:(6-1D10)→6-1[1]→5

風見将吾:風見将吾の侵蝕率を3(→3)増加(141→144)
仁奈川伊由:風見さん、充分すごい出目だよ!
露野勲:Oh...でも生存!
壱条ゆゆ:5ダメージどうぞ
露野勲:HP52→47で生存!
壱条ゆゆ:最後がちょっと閉まらなかったが平均値ほぼ7だぜーっ
仁奈川伊由:ふたりとも生存できてよかった!
GM:演出
風見将吾:カバーして47HP、めっちゃすごいなw
GM:百足の塊が君達の方へ向かって転がる
GM:うぞうぞと蠢きながら
GM:そして。
GM:爆ぜた。
GM:殻や足や牙が爆風とともに君達に突き刺さる。
露野勲:「こいつら自体が……!」 体を屈め、防御態勢をとる――のではなく、むしろ飛び込む。爆発を根元で抑えるように。
風見将吾:「……またこれかよぉ、もう!」 ニナちゃんを渾身の力で突き飛ばします。突き飛ばした先には煙でクッションを作ってある。
露野勲:「動く爆弾じゃねえかッ! 壱条! 防御!」
壱条ゆゆ:「分かってるっ!」
風見将吾:同時に、自身も煙化で被弾面積を最小限に。壱条の援護を遮らないよう、可能な限り肉体を分散させる。
仁奈川伊由:「毎回、雑っ……」煙に包まれる。「…気遣いが分かりづらいんだから、もう!」
風見将吾:「ごめんて!」
風見将吾:「でもお姫様抱っことかされるよりはマシだろ……!」
壱条ゆゆ:「灼けなさいっ!」勲の周囲を遮るように、燃える車輪が地面からせり立つ。
仁奈川伊由:「たしかに…」
壱条ゆゆ:炎をまとう木製の車輪が、百足の破片を弾き燃やす。
火車:にゃおん にゃんにゃん
火車:燃える欠片を咥えて猫が現れては消える。
露野勲:「かすり傷とは思わなかった……火力が上がってんな」
壱条ゆゆ:「お陰様でね……」
壱条ゆゆ:髪先が橙色に燃えている。
風見将吾:「壱条のそれで俺とニナちゃんもまとめて護ってくれよ! 守護るのが仕事だろ警察官は」
壱条ゆゆ:「贅沢言わない、一人乗りなのよ火車は!たぶん!」
仁奈川伊由:「ともあれこれで、めんどくさい虫はいなくなったわね」スカートについた埃をはらう。
仁奈川伊由:「目くらまししたって、気配がひとつだけなら意味がないんだから…」
壱条ゆゆ:「ええ。ようやくね」
壱条ゆゆ:手先に炎が宿る。警棒の先から、炎が長く伸びた
GM:では壱条さんの手番
壱条ゆゆ:よっしゃ1
壱条ゆゆ:マイナーで暴走状態を解除
壱条ゆゆ:メジャーでワイヤーウィップを使用してくんびいらに攻撃。
壱条ゆゆ:《コンセントレイト:エグザイル》《炎神の怒り》《煉獄魔神》+バトルトレーニング
壱条ゆゆ:14dx7-1
DoubleCross:(14DX7-1)→10[1,2,3,3,6,6,6,7,8,8,8,8,10,10]+10[1,1,3,3,3,4,8]+5[5]-1→24

仁奈川伊由:まちな
壱条ゆゆ:おっと
仁奈川伊由:バディムーブこのラウンド使ってなかったので使って!+3してね
壱条ゆゆ:ほんとだ ありがたい……
風見将吾:えらい!
壱条ゆゆ:達成値27!
露野勲:ムカデ相手なら当たる!
壱条ゆゆ:あれ
壱条ゆゆ:百足いた?
GM:百足はいない
露野勲:間違えた
露野勲:残存したムカデの面影を見ていましたね
仁奈川伊由:だが…くんびぃらはどうかな!?
壱条ゆゆ:あいつはもう遠くに行っちまったんだよ
GM:のでダイスマイナスの効果も消えた
風見将吾:いのししはでっかいし当たるでしょ~
壱条ゆゆ:ウルトラとボンバっちまった
GM:ガードします《スプリングシールド》
壱条ゆゆ:そういやそうだったね……
壱条ゆゆ:3d10+26
DoubleCross:(3D10+26)→19[8,9,2]+26→45

GM:そこそこのダメージを受けました
壱条ゆゆ:がらんどうしないんだ
GM:エンハイがくっついたので
露野勲:なるほど…!
GM:がらんどうできなくなりました
仁奈川伊由:データ変わったんだ!
壱条ゆゆ:そうだよ お前はがらんどうなんかじゃない
壱条ゆゆ:だからこのまま殺されろーっ
壱条ゆゆ:では演出
GM:ヤダー、ヤダヤダ
風見将吾:www
壱条ゆゆ:「――――」揺らめく炎に集中する。勲も、風見も。劇的に力を使い慣れ始めている。
壱条ゆゆ:罪を焼く炎。猫。火車。自分に出来ることを。
壱条ゆゆ:炎の鞭が、形を歪める。漫然と噴き出す炎ではなく。
壱条ゆゆ:「私は、罪を、捕える……」
壱条ゆゆ:鞭の炎が細かく分割され、圧縮され、再結合。一つ一つが妖しく輝く、火球で出来た鎖錠を形作る
壱条ゆゆ:「は、ぁ、あっ!」 コンパクトに身を捻り、炎の鎖を打ち振るう。大地を削りながら鎖は走り、
壱条ゆゆ:波打つように、猪の怪異の鼻っ柱を焼き裂いた。
風見将吾:「うおお……」
風見将吾:「よわよわパンチって言ったの、訂正したほうがいいな……」 子供の頃、なわとびで引っ叩かれたのを思い出した
くんびぃらヴィクター:『ヴォォオォ!』
壱条ゆゆ:「ああもう、出し切れないな……真っ二つにできるくらいに!」
露野勲:「めちゃくちゃ痛いってよ」
くんびぃらヴィクター:『至高の…』
くんびぃらヴィクター:『至高の作品は法や倫理に囚われぬ』
くんびぃらヴィクター:『完全なる者、完璧な物、それがあれば』
くんびぃらヴィクター:『何も問題はない』
GM:1ラウンド目 終了
GM:2ラウンド目セットアップ
仁奈川伊由:なし!ブルゲの効果が切れたので行動値が9から4に戻りました。
露野勲:なし!!
風見将吾:なしなしワン
くんびぃらヴィクター:《イリュージョンシールド》《戦力増員》
壱条ゆゆ:《先陣の火》!
壱条ゆゆ:侵蝕メジャーで124→132 で今回で132→134
壱条ゆゆ:行動値+20
壱条ゆゆ:24へ
くんびぃらヴィクター:『解析、構築、生産』
GM:口からまた幻が湧きがある
GM:その中に人のような形をした奇妙な生き物がノロノロと蠢いている。
風見将吾:「またムカデか? いや……」
GM:闘いはとてもできそうにはない。
GM:だが眼を引く。
風見将吾:「なんだありゃ。戦力が品切れになったか」
GM:それと共にくんびいらヴィクターの存在がまた希薄になる
露野勲:「くそ! 猪野郎があの中に紛れた、あれじゃさっきと同じだ……!」
壱条ゆゆ:「とにかく逃げ回るわね……!」
仁奈川伊由:「でも、またこの変な奴らを倒すしかないってこと…?」
くんびぃらヴィクター:『人は皆、この哀れな生き物と変わりがない』
くんびぃらヴィクター:『地を這い、ノロノロと愚鈍に蠢くだけだ』
くんびぃらヴィクター:『完全な人間が必要なのだ』
風見将吾:「超越者様の言うことは違うなあ。ええ?」
風見将吾:「その愚鈍な生き物にこれからブッ倒されるんだ。地獄で泣きべそかいてもしらねえぞ!」
くんびぃらヴィクター:『技術が確立されれば』
くんびぃらヴィクター:『お前達も完全になる』
風見将吾:「……そこに至るまでにいくつの犠牲があると思ってんだ」
風見将吾:「九段先輩も、巫女たちも、生贄も実験体も、どんな思いでお前らに使い捨てられてきたと思う」
風見将吾:「俺はお前たちを絶対に許さない。この事実を必ず公表してやる。……完全なんてクソくらえだな!」
くんびぃらヴィクター:『ヴォォオォォ!』
くんびぃらヴィクター:雄叫びを上げた。
GM:壱条さんの手番になりますが
壱条ゆゆ:最初のイニシアチブで《コンダクト》。
壱条ゆゆ:勲さんを動かします
壱条ゆゆ:侵蝕134→144
壱条ゆゆ:重たっ……
露野勲:「あいつの言う”完全”なんて、お断りだな……。壱条。どこを狙えばいい!」
壱条ゆゆ:「ちょっと……待ってて!」
壱条ゆゆ:その場に手を付き、火車を睨み付ける。
火車:『ァ――――――――――ォ』
火車:『ァァァアーーーーンォォ――――…………』
壱条ゆゆ:犬の遠吠えめいた、どこか不気味な鳴き声と共に。
壱条ゆゆ:火車と幻影を、無音で湧き出た炎が取り囲む。
壱条ゆゆ:揺らめく炎の動きが、奇妙に遅い。勲と壱条のみ、チャンネルが切り替わったような光景。
壱条ゆゆ:「……いま」 汗を噴き出しながら、スローモーションで動く炎の隙間に浮かび上がる隙だらけの幻影を示す。「お願い!」
露野勲:動いてOKなら、動きます!
GM:では露野さんどうぞ
露野勲:では、マイナーで骨の銃+死招きの爪!侵蝕147→153
露野勲:メジャーでコンセ+カスタマイズ。不完全な人型を狙います。
GM:どうぞ
露野勲:ダイス計算…
露野勲:13dx7
DoubleCross:(13DX7)→10[2,3,4,4,5,5,6,7,8,8,8,10,10]+10[1,3,4,7,9,9]+1[1,1,1]→21

露野勲:剣精の、手!
露野勲:1dx7+30
DoubleCross:(1DX7+30)→4[4]+30→34

露野勲:OK! この相手ならかわせないだろう…たぶん
GM:イベイジョン3
露野勲:それなら……ダメージいきます
GM:どうぞ
露野勲:4d10+25+11+2諸々有効
DoubleCross:(4D10+25+11+2)→23[5,2,8,8]+25+11+2→61

仁奈川伊由:すごいっ
GM:HPも10しかなく
壱条ゆゆ:カカシだ
GM:なす術もありません
露野勲:はっ、そうか!ステータスをよく見ていれば…!
露野勲:では演出
露野勲:「ふざけんなよ……」 リボルバーの狙いをつける、までもない。
露野勲:「いい加減に、完璧だの完全だの……てめーの考えた基準で……!」 引き金を引く。放たれた弾丸は、空中で破裂し、散弾と化す。
不完全な人型達:無表情でそれを見ている。
露野勲:「てめーらの考えたルールだの掟だのやり方だの、そういうのはもううんざりだ!」 骨と肉が着弾し、蠢き、着弾した人型をくらい尽くす。――無慈悲に。
露野勲:侵食率153→159
露野勲:「道は開けたぞ……」
不完全な人型達:ぐずぐずと崩れ消えていく
露野勲:「胸糞悪ィ! 行け!」
風見将吾:「ほっといたらまた雑魚呼ばれちまう! 壱条、例の拘束するやつは? もう品切れか?」
壱条ゆゆ:「上出来よ」揺らめく炎が元通りの速度を取り戻す。
GM:壱条さんの手番
壱条ゆゆ:メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》《インフェルノ》
GM:やめろー
壱条ゆゆ:対象はくんびいら!
壱条ゆゆ:14dx7-1
DoubleCross:(14DX7-1)→10[1,1,2,3,3,3,6,6,6,7,8,8,9,10]+6[2,3,3,3,6]-1→15

風見将吾:www
風見将吾:本当に腐った
壱条ゆゆ:ほら!
仁奈川伊由:では!
露野勲:仁奈ちゃん!
仁奈川伊由:《妖精の手》!
GM:ww
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を4(→4)増加(137→141)
壱条ゆゆ:ありがとうございます……!
壱条ゆゆ:1dx7+19
DoubleCross:(1DX7+19)→10[7]+1[1]+19→30

風見将吾:こっちはいい感じ!
仁奈川伊由:おおっ伸びた!良い感じ!
壱条ゆゆ:やった! 妖精が二回転なんて初めて!
仁奈川伊由:そんなw
壱条ゆゆ:いやたぶん初めてではないけど……めったにない
GM:15ならドッジしても良さげだったのにw
壱条ゆゆ:リアクションは?!
GM:うーんうーん
GM:切り札を切りたくねぇー
GM:でもここはドッジする
風見将吾:きらなきゃ行動不能だぜ!
露野勲:ヒヒーッ!切り札でも命中でも、インフェルノは美味しいねえ!
GM:頑張れ
GM:11dx+1
DoubleCross:(11DX10+1)→10[2,2,4,4,4,6,6,6,9,9,10]+5[5]+1→16

風見将吾:あぶねええ~
風見将吾:15ならダメだった
仁奈川伊由:あってよかった…!妖精の手…!
GM:ほら!15なら避けてたよ!
露野勲:よかった……
壱条ゆゆ:私の『読み』が通った形ですね(クイッ)
壱条ゆゆ:ではダメージいきます
GM:うえーん
GM:どうぞ
壱条ゆゆ:4d10+26
DoubleCross:(4D10+26)→24[9,5,7,3]+26→50

仁奈川伊由:おおっつよい!
壱条ゆゆ:やったぜ!
露野勲:しっかり高め!
GM:使いたくなかったけど
GM:《光の守護》
くんびぃらヴィクター:ダメージを0にします
壱条ゆゆ:このーーーーっ!
風見将吾:でも切り札は切らせた……! インフェルノのおかげ!
くんびぃらヴィクター:インフェルノは受けられない
壱条ゆゆ:インフェルノの条件は……HPダメージを与えた時のみ!
露野勲:1点だけでも喰らってくれませんか???
露野勲:1点だけでも…!
壱条ゆゆ:先っちょだけでいいから
GM:イーヤー
風見将吾:イーヤーヤダヤダ
仁奈川伊由:天井のシミを数えている間に終わるから…
壱条ゆゆ:侵蝕144→156
壱条ゆゆ:では演出いきます
GM:どうぞ
壱条ゆゆ:「そうやって……何が問題かも見ずに」
壱条ゆゆ:「全て何とか出来るからと、安易な回答に手を伸ばす」
壱条ゆゆ:「それがヒトの愚かさでなくて、なんだというの」
壱条ゆゆ:奥歯を噛み締める。手にした炎の鎖錠を、ゆっくりと地面に落とす。
壱条ゆゆ:す、と鎖は地面に飲み込まれ
火車:『ナ――――――――――――ォ』
火車:『ォォァーーーーーン…………』
壱条ゆゆ:猫の声を周囲に、立ち上がる。「その、自分の愚かさを、他人の命で賄おうとすることを!」
壱条ゆゆ:「罪だって、言うのよっ!」
壱条ゆゆ:くんびいらの周囲に、炎が沸き立ち。
壱条ゆゆ:鎖と、猫と、……無数の骨の手が。
壱条ゆゆ:くんびいらを襲う。
くんびぃらヴィクター:『ヴォオォォオオォ!』
くんびぃらヴィクター:苦しみの呻き声を上げる。
壱条ゆゆ:「ここが、行き先。罪人の、行くべきところ、に…………」  がく、と膝が折れる。
くんびぃらヴィクター:『全てを喰らいし山鯨、大地を産みだす猪笹王』
くんびぃらヴィクター:『くんびぃらは生命の形』
壱条ゆゆ:(うあ……!!)火車の力を。人の身に余る炎を、深く引き出しすぎている。頭痛が響き、視界が遠くなる。
くんびぃらヴィクター:『死は不完全なものに訪れる』
くんびぃらヴィクター:『完全な物は死なず』
仁奈川伊由:「……行くべきところに、連れていかなくちゃ」ゆゆちゃんを起き上がらせるようにして、背中に手を添える。
くんびぃらヴィクター:口から光を吐き出し炎を相殺する。
壱条ゆゆ:「い、ゆ……」
壱条ゆゆ:拳を握る。炎と骸骨が力を取り戻し。
壱条ゆゆ:くんびいらの吐き出す光と打ち消しあって、やがて消滅する。
壱条ゆゆ:「――――はぁっ! はあ、はあ、は……!」
仁奈川伊由:「ゆゆちゃん…!」
壱条ゆゆ:肩を借りて体重を支えながら、怪物を睨む。「ごめん、なさい……仕損じた……!」
仁奈川伊由:「…ううん、あいつだって、今の打ち消すのに結構エネルギー使ったはず」
仁奈川伊由:「大丈夫。まだチャンスはある」
壱条ゆゆ:「……うん。お願い、伊由」
仁奈川伊由:嬉しそうにする。「…うん!任せて!」
GM:くんびぃらヴィクターの手番です
GM:《主の右腕》《幻惑の光》《光の手》《マスヴィジョン》《無機なる四肢》《スターダストレイン》
風見将吾:おやおや
GM:対象は全員です
壱条ゆゆ:コンセないの?
GM:あ、コンセアリマス
GM:《コンセントレイト》
壱条ゆゆ:アルアルヨー
GM:20dx7+10
DoubleCross:(20DX7+10)→10[1,1,2,2,3,4,4,4,5,5,5,6,6,7,7,8,8,8,9,10]+10[4,4,4,6,7,8,10]+10[5,7,8]+10[4,9]+5[5]+10→55

仁奈川伊由:回しますねッ
風見将吾:おやおやおや
壱条ゆゆ:よく回しやがるな 私たちをもっと見習え
露野勲:許せん…!
仁奈川伊由:反面教師ってわけね
風見将吾:うーんドッジは無理だな……一応ガードしておこう。
仁奈川伊由:ドッジを試みる!
露野勲:一応ドッジ!
露野勲:7dx>=55
DoubleCross:(7DX10>=55)→9[2,3,4,5,6,7,9]→9→失敗

露野勲:はい!残念!
仁奈川伊由:5dx+1>=55
DoubleCross:(5DX10+1>=55)→10[1,3,8,9,10]+4[4]+1→15→失敗

仁奈川伊由:あと40…!惜しい…!
壱条ゆゆ:8dx
DoubleCross:(8DX10)→10[3,4,4,4,7,7,10,10]+5[4,5]→15

GM:壱条ラインは皆超えてくる
壱条ゆゆ:くっ 紙一重の差……!
風見将吾:壱条ラインw
壱条ゆゆ:壱条ラインって言うな!w
仁奈川伊由:目安みたいな…w
露野勲:先ほどと同じシフトでカバーしましょうか!
風見将吾:「壱条なら避けられてた」「2.5壱条なのでこれは当たる」みたいな表現が頻発してしまう
風見将吾:そうですね。カバー!
露野勲:勲が壱条さんを! 将吾くんが仁奈チャンを
風見将吾:あっいや、今度は逆がいい!
壱条ゆゆ:頼んだ!
GM:ダメージを受けると放心が入ります
仁奈川伊由:アイヤー
壱条ゆゆ:イヤーッ
露野勲:じゃあ、勲が仁奈川さんを「崩れずの群れ」でカバー!
露野勲:侵蝕159→161
GM:ここは万が一にも耐えられると悲しいから
風見将吾:こちらも《崩れずの群れ》します。今度はゆゆ太郎をカバー。
仁奈川伊由:お願いしますっ
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を2(→2)増加(144→146)
くんびぃらヴィクター:オートで《ジャンピンジャック》を使用します
風見将吾:グルグル グルグルグル
壱条ゆゆ:ジャックの豆の木……!
くんびぃらヴィクター:ダメージ+4d10
露野勲:ウワーッ
壱条ゆゆ:そんなファンシーな名前でフェイタルヒットを!
GM:ダメージ出します
風見将吾:あっこれは流石に死ぬ
GM:6d10+30+4d10
DoubleCross:(6D10+30+4D10)→21[4,1,5,1,3,7]+30+21[4,3,8,6]→72

仁奈川伊由:ヒエエ
風見将吾:カバーで2倍だからがらんどうで全部10が出ても絶対死ぬ!
GM:6Dと4Dの数字が同じ…イマイチ伸びなかったが流石にやったか?
露野勲:装甲で8点減らしても、128点のダメージ 無理! 死!
風見将吾:どのロイスを切ろうかな~
風見将吾:いや。風見はボスにロイスを取るために1枠空けてたんだった
露野勲:ヒロさんのロイスをタイタス昇華して…復活!もう疑ってはいない!ヒロさんは昔のままのヒロちゃんさんだ!
GM:演出
風見将吾:-人体卿/興味/○憐憫/ロイス これを取得してタイタスにして復活します。怒りよりも憐憫のほうが強めに出てる感じ。
くんびぃらヴィクター:『データ解析、解体、分解』
くんびぃらヴィクター:『お前達を取り込み、材料として使用する』
仁奈川伊由:「そんな設計図、認めてたまるものですか…!」
露野勲:「……おい! やめろ仁奈川、下がれ!」
くんびぃらヴィクター:大きく口を開き吠える。
くんびぃらヴィクター:『ヴォオオオォオ!』
くんびぃらヴィクター:触れた物を分解する神秘の光が降り注ぐ。
風見将吾:「やべえ……! おい壱条!」
風見将吾:「セクハラで逮捕するなよ!」 跳躍。壱条の身体に手を回し、煙化したもう片方の腕をロープのように使って強引に離脱する。
壱条ゆゆ:「ちょっ……風見!」
仁奈川伊由:「なんかっ、当たるとやばそうだけど…!」
壱条ゆゆ:攻撃の反動で動けない。大人しく抱えられる。
露野勲:「俺も――」 大きく腕を振るう。その肉が裂け、血が迸り、外套のように広がって防御する。 「そう思う!」
露野勲:血の渦が光を受け止め、それでも余った分は露野自身が受ける。分解される片端から、増殖して再生していく。
仁奈川伊由:「言ってんのに…!」外套の陰に隠れ、守られる。
風見将吾:「おい壱条」 離れた場所に着地し、猫のように抱えた壱条を降ろす。
風見将吾:「もうちょっとメシを食え。太れ。身体の触り心地が骨っぽいぞ」
風見将吾:「胸がそれ以上育たないなら、せめてもうちょっと尻をだな……」
壱条ゆゆ:「…………」
壱条ゆゆ:抱えられながら、首の動脈のあたりをつねる
風見将吾:「うぐぇ!」
露野勲:「……あいつと同じ芸当ができなくてよかった。……立ってもらうぞ、仁奈川伊由」
露野勲:「お前の力がなきゃ攻めきれねえ」
仁奈川伊由:「守ってもらってるからね」
仁奈川伊由:「…ありがと! 大丈夫!やる気しかないわよ」
壱条ゆゆ:「へらへら言ってる暇があったら自分の怪我を見てなさい」
風見将吾:「俺は大丈夫だよ、煙人間だから。……さて、イノシシ退治と行くか……」
GM:では風見さんの手番かな
風見将吾:はーい。範囲攻撃しなくていいから侵蝕が楽だぞ
風見将吾:《コンセントレイト:エグザイル》《貪欲なる拳》《伸縮腕》。くんびぃクターを狙います。
風見将吾:13dx7+6
DoubleCross:(13DX7+6)→10[1,1,2,2,2,2,4,4,5,6,7,8,10]+10[4,6,10]+5[5]+6→31

風見将吾:まあまあ
GM:避けるには高いなー
露野勲:悪くはない!むしろ良い!
風見将吾:2壱条はあるぜ!
くんびぃらヴィクター:ガード《スプリングシールド》
風見将吾:4d10+2d10+13+30+2 よいしょ!
DoubleCross:(4D10+2D10+13+30+2)→19[9,3,1,6]+10[7,3]+13+30+2→74

仁奈川伊由:どでかい!
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を7(→7)増加(146→153)
風見将吾:風見将吾のHPを11(→11)に変更(14→11)
露野勲:これなら!
くんびぃらヴィクター:《異形の捕食者》
GM:ガードで10点減らし
GM:64-4d10
DoubleCross:(64-4D10)→64-31[5,7,9,10]→33

GM:メッチャ減らした
GM:そしてめっちゃ攻撃上がったぞ
風見将吾:おえええ
壱条ゆゆ:喫煙させとる
風見将吾:「風見流の古武術ってのはな。殴るだけじゃないのよ」
風見将吾:煙化した左腕をまるごと切り離し、骨と血と煙で作った即席の槍を作り上げる。スピアではなく槍────薙刀やグレイヴと呼ばれる種類のもの。
風見将吾:「武器の訓練も散々やらされた……こんな感じにな!」
風見将吾:失った左腕は煙の義手で補い、縦横無尽に巨大猪を切り刻む。振り下ろし、薙ぎ払い、突き、斬り上げ、振り下ろし!
くんびぃらヴィクター:『武術…あの失敗作がそれに拘っていたな』
くんびぃらヴィクター:にゅっと人間の手足が生える。
くんびぃらヴィクター:振り下ろしを防ぎ
くんびぃらヴィクター:薙ぎ払いをいなす。
くんびぃらヴィクター:だがその後の攻撃は受ける。
くんびぃらヴィクター:『ガフッ』
くんびぃらヴィクター:猪の頭部を持つ人のような姿に変貌していく。
風見将吾:「勲と似たようなことを言うのは癪だが……」
くんびぃらヴィクター:手には牙と骨でできた槍のような物を持つ。
風見将吾:「失敗だの完成だの、おたくの物差しですべてを決めようとするんじゃねえ」
くんびぃらヴィクター:『この体の持ち主…お前の弟は』
くんびぃらヴィクター:『より強く、より完全になりたいと心の奥で願っている』
風見将吾:「…………」
くんびぃらヴィクター:『だからこそ、自分と共鳴した』
くんびぃらヴィクター:クルクルと槍を回転させ構える。
くんびぃらヴィクター:『より完全であれば』
くんびぃらヴィクター:『置いて行かれず、足手まといにはならない』
くんびぃらヴィクター:『恐怖する事も無い』
風見将吾:「昔からそうだったな、お前は……努力家で、俺なんかとうに追い抜いてんのに、自分なんかまだまだだって」
風見将吾:「……おい裕二!」
風見将吾:「俺が悪かったよ! これが終わったら、お前に全部話す!」
くんびぃらヴィクター:『ヴォ…オ!』
風見将吾:「俺や壱条、勲の体質のことも、UGNのことも、あの日なにが起きたのかも全部だ!」
風見将吾:「もう置いてかねえよ。……だから、もうちッとだけそこで待ってろ!」
風見将吾:「兄ちゃんがそっから出してやるよ!」
風見将吾:声が届いているのかどうかは分からない。
風見将吾:が、そこにいると信じて声をかけた。
GM:仁奈川さんの手番です
仁奈川伊由:一応質問するのですが…
仁奈川伊由:問題なくくんびぃらに攻撃できるんでしょうか…!?
GM:できます
仁奈川伊由:よかった!よし!ではやります。
仁奈川伊由:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《アニマルアタック》《絶対の恐怖》《神の御言葉》。
仁奈川伊由:くんびぃらに攻撃!
仁奈川伊由:11dx7+6
DoubleCross:(11DX7+6)→10[1,1,2,4,5,7,9,10,10,10,10]+10[2,5,6,6,6,7]+3[3]+6→29

仁奈川伊由:自分にバディムーブしたすぎ…!
GM:ミィー
GM:ど、ドッジだ!
GM:11dx+1>=29
DoubleCross:(11DX10+1>=29)→10[2,2,2,2,2,7,8,8,9,9,10]+10[10]+1[1]+1→22→失敗

風見将吾:あぶなっ
仁奈川伊由:あっっっぶな!!!
GM:お、おしい
仁奈川伊由:うおお ダメージ出します
仁奈川伊由:3d10+16+6+30+2装甲無視
DoubleCross:(3D10+16+6+30+2)→20[5,5,10]+16+6+30+2→74

仁奈川伊由:ごりっと74ダメージよ~~!
GM:ぐえーきっつい
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を11(→11)増加(141→152)
GM:まだ、生きてる
風見将吾:数字、風見と全く同じだ
仁奈川伊由:おそろいね… では演出します!
仁奈川伊由:(もうあいつは、風見裕二じゃない…『人体卿』じゃない)
仁奈川伊由:(やれる)敵意をそのままぶつけられる。
仁奈川伊由:道筋のように鬼火が舞う。呼び出したままの狛犬が駆け抜け、男に向かって左右から飛び掛かる。
くんびぃらヴィクター:槍を回転させ凌ごうとする。
露野勲:「……百鬼夜行だな。はっきり見えるわけじゃないが……やつについた傷痕で、ひどい目にあってるのがわかる」
くんびぃらヴィクター:だが凌ぎきれず攻撃を受ける。
くんびぃらヴィクター:『ヴォォォオ!』
仁奈川伊由:「させないわよっ」 幽体の狛犬は槍をものともせず、牙を剥いた。
くんびぃらヴィクター:かなりの傷を負っている
GM:ラウンド2終了です
GM:ラウンド3セットアップ
仁奈川伊由:なしです!
風見将吾:なしなしで~す あとはもう殴るだけ
くんびぃらヴィクター:《イリュージョンシールド》《戦力増員》
壱条ゆゆ:なし
仁奈川伊由:なんかきた!
くんびぃらヴィクター:再び人型を配置し
壱条ゆゆ:また増えた!
くんびぃらヴィクター:自身の存在を希薄にする
GM:ヨワヨワの案山子ですが 回数バリアとしては十分
風見将吾:本当にバリアとして機能してる……
露野勲:くそう
露野勲:あ、セットアップなしです
壱条ゆゆ:毎ラウンド攻撃無効(1回)を貼るボスじゃん
GM:ではくんびぃらヴィクターの手番
くんびぃらヴィクター:マイナーで《陽炎の衣》隠密状態になり
露野勲:アッ隠密!
壱条ゆゆ:なんで!?
くんびぃらヴィクター:《オールレンジ》《光速の剣》《コンセントレイト》《妖の招き》《異形の祭典》
GM:全員を狙います
GM:20dx7+8
DoubleCross:(20DX7+8)→10[1,1,1,2,2,4,4,5,6,6,7,8,8,9,9,9,9,9,9,10]+10[1,1,3,5,6,8,8,9,9,10]+10[4,4,4,5,7]+10[7]+1[1]+8→49

壱条ゆゆ:ガード不能じゃん
露野勲:光速剣をガードはできないが、良ければ問題ない!
壱条ゆゆ:ドッジ
露野勲:うおおおお見ててくれ九段さん!
仁奈川伊由:ドッジします~
風見将吾:高速剣!?
壱条ゆゆ:8dx
DoubleCross:(8DX10)→10[4,5,6,8,8,9,10,10]+2[2,2]→12

露野勲:7dx>=49
DoubleCross:(7DX10>=49)→10[2,5,8,9,9,10,10]+3[2,3]→13→失敗

仁奈川伊由:5dx+1>=49うおーっ
DoubleCross:(5DX10+1>=49)→10[2,2,5,5,10]+2[2]+1→13→失敗

風見将吾:8dx=>49
DoubleCross:(8DX10>=49)→10[1,2,2,4,5,5,9,10]+1[1]→11→失敗

露野勲:見ないでくれ九段さん…
風見将吾:ワワーン
GM:全員回すじゃん
GM:5d10+35
DoubleCross:(5D10+35)→28[9,1,6,2,10]+35→63

風見将吾:これってカバーもできないんでしたっけ? カバーはできる?
GM:カバーはできる
GM:ガードはできない
露野勲:やっぱカバーリングしよう
露野勲:そのための最強Dロイス 私の侵食率限界はみんなよりも10~15点くらい高い!
風見将吾:じゃあカバーしちゃおっと。露野さん、婦警さんと女子高生どっちがいいですか?
露野勲:さっきの描写の連続から考えると、引き続き露野が仁奈川さんをカバーしましょう
風見将吾:じゃあこっちは壱条!
風見将吾:《崩れずの群れ》で壱条をカバー。
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を2(→2)増加(153→155)
露野勲:崩れずの群れで仁奈川さんをカバー! 侵蝕161→163
仁奈川伊由:ありがたすぎる~
壱条ゆゆ:風見さん
風見将吾:モ!
壱条ゆゆ:ワンチャンがらんどう閃熱やる?
風見将吾:ワンチャンどころか、がらんどう閃熱したら絶対生き残れるけど
風見将吾:あっいやそうか カバーした上でか
壱条ゆゆ:そうそう
風見将吾:やろう!
風見将吾:いやちょっとまってね。110ダメージかー
壱条ゆゆ:ぶっちゃけ一人でも
壱条ゆゆ:カバーしてない場合でも平均7~8出さないときつい
風見将吾:がらんどうと閃熱は同じダイスだった気がするから、16d10軽減か
風見将吾:そうだね……w 全部5だと20ほど足りなくて死ぬ
壱条ゆゆ:無理だな
壱条ゆゆ:ダイス増えるほど上触れの期待値近づくし
風見将吾:個人的にはやってみたいけど(がらんどう軽いし)、任せる!
壱条ゆゆ:やってみるか!
風見将吾:やろやろ!
壱条ゆゆ:では《閃熱の防壁》。
風見将吾:装甲で8減らして55*2で110ダメージ。
壱条ゆゆ:ではこちらから
風見将吾:頼む!
壱条ゆゆ:110-8d10
DoubleCross:(110-8D10)→110-38[1,4,3,6,10,4,5,5]→72

風見将吾:うおお平均値が9ならいける!
壱条ゆゆ:suman……
風見将吾:72-8d10
DoubleCross:(72-8D10)→72-42[1,10,7,9,1,6,1,7]→30

風見将吾:こっちもひどいなw
露野勲:こちらは十海誠太郎へのロイスをタイタス昇華して、復活
壱条ゆゆ:ダメダメ
風見将吾:HP11なのでダメ! 19ほど足りませんでした
仁奈川伊由:せつない
風見将吾:魔石卿のロイスを昇華して復活しましょう
露野勲:もはや疑惑と言うレベルじゃない…放っておいていい相手ではないのだ
風見将吾:風見将吾の侵蝕率を3(→3)増加(155→158)
壱条ゆゆ:そして計算通り
壱条ゆゆ:侵蝕156→160!
壱条ゆゆ:エフェクトレベル+3の領域だ……!
露野勲:レベル2アップ!
露野勲:古代種だから+3…!
GM:演出
壱条ゆゆ:ごめん+2だわ
露野勲:起源とごっちゃになってしまったw
風見将吾:チート古代種だw
GM:良くあるw
くんびぃらヴィクター:希薄な存在が複数に感じられる
くんびぃらヴィクター:何処から攻撃されるか気配が読めない。
くんびぃらヴィクター:『ヴォォォ…』
露野勲:「仁奈川ァ!」 撃鉄を起こす。自分の胸に銃口を向ける。
くんびぃらヴィクター:殺気が満ち、槍が凄まじい勢いで繰り出される。
風見将吾:「壱条こっち来い! 伏せろ!」
くんびぃらヴィクター:あらゆる場所から槍撃が君達を襲う。
露野勲:「頭下げろ!」 発砲。吹き飛んだ血肉が渦を巻き、地を走り、骨と――体内に取り込んだ金属で、防壁を形作る。
壱条ゆゆ:「一体何……火車!」
仁奈川伊由:「ふぅわっ」しゃがみこむ。
壱条ゆゆ:激しい害意に反応して炎が燃え立つ。
風見将吾:右腕をまるごと切り離し、煙のロープと骨で網の結界を作り出す。タールを思わせる粘着網が槍の威力を最大限に殺した。
くんびぃらヴィクター:露野と風見の体を槍が貫く。
くんびぃらヴィクター:『こちらへ来い!』
くんびぃらヴィクター:体を貫抜かれた風見と露野が引き寄せられる。
風見将吾:「……やべっ」
風見将吾:「壱条! ニナちゃん頼むぞ!」 引き寄せられる。失った腕を強引に再生。
壱条ゆゆ:「風見! 勲!」
くんびぃらヴィクター:『4人揃ってこその守りの硬さ』
くんびぃらヴィクター:『それを崩す』
露野勲:「この野郎! 至近距離から……ゲホッ!」 吐いた血液を拳で受ける。握りこんだその中で、弾丸を生成する。
露野勲:「ぶちこんでやる! 後悔するなよ!」
露野勲:と、言いながら、露野に手番が回るなら待機を宣言します
GM:では露野さんの手番は待機
GM:風見さんは
風見将吾:「わざわざ武道家を懐に招き入れるとはな……!」
風見将吾:「後悔するなよ! あっいや待って、勲と被ってる」
風見将吾:「えー……まあいい! 後悔させてやるよ!」
風見将吾:待機します!
GM:いゆゆゆ
壱条ゆゆ:では僭越ながら私が
壱条ゆゆ:マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:サラマンダー》《炎神の怒り》《煉獄魔神》
壱条ゆゆ:16dx7-1
DoubleCross:(16DX7-1)→10[1,1,1,2,3,5,6,7,7,7,7,8,8,9,9,10]+10[3,4,5,6,6,7,7,9,9]+6[2,2,2,6]-1→25

壱条ゆゆ:あ、人体に攻撃します
壱条ゆゆ:お前……そのダイスで……。
GM:イベイジョン3
壱条ゆゆ:3d10+29
DoubleCross:(3D10+29)→27[9,10,8]+29→56

壱条ゆゆ:お前…………
GM:潰れます
風見将吾:つよ!
GM:高火力
仁奈川伊由:やば!
壱条ゆゆ:もうコイツはダメ
壱条ゆゆ:ちょっとダイスの振り方覚えて出直してきて
壱条ゆゆ:「このっ……いつまでも!」
壱条ゆゆ:炎の鎖が長く長く伸びる。
壱条ゆゆ:幻影ごと、歪な人体の群れを打ち据え、弾き飛ばす。
壱条ゆゆ:「今!」 掠れた声で叫ぶ。弱音を吐いている暇は無い。守られてしまっている。
GM:ただなす術もなく
GM:君達の方を見つめながら燃え尽きた
くんびぃらヴィクター:そして、くんびぃらの存在が確かになる
GM:伊由さんの手番
仁奈川伊由:うす!
仁奈川伊由:マイナーなしでメジャー!《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《テンプテーション》。
壱条ゆゆ:《マクスウェルプログラム》。判定ダイス+3。
仁奈川伊由:やったー!
仁奈川伊由:くんびぃらさんに攻撃しますっ
風見将吾:テンプテーションも今度は乗ってる!
仁奈川伊由:忘れてたわけじゃないです
仁奈川伊由:(7+3)dx7+6+12
DoubleCross:(10DX7+18)→10[1,2,3,3,4,5,7,9,9,10]+10[1,2,4,9]+3[3]+18→41

露野勲:ウォーッ!
仁奈川伊由:良い感じっ
GM:ぎぃ~
GM:避けるしかッ ない
GM:11dx+1>=41
DoubleCross:(11DX10+1>=41)→10[1,1,2,3,3,4,6,6,6,8,10]+8[8]+1→19→失敗

仁奈川伊由:やったぜッ
GM:うヴォアー
露野勲:成仏!
壱条ゆゆ:回してくるな
仁奈川伊由:だすぜ!ダメージを…
仁奈川伊由:5d10+6+30+2装甲無視
DoubleCross:(5D10+6+30+2)→36[10,10,7,4,5]+6+30+2→74

GM:む、むり
仁奈川伊由:エ!?嘘 こんな強いの!?
風見将吾:5d10で36はだいぶえらいですね
壱条ゆゆ:なんで本人が驚いてるんだよ
仁奈川伊由:間違ってない 出目が良かった びっくりする
壱条ゆゆ:アニマルアタックと神の御言葉、火力ペアだもんな
仁奈川伊由:出目が……良くて………
GM:HP0 そのままEロイス《不滅の妄執》で復活しようとします
露野勲:ゆゆちゃん!
壱条ゆゆ:では《火車》の使用を宣言。
GM:では《不滅の妄執》が解除され人体卿は消滅します
GM:戦闘終了
風見将吾:よかった~~
仁奈川伊由:やったあ~~
露野勲:勝利……!
壱条ゆゆ:オラーーーーッ 燃えろーーーーっ
壱条ゆゆ:まだ本体残ってるんですけどね
GM:では演出をどうぞー
仁奈川伊由:ようやく手勢が消えて姿を現した、異形の男を見る。
仁奈川伊由:「見つけた……っ!」
仁奈川伊由:「もう誤魔化そうったってダメよ。…いけっ!」」
仁奈川伊由:鬼火が舞う。蒼と紅の軌跡を描くようにしながら、二匹の狛犬が殺到する。
仁奈川伊由:(…くんびぃらは、繭玉がもたらす化け物…。ジャームとも言えない、『怪異』としか言いようのない何か)
仁奈川伊由:(じゃあ)
仁奈川伊由:(あたしの、こいつらは……)
仁奈川伊由:狛犬を見やる。こいつらだけじゃない。あたしだけ呼び出せて、あたしの命令に従って呼び出され行動する存在たち。
仁奈川伊由:(……なんなのよ)
仁奈川伊由:思考をよそに、狛犬たちはくんびぃらの身体を地面に引き倒すばかりに襲い掛かる。
くんびぃらヴィクター:『ヴォ…ヴォォオ!』
くんびぃらヴィクター:『何故…何故だ…我が作品』
くんびぃらヴィクター:喰らいつかれその体が崩れ始める。
くんびぃらヴィクター:『まだ、お前は不完全なのに』
くんびぃらヴィクター:『完全な状態に至って居ないのに』
くんびぃらヴィクター:『完全な存在になりたいとは思わないのかッ』
仁奈川伊由:「…おあいにく!」鼻をならす。「あたし、何よりもまず、人間だもの」
仁奈川伊由:「意思ってやつがあるの。あたしの、あたしだけの、あたししか知らない感情よ!」
くんびぃらヴィクター:『人間!人間では足りない!届かない!』
仁奈川伊由:「そういうの全部、興味ないって言ってんのよ!」
くんびぃらヴィクター:『ヴィクター!おお、ヴィクター・フランケンシュタイン!我が著者よ!』
くんびぃらヴィクター:『如何にして着想を得たか!如何にして其処に至ったかは私には解らぬ!』
くんびぃらヴィクター:『ならば書かれた事を実現し』
くんびぃらヴィクター:『その意味を明らかにせねばならない』
くんびぃらヴィクター:猪の頭部が崩れ。
くんびぃらヴィクター:幾つもの文字が書かれた仮面のようなモノが現れる。
くんびぃらヴィクター:風見裕二の被る仮面には常人には理解できぬ言語と文章が羅列されている。
くんびぃらヴィクター:それに意味があるのか、それが正しい計算であるのか。
くんびぃらヴィクター:誰も理解する事は出来ない。
くんびぃらヴィクター:『私は私の存在意義を示すまで』
くんびぃらヴィクター:『けして滅びるわけにはいかぬ』
仁奈川伊由:「…『理想の人間の設計図』…!」
仁奈川伊由:「…っ、ゆゆちゃん!」
くんびぃらヴィクター:妄執の魂が宿った仮面が発光し。
壱条ゆゆ:「分かって……るっ!」
くんびぃらヴィクター:崩れた肉体を再生しようとする。
露野勲:「逃がすなよ!」
壱条ゆゆ:炎を纏った手を、地面に差し込む。
風見将吾:「いい加減にしろ……!」
壱条ゆゆ:ごう、と地鳴り。地面に無数の罅割れが生まれ、大地が高鳴る。
風見将吾:骨で作った槍を投擲。ヴィクターの片腕を床に串刺しにする。
壱条ゆゆ:炎の罅は、線路のようになる。
くんびぃらヴィクター:『ヴォォ!』「にい…さ」
壱条ゆゆ:がらがら。ごとごと。にゃおんにゃおん。
風見将吾:「俺の弟の身体で好き勝手やってんじゃねえよ! この研究バカが!」
くんびぃらヴィクター:「僕は…もっと強く。もっと力になれるように」
くんびぃらヴィクター:『我が著者の助けになれるように』
くんびぃらヴィクター:『役に』「たちたい」
壱条ゆゆ:「もう、いっかいっ……!」罅から伸びた炎の鎖が、再度伸びる。先ほどは、くんびぃらに弾き飛ばされたもの。
火車:「ァ――――――――――――ォ…………」
風見将吾:「壱条頼む! 裕二のバカにちゃんと言ってやらなきゃならねえんだ」 煙のロープでヴィクターを拘束し、それ以上の行動を許さない。
風見将吾:「お前はいつだって俺の支えになってたよ、ってな! ……早いとこ除霊してくれ!」
壱条ゆゆ:それが、今度こそ、くんびいらの体を縛り上げる。
くんびぃらヴィクター:『いやだ…』
壱条ゆゆ:「あなたの、願いが、なんだったとしても」
壱条ゆゆ:「そのために。周りを巻き込んで轢き潰していくものは」
壱条ゆゆ:「この炎に巻かれて、連れて行かれるのよ……」
露野勲:「逮捕だってよ。現行犯だ」
壱条ゆゆ:『ぁ、……ぁぁ―――――――――ォ…………』
壱条ゆゆ:炎の鎖が、くんびいらを、その中にいた異形の仮面を。
壱条ゆゆ:半ば霊体じみた曖昧なシルエットを、引き剥がす。
壱条ゆゆ:遠吼えめいた獣の声を、歌うように長く響かせると。
壱条ゆゆ:引き剥がされたものが、地面から現れた巨大な火車に引っ張られる。
火車:にゃおん にゃおん
壱条ゆゆ:『火車。何百年ものよ』
壱条ゆゆ:『御馳走に、持っていって』
くんびぃらヴィクター:『誰か…』
くんびぃらヴィクター:『私を読み解いて…』
くんびぃらヴィクター:『…』
壱条ゆゆ:火車の側面の扉が、ばくりと開き。
壱条ゆゆ:炎の鎖が仮面を取り込んで、ばしりと閉じた。
風見裕二:それと同時に倒れます。
壱条ゆゆ:160+1d10
DoubleCross:(160+1D10)→160+1[1]→161

壱条ゆゆ:『はー、………………っ』
壱条ゆゆ:汗だくの表情で、金色の目を細め、地面に倒れ込む。
仁奈川伊由:仁奈川伊由の侵蝕率を11(→11)増加(152→163)
仁奈川伊由:「ゆゆちゃん……!」そっちに駆け寄る。「風見さん、裕二さんはっ!?」
露野勲:「無事だろうな、おい?」
風見裕二:「…」気絶している
風見将吾:「……大丈夫。気を失ってるだけだ」
風見将吾:「このアホが。余計な心配をかけさせやがって」
風見将吾:「悪いが、ちょっとだけ寝かせといてくれ。じき起きるだろ」
風見将吾:言葉とは裏腹に安堵の表情をつき、ほっと溜め息をつく。煙草で一服することすら忘れていた。
壱条ゆゆ:「そう……良かった……」倒れ込んでいるが、意識はぎりぎりある。
仁奈川伊由:「うん…、良かった。裕二さんには悪いけど、今は…」
仁奈川伊由:十海誠太郎が消えていったお堂へ視線を向ける。
露野勲:「……追わなきゃならないだろ」
露野勲:「明日また出直し、とか言ってられる状況じゃない……!」
GM:仁奈川さんの意識から束縛が消えた事が解る。
仁奈川伊由:(……)顔をしかめる。
風見将吾:「ああそうだった。まだ前座だったな、こいつは……!」
壱条ゆゆ:「……そうだった。ああ、もう……」頭を押さえながら身を起こす。
露野勲:「九段さんを助けないと」
仁奈川伊由:「…行こ」頷く。
壱条ゆゆ:弱々しい炎の燐光が、頭部まで及んでいる。
風見将吾:「……ちょっといいか。個人的な意思表明だから、聞き流してくれていいんだが」 歩きながら。
風見将吾:「今の戦いで、ひとつわかったことがある」
露野勲:「……なんだよ?」
風見将吾:「俺は……あの爺さんが、本当に十海のためを思っているのなら、同情や共闘の余地があると思っていた。ほんの少しだけな」
風見将吾:「俺達だって結局そうだろ。見えないところで誰かを犠牲にして生きている」
風見将吾:「十海という巨大な街が救われるのなら、あの爺さんにだって理があるんじゃないかと思ったんだよ」
風見将吾:「でもダメだな」
風見将吾:「あいつは、自分の欲望のためにあらゆる存在を踏み台にする。それをよしとする人間だ」
仁奈川伊由:「ん」
風見将吾:「そういうの、UGNではジャームって呼ぶんだろ?」 ニナちゃんを見る。
風見将吾:「許しちゃいけねえと確信したよ」
仁奈川伊由:「うん…、そうよ。人間でも怪異でもないわ」
仁奈川伊由:「ジャームよ」正面に視線を向ける。「欲望に囚われてしまって、会話も通じない。…説得はできない」
露野勲:「話が通じないのは同感だ。あいつはあれが正しいと思ってるんだろう」
露野勲:「俺はそうは思えない。いままで先延ばしにしてきたツケを払わせてやる」
壱条ゆゆ:「……そりゃ、命の選択は、誰だってしてる、けど」
壱条ゆゆ:「それは、誰でも自由にやっていいってわけじゃない」
壱条ゆゆ:「止めるわよ。一人のエゴで、切り捨てられるものじゃないんだって」
壱条ゆゆ:「蹴っ飛ばして、わからせる」
仁奈川伊由:「…うん」強気に笑う。お堂の扉に手をかける。
仁奈川伊由:「絶対止めよう。あたし達で…」
仁奈川伊由:息を飲み込んで気合を入れ、勢いよく扉を開きます。

クライマックス後

GM:ギィ…。
GM:古い木製の扉が軋んだ音を立てる。
GM:そこは、思ったよりも広い。
GM:しかし、その壁際には無数の人影がある。
GM:一様に祈りを捧げるような姿をとった像。
GM:そのように見える。
GM:天井から吊るされた灯篭から漏れる灯りが。
GM:その影を揺らしている。
露野勲:「……」 無言で、誰よりも前に出る。踏み込む。
GM:ここで君達は、知覚の判定をしても良い。
GM:目標値は8.
風見将吾:近くの知覚!
GM:近くの知覚
風見将吾:6dx+1=>8
DoubleCross:(6DX10+1>=8)→10[1,1,3,9,10,10]+6[1,6]+1→17→成功

壱条ゆゆ:こちとら160やぞ!
仁奈川伊由:5dx>=8ダイスボーナスがえぐいぞい
DoubleCross:(5DX10>=8)→10[2,2,4,10,10]+10[1,10]+3[3]→23→成功

壱条ゆゆ:6dx+1
DoubleCross:(6DX10+1)→9[3,3,5,5,7,9]+1→10

壱条ゆゆ:君ら二人、なに?
仁奈川伊由:なんかすごいことになっちゃった
露野勲:8dx+1
DoubleCross:(8DX10+1)→10[1,3,7,9,9,10,10,10]+10[4,10,10]+7[7,7]+1→28

露野勲:ひょぇ~~~~
仁奈川伊由:さすが先頭にいる人
露野勲:私もなんだかすごいことになっちゃった
風見将吾:みんなすっご
風見将吾:いや、ゆゆチャン以外……
壱条ゆゆ:ク、クリアはしてるもん
GM:繭が共鳴したかな。
GM:では全員が理解します。
GM:それは、異形の姿をしているが。
GM:人だ。
GM:かつて人だったモノ。
GM:異形の姿に侵食されている。
GM:白繭の所持者だった者である事が直感として解る。
風見将吾:「これは、過去に捧げられた生贄か? それとも……」
露野勲:「……末路、だろうよ」
仁奈川伊由:「ジャームでも怪異でもない、何かになって…」
壱条ゆゆ:「え……」
十海誠太郎:「敬意を払ってあげてほしい」
GM:堂の奥から声がする。
風見将吾:「永遠の瞬間をプレゼント、ってか。反吐が出る」 声のした方を向く。
GM:空間が歪み光が漏れる場所の前で。
GM:男が立っている。
十海誠太郎:「彼らはこの街の礎だ」
十海誠太郎:「”祈り願う者”と私は呼んでいる」
露野勲:「白繭を使うと、こんなことになるのか」
十海誠太郎:「私に代わって神に願い。その身を捧げている」
風見将吾:「捧げる、ね。これもおたくの言う"十海のための尊い犠牲"か?」
風見将吾:「彼らが望んでその身を捧げたと?」
十海誠太郎:「そうだ、彼らは自らの願いを叶え。その代わりに残りを街の為に差し出した」
GM:最初に願いを叶える事で、人格を構成する記憶を喰われ。
GM:あとは十海の言うがままに自身を捧げて願いを告げる。
GM:そう言った存在である事も達成値が高かった君達はわかる。
風見将吾:「よく言うぜ。こいつらの中に、最終的にこうなるってわかってたやつが何人いることやら」
仁奈川伊由:「…これからも、こういう存在を作ろうっていうの?」
風見将吾:「宗教詐欺とどこが違う」
GM:十海は自分では願わない。
十海誠太郎:「彼らは十の海の一族だ」
十海誠太郎:「この地を作り上げた最初の同志たち」
十海誠太郎:「街の為にその身を捧げる事は理解してくれているさ」
十海誠太郎:「それに、私はむやみに増やすつもりはない」
十海誠太郎:「完全に捧げてしまえば、私の手を離れるからね」
十海誠太郎:「それは彼らに申し訳ない」
十海誠太郎:「神の操り人形にまで堕とすのは忍びない」
露野勲:「……もう、ここでやめとけよ」
露野勲:「十分だろ」
壱条ゆゆ:「こんなことを永遠と続ける気」
壱条ゆゆ:「こんな風に、表には出ないまま」
壱条ゆゆ:「周りも、本人すら踏みつけられていることすら気づかないまま、犠牲になった人間がどれだけいるの」
十海誠太郎:「君達には理解して協力してほしいと思っていたんだけれどね」
十海誠太郎:「何が起きるかわからない未来を安全に進む為に」
風見将吾:「おたくも真っ暗な未来に叩き込んでやる、ってんだよ。それで?」
風見将吾:「俺達が協力しないとわかったら、どうするつもりだ?」
十海誠太郎:「してもらうしかない」
仁奈川伊由:「お断りよ。だいたい、力ずくでもあなたを止めに来たの」
露野勲:「……ああ」 負傷は癒えた。万全ではないが、力は高まっている。やるしかない。
十海誠太郎:「君達は」
十海誠太郎:「私の話を良く聞くべきだな」
十海誠太郎:「向井くん、彼らを捕らえなさい」
壱条ゆゆ:「え……!?」
GM:祈りを捧げる像がゆっくり動く。
GM:壱条さんはその像の面影がわかる。
GM:署長室に飾られた写真の面影が。
露野勲:「こいつら……動くのかよ!」
壱条ゆゆ:「署長の、先代……! いえ、もっと前……!」
向井の父:「彼らを捕らえたまえ」
向井の祖父:「捕縛」
GM:六の海が司るのは。
GM:治安の維持。
風見将吾:これ、試しに攻撃してみてもいいですか?
GM:いえ、その前に。
風見将吾:ム!
GM:Eロイス《囚人の鳥籠》《傲慢な理想》が発動します
露野勲:ヤダーッ
仁奈川伊由:アア~ッ
壱条ゆゆ:ウワーッ!
GM:実質的には退場ですが、今はこのシーンに干渉できない形で動きを封じられる感じになります。
GM:喋ったりはできる
仁奈川伊由:実質は退場だ!
GM:君達を渦巻く影が拘束する
風見将吾:「なにが捕縛だ! こんなデカブツ──!」
壱条ゆゆ:「風見! 足元っ!」
向井の者達:「秩序は乱されてはいけない…」
風見将吾:「……!」
風見将吾:真正面から殴って粉砕するべく一歩を踏み出そうとしたところで、影に拘束されはじめていることに気づいた。
露野勲:「ンだよ、くそっ」 リボルバーの引き金に指をかけられない。
仁奈川伊由:「こいつら…、さっきのくんびぃらくらい厄介なんじゃっ…」身動きが取れなくなる。
壱条ゆゆ:「この、離しなさいっ……!」
壱条ゆゆ:全身の炎が燃え上がり輝くが、影の物量に押し負ける。
十海誠太郎:「繭を受け継いだ子らよ」
十海誠太郎:「悪いようにはしない」
仁奈川伊由:「どう考えてもするでしょうがっ…」
十海誠太郎:「辛い事などすぐに忘れる」
GM:ドクンと十海の背後の光が鳴動する。
GM:その光の先に極彩色の森が広がっている。
仁奈川伊由:「…! 異界が…」
露野勲:「最悪な観光ツアーだ……! ちくしょう、壱条! お前の猫、出せるか!」
壱条ゆゆ:GM、《デジャヴ》は使用できますか。LVは上がってます。
GM:大丈夫です、使用可能
壱条ゆゆ:有難い! では……
壱条ゆゆ:『風見将吾、露野勲、仁奈川伊由』
壱条ゆゆ:『この三人のオーヴァード能力は、すべて白繭の加護によるものなのか。それとも、当人の資質によるものか』
GM:回答します
GM:まゆら様は願いを叶える。
GM:3人は白繭の加護を望んだわけではなく。
GM:また全てを捧げ白繭に飲まれたわけではない。
GM:力を望んだ。
GM:そして力を引き出した。
GM:それは本人にとって最も親和性のある形で発現した。
GM:君達の中にあった可能性が開花したのだ。
GM:そういう事が解る。
GM:なので本質は君達自身であり。
GM:白繭の力を借りているわけではない。
GM:ただし、さらに力を望み。
GM:それ以上を求めるなら。
GM:それ相応の力を与えられることもあるだろう。
GM:以上です
壱条ゆゆ:ありがとうございます! 侵食161→163
壱条ゆゆ:「こ、の……!」
火車:にゃおん にゃおん
壱条ゆゆ:猫が現れ。ヒトガタを。影をかじる。
火車:にゃお  n   にゃ   ……
壱条ゆゆ:だが勢いは弱い。ゆゆの消耗もあるが。六海は……秩序の番人であり。犠牲者だ。
壱条ゆゆ:罪が薄い。火種としてはあまりに硬い。だが……その感触を介して感じたことがある。
壱条ゆゆ:「風見! 勲! 伊由……!」
仁奈川伊由:「なになにっ」もがいている。
壱条ゆゆ:影に引き倒されながら、声を上げる。
壱条ゆゆ:「この人たちと……貴方たちは、違う……!」
風見将吾:「ああ!? なんだよ急に!」
風見将吾:「非常事態だってわかってんのかお前!」
壱条ゆゆ:「白繭は、ただの引き金! 今のその力は、ぜんぶ、貴方たちのもの!」
仁奈川伊由:「…ってことは、ってことは……」
仁奈川伊由:「あたし達は、あのゾンビみたいにはならなくて…怪異もささやいてこなくて…」
壱条ゆゆ:「わかってるわよ!」非常事態だということは。ここまでの全てが、ここで駄目になるかもしれない。
仁奈川伊由:「…十海誠太郎にっ、全部、逆らえるってことでしょ!」
壱条ゆゆ:「好き勝手、使って、いいってこと……!」
露野勲:「……助かった。壱条。それで……」
露野勲:「何があろうと、やってやろうって気になってきた!」
壱条ゆゆ:……それは同時に。彼らの白繭には、願いを叶える余地がまだ残っているということだ。
壱条ゆゆ:そこまでは伝えない。伝えずとも、理解されるかもしれないとしても。
風見将吾:「……いいね。何もかもこいつの思い通りになっててウンザリしてたところだ……!」
仁奈川伊由:「そうよ。やってやる…っ」鬼火が舞う。十海誠太郎に向かって狛犬をけしかけようとします。
十海誠太郎:「君達は本当に」
十海誠太郎:影が狛犬たちを縛る。
壱条ゆゆ:影の帯に飲み込まれながら、腕先だけで炎の鞭を投げつける。
十海誠太郎:「立場を弁えた方が良いな」
十海誠太郎:「さあ、来い。神の端末よ」
GM:光りの門がさらに拡大する。
GM:その中に。
GM:君達は見た。
GM:光り輝く巨大な宝石。
GM:その中に眠る少女。
GM:それに絡みつくような巨大な繭。
九段美優紀:「…」
仁奈川伊由:「あっ………」素っ頓狂な声を上げる。
仁奈川伊由:自分と同様の───あるいは、彼女と同様の顔をした自分。
露野勲:「九段さん!」
壱条ゆゆ:「……っ!!」
壱条ゆゆ:「みゆきちゃ、……ぁぁぁぁあぁあああああっ!」
九段美優紀:「…」
風見将吾:「ふっ。ふふふ」
風見将吾:「やっぱりだ。原因不明の神隠しなんかじゃあなかった……」
風見将吾:「もうちょっとだ。真実を全部暴き出すまで、そこにいてくれ。九段先輩」
壱条ゆゆ:無事な片目と声だけで、抵抗の雄たけびを上げる。
GM:そして、光の門から這い出して来る影を見た。
神の影:「ニエ」
神の影:「ニエヲ」
神の影:「サシ…出せ」
露野勲:「るせえな……! 九段さんがいるんだよ。もう、ここにいる……」
仁奈川伊由:「何よ、あれ…」
露野勲:「九段さんを、返せよ……クソ野郎……!」 リボルバーを構えようとする。引き金に指さえかかれば。それができない。
十海誠太郎:「久しぶりだ。数十年ぶりか」
仁奈川伊由:(今まで見たどいつよりもヤバいってわかる……)
十海誠太郎:「そうだな。誰にしようか」
十海誠太郎:「これほどの力の持ち主なら」
十海誠太郎:「一人で多くを賄える」
十海誠太郎:「ふむ、完全なる巫女になれなかった少女」
仁奈川伊由:「っ…」
十海誠太郎:「君の血と命が」
十海誠太郎:「再び新たな巫女となるのであれば」
十海誠太郎:「それが最も無駄がない」
露野勲:「おい! やめろ! そいつは、もう……もう、いいだろう!?」
露野勲:「十分ひどい目に遭ってきた。もういいだろう! ふざけんなよ!」
壱条ゆゆ:「伊由、逃げ……っ!」
壱条ゆゆ:息をのむ。
風見将吾:「……!」
風見将吾:「おいっ!」
GM:影が槍となって少女を貫く。





ピーター・ロイド:「さ!」
ピーター・ロイド:「せぇるかァーッ!!」
仁奈川伊由:「…っ、うそ…!?」
GM:巨大な人形が壁を突き破り。
GM:君を庇い影に貫かれる。
仁奈川伊由:「やっ……! ピーター…!うそ!やだっ…!」
十海誠太郎:「なっ?」
仁奈川伊由:目を見開いたまま、ジタバタともがく。
風見将吾:「あのガキ、本当にFHかよ」
ピーター・ロイド:「こんな、事をさせ…ない」
GM:そのまま光の門へ押し込んでいく。
風見将吾:「正義のヒーローみたいな登場しやがって……くそっ」
壱条ゆゆ:「なんで、ここにっ……待って! 待ちなさい!」
十海誠太郎:「余所者が!」
露野勲:「やめろ……!」
十海誠太郎:「どいていたまえ!」
GM:黒い影が人形ごと光の門の中におちる。
ピーター・ロイド:「くそっ」
仁奈川伊由:「わ……」ぽかんとしている。
ピーター・ロイド:人形から離脱し着地するが。
ピーター・ロイド:かなりの傷を負っている。
仁奈川伊由:「……人形供養じゃん」
仁奈川伊由:「なんでここに…、ていうか、何、どうなるの…?これ…」
十海誠太郎:「儀式が…余計な事を」
魔石卿:「慌てて走るから何事かと思えば」
GM:破壊された壁から男が姿を現す。
魔石卿:「それでその様か」
風見将吾:「あっお前!」
風見将吾:「呑気してんな! はやく助けろ!」
風見将吾:「儀式が完遂されたら、お前が探してる石も全部パーになるかもだぞ!」
魔石卿:「助ける?冗談だろ?」
魔石卿:「見ろ、あれが賢者の石だ」
風見将吾:「は?」
風見将吾:「え、あの……でかい……宝石が?」
風見将吾:「マジで?」
仁奈川伊由:「うえっ」
仁奈川伊由:「嘘!?」
魔石卿:「目の前の宝を放っておいて何の蒐集卿か」
壱条ゆゆ:「ちょっと、それって……!」
十海誠太郎:「この街の平穏を」
露野勲:「なんでもいい……!」
十海誠太郎:「乱す、愚かな余所者が」
露野勲:「どうにかしろ! こっちは動けねえッ」
風見将吾:「奢ってやった麻婆丼のカネ返せ畜生!」 魔石卿に怒鳴る。
魔石卿:「…俺はあの森に入る」
壱条ゆゆ:「コレクターズセル……!」
魔石卿:「その余波で儀式は滅茶苦茶になるな」
魔石卿:「その後は知らん勝手にしろ」
魔石卿:「あれを手に入れるのは俺だ」
十海誠太郎:「やめろ!何を考えている!」
魔石卿:「はは!俺を止められるものか!」
壱条ゆゆ:「一体何を……!」
GM:影を踏み砕き。
GM:男が光の門をこじ開ける。
GM:森が外に溢れてくる。
GM:そして、そのまま中に消えていく。
仁奈川伊由:「こっ、こっちの拘束解きなさいよーっ…!」
GM:溢れた森が君達を拘束する影を飲み込み。
GM:吸い取って消し去っていく。
露野勲:「あの野郎……!」
露野勲:「ふざっけんな、クソ!」
風見将吾:「やっぱ自己中すぎるってFHは……!」
仁奈川伊由:「……って、うわ」姿勢が崩れる。
壱条ゆゆ:「影は取れたけど、これ……!」
壱条ゆゆ:早送りのように流れ出す森を愕然と見やる。
壱条ゆゆ:「みゆきちゃんっ……!」
十海誠太郎:「くそ!こんな!こんな事が!」
露野勲:「十海!」 リボルバーを構える。 「ここで終わっとけ!」
風見将吾:「拘束は解けたぞ。改めて言ってやる」
風見将吾:「十海の爺さん。なにひとつ、お前の好き勝手にはさせねえ!」
十海誠太郎:「未来!未来さえわかれば!こんな事にはならん」
仁奈川伊由:「これが起こる事が分からなかったんでしょ! だったらもう、あんたの計画は崩れてるのよ…!」
仁奈川伊由:「このままあんたの負けよ!」 周囲に鬼火が舞う。
十海誠太郎:「黙れ!儀式を制御しなければ…」
壱条ゆゆ:拘束からは逃れられた。だが、事態は好転したのか?
壱条ゆゆ:十海の大儀式を、古びた木柵でも蹴倒すように踏み越えたあの男が。
GM:バキッ。
GM:空間の亀裂が広がる。
十海誠太郎:「なっ…?」
GM:足元が崩れ。
十海誠太郎:「ああッ!こんな!」
十海誠太郎:森に落ちていく。
十海誠太郎:「こんな事が!」
仁奈川伊由:「ちょっ……」息をのむ。
壱条ゆゆ:「なにっ、何なの……!」
GM:亀裂が広がっていく。
GM:このままだと森が現実世界を飲み込むのは想像に難くない。
仁奈川伊由:「っねえ、これ、あたし達もヤバいんじゃないの…!?」
壱条ゆゆ:「じゃないのじゃなくてやばいのよ!」
露野勲:「俺もそう思う……!」 発砲する。銃弾は届かない。 「だが、どうする!?」
風見将吾:「どうするもなにも……!」
壱条ゆゆ:「か、風見、煙になって飛んだりできないの!」
風見将吾:「無理に決まってんだろ! 常識で考えろ!」
風見将吾:「いいか! ここで退いたところで、結局街が飲み込まれるのは変わらん!」
壱条ゆゆ:「この状況で何が常識なのかなんてわかんないわよ!」
仁奈川伊由:門を見ます。閉じれるのかどうか。
風見将吾:「俺達にはガキの頃と違う、力があるんだ……答えは一つだろ!」
風見将吾:「乗り込んで、門を閉じるんだよ!」
仁奈川伊由:「…っ、やっぱり……!?」
露野勲:「ガキの頃とは違う。名言だな、昔から優等生の将吾が言うと説得力がある」
壱条ゆゆ:「魔石卿を追いかけるってこと……」
露野勲:「やってやる。俺はビビってない!」
仁奈川伊由:「…露野さんがそう言うなら、じゃあ、あたしだって大丈夫!」
仁奈川伊由:「見ててあげるから。ついてく!」
壱条ゆゆ:「ああもう、いいわよ、行ってやろうじゃない!」
壱条ゆゆ:足元のヒビから飛びのく。
露野勲:「生意気なやつだ。……はぐれるなよ」
壱条ゆゆ:「魔石卿も、あのお化けも、ぜんぶのして、みゆきちゃん連れて帰ってくる!」 ロイスを取得。九段先輩/尽力:〇/恐怖と後悔と罪悪感と/ロイス
仁奈川伊由:「もちろんよ。目を離さないでよ!」
露野勲:「俺は取り返す! もう一度、あの夜を取り返して……悪いことはぜんぶ終わらせてやる。もうたくさんだ!」
GM:外から1人駆け込んでくる。
火渡ヒロミ:「ちょっと!どうなってるの?」
火渡ヒロミ:「力の流れがムチャクチャよ」
風見将吾:「ヒロさん……! ちょうどいい」
風見将吾:「これから、クソみたいな儀式にケリをつけにいくところだ。九段先輩も連れ帰ってな」
風見将吾:「一緒に来るか?」
火渡ヒロミ:「…美優紀が?」
火渡ヒロミ:「当然じゃない」
GM:では君達は森の中に飛び込んでいく。
仁奈川伊由:振り返る。倒れているピーターを狛犬に背負わせ、みんなの後に続く。
ピーター・ロイド:「くっそ」
ピーター・ロイド:「無茶しやがって」
仁奈川伊由:「…あんたのことでしょ!」
ピーター・ロイド:「お前の方が無茶苦茶なんだよ」
ピーター・ロイド:そのまま犬の背中にしがみつく。
仁奈川伊由:「それでも、だって…」
仁奈川伊由:「来てくれるんだからいいのよ」
仁奈川伊由:走っていく。

GM:バックトラック
GM:Eロイスは
GM:《創造主の愛》《不滅の妄執》《暴食の胃袋》《ファイトクラブ》《原初の恐怖》《囚人の鳥籠》《傲慢な理想》
GM:7個です
仁奈川伊由:振る!
仁奈川伊由:163-7d10
DoubleCross:(163-7D10)→163-40[2,2,10,7,5,10,4]→123

風見将吾:ふりふりポテト
露野勲:振ります!
風見将吾:158-7d10
DoubleCross:(158-7D10)→158-41[7,3,8,5,4,10,4]→117

露野勲:163-7d10
DoubleCross:(163-7D10)→163-47[7,7,8,3,5,10,7]→116

露野勲:OK
壱条ゆゆ:うおお~~~~っ
壱条ゆゆ:163-7d10
DoubleCross:(163-7D10)→163-43[5,10,5,1,10,7,5]→120

仁奈川伊由:一倍振りでよさそう 残りロイス6個!
仁奈川伊由:123-6d10
DoubleCross:(123-6D10)→123-34[6,6,10,1,3,8]→89

風見将吾:ロイスは残り4つかな。1……うーん
露野勲:1倍振り!
仁奈川伊由:バッチリ!
露野勲:116-5d10
DoubleCross:(116-5D10)→116-25[7,10,3,3,2]→91

壱条ゆゆ:残りロイス6個! これはいけるな!
露野勲:OK~!
壱条ゆゆ:二倍ぶりします。
風見将吾:これは2倍にしよ!
仁奈川伊由:ゆゆちゃん…
壱条ゆゆ:俺の出目を舐めるな。
仁奈川伊由:ゆゆハルさん…
風見将吾:117-8d10
DoubleCross:(117-8D10)→117-60[10,6,4,9,8,9,8,6]→57

露野勲:5点生還!これが最強Dロイスの力!
風見将吾:よしよし。3点です
壱条ゆゆ:120-12d10
DoubleCross:(120-12D10)→120-54[2,6,4,10,2,2,3,7,1,1,6,10]→66

風見将吾:風見も最強Eロイスだったら1倍で帰れたのに!
壱条ゆゆ:3点です
仁奈川伊由:5点ぞい!
GM:経験点の配布
GM:シナリオ10点
GM:Eロイス7点
GM:Dロイス《器物使い》1点
GM:儀式の進行度が50以下 5点
GM:さんちぃらを捕まえた 1点
GM:裕二くんが記憶を失っていない 3点
GM:いつもの5点
GM:32点+バックトラック分
仁奈川伊由:私達けっこう頑張ったのでは…!?
仁奈川伊由:37点です!いただきます!
壱条ゆゆ:35点だぜ~
露野勲:37点~~~!ありがとうございます。
GM:風見さんは35点かな
GM:なのでGMは48点です
仁奈川伊由:すごい点数 いただいてどうぞ!

ED:仁奈川伊由

GM:ED1 仁奈川伊由
GM:君の体は森の奥へと落ちていく。
GM:乱れ咲く花。
GM:舞い散る落葉。
GM:次々と湧き出る新芽。
GM:そういった視覚情報のせいだろうか。
GM:君の思考は揺れて暗転する。
GM:…
GM:…
GM:…
???:「おーい」
GM:そんな君を呼ぶ声がする。
仁奈川伊由:「……は」 色の乱舞にあてられて、眩暈がした。思わず目に手をやる。瞬き。
???:「あ、起きた起きた」
GM:目の前に鏡があるような錯覚。
GM:それほどに、君によく似た姿。
仁奈川伊由:「……はっ!?」
GM:その少女の名は。
九段 美優紀:「大丈夫?」
仁奈川伊由:「大丈夫はこっちの台詞ですけどっ…」
仁奈川伊由:「な、何が起きたのよ…!?」きょろきょろと見回す。走っていたつもりだったが。
九段 美優紀:「あはは、こっちは大丈夫。って言いたいけどあんまり大丈夫じゃないかな」
GM:周囲は時間が止まったかのようだ。
仁奈川伊由:「……九段美優紀さん」
仁奈川伊由:「これ、あなたの力?あたしを呼んだの?」
九段 美優紀:「私の力でもあるし君の力でもあるかなぁ」
九段 美優紀:「ちょっと繋がったから」
九段 美優紀:「私に近い人だけが私の声が聞こえるの」
仁奈川伊由:「…巫女の特権ってわけ」
九段 美優紀:「その前に一言だけ良いかな」
仁奈川伊由:「はあ…?」
九段 美優紀:ぎゅっと君の手を握る。
九段 美優紀:「本ッッ当にゴメン!」
仁奈川伊由:「…………」目を見張る。
九段 美優紀:「わ、私さ。謝っても許して貰えないと思う」
九段 美優紀:「でもね」
九段 美優紀:「それでも、私自身の自己満足だってわかってる」
九段 美優紀:「それでもさ…許してって言えないかもだけどさ」
九段 美優紀:「ごめん…私のせいで」
仁奈川伊由:「……そんなの…、あなたが謝っちゃダメ!」
九段 美優紀:「でも、絹江ちゃんも雪絵ちゃんも…君も酷い目に…」
九段 美優紀:「他にもいっぱい…全部私の…」
仁奈川伊由:「一番ひどい目にあってるのは、あなた自身じゃん!」
仁奈川伊由:「近所の子供助けるためにって、神様にお願いしたら、じゃあその代わりねなんて何百年もこんなところ閉じ込められるなんて…」
九段 美優紀:「でも…それは…」
九段 美優紀:「私が”帰りたい”って願ったから」
仁奈川伊由:「え?」
仁奈川伊由:「九段さん、助けてって以外もお願いしたの?マユラ様に?」
九段 美優紀:「…ダメだとはわかってた」
九段 美優紀:「でも、元の時代に帰りたいって思ったの」
九段 美優紀:「それを私の代わりに願ってくれた人がいて」
九段 美優紀:「その結果がたぶんこれ。何百年かけて元の時代に戻る」
仁奈川伊由:「…!」
仁奈川伊由:(だから…、オーヴァードでもない…普通の子供でしかない九段さんが、正気を失わずにいられたのね)
仁奈川伊由:「その人って、誰なの? 他に知ってること、ある?」
九段 美優紀:「その人は多分、十の海の誰か。本当に申し訳なさそうにしてた」
九段 美優紀:「私を逃がそうとしてくれたけど、私を捕まえて保存しておきたいっていう願いと混ざって」
九段 美優紀:「結果はこうなったの」
九段 美優紀:「十海のお殿様にとってもそれは都合が良かったのね」
九段 美優紀:「私が年老いて死なないから」
仁奈川伊由:「…聞いてて気持ち良い話じゃないけどね」顔をしかめる。
九段 美優紀:「あとは脅されて、他の人の体を借りて歴史を伝えていった」
九段 美優紀:「未来から来たっていうのは秘密にしたわ。それが知られたら用済みになって処分されるのが怖かった」
九段 美優紀:「でも、そのせいで…」
仁奈川伊由:「……いいの」
仁奈川伊由:「良いのよ。それで、あなたの力を狙って、十海のやつらが何をしたかとかは…。十海のやつらがキモいだけだもん」
仁奈川伊由:「九段さんのせいじゃない」首を横に振る。
九段 美優紀:「…あ」
九段 美優紀:「ありが…とう」
九段 美優紀:瞳に涙があふれている。
仁奈川伊由:「自分勝手になるの」頷く。「これって、すごく良いおまじないなの」
九段 美優紀:「皆も巻き込んじゃった…」
仁奈川伊由:「大丈夫! むしろ全員、あなたのこと助けたくってしょうがないって顔してる」
九段 美優紀:「でもね…助けてほしくて」
九段 美優紀:「私、絹江ちゃんにお願いしたの」
九段 美優紀:「繭を私に渡すように」
仁奈川伊由:「……待って。繭を…?」
九段 美優紀:「あの日の夜…それをしなければ。歴史って変わってたのかもしれない」
九段 美優紀:「でも、怖かった。そうしないと私が消えちゃうんじゃないかって」
九段 美優紀:「その夜に何もできずに殺されるだけなんじゃないかって」
九段 美優紀:「私が知ってるのはあの夜までの出来事だけ」
九段 美優紀:「だから、あの夜を変える勇気が私には無かった」
仁奈川伊由:(夏祭りの日、繭玉を九段さんに渡したおばあちゃんの正体…)
仁奈川伊由:(…本当に"おばあちゃん"だったのね)
仁奈川伊由:「……死んじゃうかもしれない状況でしょ」
仁奈川伊由:「そうしなくっちゃ、あの三人だって、死んじゃってたかもしれないんだし…」
仁奈川伊由:「大丈夫よ」繰り返し言う。「…それから」
仁奈川伊由:「その日の夜を越えて、あなたにとっての未来がやって来てからも」
仁奈川伊由:「みんなのこと、見守っててくれたの?」
九段 美優紀:「絹江ちゃんが、頑張ってくれたから」
九段 美優紀:「なるべく、皆の事が気付かれないように」
仁奈川伊由:「そう…。だから、あたしのことも傍に置いてくれてたのかな…」
仁奈川伊由:「…あんまり人のこと疑ってると疲れるもの。味方だってはっきりして良かった」ちょっと笑う。
仁奈川伊由:「ねえ、あたし。あたしだけじゃなくて皆も…、九段さんのこと助けたいわ」
九段 美優紀:「良いの?」
仁奈川伊由:「もちろんよ!」
九段 美優紀:「ありがと」
仁奈川伊由:「…苗字呼びって他人行儀ね。美優紀にしよ」目を見合わす。
仁奈川伊由:「あたしのことも、伊由って呼んでね」
九段 美優紀:「うん、じゃあ伊由ちゃんって呼ぶね」
仁奈川伊由:「ふふ」微笑む。「美優紀ちゃん。どうすれば美優紀ちゃんを助けられるか…」
仁奈川伊由:「その方法って分かる? あたし達、結構行き当たりばったりだからさ…」苦笑しながら言う。
九段 美優紀:「わからない、でも」
九段 美優紀:「でも、気を付けて」
九段 美優紀:「この街が急速におかしくなり始めたのは最近」
九段 美優紀:「最近っていっても数百年の間での最近だけど」
九段 美優紀:「何か変なヤツが居る」
仁奈川伊由:「…この森を根城にしてるヤツかしら」
九段 美優紀:「私はほとんど寝てるから、詳しくは解らないけど」
九段 美優紀:「多分、そう」
仁奈川伊由:「うん」頷く。「…こんな事態になってるのに、まだ姿を現さないんだもの」
仁奈川伊由:「よっぽど興味がないか…どうにでもなるって余裕があるか」顔を引き締める。
仁奈川伊由:「気を付ける。皆にも、伝えておく」
九段 美優紀:「うん、助けに来てくれてありがとうって伝えて」
九段 美優紀:「あ、あと…」
仁奈川伊由:「?」首を傾げる。
九段 美優紀:「ヒロ兄に、探してくれて嬉しかったって」
九段 美優紀:「こっそり伝えといて!」
仁奈川伊由:「ふふっ」
仁奈川伊由:「分かった。美優紀ちゃんも…待っててね。お姫様みたいに」
仁奈川伊由:「それって案外、悪い気分じゃないから!」
九段 美優紀:「お姫様ってガラじゃないんだけどな」
九段 美優紀:「わりとガサツな方なんだ、私」
九段 美優紀:「でも、そういう気分になっとく」
仁奈川伊由:「そうしていて。すぐ迎えに行くわよ」
GM:周囲の時間が戻っていく
GM:…
GM:…

ED:合同

GM:そこには無数の人形があった。
GM:遥か歴史を感じさせるもの。
GM:手作りの簡素なもの。
GM:プラモデルのロボット。
GM:雛人形。
GM:ぬいぐるみ。
GM:長い年月をかけて捧げられた人形の辺土。
GM:異界の森に君達はたどり着いた。


露野勲:「……九段さんに、会ったんだな」
仁奈川伊由:「うん。本当に九段先輩で…、ああ、最後に。みんなへの伝言」
仁奈川伊由:声をかけられ眩暈から覚めると、この場所に降り立っていた。そして、体験したことを話している。
壱条ゆゆ:「…………。そんな……」
仁奈川伊由:「助けに来てくれてありがとうって」
風見将吾:「……なんというか」
風見将吾:「思ったより元気そうなんだな……?」
壱条ゆゆ:突然すぎて、未だに、感情の整理ができていない。
露野勲:「だが、何百年もそこにいたんだ……」
風見将吾:唐突すぎてそんなマヌケな感想しか出てこない。
露野勲:「迎えに行かないと。ずっと助けを待ってたんだろ」
仁奈川伊由:「きっと、お願いの効果よね。元気でいてくれたのは…」
壱条ゆゆ:「ここまで持ち堪えてくれた……」
壱条ゆゆ:「だったら、私たちが行かないと」
壱条ゆゆ:今は、彼女にとってようやく訪れた元の世界。
壱条ゆゆ:むしろ、本来の救出よりも、10年遅れてしまっているということだ。
風見将吾:「先輩を探そう。なに、前向きに考えりゃあ何年も待っててくれたんだ」
風見将吾:「5分や10分遅れたところで、怒られはしないだろ。……ニナちゃん、どっちに行けば先輩がいるかはわからないのか?」
露野勲:「こんなところで迷子は御免だな……」
仁奈川伊由:「んん~、美優紀ちゃんも、そこまでしっかり自分のことは分かってないみたいだったからな…」
風見将吾:「つまりは、いつも通り。地道に足を使って調査しろってことか……」
風見将吾:「大得意だ。すぐ見つけ出すさ」
露野勲:「ホントか? 本当に得意か!?」
風見将吾:「とっ得意だろ! これまで色々……ほら……! 宗教団体のやつとか……探しただろ!」
風見将吾:「お前こそ探偵のくせにロクに調べ物もできねえで!」
仁奈川伊由:「こんなところでケンカしないの!」
壱条ゆゆ:「どっちかっていうと……」
露野勲:「これは違うだろ! 調べものとかそういう次元じゃ……」
壱条ゆゆ:「サバイバルじゃないの。この状況は」
露野勲:「……そうだな。サバイバルだし、ンなこと言ってる場合じゃない……」
露野勲:「遠回りはしたが、ここには辿り着いたんだ。やれる……たぶんな」
壱条ゆゆ:どこともしれない異界の森の中。敵対する相手も、恐らくそこら中にいる。
仁奈川伊由:「……誰と戦闘になるか分からないものね」
風見将吾:「……コンビニもなさそうだしな。化け物にやられても、遭難して餓死しても、失敗に変わりはない」
火渡ヒロミ:「そうね、少なくとも魔石卿と十海清鷹が居る」
仁奈川伊由:「あともう一人」
仁奈川伊由:「星見塔湖も、どっかにいる」
火渡ヒロミ:「彼らが美優紀の安全に配慮するはずが…」
火渡ヒロミ:「星見塔胡?」
仁奈川伊由:「うん」頷く。「美優紀ちゃんが、気配を感じるって」
仁奈川伊由:「あたし自身、前にこの場所に呼ばれたとき、喋ったし…」
露野勲:「だったら、いるんだろうな」
風見将吾:「つまりやることは……九段先輩を探す、星見塔湖を探す、クソ野郎どもをブチのめす、の三つか」
壱条ゆゆ:「あとは脱出方法もね」
風見将吾:「壱条お前ゲームやったことないのか? こういうのはラスボスを倒せば脱出ゲートが開くもんなんだよ」
風見将吾:「たぶん」
ピーター・ロイド:「そんな簡単にいくかよ」
ピーター・ロイド:大分ぐったりしている。
壱条ゆゆ:「さっき一緒に崩れ落ちてきてよく楽観できるわね……」
仁奈川伊由:「あっ、おはよ」
ピーター・ロイド:血がかなり流れている。
風見将吾:「おいガキ、じっとしてろ。再生がおっついてない……オーヴァードでも死ぬぞ」
露野勲:「治りが遅いな……血が出すぎだ」
ピーター・ロイド:「あの影の攻撃は…ヤバいぞ」
壱条ゆゆ:「…………そうか。もう一ついるのね」
ピーター・ロイド:「何かを持っていかれる感覚だ…クソ」
壱条ゆゆ:この領域に居る、恐らくは最大の脅威。「獣の神……マユラ様……」
露野勲:「悪くて強いやつが多すぎる」
風見将吾:「……ガチの神様だ。壱条の猫に食べてもらって解決、ってわけにもいかんだろうな」
仁奈川伊由:「ゲームだったら、何かズルできそうなのにね」
ピーター・ロイド:「…なあ」
仁奈川伊由:「ん?」
ピーター・ロイド:「ニナ、お前なら何か見えるんじゃないか」
仁奈川伊由:「何かって…神様の弱点的な?」
露野勲:「道しるべとか何かの話か」
壱条ゆゆ:「花も見えていたものね」
仁奈川伊由:とりあえずきょろきょろと見回しています。
風見将吾:「これまでに捧げられた人形がたどり着く場所だ。"情報"もたどり着いているかもしれない」
風見将吾:「道標が見えて、そのとおりに進めば……もしかしたら。攻略法がつかめるかもな」
風見将吾:「そんなものがあればの話なんだが」 煙草を吸う。
仁奈川伊由:「んん…」 目を細めます。実際、何か見えるんでしょうか?
壱条ゆゆ:「花が多い方に進むとか……?」
GM:では、人形の積み重なった山の上にうっすらと人影が見えます
風見将吾:ゆっ幽霊
仁奈川伊由:「うわっ」
仁奈川伊由:声をあげる。
壱条ゆゆ:どの影だ
風見将吾:「うおっ。なんだよ?」
仁奈川伊由:「だ…誰かいる!いた! 見える?あそこ!」人影の方を指さします。
露野勲:「なんだそりゃ……? 俺にはよくわからんな。行ってみるか」
風見将吾:そっちの方に歩いていきましょう。全然見えないけれど
仁奈川伊由:「あたしだけね…。分かった。ついて来てね」大股で人形を踏み越えてゆきます。
壱条ゆゆ:「本当に、行き当たりばったりしか出来ないわよね、私たち……」
壱条ゆゆ:そう言いながらついていく
GM:君達が近づいてくるのを見て驚いた表情を浮かべます
人影:「うわッ…なんだこっち来るのか?」
仁奈川伊由:「ビビッてる!」
風見将吾:我々には声は聞こえない感じですよね。近づいたら聞こえたりするのかな?
人影:「ひょっとして見えてる?吾輩の隠形の術も錆び付いたか」
人影:と言う声は君達の耳にも届きます。
露野勲:「なんか言ってんな」
露野勲:「修験道か陰陽師か」
壱条ゆゆ:「うわっ声だけ」
人影:「ん、まあ良かろう」
人影:そう言う声とともに姿がややはっきりする。
人影:仁奈川さん以外にもぼんやりと見える程度に。
風見将吾:「あんたが誰でも構わない。人を探してる」
風見将吾:「うさんくさい成人男性二人と、この子くらいの女の子だ」 ニナちゃんを指差す。
人影:「誰でも構わんと言われると、中々扱いがぞんざいに感じるな」
仁奈川伊由:「名乗ってくれるなら聞くわよ」
人影:「これでも、厄災封じの塔満と言えば都でもそれなりに名が通っておるのだがな」
壱条ゆゆ:「さっき話した相手以外で誰がいるのよ……」
仁奈川伊由:「塔満?」
仁奈川伊由:「…星見塔満?!」
露野勲:「おいおい」
風見将吾:「おめーーかよ!」
露野勲:「いきなり元凶に近いやつが出て来たぞ」
星見塔満:「おお、知っておるか。うむ、かの蘆屋道満が知啓を継いだ者が1人。星見の塔満とは吾輩の事よ」
仁奈川伊由:「ぎゃっ…逆に何話して良いか分かんないんだけど…」唖然とする。
壱条ゆゆ:「……なんて?」
星見塔満:「まあ、その知識も大半は喰われてこの森を彷徨う半分幽霊みたいなものだがな」
仁奈川伊由:「喰われた?」
星見塔満:「神の生贄にされたのだ」
風見将吾:「神様、どんどん人間側の知恵をつけてるんじゃねーか。やっぱ放置するとやべえな……」
星見塔満:「まあ、道満様の知識がある分喰うのに時間がかかったのか、全部喰われる間に逃げ出せたがこの有様だ」
風見将吾:「その神様を悪用してる連中がいる。このままだと外の世界も全部異界になっちまう」
風見将吾:「神様を無力化するなり、悪用しようとしてるやつを探す出すなり、なんとかしたい。手はないのか」
星見塔満:「…何故?」
星見塔満:「いや、神を封じておるのだぞ?」
星見塔満:「何故に外と繋がる?」
露野勲:「繋げたやつがいるんだよ……」
露野勲:「すげえ馬鹿が、派手な儀式をやっててな」
星見塔満:「それは…不味いな…」
仁奈川伊由:「まずいから、すぐにどうにかしたいの!」
星見塔満:「その不味さをお主らが理解しておらなさそうなのが不味い」
仁奈川伊由:「な…何か失礼な言い方…。どういうこと?」
星見塔満:「アレは、眠っているのだ」
風見将吾:「これ以上まずい事実があるのかよ……」
露野勲:「これだから陰陽師どもは……都会の知的エリートだからよ……」
風見将吾:「おいおい。寝ぼけた神様が、外の人間の願いを次々と叶えてたってのか?」
風見将吾:「寝ぼけた状態でそれだけの力ってことか? 冗談だろ」
星見塔満:「そういう風に吾輩が仕向けた」
星見塔満:「力をそうやって抜いていって」
壱条ゆゆ:(やっぱり元凶なのでは?)
星見塔満:「まあ、何千年かかけて干からびさせる」
星見塔満:「多少は陰気も漏れるだろうが、その辺は致し方あるまい」
星見塔満:「と、考えてな」
露野勲:「じゃあ、まだぜんぜん干からびてねえな……」
風見将吾:「どーすんだよ。干からびるどころか、このままじゃ逆に目覚めちまうかもしれんぞ……」
星見塔満:「エサを与えん限りは大丈夫なはずであったがな」
星見塔満:「アレにとってこの世は夢のような物だ」
星見塔満:「目覚めれば。そうさな、辺り一帯の魂は吸われて消えるだろうな」
仁奈川伊由:「それは…超マズいじゃん」
露野勲:「アホか……! 何がエサになるんだ? 生贄か?」
星見塔満:「生贄か」
星見塔満:「確かにアレを封じる際に生贄の術は使った」
星見塔満:「しかし、生贄など捧げずともあとはある程度運用はできるはずだ」
星見塔満:「そのように術を組んだのだからな」
星見塔満:「…今、この術は誰が管理しておる?十海ではないのか?」
風見将吾:「十海、……なのか……?」
露野勲:「そうだよ、十海だろ。あいつが追加の願い事で、ここに直通の道を開けたんだ」
星見塔満:「あやつは吾輩を生贄にしよったが、それでも術の危険性自体は知っているだろう」
星見塔満:「そう無茶はせんはずだ」
仁奈川伊由:「別の人が門を広げて、術をぐちゃぐちゃにしちゃったのよ」
壱条ゆゆ:「清鷹って名前に覚えは……?」
GM:では、ここで君達は。
GM:白兵と射撃以外の好きな技能で判定してもいい。
GM:目標値は7
GM:成功すると何かに気付きます。
風見将吾:白兵と射撃……以外か~
露野勲:知覚!
仁奈川伊由:交渉でいっちゃお~~
露野勲:5dx+1
DoubleCross:(5DX10+1)→7[1,2,4,5,7]+1→8

仁奈川伊由:7dx+6交渉
DoubleCross:(7DX10+6)→10[2,7,7,7,8,9,10]+6[6]+6→22

露野勲:まあまあ…
風見将吾:7dx+5 ならオカルト! 宇宙友愛協会ワッペンとコネ:専門家を使います。
DoubleCross:(7DX10+5)→10[4,4,4,5,9,9,10]+10[10]+6[6]+5→31

仁奈川伊由:フッ…
風見将吾:宇宙!
仁奈川伊由:もっとすごい人いた
露野勲:オカルト詳しすぎ!!!
GM:つよw
風見将吾:コワすぎを全話観ておいた甲斐がありました
壱条ゆゆ:じゃあ運転
壱条ゆゆ:火車に守ってもらう
壱条ゆゆ:4dx+5
DoubleCross:(4DX10+5)→10[1,8,8,10]+2[2]+5→17

星見塔満:「清鷹、そんな名前だったな」
星見塔満:「だとすれば猶更だ。生贄の儀式の恐ろしさは解っておるだろう」
星見塔満:「あれは臆病で慎重な男だ。神に餌を与えるような愚かな事をするはずがない」
GM:皆高いな
GM:では気付きます。
GM:十海清鷹は、儀式の過度な運用の危険性は十分に理解して人形供養などのシステムを生み出すほどの徹底ぶりを見せていましたが。
GM:その危険性に関する知識を神に喰われたのではないか。
GM:という推論に達しても良いでしょう。
風見将吾:はわ……
仁奈川伊由:あららら…
風見将吾:じゃあ今のおじいちゃんは、私ならいい感じに制御できる!大丈夫!みたいな感じで核のスイッチを押そうとしてるんだ
GM:セキュリティーを内部から侵蝕している感じですね
露野勲:「……なんか……嫌な感じがするぞ。記憶を食うってことは……」
露野勲:「重要な記憶もなくなってるわけか?」
GM:記憶を喰われる前からアレな感じなのは変わりませんが
風見将吾:「そりゃあそうだろうな。WindowsのログインIDとか……」
風見将吾:「……"神"の危険性に関する認識とかな」
仁奈川伊由:「…ってことは…、ええ? 十海清鷹自身も、神様の記憶を失っちゃったってこと?」
火渡ヒロミ:「全部ってワケじゃないんでしょうね」
火渡ヒロミ:「アルツハイマーって初期症状では自覚がないのと同じ」
火渡ヒロミ:「忘れている自覚がない」
仁奈川伊由:「…ジャームになっているから、余計に自覚できないのかもしれないわね」
壱条ゆゆ:「でも、彼自身は何も願ってないと」
壱条ゆゆ:「生贄を他に押し付けていたはず」
星見塔満:「お主、願いを叶える物ノ怪というのを甘く見てはいかんな」
星見塔満:「やつらは拡大解釈の達人であるわ」
星見塔満:「何か少し思った事を善意で叶えてくるぞ」
星見塔満:「近くに居ればなおさらな」
壱条ゆゆ:「お主……」言い方に引っかかりつつも。「じゃあ、本人は警戒してるつもりでも」
壱条ゆゆ:「自分で願って、叶えられて、記憶を持っていかれてる……」
星見塔満:「関わらねば、そこまではされんはずだが」
星見塔満:「他人に押し付けるか、吾輩の蔵書でも齧ったか」
壱条ゆゆ:「そう上手い話はない……ってことね」
星見塔満:「そういう関わり方をすれば目を付けられる」
壱条ゆゆ:「ぞっとしないわね」
露野勲:「面倒だな……」
風見将吾:「決まりだな……九段先輩を助けるにしても、街を救うにしても、とにかく十海清鷹を止めなきゃならんわけだ」
露野勲:「それも重要課題だ。九段さんを助けても、みんな死んじまったら意味がない」
仁奈川伊由:「うん」頷く。「十海清鷹、今にも儀式を完遂させてやるって息巻いてたもの。急がないと」
露野勲:「……ここまで辿り着けた。向かってた場所は間違いじゃなかった。だから……」
露野勲:「なんとかなる。よな」
風見将吾:「ああ。事実、なんとかしてきたんだからな……今回もなんとかするさ」
壱条ゆゆ:「やるしかないわね」
壱条ゆゆ:「故郷から神様降臨なんて、冗談にもならない」
仁奈川伊由:「美優紀ちゃんが待ってるもの。全部済ませて、みんなで迎えに行ってあげましょ!」
仁奈川伊由:「そのためにも、十海清鷹を止めて…、星見塔湖にも気を付けて…。マユラ様を…」指折り数える。
風見将吾:「美優紀ちゃんなあ。ふふふ」
風見将吾:「最初は九段先輩のこと話すとふてくされてたのになあ。くくく」
仁奈川伊由:「うっ、うるさいな」照れる。
仁奈川伊由:「お姫様みたいに待っててって、言ったんだもの…。それよりっ。マユラ様、結局倒せるのかって…」
GM:その時、光が見えた。
GM:遠く。
GM:森の奥で。
GM:巨大な何かが発光している。
仁奈川伊由:「………」
仁奈川伊由:「あれ、みんな見える?」
ピーター・ロイド:「眩しくて、寝てもいられないな」
露野勲:「いい兆候じゃないことは確かだよな」
風見将吾:「神様が起きたのか、スーパー十海清鷹にでもなったのか。くそっ」
仁奈川伊由:「どっちにしても、行くしかないわね」
仁奈川伊由:「ああもうっ、本当、行き当たりばったり…!」
壱条ゆゆ:「眩しい……」
風見将吾:「いいじゃないか。この事件、結局最初からそんな感じだったろ。マンションに乗り込んでFHに殺されかかったり……」
風見将吾:「やってやるさ。最後の最後まで行き当たりばったりでな」 新しい煙草に火をつける。
露野勲:「俺は殺人容疑までかけられた」
露野勲:「終わらせてやる、こんな馬鹿げた事件。行方不明も、連続殺人も、何もかもだ」
火渡ヒロミ:「今更戻れないわ」
火渡ヒロミ:「その為にここまで来たのよ」
壱条ゆゆ:「私は、罪を精算する。してみせる」
壱条ゆゆ:「警官として。この町の一人として。務めを果たしてみせる」
仁奈川伊由:「…、うんっ」
仁奈川伊由:「行こう。あたし達なら、やれるよ」
仁奈川伊由:「それで…そうよ。夏祭りを、楽しい思い出にしなくっちゃ」
GM:ドクン。
GM:神の鼓動が鳴り響いた。


GM:その男は手に持った絵筆を止めた。
GM:まばゆい光に目を細める。




星見塔胡:「ようやく、夢が覚める時が来た」






次回予告

次回予告 :「私が居なければ、この街はどうなる!」
:「欲しい物を手に入れる。それだけが俺たちのルールだ」
:「ああ、子供が泣いているのなら仕方ない」
:「ずっと待っていたんだ、この時を」
:「ただいま」

月は変化する。
夢のように。

夢の中。
それは、いつでもない。
それは望んだ季節。
夢にまで見た季節。
想像するままに変化する。

夢。
それは希望であり喜びである。
しかしてそれは幻想でありこの世ならざるものだ。

私はずっと集めてきた。
この世ならざる物語を。
知られざる物語を。

誰も見た事も聞いた事もない。
夢のような話。

それが怪奇であろうとも。
それが悪夢であろうとも。
それはきっと。
とても美しい。

だからこそ人は夢に見る。
だからこそ私は夢を視る。

その地には神が棲むという。
浜辺に光り輝く羽衣を来た天女が降り立ったという。
人を喰らう獣が眠るという。
それらは全て、この地に伝わる説話である。

私は。
それを。
見たいと思った。

        星見塔胡『十海怪奇譚』後書きより

『十海怪奇譚』第麓話「胡蝶之夢の話」
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。



GM:以上で誤話は終了です。
GM:お疲れさまでした。
風見将吾:おつかれさまです!
風見将吾:うおーうおー!
露野勲:お疲れさまでした!
仁奈川伊由:ウオオッ!おつかれさまでした!ありがとうございましたっ!
GM:次回成長は50点
GM:合計320点の予定です
仁奈川伊由:急・成・長
GM:あと。
GM:多分選択しないとは思いますが。
仁奈川伊由:ムムッ
GM:シナリオ中に聞かれるのでその時に望めば固定ロイス一個をDロイスに書き換えても可です
仁奈川伊由:じゃ 邪悪そう
GM:固定ロイスの記憶は喰われちゃいますが
仁奈川伊由:邪悪だ~ッ
風見将吾:320点! 了解です!